【キャラ一覧( 無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE / NEW / SUN / LUMINOUS )】【マップ一覧( SUN / LUMINOUS )】
※ここはCHUNITHM PARADISE LOST以前に実装されたキャラクターのページです。 ・「限界突破の証」系統を除く、このページに記載されているすべてのスキルの効果ははCHUNITHM PARADISE LOSTまでのものです。 現在で該当スキルを使用することができません。 ・CHUNITHM PARADISE LOSTまでのトランスフォーム対応キャラクター(専用スキル装備時に名前とグラフィックが変化していたキャラクター)は、 RANK 15にすることで該当グラフィックを自由に選択可能となります。 |
Illustrator:wogura
名前 | 東雲彰/りん(しののめ あきら/りん) |
---|---|
年齢 | 38歳/8歳 |
職業 | 映写技師/学生 |
共通の趣味 | 撮影 |
- 2015年7月16日稼働初期から
- ORIGIN Fablesマップ24完走。<終了済>
- 入手方法:2022/10/13~ カードメイカーの「CHUNITHM」ガチャで入手。
- トランスフォーム*2することにより「東雲 りん」へと名前とグラフィックが変化する。
- 専用スキル「レンズ越しに見る景色」を装備することにより「東雲 りん」へと名前とグラフィックが変化する。
- CRYSTAL PLUS以降、RANK25にすることで装備したスキルに関係なく上記のグラフィックを自由に選択可能に。
- 対応楽曲は「こころここから」。
新興住宅地に越してきた親子。
時は流れ、取り巻く環境も変わっていく……。
スキル
RANK | 獲得スキル |
---|---|
1 | チェインエクステンド |
5 | |
10 | レンズ越しに見る景色 |
15 |
チェインエクステンド [MATCHING]
- 400チェインごとにボーナスが一定回数入る、マッチングプレイ用スキル。
400チェインなので一人あたりは(400/人数)コンボ繋げばいい。マッチングという最大の壁を超える分効果は割と大きい。MAXならゲージ8本まで可能。 - 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
- 筐体内では入手できない。
プレイ環境と最大GRADEの関係
プレイ環境 | 最大 | |
---|---|---|
開始時期 | ガチャ | |
PARADISE× (2021/8/5~) | 無し | × |
あり | +3 | |
PARADISE | 無し | × |
あり | +11 | |
CRYSTAL | 無し | × |
あり | +13 | |
AMAZON | 無し | × |
あり | +13 | |
STAR+以前 |
GRADE | 効果 |
---|---|
理論値:119500(6本+17500/24k)[+3] | |
理論値:147500(7本+21500/26k)[+11] | |
理論値:154500(8本+2500/28k)[+13] | |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 | |
初期値 | 一定回数400チェインを達成するごとに ボーナス +7000(7回=49000) |
+1 | 〃 +7500(7回=52500) |
+2 | 〃 +8000(7回=56000) |
+3 | 〃 +8500 (7回=59500) |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 (2021/8/5以降では未登場) | |
+4 | 〃 +9000(7回=63000) |
+5 | 〃 +9500(7回=66500) |
+6 | 〃 +10000(7回=70000) |
+7 | 〃 +10500(7回=73500) |
+8 | 〃 +11000(7回=77000) |
+9 | 〃 +11500(7回=80500) |
+10 | 〃 +12000(7回=84000) |
+11 | 〃 +12500(7回=87500) |
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要 (PARADISE以降では未登場) | |
+12 | 〃 +13000(7回=91000) |
+13 | 〃 +13500(7回=94500) |
所有キャラ【 バーニッシュ / 棚町ケンゴ(1,5) / 東雲彰(1,5) / 織原ひめみ(1,5) / カラドリウス(1,5) / マグメール(1,5) 】
GRADE・ゲージ本数ごとの必要チェイン数(発動回数)
- 灰色の部分は到達不能。
- 9本以上はGRADEを問わず到達不能。
GRADE | 5本 | 6本 | 7本 | 8本 |
---|---|---|---|---|
初期値 | 1200 (3回) | 2400 (6回) | 4000 (10回) | 5600 (14回) |
+1 | 1200 (3回) | 2400 (6回) | 3600 (9回) | 5200 (13回) |
+2 | 1200 (3回) | 2400 (6回) | 3600 (9回) | 4800 (12回) |
+3 | 1200 (3回) | 2000 (5回) | 3200 (8回) | 4400 (11回) |
+4 | 1200 (3回) | 2000 (5回) | 3200 (8回) | 4400 (11回) |
+5 | 1200 (3回) | 2000 (5回) | 2800 (7回) | 4000 (10回) |
+6 | 800 (2回) | 2000 (5回) | 2800 (7回) | 4000 (10回) |
+7 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2800 (7回) | 3600 (9回) |
+8 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2400 (6回) | 3600 (9回) |
+9 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2400 (6回) | 3200 (8回) |
+10 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2400 (6回) | 3200 (8回) |
+11 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2400 (6回) | 3200 (8回) |
+12 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2400 (6回) | 3200 (8回) |
+13 | 800 (2回) | 1600 (4回) | 2000 (5回) | 2800 (7回) |
AIRバージョンから、有効回数が増加した。所有者も増加した。
初期値 | 一定回数400チェインを達成するごとにボーナス +7000(5回) |
---|---|
GRADE UP | チェインボーナス +500増加(最大+12500) |
レンズ越しに見る景色 [MATCHING] ※専用スキル
- 軽度のゲージ上昇UPに加え、FULL CHAIN達成ボーナスを得ることができる。
FULL CHAINができるならばゲージ8本は余裕で取れる。マッチングボーナスも含めマスを大量に進むことができるだろう。FULL CHAINが達成できなくてもブースト効果はあるので完全に腐ることはないのもありがたい。 - マッチングしなくてもゲージ5本まで可能。マップボーナス目的で1人でも使う可能性が無くもない。
GRADE 効果 理論値:164000(8本+12000/28k)
1人プレイ理論値:84000(5本+4000/22k)初期値 ゲージ上昇UP(140%)
FULL CHAINを達成した場合
ゲーム終了時にボーナス +60000+1 〃
〃 +80000PLUSまでの旧仕様
AIRバージョンから、初期値ではゲージ上昇率が増加、+1ではFULL CAINボーナスが増加した。PLUS以前ではゲージ6本まで可能だった。初期値 ゲージ上昇UP(130%)
FULL CHAINを達成した場合ゲーム終了時にボーナス +60000GRADE UP ゲージ上昇UP +10%増加(最大140%)
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
スキル |
・・・ | 50 | ・・・・・・ | 100 | |
スキル | スキル |
STORY
ストーリーを展開
EPISODE1 東雲 彰・りん「フィルムを大事に使うんだぞ」「わー、カメラってなんでもとれちゃうんだね!」
大きな坂道のある新興住宅地に住む、父と娘。
父は、以前は著名な監督のもとで撮影助手をしていたが、今は小さな名画座に勤め、アナログフィルムの修復や上映操作を専門に扱っている。
娘は、父の自宅のアンティークカメラコレクションを見つけて、そこから写真に興味を持つようになった。
「置物にいたずらしない。かわりに、これをあげる」
父から自分用のカメラを与えられた娘は、大喜び。
なんでもかんでも手当たり次第にぱしゃぱしゃ撮る。
父は苦笑しながらも、娘を様子を見守り、自分の8ミリカメラを使って、娘と町並みを記録する。
町並みは、時間と共に変わっていく。
EPISODE2 丘の上の家たち「すごい! 見たことない鳥がいるよ! お父さん、カメラかして! しゃしんにとろう!」
念願のマイホームを手に入れた。
新築の家は一生一度の買い物だが、後悔はない。
この新興住宅地は、最寄りの私鉄駅からは遠く、バスの本数も少ない。坂道を延々と登ったところにある、まるで隠れ里みたいな場所だ。
買い出しが不便だ、とさっそく妻はこぼした。
けれど周囲は適度に自然が残り、静かで落ち着ける。
娘の教育のためにもいい環境だと、私は思う。
× × ×
おひっこしをしました!
前のおともだちとおわかれになったのはさみしいけれど、わたしはこのあたらしい家、気にいったよ。
とってもひろいし、きれい!
走りまわってもとなりのおじさんにおこられない!
あ、でもおとうさんには、こらーっていわれた……
それにしてもながめのいいところだね。
丘の上から、駅のちかくのあかりがちかちかみえる。
EPISODE3 とても小さな駅前で「町ができあがってくようす、面白いね。お父さん。 ねえねえ、ここには映画館はないの?」
この頃、丘の上に作られた住宅地にはまだ私の家の他には数軒しか建っておらず、広大な区画が見渡せた。
娘は建設中の近所の家の土台を不思議がったり、舗装前の道の砂利を踏みしめ、はしゃいだりしている。
森で鳴く山鳩が娘には珍しいようで、興味深くその姿を追いかけていた。以前住んでいた街中の小さなアパートあたりには確かに、野鳥などはいなかった。
ご近所への挨拶回りを終え、私は妻と娘と共に、車で近くの駅前まで出てみた。私の通勤は自家用車だが、妻や娘の生活は地元の駅を中心に考えていいだろう。
小さな駅と、小さな商店街が続いている。
人は多くないが活気はあるようで、私は安心した。
この町が発展するのは、これからだと感じた。
ひとつ残念なことは……映画館が、この町にはない。
映画を見るならば、近隣の市街にまで足を伸ばすことになるだろう。そこは大きな街だ。古い建築物がたくさんある……訪れるのが、楽しみだ。
EPISODE4 あたらしい学校とともだち「あたらしいぴかぴかの学校だよ! たのしいともだちがいっぱいできるといいな」
じゅうたく地に、家がふえてきた。わたしと同じくらいの年のこどももけっこうひっこしてきたみたい。
あたらしいともだち、できるかな?
あ! まだ転校手つづきができてないよ。
わたし、あたらしい学校にいくんだよね!
家から大きい坂道をおりて、丘をぐるっとまわって、はんたいがわにいったら、びっくり。そこにはまっ白いかべが高く立っている、あたらしい学校があった!
じゅうたくをたくさん作って、これからこどもがおおぜいくるから、古い学校だけだとたりなくなる。そこで町の人たちがお金をだしあって学校をたてたんだって。
すごいなあ。学校ってそうやって作れちゃうんだ。
そしてあたらしい学校の新学期は、みんなが転入生みたいな感じで始まった。上級生も下級生も集まって、全員で自己しょうかい。ちょっと、ふしぎな感じ……
それで、私のお父さんはえいがの仕事をしてます、と言ったら「えいがかんとく!? すごい!」とみんながさわぐ。ちがうよー! でも、はずかしいけど、なんだかうれしい。
EPISODE5 市街の映画館「だいじょうぶだよ! ころんだりしない! お父さんにもらったカメラ、こわれたら大変だし!」
自分の仕事の連休と世間の連休が運良く重なり、私は妻と娘を連れ、少し遠出を試みる。
渋滞を避けて鉄道を使った。最寄り駅から3駅乗れば古い大きな街がある。
伝統のある街には、古風な洋建築が多く立ち並ぶ。
銀行やデパートにホテル、そして映画館。
どれも丁寧に手入れがされていて、美しい。
親子3人一緒に封切りを見るなんて久しぶりだ。
古い映画館だが座席は快適なものにリニューアルされていて、映像も音も堅実にまとめていた。いい館だ……
もちろん上映映画も、楽しめる内容だった。
新鮮な気分で館を出て、食事をとり、帰路につく。
あんまりはしゃいだり、走り回ったりするなよ、と娘に釘を刺しつつも、私は街の古い建築物に心を奪われていた。
私も、撮影機を持ってくればよかったな。
娘のほうは実に抜け目なく、道を歩いている間中、持参したカメラを建物や私へと向けていた。
まったく、誰が教え込んだのか……次は娘に、もう少しいいカメラをプレゼントしようと、私は考える。
EPISODE6 野外上映会!「うわ、すっごいおっきいスクリーン! 映画って映画館じゃなくても見られるんだ?」
愛用の『しんぐるえいと』撮影機を持って、お父さんが散歩する。わたしもついていって、写真をとる。
お父さんは『えいと』で、町の様子をちまちま撮り溜めてる。あとで何年分もいっぺんに見返すんだって。
夏休みになって、学校はまわりの住宅地の自治会の人と協力して、映画をみんなで見るイベントを考えた。
そこでなんと、お父さんがお仕事に呼ばれた!
お父さんの仕事は映写技師で、上映フィルムとか映写機をさわる専門家だから、それを知ってた商店街のおじさんから声がかかったんだよ!
そして夜。まわりの田んぼでカエルが鳴いてる中。
学校の向かいにある空き地に、お父さんは映写機を置いてスタンバイ。
校舎にでっかい布のスクリーンをはって、観客席がわりの校庭には、遠くからも町のみんなが集まった。
お父さんが映写機のスイッチを入れる。すると……
普通の映画館の何倍もでっかいスクリーンに、映画がどどーんっと、うつった! すごい! 大はくりょく!
お外で風に吹かれながら映画を見るの、楽しいー。野外上映会は大盛況。そのうち町の名物にもなったんだ。
EPISODE7 変わりゆく町「えー? 校庭で野外上映会はもうしないの? でも、体育館でなら、できるのかなー?」
仕事から帰宅するたびに、私は気づく。
町の開発が進んでいる。町並みは少しずつ、だが確実に変わっていた。
賑わうのはいいことだと思っているが、しかしこの町に住み始めた時のあの、田園の只中にぽっかりとあるのどかな丘の雰囲気は、だんだんと失われていた。
この丘の町へ我が家を持ったことに、悔いはない。
けれど娘や妻はどう考えているだろうか?
町で過ごす時間が長いのは彼女たちだ。
道路が整備され、近隣にハンバーガーショップやコンビニエンスストアができ、確かに便利になった反面、見知らぬ人たちが丘のふもとにたむろすることも多くなっていた。
普段町にいない私が、町のために何かできないか。
野外上映会を継続したいが、けれど夜の学校の校舎のスクリーンへと映画をかけることは、もう、できない。
学校の周囲の空き地では、既に宅地造成が開始されていた。上映会のやり方は、変えなければならない。
せめて今の町並みを、私は自分のシングルエイトで記録しておこう……
EPISODE8 巨大なスーパーマーケット「みんなあのでっかいスーパーに夢中だね!それにしても、ずいぶん町に人が増えたね」
お父さんは少し体調を崩して、お仕事を休んでいた。
わたしはひとり、カメラを持って出かける。
住宅街は結構人が増えていつのまにか満員(満室?)だ。となりの家にさえぎられて、もうわたしの家から森はあんまり見えない。屋根に登れば、見えるかな?
だいぶ賑やかな町になってきたので、近くにお店も増えたし、バスなんか1時間に5本もくるようになった。
わたしが住み始めたときは、1日5本だったのに。
そうそう! めちゃくちゃ大きいスーパーマーケットが、前に広い畑だったところにできたんだ!
服もご飯も本も、なんでも揃ってる!
もしかしたら、ここにないのは映画館くらいかも?
近所で買い出しができるから、とっても便利で、お母さんが喜ぶ。でもかわりに、駅前の商店街まではあんまり行かなくなっちゃったかな……
体調が戻ったお父さんが『えいと』を持って、散歩に行く。森を撮っておきたいんだ、とお父さんは言った。
大丈夫だよ。あわてなくても森は逃げないよ。
EPISODE9 シネマ・コンプレックス「お父さんは映画へのこだわりがすごい。仕事だから、ってだけじゃなく、ほんとに好きなんだから!」
近所のスーパーの敷地内に、ついに映画館ができた。
シネマコンプレックス形式のその館は、大小の8つのシアターを持っていて、そのうち2つはフルデジタルのプロジェクション3D上映に対応していた。
さすがに全ホールを確認できなかったが、一番大きいシアター1はスクリーンも音響も、鑑賞環境も贅沢だ。
ただ、ここではフィルムは不要……すべてはデジタルデータだ……時代の変化を、私は強く感じた。
私は、あの大きな市街からさらに数駅離れたところにある小さな名画座で、アナログ映写機を扱う仕事をしている。
古い映画は保存状態がよくない場合があり、それをどうにか見られる状態にするため、技師が配慮する。
フィルムを繋ぎ直し、画と音のタイミングを調整し、壊れないように繊細な扱いで、映写機にかける……
かつて映画監督への道を諦めた私が、古い名画座の味に惚れ、当時の師匠に頼み込んで、技師としての映写の技を学んで覚え、おかげさまで今は本職にできている。
この仕事を、この先もずっと長く続けたかった。
けれど……名画座の建物も、老朽化が進んでいた
EPISODE10 フィルムよ、さらば「お父さん、何か撮影するものをさがしに行ったの? 私も一緒に行きたかったなあ」
お父さんがなかなか家に帰ってこない。
昔の知り合いを頼ると言って、遠くに出かけたまま。
お父さんは、仕事がなくなってしまったのだ。お父さんの勤めていた名画座は、建物が古いから、という理由だけで、いきなり閉鎖になってしまった。
市街にあった大きな映画館も、耐震工事とかで、建物を造り直すことになったそうだ……リニューアル後は、デジタル上映になるらしいと噂で聞いた。
スーパーマーケットのシネコンだけは、相変わらずあるけれど、そこでももう、フィルムは使われていない。
映画に、フィルムは不要になってしまった。
皆、あまり映画の話をしない。
映画がつまらなくなったわけじゃない。
ただ町を行く人たちは忙しく、言葉少なくなって。
自分の手元の画面を一日中、眺めている。
でもわたしは、お父さんのアンティークコレクションから一番古いカメラを持ち出して。
それを提げて、この丘の町の写真をとって回る。
丘の端っこに少しだけ残っている、あの森。
学校の前の、用水路のなごり。壊れたカカシ。
それを全部記録する……
今のわたしのファインダーには、あとは、お父さんの姿だけが、たりてない。
お願い。戻ってきて、お父さん。
EPISODE11 思い出はそこにある「つまり記録は記憶ってことだよね、お父さん? 何かを撮るのって、やっぱり面白いなあ」
時が過ぎた。
わたしはこの町で育った。町並みは変わり果て、それでも同じ町としてここに存在し続けている。
デジタル映画全盛期となって、むしろアナログ映写機でしか表現できない映像の需要は一部で再び高まり、父の映写技術は新たな職場で生かされることとなった。
休日、父は家にいる。部屋の窓から、日がな一日、森を眺めていることが多くなった。
丘の片隅に、かろうじて残っている、小さな森……
古くて良いものというのは、あの森のようなものだろう、とわたしも思う。
我が家には、現像設備はなかった。
シングルエイトフィルムの現像は、人を頼らなければならなかった。ようやく作業をしてくれる業者を探し当て、わたしは父が過去に撮影したものすべてを託す。
やがてフィルムは仕上がり……
自宅の一角にホームシアター環境を作って、わたしは父を呼んだ。
声が巻き戻る。レンズの向こうに父が見ていたもの。
映像の中で、わたしが、あの頃のまま笑う。
ゆっくりと変わりゆく町。父がわたしといた場所。
ただの記録ではない。わたしにはわかる。
映像は、息吹を感じさせた。
思い出は、そこで永久に生きているのだ。
「フィルムを大事に使うんだよね、お父さん」
「ああ」
隣の席の父はわたしの手をそっと取り、頷いた。
チュウニズム大戦
レーベル | 難易度 | スコア | |
---|---|---|---|
スキル名/効果/備考 | |||
●リレイ | BAS | 0 / 130 / 260 | |
ダブルブースト(チェイン) | |||
自分と次のプレイヤーは、出すカードが COMBOした時、CHAINとなる。 |
■ 楽曲 |
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┗ NEW / SUN / LUMINOUS |
┗ マップボーナス・限界突破 |
■ スキル |
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