用語集/登場人物/ま行

Last-modified: 2018-11-17 (土) 14:51:05

当項目は『天頂-TEPPEN-』の「ゲーム内の正式名称」・「登場人物」・「俗称」を解説するページです。
性質上、ネタバレ前提ですのでゲームのストーリー・イベント未プレイの方はご注意ください。


★注意★
項目の追加及び内容修正に関して、以下の注意事項を守ってください。

  • 登場人物や団体、作品を誹謗中傷するような記載は避けてください。
  • 主観的な感想は最低限にとどめ、あくまで用語の解説に努めてください。


目次

ま行

前田陽一

イベント「新人秘書と歪んだ願望」の登場人物。
元・ミシズ建設の役員だったが派閥争いの結果追い出される形で退職している。
その後は不動産の総合コンサルタントを立ち上げており、退職時にミシズ建設から持ち出した内部資料を悪用してリフォーム詐欺に加担していると噂されている。
サクアサ町長選挙に出馬している鞍本亮二とは同じ高校の同級生。

星山梨々花の祖父母宅に法外なリフォーム代を請求したアラタリフォームとも顧問契約をしている。

  • アラタリフォームは前田陽一からの情報によりミシズ建設が建設した住宅に狙いを定めリフォームしており、その上で自らの手で住宅に傷を損傷させリフォーム代を上乗せさせる悪事も行っていた。

鞍本亮二と喫茶店で会っている姿を鎌田いぶきに撮影されており、その関係が黒龍に疑われている。

黒龍は「鞍本と共謀してミシズ建設を脅迫してサクアサモールの手抜き工事をさせていた」と予想していたが、
黒龍とミシズ建設で面会した代表取締役の美静直隆によると、内部資料を持ち出しリフォーム詐欺を実行していたのは事実であるものの、
サクアサモール建設計画が決定する前に前田は退職しており、サクアサモール計画変更には関わっていないことが明らかになっている。

真壁

イベント「みどりの畑と研究成果」に登場する人物。
畑家みどりらが通う学園の准教授で、園芸部の顧問。
研究室には園芸部の部長・副部長であった高宮喜子林浩然が所属している。

顧問教師だけあって園芸に関する知識は深く、みどりが移し替えた茎の折れたトマトが回復しないことについて相談を受けると処置策として癒合剤を使って見てはどうかと提案している。

実はギャンブルによる借金を返すべく大陸からの留学生(林とは別人)の紹介を受けて薬物や教え子の身柄を売り渡して稼いでいた。
高宮についても(就職活動で不在がちの林に代わって)研究を手伝う一方で、研究成果となる毒性を抑えたチョウセンアサガオの種を奪うと高宮をもチョウセンアサガオを使った薬物の実験台にした上で人身売買組織に身柄を売り渡していた。
さらに、売り渡した教え子を実験台呼ばわりするなど、マッドサイエンティスト然とした態度を見せている。

チョウセンアサガオの種に気づいたみどりが早乙女まどかと共に自身の元を訪れると、二人を騙した上で薬物で眠らせ、同様に売り飛ばそうとしたのだが、
二人を一時監禁していた旧研究棟へ伊達組(と宮部未央ジュリア服部)に乗り込まれると、黒龍によって「死んだほうがマシと思えるくらいの苦痛」を感じるほどの暴行を受け、最後には顔が変形してしまったという。

真柄甚助

イベント「龍宮流 お家騒動」にて登場した裏龍宮流合戦柔術の使い手を名乗る謎の男。
宮本総司の手引でKASSENの会場に現れ、宮本を追って来た龍宮ともえと相対、撃破した。

本人の弁によると、十年以上前にチベットで龍宮正義に出会い、圧倒的な武術に触れたことで彼に師事したという。
正義に師事してからは共に世界を回ってから別れたというが、現在の行方には興味がなく「今となってはつまらない男」と評している。

また、戸籍も存在しないが真柄組という暴力団を結成し、殺し屋集団として暗躍していたという。
さらに裏龍宮流が裏に潜るための障壁であるとして、龍宮流宗家の血筋であるともえと彼女の母を消そうとしたが、内山刀花黒龍によって阻まれた。
本人は逃げ延びたものの、神武斗町でぶつかったセンセイに倒され、ゴミ捨て場で警察に発見され逮捕されたという。

  • この時、センセイとはお互いに面識があったようだが、その点について詳細は語られていない。

槇村千鶴

イベント「熱血指揮者と追懐のメロディ」に登場する人物。
小沢響子の友人。響子からは「マッキー」とあだ名で呼ばれている。
勤めていたMANOTECが倒産したことで失業した響子と呑み、彼女の愚痴に対する聞き役となっていた。
そんな中、会話を聞いていた黒龍が現れると明らかにヤクザと思われる男が出てきたことで明らかに怯えてはいたものの、泥酔していた響子に代わって神武斗交響楽団の指揮者を探している話は覚えており、翌日になって響子にその事実を伝えている。
とはいえやはり黒龍のことは警戒していたようで、話を聞いてうろたえる響子に「連絡が取れなくなったら警察に事情を話しておく」と微妙にフォローになっていないようなフォローをしている。

真柴誠二

イベント「ProjectV Vアクターへの道」に登場する人物。クジゴジ技研の社長。
会社で新しい展開を始めようとVアクターを始めたはいいが、肝心の外注に依頼した3Dモデルの低さから客先の信用をなくし、経営を傾けてしまっていた。

黒龍がクジゴジ技研の技術力に目をつけ、フロント企業にするべく立て直しのためのアドバイスに訪れると上述の事情を説明している。

マジンおじさん

イベント「思い出の車に残された謎」にて登場したヘンタイおじさん。
イチモツで闘う変態ぶりを見せつけ、もともと人見知りでもある早房岬を恐怖させた。

マスク・ダ・ガマ

イベント「龍宮流 お家騒動」にて登場した人物。
KASSENに出場していた選手の一人で、龍宮ともえの一回戦の対戦相手。
実力的に大したことはなく、不利になるや凶器まで持ちだしたものの、ともえに「金烏玉兎」という技をかけられアッサリ敗北する。

実は金城健に切り捨てられた喧嘩人稲垣一真柄組宮本総司と共に大会を潰すため潜り込んでいた一人。
その容姿はジェフ・ローデスがマスクをかぶった姿に見えるものの、金城からは「喧嘩人のデブ」と呼ばれており別人であることが明らかになっている。

松尾政義

エピソード9「真実と覚悟」に登場する人物。
毎回新聞の記者で服部佐介鎌田いぶきらの同僚。

軽い性格をしているが記者としての実力は高く、政治部のエースとして活躍していた。ただし、何度も訴えられるなど強引な取材をしている様子も伺える。
神武斗町で飲んだ帰りに何者かによって、行きずりの強盗殺人を偽装する形で殺害されてしまう。
取材の過程で志田朝美殺人事件について調査を進めていたことが、彼の殺人事件について捜査を担当した権堂剛榎本勇子、そして二人を手伝っていたいぶきの手によって明らかとなっている。
朝美は国生征志の愛人であったことから、恐らく取材対象も国生に関するスキャンダルであったと思われる。

マツさん

イベント「宮部未央は探偵である」にて初登場。

神武斗公園をねぐらにしているホームレス。黒龍伊達昌三とは古馴染。
もとは会社経営者。

黒龍のことを「伊達の坊主」、昌三のことを「伊達のとっつぁん」と呼んでいる。

多数の猫を可愛がっており、猫探しのプロでもあるらしく、私立探偵である宮部未央にもその腕前を信頼されている。

神武斗友愛会」という怪しげなNPO(とは名ばかりの悪質な貧困ビジネスを行う犯罪集団)によって公園から連れ出され、
反抗的な態度を取ったことから始末されそうになるがすんでのところで宮部未央たちに救出される。
救出されたのちは神武斗町外の警察署に駆け込み自分たちが受けた犯罪被害を告発、無事に猫たちの元へ帰ることができた。

どうやら神武斗公園に屯するホームレスたちのまとめ役として人望もあるようで、
イベント「試みよ!ヤマトナデシコ」では周辺のホームレスたちのネットワークを駆使して情報を集め、黒龍に佐久間バッテリー爆破事件の容疑者である楊浩宇の目撃情報を提供し、
エピソード6「反目の計略」では新海守の仇討ちのため敵の詐欺グループに潜入すべくホームレスになりすますことになった塩森健太郎の身柄を黒龍から預かるなどして伊達組に協力している。

松永絢香

【概要】
イベント「狙われたアイドル」にて初登場。
リリカルプロダクション所属の現役アイドル。
七尾成実が主宰する劇団セブンステイルの研修生でもある。
神武斗町の出身で、野田英治が神武斗町内における彼女のイベントプロデュースに一躍買うことになる。

可憐な見た目だが上昇志向が強く、ストイックで強気な一面も。
何度か危ないところを黒龍に救われているが、その度に黒龍に対して強がりを繰り返す。
また英治と黒龍に関わりがあること自体は知っているが、「狙われたアイドル」の時点では詳しい関係は知らなかったと思われる。
その後は後輩・連城美海に対して「この人、野田さんの上司みたいな人だから」と紹介しているあたり、二人の関係を正確に把握したようだ。

【ストーリーでの活躍】
イベント「伊達組 南国に行く」では、グラビアの仕事も入ってきて海外ロケを行えるほどまで出世している。
なお、その際彼女も黒龍とメアドを交換していることが判明し、(恋人・木曽根翔子への義理でメアド交換をしなかった)英治を絶望のどん底に突き落とした。

イベント「闇に抗うアイドル」の時点では活動の幅を大きく広げる一方、後輩・連城美海の実力をいち早く確信して理解者となり、先輩らしく彼女の躍進のために世話を焼く。
そして自身も苦しめられた津軽拓哉の悪意の前に打ちひしがれそうになる美海を(自らも飛び火を受けながら)必死に励ます。

実力に加えて後輩を思いやる面倒見の良さも身に付け、七尾成実並みの大躍進を遂げる日をめざして今後も大いに期待される。

イベント「バレンタインエール」では、ジンシュク大通りで開催されたバレンタインイベントで特別審査員を務めており、会場には英治をはじめとする彼女のファンたちも多く押し寄せていた。
司会を務める山田来夢がトラブルにより遅れていたことでイベントの開催ができずギャラリーの不満が高まっていたところにミニライブを開いて時間を稼ぐという機転を利かせている。

イベント「真夏の神武斗町」では、最近オープンしたというプールで美海と共にライブとのど自慢の司会を務める。
また、この頃には女優としても活躍の場を広げていることが語られている。

松林悦子

イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」の登場人物。
松林菜々美の母。

夫の松林源一郎とも普段は仲が良く、息子の松林正樹と娘の松林菜々美にも慕われている「良妻賢母」と言える人物。
しかし、源一郎が徳川埋蔵金を探すことに関しては「徳川埋蔵金なんてあるわけない」と一貫して反対しており、夫婦仲に亀裂が走っていることから菜々美に心配されている。

元々徳川埋蔵金探しに理解がなかったことに加え、結婚して25年間一度も忘れなかった結婚記念日を源一郎が忘れてしまったことが決定的となり、正樹と菜々美を連れて実家に帰ってしまう。
しかし源一郎を本気で見捨てたわけではなく菜々美に家の様子を見に来させており、それが源一郎が本当に大事なものを気づかせるきっかけになっている。
その後は源一郎の誠意を感じたこともあり夫婦喧嘩も収まり、家にも戻ってきたかと思われる。

松林源一郎

イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」の登場人物。
元会社経営者であったが現在は投資家をしている。松林菜々美の父。
三年前、起業の際に雨宮佐和に占いで助言をしてもらったことがあり、佐和とは知り合い。

本気を出さずとも挫折をせず社会的に成功を収めるほどの才覚と運の持ち主で、
一癖も二癖もある娘の菜々美と息子の松林正樹を全肯定したりと、物分りの良すぎる節があるものの理知的で聡明さを感じさせる正に非の打ち所のない人物。
しかしあまりに順風満帆の人生を送ってしまったためか、本気で夢中になれることがなかったことに気付いてしまい、
考えぬいた挙句に自分の好きな歴史文化に貢献するために、家族の反対を押し切って徳川埋蔵金を探すことを決意している。

イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」では以前アドバイスを受けた佐和の強い運を信じ徳川埋蔵金発見の協力を求め、中井康弘教授と組んで山の土木工事を進めている。

しかし、埋蔵金探しに夢中になってしまったために、毎年祝っていた結婚記念日も忘れてしまったことから妻の松林悦子に愛想を尽かされてしまい、息子と娘共々家を出ていかれてしまう。
しかもその矢先、中井教授がこちらにかなり不利な工事契約を結んでいたことに付け込まれ、土木会社に偽装事故を起こされ三億円請求される事態になってしまう。

夢も家庭も台無しになってしまった現状に打ちひしがれたその時に佐和に出会い、彼女から「夢を追う覚悟」について聞かされ本当に何が大切なのか考えるきっかけになったようである。
家に帰ったあと(悦子に頼まれ様子を見に)出迎えてくれた菜々美に「正樹やお前(菜々美)が生まれたことが一番嬉しかった」と真情を吐露し、自覚することができた。
その後は問題解決のために、弁護士の及川真琴や(佐和と菜々美との縁で)黒龍らの協力も得て、強引な方法であるものの土木会社からの不当な要求を受けずに済ますことに成功した。

埋蔵金探しに関しては「教授の夢であって、私の夢じゃない」と手を引く決断はしたものの、家族をないがしろにしないことを前提に「誰かの夢に投資したい」という夢は諦めないとのこと。
本来は家族思いの源一郎の誠意もあり、悦子に許してもらい夫婦喧嘩も無事に収めることができたようである。
後日、女性冒険家である塚原(恐らくは塚原つばさ)という人物のプロジェクトに対して投資を考えていると黒龍に打ち明けている。

松林菜々美

【概要】
イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」にて初登場。
早川まなみと同じ学園に通う自称「普通の学生」
普段は普通の女学生だが、戦国時代や武将の話になると饒舌となる。
歴史が好きな点は方向性が異なるものの父・松林源一郎の影響かと思われる。

いわゆる隠れ腐女子で戦国時代の武将を絡ませた耽美小説を執筆してネット上に公開しており、熱心な固定ファン(榎本勇子)も付いている模様。
好きなことになると周りが見えなくなるタイプで、宇喜多家の子孫だと勘違いして宇喜多組ユースケに絡み、逆上されたところを黒龍に助けられている。
埋蔵金を探そうとする父が原因で家族仲が悪くなっていることを憂い、行動を起こしたりと根は家族思いのいい子。

【ストーリーでの活躍】
イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」では、まなみの話から父の埋蔵金探しが詐欺である可能性も考慮していたところ、偶然神武斗町で再会した黒龍に相談を持ちかけている。
そして黒龍の伝手もあり、源一郎から相談を受けていた雨宮佐和と詐欺の専門家といえる紫藤凛の協力を得ている。

その後、埋蔵金探しに夢中になり、家族をないがしろにしていた父の態度に憤慨した母・松林悦子と共に家を出てしまっているが、悦子の気遣いもあり一旦父の様子に見に家へ戻っている。
本当に大切なことに気付いた源一郎に対し「いいんじゃないかな?お父さんも完璧じゃないんだし…」とその気持ちを受け入れている父思いの面を見せている。
黒龍を始めとした様々な人物の協力を得て解決したあとは「兄弟と父親と振り回される真田信幸の気持ちが分かった」としながらも夫婦喧嘩をする前の家族に戻ったことに安堵している。

イベント「鬼庭組と呉服屋騒動」にて再登場。
佐縁馬俶子の着物に入っていた家紋が、ネットで見かけた家紋と違うという薬師丸美幸の話を聞いた黒龍から佐縁馬家のことを聞かれると、
珍しい名字の一つとして佐縁馬家のことを調べていたことから俶子の家紋は本家のものではないかという推測と共に、その地元である佐縁馬町で起こった殺人事件のことも黒龍に伝えている。

松林正樹

イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」の登場人物。
デイトレーダー。松林菜々美の兄。

高校時代から引きこもっているもののデイトレードの才能があり、若くして数十億の資産を築き上げている。ある意味で父・松林源一郎と引けをとらない才覚の持ち主。
また、ゼニスオンラインのヘビーユーザーでもあり、本人曰く七英雄の一人だという。
家族に対してひねくれた態度が目立つものの、妹の腐妄想にトラウマがあるらしく(過去にそれで縁を切られた友人がいるとのこと)菜々美に「妄想の餌食にする」と恫喝され、父と母・松林悦子の仲を取り持つよう渋々説得に乗り出す。
しかし源一郎と同じく現状にどこか満足していないことを付け込まれ、源一郎に「歴史に名を残せる」と逆に口車に乗せられ(当初はやめるよう説得していたにも関わらず)徳川埋蔵金発見に協力している。

前述のとおり徳川埋蔵金発見の為に投資するも、協力者の中井康弘教授の話を聞くうちに「うさん臭い」とは思いつつも、
教授の言動と、貯めた金で自然を切り崩すことが面白いらしくやめるつもりがないらしい。
また、そこでの会話では(父の影響からか)歴史には人並み以上に詳しい様子が窺える。

しばらくして父が徳川埋蔵金発掘にかまけて、結婚記念日を忘れていたことから母と修羅場が繰り広げられた様子を傍観して楽しんでいたものの、
その息子の表情を見た母に咎められ「すいません……」と落ち込んだ様子で謝罪している。
そして「俺も親父も飯が作れない」という理由で母と共に家を出て行く決断をし、同時に埋蔵金探しもあっさり放棄している。

その後、事件が解決し、夫婦喧嘩も収まったことから彼も松林家に帰ってきたものと思われる。

間宮千恵

【概要】
イベント「ガールズプラトゥーン」が初登場。
現役でいわゆる中二病患者のキャビンアテンダント(CA)。担当は国際線。特徴であるオッドアイは、その中二病な言動からカラコンの疑いがあるが明言はされていない。
普段は中二病な発言を繰り返しているのだが、テンパると素に戻ってへたれることがある。(カワイイ)

【ストーリーでの活躍】
イベント「ガールズプラトゥーン」ではジュリア服部が日本に戻るための飛行機でCAをしていた。
立って歩いていたジュリアが着席するよう注意するために彼女に声をかけたのだが、女優としてドラマに出演していたジュリアのファンだったことからつい話に花を咲かせてしまい、他のCAに怒られている。

イベント「エピソード0 刀花と千早」にて再登場。
綾峰女学院卒業で、実は内山刀花片倉千早の同級生(しかも同じクラス)であったことが明らかにされた。
ガイアの使徒、アカシックリーダーの一人であるアカシック・ノワールを自称するなど中二病は全開であり、ゴスロリに改造された制服を着用している。(校則はどうなっているのか?)
素の性格はいたって素直で社交的らしく、イタイ言動を周りから呆れられつつも友達は多いようだ。

転校した刀花(アカシック・ルージュ)に早々、中二病全開の会話をした結果「自分を追ってきた組織の刺客」勘違いされ絞め落とされてしまい、
そこから目覚めた際には刀花が千早(アカシック・ゲルプ)を尋問している際の様子がどうみても刀花に押し倒されているようにしかみえなかったことから勝手に二人が百合属性(レズビアン)と勘違いしてしまう。
ショックを受けて友人に相談した結果校内に噂を広めてしまい、件に関しては本人も反省して非礼を詫びているが、
その際に「ハッカー」などの日常離れした二人の会話を聞いて二人をアカシックリーダー(中二病の同志)だと勝手に認定して行動を共にしている。
「ハッカー」探しのための怪しい人物として三年生の藤崎かがみアカシック・ブルー)を紹介している。

最終的に国家間の暗闘に関わる事件に発展しために刀花が身を引く形で関係も一方的に解消されてしまうが、
藤崎かがみの卒業時には「アカシックリーダーは星の息吹によって繋がっている。どこにいようと思いは通じている」と語っている。

今後どこかで彼女たちと再会することが期待されたが、劇中で描かれることはなかった。

真山寛一

イベント「密室に残された暗号」の登場人物。
元・検事で現在はエピック・インカム法務顧問。真山小夜子の夫。
小夜子とは歳の差婚ですれ違いが続いており、現在は小夜子とは別居している。

別居している小夜子の浮気を疑ったことから、宮部未央に小夜子の浮気調査を依頼している。

実は会津仁樹の詐欺事件に端を発する一連の騒動の黒幕で、過去に会津が佐城友康に罪を被ってもらったことを知るとそれをネタにして、会津に(インサイダー取引の情報となる)会社の会計情報を盗み出させていた。
しかし、会津が出所して間もなくしでかした佐城の罪を被ると、会津が自身を裏切って不正の証拠を渡したのではないかと疑い、配下のチンピラに命じて会津と佐城を始末している。
また、未央に小夜子の浮気調査を依頼したのも、会津が不正の証拠を小夜子に渡すのではないかと恐れて監視するのが真の目的であった。
秋子、未央、伊達組の面々に乗り込まれて一連の証拠を突きつけられると、司法を味方につけて有罪に追い込むと恫喝する。
しかし黒龍には全く通じなかったことで狼狽えてしまい、ビルの窓から逃げようとするが、誰も反応しなかったことで動揺した拍子に手を滑らせ、頭から落下して死亡してしまった。

真山小夜子

イベント「密室に残された暗号」の登場人物。旧姓は「川上」
真山寛一の妻。会計士の会津仁樹とは大学時代同じ軽音楽サークルに所属していた同期である。

マリー・ランベール

【概要】
イベント「留学生マリーと暗殺者」にて初登場。

聖ヶ谷女学園に通う留学生のフランス人少女。学園では有栖川沙耶裏川黄泉園崎春陽とクラスメイト。
熱烈なアニオタでありゲームオタ。しかしクラスメイトの春陽曰く、その知識は「微妙に古い」らしい。

純真無垢な性格でとにかく隙だらけ(刀花曰く「ゲスに絡まれる才能がある」「3秒で5回は殺せる」ほど)だが相手に害意を持たないためか殺気を練ってもまったく気づかず、そのうえ懐に入り込んで思わず籠絡されかける。
刀花曰く「どんな達人からもマリーからは逃げられません。簡単に間合いに入ってきます。」と語るように、センセイの不意打ちを躱した黒龍さえ「(間合いに入られても)全く反応できなかった」とのこと。

本人の意図せずとも人に好かれ、庇護欲をかきたてられる性質であるため当初は周りを巻き込んでトラブルを引き起こしていたが、
イベント「学園に潜む恐怖」で友達まで巻き込み、生命の危機を救ってくれた黒龍のお説教だけはさすがに身に沁みたらしく、それ以降は素直に言うことを聞くことが多い。

なお、片倉千早は「チーちゃん」、黒龍は「ドラゴンさん」と呼んでいる。

【ストーリーでの活躍】
イベント「留学生マリーと暗殺者」ではせっかく楽しみにしていた録画済み深夜アニメをパパに消されたことに腹を立てて家出中に、神武斗町でチンピラに絡まれているところを内山刀花に助けられる。
その際、刀で相手を威圧する刀花にサムライの影を見出したのか、しつこく弟子入りを志願して付きまとうことに。
刀花を最初は「師匠」と呼んでいたが刀花が嫌がったので、最終的に「トーカちゃん」に落ち着いた。

なお刀花は「留学生マリーと暗殺者」の最後に自分が殺し屋であることを明かし、彼女が親しく近づくべき人間ではない、一緒にいてはいけないことを説明してなんとか訣別させようと試みたが、
千早の「(一人でブラブラしているから危ないのだから)神武斗町に来るときは刀花たんに連絡すればいいんじゃないの?本人が刀花たんと一緒にいたいと言っているんだし…」という一言であえなく撃沈。
おかげで刀花はそれ以降もすぐ抱きつかれる、腕を引っぱられるなどマリーには散々振り回されているうえ、彼女のお友達にまでもいつの間にやら連絡先を知られてしまう羽目になった。

イベント「学園に潜む恐怖」では黒龍とも本格的に関わりあいを持ち、ついにエンディングにて連絡先を聞きだすことに成功している。

イベント「試みよ!ヤマトナデシコ」にて、タマネギが苦手であることが判明した。
肉じゃがに入れるタマネギをみじん切りにしてしまっては、美味しくないだろう。

「伊達組、ゆく年くる年」では年末編と正月編に登場。
年末編では千早に招集され岡本みずほの助っ人として参加。
イラスト執筆の経験は無かったため指示されたトーンを渡すなど雑用係を担当する。
成人向け描写への耐性は無かったが「プロフェッショナル」として頑張った。

正月編では刀花と共に初詣に向かっていた所で黒龍と道野栞の2人と鉢合わせる。
連れ立って神武斗大明神へと出かけたことから黒龍達と共に連続幼児失踪事件の存在を知り、解決のために奔走することになる。
失踪事件の存在を把握した時点で黒龍は帰らせようとも考えたが、過去の事もあり刀花と同行させた方が逆に安全と判断。いなくなった子供を見つけた場合の保護役を言いつけた。

イベント「龍宮流お家騒動」では刀花、藤堂楓花とともに喫茶店でゲームに勤しんでいる姿が見られる。
また刀花の一番弟子?として龍宮ともえ相手に「お姉さん弟子」として拙いながらも修行に付き合っている。

イベント「黒龍、動物園へ行く」では黒龍に頼まれ、コスプレ喫茶ハニーバニーの短期アルバイトとしてリディア=ストレルコフの下で働いている。
前々からコスプレに興味があったらしく当初からノリノリで、生来の天然気味で純真無垢な性格もあり、バブみを感じる客(宇喜多組組員)や紳士なご主人様にもなかなか好評。
ハニーバニーの店長にも「これからもうちで働いてもらえないか」と思案するほどである。

イベント「真夏の神武斗町」では織部堂にも足を運ぶようになっており店主の織部ひとみと顔見知りになっている。
水泳を教えてもらうためにひとみ、栞と共に行ったプールで開催された松永絢香連城美海のライブ後に催されたのど自慢大会では、美海のファンでもあったことから参加する。
黄泉が所属している芸能事務所でもあることから歌う前にはアイドル活動に興味がありそうな様子も見せていたが、実際にスカウトされた時には流石に断っていた。

本編ではエピソード11「頂の向こう側」に登場。
刀花が国生征志を斬ることを決めた際に電話を受けてたのだが「いつもと違う」ことを千早に語っており、同じく電話を受けた千早が嫌な予感を抱くに至っている。

丸井亀夫

イベント「新人秘書と歪んだ願望」の登場人物。週刊文冬の記者。

永田桐彦事務所に「桐彦の汚職記事を掲載する」として電話して、その対応をした永田奏絵を喫茶店に呼び出している。
そこでは桐彦が誘致したショッピングモール「サクアサモール」で公表された図面と、工事を担当したミシズ建設が使っていた図面のコピーが合致しないという証拠を掴み、
「手抜き工事をして浮かせた予算を桐彦が懐に入れた」としてゆすりをかけ、証拠を買い取りに1000万を奏絵に要求している。

返事に三日の猶予を自身が提案するも連絡先の電話には一向に出ず、所属している出版社にも出勤していないとのことで現在は行方不明になっている。

サクアサモール工事計画変更の取材源は桐彦の秘書である佐藤佐次郎から匿名でリークされたものであり、佐藤はそれを記事にさせて桐彦を失脚させようと企んでいた。
しかし丸井が報道倫理が低い人物であったため、あろうことか記事にしないことを条件に奏絵にリークされたネタを売り込みにいってしまう。
そのことが奏絵を通じ佐藤の耳に入ってしまったことで、事態を重くみた佐藤に(依頼された裏の人間によって)始末されてしまった。

また、サクアサ町長選での桐彦の対抗馬である鞍本亮二にも記事のネタを売り込みにいっているが、
鞍本は週刊文冬にスキャンダルを暴露された因縁があったため門前払いをされたことも明らかになっている。

  • このことは野田英治の伝手から発覚しており、鞍本がスキャンダルのリーク先でないことの証明にもなっている。

丸山秀明

イベント「鑑識官と呪われた廃屋」に名前が登場する人物。神武斗署生活安全課に所属する警官で階級は巡査部長。45歳。
カミツレ園の地下室に榎本勇子と向かった後、手錠に拘束された刺殺体として発見されたことから榎本や、第一発見者である識名智美が容疑者として浮かび上がっている。

18年前には、当時カミツレ園にいた安形美幸が出した浅倉智美の捜索願を握りつぶし、自身が発見・保護したという偽の書類を書いている。
(この一件で園長・本山郷治の悪事の発覚は安形が左眼を潰されるまで遅れることになり、安形に怨まれる原因になっている)
しかし届出人の署名までを一人で書き上げたため、榎本が年末の書類整理でたまたまその書類を見かけると筆跡に気づいたことで問い詰められてしまう。
権堂剛も捜査の過程でその書類を見て、同様の不審感を抱いている)
そこで榎本を始末してしまおうとカミツレ園の地下に呼び出すとナイフで刺殺しようとしたが、返り討ちにあって机に手錠で拘束されてしまう。
その後、智美の後で現場に駆けつけた安形によって建物内にあった包丁で刺殺されたというのが事件の真相である。

御影千里

【概要】
イベント「過去の呪縛と新たな一歩」にて初登場。
女性月刊誌「ネクスト」のルポライターでグルメ、旅行の記事に定評がある。
職場での人付き合いは悪く、職場内では浮いているところがある。

二階堂琴乃らが通う学校のOGで、雪柳いろはとは当時の同級生。
いろは曰く、学生当時は新聞部の部長を務めており、文武両道の成績と正義感の強さで頼りにされていたのこと。
ただし、後述の過去からぶっきらぼうで冷めた性格になってしまい、いろはに対しても棘のある態度で接している。

【ストーリーでの活躍】
イベント「過去の呪縛と新たな一歩」では、漫談ブームとスキルアップとして別分野の経験が必要という編集長の方針から、いろはの取材を担当する。
取材対象が(過去に因縁のある)いろはだったからか、芸能関係は不慣れだからか、いろはについて表面的な記事しか書けず編集長にボツを喰らっている。

実は学生時代、佐倉麻理恵が学費と引き替えに理事長の甥であった教師に肉体関係を強要されていた上に、理事会も教職員も見て見ぬふりをしていたことに憤慨し、麻理恵を救いたいという一心から新聞部を挙げて理事長の甥を告発する記事を書こうとしたことがあった。
記事自体は顧問教師によって掲載を阻止されたものの、調査結果を教育委員会に告発して理事長の甥を解雇処分に追い込むことには成功したものの、噂が流れたことで麻理恵も自主退学することになってしまう。
この一件で「誰も救えなかった」ことが自身にとってのトラウマとなり、現在の冷めた性格に変貌してしまったようである。

いろはのストーカー騒動についても、当初はいろはが前科持ちのヤクザである黒龍に頼ったことを非難していた。
しかし内心気になっていたことから別編集部の女性記者に愚痴として一連の話をしたところ、自身の編集部に属する芸能NOWの記者・井原ノジマエンターテイメントに対する私怨から、ノジマによる脅迫疑惑の記事を書くためにいろはをダシにしようとしていたことを知り、かつての正義感を取り戻したかのように怒りを覚える。
井原の記事を差し止めるための相談をするために伊達組の事務所を訪れたが記事差し止めのための決定打を欠いていた事に悩んでいたところに新海守が連行してきた詐欺グループの主犯・富岡淳史の名前を聞くと芸能NOWの編集長の息子であることに気がつく。
淳史を交渉材料として井原の記事を差し止めた後、黒龍から井原の黒い交友関係について調査結果を受け取り、知り合いの芸能記者に井原とノジマに打撃を与えるような記事を書かせようとしている。

イベント「夜の蝶と学生社長」にて再登場。
ナインティ社長にして自身の後輩である九重雫を取材しており、インタビュー後に自身が学園のOGであることを伝えている。

イベント「囲碁と早苗とベータテスト」では、新進気鋭のプロ棋士である藤波早苗の取材を進めていたところ、ライバル誌が最近現れたネット棋士「ベータ」の正体を突き止める流れから早苗がAIを使ったのではないかという疑惑を確かめるため早苗に取材を申し込むべく囲碁喫茶に足を運んでいる。
早苗がベータくんをタイトル戦で使ってしまったことに罪悪感を感じていたことや、その頃には内山宗次朗と対局した後で己の弱さを自覚した後だったことから一連の真相を聞くと、今回の件は大目に見る一方で次は容赦なく記事にすると釘を差している。

本編ではエピソード11「頂の向こう側」にて登場。
国生征志と昵懇の関係にある出版社が伊達組に関する悪評を書いた週刊誌の記事を見ると、これが捏造であることを記事にしようとするが、
世間にとってヤクザは絶対悪であり、彼らを擁護する記事を出せば(それがたとえ事実でも)編集部や出版社の体質を問われることになる
として編集長にボツとされている。
しかし急激に変わる神武斗町の状況から「風向きが変わりやすく、そうなれば記事にできるかもしれない」ということで取材は許可されている。

後日、国生が自殺し羽柴会との黒い関係も明かされることで実際に風向きが変わると、国生と件の出版社の不適切な関係について記事にしており、各所が対応に追われる状態になったという。
足利宗光はその記事のできの良さを褒めた上で黒龍の指示によるものではないかとも勘ぐっている。
(実際は伊達組の悪評記事が出てから自身が記事を書くまで黒龍との接触は無く、足利の勘違いだったわけだが)

三上

イベント「新人秘書と歪んだ願望」の登場人物。フルネームは不明。
ミシズ建設の営業部社員。

永田奏絵の協力により、鞍本亮二の代理人としてミシズ建設に訪れた黒龍の応対をしている。
黒龍の目的は、アラタリフォームを介して手に入れたミシズ建設の内部資料が本物であるかの確認を取ることであり、
その内部資料を見せられた際には、自らが取り次ぐ形で代表取締役である美静直隆を黒龍に面会させている。

ミサイル堀部

イベント「龍宮流 お家騒動」の登場人物。
地下格闘技大会KASSENに出場していた選手の一人で、塩森健太郎の一回戦の対戦相手。
上泉怜王を「怜王さん」と敬称付きで呼んでいることから拳魂の所属と思われる。

塩森との試合では序盤に攻勢をかけて優位に立っていたものの「ワンパンだ」と塩森がKO予告した直後、カウンターの一撃でノックアウトされてしまう。

三坂

エピソード9「真実と覚悟」に登場する人物。
料亭『菊池』で仲居として働いているアルバイト。菊池美帆が指導役を務めている。
また、俳優・坂巻翔太郎の大ファン。

普段は軽い口調で喋るが、キャリアの差とは言え年下である美帆の指導に嫌な顔ひとつせず従い、仕事そのものについては真面目な性格。
ただし軽率なところがあり、関根から坂巻が来店することを聞くと鍵付きアカウントであることをいいことにスイッターで坂巻の来店を写真付きで呟いてしまう。
この呟きがフォロワーの関根に捨てアカウント盗用されてしまい、炎上騒ぎの発端となってしまっている。
さらに脅迫電話を受けてしまい、店を欠勤して閉じこもってしまうが、美帆の説得に応じて事の真相を話している。
騒動の後、炎上騒ぎの原因を作ってしまったことに責任を感じ、店を辞めている。

美静直隆

イベント「新人秘書と歪んだ願望」の登場人物。ミシズ建設の代表取締役。
前田陽一が持ち出した内部資料を手にして訪れた黒龍に対して、営業部の三上に代わって自ら応対し、
アラタリフォームの詐欺については被害者全員への補償を約束するなど誠実な人物。

サクアサモールの建設については、当時開発していた新建材の実用化に目途が付いたことにより、新建材を用いた工事に変更するというものであった。
しかし永田桐彦の秘書・佐藤佐次郎から「安全性に問題がないなら再説明の必要はない」と言われていたため、計画と実際の工事の相違については黙っていた。

御手洗流助

タレント冒険家である蛾王院翔馬の本名。
過去に塚原つばさの冒険隊とトラブルがあった時期は本名の「御手洗流助」で活動していたようであるが、
そこでなにかあったのか本人はその名で呼ばれることを恐れている。

みたらしおじさん

イベント「みどりの畑と研究成果」にて登場したヘンタイおじさん。
尻にみたらし団子を突っ込む変態プレイを要求していた。

イベント「ソフィアとギャングの珍道中」ではマルチェロ一家コンシリエーレに雇われて、掟を破ったリオネロを自身らの仲間入りするようウィンドミルおじさんこんにちはおじさん闇を照らすおじさんと共に教育を施している。

道野 栞

【概要】
神武斗町でチンピラに絡まれている所を助けられて以来、ずっと黒龍の事を慕っている。
普段は神武斗町の喫茶店でアルバイトをしていて、暇を見つけては事務所に顔を出している。

立場としては、黒龍の妹分ともいうべき少女。
幼い頃に上記の形で黒龍に助けられ、以降住む場所から働き口まで世話してもらい黒龍を「お兄ちゃん」と呼んで深く慕うようになる。
黒龍の服役中も組長・鮫島健介をはじめとする伊達組の面々から温かく見守られながら、黒龍の帰りを待っていた。

  • しかし黒龍が出所したその夜にいきなり抱かれる、黒龍が悪夢から目覚めて安堵したあと間髪置かずにベットに引きずり込まれるなど、その関係はもはや妹分という言葉だけでは片付かない。
  • なお彼女のHシーンは密会ではなくシナリオ(1-1-1)に組み込まれているのだが、選択肢によって抱かない選択も可能である(一般版ではもちろん抱かない側になる)

もともとは単にナビゲートのためだけのキャラとして登場したもので、名前にもその片鱗が窺われる。
カタギの少女であるが、黒龍やその客分ためなら時には体を張る度胸の持ち主である。
黒龍も彼女の言葉と度胸で人を治める力をすごいと感じている程。

また、ストーリーを見るに伊達組と接点を持った人達とは積極的に接触し交流している節がある。
イベント「道野栞のウェディング・ロード」だけでもジュリア服部村瀬優月宮川くるみ伊藤愛華リディア=ストレルコフと顔馴染みであったことが明かされている。

さらに後のイベント「真夏の神武斗町」では織部ひとみとも接点があったと判明している。
ひとみとはクリスマスイベント(イベント「伊達組 ゆく年くる年」)の時のビンゴ大会の景品提供に際して出会ったことに言及されている。

【ストーリーでの活躍】
多数登場する女性キャラの陰に隠れがちであるが、イベント「伊達組 南国に行く」ではそんなライバルたちを押しのけて黒龍と相部屋であったり存在感を発揮している。
しかしながら水着を忘れてきてしまい、忘れられない夏の思い出を残した。

その後「片倉千早のネトゲ結婚計画」にも、冒頭で千早の見た夢の中で(黒龍に変装した状態で)登場している。

イベント「伊達組 ゆく年くる年 正月編」では過労で倒れた黒龍を休ませ、その間に的確な指示を行った。
彼女の言動が事件解決に一役買ったと言って差し支えない。
一見すると普通の少女に見えるが、宇喜多組の前でも堂々としていられる彼女は既に立派な極道の女である。
直接自分の武力で物事を解決する事は出来ないが、その台詞には、いっそ女版の黒龍かと思えるほど強い意志と覚悟を感じられた。
また、このイベントで、黒龍の現状(モテすぎな部分)に関する栞の意見が聞ける。

  • ちなみに刀花からは、すっかり黒龍の実妹と勘違いされている。

イベント「天災博士の異常な日常」では鬼庭組との関係強化の一環として岩城静馬と連日飲み歩いている黒龍とそれに反発するほかの組員との関係悪化を危惧して、
仲直りさせるためにあの手この手と策を講じる。

その過程で雨宮佐和とのあいだに交流が生まれていたことが明らかになったり、千早が栞の機転と気遣いに「ボクの真の敵は栞たん」と意識したりするなど、
その極道の女ぶりと人使いの巧みさには一層の磨きが掛かっている。
また栞自身も「妹分としてどうにかしないと」と明言しており、黒龍たちとはまた別のやり方で伊達組を守るという意志の強さを感じさせる。

人気投票上位入賞の報酬として実装された自身初の冠イベント「道野栞のウェディング・ロード」では主役として活躍。
黒龍からカオリの保護を頼まれ彼女と行動を共にすることに。
また、エンゲージステーションのブライダル事業成功のため黒龍から協力を求められこれを快諾。黒龍に代わり伊達組と縁のある人々との折衝役を担当する。

X-Overdとのコラボイベントでは、天頂側のゲストとしてX-Overdのイベントシナリオ「天頂-TEPPEN-タワー」に登場。
X-Overd側に現れたという建造物の影響から内山刀花片倉千早と共にDMM現象に巻き込まれてX-Overd側の世界に紛れ込んでしまう。
ノア艦長(X-Overd側の主人公)をいきなり誘拐犯と決めつける刀花をなだめたりするなど、冷静に状況を判断して対処している。

緑山光司

イベント「極道とチョコレート工場」に登場する人物。
織田連合三次組織の組員だったが、大麻所持で指名手配されて国外逃亡した末に東南アジアにたどり着くと、犯罪組織・黄蛇のリーダーに就いていた。

持永チョコレート工場で大麻を栽培して売り捌いたり、カオカンパニーによる投資詐欺などで稼いでいたようだが、
四会合とのトラブルの末に大麻畑を没収され日本に逃げ帰っていた。
チョコレート工場の経営が限界まで来ると、大麻プラントを片付けた上で管理に携わっていた従業員を口封じのために殺し、持永社長も手に掛けようとするが、黒龍に阻まれ逃亡する。
内山宗次朗や四会合が事情を掴んでいるため、自ら手を下す必要はないと判断した)

皆方

イベント「黒龍と迷えるガンスミス」に登場する人物。
マルボウに所属する捜査官で、権堂剛の元部下。フルネームは不明。
大島と共に毛利組の潜入捜査をしていたが、見つかって射殺されてしまったという。
権堂曰く「あいつはお人好しすぎるところがあったが、危機察知能力には人一倍長けていた」と評価しており、自身も何度か助けられたことがあるという。

しかし事件についてマルボウが頑なに口を閉ざしていることや、遺体の手がひどく損傷しているのを武藤直子が目撃したりと不自然な点が多く、
鑑識係も「争った形跡はほとんどありませんでした」と語っていることから銃の暴発で死亡したものと推測される。
また、木場が権堂に調査をやめるよう釘を差す際に「あいつの名誉のためなんです」と意味ありげなことを呟いている。

毛利組では「皆川」という偽名で潜入しており、その人柄から兄弟盃を交わした井幡光一などからは慕われていた。
前々から警察官ではないかと疑惑が掛けられており、ついに証拠が見つかると組上層部より井幡に自身の殺害指令が下る。
井幡にその気はなく脅して逃がすつもりであることを察知したが、自身が逃げることで井幡が殺害されることを嫌ってその場に留まったところに大村こと大島が現れ井幡に銃を向けたため、井幡の銃を奪って威嚇射撃した所エフゲニー・イワノヴィッチが仕込んでいた弾丸により暴発して大島ともども死亡してしまう。
暴発した銃は井幡が所持しており、後日権堂の手に渡ったことで暴発事件の真相を示す証拠となったものの、自身は裏切り者とされて葬式の会場に現れたのは同じく権堂の部下だった木場ひとりであった。

箕輪

イベント「夜の蝶と学生社長」に登場する人物。ナインティ社員。フルネームは不明。
社長職を継いだ九重雫の改革路線に反発し、退職した社員の一人。
前社長にして現会長の九重直見に退職した経緯を語っていたり、辞める直前に副社長と口論している姿が見られるところから、重役クラスのキャリアを持つ社員と推測される。

退職の理由に副社長からあることないこと吹き込まれたこと、その副社長が免職になったこと、そして退職後に直見の説得をうけたことから後日雫と話し合った結果ナインティに復職している。

三船

イベント「残された絵画と予告状」に名前が登場する人物。故人。
画家・本藤康弘を書生として住まわせていた資産家。篤志家でもあり、孤児院を建設したりもしていた。
自身の死後、本藤が晩年になると孤児院が経営危機に陥っており、救済資金を調達するために本藤が絵画を描き上げていた。

三船敏子

イベント「黒龍P プロデュース大作戦」に登場する人物。
OTEプロダクションの常務。
重役ながらネットアイドル大博覧会の会場へ自らスカウトに赴くなど精力的な人物。
また、同じく大手プロダクションであるEバルーン社長・風間信太とも顔見知りである。

実は20年前に、かつてOTEプロのケツ持ちをしていた蒔田組を追い落とすべく、自身が気づいた裏帳簿2000万を報酬に半グレ集団・ヘルハウンドを使い、
「蒔田組構成員が七海ななみのマネージャー・貞夫と共謀して裏帳簿の金を盗み、仲間割れの末に貞夫を殺害する」
というシナリオを仕立て上げる。
これによって社内に蒔田組と訣別すべしという空気を作って追い落とし、さらに蒔田組と繋がりがあると目される人物も排除して常務の地位を獲得している。
(この騒動に巻き込まれて、当時社員だった風間も解雇されている)

しかし大博覧会に桜庭歌羽がエントリーすると彼女がななみこと桜庭奈菜の娘であると勘づき、上述のスキャンダルについて真相が暴かれることを恐れて妨害工作に走る。
ヘルハウンドを介してリリカルプロダクションへの妨害を進める一方で歌羽については奈菜がスキャンダルの共犯であると取れる記事を出し、OTEプロへ移籍するか引退するかの二択を迫る。
さらに伊達組もリリプロとの関連を掴んで抹殺する腹積もりでいたが、すでに調査を進めていた伊達組に先手を打たれ、黒龍が自身のもとに乗り込むと全ての真相を暴かれてしまう。
同時に会社の金を横領していた証拠を風間が受け取っていたことにより、常務を解任されてしまう。
それでも残された金を使って伊達組を潰す手段を模索していたが、泉田繁からかつて罠にはめた蒔田組が命を狙っておりもはや破滅する見であることを宣告されてしまう。

宮川くるみ

【概要】
イベント「事件はパンの香りと共に」で初登場。
神武斗町にある「宮川洋菓子店」の一人娘。

店主である父、宮川駿はフランスで修行を積んだパティシエ。自身もその父親に仕込まれた腕を持つ若きパティシエール。
自分の作ったお菓子を食べて、人が笑顔になるのが好き。

村瀬ベーカリーとは古馴染みであり、村瀬優月の幼馴染である。

「事件はパンの香りと共に」における「優月ちゃんは学業とパン職人の二足わらじですから。」という会話や、
「バレンタインエール」にてプロとしてチョコレート教室の講師に招かれていることから少なくとも学生ではないと思われる。

【ストーリーでの活躍】
イベント「事件はパンの香りと共に」では二ノ宮愛による村瀬ベーカリー立て直し作戦に協力する。
しかしそんな最中に自身の店も一連の食品偽装騒動に巻き込まれ被害者も出たことで営業停止に追い込まれるが、黒龍二ノ宮愛の活躍で村瀬ベーカリーと共に見事立ち直った。
(騒動の大本である詐欺集団を叩き潰して店の無実を晴らしたのが黒龍、傾いた経営を立て直すのにあの手この手の作戦で一役買ったのが愛)

イベント「バレンタインエール」ではチョコレート教室の講師として登場し、自由奔放、勝手気侭な受講生たちに苦労させられる。

イベント「チョコとみずほとバレンタイン」では、パリス神武斗に協力して自身の名を冠するミヤガワコレクションの監修をしていることが明らかになっている。
しかしバレンタイン限定版が毒物混入騒動で販売中止になると自ら接客にあたって謝罪まで行っていたが、崎坂なつきらが残念そうにしている姿を見てせめてもと言うことでこっそり安全の確認されたチョコを一箱なつき達に渡している。
黒龍と岡本みずほの尽力により販売が再開されると再び自ら接客に当たっており、(毒物騒動で構成員に買ったチョコを返品する羽目になった)宇喜多組組長がクレームをつけに来ると、ウィスキーに合うダークチョコレートを試食させて納得させた上にチョコの予約まで取り付けている。

宮崎久治

神武斗町の闇金業者で、宮崎真妃の兄。
黒龍とは昔馴染みの人物であったが、三年前に死亡している。

エピソード5で登場した雨宮佐和によると真妃の側に見えることが霊視で発覚しており、
黒龍に話を振られた際には宮崎真妃曰く「どうして死んだか知らないよ。おそらく分不相応なことに首をツッコんでヘマをしたんだろう」と死亡した原因ははっきりしていなかったが、
イベント「北沢鳴海 哭きの一手」にて死亡した経緯と人物像が真紀の口から明らかになっている。

真紀によると「善人ではなかったが、ろくでもない父親から私を守ってくれた」「大切な家族」と慕われる存在であったが、
ヤクザにケツ持ちされることをよしとしなかったこともあり、(当時は)赤星組構成員の西条智晴に因縁を付けられてしまい、隠し持っていた金の居場所を吐くようさらわれてしまう。
隠し持っていた金に関しては妹に託すことに成功したもの、久治本人は拷問を受けたことが原因で死亡、遺体の状態で真紀と再会を果たす結果となってしまった。

宮崎真妃

【概要】
エピソード1「黒龍の帰還」にて初登場。
神武斗町の闇金業者。
三年前に死亡した兄・宮崎久治の跡を継いでおり、めったに感情を表に出さない性格の持ち主。

女だてらに若いながらも、法定利息以上で貸し付けを行う、「地平線の果てまで」と称されるほど非常に厳しい取り立てを行うなどやり方は非常にえげつない。
ただし伊達組に対しては自身の利益を度外視しても、利他的な選択をすることも多い。

【ストーリーでの活躍】
エピソード2「荒れ狂う龍頭」にて飛び込みで現れた黒龍から1000万もの大金の貸し付けを求められた際にもとくに取り乱すことなく「そういうことなら、こちらもビジネスとして対応させてもらう」と、クールに淡々と手続きを進めてしまっており、
いったい手持ち資産がどれだけあるのか想像がつかないほどのスケールも感じさせる。

エピソード5「因縁と逃亡」に登場。
その沈着冷静ぶりで、警察の捜査網に辟易していた黒龍と雨宮佐和を堂々と匿い、五木正直から託された事件の全貌を示す資料を渡すという裏の世界に精通している人間ならではの名アシストをみせる。
「金以外のものは信じる気はなれないが」と前置きしつつ、霊能者である佐和に亡くなった兄の姿を霊視された際には「一応信じるに値する能力」と柔軟な姿勢で評価している。

イベント「桔梗亭わかば満員御礼」では新海守に(隈田杏子の父の治療費のために)300万円の貸し付けを申し込まれるが、
不審に感じたのか「一晩考えて、それでも借りたいなら、また来るといい」と守を帰らせたのちに、黒龍に電話で一部始終を伝えている。
このことが守の兄貴分である野田英治の耳にも入ったことで(本人はその気はなくとも)結果的にサクアサから発覚したアカサギ事件解決に貢献している。

イベント「北沢鳴海 哭きの一手」では紫藤凛とも知己であり凛からは「マキマキ」というあだ名で呼ばれており、
そういった間柄もあり凛に闇金潰しの被害を受けていることを打ち明け、闇金潰しを行っている首謀者の情報を依頼する。

凛が調べている間に、独自に死亡した兄・久治に関する調査をしており、元・赤星組構成員西条智晴が闇金潰しの首謀者であり、久治を殺した犯人であることを確信する。
女の身で闇金業の跡を継いだのも犯人を誘いだすのが目的であったのだが、その西条が真妃たちを攫おうと先手を打たれてしまう。
しかし、凛の機転によりお互いの金を賭けて麻雀勝負でケリをつけることになり、黒龍を代打ちに指名する。
結果西条相手に5億の借用書を切ることに成功するも、自分からは取り立てず業神会系列の闇金業者に売り飛ばすことで西条との因縁にケリを付ける。

  • 凛からも「(真紀が)業神会に泣きつけばあっという間に地獄行き」と言われ件の麻雀勝負を受けたように、その系列の闇金から5億の借金をしたとなると、
    真紀の言うとおり「死ぬ気で金を作るか」「地の果てまで逃げるか」しか命が助かる道はないものかと思われる。

そうして兄の復讐を果たすものの、復讐を果たしたばかりの凛と同じく喪失感しか感じなかったとのこと。
凛の「今までと変わらず生きていくだけ」という言葉を受け止め、兄を思い二人で乾杯している。

その後日、何を思ったのか北沢鳴海の家で凛と、内山刀花龍宮ともえと共に黒龍を囲んで脱衣麻雀に参加しており、黒龍を困惑させている。

イベント「二人の孫と思い出の壺」では黒龍に頼まれ有馬金融について調べ上げており、それとはまた別に薬師丸家に融資を行うK&Aファイナンスの紹介をしている。

宮園友美

イベント「チャイルドパニック」にて登場。
宮園心優の母親。
新海守が6年前に付き合っていた。

事務員として地道に仕事をしていたが、勤めていたスフィリアという投資信託会社が詐欺に手を染めていることを偶然知ってしまい、また交際していた男(別ルートの詐欺師であった)にその情報を渡した結果親子ともども命を狙われる羽目になり、
心優を(逃げてる最中偶然見かけた)守に託して自身は行方をくらます(もとの実家に潜伏していた)。

友人で心優の担任でもある佐々木小萌曰く、「ダメな人ばかりに引っ掛かるタイプで…… いわゆるダメンズ好きで……」との事。

しかし黒龍に救われてすべてが解決した後、関西の知り合いから仕事を紹介されて親子で新天地に赴くことになった。

宮園心優

イベント「チャイルドパニック」にて登場した幼女(4歳)。
心優と書いて「みゆ」と読む。キラキラネームである。

新海守を「パパ」と呼んだほか、黒龍になついて「コクリューと結婚する」と発言した。
しかしこのことで「事案発生」と勘違いしたジュリア服部を怒らせ、ついには早乙女まどかまでひっぱり出してしまい銃撃戦を勃発させた。

宮部未央

【概要】
イベント「宮部未央は探偵である」で初登場。

宮部未央は探偵である。
だが、浮気調査やペット探し以外の仕事を受け負ったことがない。

どうやら祖母の遺産を元手に私立探偵事務所を開業したミステリーオタクらしく、時間が空いた時には決めゼリフの練習したりと奇行も多い。
しかし頭一つ抜けた観察眼と知識、推理力は伊達ではなくイベント「狙われた司書と名探偵」では田沼幹彦の発言を一言一句記憶していたり、イベント「密室に残された暗号」では読唇術を習得していることが明らかになっている。

護身術としてバリツを身につけている。
ゴム弾とはいえヘッドショット狙いの銃弾を避けたりすることは可能な模様。
ただしあくまで護身術であり、本格的な戦闘は苦手。そこはワトソン君や黒龍の方が請け負ってくれるのであまり問題にならない。
また、全力疾走などの肉体労働は苦手のようだ。

なお、普段は探偵らしく冷静な物言いだが、ときに身の危険(まどかがいきなり発砲するなど)に出くわした場合には「バーロー!!(バカヤロウ!!)」などと声を荒げることもある。

弁護士の及川真琴は知り合いらしい。
また自身の祖母と伊達昌三とが知り合いだったらしく(「昌三じいさん」と呼んでいる)、名前だけのようだったが黒龍のことも知っていた。

  • その祖母が何をしていた人なのか(とりあえず本人曰く、探偵ではなかった模様)、また昌三とどのような知り合いだったのかは不明。
    少なくとも「男女の仲ではなかった」とのことで二人の関係を知る者もほとんどいなかったようだが、後述の展開を見るに重要な物を託されるほどの信頼関係ではあったようである。

知人にハッカーがいるようだが、それが片倉千早なのか、それともサウザンドファーストこと実父の片倉仙一なのか、はたまた全くの別人なのかどうかは不明。
ただしイベント「好奇心は猫も飲み込む」での情報収集を行ったのは千早だが、自身が直接依頼したわけではなく黒龍を経由してであるため千早と知り合いである可能性は低い。

怪盗オリヴィア事件で早川忠相に何度も協力するようになってからは彼ともかなり打ち解けており、彼の妻や娘(早川まなみ)とも面識がある。

【ストーリーでの活躍】
早乙女まどからに猫探しの依頼を受けておきながら神武斗公園マツさんに他力本願、
おまけにその相手がいなくなっただけで「迷宮入り」を宣言、しまいにたまたま公園で見かけたジャンキーを事件の犯人扱いしている。
あまりのポンコツ探偵っぷりにジュリア服部ですら終始ツッコミ役に回っている。

しかし潜入捜査では相手の身なりや臭いからNPO法人神武斗友愛会の従業員がヤクザ関係であることを看破する高い能力を見せている。

イベント「怪盗ハロウィンに出現す」で登場。
探偵役として再度エピソードの主役に抜擢された。
前の事件でジュリアや早乙女まどかと仲良くなったらしく、特にまどかは彼女の事務所に入り浸っているようだ。
未央としてもまどかを助手扱いし、彼女を『ワトソン君』としてこき使っている。

怪盗オリヴィアの事件に勝手に首を突っ込み、黒龍を脅して(?)強引に巻き込んだ。
論理の構築能力、推理力は健在。怪盗オリヴィアの手口を推理し、早川忠相警部を感嘆させた。

イベント後、怪盗オリヴィアとは宿命のライバル関係となり、早川警部と共同で怪盗オリヴィアを捕らえるべく奔走しているようだ。
未央の宿願である『ミステリー小説のような探偵』を実現することとなった。

  • イベント「好奇心は猫も飲み込む」によるとミストの一件以降何度か早川警部と共にオリヴィアと対決していたようだが芳しい成果は上がっていない。

「伊達組 ゆく年くる年(新年編)」では新年早々またも決めゼリフの練習を始めていたところに黒龍と道野栞によって連続幼児失踪事件が持ち込まれ、これの解決に乗り出すことになる。
理路整然とした推理で事件解決に大きく貢献したほか、雪平聖奈の所属する組織、あるいは聖奈本人が英国と何かしらの接点があると言い当ててみせた。

  • 雪平聖奈の正体については「当てずっぽう」と本人が言っているためどの程度の確信があったのかは不明。
    根拠としてあげた「紅茶の匂いがしたので」というのが文字通りの意味なのか、あるいは事件に絡む爵位持ちの存在や未央の推理に対して「まるでホームズみたいです」と評価したことを根拠にしたハッタリなのかは定かではない。

イベント「好奇心は猫も飲み込む」では仕事疲れを癒やすため福井県の東尋坊などサスペンスものの聖地巡礼の旅に赴いていたが、
長野県の上高地にて雨によって発生した土砂崩れにより通っていた観光ルートを潰されてしまい、近隣の猫葉虎徹の屋敷に避難した。
如何にもミステリものにありがちなシチュエーションに陥ったことに興奮していたが、屋敷にて本当に事件が発生。これの解決に乗り出すことになる。

未央にとって犯人の自首を勧める為の善意の行動であり、その過程で被害者である猫葉晴斗の盗作を突き止めたものの、犯人探しの行動に焦りを感じた犯人である花形明楽がスケープゴートにするために猫葉陽子を殺害してしまい、
「死なずにすんだ人間を死なせてしまった」と後悔を抱いていたが、話を聞いた黒龍から「盗作されて殺された作家(星野由利)は救えた」「他人を傷つけるのは簡単だが、助けるのは難しい」
と言葉を受け、未央本人も救われたようである。

  • また猫葉邸では何の巡り合わせか織部ひとみと(怪盗オリヴィアと知らず)顔を合わせ、事件のアリバイ確認をしている。

イベント「道野栞のウェディング・ロード」では相変わらず探偵事務所で決めゼリフの練習をしていたところ、結婚式場で起こった祝儀泥棒事件の解決の為道野栞に依頼される。
事件の概要を聞いただけでおおよその犯人の目星を付け観察眼を駆使し、かまをかけをした上で狂言であると見抜く相変わらずの高い推理力をみせている。

イベント「密室に残された暗号」ではまどかと共に真山小夜子の不倫調査を行っていたところ、偶然会津仁樹の飛び降り事件の現場を目撃している。
死亡状況の不自然さから他殺ではないかという見解を担当検事の東雲秋子に告げると独自で捜査を始めており、同じく疑心を持ち捜査していた秋子に協力する。
捜査が手詰まりになると会津の所属していた詐欺グループを追っていた伊達組にも協力を仰ぎ、一連の黒幕が自身に小夜子の不倫調査を依頼した真山寛一であることを突き止めている。

イベント「残された絵画と予告状」では、警視に昇格した早川から怪盗オリヴィアの予告状が届いたことを聞くと、寛一の件で黒龍が秋子に謝礼をしていたことを盾に黒龍を協力者として本藤康弘の山荘へ同行するよう要求している。
黒龍としては元々、紫藤凛と共に山荘へ向かう予定だったために大所帯で向かうことになっている。
本藤の遺作を盗んだ(実際には隠しただけ)真犯人が本藤の生前から屋敷にいた井手口八鍬であることを突き止めると、二人の真の目的だった「本藤が戒めとして個人的に描いた絵」を探し当てその絵に隠された意図をも突き止めている。

イベント「みどりの畑と研究成果」ではミステリーツアーに参加するため神武斗町を離れていたが、まどかが台風による怪我で入院したと聞くとツアーを切り上げて病院へ見舞いに訪れている。
さらにまどかが真壁に監禁されると、持ち前の推理力で監禁場所を特定している。

本編ではエピソード11「頂の向こう側」に登場。祖母に昌三が託していた内山宗次朗の集めた国生征志羽柴会が手を染めてきた悪事の証拠を得るため、黒龍の連絡を受けて「この家だけは売ってはいけない」と厳命されていた祖母の屋敷に案内する。
(この時黒龍のことを心配していたまどかとジュリアにも連絡し、二人と同行している)
証拠品が納められていたアタッシュケースを探し当てた後は「羽柴会が尾行しているかもしれない」と警戒する黒龍の言葉を受けて屋敷内に待機している。

宮本総司

イベント「龍宮流 お家騒動」の登場人物。
龍宮ともえの家へ乗り込んだ道場破り。
宗主であったともえの母を倒した上、ともえも打ち破って看板を奪おうとしたが、突然の電話により呼びだされたことで中断している。

KASSENの2回戦にて再びともえと対峙するも、ともえの「変拍子」の技で一度ダウン。そのままともえの勢いに押し切られる形でKOされ敗北した。

ところが敗北後担架で医務室に運ばれた矢先に医療スタッフの花村小町を絞め落として逃走。
武装したチンピラと真柄甚助を秘密裏に招き入れ、チンピラ達をKASSENの会場へと向かわせた。

  • 追いかけてきたともえに「俺には俺の仕事があるんだ」と語ったことから宮本は最初からKASSENという企画の妨害が目的だった模様。
  • 宮本が操る龍宮流合戦柔術はともえの父、龍宮正義に教わったものであるらしい。ただし真柄には「付け焼刃」と自虐気味に語っている。

その正体は真柄組の構成員で、裏龍宮流について調べようとしていたともえを事務所に連れて行く。
しかしともえと真柄を探していた黒龍たちに事務所へ侵入されると、金城健の手で打ち倒された。その後、警察に逮捕されたようである。

陸奥時正

イベント「思い出の車に残された謎」に登場する人物。
ブクロイケ暴力団支倉一家の組長。
支倉一家が伊達組と友好関係にあることから、黒龍泉田繁とは顔なじみでもある。

(伊達組が織田連合と抗争に陥った結果伊達昌三が死亡したこともあってか)長らく伊達組とは疎遠になっていたが、同じくブクロイケを拠点としている半グレ集団・首都同盟によって集団リンチに掛けられていたところを黒龍や泉田、そして塩森健太郎に助けられたことで黒龍たちと思わぬ再会を果たす。
暴対法や暴排条例による影響や、首都同盟の台頭でシノギを悉く削られており、組員を食わせていけるだけの稼ぎを得られなくなっていることから現在では看板を下ろし、残された組員たちを別の組に移籍させることも検討していることを黒龍に語っている。

首都同盟が金城健のハンヴィーを盗んだことで龍頭と抗争状態になりブクロイケで衝突すると、
支倉一家がかつてシノギとしていた自動車工場の伝手を頼って首都同盟が自動車泥棒をしていた証拠を揃え、
首都同盟のヘッド・大崎のアジトへ組員総出で伊達組とともに乗り込んでいる。

実は早房岬の母・早房京都の実弟にして、岬の父が極道だった時の弟分でもあり、
岬の前に現れると京都の不倫疑惑(と岬の父の過去)について真相を語っている。
岬の父が極道から足を洗うにあたって組関係の全てと縁を切っていたことから見舞いにも訪れなかったが、
盗まれていたBCM(岬の父の極道時代からの愛車)を取り返すと、最期に一緒にドライブしたいという願いを聞き入れて、後日岬の務める工場で営業社員となっている。

武藤直子

【概要】
イベント「神武斗町のオンナ達」で初登場。
神武斗町交番の婦警。階級は巡査。

世話好きな性格で、困った人がいると放っておけずになにかと世話を焼く。榎本勇子を尊敬しており彼女のような刑事になることを夢みている。
またこう見えても柔道三段の腕前であり、大の男を投げ飛ばし拘束するのも問題なくこなす。

黒龍に対してはヤクザというだけで、ちょっと暴力沙汰を起こせばすぐに逮捕しようとし、普通に出くわしただけでもすぐに職務質問に持ち込みたがっている。

立ち絵を見ての通り貧乳であり本人もそれをコンプレックスとしているらしく、
イベント「好奇心は猫も飲み込む」では早乙女まどかにナイムネ呼ばわりされたことに憤慨し「侮辱罪の現行犯で逮捕する」と言い放ったり、
イベント「ProjectV Vアクターへの道」ではヒナナッツの悩み相談コーナーへバストアップの方法についての相談を投稿したりしている。

酒の趣向については、イベント「山形慶子の危険な駆け引き」での描写によれば日本酒党のようである。

【ストーリーでの活躍】
イベント「神武斗町のオンナ達」では性格ゆえに功を焦って本来首を突っ込むべきでない領域にまで手を出してしまい、神武斗町再開発計画に関する各種騒動の黒幕が黒龍であると思い込んでしまう。
あわや田丸会に雇われた消し屋に消される寸前までいってしまうがを黒龍に救出され、
強く言い出すこともできなくなった末に、「私があの人を逮捕して更生させてあげなければ」というありがた迷惑な論理で引き続き付きまとうことになった。

彼女も神武斗署においては数少ない“正義の塊”の一人であり、エピソード5では冤罪の疑いがある黒龍を悩みぬいた結果逮捕せずに見逃し、榎本勇子に天城ゆりの護衛を頼まれ結果的に命を救う好アシストをみせる。
黒龍を見逃す前には(黒龍の無実を証明するために)自分が証人になるから自首してほしいとまで言い出したほか、
天城ゆり殺害に失敗した天草巡査の拳銃自殺を阻止したうえ「どうせ死刑だ」と絶望する天草に「だとしても、法で裁かれるべきです!でないと、なんのための警察官ですか!?警察官なのに、逃げるなんて卑怯です!」
と毅然と言ってのけたあたり、ただ単に刑事という職務に憧れているだけでない職務への忠実さおよび誇り、責任感、そして彼女自身の芯の強さもあるようだ。

イベント「道野栞のウェディング・ロード」では久々に黒龍と出くわしたことで持ち物検査を要求するが、黒龍から逆に家出の捜索願いについて尋ねられる。
(前任が拳銃自殺した)神武斗署署長の交代に言及したり、カオリの保護を巡り神武斗署の信用について押し問答を繰り広げるが、
すぐ近くでリディア・ストレルコフジュリア服部ヤクザと乱闘を繰り広げたことで急行し、その場にてカオリと顔を合わせる。
リディアとの会話によりカオリを署で保護すべきというスタンスは維持しつつも、まずは捜索願いを調べることに。

  • ちなみにこの時リディアが黒龍に貸しを作ると発言したのに便乗し自身も黒龍に貸しを作ることを思いついている。

村瀬久美子

イベント「事件はパンの香りと共に」で登場した村瀬敏夫の妻で村瀬優月の母。

村瀬敏夫

イベント「事件はパンの香りと共に」で登場したパン屋「村瀬ベーカリー」の店主。
腕の良い職人として知られており、ベーカリーカフェの責任者として誘いの声があったほど。
宮川くるみに食品業者について相談された際には悪徳業者の手口に注意するようアドバイスしたり、
後述の南雲食品工業の食品偽装問題を包み隠さずに店の張り紙で説明するなど頼りがいのある真面目な性格の持ち主である。

不調だった村瀬ベーカリーの経営事情に加え、南雲食品工業の食品偽装問題の追い打ちにより店を畳む決断をするも、
村瀬優月とその心中を聞いた二ノ宮愛の願いにより最後の足掻きに挑む。

イベント・デーではテンションが上がりすぎた結果なのか宇喜多組のような弾け方を見せており、常連客に驚かれていた。

イベント「道野栞のウェディング・ロード」で再登場した際にはエンゲージステーションのブライダル事業を成功させるために、
結婚式用のパンを提供するのを道野栞に頼まれた際には快く協力している。

村瀬優月

【概要】
イベント「事件はパンの香りと共に」で初登場。
神武斗町にある知る人ぞ知る名店のパン屋「村瀬ベーカリー」の一人娘。宮川くるみとは親しい仲。
腕の良い職人である父と持ち前の明るさと器量で店を支える母を誇りに思っており、自身も拙いながら一生懸命店を手伝っている。

  • 店の看板メニューはデニッシュで、食い物にうるさい泉田繁も思わず饒舌になるほどの逸品。

【ストーリーでの活躍】
イベント「事件はパンの香りと共に」ではもともと経営的には厳しく、さらに原材料の取引先だった南雲食品の食品偽装事件(実は詐欺集団に目を付けられて食い物にされた)の煽りを受けて閉店決意を余儀なくされる状況にショックを受ける。

彼女の涙にくれる姿を見た常連客の二ノ宮愛は、店の経営立て直しに一役買うことになる。
食品偽装事件が起こる前に、南雲食品から仕入れたジャムの瓶が変わったことに気付き、偶然使用を後回しにしたことで村瀬ベーカリーでの食中毒事件を回避し、
黒龍にその異変を伝えたことで結果的に食品偽装事件解決の立役者となっている。

望月寧々

【概要】
イベント「宮部未央は探偵である」で初登場(ユニットとしては以前から実装されている)。

望月寧々は人妻である。
見合い結婚で実業家の男と結婚したが、それまで他の男を全く知らなかった箱入り娘。

なお、犬よりも猫派らしい。

【ストーリーでの活躍】
イベント「宮部未央は探偵である」では宮部未央に夫の素行調査を依頼したところ浮気(しかも相手は男)が判明し、そのショックで彷徨ううちにチンピラにぶつかってしまい因縁を付けられたところを黒龍に助けられる。

そして家に迷い込んできた猫を飼うことにしたのであるが、その猫というのがユリア・ペトロワの飼い猫“コテツ”であった。
そのため、黒龍は猫を譲ってもらうために「あんたの望みをなんでも叶える」と言ってしまったので「今度、家にお茶でも飲みに来てください」と願いを伝える。
どうやら黒龍は、彼女とののっぴきならない関係に、足を踏み入れてしまったようだ。

持永

イベント「極道とチョコレート工場」の登場人物で、持永チョコレート工場の社長。
彼が社長に就いてから経営が悪化しているようで、富田信用金庫伊達組に経営の立て直しを依頼されている。

実は趣味で大麻に手を出しており、従業員に栽培法を教わると地下で栽培して仲間内で楽しんでいたが、従業員が黄蛇のトップ・緑山光司を連れてきたことが切欠となり大規模な大麻栽培に手を染めたという。
さらに緑山の指示でカオカンパニーの投資詐欺や工場を潰すために異物混入の自作自演も行ったが、黒龍の指摘で自身が消されることに気づくと黒龍に協力するため緑山を呼び出している。
黒龍が緑山を叩きのめした後、チョコ取引のための営業回りをした上で社長を辞任している。

本永義之

イベント「天災博士の異常な日常」での登場人物。Mimesis社の社長。
崎坂重郎がかつて所属していたハックオン社の関係者で、Mimesisを立ち上げて潰れかけたりすでに倒産したITベンチャー企業の特許を買い取り、競合他社にはパテント・トロールを仕掛けて権利料を取りつつ足を引っ張ってハックオンに貢献していた。
しかし重郎が金になる新たなシステムを開発したことを知ると彼に近づいて研究成果を奪い、ハックオンの技術としてマスコミに公表する。
ところがシステムの要がわからず、さらに協力していた新堂亜由美からは扇田トライアル相手に法外な権利料を請求していたことが知られて契約を打ち切られたため、彼女と重郎のいずれかを籠絡しようとしたが、伊達組によって阻まれた。

その後、伊達組のタタキにあった上に真相を扇田グループによってあらゆる業界に流され、IT業者としては実質的に抹殺される。

本山郷治

イベント「鑑識官と呪われた廃屋」に名前が登場する人物。故人。
児童養護施設・カミツレ園の園長だったのだが、暴力を振るう、食事を与えなかったり風呂に入れなかったりするなどの虐待を好んでいた上、職員や関係者には金を渡して口止めをしている外道だった。
五木正直からは「頭のネジが二、三本飛んでやがる」と評されている)

ある日には浅倉智美をはずみで殺害してしまったのだが、これも自身の隠し子を身代わりに立てることを考えると、その子が浅倉智美として振る舞うまで虐待した上に遺体の解体まで手伝わせている。

しかし児童の一人(後の安形美幸)の眼を潰してしまったことが発端となって一連の悪事が発覚すると逮捕されることになり、直前で識名の父に賄賂のことを黙っている代わりに件の隠し子を識名智美として引き取り、監視するよう命じている。
その後、獄中で精神を病むと自身の喉を素手でえぐって自殺するという凄惨な最期を遂げている。

尚、朝倉智美殺害の凶器に使われたナイフが実は持ち主を狂わせ殺人鬼にしてしまうという呪いのナイフであり、そのナイフを買った東雲秋子にも気分が悪くなるという初期症状が現れていた。
ただしナイフを商品として置いていた織部ひとみには何の影響もなく「本山にも責任はある」と語っている。

自宅だった建物は長い間放置されていたのだが、ようやく取り壊そうとなったところで次々に事故が起こってしまい、どこも引き受けなくなってしまった結果野々村建設が解体工事を請け負っている。

百地新十郎

羽柴会系暴力団赤星組の構成員。
神武斗町に進出して以来失敗続きで赤星武明に見切りをつけられた池松勝利に代わって赤星に重用される。

関西弁を操る飄々とした言動の持ち主である一方で、敵対者に対し容赦のない拷問を喜々として行う嗜虐的な性格をみせている。
経済ヤクザとして優れた能力を持っており、池松からは「金勘定ばかり上手い、いけ好かない野郎」と評されている。

業神会に対する切り崩し工作として、傘下の闇金を潰して回っている(これは業神会の配下である宇喜多組も対象としている)。
さらに池松が赤星を裏切り業神浩の配下に付くと、池松を捕らえて拷問し業神に何をしゃべったのかを聞き出している。
池松が自白した内容を元に自身らを窮地に陥れる情報を握る紫藤凛を拉致し情報を奪い取ろうとしたが、そこに業神が駆けつけたことにより失敗。
命乞いをするもの、最後は業神会若頭の仇として業神に射殺された。

森沢智也

イベント「過去の呪縛と新たな一歩」に登場する人物。
雪柳いろはに言い寄るストーカーで、当初は大吉亭周辺で声をかける程度であったが、次第にエスカレートしていろはの帰り道に待ち伏せするようになっている。
ついには帰り道で強引に食事に誘おうともしてきたのだが、いろはから相談を受けていた黒龍に追い払われる。

実は元々芸能人に興味はなかったのだが過去に芸能NOW編集部でアルバイトしていたという経歴があり、
芸能NOWの記者・井原ノジマエンターテイメントを陥れるための記事を書くため、いろはのスキャンダル写真を捏造するために雇われてファンのふりをしていた。

森田博

イベント「チョコとみずほとバレンタイン」に登場する人物。パリス神武斗の社長。
イベントの企画もできるアイデアマンであり、パリス製菓から与えられている裁量権を用いて松永絢香のバレンタインライブで販売されるクッキーのイラストに岡本みずほを起用したり、パティシエールの宮川くるみ監修の元ミヤガワコレクションを販売して好評を博している。
ただし本人によると失敗も多かったようで、パリス・チョコレートの成功でそれが帳消しになっていたもののミヤガワコレクションのバレンタイン限定版に毒物混入騒動が起きたことで責任を問われる事態に陥ってしまう。

バレンタインイベントの中止を受けて無念を噛み締めていたのだが、みずほが啖呵を切ったことで情熱を取り戻すと「すべての責任は俺が負う」としてイベントの再開を許可する。
(実際は副社長・山下光男の尽力により、役員全員の首をかけて臨む形になっていた)
毒物騒動の実行犯であった長田組を黒龍が潰してくれたことやみずほやくるみ、崎坂なつきらによって予約数が必要分に達したことで無事にイベント開催にこぎつけている。

諸永

イベント「過去の呪縛と新たな一歩」の登場人物。フリーカメラマン。
ノジマエンターテイメントと手を組んで、芸能人のスキャンダル写真捏造に手を染めており、かつてはリリカルプロダクション所属アイドルの引き抜き工作にも参加していた。

  • このことからリリカルプロダクションと関わりのあった野田英治にも正体が知られていた。

それとはまた別に未成年女子の売春にも手を出している。

ノジマエンターテイメントと協力して森沢智也をけしかけ、雪柳いろはのスキャンダル写真を撮ろうと画策するも、ボディガードを頼まれていた黒龍に邪魔をされることとなった。
しかし黒龍が伊達組の極道であることに気付いたため、ノジマエンターテイメントに「売出し中の漫談家が伊達組のヤクザと付き合いがある写真」を売り込むことに成功する。

その事を知った英治に、前述の売春の事実を脅迫されたことによりノジマエンターテイメントの関係を白状し、メールのやり取りの記録も渡すこととなった。

実は初めから芸能NOWの記者である井原と手を組んでおり、ノジマエンターテイメントと手を切るためにいろはのスキャンダル情報を横流ししていた。
英治に会ったあとはしばらく行方をくらましていたものの、追加の調査をしていた伊達組に再び捕まったらしく井原との関係も白状し、報酬を振り込まれていたネットの隠し口座も特定されるという憂き目にあった。