用語集/登場人物/あ行/1

Last-modified: 2018-11-17 (土) 15:22:57

当項目は『天頂-TEPPEN-』の「ゲーム内の正式名称」・「登場人物」・「俗称」を解説するページです。
性質上、ネタバレ前提ですのでゲームのストーリー・イベント未プレイの方はご注意ください。


★注意★
項目の追加及び内容修正に関して、以下の注意事項を守ってください。

  • 登場人物や団体、作品を誹謗中傷するような記載は避けてください。
  • 主観的な感想は最低限にとどめ、あくまで用語の解説に努めてください。


目次

あ行

愛内りあ

【概要】
イベント「狙われたアイドル」にて初登場。
二ノ宮愛の店で働くNo.1キャバ嬢。
新海守が熱を上げているが、野田英治の話によれば本人は黒龍にぞっこんらしい。

プロフィールによれば「マイペースでおっとりした性格のキャバ嬢。掴みどころがなく、その独特の雰囲気が魅力なのか、"ソノ気"になってしまう男性が後を絶たない小悪魔系女子」
とのことであり登場当初はそういった面が見られたが、エピソード6では客の業種によって振る話題を変えたり、イベント「バレンタインエール」では愛の企画に対して積極的に提案を行っていることから、
実際には「真面目で努力家でしっかり者の女性」のようである。

【ストーリーでの活躍】
イベント「片倉千早のネトゲ結婚計画!」で再登場した際には店で寝落ちしてしまった黒龍を介抱しようと、
オーナーである二ノ宮愛と露骨に牽制しあっていたが、結局二人で一緒に介抱することにしたようだ。

エピソード6で登場した際には複数人のストーカーに絡まれたり鬼庭組を騙る池松組の人間に襲われるなど散々な目に遭う。
鬼庭組池松組)に襲われてからは黒龍内山刀花を護衛につけたことで池松組の標的からは外れている。

イベント「バレンタインエール」にて料理は出来る方であるもののスイーツ作りの経験は無いことが語られ、
愛発案のキャバ嬢による手作りチョコを配布するプランを実現するため、チョコレート教室へ通うことに。

エピソード7では伊達組宇喜多組の抗争開始時に、愛の店で宇喜多組構成員ユースケたちに襲撃されており、現場に駆けつけた黒龍に助けられている。
助けられた後はユースケに銃で撃たれそうなった黒龍を助けるために、他のホステスたちと共にグラスや酒瓶をユースケに投げつけて応戦する強気な面を見せている。

アイシャ・ハーン

【概要】
イベント「神武斗町で休日を」にて初登場。
ハーン首長国の王女。宝島貿易に「ジャック・オ・ランタン」を返還してもらったことの謝辞を述べるため、父王の名代として訪日する。
歳は若いが、自国の中間層が抱える経済的問題を解決するために世界の民の今を見て感じようとするなど、志のある人物。
宝島ひよりとは「ジャック・オ・ランタン」返還の件でひよりがハーン首長国に赴いて以来の親友。

初対面である黒龍の目から見ても王族に相応しい気品さと上品さがありながらも、堅苦しい態度で接されることを好まない飾り気のない人柄である。
また、低血圧で朝に弱いといった一面もある。
日本に来るのは幼少の頃以来で日本食、特に本国では食べられない立ち食いそば、牛丼、カレーといったジャンクフードを食べるのを楽しみにおり、かなりの健啖家。
日本文化の関心は深いものの、侍女である侍女ラナには間違った日本知識を教えられている模様。
実際に来日して様々な経験をしたことから、日本が自国の抱える問題について臆すること無く進む勇気を与えてくれた自身にとってのもう一つのルーツとも語っている。

侍女ラナが影武者(あいしゃ・はーん)をこなせると同時に、アイシャ自身も「じじょらな」に成りすますことができる。

【ストーリーでの活躍】
イベント「神武斗町で休日を」では文化的な理由で彼女の護衛に直接就けるのは女性のみとなっているため、警備局の人手不足から榎本勇子がその一人に抜擢されているが、
「日本の今の現状」をこの目で見るためにひよりと協力して、まんまと護衛の目から抜け出してハバアラキ神武斗町を散策している。
神武斗町に訪れた際にチンピラに絡まれてしまったところを黒龍に助けられ、その後は安全の為街離れるよう忠告されるも彼女の意志の強さを慮った黒龍に街の案内をしてもらうこととなった。
一通りの散策を楽しみながらもネカフェに着いた際に「ネカフェ難民」を本物の難民と勘違いしていたり、「日本は先進国の中でも国民に手厚い国」と認識していたが、黒龍から日本の抱える格差問題に関する話を聞いたことから徐々に認識を改めている。

実は神武斗町に入った時に大スクープを狙う宇佐美遥香に尾行されており、センセイと結託して「ヤクザ(黒龍)とホテル駆け込む王女の姿」を撮られてしまう。
黒龍はそのことに勘付き遥香を追求するも、その少し離れた隙にチンピラに身柄を攫われてしまう。

その現場に駆けつけた遥香も一度は見捨てようとしたものの、センセイのおかげでなんとかその場から逃れることができた。
遥香の家に匿われた際には成り行き上インタビューを受けており、「ハーン首長国の問題解決の為にどんな希望を持ったらいいか」と自分の考えを話すも、
志は認められつつも遙香からは国民に希望を与える考えを「完全に上から目線の考え」「希望というのは自分で持つもの」と歯に衣着せぬ物言いで指摘される。
その自身の王女という立場を気を遣わない言動が、アイシャが何よりも望んでいた「希望」そのものであったことから遥香に無為の信頼を抱くこととなった。

  • 遥香もインタビュアーの立場でありながらも自身の意見を求められた際には、自身の身の上と目標を話している。遥香もそれがアイシャに認められたことで取材対象以上の感情を抱いたようである。

その後、帰りの際に遥香が徳川会のヤクザに追われてた際に庇い立てするも、今度は自分を見捨てなかった遥香に逆に庇われている。
片倉千早の情報で現場に駆けつけた黒龍に助けれるも、前述の撮られた写真は「私と黒龍の思い出」として消去することは断固拒絶している。
様々なトラブルはあったものの、日本で学んだことは多かったようで、「希望を与えるのではなく、共に探す。民と共に希望を探せる環境を作ってゆく。」と決意を新たに日本を発っている。

イベント「美味なるハンバーガーを求めて」にて再登場。
自国へのマリモナルドの誘致のため、視察を目的に再度日本を訪れている。
以前に比べると奔放な性格は鳴りを潜めるようになったと侍女ラナが語っており本社との交渉を大きな問題なく進めている。
将来的には自国に大規模な植物工場の導入を目指していることから、平間辰次の開発した店舗設置型植物工場「スッゴク・トレール君」に強い関心を寄せている。
その為マリモナルドのハバアラキの実験店舗に視察に来ており、野菜の味に感激するあまりハンバーガーのおかわりを要求するなどファーストフードには相変わらず目がないようだ。
自国の一号店に植物工場を導入させることを目指し、ハバアラキ店の店長である赤羽ひまりの新作メニューを目玉商品にするため、偶然再会した黒龍の協力も得るなど様々な働きかけを行っている。

また内山宗次朗ともマリモナルド(ハバアラキ店とは別の店舗)で出会っており、美食家で和食至上主義者である宗次朗の偏見と食べ物(ハンバーガー)を粗末にする態度に対し真正面から説教をしている。
以前のイベント「神武斗町で休日を」で遥香に己の足りなさを指摘された時とは打って変わって、宗次朗に対して日本文化の素晴らしさを説く度胸と貫禄を見せている。

  • そうした毅然とした態度が宗次朗の心に響いたのか、謝罪等はしなかったものの「捨てようとしたハンバーガーを完食する」という行動をもってして応えている。

植物工場事業部の売却によりハバアラキ店が閉店の危機に見舞われると、黒龍の発案により事の顛末をひよりに伝えることで、売却先を宝島貿易に変更させることに成功し、ハバアラキ店も存続できることとなった。
その直後に開かれたマリモナルドの新商品コンペにもひよりとともに参加し、成長ぶりを(取材のため現場に来ていた)遥香に感心されている。

イベント「七夕祭りとそれぞれの思い」では、ひよりの招きに応じて神武斗町の七夕まつりに来ており、短冊に国の発展を願っている。
また遥香やセンセイとも再会を果たすと「自分の奢りで大人の遊びに繰り出しましょう」と提案し、センセイの勧めるオカマバーに4人で行っている。

会津仁樹

イベント「密室に残された暗号」の登場人物。
COB会計士共同事務所に勤務している会計士。38歳。業界ではそこそこやり手の財務アドバイザーであったらしい。
真山小夜子とは大学時代同じ軽音楽サークルに所属していた同期である。
五木正直の調査によれば会計士になる前の20代の時には詐欺グループに所属しており逮捕されたものの、証拠不十分で不起訴になっている。

イベント「密室に残された暗号」では投資詐欺に関わった疑いで逮捕されており、事件の示談が成立する見込みがあることから勾留釈放されていたが、その後日自宅マンションのベランダ7階から飛び降りて転落死した。
死亡時には何故かコンビニのレシートを握り込んでいたことを始め、不自然な点が多い。

  • 自殺の現場を目撃した宮部未央からはただの自殺ではないことが指摘されている。

伊東フラワーショップに取り込み詐欺を仕掛けた佐城友康とは過去に同じ詐欺グループに属しており、
伊達組もその身柄を追って五木に情報収集を依頼していた。

過去に詐欺に失敗し捕まりかけたものの、佐城が自身の身代わりとなって罪を受け、服役したことで一時は詐欺グループを抜けていた。
その後、会計士となったものの自身と佐城の過去を真山寛一に気づかれたことで、会社の会計情報を盗みインサイダー情報として寛一に提供する役目を担わされていた。
その後、佐城が出所間もなく詐欺で失敗し捕まりかけると、佐城への恩義と寛一とのことで「一度裏の世界にいたやつは、もう抜け出せない」ことを痛感していたことから、自身が佐城の罪を被った上で示談に持ち込んでいる。

寛一に対してはやはり反感を感じていたようで、インサイダーの証拠となる領収書を握り込み、隠し場所をパスワードにして保管していた。
しかし裏切りを察知されてしまい、飛び降り自殺を偽装する形で殺害されてしまった。

青山孝三郎

イベント「道野栞のウェディング・ロード」における登場人物。
ブライダル業者エンゲージステーションの社長。
神武斗町でブライダル系企業のプラットホームを作るべく、業務上の付き合いがある扇田観光の秘書・黒井薫の紹介で伊達組に協力を求める。
伊達組の人脈で有名店の協力を取り付けたことと手伝いを務めた道野栞カオリの尽力もあって、事業の立ち上げには成功する。

その後は競合他社であるエンジェルブライダル(と、そのバックに付いている北楯組)の妨害を受けるものの、宮部未央及川真琴の協力もあって一応の解決を見ている。

イベント「密室に残された暗号」では取り込み詐欺により伊東フラワーショップから盗まれたものとは知らずに佐城友康から生花を購入しており、野田英治に事情を聞かれた際には佐城に紹介した営業先を伊達組に教えている。

明石

エピソード4「対立する悪意」にて虎嶋真弓が「(業神会)傘下で使えて絶対裏切らない」者として名前が挙がっている人物。
ただし、同様にここで初めて名前が挙がった仙石組組長真田和明のように、劇中でその姿を見せることはなかった、

仙石や宇喜多等と並べられると、豊臣秀吉に使えた仙石秀久や宇喜多秀家、そしてこちらは明石全登を連想させる。

安形美幸

イベント「鑑識官と呪われた廃屋」に登場する人物。神武斗署地域課三係の警官。
同期の識名智美とは軽口をたたき合う仲でもある。
丸山秀明カミツレ園地下で殺害された際に、現場で気絶していた智美を助け起こしている。
その後は同じく三係の難波哲郎福田義男と共に現場の捜査を続行しており、捜査の過程で智美が新たな容疑者として浮上すると彼女の尾行もしている。

実は幼少時にはカミツレ園に引き取られていた児童の一人で、他の児童と同様園長の本山郷治から虐待を受けており、左眼を潰されたことで一連の虐待が発覚している。
(そのため、現在は左眼に義眼を着けている)
また、左眼を潰されるよりも前に浅倉智美が本山に殺害されると(表向きは行方不明になる)幼少の身ながら神武斗署に捜索願を出したものの、丸山によって握りつぶされている。
そのため本山に復讐を誓っていたのだが、肝心の本山が獄中で自殺してしまったために復讐対象を本山の虐待に加担した全ての人間に切り替えており、警察官になったのも復讐が目的であった。
丸山が手錠で拘束されている姿を見つけると、調理場に残っていた包丁を使って彼を殺害する。
この時点では智美が浅倉智美の替え玉であると気づかなかったのだが、刑事課の会議を盗み聞きしたことでそれを知ると、実家へ真相を聞きに訪れていた智美を追いかけて殺害しようと企むが、すでに自身が犯人であることは発覚していたため、権堂剛の報告を受けて二人と別れた直後の黒龍が駆けつけたことで阻まれると、智美に投げ飛ばされ確保されている。

赤羽ひまり

【概要】
イベント「美味なるハンバーガーを求めて」にて初登場。
ハバアラキの外れにあるマリモナルドの実験型店舗で店長を務めている。
働いているときは親切丁寧だが、本当はサバサバとした性格とそれに似合った口調をしている。
ファーストフード店の店長という多忙な立場であるが、店舗設置型植物工場「スッゴク・トレール君」の開発者の平間辰次と共同で新作メニューを開発しており、
レギュラー商品の社内のコンペにも参加することで、トレール君の野菜の味を活かしたハンバーガーの販売促進に取り組んでいる。

【ストーリーでの活躍】
イベント「美味なるハンバーガーを求めて」では、(ハーン首長国へマリモナルドの誘致を行う目的で)抜き打ちで店に視察に訪れたアイシャ・ハーンに気付き自ら応対している。
その時提供した「テリヤキチキン・フリルバーガー」に使われた(スッゴク・トレール君で収穫した)野菜の味にアイシャが感激されたことから、
アイシャに近々行われる予定の社内コンペの協力を申し込まれている。

それから少しして、黒龍内山宗次朗が気にいるようなハンバーガーを探していたところ、星山梨々花に連れられ彼女の店に来店している。
そのハンバーガーの味に感激した黒龍が是非に宗次朗の口に合うようなハンバーガーがないか尋ねられており、
ちょうど社内コンペで開発予定であったハンバーガーがあったものの、まだ提供できるレベルではないことを理由に提供を断ろうとしていた。
そこで以前協力を申し込んでいたアイシャが来店してきて黒龍の目的とも合致したことから、双方の協力のもと彼女が新作メニュー開発に集中できる環境を整えてもらっている。

赤星武明

【概要】
エピソード4「対立する悪意」にて初登場。
羽柴会赤星組組長。羽柴会会長・加藤豪三の舎弟。
加藤会長と親子盃を交わしている業神浩にとっては(組織内において)叔父にあたる。
神武斗町再開発計画関連で、黒龍に叩き潰された田丸会(羽柴会蒲生組傘下)にかわり、私鉄利権を持ち込んで神武斗町に進出してきた。

傲慢かつ狡猾な性格で、カタギを騙して食い物にすることを躊躇いもなく実行に移すヤクザであるものの、
エピソード7「交錯する欺瞞」では舎弟の池松勝利の成長を内心喜んでいたことが明らかになったり、
自分を出し抜いた紫藤凛に復讐の機会を与えたり、対峙した黒龍の実力を認める発言をしたりと、冷酷でありながらも度量の深い面を見せている。
喧嘩の実力も高く、ボクシングに反則技を織り交ぜた戦いで黒龍ともタイマンで渡り合っている。

【ストーリーでの活躍】
エピソード4「対立する悪意」では業神会に対しても神武斗町における利権を譲るよう強要、
それに従わないと知ると(業神会のフロント企業だった)浦上建設の案件を妨害し、ついには浦上建設を自分たちのフロント企業に収めてしまう。

  • この流れでとばっちりを喰らい倒産の危機に追い込まれたのが浦上建設の下請けだった野々村建設。社長・野々村唯は従業員の原田哲二が黒龍の元舎弟という縁から伊達組に助けを求めることになる。

業神との間に一時協力関係を結んだ黒龍により、浦上建設の耐震偽装が談合交渉の場で発覚し競争入札を外されてしまうが、代わりに満淵建設を入札の場に立たせる機転を見せる。
しかし最後まで業神を格下と侮っていたことが原因で第一幕は敗北を喫した。

またイベント「フラワークライシス」では傘下の池松組による伊東フラワーショップの立ち退かせにも失敗。
羽柴会の毛色にも合わないことから味方に引き込むことも無理だと悟り、ついに「伊達組は潰す」と宣言する。

エピソード6「反目の計略」では伊達組を潰すどころか舎弟の池松勝利の計略の失敗により伊達組とサクアサの独立系暴力団・鬼庭組が共闘関係に至ってしまい、
さらにその始末を巡って業神が池松へ恩を着せる形で裏切りを持ちかけるなどその屋台骨は大きく揺らいでいるかに思えたが、
エピソード7「交錯する欺瞞」では上記のような失態を演じた池松をあっさり見限り、自身の子分にあたる百地新十郎を新たに重用している。
同エピソードでは過去に加藤会長の命令を受け、ライバルを弱体化させるため前会長(羽柴吉郎)派のフロント企業を潰す仕事をしていたことが明らかになった。
14年前には紫藤運輸を騙して倒産させた件にも関わっており、紫藤凛にとって赤星は家族の仇にあたる。

その同業潰しは現在でも行っており、宇喜田組の闇金業者を次々と潰すことで結果的に宇喜田組と伊達組の間の緊張感を煽ることに成功している。

百地新十郎から池松が業神についたことを聞かされた際には、織り込み済みだったのか大して驚いた様子はなく「子だろうが舎弟だろうが、ついてこれない雑魚は邪魔なだけだ」と冷淡に言い放っている。
その一方で23年来の付き合いである池松に裏切られたことは複雑な思いがあったらしく、百地から凄まじい拷問を受け命乞いをする池松に対してこれまでの思いの丈をぶちまけ
「てめぇ、この俺を裏切ったんだろ!だったら、その意地と根性、最後まで貫けやっ!」と命乞いをせずヤクザとして筋を通すよう焚き付け、自分に対して啖呵を切った池松にとどめを刺している。

  • 自ら手を下したものの、さすがの赤星も「カツ坊」と呼んでいた古い舎弟の最期はかなり堪えたようで三クリック分に渡り三点リーダのみが表示され沈黙する一方、
    表示される吹き出しアイコンは怒り→悲しみ→沈黙とめまぐるしく変化しており、彼のうちに去来する感情や平静を取り戻すまでの時間を表現している。

池松を拷問して得た情報から過去に自分が関わった同業潰しに関する資料を紫藤凛に奪われたことを知り、業神に先を越されないよう奔走する。
しかし詐欺師である凛に一人で事務所をカチコミをされるという大胆な手で出し抜かれ一時は敗北を覚悟するも、拳銃の弾丸を黒龍に抜かれて「運に見放された」凛を射殺しようとする。
そこで凛の動きを読み切った黒龍が現場に乱入し、ついに直接対決が実現する。
黒龍を相手にして(素手であっても)一進一退の攻防を繰り広げるほどの実力と意地ををみせ、最後には隠し持っていたデリンジャーを抜き勝利を確信するも、
(黒龍に蹴り飛ばされた自分の)拳銃を拾った凛に不意打ちで撃たれてしまう。その凛に対して銃で反撃するも始末はできず二人共逃げられてしまい、己の命運を決める分水嶺となる戦いは敗北に終わる形となった。

その後再起を図ろうと画策するも、凛に誘い込まれて業神会と直接対決していた組員たちはすでに敗北してしまい、業神に凛の持っていたデータが回収されそれが羽柴会本部にも伝わったことで自身の立場を悪いものとしてしまった。
ついには加藤からは破門された上で脇坂宗男の指揮で放たれた刺客により死亡する。

エピソード8「凶弾の行方」では彼が遺した関西のシノギダイサカのカジノに関するものであったことから、加藤現会長と関西に拠点を置く旧会長派がその管理を巡って会合を開く事態になっている。

アキラ

イベント「危険な仕事と二人の主役」の登場人物。フルネームは不明。
仮面レンジャーキャッシュ」劇場版の仮面レンジャーブラックDX役をやる予定だったスーツアクター。

ジャパンアクションソサエティのグラウンドで黄雪麗と殺陣の練習を行っていたところ、「女性が襲われている」と勘違いした黒龍に回し蹴りを食らってしまう。
その時の怪我が原因で降板してしまい、責任を感じた黒龍が代役をやることとなった。

アクション監督

ここではイベント「危険な仕事と二人の主役」に登場したアクション監督を指す。
仮面レンジャーキャッシュ劇場版を撮影をしている監督。
フランクな口調ながらも、スタント依頼をした黄雪麗に念入りな打ち合わせすることを始め、調整役としてそつのない仕事をこなしている。
また、イベント「失われた黄金と幻のハチ」に登場した新人映画監督阿万野ほのかの先輩にあたるらしい。

仮面レンジャーキャッシュ劇場版の殺陣の練習を行っていたところ、(女性が絡まれていると勘違いして)乱入した黒龍の動きを見るためにあえて様子見し、
その後は黒龍の素晴らしい動きを見惚れ、スーツアクターにスカウトしている。
黒龍に一度は断られたものの、先程の一件でスーツアクターのアキラが怪我したことで、「どうやらあんちゃんの蹴りを食らった時にやらかしたらしい。むぅ、困ったぞ……」
と暗に黒龍の良心に訴え、まんまと黒龍にスーツアクターをやらせる豪胆さを見せている。

現場では黄雪麗に誘いをかけている堂林才嗣に、黒龍に続いてはっきりと苦言を呈している。
仮面レンジャークレジットのスーツアクターである映徳がバイク事故により降板した際には、代役を探すためにジャパンアクションソサエティの鴨井壱起社長と交渉している。

その後、映徳の代役に抜擢されたオートレーサーの飯笹一葉のバイクスタントを「完璧だっ!」「黄雪麗とも息ピッタリじゃないか!」と絶賛しており撮影も進むかと思いきや、
小山組若頭の井上俳瀬と堂林の策略により「黒龍がヤクザである」ことが暴露され、黒龍と雪麗、そして一葉も撮影から外されてしまう。

黒龍に対してはヤクザと知ったあとでも「私はそんな色眼鏡で君を見ていない。君の動きは一切無駄が無く、完成された素晴らしさがある。」と評価しており、
雪麗の閉所恐怖症にも薄々気付いてたが、黒龍が恐怖症克服のため尽力していることも知り様子を見ていたことも発覚した。
雪麗に対しても「できない事はできないというのもプロだ。いいかい、今後はこういう事が無いように」と俳優の身の安全を気遣う誠実さを見せている。

事件も無事解決したあと雪麗と一葉も無事復帰しており、黒龍には「実は面倒見てる奴に極道の映画を撮りたいって奴がいるんだけどよ。取材をさせてくれないか?」と声をかけており、
スーツアクターの下積みや鴨井壱起社長と鴨井錦丸のとの思い出も語ってくれている。

  • 「極道の映画を撮りたいって奴」というのは阿万野ほのかのことかと思われる。

様々なことに思いを馳せながらも最後の撮影では最高のシーンを撮れたことを喜んでいる姿が見られる。

イベント「失われた黄金と幻のハチ」では直接の登場はしていないが、黒龍が言及している「前に世話になった映画監督」は彼のことかと思われる。
そこでは前述の通り阿万野ほのかの取材を受けてほしいと話を持ちかけ断られてしまったものの、代わりにほのかの神武斗町での新作映画撮影の協力を伊達組に依頼している。

阿子木信介

イベント「ともえと刀花のドリームステージ」に登場する人物。
神武斗公園で執り行われる食べ歩きイベントのプロデューサー。パッションプランニングの元請けでもある。
公園でジャンキーに襲われていたところをセンセイに(報酬で釣って)助けてもらったことが縁で、センセイを連日酒と風俗で接待している。
さらに、自身のプロデュースするイベントのスーツアクターの一人としてセンセイを採用している。

かつては敏腕プロデューサーとして鳴らしてしたようなのだが、独立してから成功させたプロジェクトは皆無で、企画詐欺で金を集めては着服する小悪党に成り下がっていた。
さらに詐取した金を政治献金としてある政治家に渡していたことから内山宗次朗に目をつけられてしまう。
イベント企画自体の杜撰さに疑問を感じた伊達組に詐欺の証拠を掴まれ乗り込まれると、宗次朗の命を受けて監視をしていた植田征矢の通報で一度は逮捕される。
移送中に逃亡するものの、(黒龍が宗次朗に働きかけたこともあり)イベント準備が順調に進むところを目にすしたことで(元々詐欺目的だったにも関わらず)関係者を逆恨みする。
腹いせとして一本槍駆を殴り倒して着ぐるみを奪い、ヒーローショーで人質役の少女を本当の人質にして爆弾テロの脅しをかけるが、ブラフと見破られた上にヒロイン役の内山刀花龍宮ともえに制圧されたところを榎本勇子に再逮捕される。

朝風深夏

【概要】
イベント「ともえと刀花のドリームステージ」にて初登場。
パッションプランニングの企画社員。
激務に加えて植田征矢の無茶振りも重なっている苦労人。

責任感が強い上に口車に乗せられやすいところがあり、植田に丸め込まれてはトラブルに直面し、
こんな仕事やめてやるぅぅぅぅ!
が口癖になっている。

【ストーリーでの活躍】
イベント「ともえと刀花のドリームステージ」では、グルメランド神武斗町のプロジェクトリーダーを務めることになり、有給休暇を返上させられてしまう。
話を進めていくうちに、そもそもが阿子木信介が詐欺目的で企画したイベントであることが発覚するのだが、黒龍の尽力で宝島貿易をスポンサーとして改めて計画が立てられると、無事にイベントを進行させている。

イベント「神武斗町ハロウィンパニック」にて再登場。今度は植田に昇進をつらつかされてハロウィン・バトル・ロワイヤルの責任者を務めさせられ、またも休日を返上する羽目になっている。
タイトなスケジュールや当日の交通事情の悪さ、業者の手違い、さらに滝川組のコカイン入り菓子が誤配送されるというトラブルに見舞われている。
一時はコカイン入り菓子を回収しようとした滝川組のノリに暴行されかけるが、黒龍が現れたことで事なきを得ると、スタッフに成りすました滝川組の構成員を一網打尽にするため偽のアナウンスをするという策を提案している。
イベント後、黒龍がヤクザであることを初めて知るが、自身が神武斗町担当になったこともあり黒龍とはもっと交流を深めたいと語っている。

イベント「熱血指揮者と追懐のメロディ」では、黒龍の紹介を受けて小沢響子の再就職に際して面接官となる。響子は給与額を見て即決しており、後輩ができる形となった。

イベント「七夕祭りとそれぞれの思い」では、七夕まつりで短冊に転職を願っていたが、その矢先に植田からの電話で係長に任命されると会社に呼び戻され、いつもの台詞を叫んでいた。

  • その姿を見ていた九重雫が「ああやって人材が去っていくんだね」と反面教師にしている。

浅倉智美

イベント「鑑識官と呪われた廃屋」に名前が登場する人物。話の18年前にすでに死亡している。
カミツレ園に預けられていた児童の一人だったが、園長の本山郷治に反抗的な態度をとったことで、逆上した本山にペーパーナイフで頸動脈を切られ殺されてしまう。
その後は本山の隠し子(後の識名智美)が替え玉となり、遺体は本山宅の屋根裏部屋に放置され、18年後になって本山宅解体の調査に訪れた雨宮佐和黒龍に一部死蝋化した状態で発見されている。
尚、当時の安形美幸神武斗署に捜索願を出していたのだが、丸山秀明はこれを握りつぶし、すぐに発見・保護したという偽の書類を書いている。

その後は幽霊として本山宅を彷徨っていたようで、本山宅の解体が決まると心霊現象をおこして事故を引き起こしていたが、黒龍らによって事件が解決すると成仏したようで、後日野々村建設による解体工事は無事に完了している。

足利宗光

【概要】
エピソード5にて初登場した刑事。役職は警部補。
神武斗署署長と同じ大学の出身。警察のキャリア組であることを権堂刑事が推測する辺り、かなりの有力大学であることが窺われる。
神武斗署に刑事として配属され、権堂剛が教育係として就くこととなった。

言葉は常に一言多い、嫌味たっぷりの嫌われ者。
何よりも効率を重視し、無駄なことを嫌う。それは事件が起きたとしても被害者がヤクザと知るや、「そんな捜査は税金の無駄遣い」と言ってのけるほど極端である。
実直な権堂刑事とは全くそりが合わず、勝手に行動することもしばしば。権堂刑事曰く「勝手なのに非常に優秀というから質が悪い」とのこと。
実際に配属後に発生した直江誠治殺害の一件では榎本勇子から死因と凶器の報告を聞いただけで即座に直江が殺し屋によって何らかの示威目的で殺害されたのではと指摘している。

また、桐野弘行天城ゆりを手にかけようとしたところで現場に駆けつけ、天草正道を使って『正当防衛』に見せかけて発砲、殺害してしまった。
不祥事をももみ消す、神武斗署の腐敗っぷりを象徴する人物と思われたが……

その正体は警察庁の監察官。腐敗した神武斗署の実情を調査する、いわゆる内部スパイである。
環境保護団体リーダー(実は少年期の初恋相手)殺害事件で直江が掴んでいた決定的な証拠を追って神武斗署へ赴任した。
上記のような行動は神武斗署署長の目を欺くための、やむを得ない犠牲といったところだろう。

神武斗署の腐敗を正すべく暗躍していたが、あまりの惨状についにスキャンダルを表沙汰にして神武斗署の大々的な浄化作戦に踏み切った。
(曰く「本当は、やんわりと指導をして、やんわりとなかったことにしろとお達しだったんですが、どうにもうまくいきません。諦めてください」
あくまで正義を成すための公的機関として警察を機能させることを第一とし、そのためには汚かろうが手段を選ばない非情さを持っていることがわかる。

しかも大学の先輩という神武斗署署長に対しても「被疑者死亡で捜査打ち切りというシナリオが、困る人が少ない」などと吐き捨て暗に自殺に追い込む
(しかもそれを「武士の情け」と言ってのける)という冷酷ぶりを見せた。
あるいは初恋の相手だったという環境保護団体リーダーを殺されたことの報復という考え方も出来るが、その本音を伺わせるような素振りは見せていない。

神武斗署署長のような腐敗に塗れた汚い人間でこそないものの劇薬に近い存在であり、権堂刑事とは対照的な「正義を為すためには手段を選ばない」人物と言える。
伊達組に対しては完全な味方とは言い切れないが、大局的な観点から様子見をしたりするなど敵とも言い切れない人物であった。

【ストーリーでの活躍】
エピソード5ラストでは伊達昌三の墓に参った黒龍の前に登場、直峰組による伊達昌三襲撃の背後に羽柴会が介在していたと告げる。
さらに「いずれ面白いことになると思います」という不穏な発言を残し、そう遠くないうちの再会を匂わせてその場を後にした。
この話は黒龍にとっては業神浩に対する見方を揺さぶるのに十分すぎる内容で、エピソード6にて業神と対面した際はこの件について問いただすか逡巡するほど大きな影響を与えている。

署長をはじめとする神武斗署内の人員刷新が一通り済んだのか、エピソード7のラストにて花村医院で鉢合わせた黒龍に神武斗署を離れる旨を告げると「次に会うときはお互い立場が違うかもしれない」と意味深な言葉を残して去っていった。

その後、イベント「山形慶子の危険な駆け引き」で再び登場。
警視庁にコンサルタント制度を導入すると山形慶子を雇い、佐島修一郎の開催する闇カジノ摘発のための潜入要員として起用する。
さらに「コンサル制度を導入した者としての責任」として突入部隊を指揮し、山形の連絡を受けるとカジノ船に乗り込んでいる。
ただし黒龍は山形が逃した後であるため、再会していない。

エピソード11「頂の向こう側」では公安警察(ゼロ)として、長年追ってきた国生征志が羽柴会と組んで行ってきた悪事の証拠を掴むべく動く。
前々からその証拠を内山宗次朗が掴んでいたと推測していたことから宗次朗と密接な関係にあった伊達組がなにか知っているのではないかと読んで署長に伊達組をしばらく泳がせるよう指示している。
その期待通りに黒龍が宮部未央の祖母の屋敷から証拠を手に入れると、黒龍の前に現れ証拠を渡すよう要求するが、言葉が悪かったため権堂の説得を受けた黒龍が権堂に渡すという形で証拠を得ている。
尚、自身らも宗次朗の生前にも証拠を得るべく交渉しようとしたが、接触すらしてもらえなかったと語っている。

業神が羽柴会を乗っ取った直後のタイミングで国生の元に乗り込み逮捕しようとしたが目の前で拳銃自殺されてしまうと「案外あっけないものですね」と心情をこぼしている。
神武斗署による羽柴会の一斉検挙が終わった後でまた黒龍の前に現れ、
羽柴会が後退したことで神武斗町は以前のような混沌とした状態に戻るでしょう。次に来るのは徳川会か、あるいは別の新興勢力か…
と今後の神武斗町に新たな大勢力が乗り込んでくる可能性を示唆したところ、黒龍が「誰が来ようと好きにさせるつもりはない」と答えたことで黒龍が神武斗町の天頂となるのかと聞いたがはぐらかされると、しばらく静観することを伝えて去っていった。

安達英里佳

【概要】
新興IT企業エリネットの女社長。

妹の安達澄香によれば、学生時代に父が経営していた金属加工工場が破綻しかけたため、独学で経営学を勉強して父の秘書となり会社を立て直したという。
その後工場は閉鎖したものの借金は完済し、自身は経営学のノウハウを活かしてエリネットを立ち上げたという経緯がある。

なお、裏川朱美の元上司に当たるのだが、朱美やURAKAWAに関して特に言及はしていない。

【ストーリーでの活躍】
イベント「道野栞のウェディング・ロード」において直接の登場はしないものの、
青山孝三郎エンゲージステーションのECサイトについてエリネットと話を通したと劇中で語られていることから、裏で青山と交渉していた様子が伺える。

イベント「黒龍と迷えるガンスミス」にて正式に登場。
(恐らくはエンゲージステーションの件がきっかけで)すでに黒龍とはビジネスパートナーとしての付き合いを持っており、彼がヤクザであることも把握している。
澄香とは決して不仲ではないのだが、澄香が普段海外にいて離れて暮らしていることもあって話しづらいとして姉妹での食事の席へ黒龍の同席を求めている。

イベント「夜の蝶と学生社長」では、フリージャーナリストを名乗る工藤琉戯恩半グレ)虚偽のスキャンダルをニュースサイトに載せると脅されており、伊達組事務所へ相談に訪れている。

安達澄香

【概要】
イベント「黒龍と迷えるガンスミス」に初登場。
安達英里佳の妹。普段はアメリカで生活しており、ガンスミスとして銃を取り扱う仕事についている。
姉の英里佳曰く「人見知り」らしく大人しめで遠慮がちな性格。

元々は実家の金属加工工場の経営危機を立て直し、借金を完済させた姉に対するコンプレックスから海外に渡り、金属加工の技術を活かしてガンスミスを始めたという経緯を持つ。
その後も姉の背を追っているところがあった。

【ストーリーでの活躍】
イベント「黒龍と迷えるガンスミス」では、日本人の客の一人から「自分の製造した銃が日本のヤクザに出回り暴発事件を起こしている」という噂を耳にし、独自で調査するため日本に来日している。
来日した際には英里佳との食事で同席していた黒龍と知り合いになっている。

暴発事件の真犯人と目されるエフゲニー・イワノヴィッチが日本で違法な賭け射撃場に出場していることを知ると、潜入するため大会に参加する黒龍が扱うライフルの製造も請け負っている。
また、銃が故障した時に備えて、同じく大会に参加した泉田繁の同伴者として会場に入り込んでいる。
ニコライという偽名で参加していたエフゲニーを黒龍が破って正体を暴き暴発の手口を自白させたことと、権堂剛が暴発事件の証拠として押収した拳銃にサインが入っていなかったことから自身にかけられた容疑は晴れている。

姉の背を追っているところをアリサ・パヴリチェンコに見抜かれると、アリサも(誰かの背を追うということについて)似たような過去を持つことから
(アリサ自身がリュドミラ大尉にかけられた)「誰かの影にいる間は、一人の戦士とは呼べない。」という言葉を受けて、一人前の職人としての自覚を持つに至った。

後日、事業拡大を図る英里佳から日本に戻りエリネットで働くことを打診されたものの、拒否してガンスミスの仕事を続けることを伝えている。

天城ゆり

【概要】
エピソード5「因縁と逃亡」にて初登場。
元・直峰組構成員直江誠治の娘であり、現在は神武斗町近郊にある学園に通う学生でラクロス部に所属。
同じ学園に通う南条詩音雑賀あかり龍宮ともえ冬月ひかりは同じクラスである。
また、父の直江誠治とは違う姓であることから母の姓を名乗っていると思われる。
父親が逮捕される前にプレゼントされた猫のキーホルダーを今でも大切に持っている。

過去に黒龍が父親の直江誠治を仇討ちしようとした現場に偶然鉢合わせてしまったが、現在は黒龍の顔は憶えていない。
組員と兄弟分である業神浩に制止されても出向いた仇討ちを、非力な娘である彼女が原因で思いとどまる羽目になっており、その出来事が黒龍の深い後悔になっていた。

【ストーリーでの活躍】
エピソード5「因縁と逃亡」では陰謀に巻き込まれ二度も命を狙われるが、死んでしまった父が霊能力者の雨宮佐和の力を借りて黒龍を導き、命を救われる。

  • 黒龍が彼女を救い事件を解決したことで直江との因縁も、それにまつわる後悔も晴れたようである。そういう意味では黒龍にとって重要な人物だったと言える。

イベント「ガールズプラトゥーン」にて再登場。
同じクラスでサバゲーサークル唯一の部員である雑賀あかりのたっての頼みで、詩音とともに臨時部員としてサバゲーサークル入りしている(ラクロス部とは掛け持ち)。

イベント「なぎさよ!世界を握り取れ!!」では、詩音がカップ麺の懸賞で当てた自転車に試し乗りしていた所、その自転車が魚住なぎさの使っているものと同型だったことや、茶髪のツインテールだったことでガストロノミーヤニックセドリックになぎさと間違われてフランスに拉致されてしまう。
(顔は似ても似つかないのだが、自転車と髪型だけでヤニックが早とちりしていた)

拉致された先でボスに寿司を振る舞うよう命じられるが、人違いだと判ったため3人揃って殺害されるわけには行かないとして、魚住なぎさとして寿司づくりを勉強する羽目になってしまう。
さすがに握り寿司の作成や具材の仕込みは元料理人のセドリックが代わりに握ることになったが、元々料理は出来ることから巻き寿司を巻いて切るくらいは出来るようになり、ボスの試食でも評価される。
しかしその頃には本物のなぎさがフランスに来ていることが拉致を依頼したブリス・バルテレミーの連絡で判っていたため3人揃って殺害されかかるが、なぎさの元へ襲撃しに来た構成員から拠点を聞きつけた黒龍に助けられ、無事日本に戻っている。

セドリックの影響で料理に興味をもつようになったらしく、イベント「七夕祭りとそれぞれの思い」では短冊に料理の上達を願っている。

天草正道

エピソード5にて登場する警察官。階級は巡査。
天城ゆりの命を奪わんとする桐野の犯行現場へ、足利宗光とともに駆けつけた。
正当防衛のため桐野弘行へ発砲し、射殺してしまった。

彼自身も、桐野や小笠原重雄と同様に神武斗署署長に飼い慣らされた『ヒットマン』である。
関西で起きた環境保護団体リーダー殺害事件の実行犯。しかしその際、直江誠治にその現場を目撃、撮影されてしまう。
この決定的な証拠を奪取するために直江を殺害したのち、証拠を託された可能性を危惧し娘のゆりに接近、殺害しようとした。
しかし黒龍武藤直子が現場に駆けつけたことで殺害及び証拠品奪取は失敗。そのまま現行犯逮捕された。

登場時は他の警察官同様シルエットのみの立ち姿だったが、その正体が明らかになるとともに正式な姿が公開され、兄貴達を驚愕させた。
警察官になったばかりの頃は一警察官として任務に一筋であったが、とある事件で威嚇射撃し、それによって犯人を殺害してしまったことで彼の人生は大きく狂ってしまった。

警官としての矜持も失った彼は殺しも「仕事」と割り切り、指示されたターゲットを黙々と殺害することとなった。
その非情さは今や面影も無くなってしまったが、一応同じ殺し屋家業の内山刀花と類似する部分がある。
違う点があるとすれば、刀花は殺しをひさぎながらも歪むことはなく、天草は歪んでしまったところか。

阿万野ほのか

【概要】
イベント「失われた黄金と幻のハチ」にて初登場。
黒龍がかつて世話になったという映画監督(恐らくはアクション監督)の後輩に当たる新人映画監督。
「たまぁとったる~」が口癖。

幼少の頃からの任侠映画好きで、神武斗町で任侠映画「スペースレスキュー・焔組vsアンデッド・レディース十字薔薇軍団」を撮るため伊達組の協力を求めている。

  • 黒龍に取材を求めた際、取材そのものは拒否した代わりとして神武斗町での映画撮影に協力する、という約束をしていた。

性格は天然気味で恐れ知らずといったところで、初対面の野田英治ヤクザ)に「てっぽだま、やったことありますか」と質問しているほどであるが、映画監督としては優秀な実力を持つ。

【ストーリーでの活躍】
イベント「失われた黄金と幻のハチ」では、映画撮影のスケジュールも決まった矢先に蛾王院翔馬の暗躍でメインスポンサーのハンプティ社が風評被害を受けた煽りを受けてキャストの降板や資金繰りの悪化に悩まされるも、
まずはエキストラ撮影を優先させる機転を見せ、自ら食事を作ったり主人公の妹役として出演したりと大忙しの状態になっている。

イベント「思い出の車に残された謎」では友人である早房岬のことを気にかけており、岬の父の愛車であるBCMが盗まれてしまうと捜索のために宮部未央伊達組を紹介している。
人見知りが激しい岬に代わって未央に事情を説明したり、犯人探しのために神武斗町で撮影が行われていた「ワイルド・スピーダー」の監督に頼み込んで囮の高級車を用意してもらうなど事件解決のための交渉要員としても活躍する。
謝礼として黒龍に極道ドキュメンタリーの撮影を頼み込んだのだが、これは流石に断られてしまった。

雨宮佐和

【概要】
エピソード5にて初登場。占いが得意な女子大生。霊感を持ち、幽霊やオーラが見えるらしい。
困っている人(霊)を放っておけない、優しい心の持ち主である。
(上記だけみれば武藤直子と似た性格であるが、前のめりに関わってくる直子とは対照的に「あくまで一歩引いてサポート役に回る」のが彼女の特徴である。)

【ストーリーでの活躍】
エピソード5では黒龍の前にふと現れ、唐突に危険を知らせた少女。
黒龍も最初は取り合わなかったが、彼女の警告は的中し、逃亡生活を余儀なくされることとなった。
その後、直江誠治の霊が発する声を聴き、危機に陥る黒龍を幾度も導くことになる、いわゆる『狂言回し』の役を担っている。

イベント「天災博士の異常な日常」では街頭で辻占いをしており、とあることがきっかけで仲違いをしてしまい意固地になっている伊達組の面々の前に現れている。
それぞれの心の迷いを看破し、各々に啓示を送っている。

  • 「筋が通っているのに頭を下げたら負け」と憤る黒龍には「……本当の勝利とはなんでしょうか?」と前提を揺さぶる問いかけで返し、納め時を間違えてはいけないと諭す。
  • 「悪いのは筋の通らないことをしている黒龍」と突っ張る野田英治泉田繁には「語気を荒げるのは、その言葉に自信がないから」「本当は言い過ぎたと思っていると(守護神が言っている)」
    「(“すまん”という)たった三文字の言葉を言うのが難しいこと、あなた方もわかっているのでは」と本心と態度の裏腹さを突いて、自分の非は素直に認めるべきと諭す。

ただし、これらはすべてが彼女の占いによるものではなく、彼らのギスギスした雰囲気を危惧した道野栞から相談を受けて、彼女が仲直りさせるために動いたものである。

イベント「不幸を呼ぶ埋蔵金」でも登場。以前起業のアドバイスをした松林源一郎に、自分の成功に導いてくれた「運」を見込まれ徳川埋蔵金探しの協力を申し込まれる。
埋蔵金探しの協力者である中井康弘教授にも会わされ、話自体に思うところはあったようであるが、「助言もしないし、意見もしない。ただ経緯を横から眺めるだけ」という条件を提示し協力に応じた。
その後は、「源一郎が詐欺に巻き込まれている」可能性を考慮して背後関係を調べるために黒龍に相談しており、黒龍を通じて松林源一郎の娘である松林菜々美紫藤凛に出会っている。
調査の結果「詐欺ではなく、純粋に徳川埋蔵金があることを信じて探している」ことが発覚し、逆に説得難しいものとしている。
佐和本人は根本的な問題には気付いているものの、菜々美に対しては「源一郎さん本人が理解しなければならない」「お互いの理解が大事」という言葉に留めている。

間もなくして家族に家を出て行かれ、悪徳工事業者から偽装事故を起こされ多額の金銭を要求され失意の源一郎の前に現れ「夢を追う覚悟」について語りかけ、彼にその覚悟があるか説いている。
しかし「あくまで、私の考えです。あなたの答えはあなたがみつける他ありません」と一歩引いた立場で諫言している。
全ての事件が解決したあとは相変わらず埋蔵金探しに燃えている中井教授をテレビで見て「覚悟を決めている人は不屈です」と菜々美たちに語っている。

イベント「鑑識官と呪われた廃屋」では本山郷治宅解体の調査に訪れた黒龍と野々村唯の前に現れ、危険な霊がいることを警告するも降りる訳にはいかない唯と黒龍の頼みから調査に協力している。
黒龍に対してはそれなりに好意を抱いているためか、天井裏へ登るべく唯に肩車してもらった際に、思わず唯の漏らした「重い」の一言に対して
今の言葉は訂正してください。このままでは彼(黒龍)に(体重が重いと)誤解されてしまいます
と要求したり、一連の事件が解決した後に本山宅跡地に現れた識名智美の一言に嫉妬したのか
……占わずとも、女性に刺される未来が見えるようです。
と静かに怒りを見せたりしている。

綾鷹幸四郎

エピソード7「交錯する欺瞞」にて初登場。あやたか物産の社長。
新規顧客の獲得で多くの店舗、企業との契約を得てきたが、新規の獲得に固執しすぎた結果発注ミスなどで顧客の信用をなくし、経営を傾けてしまっていた。
そんな中、黒龍にフロント企業の経営を言い渡された新海守があやたか物産に目をつけたことで伊達組の世話を受けつつ経営を立て直すことになる。

その結果、順調に経営を再建し利益を上げていくことが出来たことから伊達組に恩義を抱いており、エピソード11「頂の向こう側」で特別行政区域法に基づく立ち退きとその後のテナント入居で羽柴会の干渉を受けても伊達組を裏切らない意思を黒龍に伝えている。

綾槻せりな

【概要】
イベント「Chef,Ayatsukiの新作料理」にて初登場。
フランスの三ツ星レストランル・グラン・ゾロワーで5年修行したフレンチのシェフ。

極度の占い好きで、雨宮佐和とも面識がある。
また、占い好きが過ぎた結果、日々の行動まで占いで決めたり、
雑誌のインタビューでも半分以上占いの話ばかりしていたりしている。

【ストーリーでの活躍】
イベント「Chef,Ayatsukiの新作料理」では日本に来て早々に佐和の占いを受けており、
その結果自身の店を構える場所を神武斗町に決めている。

開店準備をしていた所、謎のチンピラ連中に妨害を受けていたが場所が伊達組のシマ内だったため黒龍に助けられる。
黒龍の案内で神武斗町を散策していた所に吉村晴奈と出会ったことが縁で、彼女の祖父で刀鍛冶の吉村小鉄の存在を知ると、
自身が使う包丁やナイフを作ってもらうべく小鉄のもとに足繁く通っている。

実は店を構えるために購入した建物に問題があり、以前はパンドラックという雑貨店だったのだが、
ここで宮田組メイオウという危険ドラッグを売リ捌いていた。
さらに逮捕された組員が建物内に着服したドラッグを隠していたことが発覚したため、ブツの確保に動いたというのが妨害の真相であった。
しかし伊達組の警護で予定が狂ってしまい、業を煮やした組員に店内に忍び込まれた上、
隠し場所が改装で塞がれていたことから証拠隠滅のために放火されそうになったが、晴奈と黒龍に助けられている。

後日、開店準備が整うとAYATSUKIのプレオープンに伊達組の面々や晴奈、小鉄を招待している。

イベント「なぎさよ!世界を握り取れ!!」にて再登場。
魚住なぎさが若手限定世界SUSHIコンクールへ出場するにあたり、指導していた泉田繁が忙しくなったため泉田の代わりを黒龍に頼まれる。
コンクールの東京予選会場で、フランス代表としてかつての同僚にして悪名高いブリス・バルテレミーが出場していることを知ると黒龍に警告し、なぎさの創作寿司を手伝った縁もありフランスへ同行する。
なぎさがガストロノミーの襲撃を受けて包丁が折れてしまうと、昔の伝手を使って代わりの包丁を貸してくれるシェフに連絡を取り、なぎさが無事に出場できるよう尽力している。

コンクールの一件でなぎさとは友人となったようでイベント「七夕祭りとそれぞれの思い」ではなぎさと共に七夕まつりの会場で寿司の屋台を出すと、寿司の修行のため来日していたブリスをこき使っている。

アラン軍曹

イベント「ウェイトレス・トライアングル(アジト防衛戦シナリオ)」にて初登場。
JJブラザーズに雇われていた傭兵部隊の団長。リディア=ストレルコフの元部下でもある。
陽動作戦を用いて伊達組を葬り去ろうとしていたが、かつてリディアが使っていた戦術でもあったためリディアによって看破され倒されてしまう。
死んだと聞かされていたリディアが生きていたことに驚くと同時に実力で敵わないことを知っていたため「マフィア相手に契約もクソもない」として撤退している。
傭兵として新たな戦場を探すことを伝えると去り際に「自愛しろ」との言葉をかけたリディアに「最後まで厳しい上官様だ」と捨て台詞を残している。

アリサ=パヴリチェンコ

【概要】
イベント「硝煙は裏切りの匂い」にて初登場。
SVR(ロシア対外情報庁)の特殊部隊ザスローンの隊員で、階級は曹長。リディア=ストレルコフが在籍していた当時は、彼女の部下でもあった。

日本食や日本製のゲームを好んでおり、特にゲームに関してはかなりのヘビーゲーマーであることを伺わせている。
ローカライズにおける劣悪な翻訳を嫌ったことで日本語を学び始めたというほどの入れ込みぶり。ただし本人曰くTPS系は苦手。

  • 実物を使ってる身として、あの玉の無制限っぷりがどうにも」と切実な理由を伺わせつつもとんでもない発言をしてしている。

格闘ゲーム、エグザイル・エデンではマグノリアを持ちキャラとしており、同じマグノリア使いで本能任せな藤堂楓花に対し理論思考で戦うタイプ。

日本食への趣向が高じてか日本産の調味料にも詳しく、彼女の作る醤油を使用したボルシチはリディアやヴェロニカ長官を唸らせた。

猫は大好きだが軽度の猫アレルギーという因果な体質持ち。ちなみに猫舌。
またアルコールが苦手らしく、以前昇進祝いにリディアと飲んだ際には「それでもロシア人かっ!?」と罵倒されている。

【ストーリーでの活躍】
かつては凄腕の狙撃兵として名を馳せていたが、最近では失敗続きで部隊での立場も危うい状態であった。
イベント「硝煙は裏切りの匂い」ではセルゲイ長官の命でスパイ疑惑の掛けられたリディア暗殺のため、神武斗町に潜入する。

リディアの足取りを追う重要な行動という名目で入ったゲーセンでは佐伯京香と互角の勝負を繰り広げ、
京香や楓花、そして京香との試合を見ていた黒龍コンスタンチンといった面々と交友関係を得る。

任務の遂行とリディアを助けるという相反する要素に葛藤することになるが、「リディアを裏切るな」という黒龍の助言を受けると、
リディアを説得して彼女の持つメモリーを入手する道を選ぶ。
(もっともこれは、作戦の副官であるリュドミラ中尉の予定通りだったのだが)

メモリーに記録されていたセルゲイ長官の不正の証拠が暴かれると、実はFSBのスパイだったリュドミラ中尉とも共闘し、暗殺部隊を撃退している。
その後はSVRおよびザスローン再編の間仕事が無いということで休暇を与えられ、しばらく日本に滞在するとのこと。

イベント「真夏の神武斗町」で早くも再登場。
ハニーバニーのコスプレイベント第二弾のヘルプ要員として(間違いなくリディアに)徴発起用され、客ににゃんにゃんオムライスを振舞っていた。

ザスローンの再編が完了したことに伴いロシアに戻っていたのだが、
イベント「黒龍と迷えるガンスミス」にて、エフゲニー・イワノヴィッチの身柄を追って再び神武斗町に赴いている。
エフゲニーが賭け射撃場に出没しているという情報を掴んでいたものの、ロシア人が参加すれば相手も警戒するだろうと踏んで黒龍に大会参加を依頼し、自身は同伴者として会場に入り込んでいる。
エフゲニーの身柄を確保し暴発事件の真相を聞いた後で楓香に勧められたのかツノカワ主催のコスプレ大会にも出場しており、陸戦魔導科高校の教官の登場人物・エレノア教官のコスプレで優勝している。
…が、SVRとしてはマズい話だったらしく、後述のイベント「アリサのドキドキ神武斗町デート」で来日する際リュドミラ大尉に「コスプレイベントみたいなのはダメよ?」と釘を差されている。

イベント「アリサのドキドキ神武斗町デート」では、個人的な用事で再び来日する。
(黒龍が謎の脅迫電話を受けていたこともあって)黒龍と神武斗町でデートすることになるのだが、普段と態度の違う黒龍に困惑している。

実はロシアを発つ前に、リュドミラ大尉がロジン=ロマーヌ=ラスコーリニコフの背信行為について証拠を掴むための囮として利用しようとしており、
ロジンが開発したパドグリアの端末となるコンタクトレンズ型カメラを、射撃補助システムのテストと称して受け取っていた。
このことが原因で黒龍への脅迫電話を始めとする騒動が起きたのだが、リュドミラが証拠を掴んだことと、たまたまロジンの操作するドローンを発見した織部ひとみ紫藤凛が裏で解決のため動いていたことで事なきを得て、
逃げた末に自身と黒龍の元に現れたロジンを徹底的に殴り倒していた。
この一件でSVRに対する疑問を抱きリディアに相談したりもしたが、結局はSVRに残ることでリュドミラ大尉とともにSVRの体質を変えていくことを決意している。

イベント「残された絵画と予告状」では、怪盗オリヴィアが使用している高性能ドローンの調査をするべく、黒龍とともに凛の部下の警備員という名目で本藤康弘の山荘へ向かっている。

イベント「エピソード0 英治と黒龍」では、東欧某国のテロリストを追ってジンシュクへ赴く。
ロジンの一件で「SVRは神武斗町に近づかない」という約束を交わしていたものの、テロリストが神武斗町で活動する可能性を考えて黒龍に話を通そうと考えると、黒龍に誘われたディナーの席で
「SVRを全面的に信用することはできないがアリサは信用できる」ということから情報提供の約束を取り付けている。
一味の一人でテロリストを日本へ送る手引きをしたとされる久我翔馬野田英治の昔馴染みであったことから英治を通じて一味の情報を入手している。
しかしそれは実は久我を裏切ったグスタフ・スコールを久我が利用した罠であり、英治ともども人質として捕らえられてしまうものの、隠れ家に乗り込んだリディアと黒龍に助け出されている。
久我が逃げた先へ英治が説得のため乗り込むと、万が一のための狙撃要員として二人の様子をうかがっていたが、久我は別のスナイパーに狙撃されてしまい、その狙撃手を撃って無力化したものの久我を助けることはかなわなかった。

有栖川沙耶

【概要】
イベント「学園に潜む恐怖」で初登場。
神武斗町近郊にあるお嬢様学校・聖ヶ谷女学園の生徒。生徒会長をしている。
マリー・ランベール裏川黄泉園崎春陽とはクラスメイト。

元華族の家柄で厳格な家庭環境で育ったらしく品行方正で規律面では厳しいところもあり、マリーに対してはもっぱら抑えるポジションであるが、実際は大変な友達思いな性格。

【ストーリーでの活躍】
イベント「学園に潜む恐怖」では学園内で捕らわれた春陽からの密告を受け刀花に助けを求めた際、黒龍からは「(危険だから)俺たちに任せて帰れ」と言われたにもかかわらず、「嫌です!だって、友達なんですよ!」と頑として聞き入れなかった。
黒龍も彼女のその思いは汲みとったか、刀花に「守ってやれ」と指示したうえで同行を許した。

彼女も黒龍に惚れたようであり、「あの人は本当に極道なのか」「(神武斗町は危険だが黒龍に)会えれば守ってくれるはず」と心を許している。

イベント「バレンタインエール」で再登場した際は聖ヶ谷女学園のクラスメイトと共にジンシュクにあるチョコレート教室に通っている。
そこでは初心者にも関わらずいきなり難しいチョコレートを作ろうとしており、相馬あすかには「難しいのは普通の作れるようになってから、基礎なくして応用なしだよ?」とたしなめられている。

イベント「聖なる夜のクルージング」では、藤堂楓花の頼みでヴァレンチナ号で働くアルバイトを探す春陽に苦言を呈しながらも職業体験という名目で申請することを提案し、自身も応じている。
ただし、当の楓花には「またベクトルの違うリア充」として苦手意識を持たれている。

イベント「チョコとみずほとバレンタイン」では、パリス・チョコレートのバレンタインイベントで岡本みずほの手伝いをする黒龍が榎本勇子に、くじ引きの景品であるBLもののイラストを渡す所を目撃してしまったために
自分たちになびかないのはそういう趣味だったからなのか」と早とちりしてしまい、後日イベント「囚われのダンサーと孤独な叫び」にて出家しようと兜光寺を訪れている。
(学校でも悩んでいる姿を見たというマリーの話を聞いた黒龍が連絡して駆けつけたことにより、誤解は解けている)
兜光寺を訪れた日がたまたま牡丹がリズム感を鍛えるために風見理緒からダンスを教えてもらい始める日でもあったため、牡丹や黒龍とともにダンスを教わっている。
また、理緒が薬物容疑で捕まった少し後、ダンスサークルを親に辞めさせられてから家出していた門野栄美に出会い、もともと面識があったことやその日は両親が結婚式で外出していたため家に招いている。
栄美が思い悩む姿を見て黒龍に相談した所、ちょうど薬物の件で黒龍も栄美のことを探していたため、偶然ながら事件解決の手助けとなっている。

有園基樹

エピソード10「神武斗町の動乱」に登場する人物。
徳川会暴力団南光組若頭。

神武斗町再開発計画に反対するデモで暴動を煽り、羽柴会に裏で協力している企業や店舗を襲撃させていた首謀者。
デモで暴動を起こすことは羽柴会に反旗を翻そうとする業神浩の依頼を受けてのことであったため、業神も再開発計画を主導する立場にありながらデモ活動の鎮圧に消極的であった。
しかし神武斗町の秩序を望む内山怜花伊達組に調査を依頼したことによって本拠地を突き止められると黒龍に叩きのめされ、口こそ割らなかったものの顔写真から正体を突き止められてしまう。
本拠地が(業神配下である)宇喜多組のシマ内にあったことで、黒龍や怜花も業神が羽柴会を裏切ろうとしているのではないかという推測に至っている。

アルクゥー

X-Overdとのコラボイベント「黒龍と異界の乙女たち」に登場する人物(?)。
DMM現象によって天頂とX-Overdの世界で複数の人物が入れ替わってしまうと、
アストラル次元を漂う精神体で、実体がないことから泉田繁の意識を乗っ取って黒龍ノエル達に現象の元凶たる特異点を破壊するよう頼み込んでいる。
ただし、泉田の精神力が強すぎて完全に乗っ取れなかったらしく、泉田本人の口調と混じってしまいスフレに「変な話し方」とツッコまれている。
ちなみにX-Overd側では片倉千早が似たような状況に陥ったが、千早の口調が残ることはなかった。

アール・アルフォード

イベント「神武斗町 デュエリストシティ編」に登場する人物。
BOARDコーポレーションの副社長。
会長であった剣崎光造の信頼厚い腹心だったが裏では軍需産業と癒着しており、会社株式を市場公開させた上で株主の協力を取り付け、剣崎あすみを社長から追い落として自身が新たな社長に就いている。

しかしバトルモンスターズの基幹システムは光造とジョフリー・メイスによってブラックボックス化されており、セキュリティの解除に四聖神獣カードが必要であったことからドラウグルと手を組んでデュエルシティ神武斗町を開催し、神のカードを自身の手に集めようと目論む。
ドラウグルが裏切らないための安全弁として、技術者Aの情報を受けて5枚目の神のカード「黄神麒ゴッドルーラー」を所持していたのだが、元々メイス博士を復活させることを目論んでいた技術者Aとイェーガーによりゴッドルーラーを奪われてしまう。
後日、あすみがブラックボックスを開くと中に保存されていた軍事関係者との癒着の証拠が流出してしまい、社長を解任された模様。

アルバート・マグリ

イベント「鬼庭組と呉服屋騒動」に登場する人物。
海外の犯罪者集団ブラックノアのメンバー。表向きはサクアサ芸術大学に留学生として在学している。
アジア系の人種の性奴隷を仕入れるために来日しており、日本人をサル扱いするなど見下した態度を取っている。

性奴隷の確保のため、ナンパして仲良くなった女性をさらっては身柄をサクアサ内のアジトに監禁していた。
駒崎珠美もそうして確保した一人であったが佐縁馬俶子は例外で、過去に女性を襲っている所を古梶真矢に見られたことから、口止めのために復讐に手を貸す条件で攫っている。
一方でブラックノアの調査に赴いていた雪平聖奈に存在を気づかれており、聖奈がブラックノアに関する資料を入手する(ために伊達組鬼庭組に囮になってもらい、ついでに被害者を救出してもらう)目的から五木正直に情報を流されており、アジトを鬼庭組に潰された上で自身も黒龍に叩きのめされてしまう。
攫った女性の身柄を返されるくらいなら、と越後あかねを撃つも黒龍が庇っており、直後に現れた鬼庭軍蔵に「うちのシマで好き勝手に暴れまわった挙句、兄弟に怪我をさせた」ことで制裁を受けている。

アレックス

イベント「交わる刃と心の在処」に登場する人物。
ベルニカ王国騎士団に所属する騎士。
国内で起きたクーデターに同調し、国王の姪に当たるクレア・オースティンを暗殺するため日本へ赴く。
国王救出のための協力依頼という名目でクレアを呼び出すことは出来たものの、同行していた黒龍に怪しまれたことで失敗。強硬手段にでたものの黒龍により返り討ちに遭ってしまう。
丁度その頃、内山怜花がクーデター打開のため内部でカウンター・クーデターを起こし、外からはEUに鎮圧部隊を派遣してもらう策を考えるとクリフォード副団長との連絡役を務めさせられている。

飯笹一葉

【概要】
イベント「危険な仕事と二人の主役」の登場人物。
お嬢様なのだが、バイクに対する愛情が高じてオートレーサーとなっており、現在は河田レース場に所属している。
友人にレースクイーンの八雲麗がいる。

【ストーリーでの活躍】
イベント「危険な仕事と二人の主役」開始時はA級に昇格しており祝福ムードであったものの、
憧れの先輩レーサーである坂田秋江が試乗中に事故を起こしたことから状況が一変する。
救急車に搬送される直後の秋江が残した「…気を、つけて……」という警告と、事故状況の不自然さから陰謀を感じ、友人である麗と共に調査を行っている。

その後、整備員の立ち話から「秋江が八百長を断ったせい」であるという噂を聞きつけるも、その直後自身もエンジンブレーキ故障による落車事故を起こしてしまう。
なんとかかすり傷で済ますも整備員であるおやっさんの態度から、この事故も誰かに仕組まれたものだと確信するが、
「麗を巻き込む訳にはいかない」という気持ちと「先輩を思う」気持ちの板挟みに苦しみ、思い悩んでいる。

しばらくして麗の紹介を受け黒龍から仮面レンジャークレジットのバイクスタントを依頼されるも乗り気ではなく断ろうとするが、
麗から黒龍が極道者であることを打ち明けられ、「一葉がバイクスタントをする」代わりに「黒龍が河田レース場の八百長疑惑を調査する」という交換条件を麗に促されたことで、
意を決して依頼を引き受ける決断をした。

撮影現場ではアクション監督から「完璧だっ!」とそのライディングテクニックを絶賛されており、黄雪麗との息もピッタリで撮影も順調に進むかと思われたが、
河田レース場の八百長を取り仕切っている小山組、その若頭である井上俳瀬に黒龍との繋がりがあることを警戒されてしまう。
井上の策略で河田レース場役員に「一葉が違法改造車をレースで使用していたこと」を捏造され、一葉に永久追放処分が下されてしまう。

その裏で麗と協力して黒龍が河田レース場での八百長の物的証拠を掴み、不正も明るみに出たことから一葉の永久追放処分も解除。
無事に撮影も再開され、意識不明の重体だった秋江の意識も回復し安堵したようである。
最後の撮影では雪麗と見事なバイクスタントを決めており、
仮面レンジャークレジットの「キャッシュディスペンサーまでひとっ走り付き合えよ!!!」という決め台詞で撮影を締めている。

飯田重信

イベント「片倉千早 就職への道」の登場人物。ムラノ証券の社員。

仮装売買と馴合売買を繰り返し株価の不正操作を行っていた悪党であったが、ムラノ証券本社で何者かに刃物で背中を刺されてしまっている。命に別状はないとのこと。

  • 片倉千早は飯田の調査をダークウェブを通して依頼されており、自分の売った情報で刃傷沙汰に発展した可能性に衝撃をおぼえることになった。
    その上で内山刀花から「斬られて当然の存在です。お前が気に病む必要はありません」と平然と言い放たれたことで、住む世界が違うことを痛感させられハッカー業から足を洗い就職する決断をしている。

イェーガー

イベント「神武斗町 デュエリストシティ編」に登場する人物。
ジョフリー・メイスの弟子筋にあたり、メイスの復活を目論む一味のひとりで、技術の発展のためには犠牲も厭わないという師に似たマッドサイエンティスト気質の持ち主。
かつてはBOARDコーポレーションにも務めていたが、アール・アルフォードにより解雇された過去を持つ。

当初は「ドラウグル構成員」の名義で登場しており、ドラウグルから遣わされたコウガの補佐役というポジションに収まっていた。
コウガが決勝トーナメント二回戦でドラウグルのラウ・フェンリン・フェンを破って病院送りにした後、同志である技術者Aの手引きでアールの前に現れると正体を明かしてアールの持っていた神のカード「黄神麒ゴッドルーラー」を奪い取っている。
決勝戦では剣崎あすみによって自身(のオリジナルである剣崎光雅)がすでに死んでいることを指摘されて動揺するコウガを見切ると、あすみ、黒龍に自らの目的を明かして二人を打ち破ろうとしたが、黒龍の手で倒されている。
あすみが神のカードを揃えてブラックボックスが開かれるたのち、新堂亜由美によってメイスのAIプログラムが消去されていく所をみて崩れ落ちている。

池松勝利

【概要】
羽柴会赤星組傘下で神武斗町に事務所を置く池松組の組長。
赤星武明の舎弟。

紫のスーツに金髪と、ヤクザというよりチンピラ。
言い換えれば、このゲームの登場人物の中でも柄が悪い様相が目につく。

赤星とは23年の付き合いであることから相応の年齢であると推測される。

【ストーリーでの活躍】
イベント「フラワークライシス」では、相良を介して田中真一を手先に使い、伊東フラワーショップの立ち退きや用心棒に就いていた新海守の闇討ちを画策するなどした。
不利と見るや伊達組との正面衝突を避けるなど意外とクレバーである。また、その際に子分が率先して小指を落としたあたり人望もあるのかもしれない。

エピソード6にて伊達組と鬼庭組を潰し合わせようと画策するが失敗、更に(業神の暗躍もあって)組の主要なシノギの一つである詐欺グループが打撃を被り、激しく取り乱し、怒りに任せて(責任者でもあった)相良を射殺してしまった
その取り乱す姿を見た業神浩からは「頭はキレるが肝は据わっちゃいねぇ」と評された。

エピソード7では度重なる失敗により赤星からも見捨てられており、業神の勧誘に対し業神会の若頭に就くことを条件に応じる。
その見返りとして(自身も関わっていた)赤星組が請け負ってきた企業潰しの情報を業神に流している。
しかし、その動きが赤星にバレたことで百地新十郎に捕まってしまう。
百地の拷問にもしばらくは耐えていたのだが、一物を切り落とされたことで流石に屈してしまい業神に流した情報のことを自白してしまう。
そのまま赤星のもとに引き出されると命乞いを始めるが、その姿に怒った赤星に焚き付けられると最期に「俺があんたを潰すんだよ!」啖呵を切り、直後に赤星に引導を渡された。

井古田

イベント「鬼庭組と呉服屋騒動」に名前が登場する人物。フルネームは不明。イベント開始時には故人。
中国地方にある佐縁馬町の市議会議員で、古梶真矢の父。

過疎化の進んだ佐縁馬町に工場を誘致させる計画が持ち上がると推進派の筆頭として活動していたが、地元の名士である佐縁馬家の反対に遭い、話がまとまりかけた矢先に妻や息子共々殺害されてしまったことで計画は頓挫してしまった。
真矢だけはこの事件から難を逃れており、後日佐縁馬家に復讐を誓っている。

石田恭次

エピソード8「凶弾の行方」にて初登場。羽柴会現若頭。シルエットではなく専用の立ち絵が用意されている。
羽柴会の中でもいわゆる旧会長派に属し、なおかつその筆頭と思われる。
礼儀礼節に拘らない飄々とした人物で、自身の組も含め敵の多い業神浩に対しても「金勘定に得意なんは悪いことやない」と一定の評価をしている。

これまでは関西の旧会長派の不満分子を抑える役割をはたしていたものの、エピソード7で破門になった赤星武明の遺したシノギが関東の加藤豪三現会長派との奪い合いになってしまい内部抗争に発展しかねない事態になってしまっている。
そこで話し合いにきた業神に「俺(業神)以外の関東の奴らを引かせる代わりに業神会が関西でシノギを持つこと認めてほしい」と提案をされ、会合の前日に行われる自身の組の話し合いに業神が出席することを許可している。

話し合いの当日、脇坂組が差し向けた刺客に狙撃され負傷する。

  • 刺客の本来のターゲットは業神だったのだが、当の業神によってターゲット情報をすり替えられていた

刺客に自身を撃たせたのは業神であると勘づきながらも、業神の後見人となり関東と関西の調整役に任じている。

エピソード11「頂の向こう側」では、かつて幹部であった小坂勝久が「平野志重郎から命を狙われていると」自身に電話をかけた直後に殺害された上、その平野まで何者かに殺されてしまったことから加藤による口封じを疑い調査の許可を得るべく加藤のもとに赴く。
調査の過程で平野を殺したのが業神であると勘づくと、加藤に調査結果を伝え「独断で平野を殺害した業神の始末に協力する」姿勢を見せる。
しかしこの時点で既に業神から加藤が旧会長派の切り崩し工作を行い羽柴吉郎前会長の暗殺を指示した証拠を受け取っていたことから業神のクーデターに協力する約定を交わしており、加藤が業神暗殺のために差し向けた刺客に同行させた構成員に刺客を始末させている。
その上で自身は業神と合流し、加藤に会長の座を降りるように迫ったところ
「次の本部長は関西の組から取り立て、神武斗町再開発計画の成功後は次の行政特区が関西の都市から選ばれるよう便宜を図る」
と懐柔案を持ちかけられるが、
仁義だの任侠だのは時代遅れだが、関西の者は人として最低限の情は持ち合わせている。(業神を)駒にするため恋人を殺して復讐心を利用する外道以下の畜生の下では働けない
と提案を蹴り、全面戦争をちらつかせて脅すと関東と関西で組を割り、関東に信用できるものを会長に置くという案を出して業神を関東側の会長に据えている。

石原忠正

イベント「狙われた司書と名探偵」に登場する人物。
瀬田静流が小説を投稿した出版社から本を出している小説家。田沼幹久の手伝いで一般投稿された小説の選考も手伝っており、静流の小説を自身のアイデアのパクリであると一方的な逆恨みをしていた。
かつては売れっ子だったというが、最近は落ち目で田沼から接待もされなくなっていたという。
また、キャバ嬢・横手瑠璃香に入れあげており、彼女がホストに入れ上げていることをやめるよう説得しようとして口論の末、絞殺してしまっている。

それから程なくして、別の変質者によってナースとOLが相次いで絞殺されるという事件が起きると、瑠璃香殺害からの一連の流れが静流の投稿した小説と同様の展開であることに気づく。
そこで一度はボツにしようとしたその作品を一次通過させた上で、事件と小説を結びつけるために静流を襲った後で小説の情報を警察にリークし、静流に疑いの目を向けさせるという絵図を描く。
しかし田沼に強請られたことで逆上し彼を殺害してしまった上、静流の殺害も宮部未央らに阻まれ失敗した。

十六夜佳織

【概要】
イベント「夜の蝶と学生社長」にて初登場。
ジンシュク神武斗町の外)のバーで働いているホステス。

母が水商売をしており、自身を産んですぐに男と共に蒸発してしまったため、祖父に育てられた過去を持つ。
その祖父が調香師であり、その影響で人一倍香りに敏感になっており、相手の素性や現在の悩みなどを匂いで見破ってしまうことができるという特技を持っている。
(ただし、人となりが分かることについては本人も原理は分からないとのことである)

【ストーリーでの活躍】
イベント「夜の蝶と学生社長」では、岩城静馬が初めて来店した時に彼を極道の人間と見破っただけでなく、
鬼庭軍蔵が最近しでかした事で悩んでいることまで見抜いている。
後日、静馬に連れられて来店した黒龍のことを「いい香りがする」と評している。

また、美貌堂の社長に接待で連れてこられた九重雫のことを気にかけており、
無理に付き合わされている雫を帰すために機転を利かせたり、雫が母とのことで悩んでいると、食事を奢り悩みを聞いたりしている。

泉田 繁

【概要】
伊達組の若頭補佐。
黒龍を「兄貴」と呼び、英治からは「泉田さん」、守からは「泉田の兄貴」と呼ばれる。
元々は業神浩の舎弟であったが、現在の序列は黒龍の直下にあたる。

昔気質で仁義を重んじ“弱きを助け強きを挫く”を地で行くような、黒龍に負けず劣らずの古風で硬派な男。
元々業神の弟分であったが、同じく弟分である虎嶋真弓とは異なり伊達組に残っている。

一人称は「あっし」(ただし、怒ったときは「俺」になる)。
その風貌に似あわず、神武斗町劇場支配人の一条純也からは「シゲルン」と呼ばれる。

  • イベント「伊達組 南国に行く」においてはリディアに「シーゲル・イズミダ」と呼ばれた。決してイングリッシュ演歌を歌う趣味があるわけではないと思いたい(そりゃシーゲル・カジワラ)。
  • イベント「エピソード0 伊達組と黒龍」にて、この口調は山岡克己の助言によってドラマ「カブラ町任侠伝」の主人公・ケンの口調を真似たものであることが明らかとなった。

普段は入院している現組長・鮫島健介の護衛(看病)につきながら、合間にシノギ等をこなしているようである。
イベント「狙われたアイドル」では、野田英治の口から「泉田の兄貴みたいに組を支えられるシノギをあげて一人前」と語られており彼の稼ぎはかなり大きいという見方もあった。
しかし同イベントでは泉田自ら神武斗町劇場周辺で「ここは今も相変わらず伊達組のシマ」「小さなシノギですが、どうにかこうにかやってこられました」とも語っており、
泉田の稼ぎは大きいというよりも長年安定して得ることができたというのが真相のようだ。(しかし泉田の人柄を考えれば、小さなシマでも信用は絶大なのだろう。)
イベント「怪盗ハロウィンに出現す」にて、手がけているシノギに遺品整理業(あくまで良心的に従事)があることが明らかになった。
イベント「家電事情はすずにお任せ!」ではシマ内の個人商店には顔見知りが多いことが分かっており、タナカデンキ店主には「シゲルさん」と呼ばれている。

また、怒らせたときには恐ろしい人物らしく、英治と守はドスの利いた声で脅しをかけられると色を失って震えあがるのがお約束。

  • 実際、慰安旅行先のカジノで金をすってしまい土産を買ってこられなかった英治&新海守に対して、自然な流れで「火サスだったら凶器扱い」なガラスの灰皿を持って、クンロクかましている。
  • さらにイベント「フラワークライシス」では、黒龍や泉田の制止を聞かずに池松組に突撃した守を、事務所へ戻ったところで制裁している。勿論、これは「カシラの言うことは絶対」という極道のルールを破った守に対する愛の鞭である。

伊達組内では経理も担当しており、元兄貴分である業神の影響あってか無駄遣いにはうるさい性分。イベント「試みよ!ヤマトナデシコ」にて黒龍が語ったところによると、事務所内の備品を壊されると渋い顔で小言を漏らすという。
イベント「天災博士の異常な日常」ではそのために黒龍が鬼庭組若頭・岩城静馬と連日大枚叩いて飲み歩いていたことに怒り、同じく嫉妬した英治・守とともに黒龍と一時仲違いした(最終的に和解)。
イベント「家電事情はすずにお任せ!」では黒龍が「スズの家電紹介チャンネル」をみた影響で、事務所内に置く家電を買いたがっていることに関して苦言を呈している。

伊達組きっての多趣味で、マニアックな知識がやたらと豊富。

  • 一日一食は食べないと気が済まないほどのラーメン好きで椿屋の常連。村瀬ベーカリーのデニッシュも原材料レベルから絶賛するなど食い物全般にうるさい。
    • その造詣の深さは、黒龍曰く「泉田がいつものようにラーメンと会話をはじめ…」と表現するほど(この時ばかりは黒龍も邪魔できない)。
    • 餅をつくスピードが恐ろしく速い(こねる暇がないほど)。
    • イベント「バレンタインエール」ではラーメン仲間から「椿屋が新しいラーメンを作ろうとしている」事を聞き、それがチョコラーメンだと知ると般若の形相を見せるものの自ら協力を申し出る。
      そして苦難の末に椿はチョコラーメンを完成させてしまう。チョコとラーメンという相反する要素を(見事)融合させてしまった指南はさすがといったところか。
    • イベント「天災博士の異常な日常」では鍋料理に関しては黒龍相手でも黙ってはいないと語り、黒龍からも鍋奉行を通り越して鍋将軍と呼ばれている。
  • 業神が居た頃にシノギにするべく育てていたカブトムシやクワガタにドップリ嵌り、その関連からかムカデやミミズ等の動物にも詳しい
  • さらにゾンビ映画マニアでもあり、演劇に関しての造詣も深い。
  • 実は漫談が得意(ただし、忘年会と新年会でしか観ることができない)。腹がよじれるほど面白い。
    • ついでに業神が組を割る前の忘年会では、虎嶋真弓と野球拳で勝負を繰り広げるのが定番だったとのこと。
  • おまけに毎年コミケに参加。自身の趣味をまとめた評論本なので売れる部数は少ないが固定ファンがいる。
    また、執筆にあたりうおすみ寿司の親方など、店側にも協力を仰いでいるようである。
  • さらにはエアガンやサバゲーにも興味を持っていた始末。
  • おまけに健康オタクな一面も持つ。
  • 多趣味の影響か相当の博識でもあるようで、黒龍も何らかの知識が欲しいときによく聞きに行く始末。本人曰く「あっしにも知らないことの一つや二つありまさぁ」とのことだが。
  • インターネットも使いこなしておりスイッターでは自身のアカウントで趣味に関することを呟いている。英治曰く「こっちの鍵ついてないアカウントだと更に(面白さが)5割増しです」とのことから、複数のアカウントを持っている模様。

イベント「伊達組 南国に行く」ではかつて業神と海外でシノギを働いたことに関連してアメリカを含む数か国から入国禁止になっていたり、東南アジアに往来で出会った親子の保護を引き受けてもらえるぐらいの知り合いがいることも判明。

  • 後に「聖なる夜のクルージング」ではロシア、「なぎさよ!世界を握り取れ!!」ではフランスも入国禁止になっていることが判っており、守は「入国可能な国はどこなのか」を疑問に思っている。

さすが黒龍不在、業神一派離反で弱体化した伊達組を少数精鋭で守り抜いた中心人物なだけのことはある。

なお「泉田」という苗字は伊達政宗の重臣だった泉田重光に因んでいるのではとの憶測もあるが、詳細は不明。

【ストーリーでの活躍】
過去編である「エピソード0 伊達組と黒龍」で登場した際には、身体を鍛えていたため(現在と変わらない)厳つい外見ではあるものの、当時は気弱で内気な態度が目立っていた。
意外にも昔は不登校児でテレビでドラマ「カブラ町任侠伝」の再放送を見て極道に憧れて伊達組入りしたことが明らかになっている。

X-Overdとのコラボイベント「黒龍と異界の乙女たち」では、例によって岡本みずほのトラブルに巻き込まれて売り子を手伝わされる羽目になった黒龍と、DMM現象によってコミケ会場に紛れ込んでしまったノエル達の前に現れた矢先アルクゥーに意識を乗っ取られてしまい、状況の説明役になっている。

エピソード11「頂の向こう側」では、羽柴会の一斉検挙で業神が逮捕される事態になると、羽柴会本部へ行くと言って聞かない鮫島に手を貸す形で黒龍と業神の元へ赴いている。
全てが終わり黒龍が三代目組長に就任すると「人の上に立つのは得意じゃない」として自身よりリーダー向きである英治を若頭に薦めている。

板野

エピソード8「凶弾の行方」の登場人物。詐欺師。
脇坂組からの依頼を受け、神宮寺優良が手配している。

ナニヤコーポレーションの営業部社員になりすましてから「業神会が購入するダイサカの土地の契約」と偽り契約書を奪おうと画策するも、
業神浩が部下に本来の契約日と板野の正体をナニヤコーポレーションに裏を取らせたことから詐欺師であることがバレてしまう。

  • 板野をその場で詰問した業神は首謀者である脇坂組までは辿れなかったものの、そこから優良にまで辿り着いている。

一条純也

神武斗町劇場の支配人。
もともとは極道で、自分の組を持っていたこともある。

  • 詳細は明かされていないが黒龍泉田繁と親しいこと、さらに神武斗町劇場周辺は伊達組古来のシマであることから、伊達組傘下の組長だった可能性が高い。

昔は強面で「普通に話していても目は笑っていない男」(黒龍談)だったらしいが黒龍が服役しているあいだにモロッコへ行ってしまい、現在では女になっている。とはいえ肝心な場面では昔の血が漲る。
切り替わるタイミングは完全に本人の気分ひとつなので落差が激しく慣れていないと付いていけない(会話の途中でもいきなり切り替わる)。

泉田曰く「今でも腕っぷしだけなら、下手なヤクザより上」とのこと。
それゆえ、劇場内で不躾な客が暴れる程度なら黒龍たちの手を借りずともあっさり成敗できる。

余談であるがコスプレ喫茶「ハニーバニー」の店長とかなりキャラが被っている。

五木正直

【概要】
神武斗町一のタレコミ屋。
黒龍とは、以前からの顔見知り。
同じく情報屋である片倉千早や詐欺師の紫藤凛とは仕事上付き合いがある。

  • 千早に情報屋としての仕事のやり方を教えたのが彼であることがイベント「片倉千早 就職への道」にて発覚した。

何度も死んだと噂されるが今も生きており、宮崎真妃から紹介された時、黒龍は「まだ生きていたのか…」と呟いている。
実際にシナリオ内で何度も危ない橋を渡っているようであるが、命の危険を回避しながら仕事を続けている。

早乙女まどかとはまた違う間延びした軽い口調と抜け目のない性格の持ち主で、相当の情報料を請求してくる。
扱う情報は企業の裏情報や人探しと多岐に渡り、仕事も早く内容も正確で黒龍伊達組には重宝されている。
彼の情報無くして解決していなかったであろう事件も多い。

明らかにカタギに見えないうさんくさい容姿にビジネスライクな対応の多い男であるが、イベント「チャイルドパニック」において傷心の新海守に酒を奢り、ワガママに付き合ってあげる面倒見の良い一面もあり、
イベント「宮部未央は探偵である」では神武斗友愛会の極悪非道な所業に対し「調べていくうちに俺も吐き気がしてきた」とこぼすあたり常識的な言動と感性を持っているようだ。
イベント「伊達組ゆく年くる年」では年末に黒龍から仕事の依頼があった際には「まさか、こんな年末まで俺に働けって感じかぁ?俺も人並みに年末を楽しみたいんだぜぇ」と人間味のある愚痴を吐きつつも仕事を引き受けている。

普段は人を喰ったような態度が目立つものの業神浩だけは心底恐れており、エピソード4「対立する悪意」で彼に脅された時だけは敬語を使ったり、ギリギリの状況では業神の意図を汲むと黒龍に心情を吐露しており、
エピソード9「真実と覚悟」で実際に黒龍と業神のいずれかを取らなければならない事態になると、業神の意図を汲み黒龍からの情報収集依頼を無視した上で業神に新海守の住所を教えている。

氏名の読み方はアルバムにも載っていないため不明であったが、イベント「片倉千早 就職への道」での本人の口から名字は「いつき」であることが明らかになっている。
「まぁ、たまにゴキブリとかいう失礼なやつもいるけどさぁ」と本人も語るように、エピソード5「因縁と逃亡」で野田英二木曽根翔子への伝言を依頼する際、彼を指す隠語として「ゴキブリ」を使用されており、
イベント「龍宮流お家騒動」では金城健から「ゴキブリ野郎」と呼ばれている。

【ストーリーでの活躍】
シナリオの本筋に絡むことがない人物であったが、イベント「片倉千早 就職への道」では片倉千早と初めて出会った際のエピソードが語られている。
そこでは(千早に絡んだこときっかけで)嶽石梓と喧嘩に発展していたチンピラに対して脅しや暴力を使わずに事を収めるやり手ぶりや、
すでに千早がハッカー「神代」として活動していたことも、ムラノ証券の従業員の飯田重信が刺された事件に関与していることも把握しているという、情報屋としてただならぬぶりを手腕を見せている。
サウザンド・ファースト片倉仙一)と連絡を取るために千早と再び接触しており、就職して一般人になったことを理由に関わりを持ちたがらない千早に対して、
「あんたが関わりたくないと思っても、あんたを放っておかない連中がでてくるかもしれないねぇ」「これは俺の経験上だけど……一度裏の世界に関わった奴が表の世界に難しい」と暗に忠告を放っている。

騒動が終わったあと(どこで連絡先を知ったのか)千早に連絡して呼び出しており、誕生日祝いのプレゼントとして仙一に会わせている。
その後は情報屋として豊富な経験と高い危機管理能力を持つことから、千早に「(裏の世界に居続ける為に)踏み越えてはならないラインの見極め」を教授する役目を引受けている。

エピソード11「頂の向こう側」では、内山宗次朗の死に伴い羽柴会の動きが活発化すると、(伊達組と昵懇の関係にある)自身が羽柴会に消される可能性を考慮して神武斗町を離れることを黒龍に告げる。
さらに潜伏期間がどれ程になるかの見当がつかないことから、黒龍の依頼で調べていた(まだ確定情報ではない)伊達夏来に関する調査結果を「最も可能性の高い推測」として伝えている。

一本槍駆

イベント「ともえと刀花のドリームステージ」に登場する人物。
植田征矢がヒーローショーのために連れてきたスーツアクターの一人で、全国各地のキャラクターショーに出演してまずまずの成果を持つ中堅アクター。
ナンパ癖があり、司会の女の子にことごとく手を付けた上、本人の弁では妊娠させてしまったこともあるとか。

イベント当日も女性客をナンパしていたのだが、阿子木信介に(女性客ごと)殴り倒された上で着ぐるみを奪われてしまっている。

井手口

イベント「残された絵画と予告状」に登場する人物。フルネームは不明。
画家・本藤康弘が住居としていた山荘の管理人。
働き始めてしばらくはシェフを務めていたとのことで、料理の腕も確かである。

自身の店(恐らく料理店)を経営していたが、詐欺師に騙されて巨額の借金を負った上、店も家族も失ったという過去を持つ。
その苦痛から自殺のために本藤の屋敷がある山を訪れたところ、本藤に救われて再び生きる希望をもつようになった。
本藤の死後、代理人の手違いで孤児院救済のために描き上げた50点の絵画に、本藤が自身の戒めのため個人的に描いた絵が紛れたことを知ると、
やはり本藤に大恩を感じていた弟子・八鍬と共に紛れた絵を事故に見せかけて紛失することを画策する。
しかし肝心の絵がどれか分からなかったため、怪盗オリヴィアを騙って予告状を出し、すべての絵が紛失させるための言い訳として利用しようとした。

偽装工作は宮部未央によって暴かれたものの、動機に疑問を持った未央らに事情を聞かれると真相を話す。
さらに未央によって紛れた絵も探し当てることに成功すると、宍倉に事情を話し件の絵について展示を中止させている。

伊東愛華

【概要】
イベント「フラワークライシス」にて初登場。名前の読みは「いとう まなか」。

  • 開発メンバーの中にスワローズファンでもいるのだろうか…?
    (伊東昭光と真中満を組み合わせた…?)

神武斗町郊外(おそらく伊達組のシマ)にある花屋「伊東フラワーショップ」の看板娘。

店は黒龍曰く「いつでもいい花を見繕ってくれる」ということで、伊達組御用達らしい。
父親は庭師もやっており、母親と一緒に店を切り盛りしている。
接客は苦手で無愛想になってしまうが、花を見繕う才能と丁寧な仕事は確かであり、リピーターも多い。

【ストーリーでの活躍】
イベント「フラワークライシス」では店の土地を狙っている池松組のチンピラに因縁を付けられ店を荒らされている場面に出くわしたことで、黒龍伊達組が手助けすることになる。
話の展開が、「椿屋」初登場時のそれを思わせるものになっているが、店に火を点けられることとトラックを突っ込まれることは黒龍が阻止した。

黒龍たち伊達組の手によって、当面は池松組に店を潰されることは回避した。
そのお礼として、伊達組が手掛けるシノギ(観葉植物のレンタル)を見立ての面で手伝うことを申し出た。

エピソード6「反目の計略」では本人こそ登場しなかったものの、彼女の祖母がオレオレ詐欺の被害にあったことが野田英治の口から語られており、
そこから神武斗町近辺での詐欺被害の話へと発展していく。

イベント「道野栞のウェディング・ロード」では本人が再登場。
黒龍に交渉役を任された道野栞からブライダル事業への協力を打診されこれを快諾。
さらにフラワーアレンジメントについて学んでいることをアピールしており、チャペルでの飾り付けなどをやってみたいと語っている。

イベント「密室に残された暗号」では伊東フラワーショップで卸した生花が取り込み詐欺の被害に遭ったことから伊達組に相談をしている。

稲垣一

イベント「龍宮流 お家騒動」の登場人物。
ドラゴンヘッド拳魂と共にKASSENを開催していた地下格闘技団体喧嘩人の代表格。

喧嘩人は起こすトラブルについて、金城健が苦言を呈すとそれに反発し、真柄組の傘下に収まる。
それが元となって金城とは縁切りとなり、KASSENの傘下メンバーからも外されてしまった。
これに怒ると大会をぶち壊しにするべくメンバーの一人をマスク・ダ・ガマとして、自らは神武斗仮面として真柄組の宮本総司とともにエントリーする。
龍宮ともえに敗れた宮本が裏口から暴徒を乱入させると、準決勝でリザーバー参戦した金城の前で正体を表し、不満をぶちまけている。

結果的に地下格闘技に対する世間の評判を悪化させることに成功したが、野田英治によると「(あの事件のあと喧嘩人の連中は)まとめてパクられた」とのことで、稲垣も逮捕されたかと思われる。

犬崎

イベント「失われた黄金と幻のハチ」の登場人物。
ハンプティの社長。フルネームは不明。
人脈が広く、劇中で発覚しているだけでも映画プロデューサーの貫井Pを始め、
メガバンクの役員、玉田貿易の大株主、ハンプティの親会社であった宝島貿易の関係者、宝島ひよりとも知り合いである。

元々宝島貿易の商社マンであったが自身の些細なミスが原因で(当時は子会社の)ハンプティに左遷されてしまう。
ハンプティでは当初腐っていたものの、副社長から檄を飛ばされたことで次第に立ち直っていきハンプティをベンチャー企業へと成長させている。

カカ族の森に生息する洞窟バチでのビジネスを蛾王院翔馬に持ちかけられた際に、
現地での(森を切り開き現地の自然を破壊する恐れがあり現地住民にも利益がない)大規模プラントの建設する提案を「現地住民の信頼と理解を得られない」と断り、
ハンプティ社の副社長と話を進めていた塚原つばさの(現地住民も参加でき仕事が得られる)養蜂場運営の案を採用している。

蛾王院の仕業によりつばさ共々ハンプティがネットで炎上したことにより会社の株価が暴落、玉田貿易にTOB(敵対買収)をかけられてしまう。
玉田貿易の株を逆に買収するパックマンディフェンスで巻き返そうとするものの、その資金を得るために宝島グループに融資の交渉に出向くもののその最中に車に撥ねらる憂き目に遭ってしまった。

入院している間にハンプティは青丸商社及び蛾王院翔馬に乗っ取られるものの社長自ら辞表を出す。
その後は玉田貿易の支援を受けたことにより新たにつばさを社長に据えた「ダンプティ」に入社することができた。

犬のおじさん

「試みよ!ヤマトナデシコ」の登場人物。
恐らくヘンタイおじさんの一人。
犬になりきっている変質者で、楊浩宇 の素行調査をしていた内山刀花に対して、
「さあ、お、お手と言ってくれ!お座りと、そしてチンチンと命令してくれ!」と絡んで撃退されている。

その後は、犬のように鳴いて裸で走っていたところを黒龍に反射的に殴られている。

井上俳瀬

イベント「危険な仕事と二人の主役」の登場人物。

鴨井壱起堂林才嗣と一緒に仕事の話をしているところを、黒龍黄雪麗に目撃されている。
口振りからして鴨井壱起と堂林とは対等の関係であるらしいが、雪麗も「初めて見た」と証言しており謎が多い人物。

  • 黒龍の私見では「どうにもカタギって感じがしない」とのことで、情報屋の五木正直に素性調査を依頼されている。

その正体は河田レース場周辺の八百長の胴元をしている暴力団小山組の若頭である。
同時に民事に強い(恐らく弁護士資格を所持している)インテリヤクザで、前述の身分を偽りジャパンアクションソサエティ(以下JAS)を乗っ取る目的で堂林才嗣と手を組み、顧問弁護士としてJASに潜り込んでいた。
また鴨井壱起の弟であり、岩城静馬の友人である鴨井錦丸を事故に見せかけて殺害した張本人である。

劇中の言動から察するに用心深い性格で、スーツアクターの代役になった黒龍の正体に勘付き、組員に正体を探らせており、
その正体を知ったあとは黒龍を刺激しないよう穏便に関係を断つ為、河田レース場の役員に手を回し(同じくスーツアクターの代役に抜擢された)飯笹一葉を永久追放処分にした。
また鴨井壱起の社長室に盗聴器を仕込んで万が一の事態に備えていた。

しかし手を組んでいた堂林が「黒龍がヤクザである」ことを理由に黒龍と黄雪麗をJASから解雇したことで、その強引な手法に何か裏があることを黒龍に気付かせてしまう。
その後河田レース場での八百長の証拠を抑えた黒龍と岩城静馬にJASの社長室に乗り込まれ、組員を呼び反撃を試みるも敵わず静馬に「錦丸の弔い」と執拗に殴られることとなった。
後日の報道から察するに堂林ともども事件の首謀者の一人として逮捕されたかと思われる。

井幡光一

イベント「黒龍と迷えすガンスミス」に登場する人物。
毛利組の構成員で、組に潜入していた皆川こと皆方と兄弟盃を交わしていた。
他の組員曰く「普段は腰抜け野郎」とのことで、皆方と大島が殺害された現場から逃走した姿を目撃されており容疑者とされていた。

皆方が警官であるという証拠が出ると自身も仲間であると疑われており、疑惑を晴らすために皆方を殺害する命令を受ける。
銃を突きつけて皆方を逃がそうとしたものの(逃げれば井幡が殺されると勘づいたため)逃げなかったところに大村(大島)が来たため、
井幡の銃を皆方が奪って威嚇射撃した所、銃が暴発して皆方と大島が死亡した、というのが真相であった。

皆方が権堂剛に初めて連れて来られたバーにいるところを権堂に見つけられると、権堂と皆方の昔話と引き替えに真相を語り、証拠品となる銃を権堂に渡している。

井原

イベント「過去の呪縛と新たな一歩」に登場する人物。芸能NOWの記者。
芸能NOWで雪柳いろはの特集を組む予定があったことから、いろはの元へ取材に訪れている

過去に別の出版社に所属してた頃にノジマエンターテイメントの枕営業について記事にしたところ、名誉毀損で訴えられ敗訴し、責任を取ってクビにされている。
そのためノジマに恨みを抱いており、芸能NOWに移籍した後もノジマを追っており、ついに子飼いのカメラマンである諸永と組むことに成功する。
ノジマを嵌めるために、かつて芸能NOWでアルバイトしていた森沢智也をストーカー役としていろはのスキャンダル写真を捏造した上で「ノジマがいろはを脅していた」という記事を書いてノジマに打撃を与えるつもりでいた。
(森沢が黒龍に撃退されたため若干予定が狂うが、黒龍がヤクザだったため概ね筋書き通りに事が運んでいた。
羽柴会系列の暴力団にも伝手があり、伊達組についての情報があったことも影響している。)
ところが一連のあらましを過去に所属していた出版社の女記者から聞いた御影千里の怒りを買い、同じくダシに使われた伊達組が偶然にも編集長の息子・富岡淳史と詐欺グループの親玉として捕らえていたことから、記事はボツにされてしまっている。

後日、千里が一連の事件や他の黒い交友関係の証拠を黒龍から受け取り、知り合いの記者に渡すことで自身が打撃を受けることになるようである。

鯆鰕鱚鯱鯖鰻

「片倉千早のネトゲ結婚計画!」の登場人物。(正確な読み方は不明であるが)名前は訓読みで「いるか・えび・きす・しゃち・さば・まぐろ」と読む。
ゼニスオンライン(以下ゼニオン)に登場したプレイヤーで、本人曰く「PK歴15年」とのこと。

ゼニオン始めたてで操作のおぼつかない初心者であった黒龍に対し、親切なプレイヤーのフリをしてまんまと装備を騙し取り逃走している。
事態に気づいた片倉千早に追われ、その過程で黒龍を戦闘不能に追い込むなどして抵抗するが最後には千早に倒されてしまい装備も取り返された。

岩城静馬

【概要】
エピソード6「反目の計略」にて初登場。
サクアサの暴力団・鬼庭組の若頭で、『羅刹の静馬』の異名を持つ。
昔気質の鬼庭組にあって彼も侠客としての立場を弁えており、冷静沈着でありながらも本質的には喧嘩好きと、気質的には黒龍と非常によく似たタイプである。

「岩城」という名前は伊達政宗の父・輝宗の実兄である岩城親隆に由来するとみられる。
史実では、岩城親隆は外交に長けた人物であり実父と実弟の対立を仲裁したり伊達氏と近隣大名の和睦を斡旋するなどの行動もみられたということで、その点も静馬のキャラに通じるものがある。

【ストーリーでの活躍】
エピソード6「反目の計略」ではたまたま出向いた神武斗町でチンピラに絡まれたところを偶然通りかかった黒龍が加勢して制圧、その後意気投合して朝まで飲んだ。
その後鬼庭組池松組の策略に乗せられてしまい伊達組との抗争を起こしてしまうが、彼自身は当初からきな臭いものを感じていた。

そして星山梨々花が拉致された一件を通して謀略であったことが確定すると黒龍に対して組長・鬼庭軍蔵の説得を約束して手打ちにすることを求め、それを却下されるとあくまでも親分を守る立場として黒龍と拳を交え合った。
ついには黒龍と軍蔵によるエンドレスのタイマン勝負に至ってしまうが、それを収束させたのは「俺は親父と友人、どちらも失うわけにはいかねえ」という静馬の体を張った説得だった。

その後、黒龍と軍蔵が外兄弟の盃を交わすに至ったことで、軍蔵の子分である彼も黒龍を「叔父貴」と呼ぶに至る。
もともとの立場的には兄弟分が相当であることから黒龍は叔父貴と呼ばれることに躊躇をみせたが、静馬にしてみれば「親父(軍蔵)と互角に渡り合った」という点でリスペクトの意を持ち、納得して呼んでいるようだ。

イベント「天災博士の異常な日常」では、毎晩のように黒龍とつるんで飲み歩くほどの仲になっており、双方の兄弟分たちから怒り(というより嫉妬)を買う。
しかしそのことを窪田真悟に指摘された際に「俺は確かに伊達の黒龍と馬が合う」「一緒にいて楽しいことは認める」としながらも「いざって時に頼るのは、お前ら兄弟」「家族と友人は付き合い方が違う」と、鬼庭組の一員としての本分はきちんと弁えていることを示した。

岩佐いずみ

【概要】
イベント「好奇心は猫も飲み込む」で初登場。
美大生で、通学のためにジンシュク駅を乗換駅として利用している。
ただし「歓楽街に行く理由はない」とのことで神武斗町へ足を運ぶことはない。

【ストーリーでの活躍】
イベント「好奇心は猫も飲み込む」では同じ美大に通う友人・猫葉ひなた猫葉虎徹の遺産相続のため虎徹の自宅へ赴くことになると、
彼女の怯えた表情を察し、放っておけないと同行している。
屋敷で猫葉晴斗が死亡し、それを他殺ではないかと疑う宮部未央が捜査に動くと未央に助手扱いされ連れ回されている。

イベント「七夕祭りとそれぞれの思い」では、新しく始まったお祭りと聞いて七夕まつりの会場へ赴いている。
たまたま見かけた上原もえ小野寺美和の書いた「素敵な出会いがありますように」という願い事を見てしまったことで、自身も同じ願いを書いたところをチンピラに絡まれるが、黒龍に助けられている。
その後はお祭り会場を風景画のいいモチーフと感じたらしくデッサンをしていたところを岡本みずほに褒められるが、同時に同人誌の背景担当にされそうになり困惑している。

岩瀬

イベント「失われた黄金と幻のハチ」の登場人物。フルネームは不明。
玉田貿易の社員。玉田貿易が蛾王院翔馬のスポンサーを務めていたことから付き合いがあり、蛾王院がハンプティ社にビジネスの話を断られた直後にたまたま電話をしたことが切欠となり、蛾王院のハンプティ乗っ取り計画に協力する。
彼自身はハンプティが持つ新興国相手の市場や開発力を得るため計画自体は賛成であったものの、蛾王院の強引な手法には良心の呵責を感じていた。

結果としてハンプティの株式は青丸商社に売り渡され蛾王院に裏切られる形となったが、同じく蛾王院の被害者である塚原つばさの提案を受けると、
彼女を社長とした子会社・ダンプティ社を立ち上げ、そこにハンプティの全社員を移籍させる計画に協力している。
さらにダンプティ立ち上げで伊達組の協力を受けたことが縁で、阿万野ほのかの映画撮影にもスポンサーとして名乗り出ている。
ハンプティ社員がダンプティ社に移籍した後、蛾王院には玉田貿易での機密保持違反に関する訴訟とインサイダー取引の容疑について電話で告げた後、訣別している。


用語集/登場人物/あ行/2