聖ティアナスファの王冠

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解説

アズキニア王国の戴冠の証として数えられ、古代以降アズキニアの王が代々引き継いできたものである。宝珠はジラント家のラガラカス1世の紋章が描かれたものであるが、冠を含めた他の証はすべてロソン1世にちなむものである。

この王冠は聖ティアナスファの王冠の地であるティアナスファ*1からの持ち出しが固く禁じられている。アズキニア神聖皇帝はこの冠を受けない限り、正式な戴冠を受けたと認められない。アズキニア史上の50人以上の王がこの冠を受けてきた。この冠を受けずしてアズキニア神聖皇帝になった人物は歴史上存在しない。

聖ティアナスファの王冠が聖冠と呼ばれるようになったのは1世紀ごろからである。1世紀頃にはアズキニアでは幾つかの勢力が王を自称し、辺境でアズキニア正統王朝に反目していた。これに対しアズキニア正統王朝は自身の正統性を確立のため王冠を聖冠として、アズキニア王位を神聖皇帝位と定義し、ティアナスファにて王冠を再び受けた。これが現在まで続くジラント朝のティアナスファでの聖戴冠である。

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