Tier 2 ソ連 軽戦車
スペック
パッケージ
┏ | BT-7 E:1,500 S:37,000 | ||||||||
BT-2 E:270 S:3,500 | ┳ | BT-1M E:85 S:500 | ━ | BT-5B E:375 S:11,790 | ━ | BT-5 E:500 S:14,320 | ┛ | ||
┗ | BT-2U E:210 S:3,400 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
BT-2 | M-5-400 | 37 mm B-3 | BT-2 | BT-2 | 140 | 71-TK-3 | |
400 | 43 / [33.79] | 26/13/13 | 300 | ||||
38.88 | 1.1/1.4/2.5 | 37 | 240 | ||||
BT-1M | M-5-400 | 37 mm B-3 | BT-2 | BT-5 | 160 | 71-TK-3 | |
400 | 43 / [33.46] | 26/13/13 | 300 | ||||
38.51 | 1.1/1.4/2.5 | 39 | 280 | ||||
BT-2U | M-5-400 | 20 mm TNSh | BT-5 | BT-5 | 160 | 71-TK-3 | |
400 | 46 / [41.45] | 26/13/13 | 300 | ||||
38.54 | 1.0/1.1/2.3 | 39 | 280 | ||||
BT-5B | M-17L | 37 mm B-3 | BT-5 | BT-5 | 160 | 71-TK-3 | |
450 | 46 / [45.71] | 26/13/13 | 300 | ||||
42.50 | 1.0/1.1/2.3 | 39 | 280 | ||||
BT-5 | M-17L | 45 mm 20K | BT-5 | BT-5 | 160 | 71-TK-3 | |
450 | 46 / [44.98] | 26/13/13 | 300 | ||||
41.82 | 1.0/1.1/2.3 | 39 | 280 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
37 mm B-3 | AP APCR HE | 8 2G 8 | 40 64 19 | 36 36 40 | 24.00 | 864 | 2.50 | 0.46 7.59 2.72 | 92 | +25 -8 | |
26.09 | 939 | 2.30 | 0.46 ? ? | 92 | +25 -8 | ||||||
0.46 ? ? | |||||||||||
20 mm TNSh | AP APCR | 2 1G | 28 39 | 10 10 | 114.29 連射[0.10] 弾倉[8.60] | 1,143 | 1.70 | 0.53 ? ? | 420 [(4×5)×21] | +25 -8 | |
45 mm 20K | AP APCR HE | 14 2G 14 | 51 88 23 | 47 47 62 | 26.09 | 1,226 | 2.30 | 0.46 ? ? | 80 | +25 -8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
- 20 mm TNSh
唯一載せることが出来る機関砲。
1マガジンで4連射×5セットの合計20発の弾を撃つことが出来る。
機動力を活かした通り魔的な運用に向いているが、初期エンジンで出撃しなければならないため、他の砲と比べて機動力が低くなってしまう。 - 45 mm 20K
最終砲。BT-5の史実砲でもある。
37 mm B-3から貫通力とダメージが強化されている。
T-26とは違い、最終砲塔で運用可能。
- 20 mm TNSh
- 装甲
軽戦車の例に漏れず、薄い。
車体は正面15mm、側面13mm、背面10mmとTier2ソ連軽戦車の中では最も薄い。
砲塔正面は25mmあるものの、側背面は13mmしかない。
Tierの関係上、機関砲を装備した車輌と多く会敵し、油断すると瞬殺されかねないため注意。
- 機動性
快速戦車の名は伊達ではなく、かなり優秀。
履帯の関係で速度の割に少々小回りが効かず、砲塔旋回速度も少々遅目な点には注意。
そのためNDKはするのもされるのも苦手。
- 偵察性能
初期砲塔の視認距離は240mで全車輌中ワースト。
改良砲塔で280mに向上するが、これでやっとT-26初期砲塔と同じ値である。
- 総論
非常に高い機動性を誇る軽戦車。
主砲も初期段階は頼りないが、最終砲は強力なので火力不足を感じることはないだろう。
弱点は装甲の薄さと視認距離の短さ。
足を活かした偵察を行っていこう。
また砲塔旋回速度が遅く、軽戦車ではあるがNDKが苦手な点には注意。
史実
映画「E.T.」のポスターを連想させるようなジャンプをするBT-5。
BT-2は第二次大戦前にソ連が開発した快速戦車として作られました。
BTシリーズの特徴として機動性を重視して輸入したアメリカのクリスティー戦車で使用されていたクリスティー型サスペンションを採用しており、履帯をタイヤと交換する事で装輪戦車として時速100km/h近い速度を出すことができ、騎兵戦車として高速性を生かした長距離作戦ができました。
BTとはロシア語で「快速戦車」を意味する「Быстрый танк(ブィストラホードヌィイェ・ターンキ)」の頭文字をとったものです。
BT-2は1931年5月に試作を待たずして正式化され、主武装は37mm砲を搭載していました、これはドイツが後に3.7cmPaK36として開発していたものでした。
BT-2はこの37mm砲の開発がうまく行かずに実戦投入が遅れ、フィンランドとの冬戦争の際にやっと初陣を飾りましたが、性能をまったく発揮できずに終わります。
その後、多様な試作バリエーションを作りましたが、殆どが実を結ぶことはありませんでした。
BT-5はBT-2の発展型として、1932年末から開発が進められました。
BT-2で苦労した37mm砲ではなく、当時としては大威力の46口径45mm20K砲を搭載していました、
履帯時の速度はBT-2と同じく52km/hでしたが、装輪時はBT-2が72km/hに対してBT-5が110km/hと高速性が増していました。
その代わり、装甲は6~13mm程度だったので、機銃程度しか防ぐことができませんでした。
また、車体後部のマフラー(初期はマフラーすらなかった)は高温のためにガソリンの入った瓶や火炎瓶での攻撃を受けると車体が炎上する弱点があり、ノモンハン事件での日本軍やスペイン内乱での火炎瓶攻撃に苦しめられた経験から、異物混入防止のカバーを追加することで対策が取られました。
このことで、後々まで主力となるソ連のディーゼルエンジンの開発に繋がったとも言われています。
BT-5はハチマキアンテナで区別され、日本軍からは真っ先に攻撃対象とされたそうです。
ノモンハン事件で何故、日本が戦車戦でBT戦車シリーズやT-26に勝てなかったかと言うと、砲や砲弾の性能に差があったためです。
日本軍の使用していた57mm徹甲弾はソ連戦車の装甲に当たっただけで砕けてしまい、ソ連側の45mm徹甲弾は日本側の装甲を紙細工のように突き抜けたのでした。
というのも、日本の八九式中戦車の57mm戦車砲は歩兵支援の榴弾がメインとなったので、800mと短い射程の曲射弾道で対戦車戦には向かない仕様でした。
後に、鹵獲したBT-5を標的射撃試験したところ、同じ場所に何十発と打ち込んでも装甲を貫けず砲弾のほうが粉々になり、側面に同じく何十発と同じ場所に打ち込んでやっと、装甲板が歪み破れたというほどでした。
そのため、日本軍は徹底して丘上に戦車を隠し、砲塔を出した一瞬で狙いをつけて射撃するハルダウン戦法に徹した涙ぐましい努力をしており、これにはソ連兵も日本側への戦術と技量に惜しみない賞賛を与えたそうです。
ですが、後に日本軍が対峙するM3軽戦車に対してはこの教訓が生かせず、対戦車戦闘に備えていないままとなっていました。
戦車ジャンプ
アメリカではクリスティー戦車が超壕や着弾跡の窪みなどで空中に飛び出して着地しても乗員は投げ出されずに安全と言うジャンプ台を使ったデモンストレーションを行っていました。
ソ連でもそれを真似て、BT-2をジャンプさせると言うデモンストレーションを行って以来、ソ連戦車は事あるごとにプロパガンダ映像として、そのときの主力戦車をジャンプさせるのが恒例となってしまっていると言う、変なエピソードがあります。
記録映像を見ると、実に様々な戦車がジャンプしていますが、近年ではあまり見られない光景となってきているようです。