ハワイ沖海戦

Last-modified: 2024-03-07 (木) 16:40:56

ハワイ沖海戦とは、1944年11月3日に大日本帝国海軍とアメリカ海軍との間で行われた海戦である。
史上最大の海戦と呼ばれ、この海戦によって太平洋における趨勢が決定的になった。

概要

背景

戦闘経過

参加戦力

交戦勢力
大日本帝国海軍アメリカ海軍
指導者・指揮官
戦力
航空母艦9
戦艦6
重巡洋8
軽巡洋艦3
駆逐艦54
艦載機890
航空母艦6
軽空母4
戦艦7
重巡洋艦10
軽巡洋艦5
駆逐艦48
艦載機850

大日本帝国海軍

第一機動艦隊

第一航空戦隊 旗艦:瑞鳳
空母:瑞鳳()
   祥鳳()
   瑞鶴()

第二航空戦隊 旗艦:龍鶴
空母:龍鶴()
   富士()
   蓮華()

第八航空戦隊 旗艦:翔鳳
空母:白鳳()
   翔鳳()
   龍鳳()

第一戦隊
戦艦:大和、武蔵、信濃、紀伊

第三戦隊
戦艦:榛名、霧島

第八戦隊
重巡:利根、筑摩

第一防空戦隊旗艦:吉野
軽巡:吉野
第駆逐隊:
第駆逐隊:
第駆逐隊:

第三防空戦隊旗艦:釧路
軽巡:釧路
第駆逐隊:
第駆逐隊:
第駆逐隊:

第四防空戦隊 旗艦:鳴瀬
軽巡:鳴瀬
第駆逐隊:
第駆逐隊:
第駆逐隊:

アメリカ海軍

損害

大日本帝国海軍

沈没

空母:1隻
戦艦:2隻
重巡洋艦:1隻

大破

空母:1隻
戦艦:信濃

中破

空母:翔鶴
駆逐艦:1隻

損失

航空機:277機
戦死:3,458名
負傷:1,200名以上

アメリカ海軍

沈没

空母:4隻
軽空母:1隻
重巡洋艦:2隻

大破

軽空母:2隻
戦艦:1隻
駆逐艦:3隻

中破

空母:2隻
駆逐艦:2隻

損失

航空機:713機
戦死:8,739名
負傷:3,000名以上

結果

この海戦は、アメリカにとって非常に大きな打撃であり、空母4隻を喪失し、2隻が損傷を負った。また、軽空母も殆どが使用不能となったため、海軍戦力・航空戦力において数的不利が決定的になってしまった。このことで、ハワイ救援が不可能となり艦隊は撤退したものの、ハワイには20万人の兵士が取り残される状況となり、アメリカ軍最悪の日と呼ばれるようになる。
一方、日本海軍はこの海戦に大勝したのにも関わらず、被害はかなり大きく航空機搭乗員の多くを失い、またも、艦隊再建に大きな時間を要することとなり、ハワイ攻略が長引く要因の一つともなった。それでも、ハワイ陥落は決定的なものとなり、早期占領から長期に渡る空襲・艦砲射撃によって安全に、損害が少なくなるように3ヶ月もの時をかけて攻略を進めることとなる。この海戦を、硫黄島沖海戦、第二次マリアナ沖海戦と同じように、太平洋戦争における重大な転換点の一つともなった。

影響