その他の魔法のアイテム/【バッグ・オヴ・ホールディング】

原語は「Bag of Holding」。
holdは様々な意味があるが、この場合は「保管する」が該当するだろう。
見かけは普通の袋だが、中には見かけより多くの品物を入れることができる。近年のライトノベルでは「マジックバッグ」などの名称で、チート持ち主人公の御用達。

クラシック・ダンジョンズ＆ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではベーシック・ルール・セットから登場する。新和版での表記は「ホールディングバッグ」。
普通は200cnしか入らない小袋だが、この小袋なら10000cn（約450kg）まで入れられ、しかも最大でも600cnの重さとして扱える。そのためエンカンブランスルールを適用しているDMの元では救世主のごとく扱われるであろうマジックアイテム。
サイズ的には、10フィート×5フィート×3フィートの範囲で収まる品物でなければ収容できないという制限がある。
ただし、類似品であるバッグ・オブ・デバウアリング（デボアリングバッグ）には注意。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディアの日本語版表記は「バッグ・オブ・ホールディング」。訳語は「何でも入る袋」。
効果は変更なし。

アドバンスド・ダンジョンズ＆ドラゴンズ

第2版の日本語表記は「ホールディング・バッグ」。
他の魔法の袋と同じく2フィート×4フィートの大きさの布製バッグのように見える。
中に入っている物の重さに関係なく、袋の重さは変わらない。
袋により容量や荷重などの性能はある程度異なる。一般的なのは15ポンドの重さの物で、重量制限は250～500ポンドで容量制限は30～70フィート。
ただし、制限を超えて物を入れたり、袋が鋭い刃などで切り裂かれたりすると中に入っていた物は「非次元空間」に消え去ってしまう。

「非次元空間」は「nilspace」の訳語。nilは無や零を意味する。何もない無の空間ということなのだろう。

ダンジョンズ＆ドラゴンズ第3版

日本語表記は「バッグ・オヴ・ホールディング」。

関連項目

【エンカンブランス】【バッグ・オヴ・ディヴァウアリング】