Act.5

Last-modified: 2017-12-21 (木) 23:35:42
 

もくじ

 
 

Episode.1|2016

 
 

拡張少女系トライナリー
あ ら す じ

情報管理庁から劇場に帰る途中、
真幌は不思議な現象に包まれた。
いつもと同じようで違う世界。

モノトーンで規律がある
奇妙なほどに統率が取れた世界。
目の前の横断歩道を
小学生達が列を成して渡る。
停まってくれた車に対し、一同揃ってお辞儀。
その子供達の、行儀の良さを超えた行動に
強烈な違和感を覚えた真幌は、横断歩道で
安全確認をしていた兵士を追いかける。

「ねえ!ちょっと-」

道路を渡ろうとする真幌、しかしその時、
大型トラックが真幌に向かって突っ込み-
気がつけば、元の世界だった。

瞬間、一本の電話がかかってくる。相手はエリカ。
ついに始まった。音羽を確保してトライナリーたちを
劇場から逃がして。

真幌の指示を受けて、クランたちと
音羽を運び出すトライナリーたち。

そんな最中、情報管理庁による特別攻撃隊の
拘束命令が発動。通常攻撃隊がその任に
あたり、劇場に突入してくる。

しかし各々が劇場から脱出する中、
つばめだけは逃げ遅れ、掃除用具入れに隠れる。
 キリトたちはそれを見つけるが、見て見ぬフリをして匿う。 

間一髪、助かるつばめであったが、
その様子をモニターから監視している存在がいた。
それは、管制室と思われる所で指揮をとる千羽鶴だった。


 
 

Episode.2|サマーワース

 
 

拡張少女系トライナリー
あ ら す じ

関越道上里SA。そこで真幌は
情報管理庁長官、皇千羽鶴と話をしていた。
拘束命令を守らずに逃げたことについて
言及する千羽鶴。トライナリーは管理庁のコマ。
コマらしく指示に従っていればいいのだと。
それに対し真幌は、飄々と言葉をかわしつつも、
自らの想いをぶつける。
実質的な、管理庁からの離脱。
一方、アーヤたちは中央道で
一路長野松代へ向かう。
場所を探知されないよう、様々な仕掛けをする
みやび。この日の為に連絡手段として裏ロムの
スマートフォンも持参している。
  アーケロンの後部座席には、エリカから指示の  
あったとおり、音羽も乗せている。
音羽は神楽と同期でオーディションを受けた
歌手志望だった。そして神楽の幼馴染み。
神楽はデビューし、音羽は利益阻害を恐れた
事務所によって飼い殺しに。それでも音羽は
神楽のデビューと幸せを願った。
そして到着した長野は松代。
そこはアーヤの生家でもある。
ここでエリカと合流し、
その後の計画を策定する予定だった。
しかし、一足先に来ている筈の姉
エリカはいなかった。
「行けなくなった」という伝言だけを残して-。


 
 

Episode.3|トークン・リング

 
 

拡張少女系トライナリー
あ ら す じ

アーヤの姉、エリカから送られてきた封書。
その中には、ビデオテープとフラッシュメモリが
入っていた
まずはビデオを見るアーヤたち。
するとノイズ交じりに出てきたのは、荒廃しきった
大都市に佇むアーヤ、みやび、ガブリエラ、そして
エリカの映像。
「大戦の結果、東京は荒廃した。しかし、
聖女つばめから抽出するクランによって
この街は一瞬にして復活を遂げるJ
映像の中でエリカはそう言っていた。
頭が混乱する3人。そんなとき、先に発ったはずの
真幌が遅れて到着する。つばめがいないことに
落胆するがエリカの送ってきた映像をもう一度
よく見ることにする。
一方、つばめは何処かもしれないところで鎖に
繋がれていた。隣には神楽も。独房のような場所…。
程なくして鉄の重い扉が開く。そこに立っていたのは
制服姿の千羽鶴だった。それを見て、神楽は呟く。
「長官.. J
アーヤたちはその後、真幌の勘により、音声信号の中に
  DTMF信号が隠されていることを知る。それは電話番号の  
ようだった。その番号に電話したいが、正規の回線では
居場所がバレてしまう。みやびがそれを指摘すると、
真幌はみやびが裏ROMを隠し持っていることを指摘し、
それを使うことを許可した。
お許しを得て喜ぶみやびだが、直後、真幌から何台
持っているのかをつっこまれ、正直に4台持っている
ことを伝えてしまうのだった。


 
 

Episode.4|エクセプション

 
 

拡張少女系トライナリー
あ ら す じ

エリカのビデオに入っていたDTMF信号。
  その番号に向けて電話をする。電話はケイマン諸島に  
設置された1つのテープを自動再生した。
そのテープからは、
エリカの声で世界の真実が語られた。
この世界は逢瀬つばめのフェノメノン。
つばめから発症したクランが生み出したもの。
つばめはその突然変異的な体質によって、
現実世界において、支配層に目をつけられた。
そして、フェノメノンの実証試験の為に
発症させられた。第一号フェノメノン発症者として。
テープを聞いて呆然とするトライナリーたち。
つばめの作った世界の中、まさに自分たちが
既にフェノメノンに囚われているというのだ。
真幌はそこから、長官である千羽鶴が
この世界で何をしようとしているのかを考える。
目的はつばめなのか、それともつばめから
抽出されたクランなのか。
その推測を聞いていたエリカから1本の電話。
半分正解。
千羽鶴は、この世界を再構築しようとしている。
逢瀬つばめの発症した「クラン」として。
千羽鶴がつばめのクラン――?
千羽鶴は、本来この世界を発症した時に作りたかった
本当の世界を、今再び作ろうとしている。あの時
邪魔したつばめの良心、それを育んでいた
FreyMENOWの希望の歌を破壊することで。


 
 

Episode.5|

 
 
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