呪文/【ファイアーボール】

Last-modified: 2023-05-16 (火) 04:15:57

原語は「Fireball」。
最も有名な攻撃呪文のひとつ。ソードワールドRPGでは同名の呪文があるし、WizardryのMAHALITO、ドラゴンクエストのベギラマやイオ、ファイナルファンタジーシリーズのファイラなど、ジャンルを問わずファンタジー作品では類似した火系の範囲攻撃呪文は数多く存在する。もっとも、有名すぎる反面、対応策が多かったり効果が抑え気味だったりと、良くも悪くもバランスがとられがち。


作品によっては英語名は同じでも「ファイヤーボール」と「ファイアーボール」とちょっと違う読み方があったりする。これはD&Dシリーズの原語でも同様で、クラシックD&D第4版では「Fire Ball」と表記されていたりする。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

マジックユーザー第3レベル呪文。
クラシックD&D第4版での原語表記は「Fire Ball」で、新和版の表記は「ファイヤーボール」。訳語は「火の球」。
ルールサイクロペディア版の原語表記は「Fireball」、日本語表記は「ファイアボール」で「火球」と訳されている。
プレイヤー側が使用できるのはエキスパート・ルール・セットからだが、ベーシック・ルール・セットのダンジョンマスターズルールブックに登場している。
術者が指定した目標地点を中心に半径20フィートの火の球を爆発させる呪文。ダメージは術者のレベルに比例して上がるし、対呪文ST判定に成功してもダメージは半分になるだけなので、なかなか強力なダメージ呪文。


マジックユーザーが覚える範囲攻撃呪文としては印象が強く、これを覚えた途端に態度がデカくなるという逸話がある。

タワー・オブ・ドゥーム

ダンジョンズ&ドラゴンズ~タワー・オブ・ドゥーム』でエルフが使用可能。
術者から撃ちだされる距離は一定だが、それなりに効果範囲があり慣れれば多くの敵を巻き込める。それなりに威力があるが、味方は被弾しない。

シャドー・オーバー・ミスタラ

ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドー・オーバー・ミスタラ』ではエルフだけでなくマジックユーザーも使用可能。3レベル呪文。
上記とほぼ同じ仕様だが、効かない敵もある程度増えた。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

原語は「Fireball」。
ウィザード3レベル呪文。訳語は「炎の球」。
エボケーションに属する。コンポーネントはV、S、M。
低い轟音と共に爆発する火球を作り出す呪文。
射程距離は短くなり、ダメージダイスの上限も10d6と半分になっているが、それ以外の基本的な性能はあまり変わらない。
触媒は「コウモリの翼」と「硫黄」。

ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版

原語は「Fireball」。
第3レベル秘術呪文。訳語は「火球」。表記は「ファイアーボール」。
力術に属する。
触媒を含めて基本性能はAD&D第2版とほぼ同じ。大きく変わったのはクラシックD&Dでは対呪文セービング・スロー、AD&D第2版では対スペルセービング・スローと術者クラスに有利だったセーヴィング・スローが、反応セーヴィング・スローに変更されている点。大半の呪文使いは反応セーヴィング・スローが悪い。

関連項目

ディレイド・ブラスト・ファイアーボール