Tier 2 ポーランド 軽戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 10/8/8 | 本体価格(ゴールド) | 750 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 45 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 2~3 | |
後退 | 12 | シルバーボーナス(%) | 30 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.45 | 経験値ボーナス(%) | 70 | |
移動時 | 0.27 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
TKS 20 750G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
TKS 20 | Polski FIAT 122BC | n.k.m. 20 mm wz. 38 FK-A | TKS z n.k.m. 20 mm wz. 38 FK-A | TKS z n.k.m. 20 mm wz. 38 FK-A | 180 | RKB/c | |
42 | 50 / [37.50] | --/--/-- | 310 | ||||
15.00 | 0.9/1.2/2.1 | 46 | 290 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
n.k.m. 20 mm wz. 38 FK-A | AP AP | 3 2G | 43 55 | 11 11 | 76.07 連射[0.19] 弾倉[6.20] | 837 | 1.80 | 0.40 3.24 1.47 | 250 [(2×5)×25] | +25 -7 |
解説
- 概要
Tier2ポーランドプレミアム軽戦車。
国営技術工廠(PZInż.)*1で開発されたTK-3の発展型であり、大戦初期のポーランド機甲部隊に少数配備された対戦車仕様の豆戦車である。
軽戦車に分類されているが、固定戦闘室や隠蔽率など、仕様は駆逐戦車に近い。
- 火力
軽戦車となっているが、砲塔を持たず駆逐戦車のように主砲は左右13°の限定射界である。- n.k.m. 20 mm wz. 38 FK-A
TKS-NKMの史実砲。
機関砲であり、1トリガーで2発ずつ計10発発射する。
このTierの機関砲にしては貫通力は比較的高く、精度が良いため中距離戦向きと言える。
一方で弾倉火力は110でTier1戦車を全弾貫通させてやっと撃破できるといったレベル。装填時間も弾倉火力の割には長め。
装甲が薄く隠蔽率が高い為できるだけ距離をとって戦闘したいが、その場合機関砲ゆえの400mという射程が問題となる。
かといって接近戦は射界に制限があるため、あまり車輌特性と相性がいいとは言えない。
- n.k.m. 20 mm wz. 38 FK-A
- 装甲
前面10mmの紙装甲で、あらゆる攻撃が貫通する。榴弾も脅威である。
また、乗員が2名しかいないため、乗員全滅の危険性がある。
また、豆戦車ということもあって車重も非常に軽い。
体当たりはするのも受けるのも厳禁である。
- 機動性
車重はゲーム中でも最軽量に近いが、エンジンも非力。
25km/hくらいまではすぐ加速するが、45km/hを出すにはある程度直進しなければならない。
小さな障害物でもぶつかると速度が大きく落ち込む。
- 偵察性能
小柄な見た目の通り非常に隠蔽性能が高く、このTierの一般的な軽戦車より10%近くも上である。
迷彩塗装で4%、迷彩ネットで15%上昇するが、移動時の隠蔽性能は静止時の75%でなく60%へ低下する為、この辺りも駆逐戦車と同じ仕様と言える。
- 総論
数ある豆戦車の中でも特に著名な車輌であるが、史実にあるような活躍は運が良くても難しい。
砲塔を持つ戦車に接近されるとなすすべもなく撃破される危険性があるので駆逐戦車のように運用したいが、今度は射程限界が足枷となって有効な火力支援もできない事もあり得る。
…と、難点だらけだが、数少ない利点として車体が小さい上に車高も低いので稜線射撃はそれなりに有効である。
俯角は-7°なので地形適性は高いとは言えないが、僅かな起伏でも稜線射撃が可能である。
また、M3 LeeやHetzerと同じく、砲が右側に寄っている事を利用して左側を障害物等で隠して射撃も有効である。
どちらも、元々小さい投影面積をさらに小さくできる上、このTier帯だと精度もそう高くないので相当狙いを絞っても命中させるのが困難になる。
ただそのまま居座ると自走砲の餌食になるので陣地変換はこまめに行った方がいいだろう。
また、背が低いのでM2 Medium等の背が高い車輌に密接すると俯角が足りず当てられなくなる。
応用する機会は限られるが一応覚えていて損はないだろう。
それを考えながら楽しむのが良いかもしれない。
史実
TKS(20mmFK model A/wz.38機関砲搭載型)は第二次世界大戦期に活躍したポーランドの偵察用豆戦車TKSに20mmFK model A/wz.38機関砲を搭載した車輌です。
このシリーズの原点であるTK(TK-3)は当時のベストセラー豆戦車であるイギリスのガーデン・ロイドをベースにポーランドが開発した車輌で、エンジン、変速機、ブレーキに至るまでフォードA型の部品を流用して製造コストを低く抑えていました。
TKSはエンジンをフィアット122B型(46馬力)に強化し装甲を8mmから10mmに増厚されたTKの発展型です。
他国の豆戦車の例に漏れず対戦車戦闘能力が高い車輌とは言えませんでした。
さらに、辛うじて対戦車戦闘が可能な20mm機関砲搭載型TKSの保有数はドイツ軍のポーランド侵攻時には僅か24輌であり、有効な防衛戦闘を行える状況ではありませんでした。
しかし、ポーランドの軍事史研究家ヤヌシュ・マグスヌキの研究によれば、ヴィエルコポルスカ騎兵旅団第71機甲大隊に所属していたエドムント・ロマン・オルリック見習士官がカンピノスの森で1939年9月17日から18日の戦闘において35(t)戦車を装備するドイツ軍部隊に待ち伏せ攻撃を行い、13輌を撃破する損害を与えたと言われています。
本ゲームではこの戦闘を讃え、軽戦車で自車輌よりTierが2以上高い車輌を3両撃破したプレイヤーには「オルリック勲章」が授けられます。
オチキス7.92 mm wz.25機関銃を装備したTKS。搭乗員から比較しても分かるように、軽戦車の砲塔程度の大きさしかない。
参考
TK戦車Wikipedia
エドモンド・ローマン・オルリックWikipedia実車の走行動画
Tor przeszkód TKS tankietka
Tankietka TKS / Polish Tankette BR-TZIP 2013_part 2