目次
概要
- MHWで初登場したモンスター、バゼルギウスの素材で作られたスラッシュアックス。
ジャグラスレイダーIからの派生で強化でき、バゼルレイダーI→バゼルレイダーIIと強化される。
また本記事では、マスターランクの特殊個体の素材により強化される、バゼルハートも紹介する。 - 見た目は鉄製試作剣斧にバゼルギウスの鱗を貼りつけた形となっている。
これは特殊個体の素材で強化された後も同様であるが、多少青みがかかる。
- レイダーのつづりは襲撃者を意味するRaiderだろう。
直訳すると「襲撃者バゼル」。まさに名は体を表す、と言った所。
性能
MHWorld
- 先述の通り、ジャグラスレイダーからの派生により作成される。
バゼルギウスは上位★7(HR13)でクエストが出現するため、生産時期はやや遅め。
乱入個体を倒せても、獄炎石が入手できるまでお預けである。
炎龍の塵粉を用いるため、上位★8(HR14)の段階で強化できるため、レア8の武器よりは早い。 - 最終強化のバゼルレイダーIIの性能は
- 高めの攻撃力700
- 高い攻撃力と噛み合った強撃ビン
- 足枷となる会心率-15%
- 低い爆破180
- 斬れ味は素で青20。匠で出るのは全て白
- スロットはレベル1が1つ
- レア7のため、カスタム強化は2回。
となっている。
- 対抗馬としてはテオ=キャッスルが存在した。
あちらは此方より若干攻撃力が低く、スロットも存在せず、匠で出る白も短いが、
爆破属性値は此方を上回る300であり、素の斬れ味も此方より長いとなっており、手強い存在であった。
ウルムースマッシャーIII?何それ? - 尤も、強撃ビンという事で無属性強化の乗るデモンが気がかりであり、
攻撃力30の差をわずか180の爆破で埋めきるのは困難であり、デモンが使用されることが多かった。 - その後、アップデートによりナナ・テスカトリの剣斧、エンプレスアクスが登場。
3振りとも斬れ味込みの期待値で此方を上回り、スロットも此方を上回る大業物。
その為、存在価値は殆ど消し飛んだと言っても過言ではないくらい追い詰められてしまった。 - しかしこのとき、次作で更に転落することは知るよしもなかった…
MHW:I
- マスターランク★5で特殊個体を倒すことによってバゼルハートに強化できる。
- 特殊個体の素材を用いて、捲土重来を図りたいが性能は…
- かなり低い攻撃力875
- それを更に押し下げる会心率-15%
- 低めの爆破270
- 素ではかなり悪い白10、匠で出るのは全て紫
- スロットは2-1と強化
- レア11のため、カスタム枠は8枠
- パーツ強化可能
- その他は変化なし
- 弱点であった会心率、属性値の低さ、素の斬れ味の悪さはそのままに、
攻撃力までもが相対的にかなり低めになってしまった。
総じて言えば、産廃武器以下の何かがそこにはあった。 - このような体たらくでは激戦区である爆破スラアク界では戦っていけるはずもない。
- 特にエンプレスアクスの派生のひとつ、炎妃派生は、
同攻撃力、同属性値、同スロットでありながら、会心率は20%と此方よりも高く、
素の斬れ味も良好、と此方の完全上位互換である。
- 特にエンプレスアクスの派生のひとつ、炎妃派生は、
- 攻略用として見ても、ディオススマッシャーIIが同攻撃力でありながら、
此方より高い会心率0%、爆破480と此方の存在価値を爆砕する。爆破だけに
というか、属性解放1止まりのカラクルウルムーIIにすら勝てるかどうか……。 - 奇しくも、同じ乱入ポジションであるイビルジョーのスラッシュアックスも産廃扱いされているが、
彼方と比べるのも憚られる性能となっている。 - 一応、強化難度はかなり低め。具体的には剛爪3本が厄介な程度ではある。
尤も、産廃以下の当武器に強敵である特殊個体の素材を使う酔狂なハンターはいないと思われるが…
爆鱗の重剣斧
- MHRiseのVer.2.0でバゼルギウスと共に登場したバゼルレイダーの新たな姿。
皮ペタ式のグラフィックはそのままだが、ベースが骨武器の巨刃型に変わっている。
同じく皮ペタ式で続投したジュラトドスの剣斧とベースが入れ替わった形となる。
- 最終強化の「ラシュ」は恐らく「ラッシュ(rush)」を字数制限の都合で縮めたもの。
ネイティブの発音ではラシュの方が近い。
「突進」「突貫」「急襲」など爆鱗竜や剣斧にピッタリの意味を持つ。
MHRise
- Ver.2.0時点から最終強化が可能。古龍の血と怨虎竜の魂結晶を用いた爆鱗の重剣斧IIを挟み、
宝玉と炎龍の塵粉を使って爆鱗剣斧バゼルラシュで最終強化になる。- 攻撃力220
- 会心率-15%
- 爆破属性17
- 斬れ味青40、匠Lv4から白が出現
- 強撃ビン
- Lv1スロットが一つ
- 百竜強化は「防御力強化II」「属性強化【爆破】III」「痛恨の一撃」
- 同じ爆破属性の禍ツ斧の幽鬼シムタスと比較すると、より物理方面へ尖らせた性能である。
マイナス会心は若干痛手だが、それでも単純な期待値ではシムタスを上回る。
同時に追加されたテオ=アルクスIは属性特化なので、Ver.2.0ではそこそこ棲み分けされていた。
この二振りと比較するとLv1スロットしか持っていない点は明確に劣る部分ではあったが、
高い攻撃力でまだなんとか補えていた。
- Ver.3.0で状況は一変。テオ=アルクスIに強化先テオ=キャッスルが追加された。
攻撃力が210へ大きく伸び、百竜強化でこちらに迫る攻撃力218にも到達できる。
強属性ビンなので覚醒速度には雲泥の差があり、快適性ではとても敵わない。
斬れ味にも大差はないので、非常に厳しい立場に置かれてしまった。せめて強撃ビンの覚醒のスピードがマシになれば…
新大陸では嫁に食われ、現大陸では夫に食われたりとバゼル斧はテスカト種の剣斧に食われがちである。
- 百竜強化のラインナップは少々微妙。
素のシムタスと並ぶ属性値を得られる属性強化が無難なところだろうか。
- ちなみに生産・強化費用の合計が189,000zとお高い。
神源ノ雷成リや龍天剣斧ロスドナータどころか、
同じく三段階である神淵ノ風成リやグランドカオス(直接生産)をも上回る。
作るにはまず懐事情との相談から始まるだろう。
MHR:S
Ver.10.0
- サンブレイクへのアップデートに伴い、MRの強化先が追加。
バゼルラシュにMRのバゼルギウス素材を加え、いきなり爆鱗剣斧バゼルラーバに最終強化できる。- 極めて高い攻撃力350
- 改善も悪化もしなかった会心率-15%
- 素で白50、匠は全て紫と良好な斬れ味
- 爆破属性20は添えるだけ
- 強撃ビン
- Lv1スロット一つ
- 百竜スロットLv2
少なくともMHW:Iという暗黒時代とは比較にならない高性能である。
- ライバルは上位同様鎧怨鬼斧シムタスルトが有力。
あちらは攻撃力こそこちらより低いものの、会心率を加味した期待値ではこちらを上回る。
更に素で紫ゲージを持つうえ属性値とスロットでもこちらの上と、こちらが勝るのは攻撃力だけ。
百竜スロットの差はなく、ビン追撃や属性解放フィニッシュなどの会心率が関係ない攻撃では勝る点が救いか。
テスカ・デル・バルテはこちらを大きく上回る属性値と百竜スロットLv3を持つものの、
攻撃力とビンの差が大きくなってきたため住み分けはできている。
- 上記のライバルとの最大の違いは強化時期の差。
テスカ・デル・バルテはMR70、シムタスルトに至ってはMR100の素材を要求するのに対し、
こちらは全剣斧の中でも特に早く、MR5で最終強化に至る。
終盤の古龍ラッシュやラスボス、傀異化モンスター攻略に一役買ってくれること請け合いである。- なおラスボスには有効な特効がないが、この武器なら炎王龍の魂や痛恨の一撃も一応活かせる。
Ver.11.0
- 紅蓮滾るバゼルギウスの襲来によってバゼルハートへの派生強化が解放。
- 法外の域まで高まった攻撃力360
- 会心率は据え置きで-15%
- 斬れ味も据え置き素白50匠全紫
- 強撃ビンも据え置き
- ほんのり、ほんの少し高まった爆破属性23
- 通常スロットLv1、百竜スロットLv2とこちらも据え置き
- しかしこの攻撃力+10によって会心込みの期待値が340を超えるようになっており、
シムタスルトのライバルとして面目は立つようになった。
また素で完成度の高いあちらよりも良く言えば伸びしろが多いため、
突き詰めた最高火力ではこちらが勝ることもあるかもしれない。
- Ver.14以降では傀異スロット拡張によって攻撃力と斬れ味が強化されるようになり、念願の素紫を入手。
これによって必ずしも匠にスキル枠を割く必要がなくなり、使いやすさが向上。
Ver.15以降は最大拡張に加えて攻撃Lv3+百竜スロット拡張で攻撃力は415に達する。
更に蓄積時攻撃強化や状態異常確定蓄積、天衣無崩などの相性のいいスキルも多数登場しており、
弱点の会心率ですら100%まで狙えるスキル環境と、もはやロマンではなく物理火力最強を目指すことが可能となった。
- アップデート後であればMR10から作成可能であるため、
これから始める人はシムタスルトよりも早く手に取ることができる。