カリス=ルシーヌ

Last-modified: 2014-08-30 (土) 13:27:16

神聖王家の姫として地上に降ろされた、金髪のルシーヌ
己の感情を持たされていなかった為、喜怒哀楽を表す事は無く、周囲からは「氷姫」と呼ばれていた。
10歳まで聖域で過ごした後、アウロラに生活の拠点を移し、聖龍王(シャルル王子)の姪としてアウロラの政治に携わる。その為、アウロラの内部では、カリス派と反カリス派との対立が起こっていた。

 

完成された存在である事を疑わなかったが、いつの頃からか自分に何かが欠けている事に気付く。それを直視しないようにしていた矢先、から魔族がはびこった北方王国の制圧を命ぜられた。
ルネ=バティストのみを連れて北方へ向かい、深奥部へ入り込んだ際に、ティリュアンと出会った。彼と会話をするにつれ、自分に心が欠けている事や、自分の全てが王の手のうちにしかない事を知る。
ルシーヌの力で北方王国の消滅を成し遂げるが、ティリュアンの死に痛みを覚え、自分に心を与えてくれた礼として、自らの血肉をもってティリュアンの肉体を再生させた。
その後、王の手で心を滅ぼされるが、もう一度ティリュアンに会う為、消滅する前にルネの絵筆で肖像画に心の一部を写し留めてもらう。しかし、それを知った王によって肖像画は人の世から隠され、心は抜き取られて黄金の林檎の中に詰められてしまった。

 

ティリュアンと再会する願いは叶わなかったが、黄金の林檎を肖像画に戻した主人公(<私>)の口からティリュアンの気持ちを聞く事で、思いは報われる形となった。その礼として、主人公に<黒龍の剣>とプトレメウスの魂についての情報を教える。