O-Ni

Last-modified: 2024-04-26 (金) 17:49:51

J28_O_I_100_preview.png

Tier7 日本 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)175/70/150本体価格(シルバー)1,450,300
最高速度(km/h)前進25.0マッチング範囲(戦闘Tier)7~9
後退10.0派生元車輌O-I
発見可能範囲(m)静止時444.61
移動時444.61

パッケージ

初期Lv.1Lv.2Lv.3Lv.4Lv.5Lv.6Lv.8
O-Ni
E:56,320
S:1,490,000
エンジン
E:?
S:77,500
無線
E:?
S:14,000
主砲
E:?
S:71,200
無線
E:?
S:22,000
履帯
E:?
S:29,200
主砲
E:?
S:110,000
O-Ho
E:110,200
S:2,680,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
O-Ni
2x Kawasaki Type 98 V-12 110010 cm Cannon Type 92O-NiO-Ni1,550Type 94 Mk. 4 Hei
1,10016 / [14.86]200/150/150350
12.151.3/1.4/2.018350
Lv.1
エンジン
2x Kawasaki Type 98 V-12 120010 cm Cannon Type 92O-NiO-Ni1,550Type 94 Mk. 4 Hei
1,20016 / [16.20]200/150/150350
13.251.3/1.4/2.018350
Lv.2
無線
2x Kawasaki Type 98 V-12 120010 cm Cannon Type 92O-NiO-Ni1,550Type 96 Mk. 4 Bo
1,20016 / [16.21]200/150/150425
13.261.3/1.4/2.018350
Lv.3
主砲
2x Kawasaki Type 98 V-12 120015 cm Howitzer Type 96O-NiO-Ni1,550Type 96 Mk. 4 Bo
1,20016 / [16.28]200/150/150425
13.311.3/1.4/2.018350
Lv.4
無線
2x Kawasaki Type 98 V-12 120015 cm Howitzer Type 96O-NiO-Ni1,550Type 3 Otsu
1,20016 / [16.24]200/150/150550
13.281.3/1.4/2.018350
Lv.5
履帯
2x Kawasaki Type 98 V-12 120015 cm Howitzer Type 96O-Ni KaiO-Ni1,550Type 3 Otsu
1,20018 / [18.16]200/150/150550
13.281.2/1.3/1.918350
Lv.6
主砲
2x Kawasaki Type 98 V-12 120010 cm Experimental Tank GunO-Ni KaiO-Ni1,550Type 3 Otsu
1,20018 / [17.96]200/150/150550
13.131.2/1.3/1.918350

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
10 cm Cannon Type 92AP
APCR
HE
250
9G
190
175
201
53
300
300
360
---
---
1.91
720
720
765
720
720
720
5.711,7132.800.38100+20
-10
15 cm Howitzer Type 96AP
HEAT
HE
540
12G
660
121
150
75
700
700
910
---
---
3.57
500
500
540
720
720
720
2.611,8273.500.5360+20
-10
10 cm Experimental Tank GunAP
APCR
HE
510
11G
245
190
215
53
330
330
430
---
---
1.91
916
916
900
720
720
720
5.002,6502.600.40100+20
-10

副砲性能砲塔装甲
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
旋回速度視認範囲
47 mm Gun Type 1
(RIGHT)
AP
APCR
HE
20
4G
20
81
122
25
70
70
90
---
---
0.47
810
810
810
720
720
720
15.001,0502.300.42121+20
-15
175/150/150
30350
47 mm Gun Type 1
(LEFT)
AP
APCR
HE
20
4G
20
81
122
25
70
70
90
---
---
0.47
810
810
810
720
720
720
15.001,0502.300.42121+20
-15
175/150/150
30350

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier 7日本重戦車
    オイ車の想像図の一つをベースにした100トンの超重戦車である。
    大型の「オ」とイロハの開発順で4番目の「ニ」で、「オニ」。すなわち4番型大型戦車という意味である。
    ロとハはどこに行ったのか…
     
  • 火力
    同格の重戦車の多くは初期砲に難を抱えているが、この車両は初期砲の10cm加農砲・前車で開発済みの15cm榴弾砲ともに充分な性能を持っており、改良砲塔も存在しないのでフリー経験値を用いずとも乗り出しから戦力となれる。
     
    • 10cm Cannon Type 92
      O-Iと同じ初期砲。性能的にも精度以外ほぼ同じ。
      通常弾の貫通力が175mmあり、初期状態でも最低限、そこそこは戦える。
      しかし課金弾が日本特有の強化AP弾で貫通力があまり伸びず、相手によっては全く歯が立たない。
      精度が高くなく照準時間も長い為、弱点に当てるのも難しい。15 cm Howitzer Type 96を使う気がない場合はなるべく早く10 cm Experimental Tank Gunを開発したいところ。
       
    • 15 cm Howitzer Type 96
      O-Iでも使用した15cm榴弾砲。最終砲候補その1
      技術ツリー上必ずO-Iで開発済み、かつ10cm Cannonより軽い。
      O-Iから各性能が少しずつ向上しており、扱いやすさは改善されている。
      ただし、正面の一部で副砲塔と干渉して俯角が狭くなる。O-Iと異なり、正面で俯角はほぼ取れないと考えたほうが良い。
      稜線ハルダウンから俯角ぎりぎりを狙う場合や、車両同士が触れ合うような近距離戦では注意が必要で、戦車が正面から来た場合でも張り付かれると副砲塔の間からしか撃てなくなる。
      ただし本車輌は非常に車高が高いため、敵が真正面にいるならば天板やキューポラ等比較的装甲の薄い箇所を狙いやすい。
      命中箇所の装甲厚によっては跳弾せずに貫通する可能性も十分考えられ、榴弾貫通を望める場合もあるのでチャンスがあれば撃ってみよう。
       
    • 10 cm Experimental Tank Gun
      最終砲候補その2
      通常弾の貫通力、単発火力は平均的で、15cm砲と比べると安定した攻撃力が期待できる。
      しかし課金弾が日本戦車特有の強化AP弾であり貫通力があまり向上しないがその分傾斜装甲に強い。
      砲精度がそこそこ止まりで、さらに照準の収束がかなり遅いため精密狙撃は苦手。
      状況次第では格上だけでなく、同格のAT 15AAT 7T29Black Princeといった弱点狙撃が必須な重装甲相手に大幅な不利を強いられることも考えられる。
      15cm砲とは異なり、車体側面を晒さずに俯角を大きく取れるため、撃ち合いになった場合の防御力はこちらが大幅に上回る。
       
  • 副砲火力
    データ上、副砲にも視認範囲が存在するが、あくまでも視認担当である車長が居る場所からの視認範囲が基本となる。
    • 47 mm Gun Type 1
      Tier 4 中戦車 Chi-Heの初期砲で使用されていたもの。
      Tier 9ともマッチングするTier 7帯では軽装甲車輌にダメージを与えられれば良いほう。
      榴弾で軽装甲車両への対抗手段とするか、主砲の装填時間を攪乱されるために使用するなど確認で考えてみて欲しい。
       
  • 装甲
    O-Iから満遍なく正面装甲を増厚したような隙のない重装甲を備える。
    ただし車体正面の傾斜角度の差などから、砲塔正面以外の実装甲厚はO-Iとほぼ同等。格上への防御力は相対的に低下している。
    • 砲塔
      砲塔正面は200mm、側面とキューポラは150mm。副砲塔は垂直部分が175mm、側面は150mm。
      副砲塔は副砲砲身を抜いた全周200mm、砲身はダメージ吸収が可能。
      砲身10mm+砲身基部20mm+砲身付け根50mm+砲身奥175mmとなっており、合計255mmの装甲圧を持つ。
      ほっぺは正面からなら角度約55°実装甲厚250mmオーバーと硬い。一方、側面や斜め前からの攻撃には弱い。
      正面からはキューポラが唯一の弱点となるが、ここも150mm装甲であり同格中戦車のAP弾程度は防げる場合が多い。
       
    • 車体
      正面は上部、下部ともに均一な175mm装甲であり、貫通175mm以下の相手には鉄壁といえる。機銃やハッチは弱点ではない。
      ただしTier7ともなると通常弾ですら200mmを超える貫通力を持つ敵も現れるので、相手によっては装甲ではなくHPで受ける戦い方に切り替える必要がある。
      側面装甲は頼りなく、さらに弾薬庫が控えている。側面下部はサイドスカート35mm+履帯40mm+装甲35mmとなるが、履帯の判定部分は小さいので、70mm程度と考えた方がよい。
      ゆえに昼飯や豚飯は得意ではなく、車体を傾ける場合は正面左右15°以内に敵を収めるようにすると重装甲を無駄なく活かせる。
      履帯裏の35mmの弱点部位はO-Iから改善されておらず、特に3倍ルール>が適用される105mm口径以上のAP弾であればほぼ確実に貫通されてしまう。
      瓦礫や破壊された車両の残骸、あるいは味方戦車で履帯を隠すことを意識して動こう。
      一方垂直ではあるが150mm厚と、O-Iから引き続き分厚い背面装甲を持つ。同格LT、MTの砲撃なら多少は耐えられる。側面装甲よりはずっと役に立つので、後ろに回られた場合は無理に旋回せず落ち着いてお尻を向けよう。
      天板は70mm~60mm。曲射自走砲(FV304など)から貫通大ダメージを受ける心配は少ない。
       
      ちなみに、全車両中最も隠蔽率が低いのは本車である。
      Tier 7にもなると全体の視界が伸び、偵察能力を強化するプレイヤーもかなりの割合で出てくるので、移動中になす術もなく撃破されることも珍しくない(ヘイト値が高いため特に自走砲の標的になる)。
 
  • 機動性
    全重は前身のO-Iから大幅に軽減されO-I Exp.と同等の100t前後になったが、最高速度が25km/hまで制限され、砲塔と車体の旋回性能が非常に低く設定されておりO-I Exp.のような機動性は無い。
    とはいえ加速力はO-I Exp.とO-Iの間くらいはあり、おおむね普通の重戦車程度には動ける。
    ただし機動戦は車高の高さ、リロードの遅さ、砲塔旋回の遅さ、側面装甲の薄さから非常に苦手。リロードの隙に距離を詰められたりすると厄介な事になる。
 
  • 総論
    O-Iより正面装甲がさらに厚くなった超重戦車。防御力、攻撃力はTier7HTとしてはかなり優秀な物を持ち、重戦車としての仕事を申し分なく担ってくれる。
    しかし装甲が通用しない格上戦車に対しては若干頼りなく、大きな車体が欠点となってしまう。
    側面装甲の弱さは致命的であり、マッチングする自走砲の多くがHEで車体側面を貫通可能な大口径砲になり、対応を間違えれば一撃死もありうる。
    O-Iと同様に車体旋回速度が遅いため、側面からの攻撃には厳重な警戒が必要。

史実

O-I_100t.jpg
100t戦車は当時第四技術研究本部の車輌課長であった村田大佐のもと少人数により極秘裏に計画された。名称は軍側ではオイ車(大きいイ号車の意味)、三菱ではミト車(三菱・東京のイニシャル)であった。
この戦車の主な要目は、全長10m、全幅4.2m、全高4m、履帯幅900mm、車体前面装甲75mm+α、車体側面装甲35mm×2、発動機は水冷航空用ガソリンエンジンhp550×2、リングギア直径2m、最大速度25km/hである。車体前面装甲は75mmで、さらに75mmの板を貼れるようになっている。車体側面装甲は35mmであるが、履帯の外側に35mmの垂れ下がり板が設けられていて実質70mmの装甲である。また、装甲は軟鋼版であった。
試験走行は村田大佐が出征してしまい後任の中野中佐に代わってから、当時相模造兵廠長だった原乙未生少将の立会いのもと廠内で行われたが、不整地では旋回するたびに車体が沈む、舗装路ではコンクリートを割ってしまうなど散々な結果だった。
試験走行後は廠内倉庫でオーニングをかけられたまましばらく放置され、昭和19年には寸断解体されスクラップになってしまった。
『戦車と戦車戦』島田豊作ほか (2012年) 光人社 より

上記内容は当時三菱重工戦車設計技師であり100t戦車の設計に参加した大高繁雄氏の寄稿によるものである。ゲーム内に登場する本車は大高氏の描いた図面を元に作られていると考えられる*1

一方、O-Iの史実欄にある三菱の公式図面とは形状が異なる。
計画段階の形状、寄稿者の記憶違い、実は別物など可能性はいくつかあるが、要は資料に乏しい架空戦車の類である。

コメント


*1 車体全面装甲厚などには差がある