モンスター/【シャーク】

Last-modified: 2023-06-24 (土) 10:46:39

原語は「shark」。
サメのことで、漢字では鮫と書く。
現実世界のサメは軟骨魚鋼に属する魚類の総称。世界中の海域に分布している。実際の事故や『ジョーズ』を始めとする作品の影響から「獰猛で危険な肉食生物」という印象が強いが、実際に人を襲うサメは1割程度の種類しかいないとされる。
ジンベイザメなどの大型のサメはプランクトンを食するが、肉食性のサメは海産の哺乳類・爬虫類・魚類を食べる。
また嗅覚が鋭く、特に血の臭いに敏感。
その肉は食材として古くから利用されており、蒲鉾などの魚肉のすり身として使われたり、フカヒレになる。皮や内臓なども利用されている。
フィクション作品ではホオジロザメを題材にした、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ジョーズ』が有名。他にもサメを題材にしたパニック映画やモンスター映画が多数制作されている。ファンタジー作品では海域に登場するモンスターとして出てくることがある程度。
実在の海洋生物なので立体化はいくらでもあるが、TRPG用のミニチュアはあまり多くない。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第4版ではコンパニオン・ルール・セットに3種とモンスターマニュアルに1種が登場。第5版のルールサイクロペディアでは3種が解説されている。

コンパニオン・ルール・セット

獰猛な肉食魚で、その行動は予測できないと記述されている。また300フィート以内の血の臭いに引き寄せられ、興奮状態に陥る。この間、一部の士気チェックが不要になる。しかし本来の士気値は高いわけではない。
以下の3種が紹介されている。またコンパニオン・ルール・セットではサメのライカンスロープである「ワァーシャーク」も紹介されている。ワァーシャークについてはこちらを参照

ブルー

Blue Shark。日本語名はヨシキリザメ。アオザメではない事に注意。
世界中に広く分布しており、日本でも水揚げ量が多いサメ。回遊距離が長い。
体長8フィート前後。群れでの出現数は割と多い。
ヒットダイスウルフと同じくらいだが、移動速度が速い。アライメントはニュートラル。
攻撃手段は噛み付きでダメージはそれなりにある。攻撃開始時に敵に体当たりすることがある。体当たりを受けた相手は対麻痺ST判定に失敗すると3ラウンド間麻痺してしまう。この間、麻痺したものはこのサメに無防備で襲われることになる。

マコ

Mako Shark。もしくはShortfin Mako Shark。日本語名はアオザメ。
世界中の暖かい海域に分布している。体長12フィートほど。
ヒットダイスオグル並み。水中のみだが、移動速度は速い。アライメントはニュートラル。
攻撃手段は噛み付き。ダメージはそれなりにある。

グレイトホワイト

Great White Shark。日本語名はホオジロザメ。
体長は30フィート以上。亜熱帯~亜寒帯に分布している。魚類の中では知能が高く、ある程度の学習能力がある。
ヒットダイス巨人並みにあり、移動速度も高い。アライメントはニュートラル。
攻撃手段は噛み付きのみだが、ダメージはなかなか高い。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディア版での表記は「シャーク(サメ)」。
各種の名称は上から「ブル(メジロザメ)」「マーコウ(アオザメ)」「グレート・ホワイト(巨大シロザメ)」と若干変わっている。
種別は全て動物で、知力は2。サイズはブルとマーコウがM、グレート・ホワイトがL。

AC6 モンスターマニュアル

AC6 モンスターマニュアルでは「バモラシャーク」が追加された。

バモラ

原語不明。
外見は「小さく(3フィート)、しかし丈夫な灰色のまだら模様の体をしている。」と記述されている。
マコシャークと比較すると、大きさは半分以下だが、ヒットダイスは1.5倍高い。泳ぐ速度は速い。攻撃手段は噛み付きのみだが、しつこくダメージを与えてくる。
他のサメ同様、血の臭いで興奮状態になる。

関連用語

シャーキン