終末鳥/Apocalypse Bird

Last-modified: 2024-02-11 (日) 20:46:58
「むかしむかし、木々のたくさん生えた温かい森に、3羽の鳥がいました。鳥たちは森の中で幸せに暮らしていました。名前はありませんでしたが、3羽は大鳥、小鳥、長鳥と呼ばれていました。」

情報

異名黒い森を守る者(厄災)
最強幻想体最強(アブノーマリティ・レコード)
性別
性格過信
人称僕たち/君
年齢*1
生年月日
体格測定不可
容姿IMG_5350.jpeg
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好き黒い森に住む皆
得意黒い森を守ること
嫌い裏切り者、黒い森を脅かす悪者
苦手
出身黒い森
住所黒い森
所属
属性RED(物理) WHITE(精神) BLACK(侵食) PALE()
種族幻想体(アブノーマリティ)

戦闘情報

概要

戦闘型:広域殲滅型
黒い森に住むとある3羽の鳥たちが自分らの故郷を守るべく、合体した姿。
大きなくちばしは万物を喰らい、無数の目は全ての生き物を監視し、長い腕は平等な判決を下す。
あまりに森が広すぎて守り切れないと彼らは考えたが、彼ら以外に森を守れる者はいなかった。
終末鳥が現れたとき、森には暗闇が訪れ、大混乱が生じ、森の生き物たちは逃げまどった。

守ろうとした森に残ったものは終末鳥だけだった。太陽も月も消え失せ、予言のとおりになった。

ステータス

Lv不明
HP不明
MP不明
SP不明
PHY不明
MEN不明
PER不明
RES不明
AGI不明
DEX不明
LUC不明

↑現状、測定ができていない。

通常(コモン)

  • 《不死者》
  • 《万物捕食》
  • 《身体支配》
  • 《存在探知》
  • 《天空眼》
  • 《千里眼》
  • 《完全結界》
  • 《空間遊走》
  • 《破壊》
    etc.
    レベルはどれも不明。いまでも成長していると考えられる

独自能力(オリジナルスキル)

小さなくちばし(全てを喰らう嘴)

  • 全てを喰らい、飲み込むことができる。
    大きな目(全てを監視する目)
  • 全ての生物を常に監視することができる。
    長い腕(全ての者に公平な審判を下す腕)
  • 全ての生き物に平等な審判を下すことができる。
    罪が重ければ即死刑にできる。

魔法&技法

  • 《くちばし》
    腹部から大きなくちばしを広げ、対象を捕食する。
    「立ち向かうな。飲み込まれて終わりだ。」
  • 《輝く目》
    翼に付いている数多の目。視界に入るだけで魅了される。
    また、その目からは無数の追尾型レーザーを放つことができる。一つでも当たれば、対象の視覚は完全に失うだろう。
    「決して見るな。明かりのある場所へ行け。」
  • 《公平な審判》
    天秤を召喚し、対象に審判を下す。
    「信じるな。あの天秤は片方だけにか傾かない不平等なものだった。」
  • 《すべての平和のため》
    腕を地面に叩きつけ、超広範囲の攻撃与える。
    「何が平和のためだ。コイツのせいで何人の職員が死んだと思う?」

↑これらの技に、無効や適応は通じない。

耐性

RED WHITE BLACK PALEすべて免疫(無効)

関係

「とっても仲良し。誰も傷つけたくない。」

黒い森に住むみんな

台詞

  • 「人々は大昔から罪を犯してきた。なぜ彼らはそのようなことをするのだろう?それが悪いことだと知っているのに。」
      罰を与える小鳥(罰鳥)
  • 「怪物より先に生き物たちを殺せば、殺される生き物はいなくなるじゃないか!」
      監視の目を持つ大鳥(大鳥)
  • 許しのない世界に生きる我らの魂を御納め、御救いください。」
      公平な審判を下す長鳥(審判鳥)
  • 「何あの人怖い…僕たちの能力無視して鎮圧してくるんだけど…」
      怖い人に対して

終末鳥に関する記事

黒い森の物語

むかしむかし、木々のたくさん生えた温かい森に、3羽の鳥がいました。

鳥たちは森の中で幸せに暮らしていました。

名前はありませんでしたが、3羽は大鳥小鳥長鳥と呼ばれていました。

たくさんの生き物たちが森の中で仲良く幸せに暮らしていました。

3羽の鳥たちもこのまま森がずっと居心地のよい場所であり続けてほしいと思っていました。

そうしたら、森の外からやってきた生き物たちとも楽しく暮らすことができるはずだと。

雲一つなく陽気なある日の昼下がり、森に見慣れぬものがやってきました。

彼は旅人であり、開拓者であり、予言者でもありましたが、同時にそのどれでもないものでした。

彼は森に入りたがっていましたが、鳥たちは怪しい彼を森の中に入れませんでした。

すると、怒った彼は森を去りながら鳥たちに言いました。

『やがてこの森に悲劇が訪れるだろう。森は悪行と罪に染まり、争いが絶えぬだろう。悲劇が終わるときは恐ろしい怪物が森に現れ、すべてを飲み込んだ時だ。二度と森に太陽と月は昇らぬ。森は決して元の姿になることはないだろう。』

この予言を聞いた鳥たちはひどく悩みました。

彼の言う通り森で争いが絶えず、怪物が現れて森の仲間を傷つけてしまったらどうしよう?

そう思った3羽の鳥たちは自分たちが森の番人になることにしました。

森を誰よりも愛しているので、森にいる仲間たちを守り、森の平和も守ろうと思ったからです。

目がたくさんあった大鳥は、森に怪物がいないか監視することにしました。

大鳥の目は、遠くまで見渡すことも、他の仲間には見えないものを見ることもできたからです。

すると、誰かが言いました。

『でも、みんなが寝ている暗い夜に怪物が出たらどうしよう?』

それを聞いた大鳥は心配になり、自分の羽を全部使い、永遠に消えないランプを作りました。

これで森の仲間たちは昼も夜も大鳥の監視を受けながら暮らすことになりました。

高鳥は森の平和のために、森に入ってくる者の罪の重さを量ることにしました。

高鳥の天秤は、どんな罪でも公正かつ正確に、その重さを量ることができたからです。

すると、誰かが言いました。

でも、いつか天秤がどっちにも傾かなくなったらどうしよう?』

それを聞いた高鳥は心配になり、必ず審判が下るよう、片方にのみ傾く天秤を持つことにしました。

小鳥は自分のくちばしを使って、悪いことをした森の仲間に罰を与えることにしました。

すると、誰かが言いました。

『でも、君のくちばしは小さいから全然痛くないよ!』

それを聞いた小鳥は心配になり、くちばしを広く裂き、どんな生き物も丸飲みできるようにしました。

鳥たちが森を守ろうと頑張ると、森の悪い噂が広まり始めました。

『大鳥がいつも監視して自由がない!』

『高鳥の天秤は全然正しくない。』

『小鳥の罰は怖すぎる。』

噂が広がると誰も森に近づかなくなりました。

森を守ろうと一生懸命頑張っているのに、わかってくれないことに鳥たちは怒りました。

たくさんいた仲間たちは減っていき、森は不満だらけで、言い争いが絶えませんでした。

森を平和にしようと、鳥たちはもっと一生懸命頑張りました。

『ここは広すぎて僕たちだけじゃ森を守れないよ』

『でも、僕たち以外に森を守れる生き物はいないよ』

『僕たちが力を合わせればもっと強くなれるはずだ!』

どこまでも見通せる目を持つ大鳥、どんな罪でも裁ける高鳥、どんな物でも飲み込める小鳥。

3羽が1つになった瞬間、森に暗闇が訪れました。

鳥の姿を見た生き物たちは、恐怖のあまり悲鳴を上げて逃げ始め、森は大混乱に陥りました。

森中が恐怖の喧騒で混沌としている中、誰かが逃げながら叫びました。

『あそこに怪物がいる!この森には怪物が住んでいるんだ!』

怪物だって? 一つになった3羽の鳥たちは慌てて周りを見渡しますが、怪物はいませんでした。

3羽の鳥たちは怪物が森に入ってきたら大変だと思い、森を歩きながら怪物を探し始めました。

森中を探し回りましたが何もありませんでした。怪物も、他の生き物も、太陽も月も。

残ったのは一つになった3羽の鳥たちと暗い森だけでした。

それから森には冷え冷えとした真っ暗な夜だけが続くようになりました。

そして、誰もいない黒い森には恐ろしい怪物が住んでいると噂されるようになりました.......

生存者の証言

社内の全照明が突如おかしくなりました。

停電とかじゃないんです。電灯は点滅を繰り返すし、小さなライターの火も点かなかったんです。

そうこうしていると暖かい光が漏れてきました。まるで夕日か朝日のような光でした。

だけどこの会社にそんな日光は入るはずないんです。だから全員、息を殺してその光を見ていました。

急な暗闇と、完全に異様な光にみんな恐怖しました。

これまで惨たらしく死んだ人間を見てきましたが、それより遥かに身がすくむ光景でした。

未知なるものに対する恐怖そのものでした。

(中略)

...何かが近づいて来ていました。

夜空の星に似た眩い光が近づいて来ました。大鳥の目のようでしたが、大鳥ではありませんでした。
長く細い腕で床をひっかくようなような音が聞こえました。

誰かが呟きました。「まだあそこに一人残ってる...」

近づく謎の怪物から逃げ遅れた職員が1名そこにいました。

彼は腰が抜けてしまったようで、その場に転がり込んでいました。

悲鳴を上げることもできないほどに怯え、上手く動かない足で必死にもがく様子は空しいものでした。

その職員を助けるとか、大声で怪物の注意を引こうとか、蛮勇を振るう職員は誰一人いませんでした。

全員がこれから起きるだろう惨劇に注視していました。

怪物が一歩踏みしめるごとに信じられないほどに社内が揺れました。

非常にゆっくりと歩いていましたが、決して遅くはありませんでした。

瞬く間に逃げ遅れた彼は怪物の口に丸飲みされ、それを皮切りに全員が混乱して悲鳴を上げ始ました。

数多くの鎮圧作業を成功させてきましたが、その日私は初めてこの会社に入ったことを後悔しました。

私はここから生きて外に出ることはないと覚悟しました。

鎮圧する意思も出ないほどのとてつもない無力感に全員が呑まれました。

おそらく、この事件について証言できるレベルで生き残った職員は私しかいないでしょう。

恐らく会社は新人職員にこの怪物のことを教えないと思いますが、後進のためにこの証言を残します。

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Tag: 幻想体 Lobotomy Corporation


*1 恐らく不老だと考えられる。
*2 バカにしてませんので許してください。