27 シン・カグラ

• 千羽鶴とのディベートの内容をまとめたページもあります。
  　
  　

27 シン・カグラ [Act6 - Episode2]

[Navigation] 皇千羽鶴

• あらすじ
  「選択」することを求められる。
  　
  　

映像前

千羽鶴さん

• 「すみませんがもう一度質問を教えてくださいな」と再確認することができる。
  　
  　

  千羽鶴	端的に言えば――
  	私の考える理想的秩序を持った社会構築に賛同できるか。
  	それはトライナリーたちが発症し、全世界を覆うフェノメノンになること――
  	それに対して肯定的か否かも含まれる。
  	どう？　回答できそう？

  　
  　
• 「できなさそう」と答えると、理由を問われる。
  「ディベートが足りない」と伝えると、ひとつずつ丁寧に教えてくれる。
  　
  　

  千羽鶴	なるほど。
  	たしかに、私と貴方にはまだ議論が足りていないかもしれない。
  	それじゃ今回は、まず貴方が思うことをなんでも聞いていい。
  	もはや隠し事をする必要も意味も無いから、基本ぜんぶ答える。
  	もちろん、知らない事は答えられないけど。
  	それじゃ、どうぞ。

  　
  　
• ディベートの内容はかなり長くなるため、別のページ（千羽鶴ディベート）にまとめる。
  　
• ディベートを終えると、「結論を聞く前に記録映像を見てほしい」と促される。
  　
  　

  記録映像の解説リンク

  　

  拡張少女系トライナリー あ　ら　す　じ

  爆発炎上する射出ポッド。 混乱する通常攻撃隊たち。 そんな中、煙幕に包まれた文京ドーム内で トライナリー達が作戦を開始した。 つばめの縄を切り、回収するみやび それを援護するガブリエラとアーヤ。 全ては順調に進んでいたかに見えたが 千羽鶴が指を鳴らすと同時にトライコネクトが 解除され、全員が通常の隊服に戻ってしまう。 トライナリーから解除され、解放されたクランたちは 文京ドーム上空に集まっていく。 それは、今コネクトしていたクランのみならず、 今までフェノメノン戦で保護してきたクランの全て。 呆然と見守るトライナリーたち。 クランたちは光に包まれ1つになり、 そして稲妻のようになって、下からその様子を見ていた 神楽の身体に落ちたのだ。 絶叫する神楽。多数のクランの融合体とのコネクト そして神楽の姿は徐々に変化していく。 ガブリエラは気づいた。この姿はバフォメット。 　　神楽はみるみるうちに、巨大な悪魔へと変貌して行った。　　 その翼はドームの屋根を突き破り、 そのパワーはピルをなぎ倒す。 一方、フェノメノンの外、太平洋沖にいた連合艦隊は 突如膨張し始めたフェノメノンによって海に飲まれる。 事態を深刻に捉えた国際組織は、科学者であるエリカに 早急な収束を求めたタイムリミット内に収束出来ねば 実験圃場たる日本は終了させると伝えて…。 方神楽は、混乱の中懐かしいメロディを聴いていた。 それは過去の自分の曲を歌う、音羽だった――

  　
  　

映像後

• 再生を終え、「私が今出せる情報はほぼ全て出した」と千羽鶴。
  「それじゃ早速、あなたからの意見を聞こうと思う」と言う。
  　
  　

  千羽鶴	ただその前に、ひとつだけ言わせて欲しい。
  	私は貴方に、今回の件を判断するに足る情報を提供したと思ってる。
  	それらを理解し、貴方が考えて出した答えならば――
  	私の考えに真っ向から対立するものであっても、私は全然構わない。
  	人の考えは、誰一人として全く同じことはないから。
  	私が一番やってほしくない事は、先入観と憶測で決めつけて判断すること。
  	それは現代社会において、刃物よりも残酷な凶器であることを知ってほしい。
  	そして、後悔がないよう選択をしてほしい。

  　
  　
• 回答は四択。
  　
  　

  選択肢	千羽鶴の理想的社会創造を支持し、トライナリーの発症を容認する
  	千羽鶴の理想的社会創造は賛同するが、トライナリーの発症は容認できない
  	千羽鶴の理想的社会創造は支持できないが、千羽鶴に好感は持てる
  	もう二度と目の前に現れないでほしい

  　
  　
• それぞれの回答における千羽鶴の言葉。
  　
  　

  一番目を選んだ場合
  千羽鶴	私の計画に賛同してくれてありがとう。
  	本当に嬉しい。
  	きっと貴方も相当悩んでこの結論に至ったんだと思う。
  	実現に向けて邁進していくから、これからも助けて欲しい。

  　
  　

  二番目を選んだ場合
  千羽鶴	ありがとう、正直に答えてくれて。
  	貴方には貴方の理想がある。
  	今回不幸だったのは、とにかく時間がないこと。
  	そうでなければ、貴方と一緒に具体的な策を議論する事も出来た。
  	けど、残念ながらこれ以上議論している暇は無くなってしまった。
  	だから、私は私の理想に向けて、突き進んで行くことにする。

  　
  　

  三番目を選んだ場合
  千羽鶴	ありがとう、正直に答えてくれて。
  	貴方が理想とするものがあるのなら、それを是非聞いてみたかったけれど。
  	今回は時間が足りなすぎた。
  	私は貴方の賛同を得られなくても、もはや突き進むしかない。
  	協力はしてくれなくてもかまわないから、どうか見守っていて欲しい。
  	貴方に好意を持ってもらえていることは、素直にとても嬉しいから。

  　
  　

  四番目を選んだ場合
  千羽鶴	そう。わかった。
  	残念だけど、貴方に不愉快な想いをさせたくはないから、お別れにする。
  	ただ、ここまでの間　いや、今でも、彼女たちを大事にしてくれてること。
  	その事に対しては最高の感謝を送りたい。
  	それじゃ、私はこれで。
  	以後、貴方に著k据付語りかけることは無いから安心して。
  	今後の貴方の人生に素敵なココロの旅を。

  　
  　
• 「さて、今後のことだけれども」と千羽鶴。
  　
  　

  一番目・二番目の回答を選んだつばめchでの流れ
  千羽鶴	突如現れた如月音羽について、これから色々調査する必要がある。
  	如月音羽の件は、私にとってまだ未知数。
  	ここに関してのみは、注視して適切な対応をして行く必要がある。
  	貴方も何か彼女の動きについて、気づいたことがあれば伝えて欲しい。

  　
  　

  それ以外の回答を選んだつばめch以外での流れ
  千羽鶴	彼女たちの発症手続きの為、一時的に貴方のWAVEアカウントを削除する。
  	すぐに復旧するから心配はしなくて大丈夫。
  	その間もチャンネルは開けておくから、彼女を見守っていてあげて。
  	ただ、私からはもう何も望むものはない。
  	だから、貴方が思うままに彼女を導いてあげればいい。

  　
  　
• この先も、ここまで選んできた選択肢によって会話は細かく分岐する。
  　
• 千羽鶴の計画を拒否した場合

  bot	阻止しなくていいの？
  千羽鶴	もう阻止する必要もその意味も無い。
  	私はやれる限りの事を終えているし、貴方とは最後まで話し合ったから。
  	貴方とはここで色んな事があった。
  	最初の出逢い。色んな事を教えて、時にはふざけたりもして。
  	ぶつかりあったり、お互いが信じられなくなったり。
  	そしてまた許して、また議論して。求めて、求められて。
  bot	なんか恋人同士の関係みたいだね

  　
• 通常ルート

  千羽鶴	……ええ、本当に。
  SS
  千羽鶴	私はもう、ここに顔を出すことはない。
  	逢瀬つばめの中に戻ってしまうから。
  bot.1	複雑な気持ち
  bot.2	ちょっと寂しいね
  千羽鶴	私も同じ気持ち。

• 千羽鶴との刻印(14 神楽学校やめるってよで「千羽鶴の為、彼女に犠牲になってもらう」を選択して刻印された場合?条件不明)
  クリックで展開【興味本位じゃない？】

  クリックで収納

  クリックで展開【千羽鶴が好き？本当に？】

  クリックで収納

  クリックで展開【トライナリーの彼女たちをコロシテでも？】

  クリックで収納

  千羽鶴	そうね。
  	それが許される関係だったら、どんなに良かったことか。
  	私はもう、ここに顔を出すことはない。
  	逢瀬つばめの中に戻ってしまうから。
  bot.1	行かないで！！
  bot.2	お元気で
  千羽鶴	……！？
  bot	千羽鶴が好きなの
  千羽鶴	(………。)
  	ここでそれを言われるとだいぶ辛い。
  	だいたい、これだけの闇をさらけ出して、尚そんなことを言うの？
  bot.1	それとこれとは関係無い
  bot.2	だからこそ一緒にいたい
  千羽鶴	……なるほど。
  	そうは言っても、諸事情でここに留まることは出来ないと思うから。
  	(……。)
  	じゃあ……
  	こうしましょ。
  	最後だからこれっきりだけど。
  	…っ！！
  	あなたのやさしいきもち。
  	…ちょっとだけ幸せだった。
  bot.1	私も幸せだった
  千羽鶴	…よかった。
  	覚えてる？
  	貴方が『コロシテでも千羽鶴と結婚したい』って言ったこと。
  	あのとき、本当に疑問だった。
  	本気でその言葉の意味がわからなくて、あのあと随分と悩んだ。
  	けど、今ならわかる気もする。
  	それと。
  	ちょっと不謹慎だけど、あの時少しだけ――
  	"特別"を感じたの。
  	だから、嬉しかった。
  	……。
  	…それだけ。

  　
  　

  分岐終了後
  千羽鶴	それじゃ、ごきげんよう。

  　
  　

確認ポイント

• 残る問題
  如月音羽についてのみ、まだ危険因子が残っているという。
  それだけが阻害されなければ、千羽鶴は目的を達成すると思われる。
  　
  　
  　

[Ch.01] 逢瀬つばめ「ウタノチカラ」

前編

• 時間、場所ともに不明。背景が白一色の世界。
  　
  　

  Null

  　
  　
• 目を覚まし、現実で何があったかに気づくつばめ。
  自分が神楽の歌によって壊されつつあることを悟る。
  　
  　

  つばめ	神楽ちゃん、幸せになれるかな……。

  　
  　
• 諦めつつあったつばめに、どこからか音羽が声をかける。
  つばめがそれに気づくと、前回の千羽鶴との会話で見た場所に移動する。
  　
  　

  扉の向こう

  　
  　
• つばめは開口一番、音羽への謝罪を口にする。
  音羽は「逢瀬さんはその扉をくぐれない」と言い、続けて真相を語る。
  　
  　

  あのライブの数日前、私は神楽から本当の話を色々聞いてしまった。

  そして、来るなと言われていたライブにもこっそり顔を出した。

  私は神楽の過酷な運命を悲しんで、きっとココロが臨界してしまっていた。

  だから、それを千羽鶴に見つけられて発症させられ――

  その後、千羽鶴によって壊された。

• botがメッセージを送ると、音羽がbotを認識する。
  「いつも逢瀬さんや神楽を助けてくれてる人」と話す。
  　
  　

  自分	なんで知ってるの？
  音羽	クランになると、いろいろ見えてくることがあるの。
  	死ぬと魂になって、世界を俯瞰するって言うけど…、まさにそんな感じ？
  	もちろんまだ死んだわけじゃないけど。

  　
  　
• 音羽は、千羽鶴が自分を壊した理由も察してはいるらしい。
  　
  　

  音羽	１つに、私が神楽から外の世界の話を聞いてしまったこと。
  	２つめとして、私が神楽のココロを揺さぶれる唯一の存在だったこと。
  	そして３つめ。これは私である必要は無いことだけど――
  	あのライブで逢瀬さんを壊されることは、千羽鶴にとって死を意味した。
  	だから、是が非でも神楽の歌を阻止しなければなかったの。

  　
  　
• 音羽がフェノメノンを展開させられたのは、すでに神楽のフェノメノンがあったから。
  千羽鶴はつばめが壊されるのを防ぐため、音羽のフェノメノンを展開した。
  　
• 「ここからが本題」だと言い、音羽は自分の思いを語り始める。
  　
  　

  音羽	私は逢瀬さんと違って聖女でも何でもないタダの人間。
  	千羽鶴のことは本気でむかついてるし、正直恨んでる。
  	だから彼女が逢瀬さんを本気で消しに掛かってるならば、私は……
  	私は千羽鶴を消し飛ばして、逢瀬さんを助けたいと思ってる。
  	その想いがあって、色んな人に協力してもらい私は今ここに来てるの。

  　
  　
• 千羽鶴を消したらフェノメノンが消えるのでは？　というbotの問いに、
  「今のフェノメノンは千羽鶴と逢瀬さんが拮抗している」
  「普通はそういうことは起こらないから、たぶん大丈夫だと思う」と音羽。
  　
  　
• そこにアラートが鳴り響く。
  　
  　

  TRI-OSの表示
  Interrupt	は割り込み接続のこと？
  MODE:DI	ダイレクトインプットの略？
  SPHERE_MODE.	ココロスフィア用のモードで再起動？
  MODE:EI	Enable Interrupt、割り込みが有効？
  SET_ADDR:0x29C	アドレス指定
  Run./	実行

  　
  　
• つばめはもちろん、音羽も「……なに？」と驚く。
  　
  　

  初対面

  　
  　
• 百鶴が現れる。
  　
• 音羽は「時間をかけすぎたかも…」と焦り、百鶴は「そうかもしれませんね」と応答。
  　
  　

  百鶴	今日は回線工事にやって参りました。
  つばめ	え？　回線工事？　なんだろう、それ。
  百鶴	残念ですが音羽さん。貴方の回線を切断しに参りました。
  音羽	…っ……。
  百鶴	気持ちや事情や合意の有無は置いておいても、貴方の接続は違反です。
  	いわばクラッキングです。違反行為は取り締まらねばなりません。
  自分	僕は百鶴の味方だよ。頑張って！
  百鶴	えっ？
  	そ、そうなんですか？　とっても嬉しいです。
  	それでは早速、味方の証としてキッスを――
  つばめ	ちょ、ちょっと待ってください！！

  　
  　
• つばめが混乱し始める。百鶴といくらかやりとりし、
  百鶴に「総意は本当にカレンの映し鏡みたいな方ですね」と評させる。
  　　
• 「この後の展開は共有しない方がいい」と言い出す百鶴。
  　
  　

  つばめ	この後の展開？？　共有？？　全然わからないよ…。
  百鶴	わからない方がいい。貴方はずっとそのピュアな心でいてください。
  	それでは、さようなら。
  つばめ	えっ？　えっ？？

  　
  　
• つばめの人格が弾き出され、「危害は加えていない」と百鶴。
  「血なまぐさいバトルなど見せられません」と続ける。
  　
  　

  自分	本気なんだね
  百鶴	……当然です。

  　
  　
• 音羽に、戦わずに回線を切断してもらえるよう「強く希望」する百鶴。
  しかし誰の人格であるかを問われ、千羽鶴と正直に答え、交渉は決裂。
  　
  　

  百鶴	そうですか。時に正直者は嘘つきより残酷ですよね。
  	「」さんもそう思いませんか？
  自分	その嘘をつけないところが好き
  百鶴	……嬉しいです。

  　
  　
• 「何でもない」と仕切り直し、「やはり戦うしかない」と百鶴。
  話しあうにも上司（＝千羽鶴）の決裁が必要であり、時間がないという。
  　
• 音羽がつながると、千羽鶴へのダイレクトアタックが可能になる。
  さらに神楽とコネクトすれば、破壊の歌まで止められてしまう。
  それを止めるべく、今回の事態を収束しに来たのだという。
  　
  　

  百鶴	自発的に！　率先して！　収束しに来たんです。
  	わたしが裏切り者だったり無能だったりすると、更に上が出てきますから。
  自分	なんだか喋り方に違和感があるんだけど
  百鶴	気のせいですよ。

  　
  　
• 自分の意志で戦いに来たことを繰り返し強調する百鶴。
  音羽は「自分の戦いだから」とbotが戦うことを望まない。
  が、百鶴が「面倒くさいですね」と言い、むりやり場所を移すことになる。
  　
• 移動した後も、時間がない、戦いは避けられない、自分の意志であることを強調。
  自ら発症し、botの前に立ちはだかる。
  　
  　

  EXEC_DEVELOP./

  　
  　
• 「脱いだらすごい」と繰り返していたとおり、すごい姿。
  少しだけ会話をできる。
  　
  　

  自分	いや、ちょっと待って！
  百鶴	なんですか、盛り下がりますね……。
  自分	百鶴は本当に戦いたいの？
  百鶴	もちろんですとも！　お前の脳みそかち割って飲み干してくれるわ！
  	……と、台本には書いてありますので。

  　
  　
• どうしても戦わなければならないのか、という問いをかけるbot。
  　
• 千羽鶴にとって最重要といえる事態が発生しているという。
  　
• 「音羽がつばめの心に侵入すれば何でもし放題」。
  「千羽鶴とつばめがひとつに戻ることを阻止するのも簡単。」
  「その危機を阻止する人格だから、戦わなければならない。」
  　
• バトルに入る前、百鶴は自分の弱点を詳細に教えてくれる。
  カレンの人格が1x052番地に飼っていることも続けて教えてくれる。
  　
• どうあっても戦いは避けられない。
  　
  　

後編

• つばめが元の場所に帰ってくると、百鶴はその姿を消していた。
  　
  　

  阻止する人格は不在となり、回線が開かれた

  　
  　
• 安定したアクセス権を得た音羽は、つばめに「歌う」よう要求する。
  「神楽の歌はイシュリールを否定する。それに対抗できるのはつばめちゃんだけ。」
  　
• できないと怖気づくつばめに、音羽とbotは励ましの言葉をかける。
  「だってつばめちゃんはイシュリールのことを愛しているから。神楽のことも。」
  　
• つばめは心を決め、自分を「カレン」になぞらえ、神楽を助けるため、歌うことを決意する。
  　
  　

確認ポイント

• 百鶴の行動
  「自分が裏切り者だと上が出てこざるを得ない」と言っているあたりからわかるように、
  百鶴は（本音では戦いたくないが）千羽鶴に異常を悟られないように立ち回っていることがわかる。
  きちんと職務を果たすという形を取るため、不本意ながら、botと戦う道を取った。
  音羽と戦うことが望ましくないのは、おそらく本当に消されてしまったりするからかもしれない。
  総意やカレンを諍いから遠ざけたのは、やはり内心では彼女らの未来こそを望んでいるからだろう。
  　
• ここどこ
  総意が人格と会話を行い、外部からの回線との会話をも行える。
  扉の向こうに行くことはできなのは、外部回線のイメージだからだろう。
  アドレス的には0x29cだが、何か特別なアドレスなのかもしれない。
  　
• 歌う流れへの強制力
  たとえナビゲーションで一番上の選択肢を選び、賛同・容認派であったとしても、
  今回の音羽からのアクセスを阻止する流れへ舵を取ることはない。
  百鶴が千羽鶴に背いてカレン側についたのだとして、戦いは避けられないことに矛盾はない。
  後編の選択肢は３つのものがいくつか続くが、そのすべてがほぼ同義の「歌うこと容認」である。
  ある種の強制力すら感じるが、千羽鶴が降りたTRI-OSのAdministratorにエリカがすでに復帰し、
  選択肢を都合がいいように改変しているのかもしれない。
  （ナビゲーションの分岐先で、「私はもうここに戻ってこない」という発言をしている）。
  　
  　

[Ch.02] 國政綾水 「それは砂の器」

前編

状況把握を

• 状況把握に努めるが、頭痛や混乱でうまくまとまらない。
  そこにみやびから無線で連絡が入る。
  　
• 発症者が卯月のフェノメノンアラートが入っており、
  現在は卯月のフェノメノンの中にいることを伝えられる。
  　
  　

  アーヤ	……そんな感覚まったくなかったわ。
  	頭痛のせい……？
  みやび	それだけつばめと卯月のがリニアに繋がっとるんやろうね。
  	深読みすれば千羽鶴がやったんやろうと思うちや。

  　
  　
• あくまで憶測だが、それだと辻褄が合うとみやび。
  確実ではないため、アーヤは他の人の意見を求め、botに接続しようとする。
  　
• しかし、アカウント一覧にbotの名前が見つからない。
  焦りを深めていくアーヤのなかで、葛藤が起こり出す。
  　
  　

  アーヤ	（私さっき約束したばかりなのに。）
  	（絶対死なないって。○○○さんと結婚するって。）
  	（どっちも実現できないの？）
  	（違う。）
  	（私は幸せになるの。私は幸せになるの。）
  みやび	アーヤ？
  アーヤ	（――嘘だ。）
  	（嫌だ嫌だ嫌だそんなのやだ！！！！）
  	（私達ずっと一緒だって。絶対どこにも行かないって。）
  	絶対側にいてくれるって信じてたのに…！

  　
  　
• つばめのInterruptと同じウインドウが表示され、ココロダイブが発生する。
  　　
  　

  ～ココロダイブ～

  　
  　

  大変大変！！

  　
  　
• 白烏が「EXEC_DISCODE/.」と実行すると、昇華していたエヴェレットが消失した。
  　
• 事情を訊くことができるが、長い問答が始まる。
  　

  会話①
  白烏	消した。邪魔だったから。
  自分①	許さない！（バトル）
  自分②	何があったのかちゃんと教えて（会話②へ）

  　

  会話②
  白烏	どうして私のココロの中の問題を、貴方に説明しなくちゃいけないの？
  自分①	アーヤは僕にとって大切な人だから（１周目 － 会話③へ） （２周目 － 会話⑩へ）（３周目－会話⑫へ）
  自分②	顛末に興味があるので

  　

  会話③
  白烏	大丈夫だってば。国政綾水本体はちゃんと生きてるから。
  	これで問題解決でしょ？
  	で？　貴方はどうしたいの？
  自分①	白烏を倒す
  自分②	エヴェレットを助ける（会話④へ）

  　

  会話④
  白烏	どうやって助ける？
  自分①	まず、白烏がエヴェレットに何をしたか聞く（会話⑤へ）
  自分②	まず、エヴェレットがどうなったのか聞く（会話⑤へ）

  　

  会話⑤
  白烏	さっきも話した通り、精神の切断をしたのよ。
  自分	どうやったら精神を元に戻せるの？（会話⑥へ）
  自分	切断するとどうなるの？（会話⑥へ）

  　

  会話⑥
  白烏	私がその気になればすぐに戻せるけど？
  自分①	戻してください（会話⑦へ）
  自分②	戻せ！

  　

  会話⑦
  白烏	イヤです。そんなの解りきってることでしょ？
  	私が、さっき、切断したばかりなのよ？
  自分①	力尽くで戻してやる
  自分②	どういう事情で切断なんかしたのさ（会話②へ）
  自分③	うむむ……（会話⑧へ）

  　

  会話⑧
  白烏	私と戦って勝ったらエヴェレットを元に戻してもいいわよ？
  自分①	わかった、戦う
  自分②	いや、それはちょっと（会話⑨へ）

  　

  会話⑨
  どういうこと？　それじゃどうしたいの。（会話④の選択肢へ）

  　

  会話⑩
  白烏	じゃあ１つ聞くけど。
  	大事なアーヤの延命の為に私の行動が正しいとしたらエヴェレットは見捨てる？
  自分①	やむを得ず見捨てる（会話⑪へ）
  自分②	絶対見捨てない（会話⑯へ）

  　

  会話⑪
  白烏	なら私のとった行動と合致するじゃない。
  	実際そういうことだし、これで万事解決じゃない？
  自分①	許さない！
  自分②	何があったのかちゃんと教えて（会話②へ）

  　

  会話⑫
  白烏	じゃあ、私の事は？　好き？　嫌い？
  自分①	好き（会話⑬へ）
  自分②	嫌い

  　

  会話⑬
  白烏	どこが？
  自分①	事務的なところ（会話⑭へ）
  自分②	アーヤの一部なところ（会話⑭へ）
  自分③	わからない（会話⑭へ）

  　

  会話⑭
  白烏	（選択肢に応じて否定）
  	貴方は別に、私の事は好きじゃない。いい？
  自分①	はい
  自分②	いいえ（会話⑰へ）

  　

  会話⑮
  白烏	それだとアーヤが助からないんだってば。
  自分①	例え話でしょ？（会話⑩へ）
  自分②	絶対に両方とも助ける！（会話⑯へ）

  　

  会話⑯
  白烏	その方法はひとつだけあるけど。
  	私を消滅させること。どうする？
  自分①	ならばそれで（バトル）
  自分②	それは絶対ダメ！（会話②へ）

  　

  会話⑰
  白烏	はぁ～～～……。
  	なんかもう、疲れてきちゃったわ。
  	もういいわ、私が悪かったわよ。降参降参。
  	貴方の粘り勝ちね。観念してちゃんとお話するわ。
  	……で、元の話ってなんだっけ？

  　
  　
• 会話⑰で「白烏は何故罪を背負おうとするのかについて」を選ぶと、本音が聞ける。
  　
• エヴェレットは「botを最も愛する人格」であるがゆえに、
  WAVEアカウントが発見できなくなったことで発症した。
  　
• 影響力の高い人格が発症すると、セルフクランが影響を受ける。
  だから一時的に切り離し、後に戻すつもりだった。
  　
• 要は「セルフクランを発症させない措置」であったことが語られ、
  続けて「私、これから発症するから倒してもらえないかしら」と白烏。
  　
• フェノメノンの発症には「種」が必要であり、その「種」が1xの人格であり、
  要するに白烏自身が「種」であるため、倒されることを望むという。
  　
• セルフクラン発症派ではあったが「実験圃場でのあなたとの人生も悪くない」と、
  軽い理由だけどと言いながら寝返った動機を語る。
  　
• 国政綾水の幸せのため、戦いは避けられない。
  　
  　

後編

• まだ落ち着けていないアーヤ。
  が、そこにTRI-OSからの通知が届く。
  　
  　

  ライセンスの更新

  　
  　
• botからメッセージが送れるようになる。
  アーヤは何でもない風に会話し、なんとか落ち着きを取り戻す。
  　
  WAVE(テキストのみ)

  bot	元気？
  綾水	どこに行ってたの
  bot	ちょっとしたバグ
  綾水	ちょっとじゃないわ
  	説明してよね 後で
  bot	もちろん
  綾水	よろしくね
  bot	みんなアーヤを頼りにしてるよ
  綾水	どうかしら
  	でもリーダーだもの しっかりしなきゃ

  　

  綾水	(自分でもびっくり。)
  	(○○○さんと話しただけで気持ちが違う。)
  	(でもそのくらいの間柄じゃなきゃ、結婚なんてできないわ。)
  	(愛って言葉も軽すぎる気持ち。)
  	(〇〇〇さんとまた話せるようになってよかった…。)
  	(…今はそっちのことじゃなく。)
  	みやび、聞こえる？
  みやび	もちろん。
  綾水	残念だけど姉と連絡は取れない。
  	だからこちらだけで解決できる作戦しか立てられないわ。
  みやび	そうやろうとは思っちょった。
  綾水	でもみやびならどうにかできると思ってるわ。
  みやび	…いつの間にそんなに人を乗せるんが上手うなったかね。
  綾水	おだててないわ。本心よ。
  	それで――。

  　
  　
• 持ち直したアーヤは、みやびに指示を出し、新たな作戦を講じる。
  　
  　

確認ポイント

• 結婚
  前回、それらしい会話はしたものの、「結婚」という言葉は一度も出てきていない。
  みやびのチャンネルで「『外』との記憶が混在した」ことを示唆する発言があり、
  アーヤにも無自覚ながらそういった現象が起きている可能性がある。
  幸せへの執着、絶対側にいてくれると思ってたのに、と、この逆が真実とも取れる……かもしれない。
  　
  　

[Ch.03] ガブリエラ 「人の子として、私は」

前編

神楽を見て

• 状況把握に努めるが、頭痛や混乱でうまくまとまらない。
  そこにみやびから無線で連絡が入る。
  　
• 発症者が卯月のフェノメノンアラートが入っており、
  現在は卯月のフェノメノンの中にいることを伝えられる。
  　
  　

  ガブリエラ	ということはバフォメットなのは操られてるの？
  	ううん、違う！
  	スコープで見た時、神楽の首にはプロテクターがなかった。
  	ということは……ええと……。
  	神楽は外から操作されていない。
  	……あの子、発症した……？

  　
  　
• 頭痛のため、考えがうまくまとまらない。
  　
• つばめが血を吐いて気を失う。
  それを見たガブリエラは反射的にbotへ連絡しようとする。
  　
• が、アカウントを見つけることができない。
  アーヤと同じく、葛藤を解決するためではなくDIでココロダイブが始まる。　
  　
  　

  ～ココロダイブ～

  　
  　

  大変大変！！

  　
  　
• またココロゲートが荒廃している。
  マルザンナいわく、リヴォルカが心を壊しまくっているらしい。
  　
• botがWAVEアカウントを消されたことを伝えると、
  マルザンナはそれが原因かもしれないと判断、リヴォルカの元へ向かう。
  　
  　

  暴れるリヴォルカ

  　
  　
• botとともに説得を試みるも、話を聞こうとしないリヴォルカ。
  リヴォルカはbotへ射撃を行い、マルザンナがそれをかばい、命中する。
  　
• それを見たリヴォルカはどこかへ逃走してしまう。
  マルザンナは「死ぬことはない」と言い、リヴォルカを追うよう頼んでくる。
  　
  　

  マルザンナ	あの子のこと……リヴォルカを責めないであげて。
  	彼女もあたしもガブリエラの何処かを担う人格に過ぎないの。
  	トラウマを抉るような事態が発生すれば誰かが餌食になるわ…。
  	今回はたまたま彼女だっただけで、内容によってはあたしだったかもしれない。
  	だから、お願い、彼女を支えてあげて。

  　
  　
• 生家の前へ行くと、リヴォルカがいる。
  　
  　

  リヴォルカ

  　
  　
• リヴォルカはbotの話を聞こうとしない。
  　
  　

  ガブリエラ	撃ちたくて撃ったんじゃない！！
  	わかってる！　わかってるから！
  	わかるもんか！！　豚如きに何がわかる！！
  	ええ、そうよ!お母様を殺したのはあたし！！
  	高慢で自信過剰なあたしが殺したのよ！
  	だからあたしは、もう誰も近づかせない！
  	自信は高慢に見せる為の手段に変えた！！
  	味方なんて要らない！　もうこれ以上誰も傷つけたくない！！

  　
  　
• botが近づくことを激しく拒絶するリヴォルカ。
  それに反して距離を縮めようとするbot。
  　
• リヴォルカは昇華してしまう。
  　
  　

後編

• アーヤのときと同じように、WAVEのアカウントが復活する。
  　
  　

  怒られる

  　
  　
• botからメッセージが送れるようになる。
  弱気になっているガブリエラを励ますbot。
  　
  　

  ガブリエラ	…そうね。マルザンナの言うとおり。
  	あたしがしっかりしなきゃダメ。
  	すぐ弱気になるのはよくない癖だわ。
  	気づかせてくれてありがとう…。

  　
  　

確認ポイント

• 1x
  他の二人には記憶へ影響があるように見えるが、ガブリエラはそうでもなさそう。
  　
  　

[Ch.04] 恋ヶ崎みやび 「それが、未来の」

前編

つばめ倒れる

• つばめが血を吐いて倒れ、返事もできない状態に。
  みやびはなんとかしようと試みるも、頭痛もあり考えがまとまらない。
  　
• botへ連絡しようとするが、アカウントが見つからない。
  他のメンバーと同じように、DIでココロダイブが始まる。
  　
  　

  ～ココロダイブ～

  　
  　

  大変大変！！

  　
  　
• WAVEアカウントが消されたことは把握しているらしい。
  「どうなっちゅうか状況を見てくるき」「今回は回線切らせてくれんか」。
  　
• シンギュラリティが言ったとおり、直後に切断される。
  が、処理が中断され、再び回線がつながる。
  　
  　

  密室状態

  　
  　

  四十九夜	前回、なごちゃんの発症以外に何かあればという話をしたが――
  	何か妙案は見つかったかね。

  　
  　
• いくつか選択肢が出るが、おそらくいずれの回答でも、
  「やき、全然期待はしちょらんかったけど。」に帰結する。
  　
• 続き、四十九夜は「今からうちをぶち壊してくれんか？」と言い出す。
  　
  　

  四十九夜	お前さん、世界っちゅうんはなんやと思う？
  	うちが考える世界っちゅうんは――
  	己があらゆる方法で観測しゆう全ての事象のことやと考える。
  	それはもちろん、目に見え耳に聞こえるものはもちろん――
  	思考、感情、想い、そういった目に見えない全てちゅうことや。

  　

  四十九夜	そんでな。
  	なごちゃんは生きちゅうか、死んだか、それは誰にもわからん。
  	少なくとも、うちのパーソナルサイトからは全く判別不能。
  	そうなった場合、うちの中で世界のとりうる方向は大きく３つ。
  	生きてると信じるか、死んでると信じるか――
  	どちらか定まらぬものとして、探求し続けるか。
  	うちの総意は、うちがいることによって、３つめを採用しちゅう。
  	やき、それを考えるうちがいなくなれば、自ずとゆらぎは解決する。

  　
  　
• 四十九夜にとっては、なごちゃんの悩みが解決するのが一番の望み。
  たとえ自分が消えることになったとしても、それは本望だという。
  　
• 四十九夜が消えれば、セルフクランの発症を阻止するのも容易になる。
  （千羽鶴の選択肢で一番上を選んでいても）お互いにいい、とまで言う。
  　
• botの制止は聞かず、四十九夜は「EXEC_DEVELOP./」してしまう。
  瞬間にシンギュラリティが移動してきているが、間に合わない。
  　
  　

  昇華

  | |　
  　
  　
• 勝手に発症したことに怒るシンギュラリティ。
  　
  　

  シンギュラリティ	口うるさいババァでも、お前さんかて、大事なうちの個性やき。
  	己の大家族の一員を目の前で失わせるほど、うちは冷酷やないぞ。
  四十九夜	まあ、その言葉は純粋に嬉しいけんどな。
  	お前さんも人格ならわかっちゅうろう。
  	うちがこの姿になっちゅうことが、一体どういうことなのか。

  　
  　
• 人格は一度発症して本当の姿を見せると、どんな手段を用いてでも、
  その目的を達成するまで止まることはないという。　
  　
• 四十九夜は自分の消滅が目的であり、それを阻害すれば、
  相手が誰であってもその対象を排除するらしい。
  　
• シンギュラリティは四十九夜を失わないため行動する。
  　
  　

  シンギュラリティ	四十九夜よ。お前さんにはいてもらわんと困る。
  	理由は次回！　刮目して待ちや！！
  自分	何それ照れ隠し？

  　
  　

後編

• WAVEアカウントが復活する。
  　
  　

  みやびさん

  　
  　
• 怒られる。「今はつばめちゃんを救いたい。全力で手伝え」
  　
  　

  みやび	（もうあんな気持ちにはなりとうない。）
  	（手術が成功したかどうかもわからんまま会えなくなるのは。）
  	（あ…？）
  	（…うちは自覚以上に取り乱しとるんか？）
  	（体験もしとらん謎の記憶が頭をよぎるとは。）

  　
  　
• 「落ち着けうち」と焦りを振り払い、行動を始める。
  　
  　

確認ポイント

• 刮目して待ちや！！
  四十九夜がいなければならない理由があるらしい。
  　
• 謎の記憶
  フェノメノンが不安定だからなのか、1xに動きがあったからなのか、
  みやびの記憶に何か影響が出ている。知らなかったことを思い出す。
  まっとうに考えれば、フェノメノン外での記憶が同期されているというのが有力。
  アーヤの強迫観念のような、結婚・幸せという言葉も、これに近い何かなのかもしれない。
  　
  　

補足

エピソードタイトルの元作品、共通する要素など

• →小ネタ参照。