G12

Last-modified: 2024-01-21 (日) 14:51:22

G12とは、大日本帝国海軍が計画した航空母艦。大鳳の基本設計をまとめたものとなっている。

概要

G12は、ワシントン海軍軍縮条約脱退後に設計する新たな航空母艦の基礎研究をまとめた案である。また、イギリスのイラストリアス級航空母艦が起工すると、イギリス海軍に技術支援を要請しそれにこたえる形で、イギリスの技術陣と共同で研究を進めた。これらは、大鳳の基本設計ともなったほか、後の白鳳型にあたるG14建造計画にまで発展した。ここでは、空母搭載偽装類の配置や兵装、電探関係の研究も同時に行われ、日本空母の基礎がここで培われたと言われている。特に、煙突の形状やカタパルト、アウトデッキ式エレベーターなどの案はここでの研究により独自で生み出され、先進性を多分に含まれていた設計であった。

要目

G12最終設計案

基準排水量:27,600t 満載排水量:32,900t
全長:258m 最大福:31.5m
ボイラー:ロ号艦本式缶 8基 主機:艦本式タービン 4基 出力:160,000馬力 速力:34.0ノット
航続距離:8,000海里/18ノット
兵装:12.7cm連装高角砲×6基、25mm3連装機銃×8基
搭載機数:常用48機+補用2機