Tier 7 ドイツ 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 50/30/20 | 本体価格(シルバー) | 1,380,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 46.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 | ||
後退 | 12.0 | 派生元車輌 | Hummel | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.066 | ||||
移動時 | 0.033 |
パッケージ
┏ | G.W. Tiger (P) E:113,600 S:2,650,000 | ||||||
G.W. Panther E:61,100 S:1,380,000 | ━ | s.F.H. 18 auf Panther Fahrgestell E:11,600 S:48,570 | ━ | G.W. Panther II E:27,610 S:150,870 | ┛ |
E:必要経験値
S:購入価格(シルバー)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
G.W. Panther | Maybach HL 110 P 30 | 15 cm s.F.H. 18 L/29.5 | G.W. Panther | G.W. Panther | 360 | FuG 5 | |
325 | 24 / [20.57] | --/--/-- | 310 | ||||
10.98 | 1.2/1.4/2.3 | 10 | 370 | ||||
s.F.H. 18 auf Panther Fahrgestell | Maybach HL 130 P 50 | 15 cm s.F.H. 18 L/29.5 | G.W. Panther verstärkteketten | G.W. Panther | 360 | FuG 7 | |
350 | 26 / [23.54] | --/--/-- | 415 | ||||
11.74 | 1.1/1.3/2.1 | 10 | 370 | ||||
G.W. Panther II | Maybach HL 130 P 50 | 15 cm s.F.H. 43 | G.W. Panther verstärkteketten | G.W. Panther | 360 | FuG 12 | |
350 | 26 / [23.38] | --/--/-- | 710 | ||||
11.67 | 1.1/1.3/2.1 | 10 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
15 cm s.F.H. 18 L/29.5 | HE HEAT | 1,120 12G | 85 185 | 950 750 | 3.57 -- | 2.84 | 7.00 | 0.74 11.23 4.88 | 30 | +45 26< >26 -3 | 1,260 | |
0.74 10.25 4.88 | ||||||||||||
15 cm s.F.H. 43 | HE HEAT HE | 1,120 14G 13G | 88 240 88 | 1,200 900 1,200 | 3.57 -- 5.11 | 2.55 | 7.00 | 0.70 9.69 4.62 | 30 | +45 26< >26 -3 | ? |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier7ドイツ自走砲
Krupp社が提案した、Pantherの車体を用いた自走榴弾砲の計画案。
後方が大きく開いた旋回砲塔を備えているが、砲塔の周りにある衝立が鑑賞して全周旋回は出来ない。
ちなみにG.W.はGeschütz Wagenの略。
- 火力
全周旋回は出来無いが、十分広い射界を持つ。
ただし、砲塔旋回速度は遅く、接近された場合の対処はそれほど期待できない。
また、総弾数が増えており、前身の様に試合後半で弾切れしてしまう心配が少なくなった。- 15 cm s.F.H. 43
初期砲と比較して火力が増加、精度が微上昇する。
また、これまでのHEATに加え、炸裂範囲の拡大された強化HEが金弾として使えるようになる。
至近弾の被害が格段に増すため、収支を度外視してでも戦果を期待するならこちらをメインに使うと良いだろう。
- 15 cm s.F.H. 43
- 機動性
前身から最高速度が向上しており、スピードに乗ればそれなりに動ける。
しかし、重量増加が祟って出力重量比はさらに低下しており、加速は重戦車並みに鈍い。
最低限、初期展開で砲撃ポイントへ移動したりカウンター避けに動いたりで困らない程度には走れるが、そこどまり。
- 偵察性能
Panther譲りの巨体に大きな砲塔を載せた姿が災いし、隠蔽率が超重戦車並にまで悪化している。
狭いマップならば開幕直後に発見されることも珍しくなく、相手の視界に入ったらほぼ見つかっていると思った方がいいだろう。
- 総論
火力・榴弾爆発範囲・精度・左右射界が優秀で、装填速度・無線性能も並以上、機動性も最低限確保、とおよそ求められる全ての要素を合わせ持つ優秀な自走砲。
その扱いやすさが災いして、これに慣れると次Tier以降の狭い射界が辛くなるほど。
隠蔽性以外の全性能がバランスよくまとまっていて非常に扱いやすく、人気の高い車輌である。
ただし、ほぼ全てが専用装備で転用は一切できず、開発による性能向上幅が大きいのは主砲だけと開発面は少々残念。
史実
本車の計画は陸軍兵器局が1942年にクルップ社およびラインメタル社に対し開発を委託した装甲榴弾砲が始まりです。
当初はプラットフォームとして、まもなく生産される予定であったLeopard偵察戦車のシャーシを採用する計画が立てられていました。
これに対し、クルップ社がシャーシの重量(砲の制動力のを確保し、命中率を向上させるためにに重要)および車体容積の余裕が必要であるとし、Panther戦車のシャーシを流用するという提案を返します。
当初、陸軍兵器局は難色示しましたが、最終的に承認し、開発が開始されました。
本車はこのパンターシャーシ装甲自走砲案の内、15cm sFH砲を搭載する計画の一つです。
なお、G.W.と略されていますが、正式名称はGeschütz Wagen Pantherで直訳するとパンター砲車となります。
1942年半ばには基本仕様が固まり、試作に取り掛かろうとします。
しかし、肝心のPantherの製造が遅れており、同年11月にようやくPanter戦車D型の初期生産型4両が製造開始されるという状況だったため、構成部材が無く、試作には取りかかれませんでした。
1942年末、ついには陸軍兵器局からパンターシャーシの構成部材の引渡しが全面的に拒否され、既に不採用となっていたLeopard偵察戦車のシャーシで自走砲を設計するように要求されます。
これに対し、クルップ社はシャーシ変更要求を無視する方針を固めます。
その後、射撃試験を先行させるためにIV号戦車の構成部材を代案で要求してこちらも拒否されたり、次々に追加される要求で改設計が繰り返えされ、本来は43年4月末には完成していたはずのプロトタイプは一向に完成する兆しが見られませんでした。
1943年末のアドルフ・ヒトラー計画において自走砲の重点開発・製造車種に指定されたものの、戦況の急速な悪化により1944年7月6日、正式に計画中止が決定。
その後もクルップ社・ラインメタル社は自費で研究を続けましたが、結局その努力は昇華することなく、ドイツの敗戦によって徒労に終わってしまったのでした。