VK 100.01 (P)

Last-modified: 2022-06-04 (土) 18:23:29

G115_Typ_205B.png

Tier 8 ドイツ 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)200/130/120本体価格(シルバー)2,540,000
最高速度(km/h)前進20マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
後退15派生元車輌Tiger (P)
隠蔽率静止時0.06
移動時0.03

パッケージ

Mäuschen
E:169,200
S:3,580,000
VK 100.01 P
E:101,500
S:2,540,000
VK 100.01 (P) (12.8)
E:73,300
S:257,500
VK 100.01 (P)b
E:100,800
S:345,500

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
VK 100.01 PPorsche 16 Cyl. Y10,5 cm Kw.K. L/52VK 100.01 (P)VK 100.01 (P)1,700FuG 5
1,00012230/160/140310
8.350.8/0.9/2.015390
VK 100.01 (P) (12.8)Porsche 16 Cyl. Y12,8 cm Kw.K. L/50VK 100.01 (P) verstärkte KettenVK 100.01 (P)1,700FuG 7
1,00015230/160/140415
8.310.8/0.9/2.015390
VK 100.01 (P)bPorsche Typ 212 NL12,8 cm Kw.K. L/50VK 100.01 (P) verstärkte KettenVK 100.01 (P)1,700FuG 12
1,20015230/160/140710
9.960.8/0.9/2.015390
 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
10,5 cm Kw.K. L/52AP
APCR
HE
1,030
12G
650
200
244
60
320
320
420
5.451,7442.300.36
2.16
0.54
120+30
-8
12,8 cm Kw.K. L/50AP
APCR
HE
1,070
12G
935
220
260
65
440
440
630
3.871,7032.900.40
?
?
50+30
-8

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier8のドイツ重戦車
    ポルシェ社が提案した超重戦車Mausの最初期案である。
     
  • 火力
    俯角はどの砲でも-8°と十分な値であり、地形利用はそこそこ可能である。
    一方で仰角は+30°と異様に広く、崖上などの高所の敵も不自由なく攻撃することができる。
    • 10,5 cm Kw.K. L/52
      VK 45.02 (P) Ausf. Aの最終砲若しくはTiger IIの中間砲と同じもの。
      DPMや精度、照準速度は良好だが、貫通力、単発火力は低い部類であり、運用するなら課金弾を多めに使うことになるだろう。
      上記の性質上、本戦車を研究すればこの砲はVK 45.02 A及びTiger IIでも自動的に使えるようになるため、他の重戦車ルートに手を出す予定なら先に研究しておくのもあり。
      VK 45.02 Aとは違い、機動力の低さから射撃機会は限られるため、本車との相性はやや悪い。
       
    • 12,8 cm Kw.K. L/50
      同格重戦車の中では、O-Hoの榴弾砲に次ぐ大口径砲。
      単発火力はTier8HT中1位タイ*1、貫通力も優秀だが、その分収束時間や発射速度は低水準で、DPMも10,5cm砲には数段劣る。単発火力と貫通力のために他の性能を犠牲にしているバランスの為、扱いにくさを感じることもあるだろう。
      しかしながら、機動力の低い本車はターン制になることも多く、やはり本砲の方が活躍しやすいかもしれない。
       
  • 装甲
    Mausルートの車両らしく正面、側面ともに非常に分厚い装甲が施されており、前面装甲は同格以下の通常弾をシャットアウトしかねない。
    HPも1,700とKV-4O-Ho等にならぶ高耐久で、同格中トップクラスのタフな車両と言える。
    • 砲塔
      正面防楯横は230mmの曲面装甲。ターレットリングも正面は230mmあるが、垂直部分はMausと同じように同格以上には貫通されてしまう可能性がある。
      非常に大きく目立つキューポラも正面は220mmと極端な弱点ではないが、側面以降は薄くなっているので注意。左側にオフセットされているため、障害物で隠しつつ攻撃することが可能。
      天板の突起は200mm+傾斜なので弱点ではない。
      側面前半分は170mmだが、側面後ろ半分は10mm、背面は30mm薄くなる。
      Mausと異なり砲塔形状がTiger II等に似た六角形をしている上、円筒形であるキューポラやターレットリング側面が薄くなっているため、よそ見には向いていない。
    • 車体
      正面上部は200mm+傾斜で280mm前後あるのでかなり強固である。
      下部は135mm+傾斜で200mm前後。正面から見ると最も柔らかい箇所だが、それでも並の同格重戦車の車体上部と同程度の防御力がある。
      側面上部は130mmだが、下部はサイドスカート100mm+履帯40mm+本装甲100mmで240mm超。Mausに似て非常に硬い。
      弱点である車体下部を豚飯で隠せるだけの側面装甲があるため、基本的には遮蔽物を使った豚飯をすることが望ましい。
      背面上部は本装甲40mmに80mmの空間装甲が覆う形となっておりHEやHEATなどには多少耐性がある。下部は120mm一枚板。
       
  • 機動性
    出力重量比は最終状態で約10と、巨体の割には最低限の数値を確保しているものの、最高速度が20km/hなためやはり見た目通り鈍重で、これまで以上に小まめな状況確認と早めの判断が重要となってくる。
    元々足回りが良くなかったTiger (P)から更に機動力が下がるが、本車から先は全て同じ最高速なので、早めに慣れていくほかない。
    一方で、本車からMausまでの超重戦車に共通する特徴として、前進速度の遅さの割に後退速度が優秀という地味な長所がある。
    活用できる場面は限られるが、遮蔽物へと素早く後退できれば被弾を抑えられることもある。
     
    以上が直進についての記述だが、本車の大きな弱点はもう一つ、絶望的なまでの旋回性能の低さにある。初期履帯だと毎秒わずか12度、改良履帯でもたったの15度という数字は全車両中でも MäuschenMausと仲良く並んで最下位タイの値であり、前述の出力重量比の低さも相まって至近距離での戦闘は大の苦手。
    12,8cm砲を使う場合には精度、照準時間の劣悪さからつい近距離での撃ち合いをしたくなるが、開けた場所で近付かれると場合によっては重戦車相手でも苦戦を強いられるので、距離を詰める際はよく状況を見極めることが重要となってくる。
     
  • 総論
    強力な砲と厚い装甲、劣悪な足回りを備えた典型的な超重戦車で、その特性からMausへ続くルートの入門車両と言って差し支えない。
    火力と装甲を上手く活かせれば敵チームを蹂躙して圧倒的な戦果も挙げ得るが、劣悪な足回りや砲精度、大きく目立つ正面の弱点など無視できない欠点も少なくなく、ここまでの車両にはなかった扱いにくさがある。
    大味な見た目とは裏腹に繊細な扱いが要求されるが、丁寧に運用出来れば他の車両では中々味わえない満足感を得させてくれる、意外と奥深い車両と言えるだろう。
     

史実

VK 100.01 (P)は、「Mammut(マンムート=マンモス)」という秘匿名称で呼ばれた100トン級の超重戦車の計画案である。
現在発見されている超重戦車Mausの資料の中では、一番古い最初期案として知られている。

 

コメント

  • Mausと同じく2021/8/3のメンテで強化。最大速度: 20 km/h –> 23 km/h -- まうまう? 2021-08-07 (土) 15:52:22
  • スーパーコンカラーとチーフテンを一人で完封したのは良い思い出 -- 2022-06-04 (土) 18:23:29

*1 Object 252U50TP prototypと同等。O-Hoの15cm榴弾砲のAPを除く