KV-4

Last-modified: 2023-12-17 (日) 16:04:08

R73_KV4.png

Tier 8 ソ連 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)180/150/90本体価格(シルバー)2,430,000
最高速度(km/h)前進30.0マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
後退11.0派生元車輌KV-3
発見可能範囲(m)静止時416.56
移動時430.78

パッケージ

初期LVL1LVL2LVL3LVL4LVL5LVL6LVL7
KV-4
E:53,000
S:2,430,000
無線
E:?
S:33,600
エンジン
E:?
S:87,500
履帯
E:?
S:33,600
砲塔
E:?
S:31,000
無線
E:?
S:52,200
主砲
E:?
S:180,000
戦車
ST-I
E:166,000
S:3,561,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
KV-4
М-40122 mm D-25TKV-4KV-41,60010R
1,00016 / [13.18]180/130/130440
10.241.4/1.7/2.920330
LVL.1
無線
М-40122 mm D-25TKV-4KV-41,60012RT
1,00016 / [13.18]180/130/130625
10.241.4/1.7/2.920330
LVL.2
エンジン
2x V-2K-F122 mm D-25TKV-4KV-41,60012RT
1,20016 / [15.78]180/130/130625
12.261.4/1.7/2.920330
LVL.3
履帯
2x V-2K-F122 mm D-25TKV-4 BisKV-41,60012RT
1,20018 / [18.68]180/130/130625
12.261.3/1.5/2.520330
LVL.4
砲塔
2x V-2K-F122 mm D-25TKV-4 BisKV-4-51,70012RT
1,20018 / [17.17]220/150/140625
11.271.3/1.5/2.520350
LVL.5
無線
2x V-2K-F122 mm D-25TKV-4 BisKV-4-51,700R-113
1,20018 / [17.17]220/150/140730
11.271.3/1.5/2.520350
LVL.6
主砲
2x V-2K-F107 mm ZiS-24KV-4 BisKV-4-51,700R-113
1,20018 / [17.14]220/150/140730
11.251.3/1.5/2.520350

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
122 mm D-25TAP
APCR
HE
1,025
12G
608
175
217
61
390
390
530
---
---
2.49
830
1,038
830
720
720
720
5.831,8662.900.3850+12
-6
5.451,7442.300.3550+18
-6
107 mm ZiS-24AP
APCR
HE
1,010
10G
650
227
289
62
320
320
420
---
---
2.49
1,043
1,304
1,043
720
720
720
5.831,8662.900.3850+12
-6
6.001,9202.300.3550+18
-6

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
緑字:改良砲塔

解説

  • 概要
    Tier 8ソ連重戦車
    大戦初期、ドイツ戦車への過大評価から提案された超重戦車の計画案である。
    同じTier 8重戦車のIS-3に比べて全体的に施された垂直の重装甲が特徴。
     
  • 火力
    搭載できる砲については前身のKV-3の砲を引き継げるが、引継ぎの3つの砲はTier8重戦車としては課金弾を用いてようやく及第点の貫通力であり、最終砲以外での運用は厳しいものがある。
    • 122 mm D-25T
      初期砲。
      IS-3の初期砲。
      通常弾のAPは貫通力175mmとかなり低く、課金弾のAPCRを用いても貫通力217mm止まりという明確な欠点がある。
      最終砲を開発するまでAP弾貫通力の低さに頭を悩ませることだろう。
      Tier 10ともマッチングするため課金弾をメインに進めていくのもアリだろう。
       
    • 107 mm ZiS-24
      最終砲。
      長砲身が目立つKV-4の最終砲。
      ただしこの砲はKV-4の専用砲であり、次のST-Iには引き継ぐことができないので注意。
      単発火力は122mm砲よりも落ちるが、IS-3が装備する122 mm BL-9をわずかながら上回る貫通力を持っており、精度もBL-9よりも良くなっている。
       
  • 装甲
    背面に至るまで全体的に厚めの装甲が施されており、特に格下車両に強い。その重装甲を用いて味方の盾となれるだろう。
    KV-5と同様に効果の大きい内張り装甲の特大が装着可能なのも見逃せない。
    こちらも榴弾によるダメージの低減や乗員保護効果が期待出来る為、一考の余地がある。下位自走砲の砲撃では2桁ダメージということもざらにあり、むしろ被弾を集めることで味方を守ることが出来る。
    傾斜装甲がほとんどなく、垂直装甲で形成された本車では豚飯昼飯のテクニックが非常に有効となる。勿論、その際には車体下部を隠すことを忘れないようにしよう。
    • 砲塔
      正面は副砲塔を含めて180mm、側面150mmの装甲厚をもつ。しかし、180mmという数値はTier8の重戦車の平均貫通力より薄く、砲塔正面を撃たれたら貫通されてしまうので注意が必要。
      更に上から見ると六角形をしているため、よそ見による防御効果があまり期待できない。むしろ車体よりも抜かれやすく、格上相手には脆い。
      副砲塔(180mm)を撃たれると車長や装填手が負傷してしまう可能性があり、より薄い初期砲塔(130mm)の場合は砲塔を動かして狙われにくくするなどの工夫が必要となる場合もある。
      装甲厚が主砲塔と同じで下位Tier相手には頼れるものの、同格以上の砲弾では貫通の可能性がぐんと上がる。貫通された場合は予想外の被害がでるかもしれないことを覚えておくとよい。
       
    • 車体
      車体正面は上部が180mm30°傾斜で約200mm、下部が160mmの30°傾斜で約180mmとやや頼りなく、砲塔と並んで貫通されやすい箇所なので出来るだけ隠すか前後運動で狙いを外させるようにしよう。
      機銃と覗視孔は一律180mmで弱点というわけでは無いが、機銃を撃たれると無線手、覗視孔は操縦手が負傷する。
      鋭い傾斜の部分ならば120mmの傾斜で260mm前後になるが、ここを狙われることはあまり無い。
      側面が150mmあるので、昼飯の角度を取れば同Tier重戦車の砲撃に耐える事ができる。
      KV-3同様燃料タンクが車体側面の半分ほどを占めており、それによって火災の発生率が高いのでその点には注意が必要だ。
      特に1度火災が発生すると自動消火しても再度火災になるリスクが高く、そのまま大破になることも多々有る。
       
  • 機動性
    機動力に関しては、1200馬力のエンジンを積めるが、車重も100t以上あるのであまり良くはない。
    直進速度は必要最低限はありKV-3と同じく味方の前線になんとか追いつける程度といったところで、このルートを進めて来た人ならそれほど違和感なく動けるだろう。
    旋回性能は劣悪で、砲塔旋回速度の更なる低下もあり機動戦に持ち込まれると非常に危険。
    一度振り向いてしまうと体勢の立て直しにも時間がかかる為、軽戦車の回り込みなどに安易に釣られず、後ろの敵は後方支援に任せ自分は前方を警戒するといった判断も必要になる。
    意外にも出力重量比そのものは重戦車としては悪くないが、履帯性能が劣悪なため実際に発揮できる機動性は超重戦車の域を出ない。
    出力重量比の割に機動性が悪い点は、日本O-NiO-Hoと共通している。
    履帯に関しては初期履帯だと動きが鈍いが改良履帯にすることにより若干改善される。
     
    余談として、車重が重いので下り坂等では停車までかなり時間が掛かる。思わぬ飛び出しに注意。
     
  • その他
    視界は改良砲塔でやっと350mとかなりの近眼である。超重戦車でありがちな、防御姿勢を取りながら前進しあえて撃たれることによって相手を発見する強行偵察はKV-4ではやや難しい。
    本車の視界は決して良いとは言えないが、皮膜を搭載すれば400mを超える視界得ることが出来、一方的に撃ち込まれる可能性を大きく減らすことが出来る。
    最前線で戦う本車はアシストダメージを得る機会も多い。
    また、大きな車体と低い機動力、同格重戦車と比較しても抜きん出て低い隠蔽率から被弾がとても多くなる。乗員スキル「修理」の習得や工具箱を装備するのが良いだろう。
    パーツやスキルによるアレンジの幅が広いのも本車の魅力の一つだ。
     
  • 総論
    KVシリーズの正統進化系であり、しっかりとした防御姿勢を取れば格上の攻撃にも耐えうる防御に優れた車両である。
    特大内張り装甲により自走砲の攻撃にも耐性があり、盾として戦線を支えるのに向いている。
    格下の攻撃は殆ど通用しないためティアトップの戦場ならば装甲に任せた強引な前線突破も選択肢に入る。
    視界、隠蔽率、機動力は劣っている為、単独行動は避け支援を受けられる位置取りを気を付けよう。
    なお俯角は-6°ではあるものの砲が高い所にあるため車体を隠すハルダウンも一応可能である。しかし後退が遅く頭の上に巨大な副砲塔がついているため稜線射撃はあまり得意ではない。
    車体が固いので、どちらかというと壁を利用した豚飯などが防御の主体となるだろう。
     
    マッチングではいわゆる突破戦車のグループに属するが、同じ役割のVK 100.01 (P)O-Hoなどは弱点ですら200mmを超える装甲を持つため、防御力は劣っていると言わざるを得ない。
    更に機動性の問題から相手に主導を握られやすいが、単発火力が控えめであるためにターン性も苦手である。
    超重戦車としてスペックを発揮するにはやや技術の必要な本車であるが、側面装甲は最も優れているため豚飯の角度を大きく取ることができる。
    同格以上には撃たせて撃つ、格下には車体正面を隠すなど防御の基本を徹底しよう。

史実

ドイツ軍がフランスを占領した1940年5月の戦いののち、当時赤軍中央砲兵局総監のI.クリーク元帥は断片的な情報をもとにドイツ戦車の武装と装甲を過剰に評価し、
現在生産中のKV-1やT-34を上回る強力な火力と装甲を有する戦車が必要であると主張した。
彼の主張は反対派を押しのけてスターリンに採用され、107mm砲を搭載するKV-3の開発が開始されたが、その裏ではさらなる超重戦車の開発が計画されていた。それがKV-4とKV-5である。
多くの戦車関係者は、仮に実用化したとしても、この戦車の運用が極めて困難であることを認識していた。
それ以前に開発されていた55t~60t級の多砲塔重戦車であるSMKとT-100ですら、1939年から1940年のフィンランドとの冬戦争において運用に大変な困難を生じていたのである。
その2倍弱の重量を持つ怪物戦車を、KV-1すら移動が困難なソ連のインフラで運用するのは無理な相談だった。
このような形で設計案が提出されたKV-4とKV-5だったが、1941年6月に独ソ戦が始まり、それに伴って設計局や工場がウラルに疎開する中で、
ドイツ軍の保有する戦車が喧伝されていたほど強力ではなかったこともあり、現有戦車の生産・改良が最優先で行われることとなったため、1941年8月までに、二つの超重戦車は試作すらされずに開発が中止された。

コメント

  • 共通モジュールが無くなったせいでLv1の122 D-2-5Tをxp17000かけて開発しなければ何も進まない戦車になってしまった。 -- 2021-03-03 (水) 14:36:53