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No.161 | ||||
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あきつ丸(あきつまる) | 特種船丙型 揚陸艦 | |||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 38 | 火力 | 6 / 19 | |
装甲 | 13 / 33 | 雷装 | 0 | |
回避 | 15 / 39 | 対空 | 13 / 29 | |
搭載 | 0 | 対潜 | 0 | |
速力 | 低速 | 索敵 | 3 / 13 | |
射程 | 短 | 運 | 10 / 39 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 40 | 弾薬 | 10 | |
搭載 | 装備 | |||
0 | 大発動艇? | |||
0 | 25mm連装機銃? | |||
装備不可 | ||||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
あきつ丸 → あきつ丸改(Lv25) | ||||
自分は、陸軍の特種船…その丙型の「あきつ丸」であります。 輸送や上陸戦ならお任せ頂きたいのであります。 自慢はこの大発であります。ネズミやモグラな輸送とは訳が違うのであります。 |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
セリフ | CV:能登麻美子、イラストレーター:くーろくろ |
入手/ログイン | 自分、あきつ丸であります。 艦隊にお世話になります。 |
母港/詳細閲覧 | 将校殿…いや、提督殿。このあきつ丸に御用でしょうか |
提督殿…!そういうことは、よその子でお願いしたい…! | |
提督殿…見たところこの部隊の編成には偏りがあるな……趣味でありますか? | |
編成 | あきつ丸、いざ出港する! |
出撃 | よぉし、奴らを倒して陸を目指すぞ |
あきつ丸、いざ出港する! | |
遠征選択時 | まずまず…であります |
アイテム発見 | まずまず…であります |
開戦 | 自分には、敵艦隊が見えるのであります! |
航空戦開始時 | |
夜戦開始 | 大発、エンジンに火は入っているな!? |
攻撃 | 自分には、敵艦隊が見えるのであります! |
それ、ちゃくだ~ん・・・今! | |
もう少し近づいて、乗り込むであります(夜戦時) | |
小破 | うぐっ…自分被弾したであります |
うわぁっ! | |
中破/大破 | これでは、将校殿にも提督殿にも、顔向けできない…! |
勝利MVP | 自分、まだまだであります。精進するのであります |
旗艦大破 | うわぁっ! |
帰投 | 艦隊が帰投したのであります |
補給 | ありがたい…!のであります |
改装/改修/改造 | この強化、感謝…であります |
うむ、日々の手入れが行き届いていますね | |
ありがたい…!のであります。 | |
入渠(小破以下) | ここが海軍の入渠ドックか・・・! |
入渠(中破以上) | 海軍の入渠ドック・・・実に良い・・・ハァ~・・・ |
建造完了 | これが海軍工廠というものか…あっ、新しい艦が建造された。報告する |
戦績表示 | 報告は随時、確認されるがよろし |
轟沈(反転) | 自分がこんなところで…沈むことになるなんて…思わなかった…な…… |
時報 | マルマルマルマル。日付が変わったのであります |
マルヒトマルマル。うむ。眠れない、でありますか? | |
マルニイマルマル。子守唄でも歌いますか?冗談であります | |
マルサンマルマル。そういうときは酒でも飲んでぇ…くぅ… | |
マルヨンマルマル。はっ…自分、落ちていたでありますか!? | |
マルゴマルマル。自分、お腹いっぱいであります……んっ!?何を言ってるのか | |
マルロクマルマル。朝の空気が心地よいのであります | |
マルナナマルマル。寝不足は良くないのであります | |
マルハチマルマル。提督殿のスケジュールは本日は自分が見ましょう | |
マルキュウマルマル。本日の予定。まずは遠征ですね | |
ヒトマルマルマル。デイリー任務だけでも結構大変です | |
ヒトヒトマルマル。もうすぐ午前の任務が終わるであります。頑張りましょう | |
ヒトニイマルマル。昼食どうぞ。陸軍の糧食ですよ。たまにはいかがですか | |
ヒトサンマルマル。提督殿、お口に合いませんでしたでしょうか?難しい顔をしてらっしゃる | |
ヒトヨンマルマル。この大量の資材は!? | |
ヒトゴーマルマル。自分にこれを使って戦艦建造をせよ…と? | |
ヒトロクマルマル。提督殿も無茶なことを。自分は揚陸が専門であります。いくら資材を費やしたところで…なにー! | |
ヒトナナマルマル。提督殿、陸とか海とか一体何なのでしょうなー | |
ヒトハチマルマル。夕飯を食べねばいけませんな | |
ヒトキュウマルマル。日が暮れましたな。夜の鎮守府も良いものであります | |
ニイマルマルマル。陸の潜水艦ですか、知りませんね。まるゆ!?はて? | |
ニイヒトマルマル。明日も早いのです。そろそろ今日は切り上げるのであります | |
ニイニイマルマル。提督殿、今日も一日大変お疲れ様…であります | |
ニイサンマルマル。明日は大物と出会える予感がするのであります | |
放置時 | 提督殿、自分、待機も任務の一つでありますが…隊に所属してから、少し…寂しいと思うようになったであります… |
ゲームにおいて
- 2013年12月24日の「大型艦建造」と共に実装。通常海域でのドロップはない。
- 航空艤装はあるが、空母類ではなく艦これ初の艦種「揚陸艦」としての登場となった。
- 装備可能な兵装は、小口径主砲、副砲、艦上戦闘機、小型電探、機関部強化、対空機銃、ダメコン、上陸用舟艇(大発)、そして改造後に自ら持参するオートジャイロと対潜哨戒機である。
- ただし未改造では搭載数がゼロであるため、航空機類は装備しても飛ばせない。
- また魚雷が装備できないため、改造前の装備枠数では夜戦カットインを発生させられない。
- 史実での扱いを見ると活躍させたい艦ではある。改では艦戦と主砲2で防空しつつ連撃という荒業もできるが… 現状では砲撃艦としても航空機運用艦としても性能が他艦種より低く、愛が試される仕様となっている。
- なお上陸作戦に特化した存在であることを踏まえてか、最近のイベントではルート固定要員として指定されていることがある。改造前の状態で連れて行ってもほぼお荷物だが、改にして艦戦を積むと役に立ってくれる。
- 正式には陸軍特殊船というカテゴリに属する船であり、実は艦娘ではなく初登場の船娘なのである。
- 資源獲得量の増える「大発動艇?」を搭載できるので遠征要員に、と言いたい所だが……
- 実はあきつ丸自身の燃費があまり良くない。弾薬消費は駆逐艦以下だが、肝心の燃料消費がよりによって重巡・軽空母並。
- ならばキラキラつけて大成功をとも思いたいが、戦闘能力の低さから入手直後のままだと1-1ですら苦戦する。15.5cm三連装副砲?と近代化改修での底上げを活用しよう。改造後は対潜能力が付くため、1-5でのキラ付けが見込める。
- 艦種の「揚陸艦」は巡洋艦とも空母とも違う独自のカテゴリなので、他の艦で遠征成功条件を満たしておかないといけない。
- 資源獲得量増加はあくまでも「大発動艇」の効果なので、取り外して千歳・千代田?・瑞穂・阿武隈改二に載せることも検討しよう。
- 弾薬を大量消費する「敵地偵察作戦」「東京急行(弐)」「MO作戦」なら水上機母艦よりあきつ丸のほうが使いやすい。
- 無改造の千歳・千代田と比較して遠征1回あたり燃料-2,弾薬+10(敵地偵察作戦)、燃料-4,弾薬+20(東京急行弐 or MO作戦)。
- しかも「東京急行(弐)」はドラム缶を多く積めばキラ付け4人でも大成功確定で、あきつ丸自身もドラム缶を搭載可能とまさにうってつけ。
- 言うまでもないが、軽1駆5が必要な「東京急行」には自由枠が無いのでうっかり編入しないように。
- カードの英語はAMPHIBIOUS ASSAULT SHIP(強襲揚陸艦)。長すぎて収まりきれていない。
- 開発時秘書艦としては空母と同等になるらしく、艦載機レシピを利用するとホロ艦載機が出現することが確認されている。
- くーろくろ氏によって初期デザイン案の一つが陸軍特殊船丙型擬人化として公開されている。
- 2015/4/28日をもって秋津洲が実装。あきつ丸と同様「あきつ」と言う最初の名前があり混在するかもしれない。
- もっとも単にあきつといえば基本あきつ丸のことになるため、今後呼び名がどうなるかは提督次第だろう。
小ネタ
- 元ネタは、我が大日本帝国陸軍が誇る上陸舟艇母船(強襲揚陸艦)の「あきつ丸」である!
- A.微妙 というか、まるゆ?の方が活躍したかも (微妙とは貴様、憲兵を呼ry)
- 発想自体は現在に「おおすみ」などの例があることから至極真っ当であると言えるし、陸軍が強襲揚陸艦などの大規模船団を持つことはアメリカもやっていた(というかアメリカ陸軍では掃海艇や魚雷艇などの船艇すら自前で持っていた)。
設計的にも揚陸艦としては優秀なものだった。なのだが……。 - あきつ丸に搭載する航空機は空母に乗ったことがない陸軍のパイロット操る陸軍の戦闘機である。
…発艦はまだしも着艦はどうするんだ(貴様は大和魂というのをしry)- 陸軍「燃料がなくなるころには我が精鋭なる上陸部隊が着陸可能な飛行場・場所を確保しているはずなのでそこに下りればなにも問題ない。いざとなれば揚陸地点か味方艦隊の近くに不時着すれば良い。」
- 要は見切り発艦である。将兵には高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処することが求められる。*4
- 実際、初期のあきつ丸には着艦に必要な装備が全くない。着艦制動装置?なにそれ食えるの?着艦設備がないのでパイロットも着艦訓練をしていない(できない)。
ゲームで搭載量がゼロにされているのは多分このせい。- ちなみに甲板上に並ぶトゲのようなものは、砲身の長い高射砲などである。
- 因みにその前に建造された神州丸はもっと潔く、着艦可能そうな設備すら無く、発艦用の射出機しか持っていなかった。
- 陸軍「燃料がなくなるころには我が精鋭なる上陸部隊が着陸可能な飛行場・場所を確保しているはずなのでそこに下りればなにも問題ない。いざとなれば揚陸地点か味方艦隊の近くに不時着すれば良い。」
- というか、航空支援なら空母を保有している海軍に頼めばいいんじゃね?と思う方もいらっしゃるだろうが…
- あきつ丸の構想段階から「制空」については海軍の空母搭載機が担当することが想定されていた。あきつ丸の搭載機が担うのは海軍の空母搭載機では不向きな「直協」でありそもそも役割が異なるのである。
- 「直協?なんぞそれ」という提督諸兄のために大雑把に解説すると、直協とは直接協同の略語である。要は近接航空支援や弾着観測等を含む地上部隊と航空部隊の連携。
帝国陸軍は戦線拡大を見越してこの手の戦術的な運用が可能な偵察機の開発に熱心で、1938年には九八式直接協同偵察機を正式採用している。
本機は操縦性・低速時安定性・整備性に優れ、エンジンまわりの故障も少なかったことから扱いやすい万能機として重用され、翌年には改修機が九九式高等練習機として制式採用された。以上余談。
- 「直協?なんぞそれ」という提督諸兄のために大雑把に解説すると、直協とは直接協同の略語である。要は近接航空支援や弾着観測等を含む地上部隊と航空部隊の連携。
- 海軍「海上護衛?いえ、知らない子ですね…。」
- あきつ丸の構想段階から「制空」については海軍の空母搭載機が担当することが想定されていた。あきつ丸の搭載機が担うのは海軍の空母搭載機では不向きな「直協」でありそもそも役割が異なるのである。
- 陸軍から播磨造船所(現IHI)に発注され、1941年9月24日に進水、1942年1月に竣工。ちょうど対米開戦したばかりの時期であり、竣工とともに実戦に投入された。
竣工から一月あまりで参加した太平洋戦争序盤の蘭印作戦では、ジャワ島上陸作戦での揚陸任務を見事に成功させた。
……のだが、この後本来の目的である揚陸作戦に参加する機会には一切恵まれなかった。 - だが、戦局が悪化するとあきつ丸に光が射す。
- 結局、あきつ丸は対潜任務から外れ、自慢の飛行甲板も本来の役目を発揮することはなく輸送船として輸送作戦に従事し続けることになる。
- 1944年11月、あきつ丸はフィリピン防衛のため、陸軍の精鋭部隊「第23師団」を輸送するという重要な任務を任される。
- あきつ丸がこのとき所属したヒ81輸送船団には、「神州丸」「吉備津丸」「摩耶山丸」という彼女の姉妹とも言える他の陸軍特殊船も参加しており、
さらには海軍の軽空母「神鷹(未実装)」、駆逐艦、海防艦なども護衛につくという厳重な護衛の中、彼女たちは九州伊万里湾より出撃する。 - が、あろうことか海軍の暗号が米海軍に傍受され、ヒ81船団に米潜水艦が群がり始めた。また海軍のせいか!
- その結果、あきつ丸は五島列島沖で米潜水艦「クイーンフィッシュ」に雷撃される。
輸送していた弾薬や自衛用の爆雷に誘爆、乗員達が逃げる暇もなく、あきつ丸は輸送中の陸軍第23師団の兵士2000名以上と共に海に沈んでいった。
対潜哨戒艦だったはずなのに…(´・ω・`)- この時のあきつ丸は輸送任務の邪魔になると言う理由から対潜哨戒機は積んでいなかった。
- 暗号に関しては完全に海軍の落ち度である。
陸軍も海軍も所謂エニグマ暗号器である九七式欧文暗号器を使っていたが、海軍はその管理が非常にルーズで、コードブックの交換時期にはまだコードブックが配布されていない部隊のために
新旧のコードで同時に発信していたため、早期のうちにコードパターンを割り出され破られた。
しかも当時の機械式暗号は一度コードパターンが割れると暗号器の性格を知られてしまい、一気に暗号強度が下がるのだが、海軍は「ドイツの最新鋭暗号機が簡単に破られるはずがない」と過信していた。
それに対して陸軍は機械式暗号に原始的な換字式暗号を重ねることで暗号強度を強くしていた。例えコードパターンを割り出して通信文を取り出しても、
漢字の発音をバラバラにして組みなおした意味不明の発音の羅列しか出てこず、まして漢字文化のない連合軍には解読は難航を極めた。
最終的に連合軍が陸軍暗号の法則性を知るのはもう戦争の趨勢も決まった1944年の末。完全な解読はついに終戦まで出来なかった。 - ただ、陸軍の暗号は計算機による生成ではなく手作業によるもので、暗号の生成・解読のため各部隊に莫大な人員が要求された。また、その難解さからケアレスミスが起こりやすく、その場合文脈が支離滅裂になったりする難点もあった。
- その後、ヒ81船団は「摩耶山丸」と空母「神鷹」も米潜水艦の攻撃で失っている。
- あきつ丸がこのとき所属したヒ81輸送船団には、「神州丸」「吉備津丸」「摩耶山丸」という彼女の姉妹とも言える他の陸軍特殊船も参加しており、
- 強襲揚陸艦の先駆けとして誕生しヘリ空母モドキとなることも計画されるなど、良い艦であったことは確かである。
だが、彼女は時代に翻弄され続け、計画に見合った成果を上げることなく沈んでいった悲劇の艦である。- 艦これで現状(改を含んで)どう運用しても他艦種の下位互換になってしまい、結局遠征にしか出してもらえない事態になりがちなのは史実通りと言えるかもしれない。*7
- モノクロかつのっぺりとしたほかの艦娘と明らかに異なるその姿に驚愕する提督も多いが、これは史実でモノクロ迷彩されていたことがあるのが由来。この迷彩は立体感の喪失などの効果があるので余計そう見える。
- 正式名称は陸軍特殊船丙型船。基本構造は民間の貨客船をベースにしている。
- 丙型の他には試作型特殊船の神州丸、通常の貨物船・貨客船と変わらない外観を有する甲型、戦時標準船をベースとしたM甲、M丙型がある。
- 艦ではない。よってこのフネを掌握している指揮官は艦長ではなく船長と呼ばれることになる点を抑えておきたし。
- 陸軍特殊船はいずれも、本来貨物倉や客室があるべき船内デッキ部分に大発艇の収納スペースが存在。船尾の開口部から27~30艘の大発艇を発進させることが可能であった。
- 丙型はあきつ丸の他、にぎつ丸という二番船が存在(航空艤装なし)。また戦時標準タイプとして建造されたM丙型に熊野丸(セレブな彼女?は特に関係ない)がある。
- また海軍にはちょっとした縁を持つ艦娘がいる。長月?。あきつ丸の機関は「石川島製2段減速タービン」とされており、おそらく長月と同じ、ツェリー式陸用タービンを
無理矢理ベースに作られた船舶用タービンと思われる。
- なお、あきつ丸含む量産型陸軍特殊船は、書類上は民間商船を陸軍が徴用した扱いになっている。
あきつ丸の場合、本籍は陸軍ではなく日本海運*8と言う会社。
船の運行なども、陸軍の軍人ではなく陸軍軍属の商船会社船員によって行われていた。- そのため、艦これでは2015年3月現在唯一の陸海軍艦艇ではない、戦時徴用民間船である。
- そのため、艦これでは2015年3月現在唯一の陸海軍艦艇ではない、戦時徴用民間船である。
- ちなみに、あきつ丸の「あきつ(秋津)」とは「トンボ」のことである。
かつて神武天皇が日本の形を見て「なんかトンボが子作りに励んでるような形した島だなー(要約)」と言ったので、そこから日本のことを秋津洲(あきつしま)と呼ぶようになった。- つまりあきつ丸は、扶桑と、あきつ丸の先輩である神州丸(神州=日本のこと)と同じく名前の由来が日本そのものなのである。
- 小説「陽炎、抜錨します!」の3巻で、叢雲?から渡されたマストを槍のように用いてワ級3隻を瞬く間に葬り去ったが、これは恐らく戦国最強武将・本多忠勝と彼が愛用した槍が「蜻蛉切り」と呼ばれている事にひっかけたのだろう。
- 一方で海軍にも秋津洲の名を持つ艦があり、艦娘たちと同世代のものとしては秋津洲型水上機母艦1号艦秋津洲があげられる*9。
分類こそ水上機母艦だが、千歳千代田?とは違い、「二式大艇」などの大型飛行艇の母艦として造られたものである。
「秋津洲」の名は、2013年に竣工した海上保安庁のヘリ搭載型巡視船「あきつしま」(PLH32)に受け継がれた。準同型のネームシップ「しきしま」(PLH31)とともに、世界最大の巡視船である。*10
- つまりあきつ丸は、扶桑と、あきつ丸の先輩である神州丸(神州=日本のこと)と同じく名前の由来が日本そのものなのである。
- 彼女やまるゆ?が運用された「陸軍船舶部隊」の秘匿名は「暁部隊」。
某レディー親衛隊のことではない- ただし、まるゆは陸軍の中でも存在が秘匿されており、また、陸軍船舶部隊は広島市宇品港に本部を置いていたのに対し、まるゆの運用拠点は愛媛県伊予三島にあったため、あきつ丸関係者はまるゆのことを知らなかったと思われる。20時の時報ボイスはそういうこと。
- 台詞での提督呼称に「殿」が付く。微妙な差のようだが、当時陸軍では「殿」を階級呼称等に付ける慣習的呼び方があった。(ちなみに将官以上は「閣下」)「提督」「司令」と「殿」をつけずに呼ぶ海軍艦娘とのれっきとした差である。
- 海軍では階級に「殿」を付けて呼ぶのは相手に対する侮蔑を意味する。陸軍と同じだと思って「殿」を付けると海軍精神注入棒の餌食になるのでご注意を。
- 時報ボイス等で、海軍艦娘が「フタ」と読んでいる「2」を「ニー」と読んでいる。「フタ」が海軍式、「ニー」が陸軍式で、同じ陸軍のまるゆ?も「ニー」と読んでいる。
- 「ちゃくだーん(着弾)、今」は、陸軍砲兵部隊で使われる弾着観測の言葉である。
海軍では「だんちゃーく(弾着)、今」と言っており、現在の陸上自衛隊でも「弾着」と言っている。なお、着弾も弾着も、ほぼ同じ意味である。*11*12 - 「であります」は陸軍で使われる特有の語尾であります。地方出身者がそれぞれの地域の方言で話していて言葉が通じなかったので、それを統一するために使われ出した、一種の標準語であります。なお、元は長州弁の言葉であります。
- これは陸軍が長州閥だったため。それに対して海軍は薩摩閥*13だった。さらにそこへ会津閥*14*15や土佐藩*16の勢力が入り込んだ。要するに陸軍と海軍という枠どころか、それ以上に四分五裂してムチャクチャだったのが大日本帝国陸海軍なのである。もっとも、四分五裂ぶりでいい勝負なのはアメリカ合衆国陸海軍*17でもあるのだが……
- だが陸軍も大正期以降長州閥の淘汰を目標とする中堅将校が暗躍し、長州閥の解体に成功するも、今度はその中堅将校達が仲間割れして新たな派閥を形成*18し、最終的に殺人事件やクーデター未遂事件まで発生する深刻な内紛を起こすこととなる。
ほぼ同時期、ワシントン軍縮条約を起因として海軍も大きく2派閥*19に別れた。陸軍と違って流血こそなかったが「貴様のような奴は殺してやる!」「俺を殺しても俺の信念は曲げられないぞ!」などと怒号が飛び交う剣呑な有様であり、条約派で親友の堀悌吉を予備役送りにされた山本五十六も艦隊派にかなり強い恨みを持っていた(しかし山本自身はロンドン軍縮条約時は艦隊派)*20。
しかもそれぞれ主導権を取り損ねた側が相手の軍に接近した*21*22のでさらにややこしいことに……まさに陸海軍 互ニ相争ヒテ 余力ヲモッテ 米英ト対ス。かたや米軍だって似た者同士なのだが物量が圧倒的に違いすぎた。
- だが陸軍も大正期以降長州閥の淘汰を目標とする中堅将校が暗躍し、長州閥の解体に成功するも、今度はその中堅将校達が仲間割れして新たな派閥を形成*18し、最終的に殺人事件やクーデター未遂事件まで発生する深刻な内紛を起こすこととなる。
- これは陸軍が長州閥だったため。それに対して海軍は薩摩閥*13だった。さらにそこへ会津閥*14*15や土佐藩*16の勢力が入り込んだ。要するに陸軍と海軍という枠どころか、それ以上に四分五裂してムチャクチャだったのが大日本帝国陸海軍なのである。もっとも、四分五裂ぶりでいい勝負なのはアメリカ合衆国陸海軍*17でもあるのだが……