MHRiseのメインモンスター・怨虎竜マガイマガドの素材を使用した武器群。
目次
概要
- マガイマガドの素材を使って作られた武器であり、
彼の紫色の甲殻をメインに、刀身などの部分には腕刃や尻尾の黄色い素材が使われている。
全体的に和風寄りのデザインで、甲冑を固定する際に使われるような紐がデザインに用いられている。
また、狩猟笛などには紫色の部分が発光するギミックがあり、暗い場所で戦うと実にカッコいい。
いくつかの武器種では攻撃時や納刀時にマガイマガドが鬼火を放つ時のような音がする。
性能
MHRise
- 武器に共通する性能は以下の通り。
- 属性武器としては高めの攻撃力
- 十分に高い爆破属性
- 優秀なスロット2-1
- 剣士武器の斬れ味は素で青、匠2~3で白が出る
際立って尖った面はないのだが、その分全体的な性能が高く扱いやすい。メインモンスターの面目躍如といったところ。
Ver.2.0のアップデートで爆破属性持ちのバゼルギウスとテオ・テスカトルが参戦したが、
バゼルは物理重視、テスカトは属性重視となっているため、バランスタイプのマガド武器と差別化されている。
一方、遠距離武器も強力で、特にライトボウガンはスキルを揃えると圧倒的な汎用性を発揮する*1。
- …と、全体的な水準に関しては文句なしの性能だが、汎用性が売りの爆破属性ゆえに
ナルガ武器を筆頭とした高火力無属性武器と競合する。
物理ダメージだけで見た場合はそこそこの差でナルガ武器の期待値が高く、スキルで盛ろうにもその差は開くばかり。
一部の武器では爆破ダメージを加味してもダメージが追い付けない場合もあるので、
この武器を使う際は爆破の刺さりや肉質、そして武器との相性を加味して使用するべきだろう。
しかしながら、爆破属性を考慮した場合では手数とモンスターの耐性によってはいい勝負になる。
リーチや機動力の問題で弱点部位を狙いにくい武器ならばこちらの方が使いやすいだろう。
ただし、本作から爆破属性にも時間経過での蓄積減少が追加されたため、手数の少ない武器種は注意である。
また、百竜夜行だと連発する爆破のおかげで状態異常のミッションを埋めやすく、
特に双剣や弓などの手数武器ではボーナスミッションと化すだろう。- ちなみに、MHW:Iでは覚醒武器のおまけ程度の爆破属性が前提であっても、
大剣ですら無属性強化並の期待値になっており、
それよりも武器倍率が低く属性値が高い環境ではさらに爆破の占めるダメージは増加する。
ただし、初登場のRiseでは鉄蟲糸技を中心にモーション値が高く、
最終的な物理ダメージはMHWとMHW:Iの中間、
どちらかと言えばMHW:I寄りの水準にまで達しているのに対し、
爆破属性は属性値・ダメージ共に一部を除いてMHWと同程度の水準の為、
比率で言えばMHW:Iより爆破のダメージは低下している。
この為、少なくとも相手が一頭のクエストにおいては汎用武器として運用されることは少ない。
- ちなみに、MHW:Iでは覚醒武器のおまけ程度の爆破属性が前提であっても、
MHR:S
- マスターランクで通常個体の素材で2段階の強化の後、特殊個体の素材で最終強化ができる。
なお、ツリー上は通常個体から特殊個体への派生だがこれは全武器種で共通。
最終強化で見た目も少し変わり、全体的に青みを帯びた幻想的な見た目に変化する。
性能傾向は前作と変わらず。属性のテオ、物理のバゼル、バランスのマガドとなる。
- 剣士武器は共通して武器種の平均的な攻撃力に素で紫ゲージが出現し、そこそこの爆破属性値がついている。
しかもスロットがLv3とLv2に強化されており、全体的にはかなり高水準のバランスで仕上がっている。- 狩猟笛は旋律の関係で攻撃力300と低めに設定されている。
- スラッシュアックスだけ何故か340と高めの攻撃力ながらその他のスペックはそのまま。
しかも物理ダメージをさらに上げる強撃ビン。汎用性の高い武器として評価が高い。
- しかし、サンブレイクでは固定ダメージの爆破属性はちょっと肩身が狭い。
複数頭クエストではそれなりに便利なのだが、特に膨大な体力の傀異化個体との戦闘では属性が腐りがち。
- また、斬れ味が素紫20というと一見優秀な部類に見えるが、その下も白20と継戦能力には難があるためフォローは必須。
ただ、この点が気になりにくい大剣は非常に人気である。
- 旋律という独自のシステムで差別化を図りやすい狩猟笛に関しても、
何かと問題児な音の防壁を抱えているせいでマルチに担いで行きづらいのも向かい風。
Ver.13では狂化スキルの登場により、ソロ運用に限っては使い道が生まれたが。
- 一番のネックが作成難易度。特殊個体のクエストが出現するのがMR100であること*3に加え、
全武器共通で怨虎竜の禍玉と宿望瞳という2種類のレア素材を要求されるのが最大の関門。
汎用性の高さが売りの爆破属性でありながら、最も作成が遅く作成難易度も最高レベルという事態に陥ってしまっている。
- Ver.14では、傀異克服バルファルクに対する
些かピンポイントすぎる対策として注目を集めた。
バルファルクの属性無効が爆破属性にかからないこと、
爆破武器のスロット解放ボーナスに無属性武器と同じく攻撃力+30が付くこと、
素で紫なので攻撃ボーナスが相対的に強く使えること、スロットの多さから生存スキルを積みやすいこと、
爆破の蓄積により蓄積時攻撃強化での火力増強が狙えることなど独自の強みが活かしやすい。
一覧
- マガイマガドには特殊個体である、怨嗟響めくマガイマガドが存在するが、
どの武器種でも通常種の素材を用いて限界まで強化を施し、
その後に特殊個体の素材を投入して完成させるという、特殊な派生形式を採る*4。
また、特殊個体段階に至ると、武器デザインが特殊個体の特徴を取り入れたモノに変化する。
その変化の内最も目を引くのは、鬼火を模したと思われる紫の紋様が美しく煌めく紫と青のグラデーションになる点。
カムラの里と因縁深いマガイマガド。その素材を用いた武器群の最終形が、
里の象徴たる炎と双方のイメージカラーを融合した姿となって、因縁に決着をつけた猛き炎の手に渡る。
この過程には生産、強化を手掛けた加工屋の粋を感じずにはいられない。- このカラーパターンはチタンが加熱されたときに残る『ヒートグラデーション』に近い。
現代においても軽量・強靭・耐熱性がなべて高く、
加工が困難なゆえに高コストなチタン金属製品を彷彿とさせるそれらは
まさにマガド特殊個体という困難の末に入手出来るものに相応しいといえる。 - フレーバーテキストもMR最終段階になると「宿っていた怨念、怨霊は鎮められた」という旨に変化し、
更に特殊個体段階になると「怨嗟を断つ」という旨のものも出てくる。
加工屋のハモンは
「災いをもって、災いを制す。使えるものはなんでも使って、最終的に、勝てればよいのだ」と口にしているが、
マガド武器は正にこの言葉通りの変遷を辿ったといえるだろう。
- このカラーパターンはチタンが加熱されたときに残る『ヒートグラデーション』に近い。
武器種 名前 銘の由来 生産時 上位段階 MR最終段階 特殊個体段階 言語 単語 大剣 禍ツ大剣【封】 禍ツ大剣ノ幽鬼ムダン 禍業物・大幽鬼ムダン 鎧怨鬼大剣ムダンオウ インドネシア語 (?) dendam 太刀 禍ツ太刀【封】 禍ツ太刀ノ幽鬼アガラ 禍業物・大幽鬼アガラ 鎧怨鬼刀アーガーラ スウェーデン語 (?)*5 agg 片手剣 禍ツ剣【封】 禍ツ剣ノ幽鬼アフティ 禍業物・大幽鬼アフティ 鎧怨鬼剣アフティローガ ギリシャ語 άχτι 双剣 禍ツ刃【封】 禍ツ刃ノ幽鬼イステヤ 禍業物・大幽鬼イステヤ 鎧怨鬼刃イステヤムト アラビア語 استياء*6 ランス 禍ツ槍【封】 禍ツ槍ノ幽鬼ラコレー 禍業物・大幽鬼ラコレー 鎧怨鬼槍グエリラコレ イタリア語 rancore ガンランス 禍ツ砲槍【封】 禍ツ砲槍ノ幽鬼レコル 禍業物・大幽鬼レコル 鎧怨鬼砲槍レゴルフォ スペイン語 rencor ハンマー 禍ツ槌【封】 禍ツ槌ノ幽鬼グラージ 禍業物・大幽鬼グラージ 鎧怨鬼槌グラージャ 英語 grudge 狩猟笛 禍ツ琵琶【封】 禍ツ琵琶ノ幽鬼ウラザ 禍業物・大幽鬼ウラザ 鎧怨鬼琵琶ウラザボグ ポーランド語 uraza スラッシュアックス 禍ツ斧【封】 禍ツ斧ノ幽鬼シムタス 禍業物・大幽鬼シムタス 鎧怨鬼斧シムタスルト ラテン語 simultas チャージアックス 禍ツ鉞【封】 禍ツ鉞ノ幽鬼グロル 禍業物・大幽鬼グロル 鎧怨鬼鉞グロルザム ドイツ語 groll 操虫棍 禍ツ鉾【封】 禍ツ鉾ノ幽鬼ギネーヴ 禍業物・大幽鬼ギネーヴ 鎧怨鬼鉾ギネヴルム -*7 - ライトボウガン 禍ツ弩【封】 禍ツ弩ノ幽鬼ドシュー 禍業物・大幽鬼ドシュー 鎧怨鬼弩ドシュムル 日本語 (?) 怒讐 ヘビィボウガン 禍ツ大筒【封】 禍ツ大筒ノ幽鬼セッド 禍業物・大幽鬼セッド 鎧怨鬼大筒セッドガンド 日本語 (?) 積怒 弓 禍ツ弓【封】 禍ツ弓ノ幽鬼キューヌ 禍業物・大幽鬼キューヌ 鎧幽鬼弓ディキューヌ フランス語 rancune オトモアイルー 禍鎧ネコ怨槍 禍鎧ネコ怨槍【花虎】 禍鎧ネコ怨槍【華虎】 禍鎧ネコ怨斧【鬼面】 - - オトモガルク 禍鎧ガル怨刀 禍鎧ガル怨刀【珠虎】 禍鎧ガル怨刀【晶虎】 禍鎧ガル怨刀【鬼魂】 - -
- 最終強化銘のカタカナ部分は末尾に怨念・恨みを表す各国の言葉が付くものが多い。
- 英語版では「禍ツ」の部分に「sinister」(不吉な)という単語が割り当てられている。
- 例:禍ツ槌【封】⇒sinister hammer
「影」の他、「幽霊」や「亡霊」の意味もある単語であり、「幽鬼」の訳として用いられたのだろう。- 例:禍ツ槌の幽鬼グラージ⇒Sinister Shade Hammer
禍ツ大剣ノ幽鬼ムダン⇒Sinister Shadowblade