モンスターを生きたまま捕らえること。
体力を削りきって討伐する前に、アイテムを使うことで行動不能にする方法である。
目次
概要
- 弱ったモンスターを罠にかけ、捕獲用麻酔玉や捕獲用麻酔弾、捕獲用麻酔ナイフを1~3回当てると
捕獲成功となる。
モンスターにはそれぞれ弱ったときに行う行動(足を引きずる、耳やヒレをたたむ等)があり、
それを見て捕獲可能かどうか判断可能。
なお、捕獲した場合そのモンスターから素材を剥ぎ取ることができないが、
代わりに報酬画面で捕獲報酬が貰える。
- クエストは、内容によっては「○○の捕獲」という条件が設定されている。
そういうクエストは捕獲をしなければ達成にならず、倒してしまうとクエスト失敗となる。
捕獲しても倒してしまってもどちらでも良いクエストは「○○の狩猟」と書いてある。- 逆に捕獲ではなく倒さなければならないクエストは「○○の討伐」と書いてあるが、
捕獲ができるモンスターのクエストで「討伐」になっているクエストはMHFにしかない。
討伐の場合、捕獲するまでもない小型モンスターの掃討か、
もしくは捕獲不可能な古龍種・超大型モンスター等、「倒すしかない」モンスターのみ。
- 逆に捕獲ではなく倒さなければならないクエストは「○○の討伐」と書いてあるが、
- 捕獲のメリットは以下のものがある。
- 捕獲報酬は剥ぎ取りより良い素材が出やすい傾向がある。
特に一部の素材やレア素材は、部位破壊以外では捕獲でしか出ないものがある。 - 捕獲報酬はアイテムポーチには入らず、クエスト終了時の報酬で入手するため、
大連続狩猟等、アイテムポーチの圧迫が激しい場合でもアイテムを捨てなくて済む。 - 体力を削り切らなくてよい分、狩猟時間が短縮される。
ディアブロスのように体力が減ると非常に怒りやすくなるモンスターや
ドボルベルクのように元々の体力が非常に多いモンスターは
瀕死に追い込んでからも決して油断できず、そこから体力をゼロにするのに意外と時間がかかってしまう。
また、高難度のクエストでは瀕死状態から残りの体力を削る時間がクエストの成否に関わる場合すらある。
そのような場合では、捕獲でさっさとクエストを完了できる意義は大きい。
もっとも、高難度クエストでは捕獲しても制限時間ギリギリであることの方が多いのだが。- MHP2Gにおける大連続狩猟では、ただ捕獲すれば体力を削らなくていい分早いというだけでなく、
討伐するよりも捕獲した方が数十秒ほど早くモンスターが消え、次に移れるモンスターもいる。
ティガレックスがその一例で、武神闘宴などの難関クエストでは大きなアドバンテージになる。
- MHP2Gにおける大連続狩猟では、ただ捕獲すれば体力を削らなくていい分早いというだけでなく、
- 捕獲報酬は剥ぎ取りより良い素材が出やすい傾向がある。
- 捕獲のデメリットは以下のものがある。
- 捕獲報酬は質は良くなる傾向があるが、入手できる素材の量が剥ぎ取りよりも少なくなる場合がある。
剥ぎ取りがだいたいのモンスターで3~4回なのに対し、捕獲は標準で2~3枠。
もっとも、MH4以降は捕獲報酬は1枠で2個以上の素材が出ることもあるため、必ずしも少なくなるわけではない。
また、MH2系列までの作品であればドス鳥竜は剥ぎ取り2回のため、素材の量は逆に多くなる。 - 捕獲でしか出ない素材があるのと同様、剥ぎ取り(もしくは落とし物)でしか出ない素材も存在する。
一部の強力なモンスターの逆鱗など、本当に貴重な素材がこれに該当する。
これの亜種として、ナルガクルガやブラキディオスなど、
捕獲報酬より剥ぎ取りのほうがレア素材の入手率が高いモンスターも存在する。 - 捕獲に必要なアイテム(麻酔+罠)を持ち込む必要がある分、アイテムポーチが圧迫される。
たかが2枠、されど2枠。
また、持ち込んだ罠のうち1つは捕獲の締めに使わなければいけないため、戦闘中の拘束手段が1つ減る。 - MH3G以前の大連続狩猟クエストでは捕獲しても捕獲報酬が得られない。
剥ぎ取りは回復薬グレートを補給できるが、捕獲の場合は本当に何ももらえない。
前述の様に時間短縮に繋がるので全くの無駄という訳ではないが。 - そもそも捕獲できないモンスターや、罠の設置できないフィールドが存在する。
罠が効かない古龍種や超大型モンスターはもとより、普通なら捕獲できるモンスターでも
罠が設置できないフィールドで戦う場合、捕獲できないので倒すしかない。 - MH2と初期のMHF限定だが、相手がA級WANTEDに指定されていた場合報酬金額が増えない。
また、同作では捕獲だと食材アイテムが手に入りやすいが、食事に使ってしまえばそれで終わりなため、
通常の素材と比較して残念扱いされやすい。
- 捕獲報酬は質は良くなる傾向があるが、入手できる素材の量が剥ぎ取りよりも少なくなる場合がある。
- MHWorldの研究班リーダーの考えによると、古龍の捕獲が行われなかったのは、あくまで生物としてとらえた場合、
従来の生物の定義から外れすぎており、麻酔が効くのか、眠るのか、体力の源が何かまで逐一未知だったからだという。
ハンターの武器による麻痺や睡眠は捕獲するにはあまりにも短時間過ぎるので参考にしてはいけない
シリーズ別の特徴
- 無印及びMHG・MHPの頃は、特定のクエストでのみ捕獲が可能。
捕獲クエストでは捕獲用麻酔玉が支給品として3×2で計6個入っている。
これは支給品専用であるため、他のクエストでは捕獲は出来ないようになっている。
クエストのモンスターは討伐よりも低い体力であるため
ランゴスタに刺されたり、ガレオスのヒレにあたったり、カンタロスにつっこまれたりして死ぬこともあったとか。- なお、当時は捕獲報酬も存在しなかった。
当然剥ぎ取りは不可なのでハンターにとって一見不利なのだが、
その代わりにクエストの基本報酬が他のクエストよりも豪華になっている。 - 捕獲クエストをクリアしても当然ながら討伐数にカウントされない。
地味に厄介な仕様であり、捕獲クエストばかりこなしていては
討伐数が条件である訓練所の演習を解禁できない。
MH2以降は「狩猟数」としてまとめてカウントされるようになっている。
- なお、当時は捕獲報酬も存在しなかった。
- MHP2以降のポータブルシリーズでは捕獲必須のクエストは無いが、
ナンバリングタイトルではMH2を除いて現在でもクエストの一つとして存在している
(MH2をベースにしたMHFでは、初期から捕獲クエストが存在している)。
このようなクエストでターゲットを討伐してしまった場合、即座にクエスト失敗と見なされる。
剥ぎ取りすらできず、部位破壊報酬も受け取れないので何とも言えぬ徒労感がPTを包み込む。
ただしMHP3から新規参入のユーザーを考慮してか、MH3Gでは村下位のみとなっている。- ちなみにMHP3とMHXの初心者用訓練クエストには捕獲を教えるクエストがある。
ただし両者とも狩猟クエストであり、誤って討伐してしまってもクエストは成功となる。
とはいえ教官の反応は非常に残念そうなものなので、しっかり捕獲したいところ。
捕獲に成功しても、誤って討伐してしまった場合に追加されるアドバイスが別々に存在するので、埋めておきたい。
また、MHP3の一部のドリンククエストには捕獲しないと受注出来ないクエストがある。 - MHXにおける特殊許可クエストにも、対象となる二つ名持ちモンスターを捕獲するクエストが存在する。
特に、全二つ名持ちのLV7~8で発生するアイテム持ち込み無しの捕獲クエストは、
肝心の罠が2つしか支給品ボックスに入っていない*1事なども手伝って、
数ある特殊許可クエストのルールの中でも特に難関である。- 続くMHXXではクエスト中に罠を配達してもらえるシステムが追加されたことで、
上記のクエストは最大6つまで罠が使えるようになったことから多少は楽になったが、
今度は一度力尽きたらクエスト失敗という過酷な条件の下で、
G級の二つ名モンスターを捕縛するクエストが追加されてしまったのだった…。
- 続くMHXXではクエスト中に罠を配達してもらえるシステムが追加されたことで、
- こうした捕獲クエスト(そうでなくとも、捕獲目的でクエストに臨む場合)では、
モンスターが罠を踏まずにエリア移動してしまうと、大幅なタイムロスになりやすい
(ソロの場合、罠は1人につき一度に1個しか設置できないため、特にこうなりやすい)。
こうした状況への対策か、MHXXでは何と自分が仕掛けた罠を破壊できる様になった。
納刀中に、仕掛けた罠の近くでキック(特殊攻撃)ボタンを押すと罠を破壊できる。
モンスターが罠を無視してエリア移動をしてしまった時などに利用して、次のエリアで仕切り直そう。
なお、他人の仕掛けた罠は破壊できない。
恐らくは他人の仕掛けた罠を破壊して回る地雷プレイへの対策と思われる。 - この罠破壊は破壊動作中に回避でキャンセルが可能。
ニャンターなどでモンスターの休眠中に起き上がってから踏む位置に罠を仕掛け、
『あとはキックで起こして麻酔玉を…』というときに罠を壊し始めても、慌てずBボタンを押すように。
- ちなみにMHP3とMHXの初心者用訓練クエストには捕獲を教えるクエストがある。
- MHWorldではかなりの親切設計になっており、フリークエストに属する捕獲クエストでは
シビレ罠と麻酔玉が支給される他、トラップツールも支給される。
クエスト中にBCでアイテムの補充が出来るというのも捕獲に失敗した時を考えると追い風である。
また、最初に受けられるクルルヤックのクエストは「捕獲」のチュートリアルも兼ねており、
捕獲の手順・タイミングの説明が入る。
なお本作は捕獲用麻酔薬がオミットされており、ネムリ草とマヒダケで直接麻酔玉を調合可能。- 見極めスキルは無くなっているが、心電図や調査レベルを上げた後のドクロマークなどで可視性は上がっている。
- 今作では「新大陸の調査」という世界観設定があり、
生きたままモンスターを捕獲した方が調査しやすいため、報酬が多くなるという説明がある。*2
それ故か、生態研究所の所長は捕獲を推奨している。
捕獲したモンスターは拠点にある観察台に持ち込まれ、調査団付きの研究者が観察を行う様子が見られるが、
本作には、その後、捕獲されたモンスターの特徴を「導蟲」に覚えさせ、
自然に帰して追跡調査する事も多いという設定もある。
このため、過去に放した個体が再び別のハンターに捕獲される事もあるらしい。*3
また、モンスターを捕獲することで「特殊闘技場」での狩猟が一時的に解禁されるようになっている。
総司令は闘技場系クエストも「調査」と表現しているので、モンスターの戦闘に関する生態やその対抗手段、
撃龍槍の有効性などを調べるのに捕獲した個体を回している、と言う事だろうか。
集会所の闘技大会はハンターの腕前を高める為の物と言う位置づけなので、
世界観的にはこちらにも捕獲モンスターの需要がある。
- 従来の捕獲報酬はスキルの補正無しでは2~3枠で、各素材の出やすさが異なったり
1枠で複数個の素材が出たりなどで剥ぎ取り報酬との差別化を図っていた。
MHWではというと、スキル無しでも4枠前後の報酬が獲得可能。
排出素材については、ハンターノートでは剥ぎ取りで得られる素材の一覧は載っているが
捕獲報酬については一切記載がなく、剥ぎ取り報酬と同一になった可能性もある。
以上を踏まえると、「剥ぎ取りと同様の素材が剥ぎ取りより多い枠数で貰えるようになった」可能性が高く、
狩猟時間短縮や上記の闘技場クエスト解放も含め、捕獲によるメリットは大きく増したと言える。 - また本作では「環境の利用」が一つのテーマとして挙げられているが、それはモンスター側も例外ではなく
モンスターが自身に有利な地形を寝床にしているケースが多く、
たとえ瀕死まで追い詰めたとしても寝床での戦闘で思わぬ苦戦を強いられることも多い。
そういった意味でも捕獲に持ち込んだ方が有利である。
それがより顕著な古龍は捕獲不可なのは従来と変わらない。
- MHRiseではハンターノートにて捕獲報酬が剥ぎ取り素材とは別枠で記載されるようになり、
また捕獲報酬枠も2~3枠程度になっていることから、剥ぎ取り素材と捕獲報酬が別物、という
MHXX以前のシステムに戻った可能性が高い。- 里で受注できるクエストの中に捕獲のチュートリアルクエストが用意されているのだが、
このクエスト、捕獲対象のアオアシラを誤ってというか意図的に討伐してしまってもクリア扱いになる。
数ある捕獲をメインターゲットとするクエストの中でも、討伐してもクリアできるのはこのクエストくらいである。
もちろん、里や集会所の通常の捕獲クエストでは討伐すると即失敗なので注意。
ちなみに、本作でも討伐してしまうと喜ぶプレイヤーハンターを尻目に残念そうな教官のコメントがもらえるが、
プレイヤーのボイスをDLCで購入可能な教官の物にしておくことで、
狩猟の成功を喜ぶ教官(プレイヤー)と捕獲が失敗して残念そうな教官(本物)が交互に喋り、
結果的に教官の言動がチグハグになるという珍妙極まりないシチュエーションが拝める。
- 里で受注できるクエストの中に捕獲のチュートリアルクエストが用意されているのだが、
- MHR:Sのマスター級クエストにおいては、何と捕獲クエストが1つも追加されなかった。
しかし、瀕死になると攻撃が激しくなるモンスターを安全に狩猟したり、
レア素材を集める等、需要自体は依然として存在する。
尚、今作で登場する傀異化したモンスターには、罠が通じ拘束も有効であるが、
全種共通で捕獲することはできない(麻酔玉を当てても意味がない)。
これはゲーム内にて、モンスターの暴れっぷりが激しくて捕獲は難しいという趣旨の情報が得られる。
え?罠に嵌っても傀異化モンスターより暴れているモンスターが居る?さあ何の事やら。
メタ的にはMHFの討伐指定同様、捕獲による狩猟時間短縮を防ぐ事での高難度化を意図していると見られる。
- MHFにおいて普段メインターゲットの欄に「○○の狩猟」となる部分が
さりげなく「捕獲」や「討伐」になっているだけの記述だったりする場合があるので、
討伐指定なのに捕獲したりといったことが無いよう、ここはよく確認しておこう。- 何故か絶対に討伐しなければならない討伐限定クエストが存在するので、
条件をよく読まずに普段のノリで捕獲してその瞬間にクエスト失敗となってしまうことが多い。
また、HR100以降のクエストはモンスター名が「○○変種」となって文字数が増えることを考慮してか、
メインターゲット欄にはモンスターの名前だけが記載され、狩猟なのか捕獲なのか討伐なのかは
クエスト成功条件の部分に書かれるだけなので注意。- ちなみに捕獲可能なモンスターが討伐指定になっているクエストは、今のところMHFにのみ存在する。
後述の通りMHFでは狩猟効率化のための捕獲というのが長らく行われてきたため
それに対抗するための調整(最近のクエストではそこまでの意図があるものは少ない)であるが、
捕獲できる時点で生殺与奪の権利を完全に握っているはずなので割と理不尽ではある。
- ちなみに捕獲可能なモンスターが討伐指定になっているクエストは、今のところMHFにのみ存在する。
- 何故か絶対に討伐しなければならない討伐限定クエストが存在するので、
- 一部の作品では捕獲可能なモンスターを全種類捕獲すると勲章がもらえる。
その作品に存在するモンスター(罠の効かない古龍種やウカムルバスなどは除く)を、
全て捕獲する必要があるのだから、想像するだけでも面倒くさいと思うハンターも多いだろう。
だが実際やってみると、苦労するのは捕獲すること自体ではなく、
どのモンスターを捕獲したかを把握しておくことである。
特に捕獲せずに討伐してしまうことの多いドス○○系や、亜種や希少種と明記されていない
傷ついたイャンガルルガ、激昂したラージャン等が見落としやすい。
MH3以降はハンターノートやギルドカードに捕獲数が記録されるようになったため、見落とすことは無い。- ただしラージャンと激昂したラージャンなどギルドカード上で同一個体として扱われる場合は例外。
- 2ndGまでは、全種類捕獲した筈なのに、勲章が入手できないという事例があった。
非狩猟対象として登場したモンスターを捕獲した場合、勲章入手のカウントには入らない形式が原因であり、
そのモンスターが狩猟対象であるクエストで捕獲するとカウントされるようになるので、見落とさないように注意。
活用法
- 初心者には討伐より基本的に捕獲の方がオススメ。
2乙しながらもなんとかモンスターを追い詰めて休眠まで持ち込んだものの、
起こした後に怒ったモンスターの反撃に遭って3乙した…なんてことになったら目も当てられないからである。- 初期のリオレイアなど一部モンスターを除き、
足を引きずっている≒休眠するほど消耗している=捕獲可能。 - ただし、初心者の場合には逆に、捕獲可能な瀕死状態かどうかを見極めるのが慣れていないため
捕獲クエストでも勢い余って体力を0にして討伐してしまう痛恨のミスも発生する。
狩猟クエストの場合には捕獲を念頭に討伐するつもりで挑戦しつつ瀕死時の動作を見抜くコツを練習し、
あるいは捕獲のタイミングをスキルで計るなど意識的に捕獲の練習を繰り返すのも良いだろう。
自動マーキングも併せて発動しておくと、モンスターの状態や休眠場所も把握でき、
ペイントボールの効果時間に気を取られてモンスターの瀕死挙動を見誤る事も無くなるため安心である。
- 昨今のシリーズでは瀕死になるとアイコンなどで瀕死状態であることが分かる他、
オトモアイルーを連れていると、瀕死より先に発生する捕獲可能体力になったことを教えてくれるため、
マルチプレイでもなければ削りすぎて倒してしまうということは起きにくい。
そのマルチプレイについても、自動定型文機能で「瀕死になったこと」をアナウンスできるようになっており、
捕獲タイミングを計りやすい。まぁ4人でフルボッコにしているとそのまま討伐してしまうのだが…
- 初期のリオレイアなど一部モンスターを除き、
- 捕獲の可能、不可能は残り体力の割合で決められるため、
体力の全体値が多いほど捕獲可能となる体力が多くなる。
特に、グラビモス、ディアブロス、イビルジョーなどの体力の多い敵を相手にすると、
明らかに瀕死と分かる行動(足を引きずる、休息行動をとる)をしているのに、
なかなか倒すことができないという事態が発生する。
無理に倒そうとすると、残り体力の多さ故に倒しきれなかったり、なかなか相手が倒れないことからくる焦燥感から、
思いがけないミスを犯して力尽きる…などといった事態も起こり得る。
剥ぎ取りで入手できる素材が目的でない限り、これらのモンスターは無理に倒さずに
捕獲した方が安全かつ確実である。- MHWorldでは痕跡やモンスターの狩猟でモンスターの研究レベルが上昇すると、
瀕死状態がMAP上の髑髏アイコンで判別できるようになる。 - MHRiseでは、モンスターが瀕死状態になると画面右上のアイコンに青色のマークが付く。
そのため瀕死の判別が非常に容易であり、誤って討伐してしまう事故は滅多に起きなくなった。
なお、実際の捕獲可能ラインは瀕死ラインよりも高いため、瀕死マークが付く前に捕獲することもできる。
オトモにアイルーを連れていれば、捕獲可能タイミングを教えてくれる。
- MHWorldでは痕跡やモンスターの狩猟でモンスターの研究レベルが上昇すると、
- 捕獲すると珍しい素材や比較的大きめの(と思われる)素材が手に入りやすくなるケースが多い。
ギルドがそのモンスターの素材を独自に備蓄しており、捕獲を達成したハンターに対し
功労品として進呈していると言ったところだろうか。
ギルド側の支出は大丈夫なのかという疑問に関しては、捕獲限定クエストの多くは、
依頼人がペットにしたい、観察したいなどの私的な目的でクエストが持ち込まれており、
通常の依頼よりもギルドに支払われる報酬が多くなる、という部分で収支を合わせていると考えられる。
強大なモンスターを捕獲するには、罠の準備やモンスターの衰弱状態の見極めが必要であり、
ゲームバランスを除いた実際の世界観上では、通常の狩猟よりも難易度が高いのだろう。
あるいは持ち帰った後に解体されているのであろうか。マグロ解体ショーのようなものか。
死なない程度に解体しているにしても骨髄やら延髄やらが手に入ったりするし…
ギルドの規則でモンスターの素材を全部剥ぎ取るのは御法度なのだが、
捕獲・解体しても自然に還る分はちゃんと還しているのだろうか。- MH4のアルセルタス捕獲クエストでは、
「地底洞窟にどこかから迷い込んでしまったから捕まえて本来の生息地に返してくれ」という趣旨で依頼されるが、
やっぱり素材はいつも通りに手に入る。 - MHXXのボルボロス捕獲クエストでは「(観察後は)もちろん逃がす」と依頼文にある。
依頼人が知らないけどみんな逃がしているんだろうと思ってそう記したのか、
それとも何時もしてる通り今回も逃がすという意味なのか。 - 先述したようにMHWorldでは、捕獲したモンスターの多くは生きたまま自然に返されているという設定である。
もっとも本作でも、剥ぎ取らないと得られなさそうな素材が捕獲で得られるため、
調査団内で管理している素材が進呈されているとみられる。
- MH4のアルセルタス捕獲クエストでは、
- MHF界隈において、かつて捕獲は狩猟時間の短縮化と効率化の意味合いが極めて強かった。
また、変種以降では捕獲限定の素材が無くなること、剛種であってもモンスターによっては
変種と入手素材が全く変わらないことから、かなり積極的に用いられてきた。
しかし、フォワード以降の剛種モンスターに剥ぎ取りでしか出ない素材が出現するようになったこと、
特異個体モンスターは前述のように捕獲に適していないこと、
剥ぎ取りでしか出ない希少素材の需要が大きく高まったこと、
ハンター側の火力インフレによって下手に捕獲するよりそのまま討伐しきった方が早いケースが
多く見られたことから捕獲の需要は激減してしまった。- 報酬ブーストで「獲得素材数○倍」が適用されている場合、
剥ぎ取り専用でもない限り、捕獲のほうが圧倒的に効率よく素材収集できる。 - G級においては、剥ぎ取りでしか出ない専用素材に需要が存在する上に、
捕獲でしか出ない素材が無い(つまり普通に討伐したほうが剥ぎ取り限定素材も狙える)。
そのため上記の影響もあり、捕獲を行うメリット自体がMHF-G7までほぼ存在しなかった。
MHF-G7では剥ぎ取りでは入手率1%の素材を捕獲の場合7%で入手できるG級ガノトトス亜種が登場し、
G8ではイビルジョーが部位破壊素材を捕獲でも入手可能*4となり、
以降の遷悠種にも同様の法則が見られるため、
それ以前と比べれば捕獲のメリット自体は少しずつ上がってきている。- ちなみにG級のモンスターごとに2種類ずつ設定されているコモン素材は、
剥ぎ取りと捕獲で出現率が異なり、討伐ばかりでは素材が偏りがちになる。
防具の強化にはほぼ同数を必要とするため、バランスよく集めるには捕獲も利用すると良い。
前述の報酬ブーストも、期間限定でG級ハンターに付与されることもある。 - ただし、上述の通りレア素材の入手という観点からは討伐の方が有利であり、
複数のクエストが存在するモンスターについては、クエスト報酬で調整する方が一般的である。
- ちなみにG級のモンスターごとに2種類ずつ設定されているコモン素材は、
- MHF-G9.1で登場したウラガンキンのG級個体は、メインシリーズ同様の素材体系、
つまり本体剥ぎ取りでは天殻を入手することができないという仕様になっている。
これは導入元と同じとは言え、MHFのG級始まって以来の事態であり、
モンスターに応じた討伐/捕獲の使い分けが再び重要視されるようになった。 - ただしそれについて昔とは異なり「狩猟の効率化」という利点よりも
「手間」であると感じるプレイヤーは少なくなく、
そのような声を受けてかG10以降は捕獲できないモンスターの追加が主であり、
2017年以降は実質的な主要コンテンツにおいて捕獲できるモンスターは一体も追加されておらず、
MHF-Zにおいて捕獲の必要性が叫ばれるのはイベントクエストだけであったが、
後に実装されたULモードのモンスターは、捕獲可能な体力でもなかなか死なないタフネスを誇るため、
捕獲が選択肢に入ることもある。
- 報酬ブーストで「獲得素材数○倍」が適用されている場合、
システム面
- システム的には捕獲状態は一種の状態異常となっている。
「体力が規定値以下」「罠にかかっている」「捕獲蓄積値が一定値を上回る」の3つを全てを満たすことで
捕獲状態となるのである。
MHP2G以前では、上記3つを左から順に満たす必要があった(体力を減らす→罠に掛ける→麻酔玉を当てる)が、
MH3以降では3つの条件を満たしていれば順番は関係なくなった。- 条件を満たす順番が関係なくなった事により、
「予め十分量の捕獲麻酔玉を当てておくことで、瀕死のモンスターが罠にかかった瞬間に捕獲成立」
「予め十分量の捕獲麻酔玉を当てた上で罠にかけた状態で殴り続ける事で、体力が規定値以下になった瞬間に捕獲成立」
なんていうやり方も可能になった。- MHWでは眠っているモンスターに捕獲用麻酔玉を当てても起きないように変更されている。
つまり眠っている相手になら麻酔2発→罠の順にしたほうが安全かつ確実。
これにより罠を多用して拘束時間が短くなっていても確実に捕獲出来るようになった。
また、小型モンスターにちょっかいを入れられて捕獲しそこねるということも減った。
- MHWでは眠っているモンスターに捕獲用麻酔玉を当てても起きないように変更されている。
- 討伐で即失敗となる捕獲クエストならば、
PTでは(捕獲の見極めの発動を知らせる前に)勢い余って討伐してしまったり、
そもそもラグなどで上手く働かない場合もあるので、
罠にかけ麻酔を当ててから殴ることで、瀕死になったらそのまま捕獲、という手段も有効。
- 条件を満たす順番が関係なくなった事により、
- なお、麻酔玉や麻酔弾を当てる事で蓄積される捕獲蓄積値は毒や麻痺などと同じ状態異常の一種なので、
状態異常強化系スキルの影響を受けるし、時間経過による蓄積値減退も起こる。
なので先に捕獲玉を当てる手順の場合、当ててから罠にかけるまで時間が経ちすぎると
蓄積値が必要量を割ってしまって捕獲玉がもう1個必要になってしまう事がある。
また、状態異常強化スキルは最大でも1.2倍ちょっとなので、これで2個必要だったのが1個になったりする事は無いが、
捕獲玉2個での蓄積量に余裕は生まれるので、捕獲玉がもう1個必要になるまでの時間は伸びる。- 当然ながらマイナススキルの状態異常弱化も効果があり、玉1個で与えられる蓄積値が減る。
こちらはダイレクトに影響があり、弱化が発動していると2個では捕獲に必要な蓄積量にならず、3個必要になる。 - ちなみに1個で済ませるには、最高位の状態異常強化系スキルと
状態異常強化系ネコスキルを重複させる必要がある。故に重複しない作品では出来ない。
MHFではスキルの状態異常強化と猟団プーギーのブーブー異常攻撃術を両方発動することで、
麻酔玉1個で捕獲できるようになる、という微妙としか言いようのない恩恵が得られる。
一応特異個体の捕獲などに効果を発揮はするが、特異個体の捕獲自体が下記の通りほぼ行われない。
- 当然ながらマイナススキルの状態異常弱化も効果があり、玉1個で与えられる蓄積値が減る。
- MHRiseには「眠っている特定の大型モンスターを撮影してほしい」と言う依頼サイドクエストがあるが、
これは睡眠状態だけでなく、捕獲に成功した状態の大型モンスターを撮影しても達成できる。
- MHFでは赤き金獅子、幻の冥雷竜や、
烈種・始種に認定されたモンスターや辿異種モンスターのように、
古龍種でもなく超大型モンスターでもないのに罠が効かない=捕獲不可能なモンスターが多数存在する。
また、UNKNOWNは第4形態以降は罠&閃光玉を無効化し、ミ・ルは初期形態以外は罠を無効化するため、
これらのモンスターは罠は通用するものの、事実上捕獲は不可能である。
なお、覇種や特異個体は罠自体は普通に効くが、
何分罠時間が極めて短いため捕獲は一部除いて現実的ではない。
そもそも特異個体を狩猟する目的の一つである、剥ぎ取り限定のHC素材が手に入らず、
覇種クエストは全て成功条件が対象の討伐の為、
敢えてこれらのクエストを受注した上で捕獲を目指すことはまず無いと言って良い
(過去の例としてはテンプレ装備のフルビステマの項を参照)。
余談
- モンスターの捕獲時、プレイヤーの体力が非常に少ない状態で敵の倒れこみに当たり力尽きることがある。
これによって3度目の死亡を迎えると悲しみが何倍にも膨れ上がる。- また、この倒れこみの際に時間切れになってクエスト失敗、といったケースもある。
クエスト自体は失敗になるため報酬や素材などは一切入手できないが、
タイミングによっては捕獲完了扱いになり、狩猟数や全長などの記録が残る。 - さすがにガノトトスやディアブロスなどの巨大なモンスターは、
倒れ込みに当たる可能性が極端に高い(及び時間がかかる)ためなのか、
麻酔玉を当てた瞬間、「目的を達成しました」などのメッセージが出てダメージが無効になる様になっている。
もちろん、そのモンスターを捕獲してもクエストが終了しない場合(複数狩猟など)は要注意。
- また、この倒れこみの際に時間切れになってクエスト失敗、といったケースもある。
- MHP2Gのオープニングでは3人のハンターがリオレイアを捕獲する様子を見る事ができる。
きっとこのとき入手した素材は、ムービーの最後でハンターが着ていた防具になったのだろう。
このムービーでは、ガンナーが捕獲用麻酔弾でリオレイアを眠らせて捕獲している。
- MH3ではモンスターを捕獲した瞬間からこちらへの当たり判定は無くなるようになった。
しかし相手への攻撃判定は残っているので一方的に切り刻む事が出来る。
すでに勝敗は決まっているので攻撃を加える意味は無いが、太刀を使っている場合なら
同時狩猟や乱入モンスターを仕留めた場合に限り、次の戦いに向けて練気ゲージを溜めるのに使えない事も無い。- ちなみに、いくら斬っても目覚めたり死んでしまったりする事は無いが、
流石に残虐だと思われたのか、あるいは一部のゲージ増加に利用されないためか
MHP3以降はモンスター側の当たり判定も消失している。
ただし、捕獲が成立してから完全に倒れきるまでは当たり判定が残る。
MHWorldでは再び捕獲後のモンスターへの当たり判定が復活した。
- ちなみに、いくら斬っても目覚めたり死んでしまったりする事は無いが、
- 大闘技会の存在するMH2やMHFにおいては、
捕獲したモンスターを飼育することも可能となっており、
捕獲完了時に飼育するor野に帰す、を選択することができる。
…のだが、どっちを選んでも(生かしたままクエスト終了しても)捕獲報酬が発生する。
報酬自体は通常の捕獲と同様であるため、
明らかにバラさないと入手できなさそうな素材が手に入ったりも…
- MH4からは、捕獲してメインターゲットを達成した場合、帰還準備時間が20秒に短縮されるようになった。
地味ながら非常にありがたい変更である。
しかし、狩猟を終えてから尻尾の剥ぎ取りや採取に行きたいハンターや、
対人戦がやりたいハンター達にとっては悲報となった。
捕獲する際はしっかり要件を終えてからにしよう。
- MHXにおいて、「足を引きずる」「巣に帰って眠る」といった
明らかに弱っている兆候を見せているにもかかわらず捕獲できないという報告がある。
それだけであれば捕獲ラインの変更と考えられるのだが、
数発殴っただけで討伐→失敗してしまったという報告もある。
特にダイミョウザザミやショウグンギザミで報告が多い。
2匹とも甲殻種だが、何かの偶然だろうか…?- なお、溶岩などのハンター侵入不可地形にいるモンスターは討伐できないという仕様が悪さをするのか、
その状態で罠を踏んだモンスターはたとえ体力が残り1でも捕獲できない。
- なお、溶岩などのハンター侵入不可地形にいるモンスターは討伐できないという仕様が悪さをするのか、
- また、MHXでは、エリアチェンジ中は罠や閃光玉などの拘束が無効になる。
瀕死時になると頻繁にエリアチェンジを行うので、確実に捕獲したいのであれば、
モンスターが巣で眠るのを待つのが賢明であろう。
- 現実の狩猟においても、その場で討ち取ってしまうよりも極力生きたまま持ち帰った方が血が固まらず、
猪や鹿などからジビエ肉を加工した際に生臭くなりにくいというメリットがある。
例えば、罠等で捕まえた獲物は暴れないように大人しくさせる必要があるのだが、
これをナイフや棍棒などでその場で仕留めていた従来の方法に代わり、
電気ショック付きの小さな槍で一瞬で気絶させ、生きたまま持ち帰るという方法が主流になりつつある。
これは上記のメリットに加えてナイフや棍棒よりハンターの労力も軽く、何より遥かに傷も流血も少なく、
獲物も一撃で気絶するので無用に苦しませずに済むというのが大きい。
- 先述の通り古龍と超大型モンスターは捕獲できないようになっているが、
MHWorldではなんと、超大型古龍を捕獲しようという作戦が決行される。
規模こそ桁違いではあるものの、手順としては
体力を減らし、ワイヤー付きの拘束弾を撃ち込んだあと麻酔で眠らせるという、
他のモンスターと同様の手段が採られる予定であった。
結果はともかく、常識に囚われない新大陸調査団の気概がうかがえる。
- MHWでは、捕獲し運び込まれた後のモンスターの姿も拝めるようになった。
調査拠点アステラには巨大な昇降機が設置されていて、
麻酔で眠ったモンスターはこれに載せられ研究者のいるエリアまで運び上げられてくる。
クエスト出発門のすぐそばにあるため、
穏やかに寝息を立てる姿をよく目にすることになる。
先の項にもある通り、このモンスターは観察研究ののち野に放して追跡調査を行ったり闘技場へ回されたりする。- 生態研究所の辺りから近付き、じっくり観察することも可能。
狩猟中はアイテム欄の罠と捕獲玉を探してテンパるわ周囲を取り巻く環境は刻一刻と変わるわで、
こうマジマジと見る機会はあまりないので新鮮である。
たまには足を運んでみてはいかがだろうか。- 捕獲した際は知的な生物学者から所感を聞くことができる。
汎用のセリフと特定のモンスター固有のセリフがあるが、
歴戦の個体を捕獲すると全モンスターが歴戦の個体の汎用セリフなのはちょっと残念でもある。
- 捕獲した際は知的な生物学者から所感を聞くことができる。
- 生態研究所の辺りから近付き、じっくり観察することも可能。
- MHW:Iではセリエナから出発したクエストではセリエナに、
アステラから出発したクエストではアステラに運ばれる様になった。
セリエナでは情熱的な生物学者から所感が聞ける。
ほとんどは汎用セリフだが、一部のモンスターにはちゃんと固有セリフがある。
また、知的な生物学者の方もマスターランクで追加されたモンスターの一部に固有の所感が追加されている。
- 総狩猟数を見ると捕獲の方が討伐より多い、というハンターも少なからずいる。
「捕獲の方が手っ取り早いから」「討伐するのはなんとなく気が引けるから」
「他のゲームは大体討伐一択なので捕獲できるのが楽しいから」
「目的のモンスターは捕獲のほうがレア素材が出やすかったから」などその理由は様々。
一方、モンスターは原則討伐すべきと考えるプレイヤーも一定数存在しており、
マルチプレイではこの辺の考え方の違いでしばしば論議になりやすい。- 討伐したい理由としては、
剥ぎ取りでしか出ない素材が目的だからという合理的なものから、
明確に決着が付くまで戦いたいという価値観によるものなど様々。
救難信号や参加要請の場合、事前の打ち合わせは不可能であるため、
特に合理的な理由がある場合は気を付けたい。
- 討伐したい理由としては、
関連項目
システム/瀕死 - 捕獲可能になる条件
アクション/足引きずり - 捕獲可能か判別する目安のひとつ
スキル/観察眼 - 捕獲可能か判別できるようになるスキル
スキル/捕獲 - 報酬に関わる同名の物欲スキル
アイテム/捕獲用麻酔薬 - 必須アイテムその1の調合素材
アイテム/落とし穴 - 必須アイテムの罠1
アイテム/シビレ罠 - 必須アイテムの罠2