Pz.Kpfw. 35 (t)

Last-modified: 2020-05-25 (月) 13:03:36

G07_Pz35t.png

Tier 2 ドイツ 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)25/16/16本体価格(シルバー)3,600
最高速度(km/h)前進35マッチング範囲(戦闘Tier)2~3
後退15派生元車輌L.Tr.
隠蔽率静止時0.27
移動時0.20

パッケージ

PzKpfw 35(t) II
E:860
S:14,330
 ┏Pz. 38 (t)
E:1,250
S:33,000
Pz. 35 (t)
E:275
S:3,600
LT Vz 35 2cm
E:160
S:3,160
PzKpfw 35(t) Ausf V
E:265
S:3,790
PzKpfw 35(t) III
E:820
S:13,900
━┛

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
Pz. 35 (t)Škoda T-113,7 cm Kw.K. 34 (t) L/40Pz.Kpfw. 35 (t)Pz.Kpfw. 35 (t)150FuG 37
12048 / [33.00]25/16/16290
11.961.1/1.6/2.932290
LT Vz 35 2cmŠkoda T-112 cm Flak 38Pz.Kpfw. 35 (t)Pz.Kpfw. 35 (t)150FuG 37
12048 / [32.89]25/16/16290
11.921.1/1.6/2.932290
PzKpfw 35(t) Ausf VŠkoda T-112 cm Flak 38Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturmPz.Kpfw. 35 (t)150FuG 37
12050 / [42.17]25/16/16290
11.921.1/1.3/2.332290
PzKpfw 35(t) IIIŠkoda T-153,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturmPz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm180FuG 37
22050 / [74.04]25/16/16290
20.931.1/1.3/2.332320
PzKpfw 35(t) IIŠkoda T-152 cm Flak 38Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturmPz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm180FuG 37
22050 / [73.97]25/16/16290
20.911.1/1.3/2.332320

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
青字:オートローダー砲・機関砲

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度
連射[間隔]
弾倉[交換時間]
AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
3,7 cm Kw.K. 34 (t) L/40AP
APCR
HE
14
2G
8
40
69
18
40
40
45
26.091,0441.700.48
6.38
2.46
72+25
-10
2 cm Flak 38AP
APCR
3
1G
39
51
11
11
115.38
連射[0.10]
弾倉[4.30]
1,2691.600.45
?
?
300
[(2×5)×30]
+25
-10
0.45
?
?
125.00
連射[0.10]
弾倉[3.90]
1,3751.600.45
?
?
300
[(2×5)×30]
+25
-10
3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47AP
APCR
HE
14
2G
8
42
74
18
40
40
45
26.091,0441.700.41
?
?
72+25
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 火力
    同Tier帯のドイツ軽戦車では唯一砲が装備可能。
    戦車砲を使うなら3.7cmL47、機関砲なら2 cm Flak 38が最終砲として挙げられる。
    • 3,7 cm KwK 34 (t) L/40
      初期砲であり史実砲。
      AP貫通力40mmとTier2としては悪く無い威力を誇り、精度もいいため乗り出しが快適。
    • 2 cm Flak 38
      II号戦車の最終砲でもある対空機関砲。
      3,7 cm KwK 34 (t) L/40とほぼ同等の貫通力を持つ弾を連射出来るため、使いやすい。
    • 3.7 cm KwK 38(t) L/47
      Pz.Jäg Iの初期砲とほぼ同等の性能を持つ砲。
      単発火力、発射速度は初期砲と変わらないが、精度と貫通力が強化されており扱いやすい。
      瞬間火力は機関砲の方が優秀だが、戦車砲には機関砲より長射程という利点がある。
       
  • 装甲
    車体、砲塔ともに前面25mm他16mmとPz.Kpfw. IIには劣るが厚めの装甲を持つ。
    昼飯の角度なら機関砲や戦車砲を弾きながら戦える。
     
  • 機動性
    軽戦車ではあるが、最高速度が35Km/hしかでず、機動性はそこまで良くない。
    特に砲塔旋回速度が32°/sとBT-2より遅い点には注意が必要。
    死角からの不意打ちに対応しづらいため、マップ上の敵の動きには気をつけよう。
    砲塔旋回速度とは逆に車体旋回速度は非常に優秀で小回りは利くので車体も一緒に旋回させると不意打ちにも対応しやすい。
     
  • 総評
    II号戦車の方がバランスはいいが、こちらは戦車砲が搭載できるため遠距離戦では優位。
    軽戦車にしては速度が出ず、また、砲塔旋回速度も遅いため機動戦は苦手な点に注意。

史実

LT vz. 35/Pz.Kpfw. 35 (t)

1920年、共和国憲法を制定しチェコスロバキア共和国が誕生。
1930年代には世界第7位の工業国へ成長し、戦車等の兵器開発と生産を自国で行える程にまで発達していた。
当時、フランス軽戦車Renault FT-17を配備していたが、1918年に生産された車輌のため国産新型車輌の開発が求められた。

 

1935年にLTvz.34軽戦車(Light Tank VZ型 34年式)が配備されたが、緊迫する世界情勢から更なる新型車輌の開発が求められ、軍はCKD社とシュコダ社に開発を打診。
CKD社はLTvz.34の改良型であるP-II-aを提示。対してシュコダ社は新規設計のS-II-aを提示した。
軍のテストの結果、シュコダ社のS-II-aに決定、1935年10月30日にはLTvz.35として制式採用された。
S-II-aの採用に関しては色々と説があるが、シュコダ社はオーストリア=ハンガリー帝国及びチェコスロバキア共和国では最大の財閥である。
財閥、軍、政府が何らかの形で繋がっているのは珍しくもない話である。

 

LTvz.35は1937年にはチェコの主力戦車となっており、イギリスのヴィッカース Mark E、ポーランドの7TP(ヴィッカース Mark Eのライセンス生産)、ソ連のT-26、イタリアのM11/39及びM13/40、ドイツのPz.Kpfw.III等当時のヨーロッパの戦車に匹敵する性能を持っていた。
しかし、1938年から段階的にドイツによるチェコ併合が進められる。
1939年3月に併合が完了すると、LTvz.35はドイツ軍によって接収されPz.Kpfw.35 (t)の名前を与えられた。(tはチェコスロバキアの頭文字。ドイツ語ではチェコの頭文字はcではなくt =Tschechoslowakei)

 

Pz.Kpfw.IIIに匹敵する能力はドイツ軍兵士に歓迎され、また質・量共に力不足であった第二次世界大戦開戦初期のドイツ軍にとって貴重な戦力となった。
Pz.Kpfw.35 (t)は第1軽装甲師団(後の第6装甲師団)に配備され、1939年のポーランド侵攻を皮切りに1940年のフランスの戦い、1941年のバルバロッサ作戦にも参加していたが、バルバロッサ作戦で赤軍の装備していたKV-1とドイツ兵から「ギガント」と呼ばれたKV-2の前になす術もなく149両中40両を失ってしまう。
その後登場したソ連のT-34の前には性能不足であり、1941年12月10日までには全車を損耗した。

 

LTvz.35はルーマニアを始めとする、諸外国にも少数が輸出されている。

 

日本に余り馴染みのないシュコダ(スコダとも)社は、チェコにおいて自動車の一大メーカーである。(日本には輸出してない為、知名度がない)
現在はフォルクスワーゲングループの傘下となっているが、自動車や鉄道などの開発を古くから行っており、冷戦時下では警察車輌の他、KGBや秘密警察車輌にも使用された為、スパイ小説などで度々登場する。
熱心なモータースポーツファンなら、2005年のラリー北海道でシュコダ・ファビアWRCの左面のŠkodaのロゴを日本のファンの為にわざわざ「シュコダ」とカタカナに替えたのは記憶にあるだろうか。

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