バアル・A・ベヘモット

情報

欲望同盟【DESIRE】が幹部“七大欲”が一人にして、世界最強を謳われる36人の一角に数えられし者。
荒れた鈍色のざんばら髪、細く冷たい紅眼、唇の隙間から覗く三重に並んだ牙など、悉く人を不安・不快にさせる容貌の持ち主。その半身は漆黒の外殻に覆われており、蟲族ながら竜族さながらの外観をしている。
生きるもの皆飢えて死ぬ最悪の平行世界【飢餓世界ラスム】の出身であり、その世界では「ハヌウェレ」という名の唯一神として崇められていた。この世界でも同様に豊穣神として崇められており、その立場を利用して毎日人間を捧げさせている。
絶望した人間の血肉に無上の味を見出しており、そのためならば「生きたまま皮を引き剥がす」「母親の内臓を子供に喰わせる」「じわじわと自分が喰われていくところを見せつける」などなど、いかなる残虐行為も当然のことかのように行う。これらの行為は彼にとって人間を絶望させるための、延いては人間を美味しく食すためのプロセスでしかなく、そこに悪意や害意などの他意は一切ない。
悪意も害意もない故の純粋な悪であり、人間のことを家畜の類としか思っていない。食欲にのみ異常な執着を見せるが、それ以外の欲求に対して極端に無頓着という非生物的・機械的な性格であり、平時の尊大な態度や哲学的な思想でさえも、上述の残虐行為と同様に食欲を満たすためだけのものである。しかし感情がないというわけでもなく、侮辱されれば不機嫌になる程度はする。
かつてルシフェルによって滅亡寸前の【飢餓世界ラスム】からこの世界に助け出されており、それ故に彼に対して頭が上がらない。自分を無理矢理【DESIRE】に所属させ、半ば召使のように扱う彼を「老害」などと呼んで疎んでいるが、自らの結んだ契約の結果だと諦めており、彼をどうこうしてやろうという気持ちはない模様。

台詞

• 「人間の間には『弱肉強食』という言葉があるらしいじゃないか。」
  「我に喰われた者たちは、その弱肉側だっただけのことではないのか？」

• 「では貴様らに聞くが…今までに肉を食べたことは？魚を食べたことは？虫は？野菜は？果物は？」
  「精霊やら神やらでもない限り、生きていれば何かを食べるだろう。その『何か』が、我は人間なだけだ。」
  「貴様らは本当に、我を否定できるのか？」

• 「貴様は、ステーキに塩や胡椒を使わないのかね。」
  「…人間は絶望すると、どういうわけか美味くなるんだ。」
  「スパイスは料理の基本、そうだろう？」

• 「だから我は召使ではないと！ …はぁ、まぁいい。この関係も契約が満了するまでだからな、老害が。」
  　　ルシフェルに対して　

余談

ネーミング

「ウガリット神話：バアル・ゼブル」+「虹(フランス語)：arc-en-ciel(アルカンシェル)」×「薔薇(英語)：Rose(ローズ)」+「旧約聖書：ベヘモット」
バアル・ゼブルは暴食の悪魔ベルゼブブの原形。薔薇(虹色)の花言葉は「無限(の可能性)」であり、彼の無限の胃袋から連想したもの。ベヘモットは毎晩1000個の丘に生える草を食べ尽くす聖なる獣。

モデル

「エクソシストを堕とせない：ベルゼブブ」+「転生したらスライムだった件：ルミナス・バレンタイン」+「メイドインアビス：ボンドルド」

コメント

来訪者数

Tag: 蟲族 異世界人 喰属性 炎属性 腐属性 蒸気属性 悪属性 DESIRE 霊峰聖教国パルミユーラ 飢餓世界ラスム 冠世三十六皇 いずな2