その他の魔法のアイテム/【ランプ・オヴ・サモニング】

原語は「Lamp of Summoning」。
lampは明かりや灯火、電球などの意味がある。summoningは呼び寄せる、召喚する、招集するという意味の動詞summonの現在分詞形。
直訳すると「召喚の灯火」。
精霊を召喚する魔法のランプ。『千夜一夜物語』に出てくる魔神を呼び出す魔法のランプが最も有名であり、このアイテムの元ネタと思われる。有名な物語なので他にも基になった創作物は多い。

クラシック・ダンジョンズ＆ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではAC4 マーベラスマジックに掲載されている。新和版の表記は「サモニングランプ」。
外見についての記述はないが、ロングバーニングランプと同じように見えるし、同じ機能を持つ。
この魔法のランプをこすりながらコマンドワードを唱えると、風の精霊界（エアーエレメンタルプレーン）からジィニーが現れる。このジィニーは友好的な態度であり、少しの間だが召喚した者に仕えてくれる。
しかし時には呪われたランプを引き当てることもあり、その場合のジィニーは召喚者をランプの中に閉じ込めようとする。
なお召喚の魔法効果は時間及び使用回数の制限がある。

かなり『アラビアンナイト』に登場する仕様に近いものになっている。
呪われた仕様にある「召喚者がランプに閉じ込められる」という仕様や判定基準は不明。召喚者のヒットポイントが0になる、レスリングで完全に抑え込まれる、条件付きで対呪文ST判定の失敗など、DMの判断次第か。

関連項目

【ランタン（アイテム）】
【ハリケーン・ランプ】【フロア・ランプ】【ランプ・オヴ・オネスティ】【ランプ・オヴ・ダークネス】【ランプ・オヴ・ロング・バーニング】