用語集(英数字、あ行~た行)

Last-modified: 2023-11-16 (木) 13:39:06

このページでは、『Splatoon』シリーズ全体、及び『Splatoon2』について、主にインターネットで使用される用語に関する情報をまとめている。
本wikiや『Splatoon』に関するサイトで意味がわからない単語が出てきたらこのページを参考にしよう。
なお、中には蔑称などネガティブな意味や使われ方をする物もあるが、ここでは意味を知っておく為に紹介している。
目安として、▼マークを付けている用語は使用に注意が必要である。

もくじ
 

英数字

 

BPM(Beats Per Minute)

音楽・医学用語。一分間の間に何回拍を刻むか(又は何回心臓が脈打つか)を指す。例えば時計の秒針は一秒間に一回刻む=一分間に60回刻むのでBPMは60となる。
パブロボトルガイザーなどの連打ブキの練習にメトロノーム(BPMを正確に刻む道具)を使用する場合にお世話になる。
音ゲー勢にも馴染み深い言葉。

 

DPS(Damage Per Second)

日本語で言うと「火力(ダメージ)毎秒」。ある攻撃が1秒あたりに敵に与えられるダメージ量を表す。
ただし、DPSから分かるのは攻撃が全弾当たる場合の平均の攻撃力であるため、DPSが高いほうが撃ち合いに強いとは限らない。
例えば、「1秒でチャージをして100ダメージの弾を一発打てるブキ」と「0.2秒ごとに20ダメージの弾を連続で放つブキ」は、DPSは共に100ではあるが、一発外した時のリスクや奇襲のしやすさには大きな差がある。
そこで、より実戦に即した表現として、前者のような一撃集中型を「瞬間DPSが高い」、後者のような多段安定型を「継続DPSが高い」ブキと評価することがある。

 

FPS(First Person Shooter)

カタカナ表記すると「ファースト・パーソン・シューター」。一人称視点のシューティングゲームのこと。
操作キャラクターを画面に映さず、キャラクター自身の目線に合わせた視点で状況を把握する。
視野が広くなり没入感が強くなるのが特長だが、常に画面の中心に照準がある場合が多く、狙いをつける度に画面がグワングワンめまぐるしく動き回り、酔いやすい。
代表的なのは『Call of Duty』『Battlefield』『Overwatch』など。
『Splatoon2』は自キャラが画面上に見えているためFPSではなくTPSに分類されるが、スコープ付きチャージャーのズーム時・キャノンの操作時に一人称視点になる。

 

fps(frame per second)

「フレーム・パー・セカンド(frame per second)」のこと。
上のFirst Person Shooterと略称が同じだが意味は全く異なり、多くの場合向こうは大文字表記、こちらは小文字表記で区別する。
詳細は「フレーム」の項目を参照されたし

 

KD、K/D

キルデス比」のこと。同項目を参照。

Miiverse

Wii Uとニンテンドー3DSの本体機能である、任天堂のゲーム専用コミュニティサービス。
スマートフォンやパソコンからもアクセス可能。
子どもでも気軽に利用できる環境などから良くも悪くも独特のユーザー層を形成していたのが特徴で、中でも前作『splatoon』ではMiiverseのイラスト投稿機能で様々な力作が投稿され、『Splatoon』世界の賑わいを演出する一要素として好評だった。
残念なことに2017年11月8日にサービス終了。*1
『2』ではハードの移行によってMiiverseは無くなったが、代わりに搭載されたTwitter連携を利用したイラスト投稿機能が独自に実装されている。

 

OTK(one turn kill)

原義はターン制のゲームにおいて最初のターンで相手のライフを削りきるなどの方法で相手にターンを渡さず勝利することだが、スプラトゥーンにおいてはサーモンランバクダンカタパッドコウモリ、まれにタワーに対して使われる。
バクダンが生成するノーダメージの爆弾の体力を一回の生成の間の時間でゼロにする=バクダンを倒すことをOTKと呼ぶ。安定してバクダンをOTKできるかは、サーモンランにおける強ブキの一つの指標になる。
カタパッドの方は、一度のミサイル発射で両側の砲台を破壊することをOTKと呼ぶ。スプラッシュボムによるOTKは一人の場合でもインク回復を挟めばギリギリだがOTKが可能である。
コウモリは傘をひっくり返してアメフラシロケットを発射してから傘に再び身を隠すまでに直接コウモリを攻撃して倒すことをOTKと呼ぶ。
またタワーに関しては、かつて一部のブラスターエクスプロッシャー等が一発で全ての鍋を吹き飛ばすこともワンターンキルと呼ぶこともあったが、アップデートでバトル用のブキと同じく爆発半径を縮小され、現在ではこれを行うのは至難の業になってしまった。

 

RTA(Real Time Attack)

タイムアタックの計測方法の一種。「タイムアタック」だとゲーム内時間を競うが、「RTA」では現実の時間を指標にする。早くクリアするために普通なら考えもつかない技が連発されることが多い。
オンライン対戦ゲームであるスプラトゥーン2ではあまり有名ではないが、オフラインモードで競っているプレイヤーも少なからず存在する。
オクト・エキスパンションを1時間でクリアしたり、それの裏ボスを30秒足らずでボコボコにすると言えば、プレイした人にはその凄さが伝わるだろう。対戦に疲れた時やウデマエをあげたい時に挑んでみてはイカがだろうか?

 

なお、現行の世界記録は、ヒーローモードのAny%*2 は1h29m24s、オクトのAny% No Death Abuse*3は1h07m46sとなっている。
(ソースはspeedrun.com、最終閲覧日は2022/02/16。その他記録は上記リンクを参照。)

TPS(Third Person Shooter)

カタカナ表記すると「サード・パーソン・シューター」。三人称視点のシューティングゲームのこと。
操作キャラクターの視点とは別の視点から状況を把握する。大体は操作キャラクターを画面の中心に据え、彼/彼女らの背後・背中を見ながら操作することになる。
FPSよりも背後の状況が分かりやすく、自分の状態を把握しやすいのが特長。ゲームによってはキャラクターの背中にインジケーター付きの装備を付け、コックピットの一部に利用しているものも。
『Splatoon』シリーズはTPSにあたる。自分の背中につけたインクタンクの残量を把握できるのは三人称視点のお陰だぞ。

 

3,9表記

ギアパワーの表記法の一つ。正しくは「さん かんま きゅう」、略して「さん きゅう」と発音する。
基本ギアパワーの個数を左に表記し「,(カンマ)」を打って追加ギアパワーの個数を右に表記する。
ギアパワースロットが最大で基本3個、追加9個であることに由来して3,9表記と呼ばれる。
下記の57表記と比べ、ギアパワーの個数と基本・追加の配分に着目した表し方となる。
3,9表記である事が了解されていれば、計算せずともギア構成がイメージ出来るというメリットがある。

 

一方で、「. (ピリオド)」を使ったり、「さん てん きゅう」と発音したりすると小数点と見做され、後述される5.7表記と混同されるので注意が必要。
算数的な意味合いとしても間違いである。
混同を防ぐためにも、書く際はカンマ区切り、発音する際も「さん きゅう」と発音するのが良い。

57表記、5.7表記

ギアパワーのもう一つの表記法。
基本ギアパワーの効果と追加ギアパワーの効果が10:3であることから、
(基本個数×10)+(追加個数×3)
で出た値を表記する。
ギアパワーのスロット数は全身で基本3個、追加9個が最大であり、上の式に基づけば総合計が57となるため57表記と呼ばれる。
3,9表記と比べると効果の大きさに着目した表記といえる。
本Wikiの記事では原則として57表記を用いることになっている。

 

注意
一部のプレイヤーは、(基本個数×1.0)+(追加個数×0.3)で表す5.7表記を使うことがある。
5.7表記は「基本ギアパワー何個分の効果か」を表すため、ゲーム中の表記と効果の大きさの双方に着目した表記となる。
公式で「追加ギアパワー1個は、基本ギアパワー0.3個分」と明言されており、この5.7表記はゲームニュース等でも使われた事実上の公式表記である。
しかし3,9表記と勘違いされやすい上に、先に57表記や3,9表記が広がっているため、使用する人は少ない。

68族 / 旧68族 / 70族

前作でグラフ上の射程のパラメータが68だったシューターの総称。
基本的にデュアルスイーパー.96ガロンプライムシューターH3リールガンの4種を指す。
ただし狭義にはアップデートによって射程が伸びて68族に加わったH3リールガンや、
射程が僅かに伸びて数値としては70になったプライムシューターが含まれない事もある。
「標準より射程が長く、遠距離戦に有利」という基礎設計は共通するものの、実際に役に立つ「有効射程」という概念では結構な差があるため、実際の立ち回りは一括りにできないほどに異なっている。
今作では射程値が70になっており、呼ぶとすれば70族*4になるだろう。なお数字は増えているが、実際の射程はむしろ前作より短くなっている。

 

あ行

 

煽りイカ

詳しくはこちら

雨乞い

高所からローラーフデの振り撒きで極端な曲射を狙うテクニック。高台の縁を遮蔽にしつつ一方的に塗り・攻撃を浴びせられる。
これを使う姿を傍から見るとまさに「怪しげな雨乞いの儀式」なため、自然とこう名付けられた。本作で登場したスペシャルウェポンの「アメフラシ」とはまた別。
前作では大ダメージ・縦横広範囲な破格の曲射性能を持っていて、本職のスロッシャーの特性を半ば奪っている状態だった。その反省からか本作ではローラータテ振り以外のインクショットに塗り・ダメージへ強烈な減衰がかかるようになった。
前作ほどお手軽に優位を取れる戦法とは言えなくなったが、低めの高低差なら減衰もさほど気にならない上に一方的に攻撃が通る優位性も残っているので、巧みに使いたい。後この単語は煽りイカの一種でもある。

 

飴玉(雨玉、雨弾)

サーモンランコウモリが撃ち出す砲弾のこと。撃ち落さないとアメフラシが発生する。

イカ返し

ステージギミックの一つで、早い話がイカ版のネズミ返し。
イカはインクを塗った壁を登ることができるが、インクを塗れないイカ返しを越えることは出来ず、弾かれてしまう。逃げ込んだ先がイカ返しということが無いようマップはよく観察するようにしよう。
ちなみに、イカ返しに弾かれたときの効果音は前作から少し変わっている。ボヨヨヨンッ!

 

イカ研究所

『スプラトゥーン』の世界、及びそこに住む生物「インクリング」について日夜研究を行なっている研究所。
新たなるブキやステージの情報や、世界観にまつわる事実などはイカ研究所の公式ツイッターから発信されている。
我々プレイヤーたちと『スプラトゥーン』を繋ぐ存在だ。
ちなみに「イカリング2」でのイカ研究所の外観は任天堂本社に酷似している。
アップデートなども、イカ研究所によりなされる物である。
時々「こんな調整するなんて」「早く○○のブキを修正しろ」などというけなし言葉があるが、やめたほうがいい。アップデートも調整などがあってなされるものである。ごもっともなのだが、モラルを欠いた行為は絶対にやめよう。

 

イカちゃん

イカガールの事。愛らしい姿から、親しみを込めてちゃん付けで呼んでいる。他、類似語にイカくんタコちゃんタコくんなど。

イカ(を使用したダジャレ)

同じ発音の語を別の語に書きかえたダジャレ遊び。あえてカタカナ表記になっていること。
「楽しもうじゃないか」→「楽しもうじゃなイカ」
「以下、よろしく」→「イカ、よろしく」
「如何(いか)に塗るか」→「イカに塗るか」
など。
イカが活躍するゲームと言うことで、暗黙に浸透しておりsplatoonのゆるい世界感ならではの文化ともいえる。
が、本来であれば「語弊」を生みだしかねない表記であり、正確さが重要な場面では推奨されない。
イカが主体であることが、ダジャレとしての通りやすさと共に、語弊しやすさとも隣り合わせだからだ。
使う側もTPOをわきまえることを考慮すべし。
特に「如何(いか)に」は頻繁に使用されており、注意が必要。
どのように。どんなふうに。と言う意味であり、イカ本体のことではない。

 

イナゴ(▼)

詳しくはこちら(個別ページ)

 

猪(▼) 

猪の如く敵に何度もやられようが正面から何度も突っ込みまくるプレイヤーのこと。
一心不乱に敵陣に真っ先に到着するため奇襲性はかなり高く、見られてない場合はかなりの戦果をあげる事があるが、それは相手に見られてない場合の話。
なんどもやっているうちに来る場所が相手に予測されてしまうと、この戦法をやめないかぎり自分から相手に倒されに行っていることと同じ事になり、人数不利で味方に大きな負担がかかってしまう。
何度もやられる場合は一度マップなどを見て落ち着き、味方の側で行動して様子を見るなどしよう。
稀に一人で多数をキルしてたり、また戦線には絡んでくれるため囮として利用したりするプレイヤーもいる。たまたま一人で複数落とせたその成功体験に酔ってるプレイヤーが前者の快感を求めて突っ込んでる系の猪はハマると強い。芋よりはマシと言われる所以である。
だが上手いプレイヤーなどがそれを何回も成功させてもらえたのならありがたい話だ。

 

芋砂、芋

FPS用語。
本来は一箇所に固まって匍匐(ほふく)を行うスナイパーを芋虫に例え、結果として勝利に貢献していないプレイヤーに対する蔑称としてこう呼ばれるようになった。
ただ、解釈が広がった結果として上記のプレイスタイルそのもの、またはスナイパー系の武器を持つ場合の自虐的表現を指すようにもなったため、侮蔑表現かどうかは文脈から判断しよう。*5
『Splatoon』シリーズでは匍匐はないが、チャージャーなど射程の長いブキで同じ場所(高台や塀の上が多い)に留まって待ち伏せを狙い(これを「芋る」という)、その結果チームに貢献できないプレイヤーを罵って言われる事が多い。
確かに、芋は威嚇程度にはなるかもしれないが、今作はチャージャーの射程が控えめになっているうえ、フルチャージ時にブキが光るようになったため動いた方が相手にプレッシャーを与えやすい。相手に芋砂であることを勘付かれた場合、威嚇にすらならない。
中でもガチホコ、ガチヤグラを放置する勝利条件無視の芋砂は、状況次第では居ないも同然の働きにしかならない。
似たような意味には、スピナーエクスプロッシャーなどの非狙撃系ブキが定点攻撃を繰り返す「固定砲台」、一箇所で待ち伏せを行う「キャンプ」「ローラー」などがあるが、これらは芋ってナンボのブキであり、この言葉には基本的に侮蔑的な表現は含まれない。
対義語の蔑称として、考えなしに戦線に突撃する「猪」がある。芋よりはマシ

 

イラスト投稿

前作ではMiiverseの投稿機能によって様々なイラストがハイカラシティを彩り、更にフェス前後の第三勢力など大喜利的な要素も相俟って、イラストはスプラトゥーンの名物と化した。
今作でMiiverseは廃止されたが、イラスト投稿機能のみが独自に実装。ハイカラスクエアのポストから投稿できる。
Switchのディスプレイ上をタッチペン(静電式でなければ反応しないので注意)や指でなぞって描く他、時間は掛かるがドット打ちにも対応*6
毎日のように様々なイラストが投稿されており、バトルやサーモンランのワンポイントアドバイス、心の叫び、腹筋崩壊ネタ、時事ネタ、更には本職絵師による華麗なイラストなどが毎日のように投稿・更新され、特にフェス前後になるとその数は激増しハイカラスクエアを盛り上げている。

 

インク回復ロック

インクを消費した後、一定時間インクが回復しなくなる状態のこと。またはその時間そのもの。縮めて「インクロック」と書かれることが多い。
一度にインクを大量に消費するサブウェポンが顕著だが、ダイナモローラーなど一部インク消費の激しいメインウェポンでも発生する。
背中のインクタンクの内部が白くなっている部分がインクロック状態のわかりやすい目印。
スピナーチャージャーなどでチャージをし続けている間にも表示される。
この白ゲージがなくなり次第、インクの回復が始まる。
公式の表記では「使用後インクが回復し始めるまでの時間」と表される。

 

撃ち合い

敵同士が「互いを認識した」上での銃撃戦や状況の事。対面とも。
両者のブキが有効射程~塗り射程に入っている状態のことを指す場合もあり、この場合は「互いの射程内での撃ち合い」と呼ばれる。
対義語は不意撃ち、または奇襲。
撃ち合いに勝つためには、ブキの性能(射程、キル速度、DPS)によるところが大きい。

基本的には射程の長い方が勝ちやすいが、
射程がさほど変わらないブキ同士、あるいは互いの射程内での打ち合いの場合はキルタイムの短い方が勝ちやすい。
しかしAIM力、回避力、数の差(連携)、地形利用、更には読みや運と言ったプレイヤーの操作による要素も多分に反映される。
そのため、splatoonというゲームの楽しさの醍醐味とも言えるだろう。
センプクからの奇襲が強いゲームなので基本的には避けた方がいい事態だが、そうもいかない状況も多い。
試合に勝つためには撃ち合いの強さも無視はできないだろう。

「センプク状態の敵に気付かず、背後から突然襲われてやられた」のように、どちらか一方しか相手に気付いていない状態の戦闘を不意撃ち、または奇襲と呼ぶ。

また、「わかばシュータースプラチャージャーに射程端で撃ち抜かれた」のように、互いに認識していても、「あまりにも射程が違いすぎて、わかば側がスプラチャージャーを倒そうとしてメインを撃っていたとは一般的に思えない状況」は撃ち合いとは言わない。
また、「スプラッシュボムを遠距離から投げ続ける」「シェルターで敵の攻撃を防ぐ」といったアクションは「撃ち合い(対面)拒否」などと言われる。
なのでメインウェポンが主軸の戦闘のことを指すことがほとんど。

 

裏取り

敵陣に正面から向かうのではなく、脇道から回り込んで不意をつく戦法。
成功すればそこから相手の布陣を瓦解することができる一方、誰かが裏取りを行っている間ほかの味方は3人で敵の攻撃を凌がなければならないため、負担がかかってしまう。
勝利条件を無視した裏取りはかえってピンチを招きかねない。
特に開幕直後に裏取りを狙うと、味方は無傷の敵との3対4を強いられる。実力が拮抗している場合そのまま押し込まれ、生き残りは自分だけ……なんてことも十分あり得る。
正攻法と比べるとハイリスクハイリターンな戦術。

 

ナワバリバトルにおいては、相手が「塗っても塗っても有利にならない…」と思うように仕向け、マップを開かせ急いで自陣塗りに戻させ前線の人数を減らす可能性を秘める。
相手が追う、こっちが逃げるを繰り返せば完全なるイタチごっこになるため、この間に塗り尽くしてしまえれば、塗りにおける有効な戦術となりうる。
ただし、前述の通り味方の状況を把握していなければ気づかないうちに味方に大きな負担をかけてしまう可能性があるため、状況判断に長けた上級者向けのテクニックだ。

 

なおチーム全体で射程負けしており敵にたどり着くこともままならない場合、
誰かが裏取りを行って、チームの動きの障壁になっている敵の長射程ブキを倒して打開する必要が出てくることもある。
いずれにしても、敵味方の状況を把握できて初めて真価を発揮する戦術だ。

エイム(AIM)

FPS用語で「狙いをつける」こと。「エイミング」と呼ぶことも。少なからずシューティング要素が出てくるゲームでは頻出する単語だ。
『Splatoon』では敵の撃破が直接の勝利条件にはならないとはいえ、ステージが広くない分戦闘が頻発するため、エイムはかなり重視される。
正確に照準を合わせ、敵を撃ち抜くのが上手いことを「エイム力が高い」などと言う。
逆に、敵にショットがなかなかあたらず仕留め損なうことが多い状態を「エイムがだめ」「エイムがガバガバ」「ガバエイム」などと言う。
当たり前だが悪口なので、気心知れたフレンド同士のやりとりや自己分析で使うに留めよう。
高いエイム力は活躍するのに重要な資質であるため、「ようかいクソエイム」などの名前を付けてネタや言い訳のように使う者もいる。
味方にとっては見苦しい言い訳に、敵にとっては嫌味になるおそれがあるため、ニックネームに入れるのは控えるのが無難。

 

遠爆風

「直撃」から少し離れて発生する爆風のこと。「爆風」を参照。

 

置き撃ち、置きエイム

視認した攻撃対象の動きを予測し、「現在いる場所」でなく「移動先と思われる場所」に着弾するよう射撃し、対象が通過する瞬間に丁度ヒットするのを狙う撃ち方、およびそのためのエイム。
スーパージャンプジェットパックの着地地点に置いたり、マニューバーのスライド後の位置に置いたりすることもこれに該当する。
決め撃ちと混同される場合もあるが,あちらは「視認していない」攻撃対象の出現を予測して撃つ行為(この高台は長射程がよく陣取っているポジションなので撃っておこう、など)であり、厳密には意味が異なる。

 

置きボム

その名の通り、逃げる前にボムを投げ追いかけてきた敵を倒すと言う方法。高台にボムを置いて下に降りるのも置きボムである。ちなみにすぐ爆発してしまうクイックボムは、置きボムにはならない。
ウデマエA帯ぐらいになると、相手にまんまと躱されてしまうが相手の隙を付けば敵を倒す事が可能。特に撃ち合いではスプラッシュボムがよく使われ、高台ではキューバンボムがよく使われる。相手の死角にキューバンボムをくっつけるのもよく知られた戦術である。

教え魔

ゴルフ用語。練習場に出現し、自分より経験の浅いプレイヤーを捕まえてはあれこれと教えようとする人。
自己流の押し付けや客観的でないアドバイスが多いのが特徴で、正確性に欠けている。複数の教え魔に真逆のアドバイスをされたなんてことや、ただ間違いを指摘して改善点は教えてくれない、ということも。実際は経験の浅い人を見下して優越感を満たしているだけのもの。
『スプラトゥーン』に於いても、たまに教え魔が存在することに気をつけなければならない。
彼らは「自分が上手くいっている方法」を教えることが多いため、そのアドバイスの真偽や有効性は自分で検証して確かめるようにしよう。
誰でも自由に編集できるこの攻略wikiは、ある意味そういった教え魔たちが集まって作られているともいえる。非常に言い方は悪いがそこは目をつぶって欲しい
客観的な数値データは信頼できる情報になるよう努めているが、独自研究や考察というものは正解がないので、参考にしつつも鵜呑みにしないようにして頂けたら幸いである。

 

落ち、○落ち

  1. 「回線落ち」のこと。「あれ、味方のスシが落ちてる!」など。
  2. どちらかのチームのメンバーがやられていること。
    「○落ち」のように数をつけた場合、チーム中○人が同時に「落ち」の状態になっていることを意味し、特にメンバー全員が「落ち」た状態を「全落ち」と言う。ただしこの場合、複数メンバーの回線落ちは非常に稀であるため、2.の「○人やられている」の意味で用いられる方が圧倒的に多い。(全員やられた状態は「オールダウン」とも言い、そちらには普通「全員回線落ち」の意味はない)。
     

オトリンクラー

スプリンクラー」をあえて目立つところに配置し、破壊しに来たイカを狩るという、文字通り囮にする戦法。
またはその目的で配置されたスプリンクラーそのもの。

オブジェクト

日本語で「物体」「対象」「目標」などの意味を持つ言葉。
スプラトゥーンにおいては主に「対象」や「目標」という意味でエリアやヤグラなどの勝利条件に関わる存在を指すことが多い。(e.g.「オブジェクト管理」「オブジェクト意識」など)
場合によっては「物体」という意味でステージ上の障害物などのことを指すこともある。

オール、オールダウン

どちらかのチームメンバー全員がやられた状態のこと。同義で「全落ち」の語も用いられるが、あちらは稀ながら「全員回線落ち」を意味することもあり、「オールダウン」の方が意味が狭い。

俺TUEEE

読み方は「おれつえええ」。意味としては、

  1. 自分より実力が下の相手を倒して勝ち誇ること。また、その行為。
  2. 文字通り、「俺強え」というおごり高ぶった様子。

1は、サブアカウントを作ってランクが1桁もしくはガチマッチのC帯で相手を技能差で圧倒し無双することで、「俺は強い」という錯覚に陥る状態。(サブアカウントで最初にガチマッチで意図的に負け続け、初心者部屋に入った後で無双する悪質な行為である。)本人は気持ち良くても純粋に始めたばかりの初心者からしてみればただの迷惑でしかない。味方として出て来る分にはありがたいのだが、逆にその強いプレイヤーに活躍の場をほとんど奪われてしまい、達成感が得られず自信をつけにくい事もある。とにかく、ユーザーの減少を招く可能性すらある行為なので絶対辞めよう。
なお、近年ではランクやレートの正常な機能を損なうとしてサブアカウントでのウデマエ詐称や無双行為を禁止する対戦ゲームが増えており、
Splatoon内でも非公式大会でのウデマエ詐称の被害もあり、その機運が高まってきている。

知っている人も知らない人も「スマーフ」「スマーフィング」で調べて一度目を通してみてほしい。

か行

 

介護(▼)

当てにならない味方の分まで自分が活躍しようとすること。
またサーモンランにおいて、例えばリッター4Kハイドラントのような高火力だがコジャケが苦手なブキを割り当てられたイカに対し支援を行う意味で使われることも。
『Splatoon』シリーズはマッチングがランダムかつ4vs4のチーム戦なので、一人ひとりの戦力が勝負に大きな影響を与える為に、調子が良くない味方がいる場合には味方の分まで縦横無尽に動かなくてはならない場合もある。
しかし、このような表現は理想的な行動を取らないorブキの性能上できることが限られている味方を要介護者に例えているわけでありデリカシーを欠いているため、表立って使用していい言葉ではない。味方の中にはリアルで実際に要介護者である人がいるかもしれないからだ。ましてやこれを笑いのネタとして使うなぞ以ての外である。
「味方が活躍できる土壌を作る」というニュアンスを含んだ「アシスト」「フォロー」「サポート」「カバー」をすることを目指そう。言葉の意味合いは結局あまり変わりないことにはこの際目をつぶって。

 

一応、「介護」を使わずに味方の頼りなさを伝えたい場合には、「キャリー」という類義語がある
他にも、「介護してもらった」と自分で言ったり、後述の「養殖」を手伝うプレイヤーは「介護人」と呼ばれる事もあるが、やはり倫理的にも褒められた使い方ではない。介護人や要介護者への誤解や偏見を助長する可能性のある言葉なので、決して軽いノリで使用してはならない。

 

カイザーアロー

チャージャーの塗りで味方の動線を確保すること。元は漫画版に登場した技である。

回線落ち

プレイヤーの通信が切れマルチプレイから離脱すること、およびその離脱した後の状態。
自分の回線の状況が悪いことによる場合もあり、無線を避ける、品質の高い回線業者を選ぶなど自宅環境が許す範囲で起きない工夫をしたいところだが、
ホストの回線落ちの巻き添え食って自分が回線落ちになることもあり、こちらは防ぎようがない。
どちらだったかの判別は難しいが、直前に複数の他プレイヤーが同時に回線落ちしていた場合や、逆に何の前触れもなく突然起こった場合は「巻き添え」の可能性があり、
他人の動きにしばしば遅延が発生した後だったり、「通信状態が不安定になっています」と表示された後でなった場合、何度も繰り返して起こる場合は「自分の通信不良」の可能性が高い。
なお他プレイヤーが回線落ちする瞬間に近くにいると、煙のように「ボフッ」と消滅するのが確認できる。

 

改造

  1. あるブキを基本にして、異なるメインウェポン性能のブキを生み出すこと。
    本wikiでは、ブキのメインウェポンに大きく手が加えられ、別のブキとして存在するものを「改造版」と呼んでいる。
    例えば、スプラシューターに対するプライムシューターホットブラスターに対するロングブラスターなど。
    メイン性能が全く同じでサブスペシャルの異なるブキは「マイナーチェンジ」「派生種」などと呼んでいる。
    「マイナーチェンジ」の語も参照されたし
  2. 何らかの方法でゲームのプログラム等をいじって、不正にゲームを有利にしたり元のゲームに存在しない要素を加えたりすること。一般的なゲーム用語。「チート」も参照。

回転率

主に「インクアーマー」といった、使った回数が物を言うスペシャルウェポンに対し使われる。
どれほどの周期でスペシャルを発動できるか、そのスピードを表す。一般的にメインウェポンの塗り能力が高いほど回転率が良くなるが、プレイヤー自身が死なないように立ち回ったり、わざと敵に塗り替えさせて塗れる地面を増やす等工夫によって回転率をさらに上げることができる。
しかし、回転率が高い事は直接プレイヤーの立ち回りやそのブキの強さを表す訳では無いので注意。たかだか1プレイヤーの1つのスペシャルを断続的に使うためだけに自陣を塗りつぶしたり、相手とまともに戦わず実質的な人数不利を引き起こして、結果前線が縮小してしまい不利にしてしまっては本末転倒である。

 

カオス(状態)

元々は「混沌」を意味する言葉だが、転じてサーモンランにてシャケとイカたちが入り交じり、冷静な状況把握がほとんど不可能になった状態を指す。イカたちの拠点はカゴの近くなので、必然的にこの状態になるのはカゴ周辺である。
この状態になるとインクや時間がかかるオオモノシャケに一方的にシャケ殴りになり、さらに打開のスペシャルテッパンヘビに阻まれやすくなり、抜け出すことはほぼ不可能である。
この状態を防ぐために、早めのスペシャルを心がけることが大事だ。

抱え落ち

元々はSTGでボムや無敵アイテムなど、特定の条件でしか使用できないアイテムを使わずにいた結果ミスしてしまうこと。大抵の場合ミスすると使用回数がリセットされる為、使わないままミスしてしまえば温存した意味も無くなるので本末転倒だ。
『Splatoon』シリーズでは、スペシャルウェポンの発動に必要なゲージが満タンの状態でやられることがこれにあたる。
ハイパープレッサー」のような使い時が限られるスペシャルならともかく、「インクアーマー」など使えばより長く生存できたであろうスペシャルを持ったままやられるのは非常に勿体ない。逆に言えば、「当分使い時はやって来ない」と判断した場合は抱え落ちを恐れない選択もあるということである。

直近50バトルでこれをやった回数は「ホタルちゃん印の4号豆知識」カウント対象。

 

拡散

主にシューターの弾がブレること。ブレ幅(拡散値)はメインによって異なる。
塗り効率の良いメインは拡散値が高く設定されていることが多い。
拡散値の高いメインは離れて戦うと両脇に逸れた弾が相手に当たらなくなるため、全弾当てるには有効射程以上に接射する必要がある。
逆に拡散値が低い(≒射撃精度が高い)メインは接射するメリットが薄く、有効射程ギリギリの距離を保ち射程差で勝負することに適している。

 

確定数、確定n発(確n、n確)

相手を倒すために必要な攻撃回数のこと。基本的には「最小」攻撃回数のこと。
「n回」の攻撃(弾)で敵を倒すことができるということ。
「n確」、「確n」などと略される。
『Splatoon』シリーズの通常バトルではイカの体力は100.0。故に単発が100ダメージを超える大半のチャージャーローラーは「確1」の攻撃力を持っている。
同様に「スプラシューター」は「確3」、「.96ガロン」は「確2」。

 

『Splatoon2』におけるサーモンランモードではシャケごとに体力が違う。
中シャケは100だが、バイトにおいてブキには特別の調整が入っている。バトルとは確定数が変わることがあるので注意されたし。

カゴジャン

サーモンランのゲームモードにおいて

  1. 最終Waveクリア後にイクラコンテナ(だったもの)に乗って祝う、所謂喜びの舞のひとつ。
  2. Wave開始前にイクラコンテナが飛び出すのを利用してハイジャンプを決める遊び。

前者は特に問題ないが後者は注意されたし。
サーモンランにおいてWave開始前は敵に邪魔されずに周辺を塗れる貴重な時間でもあり、特にWave1の開始前は10秒では到底塗り足りない。
しかもイクラコンテナが飛び出すタイミングはWave開始の5秒前。
なので、この遊びをしている=自陣塗りをしない、Waveクリアに全力で当たっていない行動になる。
結論から言えば他のプレイヤーの迷惑になってしまうので嫌うプレイヤーは多い。
そのうえ、やっていない人の分まで塗らせることになるので、完全なる妨害だということを覚えておこう。

 

~カス

ブキの名前に「カスタム」がついているときの略称。
ホットブラスターカスタム→「ホッカス」など。
4Kスコープカスタム→「スコカス」
「カス」と言っているが貶すつもりが全くない言葉のため、逆に注意。前作の頃は蔑称と受け取られることを懸念してか「ジェッカス」は「ジェッタム」「ホッカス」なら「ホッタム」などと呼ばれていた。しかし現在はちゃんと略称として定着しているため、このような呼び方をする必要は無くなってきた。

なお、ロングブラスターカスタムに関しては、語呂のよさからまれに「ロンタム」と呼ばれることがあるが、「ロンカス」でも問題はない。

 

ガチ勢

目的やプロアマを問わず、いつでもガチで戦い勝敗や強さにこだわるプレイヤーのこと。
一口にガチ勢と言っても、流行の強ブキに飛びつくガチ勢、自分なりに考察を重ねるガチ勢、「自分はガチで戦っているのに」と負けたのを味方のせいにする残念なガチ勢など、いろいろなタイプがいる。
対義語は勝敗より楽しさを重視する「エンジョイ勢」だが、こちらも勝敗は二の次でキャラを動かすだけで満足な層から、レギュラーマッチなどで煽りイカや馴れ合いをする残念な層、経験とフィーリングで上達するタイプや真剣勝負にこそ面白さを見出せる人まで千差万別である。ちなみに漫画版のゴーグルくんは後者である。
中には「好みで選んだブキを研究し高みを目指す」など、エンジョイ勢とガチ勢双方の姿勢を両立しているケースも。

 

片翼カタパッド

カタパッドのミサイルポッドを半分だけ破壊して倒さないでおくこと。由来は某RPGのラスボスのBGM名から。
オオモノシャケは一種類につき最大出現数は3体までという制限がある。これを利用し、敢えて倒すのが面倒なカタパッドの出現を止め、被害を半減しつつ他のオオモノシャケを狙う。

ガバガバ

元は衣服が大きすぎてサイズが合わないことを指す言葉。ネット上では「展開が滅茶苦茶」「適当に物事を終わらせた状態」「定義が曖昧」「行動がグダグダ」といった意味で用いられ、splatoonシリーズにおいては「ガバガバエイム」「塗りがガバガバ」「立ち回りガバガバ」といった風に使われる。
ネット用語の場合、とある成人向けビデオを由来とするコンテンツから広まった為不快に思われる可能性もあるので使う場合はTPOを弁えよう。

 

過労死

サーモンランではランダムで4種類のメインウェポンが支給されるが、この時1つのブキ持ちに仕事が偏ってしまい、結果として対処不能になってやられること。
例えば他の1種が長射程シューターチャージャーで、残り3種が短射程シューターローラーだと長射程ブキを持ったイカはバクダンコウモリ弾の撃ちかえし、ハコビヤ襲来などで大忙しになる。
逆にブラスターチャージャーなど塗りが弱いブキばかりになるとわかばやプロモデラー等を持ったイカが他のイカの分まで足場を作ってあげないといけなくなる。
射程も長く塗りも得意なスピナー、特に長射程枠にあてがわれるバレルスピナーがよく過労死しがち。
特定の仕事が誰かに偏りそうな編成の場合は、一番得意なブキ持ちに仕事を任せっきりにせず二番目・三番目に対処の得意なブキ持ちも参加することも考えたい。

 

環境

ブキの性能やルールとの適応度、また他のブキとの相性関係、などあらゆる要因によって形成される、ブキ(やギアパワー)のトレンドの勢力図。
最も強いとされるブキ(トップメタ)が勢力を伸ばし始めると、それに伴いトップメタに対抗しやすいブキ(アンチ)が勢力を拡大する。さらにアンチのアンチが生まれたり、トップメタ程ではないが強い準トップメタが台頭するなどして環境は複雑なものとなっていき、さながら食物網のような形を作る。
環境は必ずしも客観的なブキのスペックで決まるとは限らず、例えば大会の優勝者が使用していたブキがそれまでマイナーなブキであった場合、上手い人の真似をしようとするプレイヤーがそのブキを持つことで勢力が伸びていったりする。
大きな大会を制するには、環境を読み切る能力があることが不可欠である。逆に、ネットを使って環境を自分の手で動かせる人というのも存在し、情報戦に発展することもある。
こういった今後の環境の読み合いを「メタゲーム」といい、トレーディングカードゲームや対戦格闘ゲームでも使われる言葉。マッチが始まる前、「ゲームのメタ段階」ですでにバトルは始まっているというわけだ。
詳しくは「メタ」の項目も参照されたし

 

ガンジー

「非暴力・不服従」を唱えたマハトマ・ガンジーから生まれたゲームの縛りプレイ用語で、(故意に)敵を一切倒さないプレイング、またはそれを行う人。「不殺プレイ」とも呼ばれる。
あくまで「不服従」なので、本来は不殺ながらも工夫で勝利を目指すというニュアンスが込められているのだが、完全な不殺を貫くと大抵勝てない『スプラトゥーン』ではその意味は薄れ、単に戦闘に貢献しないだけの迷惑な存在であることも少なくない。
なお「ナワバリバトル」でガンジープレイを続けていると、同様に敵を倒さない(倒せない)プレイヤーばかりとマッチングするようになる。
 やるとして実用的な武器として、キャンピングシェルター類などが当てはまるだろう。

 

カンスト

「カウンターストップ」「カウントストップ」の略。
数値がプログラムで数えられる限界に達し、数値が上がるはずの動きがあってもそれ以上に変化しなくなった状態のこと。
ゲーム界隈では、キャラクターの能力値や所持金、敵に与えるダメージなどが最強になった状態を表す言葉として幅広く用いられている。
「カンスト」の前に接頭語をつけることにより、様々な派生語が存在する。

  • たつじんカンスト:サーモンランたつじん評価999を達成した人
  • おカネカンスト:所持金が9999999ゲソに達した人
  • 塗りカンスト:ブキごとに記録される塗りポイントが上限に達した人。
    …今作は塗りが1000000ポイントを越えるようになったため、塗りのカンストはなしに近い。
    毎バトル2000P稼いでも、500回近くはバトルしないと1000000Pには遠い。
    • バージョン3.0.0以降はカウンターが999999ポイントよりも引き上げられ、カンストに到達するのが現実的な数字ではなくなったため話題に上ることは少なくなった。それでもケルデコでカンストするyoutuberが現れたりクマサン商会前でたまに見かけたりするけど 今作では9999999ポイントがカンストの条件となっている。

なお前作スプラトゥーンの時代から、ガチマッチのウデマエがカンストに達した最も実力あるプレイヤーを「カンスト勢」と呼ぶことが多かった。
今作でも当初はS+50がカンストだったが、レート制の「ウデマエX」追加により「ウデマエのカンスト」という概念はなくなった。
ちなみに、街に貼られているステッカーやオクト・エキスパンションのネリメモリーなどに見られる「カンストくん」は、前作のカンストであったS+99をモチーフにしている。また、ムツゴ楼には、「ウデマエXくん」のグラフィティがある。

 

ガン積み

『スプラトゥーン』では同一のギアパワーを大量に装備すること。
ガン積みすることで発揮されるギアパワーの効果量は総じて強力であり、これに惹かれるプレイヤーは少なくない。
ただし、多く積むほどギアパワーの効果が伸びにくくなっていくので、トータルスペックでは見劣りする事になる。
一点集中の特定ギア特化であることも含め、考えなしのガン積みはギアスロットの無駄に繋がる。
徹底的なガン積みには追加ギアパワーを統一する必要がありハードルが高くなるが、手頃な所では基本ギアパワー3つを揃えるだけでもなかなかに高い効果を発揮する。

 

擬似n確

相手インクを踏んでいると受けるスリップダメージや、爆風によるダメージが入っている状態で「確定n発」になること。
例えば、1発のダメージが33.3のブキの場合、通常は「4確」だが、敵に0.1でもダメージが入っていれば3発で倒せる。
これを「擬似3確」という。
99.9にならずとも、95辺りから「疑似n確」とみなされることも。
ver.4.3.0で追加されたメイン性能アップにより、一部のブキでダメージを上げられるようになったため目にすることが増えた。

 

キッズ(▼)

言うまでもなく、英語で「子供たち」の意味(kids)。年齢の定義は特にない。
全年齢向けゲームであるスプラトゥーンの、主なファン層の一つでもある。
ところが、キッズ=経験が浅い=下手という連想から下手なプレイヤーの代名詞として使う人が一部いる。
「スプラトゥーンはキッズにも大人気!」のように、単に「子供たち」という意味で悪意なく用いられることも多いが、この用語での「キッズ」は年齢を指しているのではなく「発達レベルが低い」「精神面が子供」の意味が大きく、「幼稚なプレイヤー」「地雷」「下手糞」と言った意味に邪推されてしまう場合も。全年齢向けゲームであるスプラトゥーンでは、デザインの可愛らしさもあって年齢一桁の子供たちが大勢プレイしている。リアルでのフレンドならまだしも、野良で初めて会うプレイヤーの年頃など分かるはずもない。使う際は侮蔑にならないよう、十分注意すること。

余談

2018年7月、史上最年少となる小学5年生のプロスプラトゥーンプレイヤーが誕生した。
そもそもキッズだから弱い、キッズだから地雷という認識自体が誤りであり、これはその証左の一つとも言えよう。
みだりな「キッズ」呼ばわりはそれこそが幼稚な行為であり、その相手にも本物のキッズにも失礼にあたり言語道断だ。
ちなみに、Nintendo Switch Onlineの有料化に伴いキッズが大幅に減るとの見通しがあったが、現時点で変化があったかは不明。もともと野良でのマッチ相手は年齢に関係なく自分と同等の技量を有する適正な相手に既に振り分けられているはずであり、それで本質的な満足度向上につながるのかは不明だ。

決め撃ち

敵の姿を視認できない状態で、「敵が居ると思われる場所」や「出現すると予測できる場所」を決め込んで射撃すること。
曲がり角から飛び出すと同時に射撃する、高台に出現することを読んで事前に撃っておくなどといった行動が該当する。
マニューバーの「スライド」は決め撃ちに最適。
撃ち合いになっても撃つと決めている分、反応速度を超えて先に撃てる場合がほとんどなので先制しやすい。
なお、敵を視認してから、その敵が移動すると予想される地点へ照準を置くことおよび撃つことを「置きエイム」「置き撃ち」と言うが、
「少し前に見えた敵のうち誰かが来そう」な地点へ撃つことが決め撃ちなのか置き撃ちなのかは、境目がやや曖昧である。
このような背景もあり混同して用いられることもあるが、厳密には定義が異なっていることは知っておいてもよい。

 

キャラコン

「キャラクターコントロール」の略。キャラクターの移動操作に関するテクニックやその操作精度のことを指す。スプラトゥーンに限らず様々なジャンルのゲームで使われている用語。
スプラトゥーンの場合、慣性キャンセルや雷神ステップ、壁塗り張り付きといった移動テクニックや、撃ち合い時にイカ移動やジャンプを織り交ぜて敵の攻撃をかわす技術、ピンチの際に上述したテクニックを駆使して上手く逃げる技術などがキャラコンと呼ばれる。
FPS/TPSというジャンルにおいて、勝つために操作技術を磨くなら「エイム」が最重要であり、操作技術以外では索敵や戦術理解などが重要で、キャラコンは二の次になりがち。そのためキャラコンのテクニックは最初から上級者向けであることが多い。

 

キャリー(▼)

(力で支えて)運ぶという意味の英語 carry。
チーム制のオンラインゲームでは「強い味方が、その力で弱い味方を助けてあげること」、およびその助けられた人を意味する。
「介護」の類義語だが、こちらは「助けてあげる」という意味が主体で、また比喩ではないため若干ニュアンスが異なる。
「キャリーしてほしい」「キャリーされてた」など、される側が使う場合も珍しくない(「介護してほしい」といった発言は非常に稀)。
ただし「キャリーしてやった」などと言うことは、キャリー相手の実力を下と見なすことでもあり、上から目線の印象を与えてしまう。
本当は実力があるのに、「たまたま調子が悪かっただけ」かもしれない相手に対して実力を下だと決めつける可能性がある失礼な言葉であり、使用法には十分注意しよう。

曲射

銃口を上に向け、弾道が強い放物線を描くように撃つこと。照準を相手に向けて撃つ直射と区別される。
現実では水平に撃った場合より弾体が遠くまで飛ぶため、命中率に多少目をつぶってでも超遠距離を狙う射法として行われる。
『スプラトゥーン』の多くのショットは有効射程内で一直線に飛び、それより外では強い速度減衰と共に重力による落下を起こす。そのため水平(もしくはほんの少し上)に撃った場合が最も水平射程が長く、仰角をつけて曲射を狙うと飛距離は落ちる。しかしながら障害物を越えての攻撃、塗りのため有効になる場面も。
スロッシャーは曲射でも威力や命中率が落ちにくいのが強みであり、曲射のためのブキと言っても過言ではない。

 

キル・デス

敵を倒す・倒されることを意味する。その回数の単位として使われることが多く、「7キル3デス」などと表現する。英単語の頭文字を取り、「7K3D」とも。
スプラトゥーンでは実際に殺す・死ぬということはないので、あくまで物の例え。
ゲーム内では「キル」「デス」という言葉は一部を除き基本使われておらず、「たおした」「やられた」と表現されている。
漫画版では「ヒット」「ダウン」である。

 

キル速、キルタイム

特定の攻撃を当て続けた時に一体の敵を倒すのにかかる時間。ブキ同士の戦闘力を比較する際に使われる。
特に相手の少ない体力をイカに素早く削るかが重要な対イカ戦で議論されることが多い。「タイマンでお互いが無傷の状態から攻撃を十分に当てられる」状況が起きるとキルタイムの速い側が一方的に打ち勝てるため、近接格闘を主戦法とするメインにとっては重要な能力といえる。
ローラーの振り・H3リールガンのフルヒットなど、イカ確1のダメージがモーションの前半に集中するブキは継続DPSに対してキルタイムが速くなりやすい。また、射線隠しで感知されてから倒すまでの時間を短くできるチャージャー、小ダメージにひっかかった敵相手に疑似確1を狙えるメインなど、戦法次第でキルタイムを短くできるブキも存在する。
もちろん、バトルでのイカはショットを動いて回避できるし、射程負けや不意打ちでの一方的な攻撃でキルタイムが関係なくなることも多い。逆に言えば、キルタイムの遅いブキは別方向に割いたスペックで勝負してくると言える。
キルタイム自慢のブキ持ちだからといって驕らず、あくまで「自分の戦法に相手がハマった時の切り札」として考えよう。

 

なお「キルタイム」は和製英語であり、英語圏で「Kiil time」と呼ぶと「暇をつぶす」という意味になってしまう。倒すのにかかる時間を表すには「Time to kill(TTK)」という言葉が使われる。

 

キルチャー

キル、つまり敵の撃破に特化したチャージャーのこと。
遠くの敵を撃ち抜く「スナイパー」を彷彿とさせ、広範囲の塗りが苦手(実は単純な時間あたりの塗り面積は他のブキ種にさほど劣らない)なのもあって「キルのためのブキ」というイメージが浸透しているチャージャー
だが、あまりに敵撃破に固執していると地面を塗ることを忘れてしまい、孤立させられて却って不利な状況を招いてしまいがち。まだエイムが安定せず、キルすら満足にいくとは限らない初心者ほど陥りがちな思考なので注意が必要。特にガチエリアを塗ることを忘れたりすると目も当てられない事態になる。
一方、最低限の塗りをしつつ倒すべき敵を的確に撃ち抜けるチャージャーは非常に心強い。もしキルに特化するチャージャーを目指すなら、かなりの鍛錬が必要になるだろう。

 

キルデス比(キルデス、KD、K/D)、キルレシオ、キルレ(Kill ratio)

キル数とデス数の比率。見ての通り様々な表記があるが、どれも同じ意味。
キル数÷デス数であり、「1デスする間に何キルできたか」を表す。
たとえば「8K4D」の場合、数値は8÷4で「2.0」となる。一般にこの計算時にはアシストはカウントしない。
「キルレ」とは「キルレシオ」の略称。キル数とデス数の比率を指す。
一般的なFPS/TPS用語であり、腕前や活躍の度合いを示す1つの指標として頻繁に使われる。だが、必ずしもキルが重要という訳ではない。(後述)

 

キル厨

勝利が確定しているにもかかわらず、敵をキルせずにはいられないプレイヤーのこと。「スプラトゥーン」では塗りを一切せずにキルにばかり集中しているプレイヤーを指す。

思考の是非について

当然敵をキルすれば相手の戦力が落ちるので優勢に持ち込むために重要なことではあるが、この「スプラトゥーン」は「塗る」ゲームであって、「敵を倒す」ゲームではない。特にガチマッチにおいてはカウント進行に関わるイカは敵に狙われやすいため、必然的にデスの頻度が高くなる。また、キルばかりにこだわって塗りを疎かにすると、前線に負担がかかって勝利につながらないことも多い。
よって、本作では「キルレシオが低い=活躍していない」「キルレシオが高い=敗北の責任がない」とは必ずしも言えない。逆にキルにかまけていた結果負けたり、キルをせずに塗りに集中していたことで勝てた、なんてことはザラにある。
実際に攻略法を知る者、敵を倒すことが得意な人が一人いることで一気に有利になり、そのままノックアウト勝ちになるケースも実際にはあるのだが、毎回そうとは限らない。
一方、戦闘の結果には「キル数(敵を倒した数)」と「デス数(やられた数)」しか表示されないため、いっそう「キル数(倒した敵の数)=勝利に貢献した数値」であると勘違いしやすい。
また、サードパーティシューティングの特性上、仲間の位置が把握し辛く、自分vs敵という構図が多くなる。そのため、慣れていないうちは自分一人で戦っているように見えてしまう。
そのため、「自分が一番敵を倒したから自分が一番強い」という誤解が生じやすく、同時に「自分がこんなに敵を倒したのに、仲間が弱くて負けた」という誤解も生みやすい。

このゲームは塗って陣地を広げた方が有利になるため、バトルの勝利にチームワークは必要不可欠である。自分だけが活躍しているように見えても、実際は仲間の地味なサポートが活きている場面が多く、ルールによっては全員が臨機応変な対応ができないと、あっという間に陣形を崩されてしまう。
状況を見て適切に勝利条件を満たしてくれた仲間がいたこと、キルを譲ってくれている仲間がいたこと、動きやすいようにかく乱に徹してくれる仲間がいることを忘れてはならない。

近爆風

「直撃」の近くで発生する爆風のこと。「爆風」を参照。

 

クイコン

クイックボムとメイン・スペシャルを組み合わせるコンボ、略してクイコン。
範囲攻撃ができる・すばやく相手の足場を奪えるなど、メインだけの戦闘に変化球をつける役割が多くのブキセットに共通する。
ブキセットによっては、普通にサブorメイン単体で攻撃するよりも早いキルタイムを出せたり、確実に倒せる射程を広げたりできる。代償としてクイックボムを絡めるためインク消費が大きく、外した場合一気に窮地に陥る諸刃の剣でもある。交戦前にはインク回復を忘れないように。
自分のブキセットと合わせるだけでなく、味方の攻撃に合わせるアシストも有効。野良では息が合わないことも多いが、決まれば爽快。

 

クマフェス

サーモンランにおいて、4人全員がランダムブキかつクマサン印のブキが確定で支給される(?マークが緑ではなく黄色になっている)シフトのこと。「クマサンブキのフェス(お祭り)」といった意味合いで、一人だけ割り当てられている場合はこう呼ばれることはない。

クソルート

キンシャケ探しの通常水位において、コンテナ近くを通らないルートのこと。
単純に納品に時間を要する上に海からは近いのでイクラ番が居ないとすぐにタマヒロイに持ち去られてしまう。
中には当たりのすぐ隣の間欠泉に入るという意地悪なルートも。
これが連続すると全員が開封手順を理解していてもWave失敗という理不尽な状況すら発生するので忌み嫌われている。

クリアリング

敵がいるかいないかを確かめて安全を確認すること。
相手インクで塗られた場所は敵が潜んでいる可能性があるためメイン、サブで塗りつぶすなどしてクリアリングが行われる。
突発的な戦闘、待ち伏せを避けるため、クリアリングは慎重に行うのが吉。
特に敵にローラーやボールドがいる場合、不意打ちを受けたらまず助からないだろう。
また不意打ちを狙っている敵は、大抵の場合センプクしていて無防備な状態でいる。周りに溶け込むために、わざと敵チームのインク真っ只中の雫に潜んでいることも。
クリアリングでそんな敵を炙り出せれば、通常より遥かに容易く倒せるだろう。
撃ち合いに自信がないビギナーは、まず塗り…ひいてはクリアリングを重点的に行うのも良いだろう。ただしスペシャルなどで返り討ちに遭ってしまっては本末転倒だが

 

継続DPS

ブキの攻撃力の指標の一つで、ブキの攻撃力を安定して発揮できるか を比べる。
大量の与ダメージが必要となるガチホコバリアの破壊やオオモノシャケの撃破については、瞬間DPSよりもこちらの指標を重視すべきだろう。
例えばH3リールガンは、威力の高い弾を3発撃った後にインターバル(弾が出ていない時間)が発生する。
この場合、キルタイムは3発全弾ヒットすれば非常に短いが、弾を1発でも外してしまうと「弾1発分の発射時間+インターバル」だけ伸びてしまう。
これを(「瞬間DPSが高い」一方で)「継続DPSが低い」という。
一方、スプラシューターは弾をいつも等間隔で発射するため、弾を1発外した時に「弾1発分の発射時間」が伸びるだけで済む。
これを「継続DPSが高い」、という。
シューターの多くは継続DPSに優れ、スピナーは“連射が続く限り”継続DPSが高い。

 

軽量級

詳しくは「ブキ重量」を参照。

 

豪雨

複数の味方が同時に「アメフラシ」を同じ場所に使用し、通常より強力な雨を降らせること。塗りがより強固になる。ただし威力面では大した変化はない。
サーモンランにおいてコウモリの処理をサボっていたできなかった場合にもこのような状況になる。ゼンメツにつながりやすい極めて危険な状況である。

 

固形ボム

スプラッシュボムキューバンボムカーリングボムロボットボムと言った一撃で倒せる威力を持つボムのこと。クイックボムのように一撃では倒せないボムと区別するために用いられる。タンサンボムトーピードは状況によっては体力満タンの相手に対して一個で倒せる場合もあるが、あくまで一回の爆発でキルを取れるかによるため、固形ボムにはカウントされない。

 

ゴリラ

けなし言葉に聞こえる日本人が多いと思われるが、ネットでは「褒め言葉」としても使われ、特に音ゲー界隈では非常に上手いプレイヤーのことをこう呼ぶ。
由来については英語圏では「ゴリラ」は「強い力を持つ存在」の代名詞であり、その巨大な体躯とそれに違わぬ筋力で盤面を叩きまくる様子からの連想とする説もあれば、「ゴリ押し」のゴリからの連想とする説もある。

 

深く考えていないせいであまり強くないプレイスタイルのことを「チンパン」と呼ぶ。実際の知能水準はチンパンジーの方が上だが。
それの対義語が、一見深く考えてないように見えるが実際には「智識や経験や技巧も駆使して」の強さを発揮している場合には畏怖の念を抱いて「ゴリラ」と呼ぶ。
例えば本来間合い管理をキッチリして敵を倒すべきクレバーなプライムシューターエクスプロッシャーが、筋肉モリモリで強引に突破してくる様はまさしくゴリラ。
また特定ブキの非常に高い火力を表現する場合に使うこともある。例:ダイナモゴリラ
尚、ゴリラは本来温和な性格であり、繁殖期以外では自分から攻撃を加えることはない。

 

さ行

最初の攻防

ガチマッチにおいて対戦が始まり、最初にステージ中央でエリア、ヤグラ、ホコを巡って繰り広げられる戦い。
裏取りを狙う者がいない限りは4対4のぶつかり合いとなり、地面のインク状態もフラットなので実力が出やすい。
最初の攻防で敵の頭数を減らすか、カウントを減らすか、或いはスペシャルゲージを貯めるかのどれを優先するかの駆け引きになることもある。

 

晒し

迷惑行為を働いたり、勝負に貢献できていなかったプレイヤーの名前やIDを掲示板などに書き込んで怒りをぶつける行為。
言うまでもなく何の解決にもならない
前者の場合は完全に迷惑行為をしたプレイヤーが悪いため、晒したりしても特に問題は無いが、晒された側の精神年齢性格によっては逆上してさらに迷惑行為を働く事もあり、効果があるとは言えない。「イカリング2」から任天堂へ通報ができるため、悪質なプレー(試合放棄、チート、通信の質を著しく下げている等)は正しい手順でその旨を伝えよう。
後者の場合は、ほぼ八つ当たりに近い。偶然調子が悪かった、久々のプレーで腕が落ちていたなど理由はいくらでも考えられるにもかかわらず、数回の対戦結果のみを受けて晒しを行い、個人の評判を貶めるというのは筋が通らない。
自力でカバーできなかったことも含めて仕方ないと割り切り、次の対戦へと気持ちを切り替えよう。

なお、晒しを行っているプレイヤーをもし見かけたとしても、彼らは「負けたのは味方が原因」「自分は正しい」と考えていることが多いため、指摘したところで晒しを止める可能性は低い。
そればかりか、指摘した側に火の粉を飛ばしてくる可能性すらある。
健全なイカ諸君には晒し行為を見るのはとても不快だと思われるが、見て見ぬふりをするのが一番である。

 

産廃(▼)

本来の意味は「産業廃棄物」の略称。
ゲームの世界では「どう頑張っても使えない役立たず」を指す。

 

スプラトゥーンでは、癖が強すぎたり、取り回しの悪いブキ、サブウェポンスペシャルウェポンをこう唾棄する人が多い。
ただし、スプラトゥーンでは完全な意味での「下位互換」ウェポンは存在せずしない...はず、どんなブキでも何かしら独自の強みを持っているため、単純比較は困難。よってこの表現は個人の主観であることがほとんど。
実際、「産廃」に潜んだ強みを見つける(或いは意地でもモノにする)ことに長けたイカすゲーマーも居り、大型の大会で「産廃」が「ダークホース」に化け、それを観戦し魅かれたプレイヤーによって使用率が上がることもしばしば。強豪プレイヤーのお墨付きを貰ったのだから当然である。
また、「産廃」がアップデートで強化され戦えるようになったりすることもある。
貴重品が眠っているかもしれない、という意味でも本来の「産廃」に近い部分がある。
たとえネットで「産廃」呼ばわりされるブキを見ても、侮っていると痛い目を見る事になるかもしれない。

 

死に○○

いずれ相手にやられる・機能を喪失したなど、そのモノが非常に活きが悪く役に立っていない状態にあることの喩え。
囲碁で相手に取られるのを防げなくなった石を「死に石」・相撲で力士が身体のバランスを崩した状態を「死に体」と呼ぶなど、あらゆるゲーム・スポーツで古くから使われている用法。
Splatoonシリーズでも同様に、一撃で相手を倒してしまうメインウェポンでの発動機会が無いサーマルインクを「死にギアパワー」・スーパージャンプするメリットがない位置に置かれたジャンプビーコンを「死にビーコン」という具合の使い方ができる。

 

射程

ブキが効果を及ぼす距離のこと。以下に分類される。

  • レティクル反応距離
    照準の形が変わる範囲の射程のこと。その対象に対して撃った際にそのブキ本来の威力や命中率、ひいてはキル性能を発揮できることを意味する。
  • 確定数維持射程
    若干の威力減衰はあるが、そのメインウェポンが持つ規定の確定数を発揮できる射程のこと。弾が命中さえすれば、キルタイムはレティクル反応距離と変わらない。
  • 有効射程
    威力減衰等はあっても、キルタイムが通常よりもそれほど遅くならない範囲の射程。一定のキル性能が発揮できる射程のこと。
  • カス当たり射程
    シューターなどでは、距離が離れすぎると激しい威力減衰を起こしたり、弾がブレて当たりにくくなったりする。それによってキル性能が低くなるような射程のこと。
    バケットスロッシャー」と「ヒッセン」は低所の敵に対してのみ威力減衰が起こるため、カス当たり射程が存在する。
    チャージャーにはカス当たりはない。
  • 塗り射程
    弾によるダメージは与えられず、塗ることだけできる射程のこと。
    シュータースピナー、「ダイナモローラー」等は有効射程と塗り射程の差が大きい。

基本的には、距離が長い順に、「塗り射程>カス当たり射程>有効射程>確定数維持射程>レティクル反応距離」である。
逆に、キル性能は高い順に「レティクル反応距離>確定数維持射程>有効射程>カス当たり射程」であり、塗り射程においては相手をキルすることができない。

また、確○射程という表記もある。

 

ブキ全体の大まかな分類として◯射程ブキのようにカテゴリ分けとしても頻出する単語。
メインウェポンの有効射程で分類される。
人によって基準が異なることもあるが大まかには以下のような分け方になる。細かい分類で使用頻度が低いものはインデントを下げて表示する。

ジャンプ撃ち

ブキを撃つ合間にジャンプを挟むこと。主にシューターローラースロッシャーブラスターで使うテクニック。
共通して敵の狙いをずらすことができるというメリットがある。
シューターの場合、ジャンプ撃ちでは弾がブレやすくなる。スロッシャーの場合、ブレは無いが射程が短くなる。
ローラーは射程が伸びるが横幅の狭い「タテ振り」に変化するためヨコ振りとの使い分けが肝心。
ブラスターは連射力が低いので僅かな弾のブレが致命的になるが、ジャンプ直後ではなく着地ぎわに撃つことでブレを軽減できる。
これをひたすら繰り返すのが「バッタ打ち」である。

 

宗教

特定のブキを神として崇めること、またそれらブキを使う愛好家のこと。一部ギアパワーにも宗教が存在する。
信仰対象とされるブキの特徴は「大きな弱点、欠点を抱えながらある状況下では圧倒的な強さを誇る」こと。
Splatoonではいくつものブキ宗教が生まれており、その中でも前作から信者も多い下記あたりが有名。

  • 一挙手一投足全てが重く遅いが、振りによる圧倒的な塗り範囲と豪快な攻撃力が持ち味の「ダイナモ教」
  • ほぼ全てのブキに射程で劣るが、その射程を雷神ステップで補い接近し敵をすり潰す「ボールド教」(雷神教とも)
  • 変態的なエイム力と鬱陶しい立ち回りで恐れられている「スクイックリン教」
    • スクイックリンの何が強いのかわからない人もいるようだが、チャージ時間の短さとそこそこの射程の両立、そしてそれらを超人的なエイムとジャンプ撃ちによるエイムずらしで最大限活かして一方的に遠近問わず即死を押し付けていく、まるで某世界最強の殺し屋のような立ち回りをしてくる強さである。そしてこのブキを使う様は彼が狙撃用の銃を使わずに敢えて突撃用の(射程が短く連射のきく)銃を愛用する様と偶然にも一致している。彼の言葉を借りるなら「俺は一人の軍隊だ…」である。
 

十字キー

Joy-Conの方向ボタンや、Proコントローラーの十字ボタンなどを指す非公式用語。
広く使われているが、実は任天堂の家庭用ゲーム機における正式名称は従来から「十字ボタン」である。

 

シューター(ゲームジャンル)

本シリーズで最も基本的なブキの種類となっている「シューター」という言葉だが、
ゲーム一般の世界ではFPSTPSなどのシューティングゲーム全般を指すジャンルの総称として使われている。
「スプラトゥーンは幅広い層にシューターの門戸を開いた」といった文脈で出てきた場合は、ブキのことではなくこちらの意味である。

 

祝砲

サーモンランクリア時に余ったスペシャルウェポンを使うこと。ハイパープレッサーが一番祝砲らしいか。
喜ばしいはずの行動だが、上級者は仲間の祝砲を見ても苦い顔をする場合が多いだろう。
なぜなら、使っていれば戦況がさらに楽になり、イクラの回収数もより増えた可能性が高いからだ
普通、スペシャルを一切使わないよりはどこかで使っておいた方がイクラの回収数は増えるケースが多いし、泣く泣く早くにスペシャルを切らされ一人で味方の救助に奔走していたような過労イカが祝砲を見れば「人の苦労も知らず何呑気なことをやっているんだ」と不快に感じてしまうのも無理はない。
使い時を逃してよく余らせてしまうというイカは、可能な限りWave3の中盤にでも使いきって成功率とイクラの成果を少しでも上げるべし。
…しかし、好意的にとらえれば「スペシャルなしでもバイトを終えられる優秀な味方が集まっていた」「味方がスペシャルを使わなければ乗り切れない悲惨な場面が少なかった」ことの証ともいえる。
野良で勝手にスペシャル縛りなどをしているような迷惑イカでもない限り、祝砲そのものは誰かに迷惑をかけるためにやっている訳ではない。
祝砲をよく思わないイカは「味方がスペシャルを使わなくてもクリアできるくらい自分が努力した証だ」と捉えれば少しは前向きに受け止められるのではないだろうか?
またWAVE3が特殊なWAVE(特にドスコイ大量発生)で温存したスペシャルの出る幕がなくなるケースも多々あるので、そういう時は盛大に祝砲を上げても良いのではないだろうか。
過度に嫌悪感を抱いて他プレイヤーへ不満をぶつけすぎると、ゲーム全体の息苦しさの原因になるので程々に。
終わり良ければ全て良しである。終わり良ければ、だが。

重量級

詳しくは「ブキ重量」を参照。

 

ブランド

「そのブランドで付きやすいサブギアパワー」を3つ揃えたギアのこと。
ギアパワーが揃ったギアは汎用性が高く重宝されるが、付きやすいと言えども、入手難易度は高い。
偽ブランド」の対義語。

 

昇格戦

ガチマッチ」で、勝てば自分のウデマエが上がる試合のこと。
前作では昇格戦に負けるとウデマエメーターが下がり次の試合は昇格戦ではなくなるため、昇格戦は厳粛な雰囲気で行う人も多かったが、今作では負けてもメーター自体が下がるわけではなく次があることも多いため、前作よりは気軽に挑めるようになった。

 

初手、初動

初めに各プレイヤーがとる動きのこと。
結果として発生するのが「最初の攻防」となる。
基本的には、自陣を手早く塗りながらある程度早めに中央付近へと向かい、牽制しつつ前線を押し上げ早めにスペシャルを発動することがセオリーとされる。
しかし開幕と同時に他のイカが通らない自陣へボムやスプリンクラーを投げてスペシャルポイントの足しにする行動をプラスすることもよく行われ、
また余裕のある序盤に自陣を塗り尽くす「初手自陣塗り」、主要な移動経路を確保するための「初動壁塗り」、いきなり敵の背後を狙う「初手裏取り」など、状況によって有効となりうるパターンもありうる。
いずれにしても、味方の動きをよくを見て、足並みをそろえる必要がある。

初心者狩り

名前の通り、バトル中に初心者を狙い、キル数を稼ぐ行為である。これから本作を始める方は、慣れないうちは撃ち合いを避けて塗りやサポート中心で動くようにしよう。何がともあれ、初心者に優しくするのは先輩プレイヤーの鉄則である。

地雷(▼)

  • サブウェポントラップのこと。
  • 本来の意味から転じて「一見してそうとは分からないが、いざ関わり始めたら痛い目を見るもの」を指す。特にオンラインゲームでは、判断力に欠けた行動を突如とり始める、できれば来て欲しくない(が事前に判別しようもない)味方プレイヤーを指す。
    スプラトゥーンにおいても「ウデマエに不釣り合いなプレイ、悪手とされる行動で足を引っ張るプレーヤー」を指すことが多い。
    逆に低ランクや低ウデマエのプレーヤーが腕相応に足を引っ張る場合は偽装がされていないため「爆弾」または「見えてる地雷」であり「地雷」呼ばわりは誤用となるし、そのようなやみくもな批判こそ批判されるべき行為なので、控えておこう。

FPS/TPS用語。遠距離狙撃用の武器カテゴリ「スナイパーライフル」の略。
本作ではチャージャーがこれに該当する。

スラング

限られた場所でのみ通用する言葉のこと。日本語に直訳するならば「隠語」だろうか。
スプラトゥーンに関係するスラングは、Miiverseや2chスレッド、Twitterなどから生まれることが多い。
一昔前は「特定のコミュニティ限定のスラング」も多かったが、近年はネットによって情報がすぐに広まるため、どのコミュニティでも同じスラングが通じるケースが増えてきた。
説明すると長くなる内容を略したりできるので便利な一方、下品な表現、差別的な表現も存在する。
知ったかぶりをしてそのような言葉を使ってしまうと顰蹙を買うこともあるため注意。「スラングを使ってこそ情報強者」「スラング使う奴頭イイ」などの考え方もあまりイカしていない。

 

スルメ

よく噛めば味が出てくることから、「スペックは十分だが癖のあるブキ」に対して使われる。
あくまでブキのスペックと使いやすさの指標であるため、役割として単に「スルメ」と言うのは本来誤りである。
役割の説明に使う場合は「スルメ雑魚処理」といった使い方になる。

スロット

本作では次の2つの意味がある。

  1. 追加ギアパワーが付く枠=「ギアスロット」
  2. 「スーパーサザエ」を消費して行う追加ギアパワーの再抽選
     
    後者は、絵柄が高速で切り変わる3つのリールがスロットマシンに見えること、また、多くのプレイヤーが同じ追加ギアパワーが3つ揃うのを望む完全な運ゲーという点であることからこう呼ばれる。
    『2』では「ギアパワーのかけら」が登場したことでついにスロット地獄から解放されると思いきや、必要なギアパワーのかけらの数が思いの外大量に設定されており*7、さらにそのギアパワーのかけらはスロットでも手に入るため、結局スロット頼みになることも多い。
     

切断

回線を意図的に切ることで試合を放棄したり、敗北を無かった事にする行為。スプラトゥーンには限らず対戦ゲームではよく見られる用語だが、「ポケットモンスター」シリーズのレート対戦界隈では特に有名で、切断による順位操作が問題となっている。
味方が早々に切断してしまったチームは言うまでもなく大幅に戦力低下してしまう。
しかも今作では携帯機モードでもプレイ出来るので、癇癪を起こしたプレイヤーが衝動的にスリープさせやすくなってしまった。
こんなことをやられると味方が一人少なくなってしまうので、不利なバトルを強いられる。
もちろん切断をするプレイヤーには、キチンとペナルティが用意されている。バトルは問答無用で敗北扱い、ポイントも没収される。さらに、何度も切断を繰り返すと接続を制限される。
故意に切断した訳ではなく、電波不良や停電による事故、携帯モードでは音量を下げようとして間違えてスリープさせてしまった可能性もあるため、無闇に切断のレッテルを貼るのは止めよう。
しかし対戦中に負けそうになった、試合開始時のメンバーが気に入らなかった、イライラしたと言った理由を元に「プレイヤーの意思」で「切断する」行為を行うことは絶対許されない行為である。
splatoonのオンラインモードは常にチーム戦であり、切断者がいたチームは人数不利になり、当然敗北まっしぐら。相手チームにしてもフェアプレーができず面白みは半減してしまう。これでウデマエが上がってもあまり嬉しい気持ちにはならないだろう。
自分の都合で関わった人すべてにつまらない時間をすごさせる。というリアルに他人に迷惑をかける行為である。
どんなにウデマエが高かったとしてもこんなことをするイカは、はっきり言って…イカしてない!
また、ウデマエゲージが割れるのを見たくない、という理由で試合終了後に切断、というのもある。こちらは途中離脱ではないので悪い行為ではないが、ペナルティはしっかりと受けるので注意。

 

セミ

壁に塗られたインクに潜る様子。ギアパワー「イカニンジャ」が付いていても壁へのセンプクは丸見えなので奇襲目的でのセミ作戦はそうそう使えないが、壁が死角となる地形もあるため上手く使えば役に立つテクニック。またガチヤグラの側面に張り付いて機をうかがうなどにも使える。
曲がり角の死角などにも潜んでいたりするため、高い壁が多いステージでは注意したい。
また、ホタルがヒーローモード(ステージ25)でも口にしている。
サーモンランでは主にたつじんのラッシュグリル発進で行うことがある。自分をターゲットとしている凶暴化したシャケ・コジャケグリルをしばらくの間釘付けにできるが、あまり長くやりすぎるとグリルのターゲット変更やザコシャケの大ジャンプにより痛い目にあうため、場所やタイミングをわきまえて行う必要がある。また、セミ中は攻撃できないため、自軍の火力が減るという重大な欠点もある。

 

~専

「~専門」の略語。
たとえば「ナワバリ専」なら「ナワバリバトルに専念する人」、「バイト専」なら「サーモンランに専念する人」、
「キル専」なら「とにかくキルをとることに注力する人」、「チャー専」なら「基本的にチャージャーだけ使う人」といった具合だ。
(参考:「塗り専」

全開け

サーモンランにおける特殊wave、キンシャケ探しで手当たり次第にカンケツセンを開けること。
一番やってはいけないことであり失敗の原因になる(よほど運がよくなければ成功することはまずなくなる)ため、これを行う者は「全開けマン」として大変嫌がられる。むやみにカンケツセンを開けないようにしよう。

戦犯(▼)

集団で何かやらかした時、その敗北や失敗の最大の原因になった人物を指す俗語。
しかし、敵味方8杯のイカが目まぐるしく動き回るスプラトゥーンの試合で、放置のような明らかなマナー違反でも無い限りは、誰が「最大の原因」かどうかを特定するなど不可能である。
敗けたからには、チーム全員のイカそれぞれに至らない点があったのだ。そしてそれは、いつも目に見える形であるとは限らない。
完全無欠のプレイが出来るイカばかりではない。多少失敗しても、安易に掲示板やツイッターで戦犯なるイカを晒すような行為は控えよう。

 

なお、本来の意味は『戦争犯罪人』の略で、敗戦国の指導者などを戦勝国が一方的に裁いたときに使われた言葉。つまり本来の『戦犯』に「敗因を作った人物」という意味合いは全く含まれない。

前線

概ね原義と同じ意味で、両チームのインクの大まかな境目となり、撃ち合いが最も多く発生しうる場所のこと。一般的に前線がスタート地点から離れている(前線が上がっている)側が形勢有利となる。
ナワバリバトルでは前線を上げることがそのまま勝利に直結し、ガチエリアでも前線が上がっている=敵がエリアに行けないので前線上げは対戦全体に影響するが、ガチヤグラガチホコバトルでは主戦場が目まぐるしく変わるため、前線を上げる=勝利とはなりにくい。
しかし、カウントを進めるためにはどっちみち前線を上げなければならないのもまた事実。
なお「スプラトゥーン2ダイレクト」のガチホコバトルのルール解説時に「前線」という単語は使われており、一応公式用語である。

ゾンステ

「ゾンビステジャン」の略。下記「ゾンビ」を参照。

ゾンビ

前線で敵と戦い、やられてもすぐにスーパージャンプで前線へ復帰し、敵と戦い…を延々と繰り返す戦術、またはその戦術を行うプレイヤーのこと。
主に「復活時間短縮」「スーパージャンプ時間短縮」のギアパワーを積むことで実現され、イカによっては復活から数十秒間インク効率・移動能力が上昇する「カムバック」、スーパージャンプのチャクチ先が相手から見えなくなる「ステルスジャンプ」も合わせて採用することもある。
この戦法に特化したギアを「ゾンビギア」というが、「復活時間短縮」のギアパワー自体を「ゾンビ」と言うこともある。
倒しても倒してもすぐに復活し迫ってくる様子がまるでゾンビのようであることから命名された。
なお特に「ステルスジャンプ」と組み合わせた場合を「ゾンビステジャン(ゾンステ)」「ステジャンゾンビ」などと言い、
この戦術を主に採用するチームを、カラストンビ部隊(アタリメ指令率いる伝説の部隊)を捩って「ステジャンゾンビ部隊」と言ったりもする。

 

前作ではギアパワー「復活時間短縮」は敵をたおした後でも無条件に発動した。
そのため、一方的にキルをとれなくても相討ちにさえ持ち込めば敵より自分の方が早く復活できることから、手軽に前線の人数有利を作り出せる戦法だった。
そのためガチヤグラにおけるヤグラ占拠などで猛威を奮い、環境で大流行した。
しかし今作の「復活時間短縮」は発動条件が「ひとつ前のデスの後に敵を一人もキルできないままデスしたときのみ」と弱体化され、相討ちで簡単に有利状況を作ることはできなくなった。
また「ステルスジャンプ」も、今作ではある程度近づけば敵に視認できるよう弱体化された。
これらのことから、前作のような無条件での強力さはなく、今作では流行しているとはいえない。
しかし環境で台頭したマニューバーが低リスクで前線へスーパージャンプできることなどから、一部では再注目する動きがある。

 

タコamiiboで貰えるひれおくんギアは頭から「カムバック」「復活時間短縮」「スーパージャンプ時間短縮」を持つゾンビスターターパックである。

た行

対岸

サーモンランにおいて「トキシラズいぶし工房」満潮時における、イクラコンテナが無い側の足場を指すことが多い。
行くにはリフト使用が必須なためカタパッドタワーに居座られやすく、ただでさえ狭い足場をさらに奪われる要因になる。
かといって下手に対岸に渡ってそこで倒れたりすると、味方による救出を受けるのが困難。おまけに金イクラの納品にも時間がかかり、苦労に見合った利益を得られるとは限らない。
対岸をどうするかは各々の戦略が試される所であり、満潮攻略のカギを握っている。

 

第三勢力

フェスにおいて、用意された二つのチームとは別の物を支持する集団の事。マヨネーズvsケチャップでのソース派が有名か
もちろんシステム的にそんなことは出来ないのでイラスト投稿を利用したネタに留まっている。いわゆる大喜利の一種。
大喜利に参加するのは自由だが、商品のロゴの絵を描くと著作権侵害と取られかねない場合もあるのでご注意を。

打開

不利状況を一変させ有利状況へと変えること。
前線(およびガチマッチでは目的オブジェクト)を確保し、敵の有利状況がすぐには再来しないと確信できる状態になったときが打開成功の目安である。
スペシャルウェポンを味方と同時発動し空間を制圧する、味方との共同で大量キルを得るなどの方法が一般的だが、今作のスペシャルウェポンは特に前者との親和性が高い。

 

ダイナモ感覚

ダイナモローラーそのものの他に、振り下ろしの間隔(感覚と間隔を掛けたダジャレ)を指す言葉としても用いられる。
由来は「YOU THE ROCK★」というミュージシャンが発言し、ネタにされた言葉。このネタが流行った経緯が色々とアレなので使う際は注意。

対面

撃ち合いとほぼ同義。対面力、対面拒否など派生用語としてよく使われる。

出し得

「出しとけば得」の意味。
殆どのスペシャルウェポンは明確な目的を持って使用し、使い時を誤れば却って不利になりかねない。しかし「隙が少ないor無い」かつ「敵味方の居場所に関わらず効果を及ぼす」スペシャルはいつ使っても何らかの利益を得られるため、このようなスペシャルウェポンが出し得と呼ばれる。
前作ではそのようなスペシャルもいくつかあったが、今作『スプラトゥーン2』ではどのスペシャルにも発動のデメリットがあり、使う適切なタイミングが求められる。
強いて言うなら「アメフラシ」は発動のスキが少なく出し得に近いか。
尚、対義語は「出し損」、発動した側がむしろ不利になるもののことである。

 

タッチダウン

もとは、アメフトで最も高得点が得られるゴールのしかたのこと。
転じてスプラトゥーンでは「ガチホコ」をゴールに収めることをいう。「スプラトゥーン2ダイレクト」や公式Twitterでも使われる公式用語。
敵の激しい攻撃を掻い潜りゴールへ到達する様はまさにアメフトのタッチダウンの如し。余裕があれば「ナイス!」を言ってあげよう。
ちなみに、オクト・エキスパンションのA02駅でナマコ車掌が口にしたりしている。

 

チーター

「チート」を行う人のこと。
英語「cheatする人」の"cheater"であり、動物のチーター(cheetah)とは関係ない。
次の項目「チート」を参照。

チート

「チート」は英語で「ズル」の意味 (cheat)。
コンピュータゲームの世界では、プログラムの改造による不正行為を指す。

正規のプログラムでは起こりえない挙動(動作や連射が異常に速いなど)や、人の技術では不可能なスーパープレイを引き起こす。こんなものが横行すればゲームバランスが崩壊し、ゲームが成り立たなくなることは勿論のこと、最悪他プレイヤーのデータ破損にも繋がる、大変危険な行為である。

ちなみに、現在無印splatoonの対戦モードでは、運営のサービスが終了したのをいい事に平然とチート行為を行うイカがこれでもかと闊歩しており、治安はかなり悪い。「久しぶりにWii Uでスプラトゥーンでもやるか」と思っている人は注意されたし。スプラトゥーン2でも遂に現れてしまった。
規制対象であり、明らかなものを見つけたら通報可能だ。今作では通報も可能であるためか、チートは前作よりは少ないとされる。

 

なおそこから転じて「神がかった高度技術」の賞賛に使われることもある(「あのチャージャーのエイム力はチートだ」など)。

着地狩り

元々は格闘ゲーム用語で、着地時に発生する隙を狙って攻撃すること。

  1. 敵のスーパージャンプジェットパックの着地点で待ち構え、着地と同時に敵をたおすこと。
    決まれば低リスクで敵を確実にたおせる一方、「着地狩り」のために待ち伏せを続けると無駄な時間がかなり出来てしまい、また「スーパーチャクチ」、マニューバーのスライドおよびギアパワー「受け身術」、置き土産のボムコロなどで返り討ちに遭う可能性もあるため、無闇な着地狩りは得策とは言いづらい。
  2. 敵が地上で発動したスーパーチャクチの予備動作で上に飛び上がった所を倒すこと。この場合は「チャクチ狩り」とカタカナ表記することが多い。
    ブキやタイミングによっては倒せずにスーパーチャクチで返り討ちに合うため無理に狙うものではないが
    上手くいけばスペシャルが溜まっている相手を発動前に倒し戦況を有利にできるが、スーパーチャクチは予備動作中に倒されるとスペシャルゲージが大きく温存される仕様となっており、無理して狙う旨味は少ない。
     

チャーやられ

チャージャーにやられた…のではなく、場外に落下してしまったこと。敵側にチャージャーが居なくても構わずチャーやられと呼ばれる、いわばネタ用語。
当然落下した場合はかなり下の方にプレイヤーネームが表示されるのと、敵インクに塗られていない事からバレバレなので実際に誤魔化すことができるケースは殆どないであろう…。

 

中量級

詳しくは「ブキ重量」を参照。

 

使われ(▼)

詳しくはこちら。

 

底辺(▼)

同じウデマエ帯やグループに属する中で最もレートの低い人たち。
明確な数値の区切りがないため、漠然とした概念である。
他人に向かって名指しするのは言語道断である。
自称すること自体はそこまで問題にならないことが多いが、「S+ていへん」のようなニックネームのプレイヤーが勝った場合、意図せずとも負けた相手に対する皮肉になってしまうため、ニックネームに入れることは避けたい。

ティルト状態

詳しくはこちら(個別ページ)。

デス

敵にやられること。「キル・デス」の項目を参照

デスペナルティ、デスペナ

プレイヤーの死亡時、または復活時に発生するペナルティのこと。
Splatoonシリーズではやられた際のスペシャルゲージ減少と復活までの待機時間がこれにあたる。
公式では復活ペナルティと呼んでいるが、やられた状態を「デス」と呼ぶゲームが多いことや入力のしやすさから「デスペナ」と表現する人が多い。
本作で登場するギアパワー「復活ペナルティアップ」は、相手にあたえるデスペナを直接増やすことができる効果がある。ただし、自分のデスペナルティも増加する。
作戦上、自分があまり使う気のないスペシャルウェポンを持つブキと一緒に身につけておくと、ゲージ減少のデメリットを軽減できるので強力。
逆に「スペシャル減少量ダウン」・「復活時間短縮*8」は自分のデスペナルティを直接減らす。自衛に慣れない初心者イカはもちろん、やられやすいポジションで戦うブキを使うイカでも装備しておいて損はない。敵の「復活ペナルティアップ」を相殺することも可能。

 

溶ける

短時間の出来事でリソース(人やお金・対人戦のレートなどに使われることが多い)を大量に浪費させられること。
味方があっという間に複数やられることを「味方が溶ける」、ガチマッチで連敗してウデマエが大きく下がることを「ウデマエが溶ける」といった具合に使う。

凸、凸る

突撃すること。すなわち、危険を省みず敵の懐へ切り込むように行動すること。

凸砂

「突撃スナイパー」、略して「凸砂」。
後ろから前線を援護するはずのスナイパーが前線で戦う事、またはその戦法を取るプレイヤー。
スプラトゥーンにおいてはチャージャーがスナイパーの役割を担う事が多いため、主に上記の戦法を取るチャージャー使いがこう呼ばれる。
ゲームによっては凸砂が難しい場合もあるが、このゲームのチャージャーは「ステージがさほど広くなく、敵の方から距離を詰められやすい」「敵との距離に関わらず一撃必殺」「ガチホコやガチヤグラの勝利条件クリアにはこまめな移動が必須」などと凸砂が有効な要因が多め。
突撃した結果犬死にしては意味がないが、サブウェポンや味方との連携によって活躍できる場面は多く、適切なタイミングで凸砂として動けるチャージャーは強い。
…ちなみに、「こち亀」の両さんのプレイスタイルも凸砂である。

 

ドラッグショット

スナイパーライフルがスコープを覗きこんだ状態で即座に敵を照準して射撃すること。
『スプラトゥーン』ではスコープのあるなしに関わらず、チャージャーが瞬時に敵に照準を合わせて射撃するテクニックを差す。
一瞬で照準を合わせることができれば射線を見て狙撃を避けられることはなく、(照準さえ合えば)確実に敵を撃ち抜くことができる。

 

トリガーハッピー

本来は、射撃にのみ集中しすぎる状態に陥ることを指す言葉。
「Splatoon」シリーズは射撃による塗りが攻撃にも守備にも移動にも必要不可欠である。
そのため、インク効率がよいブキを手にすると、射撃に夢中になってしまうあまり周囲の状況が見えなくなってしまうことがある。
無闇に射撃を行いインクタンクが空になってしまった状態で敵と遭遇してしまえばどうなるか、想像に難くないだろう。
上級者にもなると、射撃音からこちらの位置を補足し攻撃してくるといった離れ業もしてくる。
今行っている射撃がどういう意味をもっているのか、バトルにどういう影響を与えているのかを考えて射撃ができるとよいだろう


*1 Web版もあるが、Switchの登場に加えゲームから閲覧・投稿できないのでほぼ色あせた状態である。また、Miiverseの代替として開設された掲示板サイトがあったが、悪質な書き込みが大半を占めるようになり現在は閉鎖されている。
*2 とにかく最速でエンディングを見る
*3 ミッション失敗によるステージスキップの禁止
*4 「70族」という表現では別ゲーであるポケットモンスターシリーズの用語と誤解しやすい
*5 余談だが、そのようなプレイスタイルの対義語として後述の凸砂という言葉が生まれるようになった。
*6 一部では自動ドット打ちと思しき絵も多く投稿されている。機材と基礎的なプログラミング知識さえあれば割と簡単にできるので、興味があればググってみよう
*7 ギアパワーを復元する際同じ追加ギアがついてない場合かけら10個、1つ付いている場合20こ、2つ付いている場合30個と、かけらを使って揃えるには最大60個も必要
*8 今作では敵を倒せないまま連続でやられた時のみ効果あり