【アギロ】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:57:25

概要

DQ9の登場キャラクター。
【鳥山明】にデザイン発注されており、【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているキャラの一人。

DQ9

【カデスのろうごく】で主人公の隣の牢に入れられていた男。
英語版での名前はSterling。
 
異様にマッシブな上半身と、妙にスレンダーな下半身のアンバランスさが何とも言えないほど、ただ者ではない感が漂っている。
その立ち姿は【メッサーラ】に通じるものがある。
ついでに公式イラストでは股間がかなりモッコリしている。
 
カデスの牢獄にとらわれた人々のリーダー的存在で主人公を案内し、作業を教えてくれる。
おとなしく帝国に従っているふりをしているが、実は反乱・脱獄の計画を企てている。
が、主人公を見て「こいつはおどろいたな」と天使であることがわかっているような素振りを見せ、 【グレイナル】のことも「あの老ドラゴン」と知っているなど冷静に見ると怪しい人物。
 
たまたま【ガナンのもんしょう】を持っていた主人公が牢獄に張られたバリアを自由に通過できる事を発見した彼は、看守に対して叛乱を起こし集団脱獄する計画を主人公に持ちかける。
ただ、ここで「はい」と答えようが、「いいえ」と答えようが、翌日仲間が処刑されそうになったのを見て我慢できなくなり、突如叛乱を起こしてしまう。
 
【ゴレオン将軍】を倒すと、宝箱から自分の笛を回収、 襲ってきた【闇竜バルボロス】に対抗すべく、その笛を吹くと……なんと、【天の箱舟】がやってきてバルボロスを追い払った!!
 
その正体は天の箱舟の責任者にして運転士。
【サンディ】が「テンチョー」と呼んで探していた男だった。
おそらく、神の国と天使界と箱舟を怪光線が襲った夜に墜落し、当てもなくさまよっていたところを帝国兵に捕まったのだろう。
【幻の巨大魚を追え】をクリア後は箱舟を主人公が自由に使えるようにしてくれる。
 
ちなみにその正体については、上述のものに加えて伏線と取れるような発言がある。実は叛乱を起こしたすぐ後の会話で今なら仲間を連れて来れるかもしれないと主人公に助言するのだが、その際「ここには結界があるから、仲間がいる場所に飛ぶなら一度外に出てから【ルーラ】しろ」と言うのである。一見普通の会話に思えるが、DQ9におけるルーラは女神から天使である主人公だけが授けられた呪文であるため、一般人はそもそもこの呪文の存在すら知る由もないのである(現に【ドミール火山】のふもとにいる女性は、主人公が頂上に再訪する手段として【キメラのつばさ】を使うことを勧めている)。この後すぐに正体が判明するため伏線というには少々薄いが、それでも感の鋭いプレイヤーなら気付けるような巧い演出の1つとなっている。
 
神が箱舟を作ったその日から運転士を務めるベテラン、ということは【オムイ】長老などよりも年上という事だろうか?
また、神に造られた「聖なる心の【アギロゴス】」なる存在について【宝の地図】のグレイナルが言及している。
それによると、光のグレイナル、闇のバルボロス、そして聖なる心のアギロゴスは、はるか昔同一の存在であった。そして、聖なる心が主人公を導き、闇と光を蘇らせ、幽閉されていたアギロゴスの魂が肉体へと戻ったという。
これらの話を総合的に判断すると、神に造られた竜がグレイナル、バルボロス、アギロゴスの3つに分かれ、その1体であるアギロゴスが、アギロ(魂)と箱舟(肉体)にさらに分かれたのだと思われるが、これ以上のことは作中では語られない。
 
主人公が人間になっている間、一時的に見えなくなるが【カデスのろうごく】にいた普通の人達には見えていたことを考えると謎である。主人公同様墜落の衝撃でチカラを失い、箱舟を取り戻したことでそれが復活したとも考えられるが詳細は不明。
 
なお、「テンチョー」と呼ばれるのは、サンディの精神年齢に近い女子学生がアギロのような男性に接するとしたら、バイト先の店長だろうという堀井の判断によるもの。

ちなみに「アギロ」をローマ字にして逆から読むと「アギロ→agiro→origa→【オリガ】」となるが関係は不明である。

DQ10オンライン

【聖天の使い】という名前でクリスマスイベントに登場。
妖精の女王の影響で)雪の妖精たちから「テンチョー」と呼ばれる。
また、レンダーシア大陸には彼の名前に由来すると思われる「アラハギーロ王国」という国がある。

トレジャーズ

お宝として【アギロの像】が登場。