Tier 2 ドイツ 軽戦車
スペック
パッケージ
┏ | PzKpfw 35(t) II E:860 S:14,330 | ┏ | Pz. 38 (t) E:1,250 S:33,000 | ||||||
Pz. 35 (t) E:275 S:3,600 | ━ | LT Vz 35 2cm E:160 S:3,160 | ━ | PzKpfw 35(t) Ausf V E:265 S:3,790 | ┻ | PzKpfw 35(t) III E:820 S:13,900 | ━┛ |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Pz. 35 (t) | Škoda T-11 | 3,7 cm Kw.K. 34 (t) L/40 | Pz.Kpfw. 35 (t) | Pz.Kpfw. 35 (t) | 150 | FuG 37 | |
120 | 48 / [33.00] | 25/16/16 | 290 | ||||
11.96 | 1.1/1.6/2.9 | 32 | 290 | ||||
LT Vz 35 2cm | Škoda T-11 | 2 cm Flak 38 | Pz.Kpfw. 35 (t) | Pz.Kpfw. 35 (t) | 150 | FuG 37 | |
120 | 48 / [32.89] | 25/16/16 | 290 | ||||
11.92 | 1.1/1.6/2.9 | 32 | 290 | ||||
PzKpfw 35(t) Ausf V | Škoda T-11 | 2 cm Flak 38 | Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm | Pz.Kpfw. 35 (t) | 150 | FuG 37 | |
120 | 50 / [42.17] | 25/16/16 | 290 | ||||
11.92 | 1.1/1.3/2.3 | 32 | 290 | ||||
PzKpfw 35(t) III | Škoda T-15 | 3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47 | Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm | Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm | 180 | FuG 37 | |
220 | 50 / [74.04] | 25/16/16 | 290 | ||||
20.93 | 1.1/1.3/2.3 | 32 | 320 | ||||
PzKpfw 35(t) II | Škoda T-15 | 2 cm Flak 38 | Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm | Pz.Kpfw. 35 (t) verstärkterturm | 180 | FuG 37 | |
220 | 50 / [73.97] | 25/16/16 | 290 | ||||
20.91 | 1.1/1.3/2.3 | 32 | 320 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
3,7 cm Kw.K. 34 (t) L/40 | AP APCR HE | 14 2G 8 | 40 69 18 | 40 40 45 | 26.09 | 1,044 | 1.70 | 0.48 6.38 2.46 | 72 | +25 -10 | |
2 cm Flak 38 | AP APCR | 3 1G | 39 51 | 11 11 | 115.38 連射[0.10] 弾倉[4.30] | 1,269 | 1.60 | 0.45 ? ? | 300 [(2×5)×30] | +25 -10 | |
0.45 ? ? | |||||||||||
125.00 連射[0.10] 弾倉[3.90] | 1,375 | 1.60 | 0.45 ? ? | 300 [(2×5)×30] | +25 -10 | ||||||
3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47 | AP APCR HE | 14 2G 8 | 42 74 18 | 40 40 45 | 26.09 | 1,044 | 1.70 | 0.41 ? ? | 72 | +25 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier2ドイツ軽戦車
厳密にはチェコ製でLT vz. 35と同一の車輌。
Pz.Kpfw. 38 (t) n.A.まで続くチェコ戦車シリーズの第一章である。
- 火力
同Tier帯のドイツ軽戦車では唯一砲が装備可能。
戦車砲を使うなら3.7cmL47、機関砲なら2 cm Flak 38が最終砲として挙げられる。
- 装甲
車体、砲塔ともに前面25mm他16mmとPz.Kpfw. IIには劣るが厚めの装甲を持つ。
昼飯の角度なら機関砲や戦車砲を弾きながら戦える。
- 機動性
軽戦車ではあるが、最高速度が35Km/hしかでず、機動性はそこまで良くない。
特に砲塔旋回速度が32°/sとBT-2より遅い点には注意が必要。
死角からの不意打ちに対応しづらいため、マップ上の敵の動きには気をつけよう。
砲塔旋回速度とは逆に車体旋回速度は非常に優秀で小回りは利くので車体も一緒に旋回させると不意打ちにも対応しやすい。
- 総評
II号戦車の方がバランスはいいが、こちらは戦車砲が搭載できるため遠距離戦では優位。
軽戦車にしては速度が出ず、また、砲塔旋回速度も遅いため機動戦は苦手な点に注意。
史実
1920年、共和国憲法を制定しチェコスロバキア共和国が誕生。
1930年代には世界第7位の工業国へ成長し、戦車等の兵器開発と生産を自国で行える程にまで発達していた。
当時、フランス軽戦車Renault FT-17を配備していたが、1918年に生産された車輌のため国産新型車輌の開発が求められた。
1935年にLTvz.34軽戦車(Light Tank VZ型 34年式)が配備されたが、緊迫する世界情勢から更なる新型車輌の開発が求められ、軍はCKD社とシュコダ社に開発を打診。
CKD社はLTvz.34の改良型であるP-II-aを提示。対してシュコダ社は新規設計のS-II-aを提示した。
軍のテストの結果、シュコダ社のS-II-aに決定、1935年10月30日にはLTvz.35として制式採用された。
S-II-aの採用に関しては色々と説があるが、シュコダ社はオーストリア=ハンガリー帝国及びチェコスロバキア共和国では最大の財閥である。
財閥、軍、政府が何らかの形で繋がっているのは珍しくもない話である。
LTvz.35は1937年にはチェコの主力戦車となっており、イギリスのヴィッカース Mark E、ポーランドの7TP(ヴィッカース Mark Eのライセンス生産)、ソ連のT-26、イタリアのM11/39及びM13/40、ドイツのPz.Kpfw.III等当時のヨーロッパの戦車に匹敵する性能を持っていた。
しかし、1938年から段階的にドイツによるチェコ併合が進められる。
1939年3月に併合が完了すると、LTvz.35はドイツ軍によって接収されPz.Kpfw.35 (t)の名前を与えられた。(tはチェコスロバキアの頭文字。ドイツ語ではチェコの頭文字はcではなくt =Tschechoslowakei)
Pz.Kpfw.IIIに匹敵する能力はドイツ軍兵士に歓迎され、また質・量共に力不足であった第二次世界大戦開戦初期のドイツ軍にとって貴重な戦力となった。
Pz.Kpfw.35 (t)は第1軽装甲師団(後の第6装甲師団)に配備され、1939年のポーランド侵攻を皮切りに1940年のフランスの戦い、1941年のバルバロッサ作戦にも参加していたが、バルバロッサ作戦で赤軍の装備していたKV-1とドイツ兵から「ギガント」と呼ばれたKV-2の前になす術もなく149両中40両を失ってしまう。
その後登場したソ連のT-34の前には性能不足であり、1941年12月10日までには全車を損耗した。
LTvz.35はルーマニアを始めとする、諸外国にも少数が輸出されている。
日本に余り馴染みのないシュコダ(スコダとも)社は、チェコにおいて自動車の一大メーカーである。(日本には輸出してない為、知名度がない)
現在はフォルクスワーゲングループの傘下となっているが、自動車や鉄道などの開発を古くから行っており、冷戦時下では警察車輌の他、KGBや秘密警察車輌にも使用された為、スパイ小説などで度々登場する。
熱心なモータースポーツファンなら、2005年のラリー北海道でシュコダ・ファビアWRCの左面のŠkodaのロゴを日本のファンの為にわざわざ「シュコダ」とカタカナに替えたのは記憶にあるだろうか。