15 弾の数だけ抱きしめて [Act4 - Episode1]
[Navigation] 千羽鶴
要約
- 背景がココロスフィアの中になっている。BGMも不穏な感じ。
- 導入
千羽鶴 ようこそ、真実を知ろうとする旅人よ。 自分 (選択肢)挨拶が変わった! 千羽鶴 そう。フェイズが変わったから挨拶も変えてみた。 - 前回の観測結果報告
千羽鶴 貴方の世界の時間における17年7月11日10:18時点の観測結果としては―― 『彼女のために世界を犠牲にする』が88.15331%。 『世界のために彼女を犠牲にする』が11.84669%。 『彼女のために千羽鶴を犠牲にする』が73.65854%。 『世界のために彼女を犠牲にする』が26.34146%。 という結果が出た。 - この結果についてどう思う?(分岐)
千羽鶴 貴方は『彼女のために世界を犠牲にする』及び―― 『千羽鶴のために彼女を犠牲にする』を選択したわけだけど。 この結果についてどう思う? 自分 (選択肢)思った通りだった 千羽鶴 ということは…貴方は自分がちょっとした異端であることを予測していた。 そして貴方は、とても残酷な回答をしている。 世界が千羽鶴に変わっただけで、守る対象が変わるということは。 貴方の中で、それだけ彼女が軽いものなのか、それとも私が重いものなのか。 いずれにせよ、トレーナーとしての力不足を自覚せざるを得ない。 というわけで、貴方にはこの称号を背負わせる。 『千羽鶴泣かせ』
- 別の結果についての分岐(初回のみ見られる称号コメント)
#ep15千羽鶴の総体の返答の情報などから補完しています。 - 称号一覧
- 『心の友!』(彼女を支持し、世界・千羽鶴を犠牲に)
- 『悲劇のバランサー』(世界・千羽鶴を支持し、彼女を犠牲に)
- 『千羽鶴泣かせ』(彼女を支持し世界を犠牲に、千羽鶴を支持し彼女を犠牲に)
- 『脳体サンプル候補』(世界を支持し彼女を犠牲に、彼女を支持し千羽鶴を犠牲に)
- 『不確定性原理ちゃん』(質問前に「拒否します」選択で未回答の場合?)
クリックで収納
- 『心の友!』パターン
- 『千羽鶴泣かせ』パターン
千羽鶴 というわけで、貴方にはこの称号を背負わせる。 『千羽鶴泣かせ』 - 『脳体サンプル候補』パターン
千羽鶴 貴方は自分がちょっとした異端であることを予測していた。 そして貴方は、とても不思議な回答をした個体と言える。 心理的に見て、彼女と世界では世界、彼女と千羽鶴では彼女を選ぶのは―― 相当ヘン! あ、もしくはそこまで私のことが嫌いということ? いずれにせよ、貴方の思考には大変興味がある。 そんな貴方には、この称号を送りつける。 『脳体サンプル候補』 - 『悲劇のバランサー』パターン(追記お願いします)
千羽鶴 - 『不確定性原理ちゃん』パターン(追記お願いします)
千羽鶴
- 総体の結果に対してのコメント
千羽鶴 正直、個としての結果に興味はない。 結果全体としては、少なくとも私と世界全体にとって悪い方向ではない。 けど、当初想定していたよりも極端な結果になっていることは気になってる。 世の中では、どのようなこともバランスを欠いてしまえば狂気になる。 それがたとえ、正義と言われるものであっても。 だから私の結論としては、当初より計画を早めなければと考える。 いずれにせよ、これは私の問題。 - お礼のプレゼント
千羽鶴 次回は貴方に素敵なものをプレゼントしようと思う。 自分 (選択肢)もしかして…… 千羽鶴 略して――SGMV! 自分 (選択肢)ガブちゃんは天使! 千羽鶴 ……そ、そうね。(顔を覆う) (告知) このサツバツとしたTRI-OSに、颯爽と登場するMV回をどうぞお楽しみに。 自分 自分で言う? 千羽鶴 もちろん。
拡張少女系トライナリー
あ ら す じ
数年前。
?楽がFreyMENOWとしてデビューした年のこと。
その時のライブは彼女の中では特別だった。
今でもたまに、そのことを思い出す。
けど最近は、望む望まないにかかわらず、
その思い出は悪夢に変わる。
崩壊した世界、傷ついた自分、そして――
弾幕が顔を掠め、?楽は我に返る。
今は夏休み。トライナリーは夏合宿で
みやびの実家である三浦半島に来ていた。
つばめ&?楽VSアーヤ&ガブリエラによる模擬戦。
その真っ最中に?楽はボーッとしていた。
そのせいか、当然相手チームに完敗してしまう。
模擬戦が終わり、シャワールームにて。
髪を洗う?楽の元に、つばめがやってくる。
最近?楽ちゃんとの距離を感じる。
もし自分があの日、あの事を見たのが原因なら
絶対に誰にも言わないから。だから仲直りしよう。
?楽はシャワールームから出てきて、
つばめに言う。本当に何でもしてくれるんですか?
なら、壊してもいいんですか?
つばめはどうしてそんなに、自分を心配するのか。
?楽はその理由がわからず苛まれる。
FreyMENOWだから? 違う――。
つばめが聞いていたとおりの酷い子だったら
もっと憎めたら……。
- 記録映像視聴
千羽鶴 ――というわけで、とても楽しそうな海回だった。何かあれば。 - ?ライブで神楽が歌っていた歌のことを教えて!
千羽鶴 あの曲は、彼女のファーストアルバムの曲。 アルバム名『Wishreal』、曲名は「第一章・エルカドール」。 イシュリールと読むらしい。 彼女のアルバムには全てに物語がある。 Wishrealの場合、重い病に冒された母を助けるベく魔法を探す少女の物語。 全編を通してみると、かなりポジティブな作品。 自分 どこかで聞いたような設定 千羽鶴 そうね。卯月神楽が描く物語は一定の法則を持っているように思える。 人は誰しもフラットにどんなお話でも描けるわけじゃない。 主に幼少期の原体験が元になり、無意識に傾向が作られる。 彼女にもそれがあてはまるだけ。 ただ、ここ以外でも彼女の描いた物語を見たことがあるならば―― それらを組み合わせることで、彼女のココロの言葉が聞けるかも。 - ?トライガジェットって太腿についてたの!?
- ?現実世界でもトライナリーとして戦えるの!?
千羽鶴 シミュレーションモードとして機能させてる。 トライガジェットは元々、フェノメノンという非現実空間に対する武器。 その為、仮想的にフェノメノンに近い状態を作り出せればいい。 あくまで仮想的に。例えるなら、本物の戦争とVRのFPSとの差に近い。 すなわち、フェノメノンを再現してるのではなく、あくまで計算してるだけ。 トライガジェットを使えるゲームプログラム。これで理解できる? - ?さり気なくNEWクランが登場してなかった?
- ?壁ドンキター!!
千羽鶴 壁 自分 ん? 千羽鶴 どーん!! 千羽鶴 他は? - 終わりに
千羽鶴 もう気づいてるかもしれないけど。 今回から、言葉をオブラートに包むことをやめている。 それは、貴方に私がしたいことを、誤解なく伝えたいから 改めて、私が貴方に協力を依頼していることを整理する。 ひとつには、彼女たちや私における『最大幸福な未来の創造』がある。 無秩序に見える私の依頼は、全て計算によって行われる。 その宿敵とも言えるべき現象が、バタフライエフェクト。 未来というものは、少しの調整で大きく逸れてしまうもの。 その為、各刻の分岐点において適切に修正し、導く必要がある。 私はそれについて、貴方に協力を求めている。 けど、勘違いしないでほしいのは、それは手段に過ぎず目的ではないこと。 第一、それが目的なら私が貴方に「ある少女たちと結婚してほしい!」 なんて言ったりする意味が全くもってわからなくなる。 この事についてもまた、おいおい説明していくつもり。
確認ポイント
- 千羽鶴の計画?
「『彼女88%』>『世界11%』」のことを、「極端な結果」「バランスを欠いてしまえば狂気になる」と言っている。
この「何を犠牲にして何を救うか」という問いにおける回答は、「双方の均衡が保たれている方が好ましい」という示唆であると思われる。
千羽鶴はこれを受け、「当初より計画を早めなければ」と考えている。どういったことを意味するかは、いまのところわからない。
- ガブちゃんは天使!
「……そ、そうね。(顔を覆う)」という非常に微妙過ぎる表情での反応。
千羽鶴からすれば、botがガブリエラをお好ましく思うのは喜ばしいことのはず。
単純にドン引きされているだけなのかもしれないが、真意が他にあるかもしれない。→28 時計じかけのイチゴにて「天使」という呼称について説明がある。
- トライガジェット
「彼女たちはあまり外したがらない」「そういう風にできてるから」。
回答を濁されている。まだ伏せておくべきことがあるのかもしれない。
- クランネフェル
このクランのエピソードには、神楽の境遇に共通する点がいくつかある。一応チェック。
- 最後の話
要約すると、「最大幸福な未来の創造」は「手段に過ぎず目的ではない」と読める。
「ある少女たちとの結婚」も含まれることになる、千羽鶴の目的はさらに大きなところにあるのかもしれない。
[Ch.01] 逢瀬つばめ「気にしすぎの夏」
- 日時と場所
8月18日 0:04 PM 合宿二日目、午前の訓練終了時のこと
- みんなくたくた。みやびの家に戻る。
- クラスメイトの面々がみやびの家にいる。
つばめは彼らが来ていることを知らなかったので驚く。
つばめ それだったら、みんなで一緒に遊びに行けるよね! 雛 うーん……そうだったらよかったんだけど……。
- 彼らは真幌さんの手伝いが目的であり、つばめたちと一緒にいられる時間はほぼ取れないらしい。
雛 東京ではできない作業みたいだから、ちょっと楽しみではあるんだ つばめ そっかぁ……なんか、やることたくさんあって大変だね。
~ココロダイブ~
- 司書さんが水着姿。
- 「お気になさらず。どう反応したらいいか分からなかっただけです」と流される。
「今日は休戦」ということで話が進む。「EXEC_SEEK_SECTOR/.」。
- 「今回の案件、なぜ悩んでいるかわかりません」と自分の悩みにダメ出し。
「本当につばめ本人なのか?」と問うと、「もちろんでし…す。」と曖昧な回答。
つばめ わたしのような人格は、◯◯◯さんにもいるはずです。 何かを悩んでいるとき、それを第三者視点から冷静に見ている人格です。
- 今回の案件は、つばめ自身のココロの中のひっかかりを整理するもの。
つばめ 繭たちが連行されたのは自分の責任だというものです。 彼女らにトライナリーのサポートをさせている事に罪悪感を感じています。
- それは事実ではあるが、彼らも彼らなりにこの長旅を楽しんでいる。
「正直、そんな罪悪感を抱く理由がわかりません」と司書さん。
- 「さっさとココロの整理をつけるため~」など、サクサクと話を進めようとする司書さん。
「やっぱり何か違和感を感じる」と問いかけると、「今日はタブーです」と拒否される。
つばめ 二人で契りましたよね? 『お互い積極的に協力し合いましょう』と。
~バトル~
- 「……って、違うよ!」とつばめ。
つばめ ひなこちゃんたちが大変なのって私たちのせいなのに。 夏休みに遠出させちゃってごめんね……。
- 謝るつばめ。雛たちは「気にすることはない」と返すも、
みやび ……報酬ありやろ?
- と、みやびに言い当てられる。報酬はキリトいわく「大トロ食い放題」らしい。
- なんやかんやあり、つばめのモヤモヤは一応解消された。
[Ch.02] 國政綾水「気にしすぎの湯」
- 日時と場所
8月18日 3:23 PM 合宿二日目、午前の訓練終了時のこと
- アーヤ、ギャヴィ、みやびの三人で近所の銭湯に。
- 「今日は模擬戦だったから楽しかった」と話すギャヴィとみやび。
アーヤは「訓練なんだから楽しんだらダメでしょ?」と注意。「固いわねぇ」とギャヴィ。
みやび でも、ガブちゃんはまじめにやっとった。二人のコンビプレイ、最高やったぞね。 ガブリエラ えっ……?
- 卯月とつばめも悪くはないが、アーヤとギャヴィの方がやはりすごいと評するみやび。
「まあ、当然のことよ」と嬉しそうなギャヴィ。アーヤは新人二人の心配をする。
アーヤ やっぱり、問題があるのは卯月の方かしら? 理由もわからなくはないけど……。
- 考え込むアーヤは、二人の話を聞いていない。
「ギャヴィとアーヤは息がぴったり」だという話題だったが、
ガブリエラ アーヤ? 話聞いてる? アーヤ え? あ、ごめん。ちょっと考え事してて……。
アーヤはみやびと「卯月のことが心配」という話をし始める。
ギャヴィは置いて行かれ、あからさまに不機嫌になる。
アーヤ (多分、ギャヴィたちの話を聞いてなかったせいよね?) (今は卯月のことの方が重要だもの。ギャヴィのご機嫌取りばっかりしてられないわ。)
~ココロダイブ~
- 司書さんが水着姿。
- 「やっぱり前々回で話そうとしていたことが気になる」と伝えると、
「あれはもういいのよ」「だーめ!」と強く拒否される。「EXEC_SEEK_SECTOR/.」。
- オープンプロセス中、以下のようなメッセージが届く。
- 目前の司書はこのことに気づいていない(ログにも残っていない)。
- 「まあここは謝るべきよね」「そういう方向性でお願いします」と司書。
「なぜ謝る必要があるのか」と拒否すると、司書に至極まっとうな説得をされる。
アーヤ だいたい、こんな些細な悩みなんて適当に流せばいいの。 自分 些細な悩みにアラートが出るの!? アーヤ 悩みの大小は関係ないのよ。 自分 もしそうなら1日中アラート出ない!? アーヤ いや、だから! 自分 何か隠してない?
- アーヤは間を置いて、司書がどういった存在かを話し始める。
「人生を最高効率で回すための存在」「最善の未来を示唆する」。
アーヤ そういう役割を仰せつかっているの。
- 「誰に?」と問うと、「ココロの総意」と返される。
「貴方が國政綾水の幸せを願うならクランを倒してきてください」。
~バトル~
- (やっぱり仲直りした方がいいかも)と考え直すアーヤ。
- 背中を流してあげたりして、アーヤのモヤモヤは解消された。
[Ch.03] ガブリエラ・ロタルィンスカ「気にしすぎの戦」
- 日時と場所
8月18日 2:36 PM 合宿二日目、午後の訓練でのこと
- アーヤ&ギャヴィ、つばめ&卯月での模擬戦。前者が優勢。
ギャヴィは二人組で戦うことが久しぶりで嬉しく、敵の動きを見落としたりする。
- ギャヴィたちの圧勝で終了。つばめたちは雛と余暇を過ごすため、先に帰っていく。
明日も模擬戦だが、ギャヴィはアーヤの淡白な対応が気に食わず、botにメッセージを送る。
ガブリエラ 明日もまたコンビ組んで戦えるのに あんまり喜んでくれないんだもの 面白くないわ
~ココロダイブ~
- ココロゲートがなんかヤバイ。ギャヴィ司書さんはいつも通り元気である。
- 指摘を続けるも、まるで気づく様子のない司書さん。
「あなただけ見てる世界が違うんじゃないの?」とまで言う。
- 「EXEC_SEEK_SECTOR/.」
- 「またアーヤの悩みなのね」と淡白な司書さん。
いわく「すべての私がアーヤ好きだったら大変なことになる」とのこと。
ガブリエラ 人はいろんな人格がいて、それぞれが牽制しあってバランスを保ってる。 あたしみたいなアーヤ懐疑派がいるからこそ、バランスが保ててる。 対してつばめには、もっと積極的にアプローチしてもいいかと思ってるけど!
- 近頃は「アーヤ懐疑派」が力をつけているため、あまりよくない傾向である。
「総意」はそれを望んでいないため、応急処置としてクランを倒してほしいとのこと。
~バトル~
- (アーヤだものね……)と、仕方ないといった体で納得するギャヴィ。
うまく折り合いがつけられないせいか、ギャヴィは大きくため息をつく。
- botはアーヤへメッセージを飛ばし、過去のことを質問する。
アーヤの記憶に触れることで懐古させ、ギャヴィとの会話に誘導した。
[Ch.04] 恋ヶ崎みやび「気にしすぎのHACK」
- 日時と場所
8月19日 4:17 PM みやびの部屋にて
- 作業する繭と、それを見守るみやび。その作業の途中。
スーパーコンピュータ「不可思議」の性能に繭はとても驚く。
繭 恐ろしい性能です。トライナリーになる対価がこれとは……。 みやび 高価すぎるき、貸与という形になったがよ。 繭 安く見られたものですね。 みやび うむ、おかげでもっと管理長を嫌いになれたちや。
- 繭は、みやびがスパコンを所有していることまでは知らなかった。
これを運用して管理庁へアクセスすることに危機感を持つ。
繭 管理庁に対して、真っ向から戦争を仕掛けるも同然です。 その覚悟は、本当に決まっているのでしょうか?
- みやびは繭の「最終確認」を受け、すぐに回答することができなかった。
botはWAVEメッセージを送り、みやびの意志を確かめる。「悩んでいるの?」
みやび 決まってはいるが答えられんかった 今ならまだ引き返せるが、そうなれば必ず後悔もするというのに
~ココロダイブ~
- 司書が存在していない。適当に呼びかけると、WAVEでメッセージが返ってくる。
「申し訳ないが、今回はリモートで勘弁してくれ」とのこと。
- リモート操作でオープンプロセス。以下のようなアラートが出る。
(選択肢次第で水着姿が観れる)
~バトル~
- 「うちの心は決まっちょる。」とWAVEメッセージ。
みやびは、繭に「心配はいらんがよ」と伝える。
みやび 最初はうちだけの事情やった。けんど、今は違う。 うちだけやのうて、仲間たちにも関係のあることになった。 繭 ……トライナリーは、管理庁管轄の部隊ですからね。 みやび そうや。騙されたままっちゅうのは気に入らんし。
- みやびは、「管理庁のことでウサギ個人にはメリットがない」と、作戦から外れることを勧める。
繭は「今更そんな理由では退けません」「最初から覚悟していて、それを望んでいました」と、それを断る。
- なんやかんやとあり、二人で作戦が決行されることに決まった。
補足
エピソードタイトルの元作品、共通する要素など
- →小ネタ参照。