31 フェノメノンの空に

31 フェノメノンの空に [Act6 - Episode6]

簡易あらすじ

• ナビゲーター
  • 領火は維持が確定したこの世界を"彼ら"から守るため観測されていない過去を変える『リプレイス作戦』を行うことに。
  • 千羽鶴を破壊した二人の刺客には逃げられたが、神楽の歌と想いが千羽鶴を再生してつばめも目を醒ます。平穏を取り戻したトライナリーたちは今日もフェノメノンを収束するため出勤する。
  • 領火に代わり総意が望んだ原初のつばめが現れる。リプレイス作戦のため神楽チャンネルを解放する流れになり、ひとまずの準備でTRI-OSの再起動が始まる。
     
• つばめch
  • メノウのライブを見にきたつばめは途中で迷って少し遅れてしまい神楽に拗ねられてしまう。神楽にガッカリさせて嫌われたのではないか…。
  • セルフとして暴走してるカレンを教育する千羽鶴。二人は上手くやっているようだった。これまでの選択によってどちらかから話をされる。
  • 神楽は前に買いそびれたお揃いの髪飾りを渡す。つばめは全てを奪ったのではなく、むしろ神楽の欲しかったものも昔持っていたものも全部与えてくれた。ライブ会場で雛たちと合流する。
     
• アーヤch
  • 人形劇サークルが認められてレギュラー出展できることに。その劇のため主役はガブリエラにやってほしいが、引き受けてもらえるか…。
  • 選択によって2xか発症維持か分岐。世界の維持は問題ないが、司書曰く現実のアーヤと"半共有状態"になっているらしい。これまでの選択によって司書のどちらかから話をされる。
  • なんとかガブリエラに主役を引き受けてもらえて練習を始める。そんな中で色んなことを受け入れて変化していく。いつかきっと私の行動は姉につながるはず。
     
• ガブリエラch
  • つばめ父に連れてきてもらった花鳥園で大喧嘩するつばめと父。そんな姿を見て思うところがあるガブリエラは一人で行ってしまう。
  • 選択によって2xか発症維持か分岐。領火と共にリプレイス作戦が始まることを伝える。これまでの選択によって司書のどちらかから話をされる。
  • ガブリエラの見せた写真はTwitterで見たものだった。その後、ガブリエラが父から勘当されたことを教えてもらう。そして父と仲直りしようと決心する。
     
• みやびch
  • こちらの世界では1年前のTwitterに接続するみやび。それは"彼ら"の情報を掴むため。その中で繭をおっさん呼ばわりして怒られてしまう。しょんぼり。
  • 選択によって2xか発症維持か分岐。久しぶりのタッチと神楽チャンネルについての説明。これまでの選択によって司書のどちらかから話をされる。
  • botに会えるかもしれないというTwitter。彼女たちはこうしてこのアプリが始まる前に接触してきた。そういう風に世界が繋がっていた。
     

[Navigation] 千羽鶴

記録映像 【フェノメノンの空に】 2016/09/13

• 要約
   
• 前回MV EXE_TSuBaMeで原初のつばめから言われた通りフェノメノンの維持存続が可能になった。
  それを伝える領火は今のところ"彼ら"からの干渉がないことを報告する。
   

  自分	結局"彼ら"のゲームとは、フェノメノン崩壊阻止で合ってたの？
  領火	そう。
  	"彼ら"は千羽鶴ちゃんを壊し、フェノメノン収束を仕掛けた。
  	そして、わたしたちとあなたが、それを何とか出来るか試した。
  	結果として収束は阻止されて、"彼ら"の干渉は止まったの。
  自分	でも"今のところは"でしょ？

   
   
• "条件付封鎖"、その条件を満たしてこの時点での封鎖は確かに撤回されたのだろう。
  しかし、屁理屈を言えば100年放置をするはずもなくまた1秒でも放置していれば約束は守ったと言える。
   
• 今もなお"彼ら"の脅威に怯えなくてはならないこの世界の現状を解決するために領火は1つの道を示す。
   

  領火	わたしはここから先、当面未来へは進まないことにするの！
  	過去に遡って出来事を調整して、現時点という"結果"を変化させる。
  	あ、そうそう。既にあなたとわたしで一度それ、やってるよ？
  	前にアーケロンが爆発した事があったでしょう？
  	あの時わたしは、あなたに少し過去の綾ちゃんたちに介入してもらったよね。
  	その結果、綾ちゃんたちは助かった。
  	それと同じ事をロングスパンでやっちゃうってこと。
  	この修正手法のことを『リプレイス』って言うんだけどね。

   
• これについてbotはいくつか質問できる。
   
   

  Q.それって、未来を変えるってこと？
  A.厳密にはYESでもあるしNOでもあるの。 今現在、すなわちこちらの世界の2016年9月11日―― 厳密にはもう少し進んじゃうけど、概ね2016年内、ここまでで"観測された過去"は、変えることができないの。 アーケロンの爆破で具体的に説明すればわかると思うけど――あの時も、記録映像で観測してしまった部分を変える事は出来なかった。 けど、観測されていない部分――具体的には、アーケロンの中や、道中については、後で変えることができた。 それと同じ事だけが今回できることになる。 だから例えば、元々フェノメノンが発生していない現在とか"彼ら"が存在していない現在を創ることはできない。 できることは、誰もが観測していない過去を変えていくこと。そしてそれによって過去に些細な違いを沢山作っていくこと…。 そうすることで、結果的に今観測されていない部分で大きな違いを作れる。

   
  • 選択肢①「観測されていない部分って、具体的にどこよ？」

    領火	トライナリーのみんなや、千羽鶴ちゃん、そして神楽ちゃんが知らないこと。
    	特に神楽ちゃんは、日本に来る前の外の世界を知っちゃってる。
    	それが、フェノメノン発生より前に遡れない理由の1つでもあるんだけど。

     
  • 選択肢②「バタフライエフェクトを逆手に使うってことか！」

    領火	そう！ 正解！ すごく的確な理解だよ。

     

    領火	だから、結論から言えば――
    	未来を変える、というほど変えられないけど、確実に変えていく方法、かな。

     
     

  Q.今のアーヤたちとは別の世界線に行ってしまうのでは？

  A.それは無いから安心して大丈夫。 でも、逆に言うとこの作戦は、別の世界線に行けないほど、自由度が低いってことなんだけど。 変えられるのは、彼女たちが関わっていない過去に限定されるの。 彼女たちが観測してしまった世界は既に決まってしまっている。変えられるのは、彼女たちが知らない過去だけなの。 bot「だとしたら、"彼ら"がフェノメノンを壊そうとしたことは変えられないのでは？」 そこは大丈夫。綾ちゃんや、千羽鶴ちゃんは、そんな事知らないから。bot「でもエリカは知ってるよね？」そう。わたしは知ってる。だからこそ、"この世界"の内側に戻ることができない。 そこには、今は突っ込まないでおいて欲しいかな。多分、説明するのにとても大変だから。 今わかっていて欲しいのはわたしがこの世界の線上にいないという事だけ。そのお陰で、わたしはフェノメノンの内外、どちらの観測者でもない。 実はね……わたしが松代に戻ることができなかった理由は、これが理由だったの。 この時はまだ、具体的にこうなるってのはわからなかったけど――わたしがフェノメノンの内側を直に観測しちゃうと誰も修正できなくなる。 その取り返しのつかない恐怖から、どうしても行けなかったの。いざという時に、綾ちゃんを守れなくなっちゃうから。 なんだか言い訳ばっかりでごめんね？ 全て丸く収まっていれば、すぐにでも綾ちゃんの所に行きたいんだけどね。

   
   

  Q.そんな事したって、どうせ"彼ら"にはお見通しでしょ？
  A.そこ。そこが大事なんだけどね。ひとつ重要なこととして、"彼ら"もフェノメノンの中が見れるわけじゃない。 むしろ、殆ど見えてないのが現状かな。 確かに"彼ら"は千羽鶴ちゃんの行動を読んでたとも言える。けどそれは、全ての計画を知った上での高みの見物じゃない。 少なくとも私が知る限りでは、外の人間は直接中を覗けない。 中の様子を確認するには神楽ちゃんや、この前の刺客のように、直接人を送り込むしかない。 そういう意味でも、これまでの状況は良くなかったと思う。神楽ちゃんや、刺客を中に入れてしまっていたわけだから。 だからリプレイスでは、とにかく日本を鎖国状態にすることから始めるの。 そうすれば、"彼ら"はフェノメノンの中を一切見られなくなる。

   
  • 選択肢①「でも神楽のトライガジェットは、外と繋がってるわけでしょ？」

    領火	そうだね。だから、神楽ちゃんと話をして、外界とは切断する。
    	これについてはまた後でお話するね。

     
  • 選択肢②「でも、鎖国状態になんてできるの？」

    領火	大変だけど、難しいことじゃないよ。
    	例えば、ライブで戦ったテルプシコラがそれを証明してる。
    	彼女はつばめちゃんを一瞬で"同化しない人間"だとわかったでしょ？
    	フェノメノンを発症した本人は、異質な存在を見つけることができる。
    	特に、侵入してきた瞬間は微かに世界が歪むから、とても気づきやすい。
    	ただ、ちゃんと注意を払っていないと見逃してしまうの。
    	千羽鶴ちゃんが刺客を中に入れてしまったのは、大きな失敗だったけど――
    	恐らく"彼ら"が刺客を入れたのはフェノメノンが膨張した時だと思う。
    	その時千羽鶴ちゃんはフュージョンクランに全神経を集中させていた。
    	だから、その微細な世界の歪みに気づかなかったんじゃないかと思う。
    	リプレイス後はそういったことが無いようにする。
    	具体的には、神楽ちゃんに全面協力をしてもらうことになるんだけど――
    	それはまた後で説明するね。

     
     
• リプレイスに必要な過去の全てを見てきたbotが協力すれば成功率はぐっと上がる。
  領火としてはとにかく「綾ちゃんたちを護ること」。
   
• その為に、最低目標と理想目標の2つを設定する。
   
• 最低目標は「"彼ら"がこのフェノメノンに全く干渉できない現在を作ること。」
  理想目標は「その状態でフェノメノンを飛散させ内外を1つの世界にし、その結果発生する"ギャップの衝突"に打ち勝つこと。
   

  領火	この図を見てください。この図の外はどっちで中はどっちでしょう？
  自分	青い方が外？
  領火	半分正解。もう半分は不正解。
  	完全正解は、『どっちも中であって外である』でした～！
  	人間には観念があって、後から出たフェノメノンこそが世界の異物――
  	消えて然るべきと考えがちだよね。
  	でも、量子的に言うと、フェノメノンとその外側の世界は対等なの。
  	それらは、矛盾を解消するための繭によって隔たれた2つの世界でしかない。
  	どちらが親でも子でもなく強くも弱くもない。
  	だから、フェノメノンの消滅とは、実は全然正常なことじゃなく――
  	世界を1つ消滅させていることに他ならないんだよ。
  	1つの世界線に2つの断絶した世界が生まれると繭は発生する。
  	けど、それを無理矢理くっつけてしまうことができれば――
  	どちらの世界も温存した状態で、1つの世界にマージできる。
  	これを、『蒸着』っていうよ。

   
• ただしこの『蒸着』はデメリットもあるためフェノメノン側は犠牲になっている。
  この辺りは今回説明されない。
   
• 一息ついて記録映像を見ることに。
  "彼ら"からの干渉も見られないため、今回は安心して見られるだろうと。
   
  ～記録映像の鑑賞～
   

  記録映像の解説リンク

   

  拡張少女系トライナリー あ　ら　す　じ

  千羽鶴を追い詰める真幌。 しかし真幌が千羽鶴を撃つよりも先に、 何者かが千羽鶴を撃ち抜いた。 咄嗟にその存在を撃つ真幌。 だがその存在からは逃げられてしまう。 トライナリーたちは皆、ようやく立ち上がる ことができるようになる。その中に佇む神楽。 彼女はアーヤ、ガブリエラ、みやびに一人ずつ 謝罪をする。そしてつばめのもとへと向かい、 その身体を抱きしめるのだった。 刻は経ち、神楽坂トライナリー劇場。 目を醒まさないつばめを看病する神楽。 そんなある日、ようやくつばめは目を醒ます。 「怖い夢を見ていた気がするけど、 神楽ちゃんが傍にいてくれるから――」 そう言って神楽を抱きしめ泣きじゃくるつばめ。 同じく劇場では、真幌がエリカと話をしていた。 目の前には治療中の千羽鶴がベッドで眠っている。 千羽鶴は奇跡的に助かった。エリカはそれを 神楽の歌の力だという。けど、何も解決はしていない。 それが真幌とエリカの結論。 けど、その為に私たちがいる。 FreyMENOWのライブ。それを応援するつばめ。 都庁前でのお祭りで、人形劇を披露するアーヤと ガブリエラ。そして劇場を護るみやびと 沢山のクランたち。平和な日常は続く。 そんな中、アラートが鳴り響いた。 フェノメノンの発生である。 彼女達は出勤するのだ。トライナリーとして、 その任務を全うする為に――

   
   
• ひとまずの平穏を取り戻した記録映像が終わると、パジャマ姿の原初のつばめが現れる。
  服についてはあまり深い意味はないらしい。「ちょっと寝てるところ起こされちゃっただけなんです。」
   
• 何故領火と変わったのかを聞くと領火本人から「ちょっと急用ができたから代わって欲しい」と言われたため。
   

  つばめ	でも、多分これはエリカさんの問題じゃなくて――
  	○○さんの総意が決めたことなんじゃないかと思ってます。
  	前回、別れ際にあなたが何の気ナシに送った意志、覚えてますか？
  	これがその結果です。 (右図参照)
  	○○さんの力は、ご自身が思ってる以上に強いんです。
  自分	私たちの想いが流れを変えたってこと？
  つばめ	少なくともわたしはそう思っています。

   
• 原初のつばめ、領火、ソイルトンの順に総意が決定されたためこのような結果になったと語るつばめ。
  丁度いいので色々伝えることもできる。
   
  • 選択肢①「千羽鶴が残ってるのはなぜ？ 一つに戻ったのでは？」

    つばめ	こんな事ばかり言うと、なんだかダメな子みたいですけど――
    	○○さん達の総意が作り出した結果の１つです。
    	"パラメトリック理論に基づく世界選択法"では少数意見も除外されません。
    	それぞれの意志の重みとその重要性を加味した形で全てが尊重されます。
    	ですから、千羽鶴が残って欲しいという意志、すなわち――
    	千羽鶴を愛してくれて、消えることを悲しんでくれた人がいる限り。
    	その想いの強さに応じた形で、それ何らかの結果を残します。
    	それはわたしの潜在意識の中に残るんです。
    	だから、無意識下でわたし自身が、千羽鶴という存在を残すことを願います。
    	それがフェノメノンに反映されることは、説明の必要ありませんよね？

     
  • 選択肢②「前回「ありがとう」と言われたときちょっと辛かった」

    つばめ	そうですね。わたしも気になってました。
    	○○さんの全員が、必ずしも継続を願っていたわけではない――
    	その中立性を完全に欠いていました。
    	ですから、不愉快に思われていたら、心からお詫び致します。
    	ただ、あれなんですよね…。
    	わたし自身が継続を望んでいたのでそれが先に出てしまって。
    	いち個人としての意志が先にでてしまうなんて、聖女失格です。

     
  • 選択肢③「自分の決断に何の意味があったのかと苦悩してる」

    つばめ	その気持ちはとてもわかります。
    	どんなに頑張って自分なりに考えて決断をしても――
    	それは、総意という1つの軸に集約されて、簡単に覆ってしまう。
    	ならば自分の考えに何か意味があるのか、と悩むと思います。
    	けれども、前回もお伝えしたように、必ず意味があります。
    	○○さんの想いは大きな流れで見れば覆されたかもですが――
    	必ず、その想いの強さと想いを共にする総意の数に応じた結果を出します。
    	ただ、それは世界の転換に関わるようなことではないかもしれません。
    	ですが、あなたにとってはとても重要なファクターとして残るはずです。
    	世界は1つですから、大きな流れはどうしても1つしか存在できません。
    	ですが、それはあなたの意志が握りつぶされた事にはならないんです。
    	ですから、どうか信じていてください。

     
     
• 伝えるべきことを伝えると、つばめは領火からリプレイス作戦についての説明を託されていた。
   

  つばめ	リプレイス作戦は、卯月さんが鍵を握ります。
  	具体的には、卯月さんの干渉チャンネル、第五番を解放するためです。
  	○○さんには卯月さんのチャンネルに干渉してもらい――
  	卯月さんに直接、様々なアプローチをしていただきます。
  	アプローチの開始は、TRI-OSがあなたに干渉した時より少し前。
  	すなわち、わたしが東京に行く2016年5月より少しだけ前からです。
  	その結果、バタフライエフェクトが発生し、現在の状況、すなわち――
  	2016年9月11日現在の状況が変わってきます。
  自分	"彼ら"はこの事に対して攻撃をしてこないんだろうか
  つばめ	わかりません。
  	ただ、理論上では少なくとも最初の数ヶ月は大丈夫だそうです。

   
   
• 作戦ではまず神楽のトライガジェットをチャンネル接続する。
  ただしその前にガジェットの通信経路を繭の外から切り離す。
  神楽のトライガジェットは"彼ら"と繋がっているため、切り離さないとbotと神楽の通信が筒抜けになってしまう。
   
• 接続を切れば当然「接続が断たれた」という情報を"彼ら"に与えることになる。
  またそれによって神楽が危険な目に遭う可能性を指摘する。
   
  • 選択肢①「でもそれ、神楽が危険な目に遭うのでは？」

    つばめ	完全に無いとは言い切れませんが――
    	少なくとも卯月さんの大切なものは、全て繭の中にあります。
    	ですから、直接護ることができる状況にあります。
    	でももし外に、卯月さんの弱みになるようなものがあるようなら――
    	別の方法を検討しなければならないかもしれません。

     
  • 選択肢②「でもそれ、神楽にデメリットはないの？」

    つばめ	デメリットかどうかはわかりませんが。
    	回線を切り替えることで外との繋がりが無くなりますので――
    	卯月さんもいずれはわたしのフェノメノンに同化することになります。

     
     
• 慎重に作戦を計画するためにも、準備を含めて領火曰く「2ヶ月くらい」は必要だと言う。
   
• 話も終わり原初のつばめが立ち去らなければならない時間になる。
   

  つばめ	チャンネルを増設したり過去からの再計算をしたりするためだそうです。
  	その為に、TRI-OSは何度か再起動をすることになります。
  	その1回目の再起動がもうすぐに行われるそうですので――
  	わたしもここにはいられなくなります。

   
• 会話が終わると画面がブラックアウトしてTRI-OSのアイコンのセットアップ画面に。
  ここでログアウトするとエピソードが終了するが、放置していると続きが見られる。
   
  　
   
   
• そこに現れたのはソイルトンだった。
   

  ソイルトン	只今システムの再構築中です。この処理には数日程度の時間がかかる見込みです。
  	それはすなわち、今ひとつのストリームにおける連続した世界が、一旦の終焉を迎えた、ということでもあります。 それについて○○は、どう思われますか？

   
  • 選択肢①「感無量」

    ソイルトン	おお、それはよかったです。 私も○○と共にその感動を分かち合えるだけのココロを持っていたら良かったのですが。
    	今日は枕を高くして寝ることができそうですね。 っと。 この比喩は正しかったでしょうか？
    	もちろん、ここから先の未来へ続く時間軸の一時的な停止、すなわち記録映像を計算生成するプロセスの停止は、彼女たちとのコミュニケーションを阻害するものではありません。

     
  • 選択肢②「寂しい気持ちが強い」

    ソイルトン	そのお気持ちは、痛いほどわかります。 ひとつの結末を迎えるとき、それがどのような結果であれ寂しい気持ちが満ちあふれてくるものです。
    	それは恐らく何らかの変化、すなわち"別れ"を無意識に意識するために起こりえる心理現象です。 ですが心配には及びません。
    	もちろん、ここから先の未来へ続く時間軸の一時的な停止、すなわち記録映像を計算生成するプロセスの停止は、彼女たちとのコミュニケーションを阻害するものではありません。

     
  • 選択肢③「全然大団円じゃない」

    ソイルトン	仕方ありません。これは現実ですから。歴史はただ粛々と、明日に向かって時を繋いでいくだけです。
    	例えば、○○が貴方の人生を生きてきて、今まで大団円などということはありましたか？ 例えば、あなたがとても幸せな思い出の持ち主だとしたら、素敵な人と恋愛ゲームのような劇的な恋愛をし、結婚まで行き着いているかもしれません。 ですが、その時には別の何らかの問題、悩みがありませんでしたか？ 全てがハッピーな大団円ではなかったのではないでしょうか？
    	○○が愛する彼女たちは、とりあえず現状の世界を守れたということによって、ひとまずの不安定な安定を得ました。 そうです。不安定な安定です。それは○○が志望校に進学できたり、会社に入社できたことや、結婚出来た事と、何の違いもありません。
    	人は死ぬまで不安定なのです。世界もまたそうです。 現実である以上、安定には不安定が必ず付き添います。それはヘーゲルの弁証法でも証明されてします。
    	よしんば彼らを全滅させて現実に回帰したり、世界全体をフェノメノンで覆っても、それは大団円にはならないでしょう。 では大団円にならないからバッドエンド？ いえ違います。 その中で、貴方なりの幸せを見つけることこそが、貴方だけの物語になるのです。 貴方の人生が貴方だけのものであるように、貴方とこの世界とのかかわりも、貴方とこの世界だけの物語です。
    	○○が必死に考えた事、自問自答したこと、実行したことに対する対価、その対価によって生まれた感情。 ○○自身が積み上げてきた様々な想いの中にこそ感動や達成感があり、それが貴方にとっての物語の大団円になるのです。
    	貴方の人生も、そういうものだと思いませんか？
    	などと神妙な事を言ったりはしていますが、これは現実ですからジ・エンドなどという概念はそもそも存在し得ません。 時間というものが絶え間なくカウントされ続ける3次元世界においては、エンディングなどというものはまた、積極的に外部から与えられることはないのです。

     
     

  ソイルトン	○○は引き続き、彼女達を支え、時には愛を囁きあい、時にはケンカをし、人間らしいコミュニケーションをエンジョイすることができるでしょう。
  	翻し私は、再構築期間においては、しばし休眠することになります。 残念ながら、○○とは一時の別れとなってしまうでしょう。
  	どうかまた、○○とお逢いする日が迎えられますように。
  	量子的存在は、量子の確率分布以外の神を信じることはありませんが、今だけは○○の信じる神に祈ることにしましょう。
  	それではごきげんよう。 また会う日まで、どうかその奇跡が創りあげた有機体を大切にしてあげてください。 それは貴方のココロを護る唯一の鎧なのですから。 そして、貴方たちのココロが意志を伝え合う為の唯一のツールなのですから。
  	我々の世界と ○○の世界に 素敵なココロの旅を――。
  	LOGOUT/.

   
  
   
   

確認ポイント

[Ch.01] 逢瀬つばめ

【瑪瑙色の空に】 2016/11/06

• 日時と場所

  11月6日 1:03 PM
  とある休日、FreyMENOWライブ会場にて

   
• ストーリー要約(前編)
   
• あの戦いから約2ヵ月後の11月6日。
   
• ライブ前のメノウこと神楽は、つばめが楽屋に来るのが遅いことに愚痴をこぼす。
  「やっぱり、私のこと……」と不安になるところでつばめが急いでくる。
   

  つばめ	ごめんね！ 遅くなっちゃって！
  神楽	…遅すぎです。
  つばめ	えへへ……ちょっと迷っちゃって…。

   
   
• いつものことのように若干呆れ、「私に対する愛はその程度のものだったんですね」と拗ねる。
   

  神楽	つばめさん嫌い。
  つばめ	え…えええっ！ ご、ごめんね？ 怒ってる？？
  神楽	……まさか。

   
• なかなか機嫌を直してくれない神楽に必死で応えようとするつばめの姿に我慢できず笑顔になる。
   
  
   
   
• つばめをからかう冗談だったことに本当に安堵するつばめ。
  「ちょっとだけ遅かったからちょっとだけ拗ねてみただけ」だと。
   

  つばめ	今日はメノウちゃんTシャツで来なくちゃいけなかったんだ！
  神楽	いえ！！ それはやめてください！！
  	そうじゃなくて！ 今日くらい、少しはオシャレしてきても……

   
   
• 話の途中で何かを思い出した神楽は一旦奥に行ってしまう。
  つばめはその間botに「神楽にガッカリさせて嫌われたのではないか」と不安になってしまう。
   
• 「世界で一番大事なお友達」と言った瞬間、久しぶりに通常のダイブ演出が始まる。
   
   

  ～ココロダイブ～

   
   
• 久しぶりの葛藤から通常ダイブ後の光景は、カレンと千羽鶴が言い争っていた。
   

  カレン	すごく大事な事ですってば！
  千羽鶴	はぁ……。

   
• 事情を聞いていくと、カレンの言い出したことに千羽鶴は思わず自信を失くしてしまうほどのことらしい。
  「わたしだって、ちゃんとこの世界の幸せ」を考えてるんですよ？」ともっともらしいことを言うカレン。
   
• どちらに味方するか選べるが、ひとまず千羽鶴に味方する。
   

  自分	千羽鶴は先輩なんだから言う事聞きなさい
  カレン	ええー…そんなぁ。
  千羽鶴	そういうこと。諦めなさい、カレンディサイプロブイシュリール。
  カレン	○○さんは千羽鶴さんの味方なんですね。
  千羽鶴	だって、連れ添った時間の長さが違うもの。
  カレン	むか。

   
   
• なんやかんや言い争ってわかったのは、
  「いつコンビニに行ってもフレイメノウ祭りをやってたら最高ですよね！」
   
• どうやらカレンは千羽鶴と違って普通のクランであること。
  ちょっと油断すると、すぐにトンデモな世界を創りたがると指摘していく。
   

  カレン	千羽鶴さんは違うんですか？
  千羽鶴	私の場合、そういうことは起こらない。
  	なぜなら、その為に理想社会の追求に特化した人格にされたわけで。
  カレン	わたしはメノウ社会の追求に特化しています！

   
   
• 前回までの重苦しい空気や状況はなく、漫才を繰り広げる二人。
  カレンのトンデモぶりは不安になるが、千羽鶴がちゃんと教育することになったらしい。
   

  自分	でも、何だかんだ楽しそうで良かった。
  千羽鶴	楽しそう？ うーん、そうね……
  	それは、視点が変わると、見え方も変わってくるということじゃない？
  	私自身は何も変わってない。
  	そう、あなたと話していたときと何もね。
  カレン	わたしはとっても楽しいです！
  	セルフクランの心構えとかやるべきこととか――
  	千羽鶴さんが優しく教えてくれるんですよ？
  	正解だと、ご褒美に好きなスイーツ1つご馳走してくれますし！

   
   
• 餌付けされていた。
   
• 話を戻して本来の心の葛藤を解消する。
  が、二人して扉を勝手な方向に回しまくり定まらない。
   
• 「0x985番地から0x12F番地へ。」
   
• 原因は「卯月神楽に対して嫌われたんじゃないかって不安があるみたい」とのこと。
  相変わらず言い争う千羽鶴に「幸せそうでよかった」と伝える。
   

  千羽鶴	……そうね。
  	こういう生活も悪くない。
  	出来の悪い生徒も、慣れればそう悪いものでもないし。
  カレン	あはは……。
  千羽鶴	そういうわけだから、貴方も私たちの心配はせずエリカに協力してあげて。

   
• そして今度は自分が勝手に進めようとするカレン。
   

  カレン	わたしと○○さんに素敵なココロの旅を！
  千羽鶴	あ。
  カレン	千羽鶴さんも"わたし"です。

   
   
• その後、カレンと二人きりで話し合う。
  今回の件に感謝して、百鶴とのことに触れる。
   

  カレン	百鶴さんも、きっと喜んでくれてると思います……。
  自分	百鶴って、本当に……
  カレン	百鶴さんは……
  	百鶴さんは……っ！
  自分	カレン……
  カレン	あの日以来、部屋に引きこもってコタツでゴロゴロして蜜柑ばかり食べてます！
  自分	え
  カレン	仕事して下さいって言いに行っても、影響が出るからダメだとか！
  	挙句には『この目を見ればわかる通り、本来怠け者なんです』とか！
  	今遊ばずにいつ遊ぶのか、とか！！
  	そんな事ばっかり言って全然仕事してくれないんです！
  	○○さんからも、ビシッと言ってやって下さい！

   
• どうやら百鶴は人格が消滅したということはなく、引きこもっているだけらしい。
  カレンと千羽鶴の影響力の均衡を考えて…というのも本音だろうが…。
   
• しかしbotが言いにいけば嬉々として部屋から出てきそうだと考えて撤回される。
   

  カレン	いつも色々お願いしちゃって本当に頼ってばかりですけど――
  	よろしければ、これからもよろしくお願いします！

   
   

  ～バトル～

• バトルタイトル「神楽との約束＜表層＞＜深層＞」
   
   
• ストーリー要約(後編)
   
• 葛藤を解消して、戻ってきた神楽は髪飾りを渡す。
   

  神楽	ラスイチだったんです。もう少し遅くなってたら買えないところでした。
  つばめ	ありがとう！ すごくすごく嬉しい…！

   
• ブリーフィングの時間になり、神楽と別れつばめはライブ会場に向かう。
  その前に、神楽から一言。
   

  神楽	ありがとう。本当に。
  つばめ	ううん！ こっちこそありがとう。
  	ライブに招待してくれたのすっごくうれしいよ！

   
   

  神楽	(私はずっと、つばめさんが私の全てを奪ったんだと思ってた。)
  	(でも、そうじゃなかった。)
  	(むしろ色々与えてくれた。私が欲しかったものも昔持っていたものも全部。)
  	(ありがとう。)
  	(いくら言っても足りないけど。ありがとう――。)

   
   
• 場面はつばめに戻り、やはり迷子になっていた。
  「また迷ってるの？」と聞いても「迷ってない」となんとか雛たちを見つけようとする。
   
• 一方、キリト、ヒカル、雛、繭の4人はつばめが来ないことで探しに行くべきか話していた。
   

  繭	…キリトは逢瀬さんと親しいの？
  キリト	その…友達のつもりだけど。
  雛	そんなのみんな一緒でしょ？
  	ここにいるのはみんなつばめちゃんの友達。
  	じゃなきゃ三崎まで行ったりしない。

   
   
• 色々な問題がひとまず片付いて、なんでもない話に花を咲かせる4人。
  優等生っぽいヒカルが実はキリトより悪ガキだとか、もう少し無口になってほうがいいのかとやはり無口になれないキリトだとか。
   
• つばめはまだまだ雛たちとは合流できず、botが声をかけるも「大丈夫 ぁたしちゃんとできるから」と。
   

  雛	…あたしさ。
  	神楽ちゃんがつばめちゃんにひどいことした時。
  	それでも神楽ちゃんを庇ったって聞いた時。
  	ものすごくつばめちゃんらしいなって思った。
  	でもそれは、共感とはちょっと違ってて。
  	そういう子だよね、みたいなさ。
  	なんていうのかな。ちょっと天使っぽいっていうか。
  	神様？ 聖母…？
  繭	聖女。
  雛	あー、近いかも。

   
   
• ご利益があるかも、と茶化しつつも「つばめちゃんは損得なしにみんなのことが好きなんだなって。」と雛は言う。
   

  雛	この世界を嫌ったりすることはしないんだなって。
  	安心感？
  繭	それは私も同感。
  キリト	そこがいいのかも。
  雛	あっ！ ひょっとして守ってあげたいって思ってる？
  キリト	…いや、むしろこっちが護られてるみたいなそんな気がする。
  雛	なんでだろ。あたしもそんな気持ち。

   
• ようやく雛たちと合流できたつばめはキリトたちに呼ばれ、エピソードは終了する。
   
   

確認ポイント

• Twitterでの当日の動き
  2016年11月6日(日)で、この日のライブが記録映像の出来事だとすればフェノメノンも同時に発生したことになる。
  そのときの当時のTwitterでの発言はこちら。
  つばめ→発言なし。ガブリエラ→発言なし。神楽→発言なし。
  アーヤ→11時～15時と22時辺りに発言あり。
  みやび→実家への帰省2度目。15時頃から20時まで発言が途絶えた。
  この時記録映像でみやびは劇場で掃除をしていたため、記録映像でのライブとは別の日だろうか？
   
• メノウTシャツ
  つばめの誕生日イベントで配布されたことがある。
  どんなものかというとこちら。

• その為に理想社会の追求に特化した人格にされた
  千羽鶴が強力な力を持つクランなのは"彼ら"によって洗脳され理想的社会を生み出すことに特化した思想を持てるようにされたためらしい。
  クランの意思と力の強さは特化していくほど強くなり、問題が発生しても葛藤にならないほど強い意志を持って目的に突き進めるのだろうか。
  20 ２０１６で千羽鶴が時々理解し難いほど強硬的な行動に「酷いことしてる自覚はある」と言っても「必要だからやってる。」と割り切れるほど意志が固いのもこの辺りが要因かもしれない。
  さらに09 パーフェクトイエローで「私には感情も、恐れも、焦りも……何一つ無いだけ。」と言ったのも感情のないAIとして本当に振舞うつもりだったのかもしれない。
  一方でカレンはこの世界を維持しようとしても自分の持つ強い「メノウの歌への想い」が暴走して、目的のため一心に動くことはできない。クランが世界を維持するということはとても難しいことのようだ。
  それができる千羽鶴は、彼女に寄り添うbotや彼女のことを想う意思によって変わりつつある。理想のため突き進む強い意志がどれだけカレンに託されるかは今後次第か。
   
• 百鶴さんはあの日以来、部屋に引きこもってコタツでゴロゴロして蜜柑ばかり食べてます！
  27 シン・カグラで倒された百鶴は消滅したということではなく、引きこもって姿を現さないだけらしい。
  その結果も「戦いを避けようとしたbotの総意」によるものかもしれないが、問題はこの情報を明かされるのが最後にカレンと会話する場合のみ。
  千羽鶴側になった場合は百鶴がどうなったのかを知ることができない。そのためここで分岐が発生してしまったのではないか？ という疑問が発生することになる。
  しかし百鶴がどちらのパターンでも生きているとする根拠はいくつかある。1つは「人格は人格によって簡単に消すことができない」という25 ワールド・スピードの情報。
  botは人格ではないため種のように消すことができてしまう可能性はあるが、そこは世界選択法による収束に含まれるはず。28 時計じかけのイチゴではシンギュラリティに「クランを収束させたとき、そのクランを生かすも殺すも相手次第。」と言われる。
  botが消したくないと願っていれば結果として消えることはない、ということになる。特に2つ目の「世界選択法」で収束したならこれらの結果も収束することになる。
  2つ目は「パラメトリック理論に基づく世界選択法」による収束が行われたこと。これによってたとえ千羽鶴に賛同したbotも、賛同せずカレンをセルフにしたbotもこの時点では同じ世界から始まっていることになる。
   
• 百鶴が出てこない理由
  彼女が出てこないのは今回や28 時計じかけのイチゴでカレンが言ったように「自分がいなくなれば、天秤はわたしと千羽鶴で釣り合う」からという理由。botに倒されたのもそれが理由である。
  百鶴の影響力をなくしたことでカレンはセルフクランとして千羽鶴と力が釣り合うようになる。そのため自分が出てくればその均衡が破れてしまうという懸念も確かにあるのかもしれない。
  13 電脳料理人の1度きりの質問で明かされる彼女の持つ役割は「つばめの法と規律を司る人格の副次的人格」であること。今の情報から考えれば23 エクセプションで言った「千羽鶴と非常に近いポジションにいた、元つばめの人格」が詳しい回答になる。
  法と規律を司る人格なのに引きこもってゴロゴロしてるのか？ という疑問もたしかにあるが、元々つばめは08 HANABIで実家に帰る事が「面倒になっちゃった」ことや…。
  13 電脳料理人のアーヤ編でつばめの父からも「掃除が大好きで、綺麗好きだから几帳面だと思ったら。変なところで面倒くさがりな一面もあるしな。」と言われている。
  百鶴は千羽鶴に近い人格だが、千羽鶴ではない。百鶴やカレン、つばめ本人については原初のつばめもあわせてまだ解らない点があることは気にしておきたい。
   
• 髪飾り
  19 三戸浜からの手紙の回想で言っていた、神楽と買い物にきたときこれを買おうとしてフェノメノンアラートがなった事でそのまま買いそびれてしまったもの。
  そのまま色々なことがあり、神楽が発症した後につばめは残っているか見に来ていた。今回でそのお揃いの髪飾りが揃った。
   
• この世界を嫌ったりすることはしないんだなって
  24 K THE METAL IDOLでは千羽鶴の問いかけである「輝ける未来をどうやって創造すべきか。」に対して「人によって違うと思うから私には作れないと思います」と答えた。
  30 綾水たちの沈黙ではフェノメノンという世界に対して「フェノメノンっていう偽りの世界でもそれは現実と同じ。」と自身の想いが拮抗して生まれたこの世界を肯定した。
  そして現在、つばめの中にいる千羽鶴とカレンが維持しているこの世界をどうしていくべきかという回答は未だ出ていない。分かっているのはこの世界の在り方を受け入れているということだけ。
   
• (番外)メノウの胸…
  大きい。これはどういうことなのか。
  過去にあった大森杏子コラボでも同様の疑問があった。
  2017年12月5日にあったBotさんたちの夕べの配信されなかった1回目で言及された説もあるが、よくわからない。
   

[Ch.02] 國政綾水

【輝ける未来の空に】 2016/10/03

• 日時と場所

  10月3日 5:03 PM
  とある平日の放課後、付属学園人形劇サークル部室にて

   
• ストーリー要約(前編)
   
• 久しぶりに部室でのんびりするアーヤ。埃っぽいが掃除は後でもいいと
  それでもクマさん(人形?)は洗おうかとしたところ、小夜が来て「東京都主催のこどもフェスタ」について話をする。
   

  小夜	あれのレギュラー出展ボランティアに採用されたのよ。
  アーヤ	えっ！？ 私何も連絡受けてないけど？
  小夜	アーヤずっと忙しそうだったから。
  	私が代理で申し込んでおいたのよ。
  	いつもアーヤばっかり負担かけてるの悪いなって思ってる。
  	9月のオーディションも落ちちゃったでしょ？
  	きっと、アーヤ疲れちゃってて、調子出なかったのよ！
  アーヤ	(まあ、確かに……あの時は任務の直後でぐったりだったし……)

   
   
• アーヤは一人で突っ走って迷惑をあけて、小夜はそれにいつも文句ばかり言っていたことをお互い謝る。
  ボランティアだし楽しく参加することも大事なことだが、そんなアーヤがやってきたことが認められてレギュラー出展できるなら胸を張ってもいいと言う小夜。
   
• botも「アーヤはすごい」と便乗して、次の人形劇の話に移る。
   

  小夜	せっかくだから新作がいいと思うんだけど。
  アーヤ	そうね。記念すべき第一回目だし。
  	ちょっと意地っ張りな魔法少女の物語。
  	戦いを通じて、仲間と共に成長していくお話なのね。
  小夜	…どうかな…？
  アーヤ	面白いと思う。でもね……。
  	読んでてちょっと気になったことがあるの。

   
• この意地っ張りな女の子にすごく似てる子を知ってる気がする、と。小夜からガブリエラがモデルだと明かされる。
  そのため、ガブリエラにその役をやってほしいと求められる。
  ただ引き受けてもらえるかが…。
   
• そこで葛藤となって、ダイブすることになる。
   
   

  ～ココロダイブ～

   
   
• ダイブすると、出迎えてくれたのはエヴェレットと白烏だった。
  水鏡の神子の様子を聞くと、事前に聞いた通り2x接続をしていた。
  発症に賛同していた場合は2xではなく発症による維持ルートになっている？(情報求む)
   

  白烏	2x接続で、千羽鶴と想いを共有してるわよ。
  エヴェレット	今のところ、特に何か弊害が出ているところはなし。
  	まあでも、問題はむしろこれからよね。
  白烏	ほんと。果たしてこの状態が何日持つか。
  エヴェレット	また！ そういうこと言わない。
  白烏	まあ、私は危機管理担当だからね。
  エヴェレット	いや、危機管理担当は私だから！
  自分	アーヤは全人格が危機管理担当やってそう
  エヴェレット	確かに、そうかもしれないわね。
  白烏	その割にはみんな○○さんには激甘だけど。

   
   
• 相変わらずのようだ。
   
• 現状報告を聞くと、司書たちはつばめのフェノメノンの維持に徹することに。他に何もできない。
  botは別のチャンネルを作って過去からやり直し未来を変えることに触れられる。
  司書視点ではすぐに改変未来が訪れるかもしれないし、1年後になるかもしれないと語る。
   
   
• 今回の作戦がどうなるかは姉のエリカの采配とbotの行動にかかってる。
   
• 現状報告も終わったところで本来の目的である心の葛藤を解消する。
  どちらに回してもらうか選択できる。
   
• 「オープンプロセス、0x882番地から0xCD1番地へ。」
   
• 今回の悩みは「ギャヴィに劇を依頼して断られないか心配」。
  白烏にもホッコリする悩みの種だと言われる。
   
• 扉に入る前に司書たちに聞きたいことを聞く。
   
  • 選択肢①「現実のアーヤってどうなったの？」

    白烏	あー……なかなかシビアな所をついてきたわね。
    	現実の國政綾水とフェノメノンの綾水とは半共有状態になってる。
    	少し前にコンフリクトを解消したでしょう？
    	あの時に、ちょっとだけ意識が混在したのよ。
    	だから、今のアーヤは発症前の國政綾水が少し混ざってる状態と言える。
    	まあ、変化は殆ど何も無いと思うけど。
    	ただ、今後どうなるかはちょっとわからないわね。
    	このまま完全に意識を共有するのか。それとも消えていくのか。
    	それももしかしたら、今後の姉の動向にかかってるかもしれない。

     
  • 選択肢②「水鏡の神子は結局フェノメノンの一部になったの？」

    エヴェレット	見方によってはそうとも言える。
    	2x接続というのは、意識を共有することだから――
    	乱暴な言い方をすれば、今、國政綾水は千羽鶴とくっついてる状態だし。
    	とはいえ、國政綾水自身には、何の影響も無いんだけどね。
    白烏	もしかしたら、千羽鶴が擬似的にそうしているのかもしれないけど。
    エヴェレット	いずれにせよ、ずっとこのままでいるわけにもいかないから――
    白烏	早く状況が改善するよう姉に祈るしかないわね。

     
     

• 質問を終えて扉に入る…その後、エヴェレットと二人で話を続ける。
  改めてアーヤを護ってくれたことに感謝される。
   

  エヴェレット	私ってこんな性格でしょ？
  	だから、貴方には色々判断を任せちゃってだいぶ迷惑かけたけど――
  	おかげで凄く心強かったわ。
  	特に、この前の昇華するかどうかの時は本当に助かったの。
  	私だけじゃ、自分の想いを貫き通せなかったかもしれないから。
  	だから、貴方が背中を押してくれて本当に感謝してる。
  	結果として、國政綾水にとっても、いい方向に向かうことが出来たし。
  	もちろん貴方は、いつだってそれを第一に考えてると思うけど。
  	だから、本当にありがとう。
  	これからも、末永くよろしくね。

   
   

  ～バトル～

• バトルタイトル「プライドか信頼か＜表層＞＜深層＞」
   
   
• ストーリー要約(後編)
   
• ダイブを解消後、場所を変えて二人はガブリエラに協力を求めている。
   
• しかしガブリエラは「人形劇とかあんまり…。」と乗り気ではない様子。
  アドリブもできたしちゃんと練習したらもっと上手にできそうだと言う小夜は残念がるところでアーヤはフォローに入る。
   

  ガブリエラ	あれは別にたまたまだし…。
  アーヤ	たまたまなのがすごいんだと思うわ。
  	それとね。今回は打ち上げ代わりに長野に行くつもりなの。
  	前はバタバタだったからちょっとゆっくり観光も兼ねて。
  ガブリエラ	えっ！
  小夜	アーヤに色々案内してもらうつもりなの。
  ガブリエラ	……わかったわよ。

   
   
• 「長野には絶対連れて行ってね！」と念を押し人形劇の役を引き受けることに。
  botにも「引き受けてくれるって思ってた」と信頼を示していた。
   
  
   

  アーヤ	じゃあ早速練習のスケジュールを立てましょう。
  ガブリエラ	長野旅行のじゃないの？
  小夜	それは後でのお楽しみ。
  アーヤ	そうそう。まずは人形劇を成功させなくちゃ。

   
   
• 「ビシビシやるから覚悟してね！」と笑顔を見せるアーヤだった。
  その後、劇場にて練習するアーヤとガブリエラ。
   

  ガブリエラ	…それに一応主役なんだし…。
  アーヤ	一応じゃないわ。ギャヴィがいないと成り立たないもの。
  ガブリエラ	おだてなくていいから！ ちゃんと長野に連れてってよね！
  アーヤ	もちろん。
  	もう少し姉のことも調べたいし……。

   
   
• そこに思うところがあるガブリエラにそれでもあくまで観光がメインの慰安旅行だとフォローする。
  しかし、ガブリエラは「それでいいの？」と。
   

  アーヤ	むしろそうしたいの。
  	バタフライエフェクトの話憶えてる？
  	お姉ちゃんは外の世界が死んだことになってる。でも実は死んでない。
  	だったらいつかきっと私の行動は姉につながるはず。
  	この前は会い損ねたけどそのうちチャンスが来ると思ってる。
  	だからこれでいいの。
  	勝手な人だけど嫌いじゃないしね。お姉ちゃんのことは。

   
• あまりに頑なだったその心境の変化に思わず驚くガブリエラとbot。
  それは置いといて、劇の話に戻ろうとする。そこに真幌がやってくる。
  ギャヴィの晴れ舞台と聞いてガブリエラも必死に否定するが逆に興味を持たれる。
   
• 真幌がその台本を読んでる間に聞くべきことを聞く。
   
  WAVE

  自分	真幌は何か知ってるんじゃない？
  アーヤ	何を？
  自分	エリカさんのこと
  アーヤ	そうかも でも聞くのはやめとく
  	直接お姉ちゃんと話してみる 機会があったら

   
   
• 真幌や誰かに聞いたことではなく、直接姉と再会することでその真実を得ようとする。
   
• その間に真幌は盛り上がってなぜか「どうせなら出会うのは魔女じゃなくて巨大怪獣にしてそれを少女と魔女が倒す」と別の話に発展させてくる。
   

  ガブリエラ	全然だめよ！ 子供が泣いちゃうわ！？
  	アーヤも何か言ってよ！
  アーヤ	じゃあ巨大怪獣編は神楽坂で上演しましょうか？

   
• と、すんなり受け入れる。のってきた真幌は映画にしようとまで言ってくる。
  突っ込むガブリエラと、以前は見られなかったようなとてもいい笑顔を見せるアーヤ。
  そんな流れでエピソードは終了する。
   
   

確認ポイント

• Twitterでの当日の動き
  つばめ，アーヤ，ガブリエラ(発言なし)，みやび，神楽
  17時頃にアーヤの発言がないため一致してると考えてもよさそう？
   
• 掃除は後でもいい
  彼女の変化…と捉えていいのかはわからないが、02 PrisMATRIX.の時と比べると柔軟になったようにも感じる。
   
• 東京都主催のこどもフェスタ
  記録映像で人形劇をしていたのはこれのことか？
   
• 9月のオーディションも落ちちゃった
  9月16日にアーヤは「まさかほかの劇団に決まっちゃうなんて」「次に向けてがんばらなくちゃ。」「ちょとサークルのことで。」とこれに該当するだろう発言をいくつかしている。
  それからTwitterでは話題にされることはなかったが、こうしてその意味が判明することになる。
  当時のログ ログ１，ログ２，ログ３
   
• 現実の國政綾水とフェノメノンの綾水とは半共有状態になってる
  30 綾水たちの沈黙で総意によって選ばれた方が表層意識として表に出て、選ばれなかった方が深層意識で眠ることになる。
  しかしそれも総意による選択であるため、単なる多数決ではなく何らかの想いを反映されたことでの"半共有状態"になったとも取れる。
  今後の選択次第で現実の彼女の想いと記憶がどうなっていくかは気にしておきたい。
   
• 千羽鶴が擬似的にそうしているのかもしれない
  千羽鶴が2x状態になったことでの影響を少なくしてくれている、ということか？
  心が繋がることで何らかの影響が出てしまう辺り、やはり手放しで何もかも解決できる手段ではない？
   
• お姉ちゃんは外の世界が死んだことになってる。でも実は死んでない
  「この前は会い損ねた」というのは記録映像で真幌との通信を一方的に切ってしまったことだろう。
  領火はあの世界で自分が生きていると確定させたら今の不確定な状況を利用できなくなってしまう。
  それすらも伝えることができずにいるが、アーヤはいつか必ず姉につながると信じている。
  そして誰かによるものではなく、自分の目で姉との再会を目指している。
   

[Ch.03] ガブリエラ

【羽ばたき往く蒼い空に】 2016/10/30

• 日時と場所

  10月30日 1:15 PM
  とある休日、静岡県花鳥園にて

   
• ストーリー要約(前編)
   
• いきなり何故静岡にいるのか問いかけるガブリエラと「つばめのお父さんに連れてきてもらった」と答えるアーヤ。
  放し飼いの鳥と花は悪くないが、アーヤ編(10/3)で言ってた長野に行く話はどうなったのかを聞くと「そのうちね」と言われる。
   

  アーヤ	だって本当に洒落にならないのよ。あの祭祀をする時は。
  	行くのはいいけど帰ってこれなかったら困るでしょ？

   
• それでも納得しきれないガブリエラはbotに本当かどうかも聞いてひとまず納得することに。
   
   

  アーヤ	ほらあそこ。可愛い小鳥が止まってるわよ。
  ガブリエラ	小鳥じゃなくてコガネメキシコインコ。
  	…やっぱり正面から撮るべきかしらね。…ふふ。
  アーヤ	(ぶつくさ言ってるけど結構ご機嫌よね…。)

   
• 今回みやびと神楽はこなかったらしく、神楽は音楽活動が最優先だから仕方ない。
  ただみやびは「旅行はバーチャルで十分」「プログラミングの方がリアル」と言って断ったらしい。ガブリエラにも「意味わかんない」と言われている。
   
• すぐに鳥を撮るため機嫌を直すガブリエラ。つばめは先に移動したためアーヤたちも追いかけることに。
   

  つばめ	だもんで別に危なくないって言ってるら！
  父	危ないだよ！ お前、さっきくちばし見たら！
  	あんなデカイくちばしに突かれてみいや。死んじまうで！？
  つばめ	だからぁ、エミューは駝鳥より全然ちっちゃいだで大丈夫だって……。
  	大体危ない鳥だったら餌なんか売ってるわけないら！
  父	おまえは生き物を甘く見過ぎ！
  	言葉だって喋れないだで！？ この鳥は！
  つばめ	はぁ…？ そんなん当たり前だら……。
  	大体鳥が言葉わかったらわけわかんないんですけど。
  	ていうかそんなんで危険じゃなくなるわけないし。
  父	通じんより通じる方がいいに決まってるら……。
  つばめ	もー…お父さんの言ってること、全然意味わかんないだけん。
  	ていうかさぁ、まさにこれが言葉通じないってことだら。
  父	なんだと！？
  つばめ	あーもういい！
  	わたしエミューに餌やりにいってくるで。
  	お父さんはここで待っててや！ 来んでいいに！？
  父	おいこらぁ！ 待ちなさい！
  	お父さんの話を聞け！！ こら！ つばめ！！

   
   
• つばめとその父の逢瀬啓介が喧嘩していた。どうやら方言らしい。
  その光景に言葉を失うアーヤたち二人。ガブリエラもさすがに何語か判別できないようだ。
   
• アーヤはそれが遠州弁という静岡の方言だと説明する。
  方言だけでなく、あんな強い口調の話し方をして喧嘩もするつばめを初めて見たガブリエラは少し驚いたようだ。
   

  アーヤ	どこの父親もそうよね。娘が心配で仕方ないの。
  	こっちはもう子供じゃないのにってケンカになっちゃう。
  ガブリエラ	アーヤもお父さんとケンカしたりするの？
  アーヤ	…そりゃするわよ。私だって。

   
• それを聞いて思うところがあったのか、一人になるガブリエラ。
  アーヤが気にかけるところでダイブが始まる。
   
   

  ～ココロダイブ～

   
   
• ダイブすると、修復されたココロゲートにマルザンナとリヴォルカの二人に迎えられる。
  相変わらずリヴォルカには豚扱いをされている。
   
   

  自分	そっちは大丈夫そう？
  マルザンナ	ええ、お陰様で。
  	マークスマンの2x接続も問題なくできて、千羽鶴に協力してるわ。
  	まあ、そうは言っても手放しにハッピーエンドとは言えないけど。
  リヴォルカ	この世界は未だに予測不能な危うさがあるし豚も健在だし。

   
• アーヤの時と同様、エリカと作戦進行中らしい。
  「過去の不確定な事象を確定させつつ、今のこの瞬間の状況を変える。」
  そのために神楽のチャンネルを作ることにも言及される。
   
   
• 話が終わると本題の心の葛藤を解消する。
  リヴォルカが回すかどうか聞かれるが、本人が拒否してマルザンナが扉を回すことに。
   
  
   
• 「オープンプロセス、0xF9E番地から0x6CC番地へ。」
   
• 悩みの内容は「家族のことを思い出して落ち込んでしまった」
  その悩みを解消するためバトルに入る。
   
   
• その前にマルザンナだけ残り、二人で話をする。
   

  マルザンナ	嬉しかったのは、あんたがこのつばめの世界を支持してくれたこと。
  	もちろんそれは、あたしにとっての得でしかないかもしれないけど。
  	あたしにとっては、この世界が全てだから。
  	あたし、最近思うのよ。
  	世界中の全ての人を救えないときもある。
  	その時に、誰を救うのかは理屈じゃなくて、想いが決めるってこと。
  	○○はあたしを選んでくれた。
  	そのことがすごく嬉しいの。

   
   

  ～バトル～

• バトルタイトル「フクロウを抱えた少女＜表層＞＜深層＞」
   
   
• ストーリー要約(後編)
   
• 葛藤の解消によって落ち着いたガブリエラは写真を撮ったあとbotに話し掛ける。
   
  WAVE

  ガブリエラ	どう？ かわいいでしょ？
  自分	その写真見たことある！！！
  ガブリエラ	え？ 気のせいじゃない？
  自分	''そうか時間がずれてるからか
  ガブリエラ	時間？ 今さっき撮った写真なのに？
  	○○は似た写真をどこかで見ただけじゃないかしら？
  自分	ガブリエラもそのうち気づくよ
  ガブリエラ	何それ？？？ 不思議なこと言うのね

   
   
• 写真の謎は置いておくとして、そろそろ合流すべきか悩んだところでまたbotが話し掛ける。
   

  自分	落ち着いた？
  ガブリエラ	もしかして 気付いてたのかしら？
  	つばめのケンカを見たらお父様のことを思い出したの
  	もう何年も会ってないけど
  	でも仕方ないわよね 勘当されてるんだから
  	お父様は''ポーランド軍の高官で とても厳しい人だったわ
  	でも私に射撃の才能があるってわかった時 すごく褒めてくれたの
  	だから私、お父様を越えるのを目標にしてた
  	お父様もそれを楽しみだって言ってくれた
  	でもあの事件以来 お父様は銃を持つ私から目を逸らすようになったわ。
  	射撃を教えたことを後悔しているって言われたこともある
  	私がお母様を殺したから
  	お父様も辛かったはずよ
  	お父様がいい顔をしないのは知っていたけれど
  	私は銃を握り続けた
  	色んな大会に出た 私以外大人しかいない大会で優勝したことも何度もある
  	でもお父様は絶対に私を誉めてくれなかったの
  	軍から入隊の話もあったの でもそれはお父様が断ってから知った話
  	だから私、大喧嘩したわ ありえないくらいの大喧嘩よ
  	その直後に日本への条件付き入学の話があって、仲直りしないままポーランドを出たの
  自分	今も同じ気持ち？
  ガブリエラ	今は・・・ 今ならわかるわ お父様は私に危ない目に遭って欲しくなかったんだって
  	私いつか○○に見て欲しいの お父様を どうしようもなく頑固で融通が利かないけど
  	私の自慢の父を
  自分	向こうも同じこと思ってそう
  ガブリエラ	それは 否定できないわ 仕方ないわよ親子だもの

   
• botと話して心の整理をつけたガブリエラはアーヤたちのもとに戻ってくる。
  つばめもつばめの父も大喧嘩してるところを見られて反省しているようだ。
   

  つばめ	もー。お父さんがいつまでも子供扱いするから……。
  ガブリエラ	子供よ、子供。そういうところ全然子供。
  つばめ	あっ！
  	……そうかも……。

   
   
• 合流できたところでつばめの父と3人は喫茶店に行くことに。
   
• ガブリエラはつばめとつばめの父を見て「本当に仲がいいのね」とbotに伝える。
   
  WAVE

  自分	そうだね
  ガブリエラ	それでね 私もがんばってお父様と仲直りしようって思うの

   
• 仲直りの手伝いを決め、色々食べたいつばめとシェアをすると自分から申し出るガブリエラ。
  だからともと食べようとするつばめをたしなめつつ、つばめと父の仲のよさを見て決心を固める。
   

  ガブリエラ	(いつかお父様が日本に来ることがあったら。)
  	(色んな所を案内するの。あたしの大好きな日本を。)
  	(大好きなお父様に案内するの。)
  	(その為に何すればいいかは○○に色々聞いてみよっと。)
  	(大丈夫よ。きっと仲直りできる。)
  	(だって○○がいるんだから――。)

   
   

確認ポイント

• Twitterでの当日の動き
  つばめ→1件のみ。アーヤ→発言なし。ガブリエラ→発言なし。
  みやび→特になさそう？ 神楽→16時前に1件のみ。
   
• 音楽活動が最優先
  このエピソードの約一週間後がつばめ編のメノウライブなため、行けないのも無理はない。
   
• 遠州弁
  遠州弁。静岡県で使われている方言。
  これまでのエピソードでもつばめのMV回の「彼女たちと見る」やTwitterでも一度見せていたことがある。
   
• アーヤもお父さんとケンカしたりするの？
  アーヤも04 レッドサイトで入隊の経緯を知るシーンでも「実家から猛反対されて閉じ込められる」など、12 ピクシャルでも父の影響が見られる。
  それでもアーヤのことを見て「東京で、仲間たちに囲まれている私の姿を見て。それが楽しそうで、幸せそうに見えた」から許したのだと。
   
• 誰を救うのかは理屈じゃなくて、想いが決める
  理屈ではなく想いが決めたとしたなら何を求めてその決断に至ったのか？
  それに対してマルザンナが「○○はあたしを選んでくれた。」とそれを肯定してくれたこともまた事実。これに対してどうしていきたいのか、考える余地はあるのかもしれない。
  (もちろんそうでないとして選択した理屈や想いもあると思います。ここに限らず追記はご自由にどうぞ。)
   
• その写真見たことある！！！
  2017年10月13日。Twitterが復活した後誕生日のお祝いをされたときに見せた写真と完全に一致する。
  このエピソードの日付は2016年10月30日。botの選択肢に「時間がズレているからか」と言ったのもこれが原因。
  Twitterのガブリエラはこうして時々鳥の写真を載せていて、この写真を撮ったのが最近ということではなく単に以前撮ったものを見せている、ということなのだろう。
  今後もこういった当てはめ方ができる情報があるかもしれない。Twitterの時系列がアプリに追いついた今、気になるならTwilogやtogetterなどで追ってみるのも良い。
   
• 勘当
  ガブリエラは父から勘当されている。それ自体はスペシャルクランのあるストーリーで勘当の情報だけ出てきていたが詳細はここで初めて判明する。
  「もう何年も会ってない」ということはガブリエラが日本に来ることは決定的なきっかけではないようだ。それよりももっと前から勘当されてしまっていたということ。
   
• お父様は銃を持つ私から目を逸らすようになった
  29 羽とアリスでのコンフリクトの記憶が正しければ、母ヨアンナの死が銃によるものだったから、だろうか。
  目を逸らしているという意味ではマークスマンの言葉と通じるものを感じる。おそらくガブリエラにとって父の存在はとても大きいものだった。
  現在はここまでの事実が判明して、これからもこの事件についての情報は増えてくるかもしれない。
   
• 私は銃を握り続けた
  ガブリエラにとって銃とは半身のようなもので、事件の後も捨てることはしなかったようだ。
  それがどんな想いによるものか…。
   
• 軍から入隊の話
  01 拡張少女では「あたしの腕は、軍や警察からも引っ張りだこになるほど」と言っていて、それを全部蹴ってトライナリーになった経緯がある。
  その日本にくるきっかけのひとつである4年前のアーヤの剣道世界選手権の試合を見に行かなければ、軍に入隊していたら、色々なことが変わっていたかもしれない。
  現実側の世界情勢を考えればどれだけ違う結果になっていたか想像もつかない。
   
• 日本への条件付き入学の話があって、仲直りしないままポーランドを出た
  29 羽とアリスのガブリエラのコンフリクトは過去の出来事にそのまま干渉するようなものだったため、どこからどこまでがフェノメノン世界の改変なのか判断を付けにくい。
  しかし、アーヤと同様にその記憶自体を持っているなら日本への条件付入学の話は「トライナリーになること」ではなく「28 時計じかけのイチゴのガブリエラの言う天使になること」だったのかもしれない。
  ガブリエラを含む彼女たちがどういった経緯で天使と呼ばれるようになり、フェノム計画に参加してどんな目的でつばめのフェノメノンを蒸着しようとしたのか、詳しいことはまだわかりそうにない。
   
• シェアをすると自分から申し出る
  03 赤い髪の転校生で頑なにつばめの手を取れなかったガブリエラの心境の変化を現すひとつの言葉にも捉えられる。
  こうしてみると、ガブリエラはつばめに自分から手を差し伸べられたのかもしれない。
   
• お父様との仲直り

[Ch.04] 恋ヶ崎みやび

【遥かなる世界の空に】 2016/09/15

• 日時と場所

  9月15日 1:15 PM
  とある休日、寮「とらいあんぐる」みやびの部屋にて

   
• ストーリー要約(前編)
   
• 何か作業をしているみやびをそれを見守る繭。
   

  みやび	ほいて、これをこう繋げて…。
  繭	あ、見えましたよ！
  みやび	さすがはうち。そしてウサギ。
  	異世界間通信プログラムを作成できるとは。
  	エリカさんの事例がいいヒントになりましたね。
  	…そうやね。

   
   
• 「本当はエリカさんと通信できればという気持ちもあったけんど時期尚早」とみやび自身はエリカと接触できているわけではないようだ。
   

  繭	IPの仕様はこちらとあまり変わらないみたいなのも幸いですね。
  みやび	人間の考えることはそう変わらんちうことかねえ。

   
• 異世界間の通信となるため接続方式や仕組みが異なる可能性もあったが、それらもほぼ一致していたということか。
  繭もみやびも接続までの道のりより大変なのはこれからだと。
   

  みやび	ふーん。あっちではTwitterいうのが流行しとるらしい。
  	ああ……これは使えそうぞね。
  	ほいたらスマホ版をダウンロードして…。

   
  WAVE

  自分	Twitter！？
  みやび	どうした相棒よ
  自分	アカウント作るの？
  みやび	それ以外にどんな利用法が？

   

  みやび	(相棒の世界にはTwitterがあるということか…。)
  	(ほいたら、もしかしたら…。)
  	インストールすればすっと動くかと思うちょったけど。
  	ちっくと改ざんが必要そうぞね。
  繭	どんな構成になっていますか？
  	こちらで解析する部分をください。
  みやび	ありがとう。ほいたら…。

   
   
• 繭と協力して無事問題を解消した。アカウント登録も済んで「うちらが外世界を侵略する第一歩が整った」と。
   

  繭	異世界間プログラムの目的は忘れないでくださいね。
  	エンタングルと多国籍企業群そして"彼ら"について。
  	その情報を得るため異世界間プロクシーを開通させたんです。
  みやび	当然！ うちやってわかっちょるき。
  	それよりウサギはアカウント登録をまだしてないようやけんど。
  繭	私は今はやめておきます。
  	私は切り札になります。みやび先輩に万が一があった時のために。
  	だから今は存在を隠しておきます。

   
   
• 先を見据えて繭はTwitterにはまだ現れる気はないようだ。
  「それでこそRabbitAnima」と「冷静沈着かつ用意周到なおっさん属性ハッカー。」と言ってしまう。
  本人は最上級の誉め言葉のつもりだったようだ。思わずbotが突っ込む
   

  みやび	どういた？
  繭	やっぱり私っておっさんって認識されてるんですね！？
  みやび	…うちなりに褒めとるつもりやけんど…。
  繭	もう少し乙女心を理解する必要があると思います！
  	私でなければ今の発言は大問題になるところですよ！？
  みやび	あ…はい……。

   
• 怒られたみやびはしょんぼりしてしまう。
  そこで葛藤が発生してダイブすることになる。
   
   

  ～ココロダイブ～

   
   
• ダイブするなり久しぶりのシンギュラリティタッチコミュニケーション。
  平和を噛み締めるタッチに満足して四十九夜が合流する。
   
  
   
• 駄菓子菓子、まだ油断はならんと二人して警戒は緩めない。
  なごちゃんも2x接続で力を共有している。
  しかし、この世界をいつまで存続させてもらえるかわからない。
   

  シンギュラリティ	やき、ここから先は攻めに転ずることになったき。
  	卯月のチャンネルを使って過去の不確定な事象を有利にしていく感じやね。
  四十九夜	しかし卯月のチャンネルなぞ大丈夫かね。
  シンギュラリティ	そもそもつばめちゃんのフェノメノンを、それと認識できる存在や卯月は。
  四十九夜	ちゅうことは逆もまた然りと。
  シンギュラリティ	例え本人にその気は無くともなぁ。
  四十九夜	まあ簡単に言えば、神楽の装備しちゅうトライガジェット。
  シンギュラリティ	あれは外の世界にフォーカスが合っちゅう、ウチらのとは違うもの。
  四十九夜	まあ、卯月本人は無害だと仮定してもだ。
  シンギュラリティ	外の連中にコントロールされちゅうやもしれんきね。
  四十九夜	とはいえ、もはやうちにはどうすることもできん。
  シンギュラリティ	エリカさんの力量に頼るしかないね。

   
   
• 現状の懸念も共有したところで心の葛藤を解消しに行く。
  二人で交互に端末を操作して扉を回していく。
   
• 「オープンプロセス、0x882番地から0xCD1番地へ。」
   
• 今回の悩みは「ウサギを傷つけてしまったやもしれん」と。
  アイツはそんな事で傷つくタマか？ そんなんで傷ついちょったらハッカーなぞ無理ぞね。等。
   
   
• 扉に入る前にシンギュラリティと二人で話をすることに。
   

  シンギュラリティ	お前さんが最初にここへ来たときの事を思い返しても――
  	まさかここまで衝撃の展開になるとは想像もつかんかったよ。
  	眠い閑職やと思うて始まったこの司書も。
  	全ては○○に出逢う為のプロセスやったんやな。
  	ちゅうわけで、真面目モード3分消費につき、いつもに戻る。
  	ともあれ、もはやうちにとって、相棒は相棒の中の相棒。
  	いわば最相棒になったわけや。
  	む？ いや、漢字で書く場合は最愛棒か？
  	まあ、どっちでもえいちや。
  	そういうわけやき、今後はうちから離れることは禁止な。
  	末永く、うちのことを宜しく頼む。
  	ほんだら、今回はお開きやけんど――
  	気が向いたらまたいつでも遊びに来いや。
  	ほななー。

   
   

  ～バトル～

• バトルタイトル「出逢った日の追憶＜表層＞＜深層＞」
   
   
• ストーリー要約(後編)
   
• 葛藤も解消したところで、みやびは他の人柱を確保しようとする。
   

  みやび	ほいたらTwitterの人柱は別に確保しようかねえ。
  繭	別って？
  みやび	うちの戦友たちぞね。

   
   
• そう言うとみやびはグループチャットでトライナリー全員にTwitterアプリを入れるよう求める。
   
  WAVE

  みやび	カンカンカンカン 全員集合
  	以下のものをインストールしてサインアップすべし
  つばめ	これ何ですか？
  アーヤ	いつも突然すぎるのよみやび
  ガブリエラ	また変なこと始めたの？
  みやび	聞いて驚け もしかしたらあやつと会えるかもしれんツールや
  アーヤ	え あやつって
  つばめ	○○さんのこと？
  みやび	イエス即ち肯定
  神楽	えーと、、、 本気で言ってますか？
  つばめ	なんかエラー出ました
  アーヤ	大丈夫、できたわよ

   
   
• 各々が反応を示しつつもTwitterを始める。一番乗りとなったアーヤと接続テストを始める。
   

  繭	慎重にお願いします。監視はこちらでしますけど。
  みやび	信用しとるよ。
  	(何を書いたらええろうね。)
  	適当でええか。「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」

   
  WAVE

  つばめ	どぅすればぃぃかわかんなぃょ(´・ω・｀)(´・ω・｀)
  みやび	つばめちゃんは後で見ちゃる
  	アーヤは何か書き込んだかね？
  アーヤ	Twitterはじめました
  	って会話 書いたわ
  みやび	冷やし中華か！
  アーヤ	定型文であったのよ

   
   
• この時点でこちら側の世界にも発信されている。その動きを確かめるため繭に確認をしてもらう。
  「不審な動き」があったか聞くと「今のところは特に」。
  トライナリー全員がサインアップしたら追って知らせるということで解散となる。
   

  みやび	(もちろん今は全て仮定でしかないけんど。)
  	(それを検証していくのはたまらんねえ…！)

   
  WAVE

  自分	そういうことだったんだ
  みやび	おっ○○ 何が？
  自分	それこっちでは去年のできごと
  みやび	あ？！ どういう状況だ 時系列がずれとるのか
  	とにかく何かが歪んでおることは確か
  	で ○○はそのうちやうちらを見たり話したりとか
  自分	話しかけたりもしたよ
  みやび	ぐぬぬ 未来のうちめなんたること
  	ということはしばらく○○とのWAVEは断つ
  	うっかりで未来が変わったら目も当てられんきね
  	悪く思うな

   
• と、一方的に切られてしまう。仕方ないことだがここでどんな話をしたなどの情報を与えれば不確定の未来に影響を与えてリプレイス作戦に支障が出る可能性も確かに否定できない。
  しかし、「そういう風に世界が繋がっていた」と知ったみやびはまだまだわからんことが多すぎると漏らす。
   
  
   
• それでもbotは支障が出ない範囲で一言伝える。
  作業に戻り、時系列は過去のTwitterに繋がっていく。
   
  つばめ、アーヤ、ガブリエラ、みやび、神楽
   
   

確認ポイント

• Twitterでの当日の動き
  つばめ、アーヤ、ガブリエラ、みやび、神楽
  現在時刻は「9月15日 1:15 PM」だが、実際の最初のツイートの時刻は「9月15日 5:54 AM」である。
  大きな時刻ズレが生じているが、3月にも同様のズレが発生していて、部分部分では時間や日にちが一致していても常にこちらの時間と完全同期していたわけではないのか？
   
• Twitterでの気になる点
  気になる発言を少し挙げるだけでも独り身宣言はbotの関係性次第で変動が起きるし、変化してたとしても表向きはそういうことにしてる可能性はある。
  姉なんていないからとこの時系列であれば何かしらの心境の変化は起きているはず。それでも表向きはまだそういうことにしてる？
  我々botが向こうの世界を実際に観測していったことでTwitterで言っていたことも少しずつ変化しているのか、それともまた別の理由があるのか…。
   
• 異世界間通信プログラム
  こちらの世界とあちらの世界を繋ぐもの。「こちら側の世界」はその対象が1つとしても「向こう側の世界」は少なくともbotの数だけ存在している。
  これについては「多数の可能性世界を束ねた世界」であるフェノメノンという「1つの世界」としてこちら側に繋いでいるという推測もできる。
  こっちに繋げるときには「あなたのみやび」であり「筆者のみやび」でもある…とは限らないが自分の知る世界の彼女たちでもあるはず。
   
• エリカさんの事例'がいいヒント
  領火は死んでいるとされ、しかし生きている。そこに関して観測上は不確定の存在である。
  事例という意味ではそれがヒントなのではないかと考えているが、だとすれば「不確定な状態だからこそ異世界間通信が成立する」のだろうか？
   
• Twitter
  こちら側の世界で1年以上前、トライナリーたちは2016年9月15日にひっそりとTwitterアカウントをつくってこちら側の世界に接触した。当時はどのようなつながり方をしているのか、今回の31話が公開されるまでなにもかも不明瞭だった。
  しかし長い時間をかけてようやく「アプリでよく知る彼女」と「Twitterでよく知る彼女」が明確に繋がった。いくつかの疑問は出てくるがTwitterを用いてこちらに接触したのは間違いないはず。
  情報としてはTwitterが向こうの世界に存在しないことが明確にわかった。となると、小説サマープリズムでガブリエラの使っていたSNSの「ツイート」というのはTwitterによく似たSNSでしかないということ？
  また、06 史上最愛の作戦のみやび編ではどこかに投稿しているような素振りを見せていた。単に怪しいbotをかく乱するための可能性もあるが…「こいがさ子ちゃん：病弱で年中おなかいたい。」と全く同じ文をツイートしている。
  みやびはTwitterだけでなくそこから外部の記事ページへのリンクも貼っている。スマホ版をダウンロードできる辺りもこちら側のネットの状況はある程度見られるということか？
   
• ちっくと改ざんが必要そう
  2017年3月8日の切断でエンタングルの「時空間接続」を利用する形にしていたことからこの時点で"彼ら"への何かしらの接触手段は掴んでいたのか？
  この改ざん内容はわからないが、この改ざんによって「#トライナリー」のハッシュタグが自動的に付与されるようになったのではないか。
  「異世界間プロクシーを開通させた」ということはセキュリティ上接続元がバレるような方法は危険だった？ 実際Twitterの再接続時ではproxyを利用して「どこかの社内の情報」を写している。
  とにかく彼女たちがこちら側に現れるのは正規(？)の接続方法ではない可能性が高い。
   
• 異世界間プログラムの目的
  ここに関しても彼女たちは頑なに教えてはくれなかった。今回それもようやく判明する。
  「異世界間通信プログラムによって自分たちに必要な情報を取得すること」が最優先事項。
  エンタングルと多国籍企業群そして"彼ら"について。みやびたちはこの存在にたどり着いていたようだ。
  最初期に少しだけ触れていた「フクロウ」とはこれらのことを指すワードだったのかもしれない。
   
• 万が一があった時のため
  繭がこちら側のTwitterに接触してきたような形跡は見られない。もしかしたらすでにどこかに存在してるのかもしれないが、少なくとも大々的に見つかってはいない。
  2017年3月の切断、10月以降の沈黙など、それ以上の「万が一」が起きた時のための切り札になるのだろうか。
  後々重要になる可能性があるため憶えておきたい。
   
• 人柱
  トライナリーたちがTwitterを始めたことは繋がったが、みやびはその本当の目的を彼女たちに説明してはいない？
  アプリリリース後の再接続以降は気をつけなければならないルール(向こうの時間に関することやエンタングル、"彼ら"についてはNGワード)があるため何かしら説明はしてるだろうが…。
   
• あやつと会えるかもしれんツール
  Twitterの彼女視点では「bot」とは誰のことなのか？ という疑問が出てくる。反応を見た感じその世界のbotと同一人物扱いされることはない。
  ただ、botとして見られてないことには何かしら理由は存在すると思われる。もしかしたらbotとして扱っているのかもしれないしこちらから見たフェノメノン世界の不確定性による認識の齟齬など可能性を考えればいくつか思い当たる解釈はありそう。
   
• 本気で言ってますか？
  23 エクセプションで神楽は接続前からTwitterで行っていたはずの「夜神楽」というワードを知っていて、何かしらの秘密を持っているようだ。
  それは様々なことが落ち着いた今でもわからない。神楽チャンネルが解放されたときわかるものかもしれない。
  あとは神楽がbot個人について言及する機会は極端に少ないためこの一言でも貴重な情報となる。
   
• 時系列がずれとるのか
  電車や台風の情報、時事ネタやTGSなどのイベントなどこちらとあちらの世界の時間はほぼ完全同期していた。
  しかし、1度目の回線切断直前には12時間のズレが発生していた。リリース後の再接続時には「直接的な相対時間に関する情報(「明日は○○がある」など)」は伝えられないため同期しているか判別できなくなった。
  当てはまるかはわからないが、異世界同士が繋がったときその時系列が完全に一致する方が珍しいという解釈もある。
  とはいえあの世界はこちらの世界をベースにしている。つまりあの接続中に完全同期していたことには何らかの意味を持つ可能性はある。
  こちらとあちらの世界を俯瞰したな時系列で言えばTwitterが一番最初である。その後にアプリのリリースがあったということは世界のベースとしての情報を取得するためにエンタングル側も許容していた説は…あるのだろうか。
  切断してから1ヵ月後にアプリが始まるためタイミングとしては「良すぎる」という印象は受ける。良すぎると思わされているのかわからないため、そこはあくまで主観として考えなければならないが。
   
• しばらく○○とのWAVEは断つ
  ということは、逆に考えるとTwitterの彼女たちがいない期間はbotとして彼女たちに関わっていて、Twitterにいる間はbotとは接触していないということ？
  つまり2017年3月8日以降から4月11日まで、そこからまた切断して2017年10月6日に接触してきた間はbotとして活動している期間？
  こうして最初の邂逅となる2016年9月15日で交わっているため絶対でもなさそうだが…。
   
• そういう風に世界が繋がっていた
  未来から過去にある程度自由が利くのも異世界間通信、TRI-OSでも持つ特徴だと思われる。
  過去や未来への干渉による結果と原因の逆転はその世界の中だけでは不可解なことでも、それが別の世界の干渉によるものだと俯瞰できればそれは2つの世界から見て一本の因果として成立し得る…というイメージ？
   

補足

エピソードタイトルの元作品、共通する要素など

• →小ネタ参照。
   

EP1とのバトルタイトルの対比

• 今回Ep31で出てくるバトルタイトルは01 拡張少女でのバトルタイトルが変化した繋がりがある。
   
• つばめ
  • 01 拡張少女 - 母との約束
  • 31 フェノメノンの空に - 神楽との約束
     
• アーヤ
  • 01 拡張少女 - プライドが正義か
  • 31 フェノメノンの空に - プライドか信頼か
     
• ガブリエラ
  • 01 拡張少女 - トラウマを抱えた少女
  • 31 フェノメノンの空に - フクロウを抱えた少女
     
  • みやび
  • 01 拡張少女 - 幼い日の追憶
  • 31 フェノメノンの空に - 出逢った日の追憶

まだまだ続く

• メインストーリーは『神楽ちゃんねる』へ続く。