人型戦闘兵器の歴史
2010年、アフロルダ共和国にて、極右テロ組織であった「レッド・コマンド・ソルジャーズ(通称:RCSs)」が当時、アフロルダ共和国の首相であった「アボルテ・ゲイン」の乗る軍用機を撃墜した
そこで使用された武器が、その事件のわずか数年前に開発されたばかりの遠距離発出ミサイルであった
この事件を受けて、各国は対テロにおける制圧・攻撃型の機体を開発し始めた
当初の目的は『迅速に、安全に、敵部隊を鎮静できる兵器』であった
当時、開発された有名な機体ではネ連の『ニャユーズ・ニャニテル』グロンの『NOVEAGIREN』などが挙げられるだろう
2020年、サーランド王国のガルフォンド工業大学とアブルンダ重工、サーランド王国防衛軍が共同開発した特殊車両MGP(マシーン・グランド・パーソン:偉大たる機械)がこれより先、長年にわたって行われる人型戦闘兵器の研究における重要なポイントと言えよう。
『人搭載高機能戦闘機』を目指して研究されてきたMGPは、軍や兵器産業の意向を受けて兵器に転用された。コストダウンを図るために、パーツの統一規格方が新たに制定され、2046年にアトリス國で発生した『アトリス内戦』に実戦投入された。
そこで、兵器としての有効性を見せつけ、戦闘用MGP開発が一気に加速。各国のメーカーが次々と参入し、2050年に各社はMGPの新規格(MGP-Plus)や、新開発機器(MGP-Mod)を発表。新規格、新開発機により更なるコストダウンに成功。MGPは新たにGOP(グラウンド・オーダー・パンツァー:地上投入人型戦闘兵器)として、軍事機動兵器の主役となった。
GOPの最大の特徴、最大の機能は、GPS(グラウンド・ピーポー・システム:地上人型機能システム)規格にある。
アブルンダ重工と当時のサーランド王国防衛軍が共同提案したこの規格は、GOPを胴体(Body)、腕(Arm)、脚部(Leg)、制御コンピュータ(COMP)に分割し規格内で開発されたパーツなら、どのメーカー間で組み合わせても動作するというものであった。
この規格化は多くの中規模以下メーカーの参入を促し、GOPのコストダウンと市場の形成へ導いた。
後に大型化されたGOP-Plus、GOP-Mod規格の導入とともに、GOPは正規な陸軍部隊の兵器のひとつのカテゴリーとして確立した。
GPS規格の利点としては、以下のものが挙げられる。
1:多数メーカーが参入した事でパーツの展開が広がり、多様なカスタムが可能
2:価格競争によるコストダウン
3:整備・修理が簡便になる
以上である
これは、カスタムで指定したものでなくとも空いたパーツをくっつけるだけで動く。また、中大破した機体から無事なパーツを剥ぎ取ってくっつけても正式に作動するのである。これは、当時、混乱が続いていたアトリス国領内やワーピリー海域で何物にも勝る利点であった。
一方、戦場で破損した機体から適当にパーツを剥いで組み合わせるだけでも動くものが組み上がるため、非正規武装組織(テロ組織や過激派など)の装備としても有用である。これは2053年にアトリス国にて勃発した『第二次アトリス内戦』で国際的な問題となる。
機体
初代MGP
- MGP-1
サーランド王国のガルフォンド工業大学とアブルンダ重工、サーランド王国防衛軍が2020年に共同開発に成功したMGPの始祖。当時は高機動力が売りの半分戦車、半分人型兵器という形をしていた。また重量が有り燃費も悪かったが、その制圧力と高機動力、内部の人員の帰還成功率や作戦の成功率の高さを示し以降、サーランド王国にて秘密裏に開発されてゆくことになる
二代目MGP
- MGP-2(主にナハト・ウェポンス・カンパニーズで開発されたものが多い。)
- MGP-2L(軽量化成功機体)
MGP-E-S(MGPエリートシリーズ)
- MGP-E1
- MGP-E2
- MGP-E3
- MGP-EL(特殊な合金が使われ、さらにMGP-2Lよりも軽量化が成功した機体)
GOP-1(GOP機 1代目)
GOP-2(GOP機 2代目)
GOP-Plus(GOP機 大改造版)
GOP-Mod(GOP機 一から見直したバージョン)
2世代戦闘機↓
ヤンダート工業シリーズ(YI社)
ラギノ-A型 | 世界的な工業会社であるヤンダート重工が作り出したGOP。ガルソン(A~C)型の原型になったとも言える機体であり、また、一部軍でも現役で使われている機体である。兵装は標準的かつアールマイティな装備が可能であり、近接戦闘から遠距離射撃までなんでもこなせる |
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ガルソン(A~C)型 |
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ヤンダート-E型 | 現在、これに勝る隠密性能を持った機体はないだろう。なぜなら、最新鋭のステルス迷彩や光化学迷彩をふんだんに使用した隠密戦闘用のGOPであるからだ。他企業のGOPとは比べ物にならないほどの消音性も実現し、隠密行動におけるGOPの第一人者となった。だが、弱点としてジャミングに弱いという点が挙げられる |
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ピロクテーテース(Philoktetes) |
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アルケミストカンパニーシリーズ(AC社)
- ジャンソン-A型
- ラッグノード (Ragnode) (EMP専用機体。世界初)
タルンタッドシリーズ(TRT社)
フォルム-(A~D)型 | TRT社の1番の売れ筋GOP。最盛期には、GOP業界の12%のシェアを取ったこともある |
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フォルム-TRT-S型 | TRT社が総力を上げて開発したGOP。高起動、高速度を誇る機体。一部の特殊部隊で、この機体が現役で使われている |
ファブラー | TRT社が開発した大型戦闘機構。背中や肩に装着した多連装誘導ロケットランチャーを使用し、遠距離の敵や影に隠れた敵を集中的に撃つことが可能である |
コルベルオンカンパニーシリーズ(CC社)
- シスタムオッタ (SystamOtta) (B-GOPにおける、世界初の接近戦闘用のGOP。移動性、機敏性を重視した結果、多脚型になってしまい、スパイダーという名前で呼ばれている)
マニュファクチャーハンドシリーズ(MH社)
ソルトコン-H | GOP機専用、修理GOP。これにより、戦闘中に味方が大破しても、すぐに復帰できるようになった |
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フォートロン-S.O.G. -(A~D)型 | 世界初の飛行可能GOP |
イーダース (Idas) | 多脚型B-GOP。機動力はかなり高い。装備している武装は「MK-ミニガン 50mm」である。50口径の徹甲弾を一秒間に10発打つことができる。この装備は、このB-GOP専用の装備である |
リャンケウス (Lynkeus) | 形態が二つある、B-GOP。一形態目は戦車で、二形態目がGOPである。一形態目の戦車は重厚な装甲を持っており、機動力は低いが、高い攻撃力を誇るランチャー「G-L」を持つ。一形態目において、受けたダメージが規定量を超えた場合、自動的にその重厚な装甲を捨て二形態目に移動する。二形態目は同じくランチャー「G-L」を装備しており、一形態目ほど硬くはないが、機動力がかなり上がる |
ゴッドゴルソンシリーズ(GG社)
ハルドファッソン工業シリーズ(HF社)
ウェークライ-(A~C)型 | HF社の主力製品。図体が大きいのが特徴。図体が大きい分、回避、移動速度などは低下するが、威力の強い、重い武器などを通常のGOPよりも乗せることができる。 |
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ヤンソン-D型 | ダイレクトアタック支援、専用機。通常のGOPにはない、「支援攻撃」が目的のGOP |
フィルコテテス (Philoktetes) | HF社が開発したB-GOP。かなりの遠距離から攻撃することができる「大口径ライフル」を二丁積んでいる。また、背中には「誘導式小型ミサイル」も装備している |
ダイアナテックシリーズ(DaT社)
- フルトンS.I.G.-(A~E)型 (DaT社、主力の一品。とにかく安価である。が、それが裏目に出てしまい、テロ組織などがよく使う機体として、不名誉な汚名が着せられてしまった)
ウィルソンワイヤーシリーズ(WW社)
武装
ハンドガン
MH社 | AVH-1 | AVH-2 | AVH-P | AVH-H |
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GG社 | DH-α | DH-β | DH-γ | DH-GG |
HF社 | Y-5-H | Y-10-H | Y-20-H | Y-E-H |
サブマシンガン
MH社 | AVS-1 | AVS-2 | AVS-3 | AVS-P | AVS-H |
---|---|---|---|---|---|
GG社 | DS-α | DS-β | DS-γ | DS-ε | DS-TOP |
HF社 | Y-5-S | Y-10-S | Y-20-S | Y-40-S | Y-E-S | Y-E(mod)-S |
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AC社 | AC-S(非貫通) | AC-S(貫通) |
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アサルトライフル
アサルトカービン
ショットガン
ライフル
YI社 | R-1-YI | R-2-YI | R-3-YI | R-4-YI | R-A-YI |
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CC社 | C-R-TC1 | C-R-TC2 | C-R-TC3 |
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AC社 | AC-R | AC-RB | AC-RB(Mod) |
カービン
ランチャー
DaT社 | L-11 | L-12 | L-00 | L-A |
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MH社 | AVL-1B | AVL-2B |
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マシンガン
MH社 | AVM-1 | AVM-2 | AVM-L | AVM-H |
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近接武器
シールド
特殊兵装
DaT社 | CrossBow-EMP | CrossBow-Expropriation | CrossBow-Fire |
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GG社 | AP-M(AntiPantur-Mine) |
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実際にGOPが使用された著名な事件・紛争に関する資料
事件・紛争名 | 概要 | 被害資料 |
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アトリス内戦 | 2046年にアトリス国にて発生した内戦 当時、アトリス国では周辺国との統合を目指し連合体国家にする『統進派』と、周辺国を統治し、周辺一帯の国々の代表国となることを望む『統治派』が激しく争っていた 2040年ごろまでは両派閥とも和平的な交渉や談合などを重ねてきたが、2042年、アトリス国に隣接するヴァロキア民国にて大量の地下資源の存在が確認されると状況は一変、両派閥ともに非難、それに対する応酬などをはじめとして次第に関係は険悪なものへと変化していった 2044年、アトリス国北部ヴァーヴァル地帯に基地を構えるアトリス北部防衛隊が突如として武装蜂起、ヴァーヴァル地帯における様々なインフラ設備を占拠、また、交通網などに地雷や装甲車などで道を封鎖した 事態を重くみたアトリス国政府は政府軍の派遣を決定した その際、アトリス政府にMGP(後のGOP)による作戦の提案をサーランド王国のサーランド王国防衛軍が提案(この2国は貿易などで親交を深めており互いに友好関係であった) アトリス国と内々での秘密契約が結ばれ、2046年サーランド王国によるMGPの派遣が正式に決定した | アトリス北部防衛隊全3200名の内 2532名;死亡 408名;捕縛 260名;MIA アトリス国政府軍4000名の内 276名;負傷 サーランド王国派遣MGP部隊30機の内 3機;軽度破損 4機;重度破損 1機;撃破(機密保持のため、のちに爆破) 操縦パイロット30名派遣の内 4名;負傷 1名;死亡 |
メルキリシカー国境紛争 | ||
アマリス国同時多発テロ | ||
カルバリシアン原子力発電所占拠事件 | ||
血の土曜日事件 | ||
第二次アトリス内戦 | ||
レルベオン大陸侵攻作戦 | ||
C.S.I.H.大規模戦闘 |
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コメント
- 頑張って作るぞー!おー! -- ライブ? 2021-06-28 (月) 16:23:10
- 懐古厨に消されたページ戻してくれて加筆までするなんて神じゃねーか -- ジバロ 2021-06-28 (月) 16:57:44
- いんや?全部オリジナルやけど?もしかしたら、その前ページってのに似てた? -- ライブ? 2021-06-28 (月) 19:02:39
- 新しく、戦闘機甲を作るか。誰にも邪魔させはしない。これは私の世界で、私だけの希望だからだ -- 元コテハン? 2022-05-20 (金) 18:56:08