目次
概要
- エスピナスの頭部を豪快に使用したハンマー。
MHF及びMHR:Sに登場する。
ハンマーにはよくある「モンスターの頭」を丸ごと使ったようなエキセントリックなデザインが特徴的。
エスピナスはMHF初の完全独自モンスターであるため、このタイプの武器のMHF版は本武器が初ということになる。
また生産画面だと角度の関係で見えないが、ちゃんと眼もある。- 珍しい点として頭部が上下逆さまに使われており、
具体的にはエスピナスの眉間辺りから持ち手が伸びる、異形のハンマーとなっている。
しかし、この造形のおかげで鼻先の角を相手に突き入れることができる。
工房としてはやはり頭を使うからには角を活かしたかったのだろう。
- 珍しい点として頭部が上下逆さまに使われており、
性能
MHF
ローゼンハンマー
- ローゼンハンマー→ローゼンファウスト→ローゼンウンヴェッタと強化していける。
最終段階であるローゼンウンヴェッタの性能は以下の通り。
その性能は- 攻撃力1144(武器倍率にして220)、会心率20%
- 毒属性240
- 斬れ味は短い青、斬れ味レベル+1で青延長&短い白
- 武器スロットは1
3か月後にSP武器の強化レベルが解放されると、
無属性のSP武器が攻撃力1300という大台に達してしまう事もあって厳しいものがあった。
同じ毒属性SP武器との比較でも、素で同値の攻撃力に100以上の開きがある毒属性値を持つので
会心率20%の優位があっても厳しい。
- ちなみに、見た目通りに棘竜の頭殻が生産段階からキー素材として必要となる。
しかし剥ぎ取りやクエスト報酬、捕獲報酬などで10%+α程度の確率でしか入手できないため、
微妙に引っかかりがち。
カクトスハンマー
- ローゼンハンマーからの派生で入手可能な亜種武器。
最終段階であるカクトスウンヴェッタの性能は以下の通り。- 攻撃力1144、会心率40%
- 火属性350、毒属性160
- 斬れ味は原種武器と同じ
同ランク帯の火属性ハンマーの中では頭ひとつ抜けた性能を持つ作って損はない一品。
凄腕クエスト補正付きSP武器VIIとの比較でも高い会心率のおかげで見劣りしない。
斬れ味は青・白共に微妙に短いのでそこは注意が必要だが。
ペルレハンマー
- カクトスハンマーとの選択で、ローゼンハンマーからの派生で入手可能な希少種武器。
このペルレハンマーは、ローゼンとカクトスとは決定的に違う点がある。それは……- 最終段階のペルレウンヴェッタ時点で攻撃力1196、会心率0%
- 火属性510、毒属性60
- 斬れ味はそこそこの青、斬れ味レベル+1で青を微延長+白
- スロット1
- リーチ極長
このためデザインもエスピナスの頭から変更されており、
ものすごく長い柄の先端に棘付き甲殻の塊を据えた造形になっている。
- リーチ設定のおかげで、実装から当面の間は直接的なライバルが存在しなかった。
後の2012年になって同じく火の極長ハンマーである黒鎧鎚がイベント武器として登場し、
ペルレウンヴェッタと比較して物理火力で上回り武器捌き効果を持つ親方印武器、
HCクエストで紫ゲージが出るHC武器という2種類の派生先を持つが、
こちらは常時生産可能でありスロット1を持つ点で優る。
毒属性はまあ、あってないようなレベルの数値なので……。
カクトスランブル
- エスピナス亜種のHC武器。
カクトスランブル→カクトスショック→カクトスメテオ→カクトスアーシュと強化する。
ベースはカクトスハンマーだが特異個体デザインとなっており、
やや長く先端が白い角は分かりやすい変更点だろう。
- カクトスアーシュの性能は以下の通り。
- 攻撃力1300、会心率0%
- 火属性340、毒属性140
- 斬れ味は極短の青、斬れ味レベル+1で青延長&短い白
毒属性値も説明文で「毒性が強く」って言ってる割に低いが、攻撃力と火属性値に関しては十分な値。
- 同じくHC武器で火と毒の双属性を持つハンマーに、イャンガルルガのイノイチバンが存在する。
あちらは攻撃力と火属性値で劣るが、毒属性値と白ゲージの長さで優る。
またHC武器のハンマーと言えばあのカニハンの存在が気にかかるが、
火属性が通る相手ならカニハンを超える火力を叩き出せる。
ローゼングルトン
- ローゼンハンマーと同デザインのG級武器。
最終段階であるLv50時の性能は以下の通り。- 攻撃力2407
- 毒属性410
- 斬れ味は極長の白、斬れ味レベル+1で更に白延長&短い紫
どころか超高スペックと言って差し支えないレベルなのだが、
G2あたりの環境でわざわざハンマーで毒を狙う意義はと言うと微妙なところであり、
何より斬れ味レベル+1で空色ゲージが出るパンクヘッズスラムという大業物が既に存在していたため、
ほとんど使われることがなく話題に上がることもなくなってしまった。
まあパンクヘッズスラムの煽りを受けたのはこの武器に限った話ではないのだが……。
- 繋ぎとして使えればまだ希望はあったのだが、この武器は斬れ味の完成が遅いなんてものじゃない。
なにせ強化しても強化しても白が無駄に伸びていくのみで、
ようやく斬れ味レベル+1込みで紫が現れるのはLv50まで強化しきってから。- G級エスピナ武器の中では狩猟笛も同じくLv50でないと紫が出ないが、
毒と旋律でのサポートが主なのでハンマーほどの問題はない。
また双剣はそもそも紫ゲージを持たないのだが、
あちらは白ゲージの長さにものを言わせた手数押しが前提の設計である。
もはやローゼングルトンは立つ瀬がないと言ってしまえる状態である。 - G級エスピナ武器の中では狩猟笛も同じくLv50でないと紫が出ないが、
MHR:S
ローゼンハンマー
エスピナスの頭部を豪快に
使用したハンマー。棘竜の
怒りが、何もかもを粉砕する。
(ローゼンハンマー)
棘竜の頭部を使用。頭部に
籠められた激しい怒りが、
遮るもの全てを撃砕する。
(ローゼンウンヴェッタ)
- エスピナスと共に本武器も本家に進出。
一発生産か火竜砕フラカンからの派生でローゼンハンマーを入手できる。
他のエスピナ武器はリオレイア武器から派生するのだが、
リオレイア武器が無い為かこれとランスのみリオレウス武器からの派生となっている。- ちなみに火竜砕フラカンもリオレウスの頭を模したハンマーなので、
奇しくも頭繋がりの派生である。
- ちなみに火竜砕フラカンもリオレウスの頭を模したハンマーなので、
- デザインが若干変更され、拘束具のような金具が被さったことで眼が隠された。
それによって「エスピナスの頭そのもの」という強烈な印象は和らいだが、
鼻や口はしっかり存在しており、説明文からしてもやはり「頭そのもの」ではあるらしい。
- 武器名はMHFにおけるHR帯の銘が採用されており、
最終的にローゼンウンヴェッタとなる。その性能は- 火ハンマーではワースト2位タイの攻撃力310
- それを補う会心率20%
- 火ハンマーではワーストの火属性23
- 斬れ味は素で紫20が出て匠スキルでの延長も可能、ただし白ゲージはかなり短い
- 無いよりはマシのLv1スロット×1
- 百竜スロットはLv2
物理も属性も控えめの数値であり、パッと見では物足りない印象を受けるが、
実は今作の火属性ハンマーのうち素で紫の斬れ味を持つ中では最も長い斬れ味、
かつ会心率のおかげで期待値も悪くなかったりと意外と個性的。
とはいえ、物理性能に長けたハンマーは火属性に限らずいくらでもいるため
属性を生かす他、高い会心率を活かした超会心や達人芸といった運用で輝かせたいところ。- また、ローゼンウンヴェッタ以外のエスピナ武器にも言えることだが、
斬れ味が紫・白ともに短い為に新スキル・研磨術【鋭】との相性が良い。
他の武器との差別化のため、このスキルでの運用も視野に入るだろう。
- ライバルとなる物理重視の火属性ハンマーはアンジャナフの蛮炎槌ロギンスフィリ改。
ローゼンウンヴェッタとは逆の会心率マイナス20%持ちではあるが
攻撃力350という途轍もない数値であり、
斬れ味も素で紫10で匠で延長可能、白ゲージも長めとかなりの強豪である。
ローゼンウンヴェッタは特化したスキルを用意しないといけないだろう。
カクトスウンヴェッタ
棘茶竜の咆哮が聞こえて
きそうな大迫力のハンマー。
一定の確率で毒属性も与える。
(カクトスウンヴェッタ)
- 棘茶竜の参戦に合わせ、当武器もMHR:Sに参入。
一発生産かローゼンハンマーからの派生強化で入手可能。
一発生産だと天鱗を要求されるため、派生の方が楽かもしれない。
- その性能は、
- 火ハンマーではワースト2位タイの攻撃力310
- それを補う会心率15%
- バーストリボルバーに次ぐ火属性55
- 斬れ味は素で紫20、匠でさらに延長
- スロットはLv4-Lv1-Lv1
- 百竜スロットは色々入るLv3
- エスピナス亜種武器共通の攻撃時に一定確率で毒属性値を蓄積させるギミック有
- 原種ハンマーのローゼンウンヴェッタと比較すると会心率5%を除けば完勝しているものの、
あちらより白ゲージが伸びており、研磨術【鋭】の適性が下がっているため完全上位互換というわけではない。
- 本作のバランス型火ハンマーは蛮炎槌ロギンスフィリ改からの猛烈な圧力に晒されているものの、
このハンマーは拡張性であちらを凌駕しており、
あまりフォローがいらない斬れ味に毒属性ギミックと差別化できる要素が多く、
他のバランス型火属性ハンマーと異なり一方的に立場を食い散らかされることは避けることができた。
ただし、こちらもあちらの物理特化型という本来の土俵を侵せる性能ではないため、実質的には住み分けの関係と言える。 - ver16.0現在、傀異スロット拡張を最後まで行った当武器の性能は以下の通りになる。
- 攻撃力335
- 会心率15%
- 火属性85
- 斬れ味は素で紫40
- 更に属性強化を最後まで行った場合の火属性は火属性140
- 最早文句のつけようがない性能になる。
火属性弱点相手にこの性能から繰り出される勇スタイルの攻撃は、とんでもない火力を叩き出す。 - ピュリフ=Yには属性値でこそ劣るが、それ以外の全てで完勝している。
属性強化と炎鱗の恩恵、剛心、緩衝スキルなど1スロスキルを入れる枠に難儀するからこそ、
この4-1-1スロを武器が持っているだけで強烈な強みになる。 - この武器ですら枠に難儀するが、蓄積時攻撃強化や攻勢を詰めて更に火力を底上げしてもいい。
そうなると状態異常確定蓄積や霞皮の恩恵も欲しくなってくるが、
そこまで詰めると流石にスキル構成が散らかってしまう可能性が高い。 - 便利なスキルを盛りつつも、属性火力スキルも盛りたい…匠に縛られたくない…
そんな時に是非とも握って欲しい、素晴らしい武器になったと言えるだろう。
余談
- エスピナ武器は銘の由来がドイツ語となっている中で、
この武器だけは英語のハンマー……という訳ではない。
ハンマーはドイツ語でもハンマーなのである。
以降の銘は、ファウスト(faust)は「拳」、ウンヴェッタ(unwetter)は「大嵐」を意味する。
G級武器の「グルトン」(glouton)はフランス語で「大食い」。