ゲーム用語/形態変化/具体例/MHF

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:24:11

一部のモンスターが持つ特殊なステータス変化。
こちらではMHFのモンスターに関する形態変化について記す。

目次

概要

  • MHFはMH2の仕様を引き継いでスタートしているのだが、
    当時のメインシリーズと比較してかなり早いタイミングから形態変化を行う大型モンスターが登場しており、
    少なくともMHWまでは、形態変化するモンスターはMHF産モンスターの割合が多かった。
    形態変化自体が狩猟のリズムを大きく変える、ユーザーを惹きつける要素であるため、
    アップデートの目玉として強調しやすいという商業的な理由と、
    開発環境の制約はあれどハードと(派生作品故の)世界観の制約が比較的緩いMHFにおいて、
    色々斬新なチャレンジが出来た事が形態変化を行う大型モンスターが多い理由と考えられる。
  • また、MHFモンスターの形態変化はモンスターの
    怒り状態」に相当する変化となっている物が多くなっている。
    要するに当該モンスターに怒り状態がなく、形態変化が実質それを担うという図式である。
    無論全てのモンスターに当てはまるわけではなく、形態変化と怒り状態が両方あるモンスターも多い。
    MHFには挑戦者を始めとする「怒り状態をトリガーとするスキル」がないので、
    狩猟において通常のモンスター用のとスキルセットを切り替えないといけないという事はあまりなかった。

各モンスターの形態変化

黒龍ミラボレアス

  • MHFの極征クエストに登場するミラボレアスは、
    HPが30%以下にまで減ると頭部や四肢を蒼白く輝かせ始め、翼に光の筋を帯びるようになる。
    この状態に移行してからは、ミラボレアスを怯ませると紫の龍炎を発生させてハンターの体力を削る。
    火傷によるスリップダメージなので総ダメージ量自体は大したことはないものの、
    真根性スキルでギリギリ生き残った際などに触れると案の定BC送りとなる。
    ミラボレアスは驚異的な火力で暴れるため、状況によっては注意が必要か。
    攻撃的フォルムの裏返しか、肉質は軟らかくなる。

紅龍ミラボレアス

  • 極征クエストに登場するG級ミラボレアス(紅龍)は、
    体力を減らされると全身からさらに多量のマグマを滴らせるなど、より灼熱を感じさせる外見となる。
    これはあくまで演出のみなのだが、更に体力を減らすとBGMが変化し、
    火口深部のマグマを大瀑布の如く一斉に噴出させる大迫力の演出とともに形態移行を行う。
    この形態移行自体は空中からのブレス攻撃以外追加される技はないのだが、
    極征クエストが"難易度:Lv1000"以上になると形態変化と共に火山活動が激化する演出が入り、
    同時に戦闘エリアの全域が常時地形ダメージ状態に変化する

祖龍ミラボレアス

  • 黒龍、紅龍から少し遅れて狩煉道と共にG級参戦した祖龍も形態変化を行う。
    フィールド周囲から紅い落雷が収束し、覚醒した祖龍が咆哮するムービーが入り、
    更にBGMも既存の「祖なる龍」から「真なる祖」へ差し代わる。
    なお、このムービーはスキップ可であるほか、ムービー演出の都合上、祖龍はエリアの中央へとワープする。
    • この状態では身体の青白かった部分が落雷と同じ紅色に染まるほか、
      ハンターを文字通り跡形も無く消滅させる驚異の大技「雷槌」を繰り出すようになる。

アクラ・ヴァシムアクラ・ジェビア

  • 体液の色を変化させることで形態移行する。「変幻」と云われる所以である。
    アクラ種には怒り状態がないため、形態移行による戦闘力強化が怒り状態の代わりとなっているMHF初のモンスターでもある。
  • 頭部、右爪、左爪、いずれかの部位を2段階破壊すると、
    アクラはひっくり返るようにして転倒、その後、起き上がって体液の成分と色を変えながら咆哮を放つ
    (なお、この時の咆哮は高級耳栓でないと防げないので注意)。
  • 体色は無色⇔黄色蒼色紅色の順番に体液が変化する*1
    • 体液が黄色になると連続で回転攻撃を繰り出すようになるほか、
      麻痺効果の前方への尻尾突き刺し攻撃を3連続で行うようになる。
      ジェビアの場合は現実世界の蟹のように横歩きを行う。
    • 蒼色になるとホーミングジャンププレス、
      そして右前、左前、中央のランダム3方向の地面に複数回尾を突き刺す攻撃が追加される。
      突き刺し攻撃は黄色状態と似るが、より回数が多く危険なモーションとなっている。
      ジェビアの場合は更に左右に激しくはさみを振り回す攻撃が追加される。
    • 紅色への移行は少々特殊で、尻尾切断で移行する。
      この形態では狂ったように走り抜きながら爪を振り回す高威力攻撃を行うようになる。
      亜種であるアクラ・ジェビアではこれらに加え、紅色時に更にもう一つ、
      血晶石を複数発射する広範囲攻撃を繰り出すようになる。
  • アクラが尻尾を振りかざして自らに結晶液を噴霧すると、
    直前に2段階破壊された部位を完全に修復するとともに、
    体力を800回復、さらに体液の状態を一つ前に戻してしまう
    • これは攻撃が緩くなるからいい、というわけではなく、
      尻尾の切断はHP40%以下、かつ体液が蒼色の状態でないと達成できないため、
      無色や黄色に戻されてしまうようではアクラ自体が体力的にもたず、
      結果的に尻尾を切断できないまま討伐してしまったりすることがままある。
    • なお、言うまでもないとは思うが、尻尾がなければ部位の修復はできないため、
      紅色から蒼色に戻ることは絶対に無い。
  • 辿異種のアクラ・ヴァシムも通常個体と同様の変化を辿るが、
    こちらは尻尾が辿異種の特異性の根幹を成す存在であるため、
    切断すると辿異種個体独自の技は殆ど使用できなくなる。
    逆に、無色→蒼色までは使用する技が一切変化しない(要するに、最初から全力で襲いかかってくる)。

パリアプリア

  • 通常個体では形態変化は存在しないが、激個体覇種(及び、渇喰パリアプリア)にて、
    上空石礫ブレスと同時に多量の唾液を噴水のように打ち上げ、自身に吹き付けるという技を得ている。
    これを行うと一定時間、唾液がぬめりのようにパリアプリアを覆う状態となる。
  • 激個体ではステータス面では特に補正を受けていないが、
    この唾液纏い状態はガンナーの弾を(例えオーラアローでも)例外なく全て弾くというトンデモ能力で以って
    遠距離武器で狩猟しようとしたハンターたちを大いに驚愕させたのである。
    ガンナーの集中砲火を難なく封殺し襲い掛かってくるパリアプリアの異常さは筆舌に尽くし難い。
  • 覇種個体と渇喰パリアプリアでは上記の特性に加え、
    • 紫色の唾液:近接攻撃に毒効果付加
    • 黄色の唾液:近接攻撃に麻痺効果付加
    • 水色の唾液:近接攻撃に睡眠効果付加
    • 赤色の唾液:後述
    という四色の唾液纏い状態となる。
    見ての通り、紫・黄・水の3つは突進やサイドステップなど、
    物理攻撃や接触ダメージと同時に対応した状態異常をハンターに与える
    そのため、毒に陥れば根性でギリギリ耐えたところに毒ダメージでBC送り
    麻痺に陥れば根性スキルが効果を発揮しないところに即死攻撃
    睡眠に陥れば次々襲い来る近接攻撃で睡眠⇒睡眠⇒睡眠⇒睡眠というデスコンボもありうる。
  • また、唾液には状態異常だけでなくステータス上昇効果もあり、
    赤色以外の唾液は攻撃力1.2倍、赤色バリアは攻撃力1.5倍の強化が付与される。
    赤色唾液は状態異常付与効果こそないものの、1.5倍ととんでもない攻撃倍率が掛かり、
    特にボディプレスや超剛砕プレスは該当ランク帯の防具では根性スキルなしでは一撃死が免れないほどの威力となる。
  • 因みに、覇種個体の唾液の色は罠肉を食べさせると変更させることが可能。
    具体的には
    • 生肉赤色バリア
    • 毒生肉紫色バリア
    • シビレ生肉黄色バリア
    • 眠り生肉水色バリア
    となっており、自分の武具や状況に応じて体液の色を操作していくことも戦略の一つである。
  • 渇喰パリアプリアはクエスト開始直後から赤色の唾液纏い状態にあり、
    開幕から高火力の状態でハンターに襲いかかる。
    更に唾液纏いが解除された場合、即座に何かしらの唾液を纏おうとする。
  • なおこれらの形態変化は可逆的なものであり、
    一方通行の変化が多いMHFモンスターの形態変化としては割と珍しい部類である。
    パリアプリアも怒り状態が存在しないモンスターであるため、
    覇種については擬似的な怒り状態(渇喰は常時怒り状態)を再現していると見ることもできる。

UNKNOWN

  • 形態変化を行うモンスターの中でもとりわけその回数が多いモンスター。
    通常クエストでは5回、覇種クエストでは6回、至天クエストでは7回にも及ぶ形態変化を遂げる。
  • 形態変化の条件は「体力を規定値まで減らすこと」。
    一定値までHPを減少させると「オーラ咆哮」という専用の技を繰り出して形態変化する。
    周囲の空間を赤く染め、紅いオーラを纏いながら天高く雄たけびを上げる
    (UNKNOWNのベースとなったリオス種の咆哮ではなく、ブロス種の咆哮モーションで吼える)ものであるが、その際、
    • 通常種の第3形態までは咆哮大、通常種の第4形態以降及びハードコア個体は咆哮特大
    • 動作中は一部の特別な弾を除く、ほとんどの弾丸や矢を弾き返す
    • 体力をオーラ咆哮発動条件に指定された残りHP値まで回復する
    • 毒状態の場合、状態異常を強制解除する
    • 蓄積された怯み値・めまい値・状態異常属性値を0にリセットする
    • 毒・麻痺・睡眠・めまいの必要蓄積値を無条件に一段階上昇させる
    • 攻撃力・全体防御率・肉質・属性耐性・怯み値・俊敏性を強化する
    という効果を発揮する。
    またこれに加え、形態変化を遂げるごとに行動パターンが強化・追加される。
    新モーションが追加されるのは勿論、既存技もさらに強化され、
    180度振り向きやサイドステップなど、動きそのものが複雑化。
    追加モーションは既存の飛竜のアレンジが多く、第7形態ともなれば全24種類もの技を使いこなす
    至天UNKNOWNの最終形態に至っては驚くなかれ34種類である。
    • 一つ目の体力回復は、怯んでいる間や麻痺状態、罠等の硬化時間中に
      余分に減らされた体力を強制的に回復させるというもので、
      これにより、麻痺や罠による拘束戦法が真価を発揮しなくなってしまう。
      また、肉質は大半の部位でどんどん硬化していき、属性に至っては最終的にはほぼ無効化される
      状態異常や罠への耐性に関しても、形態変化が進むにつれて強化されていく。
      • 具体的には、第4形態以降で閃光玉、シビレ罠、落とし穴を無効化
        第6形態以降はめまいを含む全ての状態異常を無効化してしまう。
        特に状態異常・拘束系アイテムの温存は後半では無意味なので注意。
    • また、覇種UNKNOWNも同様にオーラ咆哮を行うが、第7形態移行時のみ特殊。
      蒼い炎のオーラを纏ってからそれぞれの脚で力強く足踏みをして地割れを起こし、
      多段ヒットかつ膝崩れやられ効果を持つ特大咆哮、
      その後間髪入れず超滑空と呼ばれる必殺技を繰り出す(詳細は上記リンク先参照)。
    • 至天UNKNOWNも第7形態までは覇種クエストと同様の形態変化パターンだが、
      第8形態は6回目までの形態変化とは演出が大きく異なっている。
      BGMが切り替わってUNKNOWNが外周を飛び回ると塔を崩落させるほどの超規模の竜巻ののち、
      上空から自身の龍のエネルギーによって変わり果てた姿となってフィールドに戻ってくる。
  • オーラ咆哮を経るごとに、外見も徐々に変化する。
    • 第2形態:黒い息を吐く
    • 第3形態:眼が赤色に染まる
    • 第4形態:黒に加え、蒼や紅色の息を吐く
    • 第5形態:眼が紅い光の軌跡を引く
    • 第6形態:眼の周り全体が紅く輝き、脚から紅い光が漏れるほか、翼に大きく紅い紋様が浮かび上がる
    • 第7形態:周囲を渦巻く蒼い炎のオーラを纏う
    • 第8形態:眼が燃え盛る炎のようになり、翼膜が真紅に染まる
    通常種では最終形態となる第6形態移行時のHPは残り20%とあと少しだが、
    覇種においてはそれが50%とまだ半分であり、
    フォワード.4だった当時の初見ハンター達の戦闘リズムを大きく狂わせる要因となった。
    至天UNKNOWNに至っては、第7形態から第8形態へ移行するタイミングが「残り体力43%」と3分の1ですらない。
  • 部位破壊について特殊な仕様を有しており、第5形態で頭・両翼爪の破壊が可能になり、
    尻尾の切断は通常種はHP10%以下、覇種は約26%以下で可能。
    ここで注意したいのは、上記の通りオーラ咆哮によって怯み値が強化され、
    さらに怯み値自体がリセットされる関係上、部位破壊に必要な怯みを起こしにくいという点である。
    部位破壊をしたい場合は途中で形態変化をされると実質やり直しとなることに注意すべし。

ドラギュロス

  • こちらも通常クエストではこれと言った形態変化はないが、
    クエスト開始時に剛種ドラギュロス特異個体と超低確率で入れ替わる特別な個体、
    通称「幻の冥雷竜」と、覇種個体には形態変化が存在する。
  • どちらも攻撃を加えて体力を一定値まで減らすと、突如として討伐時のように地面に突っ伏す。
    その後、画面を覆い尽くさんばかりの強烈な冥雷を放って覚醒し、
    真の姿へと形態変化を遂げる。
  • 幻の冥雷竜は形態変化後は全身に黒い冥雷を纏わせ、
    地面の小石が次々と重力を無視して浮かび上がっていくエフェクトが付加される。
    新たな技も更に4種追加され、幻の名に相応しい圧倒的な戦闘力で以ってハンターに襲い掛かってくる。
    この状態では攻撃力が大幅に上昇し、一切の怯みや転倒を無効化する
    (なお、この点は同系列個体である赤き金獅子も同様である)。
    ちなみに幻の冥雷竜は形態変化前から常時怒り状態である。
  • 覇種個体は全身が冥雷で赤褐色に焦げ尽きた「暴走状態」となり、以後常時怒り状態となる。
    そして怒り状態の攻撃力上昇に加え、暴走状態補正でさらに攻撃力1.2倍となる。
    この暴走状態の補正はドラギュロスに攻撃を当てていくことで緩和させることができるが、
    この時は攻撃技の一部が更に苛烈化し、この段階より解禁される新技も存在するため、
    動きを見切っていかなければなかなか攻撃力を落とすことができなくなる。
    • 一方で、暴走した冥雷で自身を焼き尽くした影響か、肉質はやや軟化傾向となっており、
      覇種ドラギュロスにとっては正しく諸刃の剣と言える形態である。
      また上述した仕様上、短期決戦に持ち込めばそれだけ安全性が高まる。

タイクンザムザ

  • 「多殻蟹」の名の通り、幾重にも及ぶ鎧によってその身を守っているモンスターであるが、
    甲殻をそぎ落としていくことで行動パターン及び姿形が大きく変化する。
  • 初期段階では「コナマキダケ」というキノコを繁茂させた岩を纏った姿で、見た目通り鈍重な攻撃を繰り出す。
  • 甲殻を全部位での合計で16回破壊し、岩殻の下に隠された朱色の甲殻が露わになってくると
    フィールドの岩盤を叩き割って下層にハンターごと落下するムービーが挿入される。
    このムービーによって第2形態へと形態変化を行う。
    先ほどとは打って変わって動きが俊敏になり、隙が少なくなる。
    攻撃もより強力になり、同ランク帯の防具では一撃で瀕死orベースキャンプ送りにされることもある。
    また、大ジャンプして上空からホーミングプレスを仕掛けるなど、予想外の一撃を繰り出すことも。
  • 全ての甲殻を破壊し終え(合計32回)、全身をヒビだらけにするとタイクンザムザは激昂、
    大跳躍からの全身全霊をかけた一撃で岩盤を破壊、同時に甲殻の隙間から光を放つムービーが挿入される。
    画面が切り替わると、舞台が洞窟の最下層、闇鉄鋼が周囲に輝く幻想的な決戦場へと移行する。
  • ハンターが地面に着地して間もなく、中央に聳え立つ岩を打ち破ってタイクンザムザが姿を現す。
    その姿は先ほどまでとは似ても似つかぬ蒼白い甲殻にドリル状の右爪、鎌状の左爪という姿であり、
    お前誰だ!?」と初見ハンターを驚かせること請け合い。
    この第3形態ではタイクンザムザはいよいよ防御を完全に捨て去り、
    凄まじいまでの速さで連撃を浴びせてくる。
    また、背中の発電器官も効果を発揮し、雷属性が付加した数々の強力な攻撃を繰り出す。
    蟹の姿ながらなんと雷属性を用い、全身をドリルのように回転させながら素早く地面へ潜行、
    果てには外周から超高速での帯電滑空攻撃を仕掛けるなど、
    「甲殻種」と呼ぶにはあまりに常識はずれな動きを行う。
  • 3形態はいずれもポリゴンからして別物
    (正確にいえば、第一と第二形態は同一で、第三形態が大きく異なる)であり、
    形態変化するモンスターの多いMHFでも極めて異質な変化を遂げるモンスターであると言える。
    なお怒り状態が別にあるためか、形態変化後の直接的なステータス変化はない。
  • 2019年1月に実装された辿異種においても当然ながら形態変化を行う。
    ただし、従来の第1形態と第2形態が統合されており、形態変化は1度のみ行う。
    形態変化前は超震動を絡めた高火力による肉弾戦がメインであり、
    形態変化は高火力はそのままに、一部の鈍重な技はオミットされ雷属性や電磁浮遊を用いた攻撃が追加される。

覇種テオ・テスカトル

  • 口から火炎弾を発射して着弾させ、巨大な炎の竜巻を作り出したあと、その中に自ら飛び込み
    広範囲を巻き込む爆発を伴いながら、全身に炎を纏った炎上形態と呼ばれる形態へと移行する。
    攻撃倍率は1.46倍、俊敏性は1.25倍となり、さらに激しく鮮烈な攻撃を繰り出すようになる。
  • 通常の覇種テオ・テスカトルの姿は、角や脚、翼爪などが「冷めかかった溶岩のような質感」をしているが、
    この形態では全身が炎の光で明るく映え、翼などはオレンジ色に染まって見える。
  • この状態では滞空ブレスによって正面一帯を粉塵爆発の嵐で吹き飛ばす、
    塔の頂上を包み込むほどの凄まじい炎を放出するなどの苛烈な攻撃のほか、
    既存の技も強化され、特に『乱舞』に伴う爆炎で受ける火傷ダメージなどは、
    ハンターの体力を凄まじい勢いで削っていく。
    ひどい時は回復薬グレート程度の体力を余裕で奪われるため、
    ランスやガンランスなどのガード職は注意が必要である。
  • なお、角を折っても炎上形態への移行を阻止することはできない
    全身を炎で焼き焦がされている状態に近い(古龍としての能力による変化ではない)ため、
    ある意味当然と言えば当然だが。
    • もちろん、「龍炎」と「炎ガード」、「炎上形態」はそれぞれ別であるため、
      スリップダメージで根性スキルを相殺されないためにも、
      最低でもテオ・テスカトルの頭を攻撃して怯ませ、龍炎を封印しておくべきではある。

シャンティエン

  • MHFのG級昇級試練で最初に相対することになるモンスター。
    G級昇級試練クエスト『空を翔る伝説』では途中撃退のため2度、
    『蒼穹を翔けた先に至る境地』や『天地鳴動、大空の頂』などでは3度の形態変化を行う。
  • 舞台となる大型探査船の甲板に降り立ってしばらくダメージを与えると1度目の段階移行、
    シャンティエンが空中に浮かんで戦闘を行うようになる。
    さらに戦闘を続けていると全身を青白く発光させて2度目の形態変化。
    水を用いた攻撃に加え、雷撃による攻撃技も多用するようになる。
    G級昇級クエストではこの3段階目が終了すると自動的に撃退になるため、3度目の形態変化はない。
  • 正式な討伐クエストではここからさらに続きが存在し、
    激昂したシャンティエンが大雷ブレスで大型探査船を破壊、
    不時着地である火山にて決戦を行うことになる。
    このとき、シャンティエンは最後の形態変化を終えて既に身体が火のような光を放っている。
    周囲が溶岩にも拘わらずあちらこちらから水を生み出す能力や、
    放電や落雷を駆使した技に、火の力を足すことで『天翔属性』の特性へ至る。
    通電させた大規模な水ブレスや荷電させた溶岩弾を飛ばす技など複属性の攻撃を得意とし、
    大放電・水ブレス・マグマと3つの属性を掛け合わせた大技を繰り出すことも可能となる。

ヒュジキキ

  • 残り体力が3、4割ほどまで減らされるとその場で咆哮を放ち、
    背中に帯電、体に状態異常の渦を巻きつかせ形態変化する。
    形態変化直後には上空へ跳び上がってから高速回転して竜巻を発生させ、
    地上へ降りると同時に尻尾に竜巻を纏うようになる。
    竜巻を纏った状態の尻尾は、少し振っただけでもハンターを上空へ弾き飛ばす効果を発揮し、
    一撃必殺威力の針を射出しながら跳躍、竜巻を解放して針を撒き散らす最大の攻撃を用いるようになる。
    そのほか、針を天に打ち上げ、周囲8か所へ雨のように降り注がせる技も繰り出す。
    • これ以降は最後まで怒り状態が解除されなくなるほか、
      高地ではこの形態変化に合わせて雷雨が発生するため、雷との波状攻撃に注意する必要がある。
    • なお、尻尾に竜巻を纏う効果は尻尾を切断しても問題なく発揮される。
  • この形態で放たれたヒュジキキの針は、本体の背中と同様に帯電しており、
    触れただけで麻痺睡眠のいずれかの状態異常が確定で発揮される
    無論、地面に撒き散らされたまきびしも例外ではない
    そのため、毒によって真根性スキルを事実上無効化されたり、
    麻痺によって身動きできなくしたり、眠って無防備なところを襲うなど、
    覇種パリアプリアの体液纏い状態とも共通した非常に危険な形態である。
  • 辿異種個体は毒腺が退化しており状態異常効果が無くなり、
    針の発達・巨大化に伴う重量の増加が理由でか竜巻を纏えなくなっている。
    一方、高地という降雨環境を最大限利用すべく、針を突き刺したハンターに対し落雷を誘導させる
    いわば「避雷針」としての運用を行うようになる。
    最大の大技として、巨大な針をハンターに突き刺して地面に縫いとめ、
    落雷を誘導してトドメを刺すという行動を用いる。
    • なお、通常では雨が降らない砦跡でもこの効果は発揮される。
      一応雷を鳴らす奴はいるが……

アノルパティス

  • 残り体力を4割ほどまで減らされると発動。
    目にも留まらぬ素早さで氷中へ飛び込み、ハンターの後方から現れる。
    出現後は空中で雄叫びをあげるが、この際に紅黒色の龍雷を撒き散らす(攻撃判定はない)。
    以降、氷ブレスや大間欠泉といった攻撃に龍雷を伴わせて攻撃範囲を飛躍的に向上させる。
  • 辿異種個体でも同様の行動を行う。
    この際の前方飛び込みには予備動作がほぼなく、被弾すると地味に痛いため、
    発達部位を狙うなどで、前方に陣取る場合は残り体力に注意したい。

ミ・ル

  • UNKNOWN同様多数の形態変化を有するが、段階強化的な意味が強い先方とは異なり、
    こちらは言うなれば「モードチェンジ」である。
    ハンターと戦闘中、突如全身を碧色の霧で覆い、バックジャンプからの咆哮を行い形態変化するのだが、
    パワー型、スピード型、結晶攻撃型、遠距離攻撃型、全解放型の何れかに変貌する。
    • パワー型は顎鬚を生やした鬼のような顔立ちに加え、
      前脚、そして頭から背中を筋肉隆々とさせた巨大で、一言でいえば超ゴツイ赤色の容姿が特徴。
      叩き付けるたびに大地を強烈に破砕する牙竜種のような前脚叩き付けや、
      ティガレックスやパリアプリアのものに似た技など、重い一撃を得意とする。
      この形態では攻撃力が2倍となっており、一撃で即死する攻撃もザラにある。
    • スピード型はガノトトスを彷彿とさせる点のような眼に、ネズミのような顔、
      そしてナルガクルガのようなスマートでシャープな碧色の容姿が特徴。
      ナルガクルガやヒュジキキの得意とする高速系攻撃を次々と繰り出す。
      俊敏性は1.3倍と極めて速く、振り向きもヒュジキキのように一瞬で行う。
    • 結晶攻撃型は額から大きな一本の角を生やした氷狐竜のような頭で、
      前脚に大きな結晶を幾つか纏った黒色の容姿が特徴。
      体表に伸びる結晶を最大限に活用した攻撃を得意とする。
      これら結晶に触れると結晶化やられとなり、移動以外のほとんどの操作を封じられ、
      一定時間後に即死級ダメージの大爆発を起こすなど、アクラの結晶と同様となっている。
    • 遠距離攻撃型は鉤爪の如く前方に折り返した角を2本持ち、
      尻尾が凄まじく巨大に膨れ上がった灰色の容姿が特徴。
      バックジャンプを使いこなし、ハンターとの距離を離して闘う習性を発揮する。
      近距離にいるハンターに対しては他の形態の一部技で対抗する場合もある。
    • 全開放型は読んで字の如く、4つの形態全ての特性が合わさった超強力な形態である。
      スピード型の得意な高速技を、パワー型に匹敵する超攻撃力で連発してくる。
      周囲にいる複数のハンターに対しては結晶攻撃型、
      中距離から遠距離にいるハンターに対しては遠距離攻撃型の得意技で攻撃を行う。
      オリジナルモーションもあり、前脚を1回ずつ振るって結晶の破片を撒き散らし、
      回転と同時に結晶化液の大爆発を巻き起こす即死威力の必殺技となっている。
      この形態ではピンと伸びた耳のような2本の角、遠距離攻撃型と同じ巨大な尻尾、
      パワー型のような筋肉ムキムキの巨体、純白の結晶の鎧、
      そして翼膜や尻尾に紅い光の紋様が浮かび、眼からは残像を引く赤光を放つなど、
      飛竜UNKNOWNの特徴も併せ持った、悪魔のような凶悪な姿となる。
  • ミ・ルはこれら5形態へ、戦闘中目まぐるしく変化を遂げる
    (一回のクエスト中に16回の形態変化を行うが順序は決まっていないほか、
    開始直後にいきなり全開放型へ移行といった血も涙もない歓迎ぶりを見せることもある)。
    変化するたび攻撃パターンの得意傾向が変わる点は飛竜との相違点である。
    なお、姿や行動、色だけならまだしも、
    声色までコロコロ変わるモンスターは現時点では黒狐竜のみである。
  • 無双襲撃戦の個体は各形態に1回しか変化しないが、
    最後に変化する全開放型を除き、どの順番で変化するかはやはりランダムである。

ディスフィロア

  • 通常の極征クエストでは、体力を減らされると雄叫びとともに自身の冷気で角や尻尾など全身を氷で覆い、
    自身の灼熱で胴体に血管のように脈動するような粒子を纏わせる。
    さらに、ナイフのような形状だった角は冷気によるものか刺々しく変質する。
    そしてムービーの終了と同時に全プレイヤーの度肝を抜くだろう超ド級の大技を繰り出す。
    また、彼の雄叫びとともに最果ての地の景色が変化。
    最果ての地を覆う雲が消え、美しい紅い月と流星群が露わになる。
    ただしこの行動の後のディスフィロアは外見や技の変化はあまりなく(至天クエストでは技が追加される)、
    実質的には怒り状態移行と言って差し支えない状態ではある。*2
  • 極征クエストではディスフィロアが自らの冷気で凍り付きクエストクリア、
    剥ぎ取りタイムが開始するという流れになっている。
    しかし、G級最難関の至天クエスト『紅月廻り甦る魂鎖の熾火』ではまだ終わらず、
    ディスフィロアが氷像と化してめでたしめでたし…かと思いきや、
    彼は凍り付いた身体から炎を噴出させてクエスト名の通り「甦る
    一旦は弱ったことで"対玉"からくる熾凍の能力が暴走しているのかは不明だが、
    復活の際には超巨大な氷塔と大規模な炎の竜巻が周囲を埋め尽くし、まさにカオス様相。
  • 竜巻の炎を浴びたディスフィロアは一部体色が変化し、
    白かった翼は炎で炙ったかのような紫と橙に染まり、紅鱗で覆われていた胴体は燻るような不気味な紫黒色に変じ、
    胸部に並ぶ結晶も青から紫へと変色している。
    またこの段階より新たに複数の大技を用いるようになり、恐るべき戦闘能力を発揮する。

ゼルレウス

  • ハンターが切断、打撃、射撃のどれを主力に攻撃を仕掛けてくるかを判別し、
    切断なら切断属性武器に対して、打撃は打撃属性武器に、射撃であればガンナー武器と、
    それぞれの武器種に対して有利な戦闘スタイルへ"適応"するように形態変化を遂げる。
  • 形態変化する条件は剛種ゼルレウスと烈種ゼルレウスで異なっている。
    剛種は残り体力が30%になると、烈種は3000ダメージを与えるごとに判定が行われる
    (烈種ゼルレウスのHPは24500であるため、倒れるまでの合計判定回数は最大で8回)。
    判定が行われた際、それまでに受けたすべてのダメージを切断、打撃、射撃ごとに割り出し、
    最も多くのパーセンテージを占めた物理属性に対して有利な形態へ移行する*3
  • 切断系統による攻撃でダメージを与え続けると、
    ゼルレウスは巨大な刃を5本ずつ両脚のはぎから出現させ、閉じていた尻尾を展開した形態となる。
    この対剣形態では、脚や尻尾に対する切断属性攻撃15%にまで軽減されてしまう(所謂「肉質15」)。
    そのため、切断武器要員が多すぎると逆に尻尾切断が困難になる*4、といった事態が発生する。
    また、この対剣形態ではホバリングキックに続いて尻尾からの光線照射を行ったり、
    大きく回転しながら尻尾を振り回し…た軌跡を光の刃で遅れてもう一度斬りつけるといった、
    足元の敵を一網打尽にするような広範囲攻撃が多め。
  • 打撃系統で大きなダメージを与えると、側頭部から生えた鈍角を武器の如く巨大化させた形態へ移行。
    この対打形態では、頭部に対する打撃属性15%にまで減らされてしまう。
    ただでさえ頭を狙うのが仕事の打撃属性武器にとっては嫌がらせ以外の何物でもない。
    顔に光を纏い、頭部を狙ってきたハンターへ光ブレスによるカウンターを行ったり、
    鈍角を地面へ突き立ててから穿つ勢いで光の大爆発を発生させたりと、
    打撃職ハンターを悉く拒否する上半身から正面方向への攻撃が多彩。
  • 弾系統でダメージを累積すると、翼爪を肥大化させた形態へ移行。
    この対射形態では、翼に対する弾系統攻撃はやはり15%にまで軽減されてしまう。
    ゼルレウスはもともと翼以外の肉質が25前後と非常に強固なのもあり、
    ただでさえ的の大きい翼までもが全身で最悪の硬度を持ってしまうと非常に苦しい展開となる。
    翼爪から無数の光弾を発射して狙撃を行ったり、ハンター全員へピンポイントで光爆を発生させたり、
    上空からの光線ブレス照射や光球の雨など、遠距離への対抗技を豊富に有す。
  • このように変幻自在な戦闘を行うゼルレウスにも明確な弱点が存在する。
    それが「形態変化で対応していない物理属性に対する攻撃」である。
    ゼルレウスが適応していない系統の攻撃は形態移行前と肉質が変わらず、
    切断なら脚や尻尾、打撃なら頭、射撃なら翼に最大50%もの割合でダメージが通る
    (切断の脚のみ肉質40だが、それ以外の3つは全て物理肉質50である)。
    さらに、ゼルレウスの繰り出す技は対応する武器種をいじめるような内容だと述べたが、
    それも逆に考えれば、距離を取っていれば巻き込まれにくかったり、
    遠距離攻撃の最中で懐が一時的にガラ空きだったりと、立ち回りやすさにも影響する。
    特に烈種は戦闘開始直後から形態変化し、その後も幾度に渡って判定を行うことから、
    パーティーメンバーの武器種をバランスよく選ぶことが勝利への近道となる。
  • なお、極み耀くゼルレウスに関しては適応変化や形態変化は行わない。

ドゥレムディラ

  • 体力がある程度減少するとおもむろに部屋の中央に移動し、夥しい量の毒液を発生させて自らを包み込む。
    毒液の発生が収まるとその外見は大きく変貌しており、
    頭頂部から背中にかけて、及び四肢の爪を覆うように氷の結晶を纏う他、
    目の周りや背中にある模様の範囲が広がり、よりくっきりと判るようになる。
    • なおこの形態移行は体力30%を削った時点、というかなり早いタイミングで行ってくる。
      そのため情報が乏しかった当初は、形態移行=ある程度追い詰めた状態、と判断するハンターが多く、
      そこから長い長い戦いが待っていると予想できずジリ貧になって敗れてしまうということが多かった。
  • この状態になると発生する毒液、通称「壊毒」を用いた攻撃を行うようになり、
    ブレスや尻尾から放たれる氷柱が禍々しい紫色に変わるほか、
    地面から壊毒をもたらす噴水のような黒い液体が時折湧き出すようになる。
    また、形態移行後に攻撃を受けてしまうと壊毒状態という特殊な毒状態になってしまい、
    毒無効スキルで無効化できず解毒薬でも直せないスリップダメージが発生するほか、
    強制的に防御力が1になってしまう
    ドゥレムディラ自体の攻撃力はそこまで高いわけではないのだが、
    壊毒によって防御力が1になった状態ではあらゆる攻撃が即意識を失う事態*5に直結しやすい。
  • 形態移行後はコンボ攻撃である連続突進の回数が4回に増えるため、
    3回目を回避して安心していると思わぬ被害を被りやすい。
    また、口の中でエネルギーを充填した跳躍し、着地と同時にビーム状のブレスを放つが、
    これは直撃するとMHFに存在する如何なる防御手段も全て無効化されて100%即死するという恐るべき技である。
    更に超巨大な壊毒の塊を纏って落下し、フィールド全体を爆裂させる技も用いてくる。
    被弾すると超特大ダメージ+壊毒でまず助からない。
  • ドゥレムディラ(第二区)は、ドラギュロスやディスフィロアと同様、復活の演出が存在する。
    倒れたのち、部屋全体に冷気を放出してから上空に移動し、壊毒メテオで落下してくる。
    この後のドゥレムディラは「絶凍」と呼ばれる状態異常を扱うようになる。
    • 復活の際は、カメラが凍り付く特殊演出が入る。
      また、復活後は部屋全体から毒が滴り落ちるようになり、視覚的にかなり派手である。
      ドゥレムディラ自身も体が紫や白が混じった体色になるなど印象が変化する。
  • 復活したドゥレムディラ(第二区)は攻撃力が1.5倍と激化するだけでなく、
    全体防御率も0.6倍(ハンターが与えるダメージがさらに4割カット)になる。
    復活前はなかった強力な攻撃技が新たに5種類追加されるため、ここからが本番である。
  • なお、冷気ではなく稲妻を放つ"極み傲るドゥレムディラ"には形態変化の概念がない。
    ただし、形態変化がない素の状態でドゥレムディラ(第二区)を遥かに上回る強さなので注意。

ヴァルサブロス

  • クエスト開始直後ではオレンジ色の炎が体の節々から吹き上がっているが、
    大好物である灼熱サボテンを捕食すると、この炎が薄紫色に変化し戦闘力が増加する。
    時間経過で元のオレンジ色に戻るが、再び灼熱サボテンを捕食すれば薄紫色に変化する。
    • ヴァルサブロスには怒り状態がなく、薄紫色の炎を噴射している状態が実質的な怒り状態に相当する。
      正確には怒りというより、好物を捕食して大喜びでハッスルしている状態と言えるが…
  • 逆に、オレンジ色の状態で灼熱サボテンを90秒捕食できないと体の炎が消えてしまう
    この状態になると攻撃が手ぬるくなり、一部の技を繰り出すと身体を支えきれず転倒してしまう。
    肉質も大幅に軟化し、大ダメージを与えられるようになる。
    こちらも一定時間経過で元のオレンジ色に戻る。

ヤマクライ

  • クエスト開始直後は触手から睡眠ガスを吹き出してハンターを攻撃してくるが、
    一定ダメージを与えると大雷光虫を口から吐き出し、
    それを自身に纏うように破裂させて青いオーラを発生させて毒属性の攻撃を使用するようになる。
  • 更に一定ダメージを与えることで強風を起こしながら浮上、
    ヤマクライに群生した大量の樹木が一斉に紅葉のような紅色に染まり、
    以後は毒・麻痺・睡眠全ての状態異常を駆使した攻撃を行ってくる。
    • 実はこれら2つの形態変化は、公式書籍によれば厳密には「怒り状態」である。
      毒属性の攻撃を使用するようになった状態が「怒り状態」、紅葉化した状態が「超怒り状態」と呼ばれる。
  • また、G級個体(始種)では各形態毎にフィールド上でも大きな変化が発生する。
    詳しくは同モンスターの項を参照のこと。

トリドクレス

  • 通常の怒り状態とは別に、翼を広げて日光の力を電力へと変化して発生させた雷を身体に纏うことができる。
    この充電完了時には周囲へ電気による攻撃を行う。
    この状態になると羽毛が逆立つ他、一部の甲殻が展開し頭に生える羽角は肥大化して突起が現れる。
    更に翼部が明るく変化、全身に雷のエフェクトが発生するようになり、
    この状態でしか用いない、雷属性を駆使した攻撃を仕掛けてくる。
  • ジンオウガの超帯電状態と性質は似ているが、こちらは時間経過でしか解除されない。
    また、1回のチャージ行動で上記形態に移行するが、シビレ罠で帯電が促進されることはない。
  • 辿異種個体は充電完了時の周囲への攻撃の範囲がかなり広がっておりほぼフィールド全域に広がる。

グァンゾルム

  • クエスト開始直後は従者であるエギュラスと連携し、
    主に火属性を用いた攻撃を繰り出すグァンゾルムであるが、
    大きな傷を負うと怒り狂い、従者の事すら構わぬ狂王に変貌する。
  • 狂王に変貌したグァンゾルムは、
    サマーソルトのような動作で宙返りすると同時にその場にいたエギュラスを噛み殺し
    強烈な咆哮と共に龍属性の力を解放し、体表が黒ずみ龍属性の雷を纏った禍々しい形態へと変化する。
    この状態になると龍属性と火属性を複合させた炎属性の攻撃(見た目は龍属性寄り)を行うようになり、
    更に超風圧や超震動を発生させるようになる。
    これらは通常の防護スキルでは防ぐ事は出来ず、後に実装された辿異スキルで該当スキルを強化しなければ無効化できない。
  • ちなみにグァンゾルムは怒り状態で若干外見が変化し、時間経過で解除されないという特性を持つ。
    クエストの流れとしても初期形態→初期形態怒り状態→第二形態→第二形態怒り時という感じなので、
    プレイヤーの感覚としては実質四つの形態があるようにも感じられる。
  • 無双襲撃戦~龍帝覚醒編~」に登場する特殊個体「極み統べるグァンゾルム」は、
    開幕ムービーの中でのみ形態変化を披露するが、戦闘中の形態変化は行わない

ジンオウガ亜種

  • MHFのジンオウガ亜種は龍光まといの代わりに帯電状態という状態があるが、
    この状態になると角や爪が赤く光ったり白かった毛が黒く染まるなど外見上の変化が大きい。

極み吼えるジンオウガ

  • MHFに登場する極み吼えるジンオウガも体力が半分を下回ると、
    それまでの超帯電状態のさらに上をゆく放電状態の形態に移行する。
    この状態では、全体的な肉質がさらに硬化するほか、
    空中から極み吼えるジンオウガに攻め入ろうとすると自動で発生する落雷で即座に撃墜される
    そのため、穿龍棍の地ノ型スタイルのような空中攻撃を主体とする場合は分が悪い。
    また、前脚叩き付けの攻撃が全て、周囲の地盤を砕き放電を伴う広範囲攻撃へと変化する。
  • ちなみに極み吼えるジンオウガは常時超帯電状態+怒り状態であり、
    上記の追加形態の解除は勿論だが、超帯電状態の解除も不可能となっている。

辿異種ダイミョウザザミ

  • 辿異種ダイミョウザザミには通常の怒り状態が存在しない代わりに、
    ある程度の時間が経過すると、ジャンプ潜航攻撃を繰り出した後に「硫化状態」に移行する。
    硫化状態ではダイミョウザザミの全身が緑色に染まり、身体の各所から火花を散らすようになる。
    この形態では、連続叩きつけ攻撃のラストや、辿異★3以降でガード中に攻撃を受けた際に爆発を発生させてくる他、
    辿異★4クエストでは水ブレスの代わりに、高威力で多段ヒットする黒い砂ブレスを放つようになる。
    なお、一定時間が経過すると、再びジャンプ潜航して通常形態に戻る。

エルゼリオン

  • 灼零龍エルゼリオンは残り体力が60%~70%程度の時点で、広範囲を攻撃する技と共に第二形態へと移行する。
    これに伴い、全体的な行動速度が上昇し、頭突きがオミットされる代わりに、炎と氷を用いた一部の技が追加されたり、
    一部の従来の技も炎や氷が追加で発生するようになり、判定が強化される。
    • 第二形態への移行時にはBGMが変化し、塔でのクエストの場合はムービー(スキップ可)が挟まれる。
      この時、ムービーの都合により、エリア中央へとワープする。
  • また、エルゼリオンは左右どちらか半身への属性ダメージが一定以上となった場合、
    大ダウンが発生するとともに、一定時間その半身の属性を使用することができなくなる。
    両方の属性を使用不能にさせることも可能。
    この状態で一定時間経過すると特定の攻撃と共に属性を纏い直すほか、第二形態への移行時にも属性は自動的に復活する。
    なお、第二形態で属性を封じた場合は行動速度や行動パターンが第一形態と同様のものとなる。
  • 強化された特殊個体である極み灼き凍るエルゼリオンも形態変化を行う。
    ただし、こちらは開幕の時点で従来の個体の第二形態に相当する状態であり、この状態では属性を封じることも可能。
    そして、体力が70%以下となった時点でとある大技と共に覚醒し、さらなる形態へと移行する。
    この形態では、一部の攻撃で新たに灼零のエフェクトが発生し、攻撃の性質がより凶悪に変化する。
    また、この形態では属性を封じることが一切不可能となる。
    ここからが極み灼き凍るエルゼリオンにとっての本領発揮といえ、
    討伐クエストにおいては形態移行前はウォーミングアップであるといえる。

辿異種ガノトトス

  • 辿異種ガノトトスも、通常の怒り状態が存在しない代わりに、
    発達した頭部と「ゲル溜袋」という器官を利用して放つ「ゲル」に自ら飛び込み、
    それを纏って「ゲル纏い状態」に移行する。
  • 辿異種ガノトトスはゲルを纏うことで、ゲルを用いた様々な技を用いるようになる。
    一定時間でゲルを自ら剥がすが、その際超咆哮とともに周囲にゲルを撒き散らす。
    一方、このゲル纏い状態はハンターの攻撃によって一定ダメージを与えることでも解除することが可能で、
    その場合は長時間隙ができる。
  • また、ゲルの放出には発達した頭部が強く影響しているのか、
    頭部を破壊するとゲルが一切使用できなくなり、ゲル纏い状態への移行もできなくなる。

ボガバドルム

  • ボガバドルムは一定以上のダメージを受けると、超咆哮の後に周囲の地表→空中を順に爆破する攻撃を行うが、
    それと同時に自らの腕を異常発達させ、辿異種としての特徴を得る
    クエストの途中で種別区分が変わるというギミックを持つ前代未聞のモンスターであり、
    これが新発見されたモンスターでありながら辿異種として扱われる所以でもある。
    発達した両腕を部位破壊しても元の姿に戻る事は無く、実質的に第2形態と言える。
  • 辿異化した後は当然各種の爆破攻撃が強化されたり、新規の攻撃が追加される他、
    一部の攻撃では、付随して連鎖爆発が発生するようになる。
  • 極み襲うボガバドルムは体力60%で周囲攻撃→打ち上げ→上空爆破という一連の攻撃の後、第2形態へ移行する。
    通常種とは違い、腕の辿異化は行われないが、常に体に霧を纏うようになる。
    行動面での変化はないが、ボガバドルム本体への視認性を損なうため注意が必要。
    極み襲うボガバドルムの攻略においては予備動作を見分けることが重要となるため、
    霧に惑わされずしっかりと見極めたい。

余談

  • MHFにおいては形態変化という呼び方の他に「覚醒」と呼ばれることもあった。
    両者の呼び分けはやや曖昧だが、一定体力の減少で一度だけ変化するモンスターに対して、
    覚醒という表現がなされることが多い。
    とはいえ、その流れで第1覚醒や第2覚醒などという奇妙な表現も出現して非常にややこしいため、
    モンスターにまた新たな形態が追加される可能性を加味すれば、
    単純に形態変化と呼ぶのがわかりやすいことから最近ではあまりこのような表現は用いられない。
    • ちなみにMHF-G8で登場するガスラバズラは状況に応じて外見や攻撃手段が大きく変化するが、
      これはいわゆる形態変化ではなく、怒り状態による変化であるとされている。
  • 「形態変化」というのは勿論モンハン発祥の言葉ではなく、古くからゲームなどで使われてきた表現である。
    他のゲームでは「一度倒した後に姿形が変化して再戦」というパターンも多いが、
    メインシリーズでは2023年現在そのパターンのモンスターはいない。
    ではMHFではどうかと言うと、幻の冥雷竜(及び覇種ドラギュロス)、
    至天クエストのディスフィロア、二区の天廊の番人などがこれに該当する存在足り得る。
    ただしゲームシステムの関係上、いずれもクエストクリアになっているのにそれをぶち壊して再戦に突入、
    という訳ではなく、いずれも討伐されたように見えてクエストクリアにはならない。
    • 幻の冥雷竜と覇種ドラギュロスはゲリョスの死んだふりに近い仕様であり、
      剥ぎ取りはできないが倒れ込んでいる時に殴るとダメージの蓄積はできる。
      天廊の番人は復活前後でモンスター自体が差し変えられる処理が行われるので、
      地に伏せている番人を殴ることはできるがダメージは蓄積されない。
      ディスフィロアは剥ぎ取り不可でダメージも与えられないが、
      復活前の凍結はクエストクリア時と全く同じムービーなので通常のクエストクリアとの違いは
      BGMの有無のみという印象になり、上記の「形態変化して復活」に最も近いイメージではあるだろう。

関連項目

ゲーム用語/形態変化 - 概要についてはこちら
ゲーム用語/形態変化/具体例 - メインシリーズのモンスターについてはこちら
システム/怒り状態


*1 ただし、アクラ・ヴァシム激個体は初めから蒼状態となっている。
*2 ディスフィロアはこの技を使うまで怒り状態にならず、以後常時怒り状態になる
*3 ハンターが所持している武器には依存せず、判定が行われる時点で最もダメージを稼いでいる物理属性が基準となる。
*4 前述したように剛種では残りHP30%まで「適応」を行わないため、この事態は烈種ゼルレウス戦のみに該当する
*5 天廊では力尽きてもオチたことにはならない