SONY2010NEWS2

Last-modified: 2010-11-01 (月) 19:33:26

El videojuego 'Invizimals' vende 350,000 copias en Europa(PSP)4/4

http://www.google.com/hostednews/epa/article/ALeqM5htVUjJiteIeru0nHtrJSR-mRPIzw
"Salió en noviembre y ha sido un exitazo en toda Europa, 350.000 copias vendidas, de ellas 100.000 en España, un hecho sin precedentes que esperamos que continúe ahora con la temporada de comuniones y el fin de curso" confía Crespo.

欧州35万、スペイン10万
PSP invizimals GamePlay #01
http://www.youtube.com/watch?v=xoU_Gtlt0XE

PS3ユーザー、他OSのインストールの停止を理由に一部返金を勝ち取る

http://japan.play.tm/2010/04/13/ps3%e3%83%a6%e3%83%bc%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%80%81%e4%bb%96os%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ae%e5%81%9c%e6%ad%a2%e3%82%92%e7%90%86%e7%94%b1%e3%81%ab%e4%b8%80/
http://www.gamesindustry.biz/articles/ps3-user-refunded-for-other-os-removal
あるNeoGAFユーザーが、他のOSのインストールが出来なくなることを理由に自身のPS3において一部の返金を手にした。

大手ゲームフォーラムNeoGAFにおいて「lapetus」という仮名をで知られるあるユーザーは、EUにおける法を盾に、アマゾンから71.49英ポンド(約10,236円)の返済を主張した。

「lapetus」氏が購入したPS3の60GBバージョンは、購入された当時に与えられていた製品機能の一部をすでに保持していない、というのが今回の返金の論理だ。

今件は、ソニーによる他OSインスール機能の除去に対して怒りを感じている多くのPS3ユーザーにとっては吉報だ。

ソニーは今回の決断に関しての謝罪表明を発表している。「我々はLinuxや他のOSユーザーが、今回の他のOSインストールを不可能にさせることになるファームウェアアップデートに対して失望していることに申し訳なく感じている。我々はコンソールの安全性を保つために今回の決断に至った。Linuxや他のOSユーザーが被る影響を憂慮しながらも、大多数のPS3ユーザーが受ける利益を考え決断した。」

面子を保つために「我々ははっきりと、未承認または海賊版のコンテンツへのアクセスを防ぐためにPS3の機能を変更する権利があるという条件を表明している」と付け加えた。

SCE、PSPソフト『R∞M for PlayStation Portable』開発中止を発表

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/16/41631.html
ソニー・コンピュータエンタテイメントは、プレイステーション・ポータブルソフト『R∞M for PlayStation Portable』の開発中止及びプロジェクト終了したことを発表しました。

SCEは開発中止にした理由は特に触れられておらず、「クローズドβテストにご参加いただいたユーザーの皆様から寄せられた貴重なご意見は、今後のコミュニティーサービスの企画運営に活かし、PlayStation Networkにおける様々なサービスをさらに充実させてまいります」とコメントしています。

発売中止と残念な結果になってしまいました。今後何かの形で本作の経験が経験を生かしたゲームやサービスが世に出ることを願います。

アイスランドの噴火でゲーム業界にも影響

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/21/41704.html
アイスランドの火山噴火はゲーム界にも影響を及ぼしています。英国のゲームショップGAMEは「噴火で通販が遅れる可能性がある」と発表しました。

アイスランド南部ではエイヤフィヤトラヨークトル火山が噴火。火山灰が上空高く飛び散ったことから空の便が相次いで欠航していました。空港の閉鎖は解除されたものの、1日あたり約2800万ドル(約25億円)ともいわれる損害が発生。欧州で足止めされた旅行者は約800万人に及ぶと試算されています。

オーストラリアでコナミのゲームを取り扱うMindscapeによれば、『SILENT HILL -SHATTERED MEMORIES-』のWii版は4月22日の発売に間に合わないことが確定したとのこと。また『グランツーリスモ』の山内一典氏が「火山のおかげで本気で日本に帰れません」とTwitterでつぶやくなど様々な影響が出ている模様です。

楽しみにしていたゲームが遅れるのは辛いところですが、天災だけは致し方ありません。天の怒りが収まるのを待つしかないというわけで、自然のスケールの大きさが身にしみて分かる出来事といえるでしょう。

Yoshida Comments On Move Competition: Natal And Wii4/23

http://www.connectedconsoles.com/ps3-yoshida-comments-on-move-competition-natal-and-wii.cfm
SCE吉田周平がWiiナタルについて語る 要約「コントローラ無しでのゲームの限界を我々もEyeToyを通して知ってる。MSがナタルでそれをどう解決するか興味がある」「Wiiやモープラと比べてMoveの最大の利点は精度。微妙な動きも反映できる」

PS3バージョンアップ、3D立体視ゲームに対応

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/23/41753.html
ソニー・コンピュータエンタテイメントは、4月22日よりプレイステーション3のファームウェアを3.30にアップデートしました。

バージョン3.30では、新たに3D立体視ゲームに対応。3D映像に対応したテレビとPS3をHDMIケーブルで接続することで利用可能になります。電源を入れた際に画面設定が表示されるそうです。

なお、現時点では3D立体視対応ソフトは発売されていません。近い将来発売されるのではと予想されます。

他にも「リモートプレイ設定」の「機器登録」で新たにパソコンが選べるようになりました。今後発売されるVAIOでPS3のリモートプレイができるようになる予定です。詳しい詳細は5月に公開されるとのこと。

また「ビデオ設定」の「BD音声出力フォーマット(光デジタル)」設定で「ビットストリーム(ダイレクト)」「ビットストリーム(ミックス)」が新たに選べるようになりました。

細かい部分ではトロフィーの並べ替えが出来るように。今までは任意で並べ替えることが出来ませんでしたが、これからはお好みで設定できます。なお、未獲得トロフィーの表示が「???」から「隠しトロフィー」に変更。名称のみ変更で機能面では同じようです。

「3Dゲームは映像を見せるだけでなく、体験させるなら成功する」

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/27/41795.html
「3D映像は映画ビジネスを保護するための手段として使われた」と海外の業界人は指摘します。

3D Gaming SummitのコプロデューサーであるRobert Dowling氏は、これまで3D映像が普及しなかった理由に関し「映画業界はTVやDVDといった脅威が登場するたび、自分たちのビジネスを守るべく(映画館でしか見られない)3D映像に食指を伸ばすものの、これらの脅威が大したことないと分かると熱意を失った」とする説を展開。

しかし映画「アバター」の成功はこれまでとは質の違ったものである、と氏は語ります。「映画「アバター」の成功により、クリエイティブな人々は「よりよい物語を語るためのツールとして3Dを使えるようになったと信じた」

こうして映画業界には3D映像を普及させる理由と動機が生まれたわけですが、これにはゲーム業界が大きな役割を担っているといいます。

「3D映像、TV、ゲーム機の全てが結合し、お互いを補い合う存在となることで産業は本当に巨大なものとなる」

「アバター」のジェームズ・キャメロン監督はミーティングで常々「3D映像を“スクリーン”ではなく、世界に入るための“窓”に変えたい」と語っていたといいますが、Dowling氏はこれこそ3Dゲームをも普及させる鍵である考えているようです。

「ゲームを遊ぶということは経験するという側面が強い。消費者が中に入れるような3D映像ならその経験はより深いものとなり、誰もがその一部になりたがるだろう」

「中に入れるような3D映像」とはもちろん文字通りの意味ではありません。
単に映像を見るものではなく、体験するようなものになるなら3Dゲームは成功するだろうとゲームプレイの重要さを説いているのです。

これまでも何度か3D映像が持ち上げられては普及しなかったわけですが、今回のブームにはクリエイターからの後押しが加わっており、映画とTVとゲームの融合がかかっている・・・とするのが氏の主張。

業界的な意義はこれまでよりも大きいわけですが、業界側が価格などの諸問題をいかに解決するか、今後の取り組みが注目されます。

EAやディズニーの特許侵害訴訟は和解へ・・・音声入力を巡って

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/03/41872.html
米テキサスのBareis TechnologiesがEA、ディズニー、ユービーアイソフト、SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)を特許侵害で訴えていたのは既報の通り。

SCEAの『SOCOM』シリーズやUbisoftの『エンド ウォー』、EAの『NASCAR』シリーズとディズニーの『Disney's Phonics Quest』が「音声入力を通じてディスク上に存在するデータにアクセスする」技術や「情報アクセスのための音声認識テンプレートを持つ光学ディスク」といった特許を侵害しているというのがBareis Technologiesの主張。

和解の条件は公開されていませんが、Bareis Technologiesがロイヤリティと損害賠償を求めていたことから、何らかの支払いが行われるのではないかとみられています。

ソニー、通期業績を発表・・・ゲーム事業は損益悪化2010年5月13日(木)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=1599
ソニーが発表した平成22年3月期連結業績(米国会計基準)によれば、売上高7兆2140億円(△6.7%)、営業利益318億円、税引前利益269億円、純損失408億円となり、営業利益を確保しました。

事業部門別ではコンシューマプロダクツ&デバイスおよび金融で大幅に損益が改善しました。ソニーはトランスフォーメーションとして、費用の削減(3300億円以上)、調達コストの削減(20%)、製造事業所の統廃合(57→43拠点)を進めており、これらが順調に進展しました。

ゲーム事業や「VAIO」「ウォークマン」などが含まれるネットワークプロダクツ&サービス事業では、売上高が10.2%と大幅減少、一方で営業利益は昨年度から44億円改善し、営業損失831億円となりました。PS3ソフトの売上が増えたものの、為替の悪化や、PSPのハード、PS2のソフトの販売が減少しました。PS3ハードのコストは改善したようです。全体としてゲーム事業の損益は悪化したとのこと。

今期は売上高7兆6000億円、営業利益1600億円、税引前利益1400億円、純利益500億円を見込みます。

ゲーム事業ではPS3ハードが1500万台(前年度1300万台)、PSPハードが800万台(990万台)、PS2ハードが600万台(730万台)、ゲームソフトが前年度並み(1億9570万本)を見込んでいます。

ゲームのCMにクレームが!その時公告機関は・・・?

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/17/42064.html
『HEAVY RAIN』のCMに様々なクレームが寄せられました。CMは放送禁止となってしまうのでしょうか?英国広告基準審査委員会(ASA)はプレイステーション3用ゲーム『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』のCMを問題ないと判定しました。

同CMは『HEAVY RAIN』のインタラクティブ性を表現したもので、4本のCMから構成されています。武装強盗が店主を脅すシーンに3つの選択肢が出現する・・・というのが最初の1本で、その後を選択肢ごとの3バージョンのCMで追っていくというユニークな試み。「強盗を止めようとするも自分が撃たれる」「強盗の頭をビンで殴る」「強盗を説得する」という、ゲームを遊んだ人ならピンとくるシチュエーションが用意されています。

ASAには「子供が暴力描写を含むCMを見る可能性がある」「暴力を美化している」「実際に良く似た強盗事件が起こった時に放映されており不快感を覚えた」といった苦情が寄せられました。

Sony Computer Entertainment UKは「暴力を美化する意図はなかった」「強盗事件との符合は偶然であり、予め知る方法はなかった」と主張。これが認められ、CMは特におとがめなしとなりました。

これまでもASAはゲームやIT関連の広告に厳しい対応をとってきました。
『コンデムド2』『Kane & Lynch: Dead Men』のCMに暴力描写があるとして放送を差し止め、iPhoneのCMにおける「インターネットの全てにアクセスできる」というフレーズが誇大広告であるとして放送を中止させるなどしています。

今回の件はメーカー側の主張が認められた形になり、関係者としてはほっと一息といったところでしょうか。

『3Dドットゲームヒーローズ』海外でも発売に

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/18/42092.html
シリコンスタジオはに、プレイステーション3ソフト『3Dドットゲームヒーローズ』が海外でも発売したことを発表しました。

『3Dドットゲームヒーローズ』は、四角四面の立体ばかりの“ドットピア”を舞台にした冒険RPG。どこかで見覚えのあるキャラやシチュエーション、さらにはエディットキャラなどで話題となりました。シリコンスタジオが開発し、日本ではフロム・ソフトウェアから販売されています。

海外版タイトルは『3D Dot Game Heroes』で、現地時間2010年5月11日に北米と欧州で発売されたとのこと。Atlus U.S.A.社がライセンスをフロム・ソフトウェア社より獲得し、ローカライズして米国で発売しました。 また欧州では、South Peak Interactive社が出版元となっています。

ちなみにシリコンスタジオは、Silicon Graphics からグラフィックス技術集団として独立以来、ゲームハードウェア向けにリアルな映像表現を可能とするミドルウェアを提供しています。本作でも、ブロックを用いた立体感あふれるジオラマな世界観をはじめ、独特の質感をもたらすグラフィックスにオリジナルのミドルウェア技術「DAIKOKU(ダイコク)」「YEBIS(エビス)」が駆使されているとのことです。

『3Dドットゲームヒーローズ』は、好評発売中で価格は7,140円(税込)です。

(C)2009, 2010 FromSoftware, Inc. Licensed to and published by Atlus U.S.A., Inc.

改造PSP本体に海賊版ソフトをおまけしてセット販売、兵庫県男性を逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/24/42203.html
兵庫県警生活経済課と尼崎南署は、2010年5月24日にインターネットオー
クションを悪用して権利者に無断で複製したゲームソフトを販売していた広島市の男性を著作権法違反の疑いで逮捕したことを発表しました。

無職の男性(45歳)は、2009年6月16日頃に東京都の男性に対し、コーエーテクモゲームスの『真・三國無双 MULTI RAID』、スクウェア・エニックスの『ディシディア ファイナルファンタジー』、カプコンの『モンスターハンターポータブル 2nd G』と『戦国BASARA BATTLE HEROES」、バンダイナムコゲームスの『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』を複製したメモリースティック1個とPSP本体1台をセットで2万円で販売していました。

男性は、インターネットオークションで海賊版ソフトを稼働できるように改造したPSP本体を出品し、ゲームソフトを無断複製したメモリースティッ
クを「おまけ」としてセットで販売していました。

著作権者から相談を受けたACCSは、2009年6月頃に兵庫県警に相談。逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、ノートパソコン1台、メモリースティック1個、預金通帳などが押収。

警察の調べによると、男性は容疑を認めています。

来月から3Dのゲームをリリース!ソニーが「dot.park」イベントで明らかに

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/24/42204.html
ソニーは六本木ヒルズにて明日5月25日まで「dot.park」というイベントを実施しています。これはソニーグループの製品やコンテンツを結集し、アーティストを招き、人々の好奇心を刺激するという協創イベントです。初日の21日には「PS3の技術と未来を語るトークセッション」が実施されました。

トークセッションで登壇したのは、ソニー・コンピュータエンタテインメントSVP兼ソフトウェアプラットフォーム開発部部長兼戦略企画部担当課長の豊禎治氏と、お笑いタレントのTKOの木本武宏氏です。

会場には3Dグラスが配られ、ステージ上の巨大スクリーンで立体映像を楽しむ事が出来ました。まずは現在開発中の3Dゲームの映像が上映されます。『グランツーリスモ5』『Wipeout』『MotorStorm』といったタイトルが迫力の3D映像で流れると会場からは歓声が上がります。そのどよめきは3Dの衝撃を素直に表現したもののようでした。

豊氏は3D対応について「プレイステーション3は本体のアップデートで3D対応が可能で、3D対応テレビと対応ゲームを買えばすぐに家庭で3Dを楽しめるようになります」と紹介。来月の3D対応ブラビア発売に合わせて3Dゲームをリリースする事を明らかにしました。3Dについてはサードパーティからの反響も大きく、複数のタイトルが進んでいるようでした。

また、ゲームの対応についても「(トイストーリーのような)CG映画が最初に3D化されたのも、元々3Dで作られているので再計算するだけで3D化が出来るためです。実写だと撮影からやり直さないといけないですからね。ゲームも初代プレイステーションの頃から3Dで作られているので対応が簡単です」と説明。これから発売されるゲームだけでなく、既に発売されたゲームも3D対応で再販しようという動きがあることを明らかにしました。

家電芸人としても注目される大木さんは、今一番気になるのが3Dとコメント。「初代PSのポリゴン映像だけでも衝撃的だったのが、3Dで飛び出してくる。しかもそれを動かせるというのは本当に凄い時代になった」と感想を語っていました。また、3Dグラスについて「よし遊ぶぞ、というテンションを入れるスイッチになるのでは」と話していました。

最後に豊氏は今後の展開について、「3Dプラビアと同時にまずは対応ゲームをリリースします。その後、ブルーレイディスクで3D映画を見れるようにPS3を対応させます。さらに、PS3の動画配信でも3D映像を配信していきます。さらに秋にはPlayStation Moveというモーションコントローラーが登場します。自分の動作を伝えるコントローラーと3Dを掛け合わせる事で、新しい体験が実現できるでしょう。将来的には一つの空間の中で自分が入っていくような究極のゲームを実現できるようになるんじゃないでしょうか。未来は徐々に近づいてきています」と締めくくりました。

期間中には六本木ヒルズ内の「hills cafe/space」が3D dot cafeとなり、3D映像や3Dで遊べる『グランツーリスモ5』の体験会が実施されています。明日まで開催ですので、ぜひ足を運んでみてください。

ソニー、新型携帯ゲーム機はAndroidを搭載?・・・報道

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/30/42319.html
朝日新聞は、ソニーがグーグルの「Android OS」を搭載し、携帯電話やゲーム機などの機能を持つ新型情報端末を日本を含む世界各地で今年度中に発売する方向で検討していると報じています。

ソニーはPSPの後継機となる新型携帯ゲーム機の開発を社内で進めていると伝えられていて、6月のE3で発表になるとの憶測もありますが、それがどのようなものになるのかは余り聞こえてきません。

報道によれば新端末はAndroidを採用し、ゲーム機PSP、スマートフォンXperia、音楽プレイヤーWalkmanなどソニーが持つ様々な機器の機能を、それぞれの地域ニーズに応じて組み合わせた端末を提供していくとのこと。

今年3月にもWall Street Jornalが、ソニーがゲームをダウンロードできる新型のスマートフォンを計画していると報じています。

今月21日、ソニーはグーグルと提携し、Androidを搭載した「Sony Internet TV」を開発すると発表しています。

ユニバーサルミュージック、PS3向けビデオ配信・・朝刊チェック(5/31)

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/31/42322.html
日経産業新聞4面「初音ミク、8作目CDが販売ランキング1位に」
音声合成ソフト「初音ミク」のCDアルバムが、オリコンの週間チャートで1位を獲得しました。インディーズレコード会社のクエイクが5月19日に発売した作品で、発売1週目で約2万3000枚を記録。最終的には10万枚近くの売り上げを見込んでいます。発売したのは「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat. 初音ミク」で、ニコニコ動画などで人気の曲を19曲収録。価格は2000円。
(これまで発売してきた「初音ミク」のCDは8位が最高でした)

日経産業新聞4面「ユニバーサルミュージック、PS3向けビデオ配信」
ユニバーサルミュージックは、ソニー・コンピュータエンタテイメントの「プレイステーション3」向けにミュージックビデオの配信を始めました。洋楽と邦楽で45作品を投入、順次追加していきます。価格は1作品あたり邦楽が400円、洋楽が300円で、月額ダウンロード数などは現時点では明らかにしていません。

日経産業新聞4面「iPad用動画配信相次ぐ、テレ東など」
国内メディア各社が28日から国内で28日に発売した米アップルの多機能携帯端末「iPad」向けに動画配信サービスを本格化します。産経新聞社は28日から産経新聞が購読できるサービス「産経新聞HD」を毎朝5時に配信。専用アプリを無料でダウンロードすると利用可能。28日からは1ヶ月間無料購読できますが、後は月額1500円の有料サービスになります。
東京放送(TBS)ホールディングスはクラシック音楽を聴きながらニュースを一覧できる無料ソフトを提供。テレビ東京は無料ソフトの提供を開始し、各方面で活躍するテレビ番組「情熱の系譜」の番組動画や出演者の映像を配信。今後も番組と連動したiPad向けコンテンツを拡充していきます。

プレイステーション3、3D立体視対応ソフトが6月10日より3タイトル配信開始!

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/31/42338.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントは、3D立体視に対応したプレイステーション3ソフト『Mr.PAIN』『STAR STRIKE HD』『WipEout HD』を6月10日よりPlayStation Storeにて配信開始することを発表しました。

2010年4月22日のシステムソフトウェアバージョン3.30から3D立体視ゲームに対応したプレイステーション3ですが、いよいよ対応タイトルが配信されます。

また、プレイステーション3の3DBD映画の再生は、年内に対応予定。こちらは時期が判明次第お伝えします。

さらに、今回の3D立体視ゲームの配信と同時にソニー製「3D〈ブラビア〉」購入キャンペーンもスタート。6月に発売される「3D〈ブラビア〉」の購入時には、3D立体視ゲームに対応する『Mr.PAIN』『STAR STRIKE HD』『WipEout HD』の3タイトルと、『MotorStorm2』の体験版を無料でPlayStation Storeからダウンロードできるプロダクトコードを期間限定でプレゼントされます。

なお、『MotorStorm2』体験版は「3D<ブラビア>発売記念プレゼントキャンペーン」応募者のみの配布になります。

PlayStation Storeより6月10日に配信される3D立体視対応ソフトは、『Mr.PAIN』は1000円(税込)、『STAR STRIKE HD』は800円(税込)『WipEout HD』は1800円(税込)です。

PAIN (C) 2010 Sony Computer Entertainment America LLC.

(C)2007 Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved. Developed by Housemarque.

WipEout HD (C)2008 Sony Computer Entertainment Europe.

MotorStorm 2 (C)2008 Sony Computer Entertainment Europe. All rights reserved. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Evolution Studios Ltd.

PlayStation Network、国内アカウント登録数が500万達成

http://www.inside-games.jp/article/2010/05/31/42340.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは2010年5月31日(月)、日本国内のPlayStation Networkアカウント登録の総数が500万アカウントを達成したと発表しました。

PlayStation Networkは、プレイステーション3やプレイステーション・ポータブルをインターネットにつなぐことで楽しめるネットワークサービスです。ゲーム・映像・コミックなど様々なコンテンツを提供するPlayStation Storeをはじめ、PS3の新しい遊び場として高解像度の3D空間の中でユーザー同士が出会い、ゲームやコミュニケーション楽しめる「PlayStation Home」など、さまざまなコンテンツを楽しめます。

PlayStation Storeでは毎週100万超のアクセス数を記録しており(ユニークアカウント数による数値)、日本国内でダウンロードされたコンテンツの総数は1億1000万を超えているとのこと。そして今回、2006年11月のサービス開始から3年6か月で、日本国内アカウント登録数500万を達成しました。

今回のPlayStation Networkアカウント登録数500万達成を記念して、公式サイトPlayStation.comにてプレゼントキャンペーンをはじめ、様々なキャンペーンが2010年6月3日(木)より実施されます。

「PlayStation Network500万アカウント達成! 感謝記念プレゼントキャンペーン」では、「3D<ブラビア> 」を抽選で5名にプレゼント。PlayStation.comでクイズに答えて誰でも応募できます。期間は2010年6月3日(木)~2010年6月30日(水)までです。

また「PlayStation Network500万アカウント達成! 感謝記念プレゼントキャンペーン『プレイステーション』がもっと楽しくなるグッズプレゼント!」では、期間中、PlayStation Storeで500円以上コンテンツを購入した方の中から抽選で500名に「プレイステーション生活をもっと楽しくするグッズ」 をプレゼント。

■賞品(各100名様)
・torne(トルネ)
・ワイヤレスヘッドセット
・BDリモートコントローラ
・アクセサリーパック(4GB)
・ワンセグチューナー

PlayStation Storeで500円以上コンテンツを購入し、応募券をダウンロードして応募します。期間は2010年6月3日(木)~6月16日(水)まで。

さらに「PlayStation Network 500万アカウント達成記念 PlayStation Homeアイテムプレゼント&50%OFFセール」では、「PlayStation Store」内でアバターが身に着けられるトートバッグ(記念限定カラー)のアイテムを来訪者全員にプレゼントします。

あわせて「PlayStation Home」内のマーケットプレイス各店舗で対象商品につき全品50%OFFセールを開催。アイテムプレゼントの期間は2010年6月3日(木)~6月16日(水)、50%OFFセールは2010年6月3日(木)~6月30日(水)まで。なお、2010年6月3日(木)システムメンテナンス終了時~2010年7月1日(木)システムメンテナンス開始前までとなります。

各プレゼントキャンペーンの詳細は告知サイトをご覧ください。告知サイトは2010年6月3日(木)よりアクセス可能となります。

膨大なデータの管理はオリジナルツールで-『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』の制作者が講演

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/02/42372.html
最新ゲームにおけるキャラクターアニメーションの作成とはどういうものなのでしょうか。

6月1日にオートデスクが主催した「Autodesk Design Innovation Forum 2010」では『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』を制作したNaughty DogのリードキャラクターテクニカルディレクターJudd Simantov氏が登場。「Uncharted 2:Among Thieves (アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団)における キャラクターアニメーションパイプライン」と題した講演を行いました。

『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』では様々なオリジナルツールが制作され、MAYAと連携することでスムーズな開発を実現したといいます。

同作において、キャラクターを作成する上では3つのスケルトンが用意されたといいます。実際のゲームで使うもの、アニメーション用、モーションキャプチャ用ですが、Naughty Dogが開発したリギングツール上ではこれらを統合的に管理できます。テンプレートを操作するだけで簡単に新規のキャラクターを作成可能。

同作では男性キャラクターの身体に全て共通のスケルトンを使っている(顔は個別のものが用意される)そうですが、スケルトンを修正した場合も、同じテンプレートから生まれた全てのキャラクターに自動で適用されるため、管理の労力を軽減できるといいます。スケルトンに註釈のテキストを付けるなど、作業環境をカスタマイズすることもでき、アニメーターの間では好評を博しているとのこと。

次々と加えられる変更をいかに管理するかは悩みの種ですが、Naughty Dogではこれに専用のヒストリーツールを用意しています。
ツールが変更の履歴を残しておくことで、どんなに複雑な変更を加えても、元のモデルを簡単に回復できるといいます。ゲーム制作の過酷さは洋の東西を問わないようで、Simantov氏は「出荷一週間前になって突然変更が加えられることもあるため、こうしたツールは役に立ちます」と有用性を語りました。

ゲーム内では常時同じモデルが使われている訳ではありません。遠景など詳細なディテールを要しない場合は、処理を高速化するために簡略化したモデルを用意するのですが、Naughty Dogでは「LOD(レベルオブディテール)」と呼ばれるツールから生成しているそうです。近景用のハイレゾモデルがあれば、簡単に遠景用ローレゾモデルを作成可能。作業量の軽減に一役買っているとのことです。

大量に生まれるアニメーションは「アニメーションライブラリー」で管理されています。何千ものアニメーションが一ヶ所に保存されているだけでなく、誰が追加したかなども分かるようになっており、複数のアニメーターがいてもデータの在処が一目で分かります。
アニメーションライブラリーは名前など様々な条件で検索でき、アニメーションがどれだけ役立つかという「有用度」という尺度も用意されているそうです。

モーションキャプチャは情報量が多いものの、全てのフレーム(コマ)を扱っていたのでは労力がかかってしまうといいます。アニメーションライブラリーではモーションキャプチャのデータから必要な動きだけを持ってくることが可能で、トレースの精度も自由に調整できるそうです。

「映画ではフレームの全てを使うが、ゲームではそうしない方が有用性は高い」とSimantov氏。ゲーム制作の現場には、ゲームの方法論に併せたツールが必要になるということのようです。

氏は「将来的にはよりリアルな筋肉のシミュレーションシステムや、MAYA上で描いた動画スケッチにメモが付けられるようなスケッチツールを作りたい」とコメント。用途に合わせたツールを精力的に開発することで、MAYAとの連携を緊密にし、更なる効率化を図っていくとの見解を明らかにしました。

BD版「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」初週35万7000枚販売、マイケルの記録抜く・・・朝刊チェック(6/2)

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/02/42373.html
日経産業新聞4面「ヱヴァンゲリヲン発売1週で最高記録35万枚、マイケル抜く」
アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」のブルーレイ・ディスクの発売1週間の売り上げが35万7000枚に上り、BD作品全体の累計売り上げで最高記録になったことがオリコンの調査でわかりました。これまでの1位は米歌手マイケル・ジャクソンの記録映画「THIS IS IT」で35万1000枚でした。
BDと同時発売されたDVD版は28万3000枚で、アニメのDVDで発売1週間の売り上げが20万枚を超えたのはスタジオジブリ作品「崖の上のポニョ」以来になります。

日経産業新聞4面「TBSが番組配信、iPhone向けにドラマなど4作品」
TBSテレビは、米アップルの高機能携帯電話「iPhone」向けに番組動画の有料配信サービスを始めたと発表しました。まずドラマなど4作品を提供。iPadへの配信も予定されています。料金は210円~1050円。

ソニーのBD工場ハンガリー閉鎖、パナソニック東京に3D映像編集拠点を設置・・・朝刊チェック(6/4)

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/04/42414.html
日経産業新聞4面「ソニー、ハンガリーのBD工場閉鎖に」
ソニーは、ブルーレイ・ディスク再生機とDVD録画再生機を生産するハンガリーのゴドロ工場を2010年12月末までに閉鎖します。同社のBDとDVDの再生機・録画機の生産拠点は、マレーシアとブラジル、日本の木更津テックの3ヶ所に集約します。ゴドロ工場の閉鎖後は、欧州市場向けにはマレーシアからの出荷に切り替える予定です。

日経産業新聞4面「3D映像BDソフトに、パナソニック東京に受託拠点」
パナソニックは、4日から東京・六本木の拠点で3次元ソフトの映像編集サービスを始めます。映画会社などが3D映像に対応したブルーレイ・ディスクソフトの映像編集を受託します。また、3D映像の制作を支援する専門組織も立ち上げます。コンテンツを充実させることで、3D対応テレビなど関連機器の普及を後押しします。

日経産業新聞4面「GyaOの動画、ニフティが提供」
ニフティは、ヤフー子会社で動画配信大手のGyaOが手掛ける映像をポータルサイト「@nifty」で提供を始めました。ニフティが持つ有料、無料動画に加えGyaOのコンテンツも提供することで、扱う動画を10万件に引き上げます。サイト利用者の拡大につなげます。

3D立体視プレイ対応!PS3『KILLZONE 3』最新の映像が公開

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/05/42442.html
ソニー・コンピュータエンタテイメントは、3D立体視に対応したプレイステーション3ソフト『KILLZONE 3』の最新情報を公開しました。

『KILLZONE 3』は、前作『KILLZONE 2』が終了したところからゲームがスタート。卑劣なヘルガストの独裁者ヴィサリが特殊部隊員セヴとリコの足元で死に絶えています。戦闘には勝ちましたが、戦争の終結までは程遠い状況。ヴィサリの死により、政治家による策略、内紛と派閥抗争、そして謀殺までもを引き起こしていました。

さらに、ヴィサリは置き土産にヘルガストの首都ピュロスで核を爆発させ、ISA侵攻軍を壊滅させました。増援も期待できない、補給品も底を尽きそうな状況で、残り僅かの隊員たちと協力して巨大なヘルガスト軍に立ち向かいます。

本作に登場するステージは、『KILLZONE 2』の10倍。プレイステーション3のスペックを生かした美しいグラフィックでヘルガストを表現。3D画面でプレイすると、立体的に見えるようになります。例えば、敵からのミサイルがこちら手前側に飛んでくる際の動きなどは注目どころです。またオブジェクトなども立体的に見えるようになり、より本作をプレイしやすくなること間違いなしです。3D映像は全てのモードに対応。マルチプレイももちろん3Dで楽しむことができます。

また新要素としてジェットパックが登場。うまく使うことで敵の攻撃をかわしたり、道筋をショートカットしたりと使い方は豊富。うまく使うことでゲーム攻略の鍵となるでしょう。

『KILLZONE 3』は、発売日価格共に未定です。

(C)Sony Computer Entertainment Europe.

【フェスティバル・オブ・ゲームス】新しいデバイスのゲームに必要なユーザーテストとは・・・SCEの事例

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/10/42542.html
おもしろいゲームを作るためには、どのようなユーザーテストが必要でしょうか? それもモーションコントローラーなどの、まったく新しいデバイスで。

フェスティバル・オブ・ゲームスで3日(現地時間)、SCEワールドワイドスタジオ・ヨーロッパのデイビッド・ティセランド氏は、この古くて新しい問題に対する、SCEの過去15年間にわたる取り組みについて語りました。ティセランド氏はシニア・ユーザービリティ・スペシャリストとしてヨーロッパで日夜、最前線で活躍している人物です。

なお、ここでいう「ユーザーテスト」とは、いわゆるデバッグのことではありません。開発段階のゲームをユーザーに遊んでもらい、難易度や遊びやすさのチェックなどを行う過程を指しています。いわゆる「フォーカステスト」の一環とも見なせるでしょう。この厚みがゲームの最終的なおもしろさを決めると言っても、過言ではありません。

さて、ティセランド氏によると、SCEのユーザーテスト体制は96年、まず日本からスタートしたそうです。というのもPS1の立ち上げ時、SCEがめざしたのは「より幅広い客層の開拓」だったからです。そのためユーザーテストにも当初から力が入れられていました。
しかし、あくまで国内向けの一部タイトルに留まっていました。

これが海外に広まる転機となったのが、97年の「クラッシュ・バンディクー2」です。前作の遊びにくさを徹底的に改良するため、国内で開発段階における念入りなユーザーテストが実施されたのです。その結果はマーク・サーニーを中心とした開発元のノーティドッグに逐一送られ、実装されました。チェックポイント間のチャレンジ数を減らす、チェックポイントを増やす、1ステージが20分以内でクリアできるようにする、などはユーザーテストの結果から導かれたと言います。

この「2」が日本を含む全世界でヒットしたことから、開発工程にユーザーテストを組み込む動きや、そのノウハウがインソムニアック・ゲームスをはじめ、北米のセカンドパーティにも広まっていきました。その過程で「ゲームをプレイテスト」「チェックシートに回答」「参加者でフリーディスカッション」といった標準工程が確立されていきます。また「プレイヤーはゲームで行き詰まった時に隣のモニタを覗きがちなので、机と机の間に仕切りをつける」「プレイの観察が困難なので、プレイ動画をビデオに撮って、後から計測する」などの工夫が行われていきました。

中でも重要なのは、あるステージのどの地点でプレイヤーが何回ミスしたかの死亡データです。これも昔はスタッフがビデオを早送りしながら、いちいち紙のマップに手で印を付けていました。その後、自動的にメモリーカードに記録されるようなシステムが開発され、現在はネットワーク経由で自動的にミス地点データが収集されるようになりました。その結果が「アンチャーテッド」ゴッドオブウォー」といった大成功に繋がっていると言います。また、この体制は03年にSCEヨーロッパに受け継がれ、後に「キルゾーン2」「リトルビッグプラネット」といったタイトルの開発に大きく貢献しました。

ただし、03年はもう一つの転機だったとティセランド氏は語ります。なぜなら03年はモーションコントローラーの先駆け「EyeToy」が発売された年だからです。その後も04年に「シングスター」、05年に「Buzz!」などと、新しいデバイスを備えた、カジュアルで社会性のあるゲームのタイトルが続きました。これらは、いずれもSCEヨーロッパで開発されたゲーム群です。こうしたタイトルをテストするために、まったく新しい手法を創り出す必要があったのは、言うまでもありません。その結果、世界で最も先進的なノウハウが欧州で培われていきました。ティセラント氏は次の6項目を学んだと言います。

1:ターゲットとなるユーザーを正しく選定すること
「Buzz!」のユーザーはコアゲーマーではありません。8歳の少女向けのゲームなら、8歳の少女をユーザーテストに呼ばなければなりません。「シングスター」の最初のユーザーテストでは、父・母・姉・妹という4人家族で行われました。その結果、父母と娘たちで曲の嗜好が異なることが、改めてわかりました。

2:キッズユーザーは友達同士で呼ぶこと
子どもを対象としたユーザーテストでは、必ず友達同士をグループにして行うことが大事です。というのも子どもは常に大人の視線や行動に強迫観念を抱いているからです。一度、子ども1人でユーザーテストを実施したところ、泣き叫ぶばかりで、まったくテストにならないことがあったそうです。

3:社会性のあるゲームは友達や家族同士で行うこと
「2」の応用編です。見ず知らずの他人を集めて社会性のあるゲームをテストしても、すぐに打ち解けられるとは限りません。そこで、そうしたタイトルでは事前に説明しておき、友達や家族同士で参加してもらうようにします。

4:テストルームをリビング風にすること
カジュアルなゲームでは、テストルームの改善も必須です。特に体を動かして遊ぶゲームでは、空間の確保が重要です。そのためにはテストルームをリビング風にしつらえて、マジックミラーごしに観察するといった、大がかりな施策が必要になります。

5:ユーザーの自宅でテストする
実際のリビングには、さまざまな物が乱雑におかれています。そこでタイトルによっては、ユーザーの家にお邪魔して、そこでテストを行う必要があります。PSPに専用カメラを接続し、マーカーを読み込ませてプレイするARゲーム「Invizimals」では、色の判定範囲を調整するために、ユーザー宅でのテストが行われました。

6:ユーザーに機材を貸し出してプレイする
ダイエットゲームなど、1日に少しずつ、長期にわたってプレイするようなゲームでは、
根本的な改革が必要です。時には開発中のソフトを機材と共に、信頼できるユーザーに貸与して遊んでもらい、自身で記録してもらうなども必要になります。実際に「EyeToy Kinetic」は、この方式でテストが行われました。

このように周辺機器の増加とユーザー層の拡大に伴い、さまざまな工夫が行われてきました。現在SCEでは、USBカメラ「PlayStation Eye」と組み合わせて操作する「PlayStation Moveモーションコントローラ」と対応ソフトを鋭意開発中ですが、そこでもまた、さまざまなユーザーテストが行われているであろうことは、想像に難くありません。こうした大規模なユーザーテストは、まさにプラットフォームホルダーならではの施策ともいえますが、各社でうまく取り入れて欲しいところです。

「PSP goで多くのことを学んだ。セールスの問題ではない」SCEEのCEOが語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/11/42548.html
PSP goは、ソニーにとって多くの教訓をもたらしたハードのようです。

ソニー・コンピューター・エンターテイメント・ヨーロッパ(SCEE)のCEOであるAndrew House氏は海外メディアの「PSP goがセールス的に成功したと思うか?」という質問に以下のように答えています。

「消費者が欲しているものに関してもう少し学ぶために(PSPの)成熟したライフサイクルへ導入したのがPSP goであり、我々は確実に多くのことを学んだ。それはセールスが成功したかどうかで測られるものではない」

氏は「消費者を理解すること」がPSP goを出した理由であったといいます。

「我々がPSP goを出した理由の一つは、消費者がどこに行くか理解することにあった。我々は消費者から“こんなデバイスが欲しかったんだ”というシグナルを受け取ったが、消費者はパッケージングされたメディアが好きであるということを認める必要がある」

PSP goはソフトがダウンロード販売のみというコンセプトのゲーム機。ダウンロード販売には流通コストを省けるなどのメリットがあり、その必要性は多くの業界人が認めるところであるものの、現時点ではまだまだディスクなど実体のあるメディアが好まれているということのようです。

3D立体視対応、PS3『グランツーリスモ5』2010年11月に発売決定

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42636.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、プレイステーション3向けオンラインカーライフシミュレーター『グランツーリスモ5』を2010年11月に発売することを発表しました。

当初の予定は2010年3月に発売される予定でしたが、開発が難航して発売日が未定に延期。今回ようやくの決定になります。

PSP版『グランツーリスモ』で収集したクルマデータも引き継ぐことが出来ます。

また、収録車種数は1000車種以上、収録コース数は20ロケーション・70バリエーション以上、フェイストラッキング機能が搭載されています。

『グランツーリスモ5』は、2010年11月に発売予定で価格は7980円(税込)です。

(C)Sony Computer Entertainment Inc. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game in some cases include trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. All rights reserved. Any depiction or recreation of real world locations, entities, businesses, or organizations is not intended to be or imply any sponsorship or endorsement of this game by such party or parties.
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PlayStation Move、10月21日に発売日決定

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42639.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、PS3用USBカメラと組み合わせることでゲームなどの操作を可能にする「“PlayStation Move”モーションコントローラ」を、2010年10月21日(木)より日本国内で発売すると発表しました。

PlayStation Move対応ソフトについては、SCEワールドワイド・スタジオから2010年度中だけでも、20タイトル以上が発売予定。コントローラの発売と同時期に『バイオハザード5 Alternative Edition』(カプコン)、『BIG 3 GUN SHOOTING』(バンダイナムコゲームス)、『EyePet(仮称)』『スポーツチャンピオン』『街スベリ』『真説・無限回廊(仮称)』『KILLZONE 3』『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』(SCE)などのタイトルが登場する予定です。

「“PlayStation Move”モーションコントローラ」の価格は3,980円(税込)です。

さらに、モーションコントローラ、PS3用USBカメラ、さらにPlayStation Move専用ソフト『Sing and Draw(仮称)』をセットにした「PlayStation Moveスターターパック」を数量限定で発売。こちらの価格は5,980円(税込)となります。

PS3用USBカメラ「PlayStation Eye」単体は2,980円(税込)で同時発売。そういうわけでスターターパックは、ソフトが付いて1000円ほど割安となっています。

なお、モーションコントローラの操作を補完し、体感型ゲームの楽しみ方をさらに拡げるために開発された片手用のコントローラ、「“PlayStation Move”ナビゲーションコントローラ」も、モーションコントローラと同時に発売となります。

「充電スタンド」および「シューティングアタッチメント」も順次発売の予定です。

PlayStation Network、全世界アカウント登録数が5,000万突破

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42640.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、プレイステーションユーザー向けに提供するネットワークサービス「PlayStation Network」の全世界累計アカウント登録数が、2010年6月14日(日本時間)に5,000万を突破したことを発表しました。

「PlayStation Network」は、2006年11月11日のプレイステーション3の発売と同時にサービスを開始。約1年8ヶ月で1,000万、約2年3ヶ月で2,000万、そして約3年8ヶ月で5,000万アカウントを達成したこととなります。

PlayStation Networkは、オンラインゲーム、PS3ユーザー間でのAVチャットやメッセージ送受信などの基本機能・サービスをはじめ、PlayStation Storeからダウンロードできるゲームやビデオ・コミックコンテンツ、「PlayStation Home」、「Life with PlayStation」および「アドホック・パーティーfor PlayStation Portable」などの各種アプリケーションをインストールしてプレイ可能となっています。

またこれまでに全世界で延べ300以上の専用ラウンジ、11,000以上のアイテムを提供しているとのこと。2010年6月29日からは新たに、定額制サービスパッケージ「PlayStation Plus」が開始される予定です。

PlayStation Networkに有料プラン「PlayStation Plus」登場

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42641.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、プレイステーションユーザー向けのネットワークサービス「PlayStation Network」において、加入者限定のサービスや機能が楽しめる定額制サービスパッケージ「PlayStation Plus」を発表しました。

「PlayStation Plus」では、利用権を購入することで従来の基本機能・サービス(無償)やPlayStation Storeでの各種コンテンツ配信に加え、ゲームを試遊したり、ディスカウント価格でコンテンツを購入したりできるとんこと。利用権は有効期間が異なる複数プランが用意され、30日間(500円)、365日間(5,000円)いずれかから好みの期間が選択可能です。2010年6月29日より日本・アジア・北米・欧州の各地域で提供開始となります。

あらたに提供されるコンテンツとしては、毎月変わる特定のPS3ダウンロードタイトルおよびゲームアーカイブスを、無料で一定期間プレイできる「ゲームトライアル」、無料で入手できる「フリープレイ」、アバターやカスタムテーマが無料で入手できる「スペシャル」、PS3およびPSP向けゲームコンテンツを特別価格で購入できる「ディスカウント」、新作ゲームや体験版、ビデオコンテンツを、一般配信日よりも早くダウンロードしプレイできる「先行体験」、ゲームおよびPS3システムソフトウェアのアップデートデータなどを自動的にダウンロード/インストールする「自動ダウンロード」となっています。

シリコンスタジオの「MPEditor」、PS3ソフト『薄桜鬼 巡想録』に技術採用

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42679.html
シリコンスタジオは2010年6月17日(木)、ゲーム開発者向けに開発した編集ツール「MPEditor(モーションポートレート・エディター)」が女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『薄桜鬼 巡想録』で技術採用されたことを発表しました。

『薄桜鬼 巡想録』は、2010年6月17日発売のプレイステーション3ソフト。絶大な人気を博した『薄桜鬼 新選組奇譚』とファンディスク『薄桜鬼 随想録』がバンドルされた作品です。本作の開発では、内容の質と演出に重点が置かれ、さまざまな追加要素が加えられた中、新要素として「モーションポートレート」技術が採用されたとのことです。

「MPEditor」は、1枚の顔写真から3次元動画モデルを生成する「モーションポートレート」技術を搭載した、ゲーム開発者向けのフェイシャルアニメーションを簡単に作成、編集するツールです。

『薄桜鬼 巡想録』では、イベントシーンで登場する、各隊士キャラクターのフェイスアニメーション技術で使われており、「AAS(アクティブアニメーションシステム)」として実装されました。高画質で、隊士たちが呼吸をしているかのように動き、豊富な表情を見せてくれる鮮烈なシーンが登場します。

「MPEditor」の編集パネルには、顔の基本動作である、笑う・話す・視線を向けるなど、16種類のプリ設定があり、多彩な表情を簡単な指示で制御できます。また表情の追加や編集、レイヤーの追加、メッシュの最適化、テクスチャを1枚にまとめる機能など、ゲーム開発に欠かせないデータ調整が行えるソフトとなっているとのことです。

【E3 2010】MoveとEyeで遊ぶシンプルなシューティングアクション、PS3『THE SHOOT』

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42685.html
10月21日の発売が決定したPS3向けのモーションコントローラー「“PlayStation Move”モーションコントローラ」。本作の対応ソフトとしてソニー・コンピュータエンタテインメントの『THE SHOOT』が展示されていましたので早速触ってみました。

『THE SHOOT』は非常にシンプルなシューティングアクションゲームで、Moveを使っての片手の操作(照準を合わせて撃つ)と、PlayStation Eyeを使った左右の移動(体を動かすことで実現)のみで楽しむ事が出来ます。

どんどん奥に進んでいくタイプのシューティングアクションで、攻撃をかわしながら登場する敵を撃って倒していけばOKです。至近の敵にはMoveを振ることで手に持った剣での攻撃も可能です。

シンプルなゲームですが、腕と体の動きの組み合わせは面白いです。PS3ではEyeも使えるので、WiiやKINECTとの差別化はここになりそうです。

実は筆者Move初体験だったのですが、Wiiに慣れていれば特に違和感なく遊べそうでした。カーソルが無くなったり不便を感じる事も特にありませんでした。

【E3 2010】3Dが生み出す新時代FPS『KILLZONE3』を体験・・・その良さとは

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/19/42733.html
今やソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカのAAAタイトルに成長したFPS『KILLZONE3』。最大の特徴は新しく立体視に対応したことで、E3会場でも「ベスト3Dゲーム」賞を受賞したほど。SCEブースでも立体視対応の新型ブラビアと共にプレイアブル出展されていたので、さっそく体験してみました。

小一時間ほどの行列の後、スタッフから専用メガネを受け取って装着し、さっそくプレイ開始。まずは相棒リコと共にISA軍兵士を運ぶ小型浮遊揚陸艇イントルーダーに乗り、ヘルガスト軍に占領された海底油田採掘施設を襲撃です。イントルーダーに設置されたガトリングガンでビシバシと敵をなぎ倒していきます。

ただし、ここで早くも違和感が。カメラが止まっている時は問題ないのですが、動くといきなり解像度が下がったように見えるのです。画面もジャギーというか、情報量ががくんと減ったように感じられ、結果としてターゲットの判別がしにくいように感じられました。おそらくこれ、立体視ならではの問題のようです。

とかなんとか言っているうちに、イントルーダーが敵の攻撃を受けて不時着。雪原に投げ出されてしまいました。ここから先は本格的なFPSとなります。のんきに武器を構えながら前進すると、とたんに蜂の巣になってしまいました。本シリーズの特徴はAIキャラクターが高度な振る舞いをすること。慎重に進まないと厳しいようです。

実は立体視の効果が圧倒的に感じられ始めたのは、ここからでした。一番手前に銃器、その先に身を守る遮蔽物、奥に表示される敵兵、一番奥の背景といった画面上の配置物が、きちんと奥行き感をもって表示されるのです。そしてダメージを受けたときに流れる血しぶき。これが一番手前に表示され、さらなる迫力を醸し出しています。

またカメラが動くと解像度が低下するように見える問題も、ある程度敵兵が近くにいるため、それほど障害にはなりませんでした。むしろプレイしている最中に、どんどんのめり込んで言ってしまい、いつの間にか立体視が自然に感じられるようになったほどです。立体視を効果的に生かすためのレベルデザインは本作に限らず、まだまだ研究の余地があるかもしれません。

海上プラントを奪還しつつ進めていくと、ジェットパックを装着した敵が上空から出現。これを射撃して打ち落としていくのですが、再び解像度低下問題が感じられるようになりました。相手との距離が広がり、見かけ上の大きさが小さくなるほど。そして相手との見通しが良くなるほど、問題が大きくなるようです。

ともあれジェットパック兵を倒して先に進むと、デモプレイ版が終了となりました。接近戦では自然に感じられた反面、遠距離線では違和感も生じた体験プレイでしたが、これも開発バージョンならではの課題でしょう。今後も作り込みと調整が続くようです。立体視のフラッグシップタイトルとして、ぜひとも我々をうならせてほしいものです。

もっとも非立体視版ではこうした問題は皆無なわけで、贅沢な悩みかもしれません。なにしろ立体視プレイを楽しむには、対応する薄型テレビの購入が必要ですからね。または立体視対応ディスプレイ搭載のノートPCなどが良いのか・・・。個人的にはゲームセンターで手軽に楽しめると実にありがたいのですが、どうでしょうかねホント。

【E3 2010】充実のラインナップで畳みかける、SCEプレスカンファレンス

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/19/42738.html
ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)は14日(現地時間)、恒例のプレスカンファレンスを開催しました。

最大のニュースはPS3向けの新型コントローラ『PlayStation Move』の発売日が決定したことでしょう。欧州、北米と続いて日本でも10月21日に発売されます。国内価格は『Moveモーションコントローラ』単体で3980円。既に発売されているUSBカメラの『プレイステーションEye』(2980円)と組み合わせて使用することになります。

このほか移動制御などを行う『Moveナビゲーションコントローラ』は2980円。Moveモーションコントローラ、プレイステーションEye、専用ソフト『Sing and Draw(仮称)』がセットになった『Moveスターターパック』も5980円で限定発売されます。家庭のコンセントにつないで充電できる『充電スタンド』(2480円)、『シューティングアタッチメント』(1480円)などの周辺機器も順次発売される予定です。

さて、ここで改めてプレスカンファレンスの内容について整理していきましょう。SCEに限らず、あらゆるプレスカンファレンスにはコンセプトがあり、伝えたいテーマがあります。今年度はマイクロソフト、任天堂、SCEAの順番に開催されたこともあり、いささか脱線して3社の方向性を検証すると、マイクロソフトはゲーマー向けソフトとKinect、任天堂は新作『ゼルダ』とニンテンドー3DSと、テーマがはっきりしていました。

しかしSCEAのテーマが『MOVE』だったかというと、さにあらず。内容は大きくPS3・PS2・PSP・PLAYSTATION Networkという4部構成でしたが、その合間に行きつ戻りつするように、大量のゲームトレーラーや実機デモが披露されました。内容も立体視あり、MOVEありと寄せ鍋状態。あえていえばPS1初期のCMコピーにもあった「すべてのゲームはここに集まる」でしょうか。この傾向は久夛良木健氏が退任し、平井一夫体制になった2007年のE3以降から踏襲されているスタイルです。

■立体視とMoveが2大テーマ

イベントはFPSの大ヒット作『KILLZONE3』を皮切りにスタートしました。同作は立体視タイトルの目玉で、専用グラスを用いての実機デモ鑑賞です。冒頭で登壇した平井氏は、PSフォーマットの遺伝子は「技術のイノベーション」と「コンテンツ」の二本柱だと説明し、それが融合して今回、立体視ゲームが生まれたと説明。あらゆるコンテンツの中でも、作り手が立体視に向けて最適な内容に調整できるゲームの世界は、もっとも立体視に向いたジャンルだと強調しました。

実際『KILLZONE3』のような一人称視点と立体視との相生の良さは想像以上で、まさに銃撃戦の中に放り出された雰囲気です(ゲームに限らず、あらゆる戦争映画は立体視が標準になるかもしれません)。家庭に普及するには時間がかかりそうですが、映画『アバター』のヒットのように、一度体験すると戻れないでしょう。このほか『グランツーリスモ5』『CRYSIS2』などが立体視対応ゲームとして登場します。

ついで『Move』のデモでは、魔法使いになって冒険をするファンタジーアクション風のゲーム『SORCERY(仮称)』が目を引きました。Moveモーションコントローラを魔法使いの杖に見立てて操作し、ファイヤーボールやミニ竜巻などで攻撃したり、さまざまなアクションがくりだせます。PS2時代の『Eye toy』では難しかったタイプのゲームで、Moveならではのソフトといった感じです。

国内向けのMove対応ソフトには『バイオハザード5 Alternative Edition』『スポーツチャンピオン』など、発売済みの物もあわせて18タイトルがアナウンスされています。『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』など、他機種に比べてゲーマー向けタイトルが多いのもMoveの特徴です。専用コントローラを使うことで、『持つ』アクションを基軸にしたゲームが多いようにも感じられました。Kinectのように全身を使うのではなく、何か道具が必要なシチュエーションが中心。そしてWiiより高精度な操作ができる、といったところでしょうか。

さらに立体視とMoveの両方に対応するソフトとして『THE FIGHT LIGHTS OUT』『EYE PET』『TUMBLE』『MLB10 THE SHOW』の紹介がありました。話は前後しますが、『KILLZONE3』も両方に対応するとしています。

過去にもグラフィックスが2Dから3Dに変わったことで、コントローラが十字ボタンからアナログスティックとなり、新しいゲームデザインが可能になりました。3Dゲームで「ドットよけ」などが死語になった一方で、新しく箱庭ゲームなどが登場したのは一例です。このように映像とコントローラとゲーム内容は三位一体の関係にあります。

しかし、これまで入力デバイスがモーション操作になっても、映像出力は平面のままでした。これががMoveと立体視ではじめて、両者が共に進化することになります。音声のサラウンド効果も加わって、ここから新しいゲームの可能性が広がることが期待されます。

■マルチタイトルでは特典が充実

サードパーティのマルチタイトルでも、さまざまな「特典」が告げられ、お得感が強調されました。まずEAからは同社のプレスカンファレンスでも紹介された『Medal of Honor』『DeadSpace 2』のPS3版についてアナウンスがありました。

『Medal of Honor』はLAスタジオに加えて、長く『バトルフィールド』シリーズを開発してきたDICEスタジオがマルチプレイを担当。テーマも第二次世界大戦から現代戦に変わり、名実ともにリフレッシュされた人気FPSの最新作です。こちらにはシリーズ第一弾で2002年に発売された『Medal of Honor Frontline』(邦題:メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦)のHDリマスター版が特典につけられます。

同じく『DeadSpace 2』は映画『エイリアン』を彷彿とさせるホラーFPSで、Move対応版の『DeadSpace Extraction』が付属するとのこと。『Extraction』はWii向けに発売された外伝的な作品です。画面はもちろんHDリマスターで、Wii版をプレイしていないユーザーには朗報でしょう。

そしてサプライズともいえたのが、『Portal 2』のPS3版発売です。本作は『Half-Life』シリーズで有名な、Valve社のSourceエンジンをベースに作られたパズルアクションの続編です。CEOのGabe Newell氏は以前よりコンシューマ、中でもPS3に辛辣な発言で知られていましたが、これを機会に『Left4Dead』といった人気シリーズのマルチ展開が進むことが期待されます。

このほかシリーズ最新作の『Assasins Creed Brotherhood』では、マルチプレーヤー対戦モードの内容を公開。『11』に続く新作MMORPGの『ファイナルファンタジー XIV』のトレーラー上映もありました。話は前後しますが、セカンドパーティタイトルでも『グランツーリスモ 5』の11月2日発売が決定。UGCの要素を取り込んで大ヒットした『Little Big Planet 2』の紹介もありました。

PSP関連では、本体に専用カメラを装着して遊ぶ代替現実系ゲーム『inviZimals』が目を引きました。PSN関連では全世界のアカウント登録数が5000万を突破したこと。さらに加入者限定のサービスや機能が楽しめる定額制サービスパッケージ『PlayStation Plus』が6月29日から全世界でスタートすると発表されました。日本では500円(30日)、5000円(365日)の2種類が選べ、▽ゲームトライアル▽フリープレイ▽スペシャル▽ディスカウント▽先行体験▽自動ダウンロードのサービスが受けられます。

そして「最後にもう一つだけ」と付け加えられ、ステージ上にマスコットキャラクターで、ダークなイメージのピエロ「Sweet Tooth」が運転する武装バンが登場。老舗フランチャイズのカーコンバットアクション最新作『Twisted Metal』が紹介されました。日本ではそれほど話題にならなかったタイトルですが、このサプライズに会場は大興奮。デモプレイの余韻もさめやらぬまま、幕引きとなりました。

このように約2時間のプレゼン時間をめいっぱいに使って、次から次へと新作タイトルを紹介。他社が自社タイトルを中心にプレゼンしたのに対して、SCEAではサードパーティタイトルにも多く時間を割いたのも印象的でした(もっとも『特典』などの差別化も忘れませんでしたが)。ゲームソフト中心の内容だったためメリハリが乏しく、時間以上に長く感じられた印象も受けましたが、少なくとも年末商戦に向けて、ゲーム不足に悩まされることはなさそうです。

【WHF 2010夏】PlayStation Moveをプレイアブル出展、『torne(トルネ)』最新バージョンも

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/20/42751.html
6月19日と20日の2日間開催「次世代ワールドホビーフェア '10 Summer」、ソニー・コンピュータエンタテイメントブースの様子をレポートします。

ソニー・コンピュータエンタテイメントでは先日詳細が明らかになったPlayStation Moveがプレイアブル出展。プレイ可能なソフト『EyePet』と『街スベリ』の2タイトル。東京ゲームショウ開催前にモーションコントロールのPS3ゲームを体験出来る貴重な機会でした。カメラに映ったコントローラ部分がゲーム内ではアイテムとして表示されてたりと、他機種では出来なさそうな演出も。

PS3ソフトは7月29日に発売の『ModNation 無限のカート王国』を4人対戦を体験することが出来ました。オフラインでは4分割による対戦になります。6月29日にバージョンアップする予定の『torne(トルネ)』の最新バージョンも展示。実際に新しく追加された機能を見て体験することが出来ました。アンケートに答えると「トルミル綿棒」がプレゼントされました。実用性ある景品ですね。

PSPタイトルでは『ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!』『パタポン3』が出展。『パタポン3』は体験版も現地で配信していました。

また、8月26日に発売予定の「プレイステーション・ポータブル はじめようアイルー村パック」も展示。PSPでパープル系のカラーバリエーションが好きな人は要チェックですよ。

ピポサルが登場するゲームは今回ありませんでしたが、会場内には姿を見せていました。

【E3 2010】仁義なきモーション戦争・・・PlayStation Moveの感触は?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/20/42753.html
先行するWiiに加えて、Xbox360でKinect、PS3でMoveが発表され、「仁義なき戦い:モーションコントローラー篇」といった感じのE3会場。その中でも「コントローラを使わない」と斜め上の進化をめざすKinectに対して、同じリモコンスタイルのMoveはWiiとキャラが被りまくりです。実力をつかむべく、SCEブースで体験してみました。

はじめに遊んだのは『スポーツチャンピオン』に収録されている卓球ゲーム。まずUSBカメラの「Playstation Eye」の前に立ち、利き手に持ったMoveモーションコントローラを体の周りで動かして、キャリブレーションを行いました。画面を見ながら立ち位置を合わせ、手を上げて、下ろして、おなかの前に動かして、はい準備完了です。

では、さっそく試合開始! Moveモーションコントローラをひょいっと上げてピンポン球をトスし、ラケットを振る要領でサーブします。タイミングがつかめず、2~3回失敗したのですが、すぐに打ち込めるようになりました。相手のリターンにあわせて、こちらもタイミングを図ってスイング。ところが手首がひねりすぎていたようで、ピンポン球は無情にもアウト。ちなみに筆者は卓球が苦手で、いつもホームランを量産してしまうため、ゲーム内でも再現度が変にリアルです。
 
その後6ポイント連続で相手に連取され、あっという間にマッチポイント。ところが、ここから状況が変わりました。やっとコツがつかめてきて、ラリーが続くようになったのです。手首のひねりでスライスをかけられるようにもなり、立て続けに2ポイント連取。こうなると俄然面白くなってきたのですが、残念ながら次のリターンを空振りしてしまいゲームオーバー。でも、予想以上におもしろかったです。時間が許せば再チャレンジしたいところでした。

続いて遊んだのが、子ザルの世話をする『Eye Pet(仮称)』。こちらはソファに座って、テーブルの上にいる子ザルをあやすような感覚での体験プレイでした。Moveモーションコントローラをテーブルの上で動かすと、コントローラの先端にあるスフィアを追って画面上の子ザルがじゃれてきます。テーブルの上で腕を動かすと、子ザルを手で押しやるように動かすこともできます。そういえば本作はキャリブレーションが不要でしたが、操作をテーブルの上に限定しているからかしら。

続いて子ザルにシャワーを浴びせましょう。Moveモーションコントローラをシャワーノズルに見立てて全身にお湯を浴びせたら、次は両手をテーブルの上で動かして、子ザルの全身を石けんでごしごし。このアクションは一番楽しかったです。全身が泡まみれになったら、再びお湯を浴びせて、今度はドライヤーでかわかせば終了。他にお絵かき遊びをしたり、うちわで扇いだりと、多彩なコミュニケーションが取れました。

わずか20分程度の体験でしたが、そこで感じたのは、Wiiリモコンよりもキビキビ反応するな、ということです。特に卓球でわずか数分の間にスライスがかけられるようになったのは、ちょっとビックリ。当然ゲーム側で補正をかけているんでしょうが、思っていた以上に好感触でした。2つのMoveを両手に持って、バーチャル縄跳びなんかも、簡単にできるのではないでしょうか。

またMoveの特徴として『バイオハザード5 Alternative Edition』『KILLZONE3』など、デュアルショック3以外にMoveでも遊べるゲームがそろっていること。さらに立体視対応タイトルとも組み合わせられることです。残念ながらプレイは出来ませんでしたが、会場でも専用メガネを装着してMoveをプレイする姿が見られました。立体視対応テレビが普及するには時間がかかりそうですが、イベントや街頭、はたまたソニービルなどで新しい世界を見せて欲しいところです。

ただ、それだけに改めて難しいなと思ったのがセールスプロモーション。KinectもWiiとの差別化に務めていましたが、Moveはそれに輪をかけて大変でしょう。ユーザーは技術でゲームを買うわけじゃありませんからね。ここはぜひ、ユーザーの頭を「?」から「!」にうまく誘導して欲しい。頭の中が真っ白になるような、まったく新しいゲームを楽しみにしています。

【E3 2010】PSPで描く最新作『God of War: Ghost of Sparta』をデベロッパーが紹介

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42785.html
米国市場で苦戦しているPSPですが、『God of War』(ゴッド・オブ・ウォー)クラスの大作は期待されます。デベロッパーReady at Dawn開発の『God of War: Chains of Olympus』は、PSPのグラフィックを極めたと言われたほどで、共にゲームメディア、ユーザーから賞賛を浴びました。

しかし、この後理由ははっきりしないままReady at DawnはPSPの開発は終わったと話し、ソニーへPSP開発キットを返却しました。

が、それから2年後、シリーズ続行が発表されます。Ready at Dawnは『God of War: Ghost of Sparta』(ゴッド・オブ・ウォー:スパルタの亡霊)の制作における目標、そして彼らがGoWシリーズの新たな一章を再び制作する決意を裏付ける熱意を明らかにしました。

Ready at Dawnのプロデューサーとクリエイティブ・ディレクターがGoWの説明会に入る前に、自信満々に見せたのはオープニングスクリーンでした。とどろく雷鳴と揺れる大波を背景に、クラトスがすざましい人相を向けます。「実はこれ全てリアルタイム処理なんですよ、それもインゲームと同じモデル使ってね。」37インチのHDテレビに直接つないだPSPから流れる映像はGoW一作目のグラフィックを上まわる、PSPのグラフィックとは信じがたいものです。「私たちがPSPの開発をやめようと考えたきっかけが発売されたばかりのChains of Olympusを超えられることが無いと思ったからでした。」

確かに、素晴らしいグラフィックはプレイヤーにとって嬉しい。しかし、それだけではゲームは面白くならない。「私たちが目指すのは、よりシネマチックな演出。(主人公の)クラトスがなぜ激怒しているのか、表情が出せないと分からない」と語ります。実際、公開されたデモでは、戦闘集でさえ微細ながらの表現だがクラトスの表情が変わります。「前作では敵が多く出てきて緊迫感があったけど、演出で特に雰囲気をだしてた訳じゃなかった。」グラフィックの質が高まることで、クリエイターに世界観を理想に近づけることが可能になります。今作ではより過激なアクションはもちろん、敵を虐殺すること度の血しぶきがクラトスの体を赤く染めるなど、細部まで世界観を統一させることが出来るのです。

もっとも、「Ghost of Sparta」の高質なグラフィックは既存のエンジンをただ洗練して達成できたわけではなく、最初から組み立てることで、元々の理想を実現できたとのこと。デモではギリシア神話でお馴染みでGoWリーズ初登場の海怪物「シラ」でした。シラがクラトスを襲い、三つの大きな触手とのバトルで叩き返し、次へ進む。しかし、シラはゲーム上で何度も現れる断ち切れない因果関係を持つ強敵。このように、前作とは違い、ステージは「一つのシーン」として描かれ、ただクリア目的のために前進せず、危険が渦巻く舞台で生き延び戦う、という映画をプレイするような『GoW3』に近くづきました。

実際、『Chains of Olympus』は斬新的なものではなく、コンソール版、そして前作で導入したかったフィーチャーを入れたかったゲームだと説明されました。PSPでのGoWの理想像を実現させるため、技術的な工夫がチャレンジとなったと話しましたが、それを達成したからこそ新たなゲームプレイ、そして世界観を肉付けることができたそうです。

ミダス王を何度もぶん殴れる箇所を見て、「そうそう、今まで見公開のここ。すごく気に入ってるんだ」、と嬉しそうに次々紹介するプロデューサーーとクリエィティブディレクターの二人でした。携帯機で「相変わらずの」が達成できたことがチームの誇り。次々の続編でゲーム性、世界観がガラッと変わるタイトルが多いのですが、不変のゲームプレイを延長しただけのタイトルもアリではないでしょうか?

PS3がバージョン3.40に ― 定額制サービス「PlayStation Plus」追加

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/29/42934.html
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは2010年6月29日(火)、プレイステーション3のシステムソフトウェアバージョン3.40の提供を開始しました。

今回のアップデートにより、従来の基本機能・サービス(無償)や「PlayStation Store」での各種コンテンツ配信に加え、「PlayStation Network」でさまざまな特典を提供する定額制サービスパッケージ「PlayStation Plus」に対応します。

「PlayStation Plus」に加入すると、特定のゲームの無料プレイ、購入前プレイ、特別価格購入、プレミアムアバターやテーマなどが利用可能となります。

また「フォトギャラリー」のアプリケーションに「PlayStation Network」エリアが追加され、FacebookやPicasaWebアルバムの写真を見たり、フォトギャラリーの写真を「PlayStation Network」のフレンドとシェア(共有)することも可能となります。

さらにPS3のハードディスクに保存した動画ファイルを編集しFacebookやYouTubeにアップロード可能となりました。

その他、「ディスプレイ設定」への「Deep Color出力(HDMI)」の追加、「フォトギャラリー」での写真の印刷・削除、PlayStation Storeでの評価機能が拡張されるとのことです。