<私>

Last-modified: 2011-01-29 (土) 14:10:21

ルシーヌの心の卵であり、このゲームの主人公。
によって織り上げられ、ルシーヌの心として孵るにふさわしいかどうかを、ルシーヌの記憶と<私>の夢と王の意思によって作られた世界(Cagelingの舞台:洋館)で見定められる。
その後、王に価値を認められればルシーヌとして人の世に降ろされ、王の恩寵により最上の存在として作りあげられる。その為、ルシーヌと呼ばれる人物は大抵顔立ちが良い。
また、ルナイアがルシーヌだった事から、性別は女だけとは限らないらしい。

Book13で、若くして亡くなった美人の例として、カリスと共に聖騎士オーギュストの名前が挙がっているが、彼がルシーヌだったかどうかは、ゲーム中に明確な記述が無い。
ただし、Book17文中で、テルドラを支配した死者の王を一人の聖騎士が倒したと綴られている事から、オーギュストがルシーヌだった信憑性は高いと思われる。

 

破壊衝動に貪欲なルシーヌを抑える為、王に従う妖精としての純粋さと、世界を滅する残虐さに耐えうる人間としての強さが縒り合わさっている。
よって、心が王の手から離れた場合、ルシーヌの暴走を止める為に消滅させられてしまう。

 

洋館の中には、過去の<私>が記した本やメモなどがあるが、全てが同じ人格ではない。
ジュリアの人格を残した心によって綴られた文章が多く、ルシーヌの記憶の奥底にプトレメウスの魂が封じられている事が影響している模様。

 

ゲーム中では、洋館の中を回りルシーヌの記憶の断片を探るにつれ、次第に王のものとして生を受ける事に抵抗を感じ始める。
そして、自分が自分の主として地上へ降り立つ為に、自分のものである<銀竜の剣>を手放し、カリスの肖像画に助言を受けて、プトレメウスの魂から<黒龍の剣>を借りる事になる。