突撃

原語では「Charge」。
この項目では、馬などの乗用生物に騎乗した状態で、馬上槍を持って突撃する戦闘行動の1つを指す。
中世時代で、騎士による集団突撃戦法が認知されると多用されるようになったが、槍衾などの待ち構えに弱い。また馬上槍と鎧で重武装した騎士を乗せたまま全力疾走するため騎馬には大きな負担がかかるなど、敢行するにあたって留意すべき点も多い。
中世欧州を舞台とする戦記物の作品でしばしば登場する。ファンタジー作品では大規模な戦争や動乱を描く作品では出てくるが、少人数による冒険行ではまず見られない。

クラシック・ダンジョンズ＆ドラゴンズ

原語では「Lance charge」。
エキスパート・ルール・セットで解説される戦闘方法で、『ランスによる戦闘』と題された箇所で解説されている。
文中には「突進」と括弧付きで記されているが、マスター・ルール・セットのウエポンマスタリーの解説では「突撃」と称されており、用語が定まっていない。
馬に騎乗した状態でランスを持ち、20ヤード以上の走ることで行える攻撃。この攻撃が命中すると、敵に与えるダメージは2倍になる。この突撃はファイター、エルフ、ドワーフが行うことができる。他のクラスやハーフリングではランスを上手く扱うことができないとされる。
野外での戦闘となる上に、騎乗者の指示通りに突撃するにはある程度以上の訓練を施された馬でないと難しいため、出番は少ない。

マスター・ルール・セット

マスター・ルール・セットの原語版での表記は「Charge」。日本語版マスター・ルール・セットでは「突撃」と訳されている。

ルールサイクロペディア

ルールサイクロペディアの原語版では「Lance Attack」。日本語版では「ランスによる攻撃（ランス・アタック）」と訳されている。
ダメージの算定はランスのダメージを2倍にした後で全ての修正値を加算することになった。

関連項目

【ランス（武器）】