モンスター/オドガロン

Last-modified: 2024-04-24 (水) 19:28:09
種族
牙竜種(竜盤目 四脚亜目 凄爪竜上科 オドガロン科)
別名
惨爪竜(ざんそうりゅう)
英語表記
Odogaron
登場作品
MHWorld, MHW:I, MHNow
狩猟地
瘴気の谷, 陸珊瑚の台地, 導きの地

目次

生態・特徴

瘴気の谷の深部を根城とする大型の牙竜種。
強大なモンスターが犇めく瘴気の谷の生態系において上位に位置する存在とされる。
鮮血を浴びたかのような、不気味なほどに赤い体躯、口外に露出する太い牙、
無数の突起に覆われた白い尻尾、そして四肢に携えた独特な構造の爪が特徴。
特にその爪は同じく凄爪竜上科に属するのモンスターと比較しても
とりわけ凶悪な発達を遂げており、その形状や特性から《惨爪竜》の別名を持つ。
オドガロンの四肢にはそれぞれに10本もの爪が上下に折り重なるように生えている。
足先から伸びた鉤状の上段の爪4本と、指先から生えた長い下段の"隠し爪"6本に分かれており、
それぞれを上下に可動させ、どちらか一方を下に出して用いる。
普段は指を足首付近まで反り上げて隠し爪を畳み、上段の爪を下に出して使用するが、
相手に痛打を与える際には、逆に上段の爪を反り上げて指を下ろし、
リーチの長い隠し爪を下に出して解放、その前脚による殺傷力を高める。
ナイフのような風切り音を立てて振り抜かれる一撃は獲物に惨たらしい傷を刻み込み、
仕留め損ねたとしても断続的な出血と激痛で長時間に渡り苦しめる。
また、止血が難しい傷を与えることでその傷口から流れ出る血の匂いを嗅ぎ取り、
獲物が何処まで逃げようとも、何処に身を隠そうとも、執念深く追跡することができる。
戦闘においては爪だけでなく、尻尾や牙を用いた攻撃の威力も侮れない。
尻尾は幼体の時点では短いが、角質化した皮膚が地層のように重なりながら硬質化していき、
最終的には無数の突起を有する白い尻尾として形成されていく。
突起には神経が通っておらず、たとえ破壊されても時間さえかければ
再び皮膚が重なりながら角質化することで再生してしまう。
この性質からか、オドガロン自身も(完全な切断ならばともかく)部分的な破損はほとんど気に留めず、
多少傷付いたとしても躊躇いなく攻撃に利用してくる場合が多い。
そして強力な顎と牙は獲物を骨ごと噛み砕くほどの咬合力を持ち、
ハンターとの戦闘の際は勿論のこと、他の大型モンスターとの抗争でも積極的に使用される。
鉱物によって塗り固められている爆鎚竜ウラガンキンの顎をも破壊したという驚くべき目撃報告もあり、
直接的な殺傷力は爪以上の主要な武器といっても過言ではないだろう。
全身が強靭な筋肉に覆われており、獣のように俊敏で滑らかな身のこなしを可能としている。
その攻撃的な容姿や性質からも想像できる通り、性質はとても凶暴且つ獰猛で、
自分より体格で勝る大型モンスターにも怯まずに襲い掛かり、その俊敏性で翻弄して圧勝してしまうほどである。
瘴気の谷では骨鎚竜ラドバルキンをほぼ一方的に攻め立て、
纏った骨塊を破壊して撃退する姿も目撃されている。
あろう事か屍套龍ヴァルハザクにまで襲い掛かったという目撃談もあるが、
大量の瘴気を身に纏うヴァルハザクには分が悪く、あえなく撃退されることとなる。
基本的に群れは作らず、各個体が単独で行動している。
食糧となる獲物や死肉を求めて瘴気の谷全体を徘徊しており、
それらを確保すると口に咥えて自分の寝床に持ち帰る習性がある。
時には自分以上の体躯を誇る生物の死骸を、引き摺ってでも持ち帰ろうとする。
オドガロンの巣にはそのようにして集められた肉塊が積まれ、一層凄惨な雰囲気を醸し出しているという。
なお、瘴気の谷の上層に位置する陸珊瑚の台地にまで登っていく事があり、
ここでも獲物を求めて徘徊し、同地に縄張りを持つ大型モンスターと激しくぶつかり合う姿が目撃されている。
陸珊瑚の台地には飛行能力に長けるモンスターも多いが、
オドガロンの凶暴性と身体能力の前にはそれも優位に立てる要素には必ずしもなり得ず、
滞空する相手にも飛び掛かり、無理やり喰らいついて容赦なく痛打を与える。
光源が乏しく、有害な瘴気が充満している瘴気の谷の環境に適応するため、
眼球は分厚い角膜に保護されている。
その性質から瞼が存在せず、視力も明暗がある程度判別できる程度にしか発達していない。
代わりに嗅覚は非常に鋭く、頻繁に鼻腔を大きく広げて獲物の匂いを探り、
その位置を正確に把握して襲撃を仕掛ける。
オドガロンとの交戦中に煙幕や障害物などを利用してその視界から逃れたとしても、
嗅覚によって探られればあっさりとその位置を突き止められてしまう。
食事によって多量のエネルギーを一度に回収すると急激に代謝が活性化し、
その影響で一時的に「強暴化状態」と呼ばれる特殊な形態に移行する。
この状態のオドガロンは身体が赤熱し、口から蒸気のような白い呼気を漏らすようになる。
無論ただ外見が変化するだけではなく、凶暴性も運動能力もさらに上昇し、より一層危険な存在と化す。
特に疲労や空腹を覚えている状態で捕食行為に移った場合はそのまま強暴化状態に突入しやすく、
回収したエネルギーが多いほど強暴化状態は持続しやすい傾向がある模様。
ちなみにオドガロンは貪食性が強く、激しい戦闘でスタミナを消耗すると、
戦闘自体が終わっていない状態であっても食事を優先する場合がある。
食べ終わるまでの時間は大きな隙にもなるため、
毒を仕込んだ生肉などを用意して注意を引くという狩猟法も有効となり得るが、
それによって強暴化状態に突入し、逆に手出しができなくなってしまう危険性も考えられる。
また、オドガロンは出血性の毒に対して非常に強い耐性を有していることが確認されており、
仕込む毒の種類によっては毒の効果がほとんど見られず、
結果としてただオドガロンにエネルギーを供給するだけに終わってしまう可能性もあり得るため、
作戦としての採用は十分に吟味し、適切な準備をしておく必要がある。
オドガロンの恐るべき凶暴性は素材にも色濃く表れている。
それを加工した装備はいずれも惨爪竜の力をそのまま宿しているかのように強力だが、
身に付ければ腹の底から破壊衝動が湧き上がり、
獲物の血肉を見れば理性を失うほどに高揚するなど、不穏な噂も絶えない。
爪や牙などを存分に利用した武器は常に血に飢えているかのような妖しい輝きを放っており、
恐怖に震える獲物を弄ぶように傷付け、その返り血を浴びてよりその狂気を深めていくという。

概要

  • そのシルエットを大雑把に表現するなら『皮膚を剥がした狼(犬)』といったところ。
    事実、ジンオウガよりも更に狼寄りな体付きをしており、体格はドス古龍やMHFのオルガロンなどに近い。
    ベースの骨格はトビカガチと同じであり、共通するモーションが幾つか存在する。
    • 牙竜種は全体的に前脚が大きく発達している傾向があったが、
      オドガロンはドス古龍などと同じく後脚の方が長く発達している
    • 鳴き声も犬や狼に近く、ジンオウガ以上にリアルで生々しいものとなっている。
      独特のオドロオドロしい咆哮を立てたかと思えば、
      ハンターを見失った時に子犬のようにクンクン声を立てながら探し回るので、そこだけ妙に可愛い。
    その見た目は非常に不気味で、アンデッドなどを彷彿とさせる凄惨なものである。
    ジンオウガを含め、獣を思わせる姿をした竜のモンスターは、その風貌にどこか愛嬌を感じられることが多いが、
    本種にはそういった雰囲気が微塵も感じられずヤバイ奴という印象しか伝わってこない。
    • まず、全身の殆どが血のように真っ赤な皮膚・硬い筋肉で覆われている
      肋骨や筋繊維のような模様もあり、外皮が剥がれたようなグロテスクな質感にも見えてしまう。
    • 頭部は露出した牙が目立ち、獣に近い骨格をしているが、両目は瞳が青白く輝き
      対して瞳の周りは真っ黒に染まりのような悍ましい雰囲気を漂わせる。
      • ちなみにオドガロンには瞼が存在しないため、睡眠時も悍ましい目を開けたまま眠る
    • 耳は一見見当たらないが、よく見ると頭部にへばり付いているような構造である。
      全体的にのっぺりとしたシルエットであり、露出した牙や両目の色彩も相まって
      まるで筋繊維と頭骨が剥き出しになっているかのような恐ろしい外観をしている。
      • 首の辺りを観察すると、4対ほどの鰓裂のような黒い溝が確認できる。
        同じ瘴気の谷に生息する牙竜種のギルオスのように鰓そのものが露出しているわけではなく、
        サメのように開口部しか確認できない構造となっている。
        これは、瘴気が充満している環境に適応した結果だと推察される。
  • 咆哮モーションを三つ持つという非常に稀で地味な特徴を持っている。
    一つめは戦闘や縄張り争いの開始時に使用するモーションで、
    手足を揃えて顔を持ち上げ、立てた尻尾を揺すりながら遠吠えをするように鳴く。
    二つめは威嚇やエリア移動時に使用するモーションで、手足を伸ばして尻尾を逆立て、こちらを見下ろす様に鳴く。
    三つめは後述する強暴化や怒り状態へ移行する際に使用するモーションで、
    手足を広げて姿勢を深く下げ、興奮する様に鳴き喚く。
    • 二つめのモーションについては咆哮のボイスが2種類あり、合計で4種類の咆哮ボイスを持っている。
      前者二つのモーションはトビカガチと共通だが、
      オドガロンはさらに追加のモーションと4種類の咆哮を持つ妙に豪華な仕様である。
  • そしてオドガロン最大の特徴が、惨爪竜の由来となった上下に折り重なった多数の爪
    足先から伸びた上段の爪、指先から生えた下段の「隠し爪」の二段構造に分かれており、
    折り畳みナイフなどのように、爪が上下に可動する仕組みになっている。
    爪の外観は見るからに禍々しく、猟奇性残虐性さえ感じさせる
    特に隠し爪一本一本が鋸状の長大な刃と化しており
    今にも八つ裂きにされそうな殺傷力に富んだ形質である。
    見た目に違わず鋭い切れ味を誇っており、爪による攻撃が繰り出された際は、ナイフが振られたようなSEが入る
    • 普段、オドガロンは上段の爪の方を下に出して使用し
      隠し爪は足首方向へと指を反り返らせ、上部に畳んでいる。
      即ち、普段は指が出ていないということになるが、興奮時や特定の攻撃動作を行う際など、
      オドガロンの攻撃性が高まる場面になると、指が下り、畳まれていた隠し爪が解放される
      同時に上段の爪は上に反り上がり、下段の隠し爪上下が逆転する
    • 上記の仕組みからも分かるように、上段普段用下段攻撃特化用となっており、
      双方の爪を同時に出すのではなく、場面ごとに爪の上下を切り替え、使いたい方を下に出す形で扱う。
  • 他所のインパクトが強過ぎて注目されにくいが、尻尾は松笠のように突起が密集したビジュアルであり、
    見る者にとっては不快を感じかねない形状となっている。
    なお、尻尾は切断することが可能。
    さらに、こんな不気味な形状とは裏腹にかまど焼きで食べる事も可能。
  • 総括して、本種の外見やイメージは今までの獣形モンスターと全く異なる方向性となっている。
    上述した数多くの特徴は、今までの先輩たちではあまり見られなかった「不気味さ」や「凄惨さ」といったイメージを
    これでもかと前面的に推し出しており、本種特有の強烈なインパクトを生み出している。
    その一方で威圧するかのような風貌や戦闘能力からは、ただ凄惨なだけではないある種の勇猛さを醸し出し、
    一言で表すなら「鬼武者」「修羅」といった表現が適切だろう。
    • 実際、厨二臭漂う最終強化武器名や、
      男防具のデザインは上記の印象と綺麗に合致した秀逸な物となっている。
  • 瘴気の谷にはオドガロンの巣(エリア13)に直通する横穴が幾つか存在している。
    実機プレイでは生態マップ上で突然別エリアへとワープしたように見える場面が確認できる。
    このルートはフィールドに落ちてくる死骸……つまりレイギエナの亡骸を運ぶ際に用いる
    また、レイギエナの死骸以外にも肉片などを咥えて歩いている場面を目撃することもある。
    この特徴的な生態からも解るように、新大陸の生態系において掃除屋の役割を持つ存在でもある。
    • 探索でレイギエナの死体、もしくは肉片を巣に運び込む場面を目撃すると、
      テトルー「谷のぶんどり族」オトモダチになるためのイベントが発生する。
      彼らは腹を空かせているため、生肉を持ち込んだ上でエリア14にて待機し、一度は経験しておきたい。
    • 巣穴の奥にはオドガロンが作った「肉の塊」なる運搬アイテムがある。
      「入り組んだ枝」を予め通行可能にした上で運搬に挑戦してみたい。
      このアイテムは特殊な腐臭を発しており、オドガロンを筆頭にモンスターを誘引してしまう。
      また、エリア奥にはモンスターの攻撃が当たるとダメージを与えられる「腐肉」が存在する。
  • 捕獲した際、知的な生物学者から「視力はあまり良くないが、
    鼻腔が発達しており嗅覚が鋭い」という話が聞ける。
    実戦においても、物陰や綿胞子草によって姿をくらましても瞬時に発見されてしまう。
  • 縄張り争い」の対象が特に多いという特徴がある。
    戦闘状態の大型モンスターを見付けると即座に駆けつけて猛攻を仕掛ける獰猛さゆえか。
    ツィツィヤックパオウルムーラドバルキン相手には圧勝する
    • 発売前にカプコンTVで行われた実機プレイでは、ラドバルキンとオドガロンの縄張り争いが発生。
      顎に纏った骨を噛み砕いて打ち倒すという圧倒的な強さを見せ付けた。
      体格ではラドバルキンの方が優っていることもあり、スタジオではラドバルキンの勝ちが予想されたが、
      オドガロンがあっさりと勝ってしまったことで驚きの声が上がっていた。
    • ツィツィヤックは閃光を物ともせず圧倒、パオウルムーは空中という地の利すら覆し
      圧縮空気を恐るべき機動力で躱しつつダイナミックに跳躍、首筋に噛み付いて撃墜させる
      台地の乱入個体は縄張り争い後速やかに立ち去るが、その猛威は嵐のようでもある。
    • あろうことか瘴気の谷に棲む古龍ヴァルハザクにすら自ら縄張り争いを仕掛ける
      古龍にすら躊躇せず首筋に噛み付く獰猛さはこのモンスターを象徴するところだろう。
      流石に分は悪いようで、ヴァルハザクの瘴気による反撃を受けて即座に退却を図る。
    • また縄張り争いではないものの、イビルジョーには抵抗する間もなく口に咬えられ武器代わりに振り回されてしまう。
      この一連の行動で中々のダメージが入るので、イビルジョーの乱入が確認されたら狙うのも良いだろう。
  • 発売前時点で詳報が公開されたフィールド4つの内、瘴気の谷のみ"主"が不明であった。
    ゲームのストーリーではレイギエナなど他フィールドの"主"と同時期に出現しており、
    PVにおいても"主"たちと同様の扱いを受けるなど厚遇されたことから、主ではないかと目されていた。
    • だがストーリーを進めると、瘴気の谷に適応した古龍種「屍套龍ヴァルハザク」の存在が判明する。
      実際はヴァルハザクこそが瘴気の谷に於いて最強の存在であり、オドガロンは次点の強者となる。
      ただし、だからと言ってオドガロンが弱いかと言われれば答えはNOである。
      生態系から逸脱した圧倒的な存在とされる古龍種が規格外というだけであって、
      オドガロン自体は他フィールドの主に匹敵する実力者と言っても過言ではない。
      事実、主が存在する4フィールドの主が一斉に集うクエスト「新大陸の白き風」では、
      瘴気の谷の主級モンスターとしてオドガロンが登場している他、
      続編のアイスボーンにて、陸珊瑚の台地の生態系も似た状況になっている可能性が示唆されている。
  • 破壊可能部位は頭部・両前脚・両後脚・尻尾(切断)。
    胴と背中以外の部位は肉質が柔らかく、特に頭部は判定がやや小さいが物理属性の最大弱点となる。
    戦術面では肉質の柔らかい前脚破壊の優先順位が高く、攻撃のリーチが減る尻尾切断も効果的。
    • 属性面では氷耐性が低く、全部位に通用する。先に登場するレイギエナの武器が相性抜群。
      次点で雷属性>水属性が選択肢となるが、こちらは効き辛い部位も多い。
    • 状態異常耐性は特に麻痺耐性が低い。
      そのため、瘴気の谷でオドガロンが行きやすいエリアにうろついているギルオスたちに
      噛みつかれた際にいきなり麻痺してハンターを驚かせる事もある。
      拘束時間自体は短いが、厄介な爪を破壊する絶好のチャンスとなるため逃さないように攻撃したい。
      気絶はやや溜まり辛いが、頭と首で受けるため全身の1/4程度で気絶値の蓄積が行える。
      逆に、瘴気の充満した環境やいつ餌が得られるのかわからない環境に適応したためか、毒と減気は効きが悪い。
      特に毒は蓄積・ダメージともに非常に小さいため、ほとんど効かないと思ったほうが良い。
      減気の方は蓄積は小さいながら一応しっかりと効果を発揮してくれるのだが、オドガロンを疲労させる場合は
      捕食に向かう→後述する強暴化状態を誘発する可能性があるというのは一応考慮しておきたい。

MHWorld

  • ストーリーでは任務探索で瘴気の谷の最奥部を調査する際に登場するが、
    実はオドガロンに逢う前からフリークエストに乱入することがある。
    谷はともかく、陸珊瑚の台地で遭遇した場合は周囲のモンスターとはかけ離れた
    その見た目から面食らうこと間違いなしだろう。
  • 主な攻撃は鋭い爪による引っ掻きや、口を大きく開いてからの噛み付き。
    特に引っ掻きは危険で、食らうと裂傷状態に陥ることがある。
    こうなると、ただでさえ俊敏なオドガロンの前で動きが制限されてしまうため、非常に厄介。
    動きを注意して確認し、なるべく食らわないようにしたい。
    どうしても被弾が絶えない場合は特殊装具やスキルも活用しよう。
    • 裂傷状態の発症率は隠し爪を解放する怒り状態において高まる*1
      逆に前脚を部位破壊すると裂傷状態になり辛くなるため、優先して破壊したい。
    • スキルに関しては下位でオドガロンに挑むときはまだほとんど裂傷耐性持ちの防具がなく、
      使ってもダメージ軽減しかできないのがネック。
    • 隠れ身の装衣や草むらで身を隠すこともできるが、オドガロンはその嗅覚で
      こちらの位置を把握しゆっくりと接近してくる。
      とはいえスリンガーで発した物音には反応するため、体勢を整えたい時は
      何かしらの弾を装填しておくといいだろう。
    一方で、ブレスなどの遠距離攻撃や、属性を駆使した攻撃を使う様子は見られない。
    裂傷と咆哮【小】に気を付ければ他にいやらしい攻撃手段は用いない肉弾攻撃が主体となる。
    • 通常の引っ掻き攻撃のモーションは従来のネコパンチに近く、
      見た目は犬っぽいけどお手のような叩き付けるモーションではない。
      後述の大技に関してはお手に見えなくもないが、叩き付けるというよりは「振り下ろす」モーションである。
      膂力でもってねじ伏せるタイプの先例と比べ、
      その研ぎ澄まされた爪での「斬撃」を主軸としている故だろう。
  • オドガロンの大きな特徴として、技を組み合わせ連続攻撃を行ってくる点が挙げられる。
    1~3回の攻撃動作をセットで行ってくるため、甘く攻め込むと手痛い反撃を受けやすい。
    加えて、単発の攻撃にしても素早い身のこなしで繰り出される技も多く、
    攻撃モーションは声を上げながら大振りで繰り出す傾向があるため対処はできるものの、
    慣れるまでは攻撃チャンスを見出すのは難しい動きを行う。
    更に隙を潰すように素早く後ろにバックステップし、相手に向き直る行動も多用する。
    各行動の組み合わせを理解し、攻撃チャンスを掴むことが求められるモンスターと言えよう。
    • この性質はオドガロンの怒り状態や疲労状態によって大いに変動してくる。
      怒り状態ではコンボ技を2~3回連続で行う傾向が強くなり、チャンスが少ないように感じられる。
      攻撃の合間には軽い位置調整を行うことも多く、カメラ操作に慣れていないと惑わされやすい。
      しかし、コンボ終了時には体勢を戻すまで少々時間が掛かり、これが攻撃チャンスとなる。
      また、疲労状態では殆どの行動が単発攻撃となり、上述した隙が頻繁に発生する。
      MHWorldでも一際ターンファイト傾向が目立つモンスターといえるだろう。
    • 様々な攻撃を連続で放ってくる一方で視力が殆ど無い影響なのか単発で見る攻撃の命中精度は案外低く、
      ランス等がカウンターを構えたりハンターがスタンや麻痺等で無防備になっていても
      一発も当たらないなんてことが結構ある。
  • 離れている相手に対しては攻撃判定のない猛ダッシュで駆け寄り距離を詰めてくる。
    その速度は非常に素早く、気付いたら眼前に居たという場面も少なくない。
    エリア離脱速度・突入速度に関してもMHWorldではトップクラスであり、
    一瞬で別エリアへと逃げた……かと思いきや2秒も経たないうちに引き返して攻撃してくることも。
    • この関係で別のモンスターと戦っているときに突然駆けつけてきたり、
      遠くで砥石を使っているつもりでも一瞬で距離を詰められ噛みつかれたりという奇襲が頻発する。
      この猛ダッシュ自体に攻撃判定がないのは有情仕様といえよう。
    • このダッシュは恐ろしい特性だが法則が見えてくれば逆に起爆竜弾や大タル爆弾を仕掛けた場所に誘い出すことで
      かなりの量のHPを一方的に削ることもできる。
  • 尻尾を用いた攻撃モーションもあり、シンプルに横へ振ってきたり、
    側転気味に後退しながら振り上げてきたりする。
  • 大技として、後脚で立ち上がってから勢いを付けて引っ掻く攻撃が挙げられる。
    この攻撃モーション時は、非怒り状態であっても隠し爪を展開する。
    予備動作が大きいため、よほど隙を晒さなければ範囲外へ逃れられるだろう。
  • 地形によっては、周囲の壁に張り付きトビカガチの如く上から飛び掛かってくることもある。
    壁に張り付くまでの動きが非常に速いので、急にこの行動を取られると、オドガロンを見失いやすい。
    更に、瘴気の谷エリア9などでは一度行った直後に流れるようにもう一回行うこともある。
    特に初見では驚かされることだろう。
    この行動含め、ジャンプを伴うモーション中はちゃんと空中にいる判定となっており、
    閃光等で撃ち落とすと転倒と同様の動きで長時間もがき、大きな隙をさらす。
  • 詳細条件は未検証だが、怯んだ仕草をキャンセルして繰り出すカウンターが存在する
    これは部位耐久値とは関わりなく被ダメージに対して行ってくる「大暴れ」という行動。
    怯んで転倒したかと思いきやそのまま回転して飛びかかり爪攻撃、位置を調整してから続けて回り込みかみつき
    最後に強烈な噛み付きである食い破りを行うという3連続コンボの強烈なものとなっている。
    怯んだ部位によって始動モーションが変わるため、いわゆる「初見殺し」に陥りやすい。
    • 最終段の噛み付きを終えると高らかに吠える動作が入り、その間は攻撃チャンスとなる。
      最後の噛み付きを終えた段階で落とし物が発生することもある。
    • 時折反撃に転じるまでの動作が長くなる場合があるようだが、詳細は不明。
      また、大暴れ中に怒り状態や疲労状態に入った際には中断して移行用のモーションを行うが、
      移行モーションを行った後に「大暴れ」を中断した部分から再開し、最後の噛み付きまで行う
      隙だらけの移行モーションに油断して深追いすると事故に繋がるため留意されたし。
  • 疲労状態になったオドガロンに設置生肉を与えると、上半身が赤熱し「強暴化」状態に移行する
    口から湯気を漏らして暴れ回る様は、まさしく惨爪竜の本領発揮といったところ。
    この状態になるとなぎ払い食い破りという必殺技が解禁される他、
    それを連携に組み込んで来るようになったり、側面へ素早く回り込みようになるなど
    通常時以上の連続攻撃を繰り出してくる。
    • なお、口に加えていた腐肉や、巣に運び込んだレイギエナの死体などを捕食した際にも同様の状態になる。
      レイギエナの死体を捕食した場合は捕食跡が生成されるが、此れは痕跡として採取可能。
  • オドガロンの「大型モンスターに積極的に攻撃を仕掛ける」獰猛さも狩猟に関わってくる。
    好戦的かつ行動範囲が広いため、余計な敵モンスターが介在する状況での戦闘が生じやすい。
    警戒を怠ると痛い目に遭いそうである。
    • こともあろうにバゼルギウスにさえ果敢に飛び掛っていく。
      肉弾戦特化のオドガロンがバゼルギウスに挑めばもれなく爆撃の雨に晒されるのは明白。
      この場合は逆にオドガロン側にほぼ確定で大ダメージが入り、部位破壊が捗るチャンスでもあるので
      オドガロンとの対峙中にバゼルギウスを見つけても慌ててこやし弾を撃たず、あえて見守るのも手。
      • それにしても、それなりの危機管理能力を持っていれば
        バゼルギウスの能力がいかに自分と相性が悪いかくらい見れば分かるであろうに
        それでも爆炎の嵐をかいくぐって挑みかかっていくのは
        苛酷な環境に生きる上位捕食者の性なのか、上記の通り目が悪いのか、あるいはまさか戦闘狂の系譜なのか。
    • 上記の理由から「イビルジョーが参戦しても特攻して種が滅びるんじゃないか」とも言われたが、
      いざ実装された結果、その小柄な体格が災いし
      イビルジョーに咥えられ鈍器の如く振り回されるという羽目に。
      他フィールドの主達でさえ圧倒する相手なので致し方無いといえば無いのだが、
      イビルジョーに振り回されるオドガロンに多くのプレイヤーは驚きを覚えた様だ。
      また、バゼルギウスやヴァルハザクですら食いついていくオドガロンであるが、
      銜えられたうえ鈍器のように使われた後は、流石に戦意を失っており一目散に逃げ去る
      • オドガロンとイビルジョーの共演機会自体は少なく、
        歴戦の個体のイビルジョーが瘴気の谷に現れることがないこともあってこの光景は結構貴重。
        ……だったのだが、2018年12月28日配信の特殊闘技場のイベントクエスト
        軽やかで恐ろしく、そして熱く*2無理矢理共演が決定。
        わざわざ配置されていたドスジャグラスやドドガマルと同じ目に遭ってしまうこととなった。
        もっとも、咥えられてない時の方が重い攻撃と素早い攻撃の連携で苦戦するものだが……
        ちなみに、「そして熱く」はその後に登場するナナ・テスカトリを指す。
      • しかし、実際は初期位置が離れていることも有るので、
        門を開けて直ぐに盛大な出オチに出くわす、という事はあまりないだろうか。
        まあどっちみちハンターとの交戦中にバクっといかれてるだろうが。

MHW:I

  • 2019年7月11日に公開されたPV第3弾では亜種の姿が公開されている。
    又、通常種も少しだけ登場しているが、先述の亜種に咥えられて地面に叩きつけられた上
    首を噛み千切られて殺された挙句、谷底に投げ捨てられるという悲惨な目に遭っている。
    • 通常種がイビルジョーに使われているイメージが先行してしまうため悪目立ちするが、
      元々ゲームシステム上のみならず設定上でも亜種は通常種よりも強大な存在である場合が多く、
      血の気の多いオドガロンの通常種と亜種がぶつかり合えばこのような結果になるのもある種当然といえる。
    • 無慈悲にもフィールド外へ投げ捨てられてしまうため、
      同時期のやられ役仲間と違ってムービー後に亡骸からの剥ぎ取りは出来ない。
  • 亜種は強暴化を多用すると言われていたが、マスターランクの通常種と遭遇したハンターは度肝を抜かれることになる。
    なんと多くの場合、最初から強暴化状態になっているのである。
    疲労こそ早いが、回復のため食事に行くのも早く、結果としてはほぼ強暴化状態のまま戦う事になる。
    上位までであまりにも強暴化が目立たなかったためだろうか……。
    • 一方、他モンスターで見られるような新規モーションの追加はない。
      強暴化によるモーション強化だけでも新規モーションに匹敵する*3ということだろうか。
      ただし、裂傷状態の付与確率は上がっているようで、
      爪を展開していない非怒り時の攻撃でもあっという間に発症させられてしまう。
    • 肉のおかわりがない闘技場クエストなら最初さえ凌げば問題無いかと思いきや、普通に怒りと同時に強暴化する。
      肉なんて要らなかった

MHNow

  • 瘴気の谷と深い関わりのある生態故か、MHW:Iを最後に新作に登場できない機会が続いてしまっていたオドガロン。
    MHST2ではライバルに一歩先を行かれ、MHR:Sでは近縁種が鳴り物入りで登場し、
    MHNowでは瘴気の谷仲間に先を越されていた本種だったが、
    MHNow配信から半年が経過した2024年3月14日、
    第2回大型アップデートとなる『春景裂く乱入者』によって漸く新大陸からの脱出が叶う事となった。
    • 同アップデートでは、陸珊瑚の台地で縄張り争いもある眩鳥ツィツィヤックや、
      本種をも玩具にしてしまう乱入システムの始祖、恐暴竜イビルジョーも登場。
      また、オドガロンの特徴の一つである裂傷状態も共に追加される。
    • なお、アップデートのタイトルにある「裂く」という単語や、
      ラドバルキンら瘴気の谷のモンスターが登場し続けていた背景から、
      事前情報が出された時点でオドガロンの参戦を予想するハンターも居たようだ。
    • 起動画面にも選ばれた「春景裂く乱入者」のアートワークはオドガロンがメインになっている。
      香港にある大廈の街並みに出没し、新登場のチャージアックスで迎え討つハンター達が描かれている。
  • 登場フィールドは、砂漠エリア沼地エリアの二つとなっている。
    頽廃的な見た目であり、ラドバルキンなど瘴気の谷のモンスターも確認されているため、
    似合わないということはないだろう。死体がごろごろ転がってる瘴気の谷エリアが追加されなくて良かった
    同地にはレイギエナがいるため、ここでもライバル同士生息地が被ることとなった。
  • 初登場ランクはまさかの★4で、これはアンジャナフやリオレイアなどの中位クラスのモンスターと同等のレベルである。
    本家MHWではリオレウスやディアブロスなど各フィールドの主モンスターと同格の扱いであった筈なのだが、
    ここに来て格下げを受けてしまった。
    ちなみに、上記の主2頭と同じく陸珊瑚の台地の主でもあるレイギエナは初期ランクは★5である。
  • 主級から格下げを食らってしまった一方で戦闘面に関しては、他のモンスターで培った狩猟テクニックが通用しないほどの強豪
    同じ牙竜種のトビカガチと比較すると一回り大きく、尻尾が弱点ではないため前方の頭と前脚を狙う必要がある。
    本種の特徴である連続で攻撃を行ってくるのは健在で、それどころか本作ではその一撃ごとが必殺級の威力であり
    それらを間髪入れずに連続で行って来る様は悪夢である。
    攻撃予備動作の赤いオーラがあるものの、緩急の多い猛攻撃は回避のタイミングを掴みづらく、
    遠距離武器であってもすぐに間合いを詰めてくるため侮れない。
    • 特に遠距離武器では殆どの攻撃でガンナーの位置を的確に狙って行き、中でも飛び掛かり引っ掻きと急接近からの尻尾薙ぎ払いが非常に危険で、
      前者は回避の判定がわかりづらい事と後者のは即死級の威力を誇るのでこの二つだけは何としてでも避けたい。
  • 頭部の部位破壊では転倒するも束の間、確定で大暴れに移行し容赦ない追撃を加えてくる。
    被弾を少なくするには相当の慣れが必要で、特にMHWorldを経験していないハンターは
    大苦戦を強いられること請け合いである。
    • 一方で体力は全体的に見ると少なめになっているので、
      立ち回りをマスターすれば早期討伐・周回も容易になるだろう。
      討伐時間と部位破壊箇所に拘りがなければ、前脚と後脚の破壊で
      それぞれ別にダウンが発生するため、狙えば安全に戦える。
      また、今作にはジャスト回避があるので場数をこなせば無被弾も夢じゃない。
    • なお、裂傷状態を誘発する爪の攻撃には赤い爪痕のようなエフェクトが出るようになっている。
      かなり派手で見やすい為、このエフェクトが出た攻撃には当たらないよう注意しよう。
    • ★6以上の個体になるとMHWorldで見られた生肉を食べる事でなる強暴化状態に最初からなっている状態である。
      MHWorldではなかなか披露しないレアな技だったが今作では出し惜しみしないようだ
  • 武具については特筆すべきはライトボウガンで、隠しステータスとして何とデフォルトで装填速度LV2が発動している。

武具

  • 武器はオドガロンの爪や外皮を模したような外見をしており、鎖鎌や火縄銃といった東洋風な意匠が施されている。
    性能は控えめな攻撃力に高い会心率、そして匠で延長不可の白ゲージと、過去作のナルガ武器に近い。
    覚醒によって火属性が出るが、属性値は低めである。
    一方、オドガロンのライトボウガンは性能が素直で使いやすいと好評。そして、何故か雷属性を使える。
  • 武器名は最終強化によって例えば双剣なら罪【シン】、チャージアックスなら憎【オディウム】のように、
    罪や悪といったイメージの漢字【その単語の英語のカタカナ表記】という大変厨二臭い独特なネーミングになる。
    一部の古参ハンターはデジャヴを感じたとか…。
    なお、ランスだけは他のモンスターの武器の例に漏れず独特な銘を付けられずに最終強化されてしまう。理不尽。
    • ちなみにこの表記は洋名だと分かりづらいためか、そのままSinOdium等となっている。
      つまり和名は英語表記を参考にするなら、罪と書いてシンと読むようにルビが振ってあるということになる。
      中国語表記だと罪【。…どうやら意味がうまく伝わってないらしい。
      他の武器も憎【怨恨】悪【VICE】と表記がまとまってないのが見られる。
      この辺もデジャヴを感じるとか…。

余談

  • 後脚が発達した姿から、当初は牙獣種ではないかとの風説も聞かれた。
    しかし別名に"竜"という字が入っており、トビカガチと類似するモーションも多かったため、
    種族の正式公開こそ遅かったものの、多くの人からは牙竜種と見なされていたようだ。
  • オドガロンはツィツィヤックやパオウルムー、そしてラドバルキン等、
    様々なモンスターをその俊敏性と殺傷力で追い詰めるのは上述の通りではあるが、
    パオウルムーが相手の場合、彼が空中にいる間に縄張り争いの条件を満たしていると、
    天高く跳躍し、パオウルムーが空高くに居ようとも意にも介さず叩き落してしまう。
    陸珊瑚の台地に寄る機会が有れば、一度狙ってみれば面白いだろう。
  • オドガロンの足跡をよく見てみよう。
    そこには代名詞たる凶悪な爪の跡…と思いきや、犬のようなかわいらしい肉球の跡が付いている。
    この足跡にギャップ萌えを見出すハンターもいるかもしれない。
  • クエスト報酬として滋養エキスが獲れるモンスターの一体なのだが、陸珊瑚の台地でオドガロンがいる
    ルートにオトモダチ探検隊を派遣すると、何故か狂走エキスが手に入る。
    おそらくだが開発側の設定ミスだと思われるが、滋養エキス目的なのに違うエキスを獲ってきて
    肩透かしをくらったハンターも多いのではないだろうか。
    まああれだけの速さで駆け回れるのだから狂走エキスが獲れてもおかしくはないかもしれないが。
    滋養エキス目的で探検隊を派遣する場合は瘴気の谷を選ぶようにしよう。
  • 群れをなさないこと、見た目が全く違うことで連想し辛いかもしれないが
    メインで屍肉を漁りつつも、時折狩りにも出る生態系の上位者という点では、
    現実のライオンやハイエナの仲間に近い行動をするモンスターであると言える。
    確かにおどろおどろしい外見だが、それほど奇妙な生物という訳でもないのだ。
    • 腐肉あさりはハイエナ、爪を出したままで長距離を走り回ったり食べものをくわえて持ち帰るのは狼、
      単独で出し入れできる爪で高低差を利用して狩りをするのは虎、
      縄張り周辺を忙しく探索し、他の動物に見境なく攻撃を仕掛ける点はクズリやトガリネズミ…と
      様々な捕食動物との類似が見られる。
      皮膚が剥き出しになったような外見も一見すると不気味なものだが、
      同じく死肉に触れる機会の多いハゲワシなどに見られる特徴で、
      毛などの隙間に残った汚れに雑菌がわくのを防ぐ適応だと考えられている。
    • オドガロンは自発的に獲物を求めて生息地を出ることもあることから、
      厳密な意味でのスカベンジャーには当たらないものと考えられる。
      単なる肉でありながら報酬内容にも挙がるほどに発達した筋肉や、
      歩行型のモンスターでは頭一つ抜けた機動力*4などから省みるに、
      瘴気の谷に降ってくる自然死した生物を待つだけの方法では、代謝を賄えないのだろう。
    なお、実在した生物の中で外見的なモチーフに最も近いと思われるのは、
    2億5千万年前の古生代ペルム紀末に生息した単弓類のゴルゴノプス類だと思われる。
    前後に長い頭部とサーベル状に発達した犬歯が特徴的な彼らは、
    当時としては最も洗練された捕食者であり、最大種で3.5~4mに達したとされ、
    当時の生態系においては現在のライオンや狼に相当する地位を占めていたと考えられる。
    また、彼らが生息した時代は史上最大規模といわれるペルム紀大量絶滅の直前であり、
    オドガロンが瘴気の谷という過酷な環境に適応した背景と通じるものがある。
  • そのホラーチックなビジュアルから、バイオハザードシリーズのクリーチャーに似ているという声があった他、
    狼型の体格、およびそれぞれ名前が一字違いと酷似していることから、
    MHFに登場しているオルガロンミドガロンを連想したユーザーもいたようである。
    もちろん登場作品はおろか外見や性質も全く異なりいままでのガロンと名の着くやつらは牙獣種なのに対して
    こいつは牙竜種と種族さえ別物と、モチーフと名前の由来が被ったというだけで特に関連性はないと思われる。
    名前の由来は"激しく恐ろしい"を意味するおどろおどろしい「おどろ」と牙狼「ガロウ」からだと思われる。
    • さらに余談だが、「カプコン」の「狼」で「ガロン」と言えば、もっと早くから先駆者がいたりする。
  • PVではフィールドマスターがオドガロンの注意を引く場面が見られる。
    「仲間を逃がすための囮」という死亡フラグが立っているが彼女は大丈夫だろうか。
    …と思われていたが、実際ストーリーにてハンター達が目にしたのは、
    スリンガーこやし弾の雨でオドガロンをほぼ一方的にひるませ続けるフィールドマスターの雄姿であった。
    その後ハンターが討伐に向かうこととなるが、元々が探索クエであり、
    事前情報無しで挑んだハンター達は裂傷状態に苦しめられることとなる。
  • MHWorld PV第5弾において、なんとオドガロンの極小個体が映っている
    これはロックマンシリーズとのコラボクエストの様子であるらしい。
    赤い犬なのでロックマンの相棒である犬型ロボット「ラッシュ」をイメージしたものだろう。どう見ても敵キャラ
    このクエストではハンターの武器種に応じてBGMが変化する仕様が取り入れられている。
    • 発売前に公開されるナンバリングされたPVで極小個体の存在が示されることは珍しい*5
      ただ、小さくともその外観の恐ろしさ故にあまり可愛げは感じられないかもしれない。
  • MHWのモンスターが多く登場したMHRiseやMHST2だが、オドガロンはそのどちらにも登場出来ていない。
    同骨格のトビカガチは両方に参戦出来ているので骨格の問題はあまりなさそうであるが、
    やはり瘴気の谷と密接に結びついた生態が登場を難しくさせているのだろうか。*6
    送り狼などは彼によく似合っていそうだが、その役を務めたのは狼要素の欠片もないアンジャナフである
    何かとライバル関係のあるレイギエナは、MHST2で共闘パートナーのオトモンやストーリー上のボスと目立つ場面が多く、
    ここで差をつけられてしまう事となってしまった。
    • MHST2では生息地が変わっているモンスターがおり、特にロロスカ地方では氷の洞窟にボルボロスやアンジャナフなど、
      出現する場所が明らかにおかしい奴も存在する。
      その一方でオドガロンの亜種はMHW:Iの汎用フィールド全てに出現するという適応性の高さはあり、
      同じくMHW:Iで汎用フィールド全てに出現するアンジャナフ亜種はなぜかMHST2で登場できている為、
      オドガロンが多少おかしな場所に出ても良かったような気はするので少し残念である。
    • MHRiseの続編であるMHR:Sに関しても登場できなかったが、
      こちらではなんと新モンスターとして氷狼竜ルナガロンというよく似た牙竜種が登場した。
      見た目や名前だけでなく古龍にも挑みかかるなど他にも多くの類似点があり、
      近縁種ではないかと考察されていた事もあったが、MHR:Sの公式資料集により、
      考察通りオドガロンとルナガロンは同じ凄爪竜上科に分類される近縁種であることが判明している。
  • 2022年2月に公開された映画「大怪獣のあとしまつ」の予告の冒頭に怪獣のものと思わしき咆哮が入るのだが、
    それがなんと本種のものと非常に酷似していた。
    現在は別のものに差し替えられてしまっているが、
    差し替え後の咆哮も甲高く掠れた咆哮である点は共通している。
  • 2022年末、Ubisoftのゲーム「アサシンクリード ヴァルハラ」とのコラボレーション企画が発表された。
    なんとオドガロンをテーマにしたコラボレーションとなっており、
    騎乗動物のスキンを変更することで惨爪竜と共に狩り可能になる。
    主人公の装備として男性用ガロンシリーズと一部ガロン武器も使用可能になる模様。
    暗殺者然としたガロン装備と共に鬱蒼としたイングランドの地を疾走する
    惨爪竜の姿は意外と雰囲気に合っており、オドガロン好きには朗報と言える。
    • ちなみに、MHWorldとアサシンクリードオリジンズの間では以前コラボが行われたことがあるが、
      そちらは2018年末に行われていた為、まさかの3年越しでの再コラボである。
  • 2024年に行われたモンスター総選挙では41位をマーク。
    恐ろしい見た目とは裏腹にジンオウガ、ジンオウガ亜種、ドドガマルに続く牙竜種内4位という人気を見せた。
    ……のは良いのだが、オドガロンの前後の順位を見てみると、
    • 40位:イビルジョー
    • 42位:怒り喰らうイビルジョー
    なんとイビルジョーに挟まれるというまさかの事態に。
    ゲーム中でイビルジョーに散々な目に遭わされている本種だが、こんな所でも縁があるとは思いもよらなかっただろう。

素材

滋養エキス
オドガロンより分泌される滋養に富んだエキス。調合の素材となる。
惨爪竜の鱗
オドガロンの赤い鱗。汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
より上質なものは「惨爪竜の上鱗」、更に強靭なものは「惨爪竜の厚鱗」と呼ばれる。
MHNowでは良質素材として「惨爪竜の良質な鱗」が入手できる。
惨爪竜の硬筋
オドガロンの皮膚と思われる。硬い材質で、防具によく使われる。
より上質なものは「惨爪竜の大硬筋」、更に強靭なものは「惨爪竜の強硬筋」と呼ばれる。
惨爪竜の爪
オドガロンの別名の由来にもなった四肢の爪。
鉤状の上段の爪4本と、指先から生えた長い下段の隠し爪6本で構成されている。
鋭い材質で、武器によく使われる。
より上質なものは「惨爪竜の鋭爪」、更に強靭なものは「惨爪竜の剛爪」と呼ばれる。
導きの地に生息する個体からは「命断ち切る惨爪」、
その中でも歴戦の個体のものは「歴戦の惨爪」と呼ばれる。
惨爪竜の牙
オドガロンの牙。尖った材質で武器によく使われる
より上質なものは「惨爪竜の鋭牙」、更に強靭なものは「惨爪竜の重牙」と呼ばれる。
惨爪竜の尻尾
オドガロンの尻尾。強靭な材質で防具によく使われる。
より上質なものは「惨爪竜の靭尾」と呼ばれる。
惨爪竜の逆鱗
オドガロンの逆鱗。なかなか手に入らないと言われる希少な逸品。武具強化の鍵となる。
惨爪竜の宝玉
オドガロンの体内で生成されると言われる希少な玉石。武具性能を飛躍的に高める。
惨爪竜の天鱗
オドガロンの天鱗。武具に用いれば、地を統べ、天を掴むといわれる幻の希少品。

関連項目

モンスター/オドガロン亜種
武器/ガロン武器
防具/ガロンシリーズ
アイテム/肉の塊 - オドガロンが巣に貯蔵している腐肉。
ゲーム用語/バイオハザード - 本種と同じような雰囲気のクリーチャー達が多数登場する。

モンスター関連

モンスター/オルガロン - 本種と似た名前と体型を持つ牙獣種のモンスター。
モンスター/ミドガロン - 同上。
モンスター/ルナガロン - 本種と似た名前と体型を持つ牙竜種の近縁種。
モンスター/イャンガルルガ - 非常に好戦的な性格で、自分より体格で勝る大型モンスターにも襲いかかるのが共通。


*1 下記の通り非怒り時に隠し爪を解放する技があるが、こちらに関しては発症率に関わるのかは不明。
*2 2021年12月3日に配信が終了し、現在は受注不可能。
*3 言い換えれば、そのために上位まではほとんど強暴化しなかった
*4 横の移動だけではなく、陸珊瑚帯まで爪を使ってかなりの高さを登っている
*5 大抵はコラボ用のPVで存在を示唆される。MH4のババコンガが好例。
*6 瘴気の谷仲間であるドスギルオス、ラドバルキンも登場していない