原語は「Invisibility to Animals」。
invisibilityは目に見えないこと、不可視性を意味する名詞。直訳すると「動物に対する不可視性」
動物限定だが、対象の存在を隠すという魔法効果がある。特定種に対する魔法効果は攻撃や防御への直接的な影響という形で表現されるが、存在そのものを隠蔽、無視させるという珍しい効果を持つ。
アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ
プリースト1レベル呪文。訳語は「対動物透明化」。
オルタレーションに属する。コンポーネントはS、M。
スフィアーは「アニマル」。
接触したクリーチャーを動物の知覚から隠蔽する呪文。
対象となったクリーチャーは、ジャイアント種を含む全ての動物から無視されるようになる。ただしインテリジェンスが6以下であること、魔法的な能力を持たない通常の動物に限られる。魔法的な能力を有する動物型のクリーチャーには全く効果がない。
対象となったクリーチャーが、何らかの攻撃行動を行うと呪文の効果は即座に終了する。
効果範囲は接触したクリーチャーだが、人数は術者のレベルに比例して増やすことが可能。
持続時間は1ターンを基本として、術者レベルに比例してラウンド単位で延長されていく。
触媒は「ヒイラギの葉」。「体にこすりつけて使用する」と記述されている。
音声要素(バーバル・コンポーネント)なしで発動できる珍しいタイプの呪文。知覚能力の高い動物相手から身を隠すためなのだからだろうか。動物の生態を観察したい動物学者が大喜びしそうな効果ではある。