【虚空閃】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:49:13

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場した槍技。
勇者【アバン】が開発・完成させたアバン流殺法の一種「アバン流槍殺法」の一つ。
心眼で相手の本体や生命エネルギーを見抜き斬る「空の技」。光の闘気で敵の本体を捉え撃ち抜く。「アバン流刀殺法」の【空裂斬】に相当する。
 
空裂斬がアバン流刀殺法最高位にされているのと同様に、アバン流槍殺法でも最も難しいとされ、【鬼岩城】襲撃時、【ラーハルト】から受け継いだ【鎧の魔槍】を使いこなす修行から舞い戻った【ヒュンケル】もこの技だけは未修得のままだったが、単身【ミストバーン】に挑んで返り討ちにされ、負の感情に苛まれようとした矢先【マァム】の呼び掛けで目を覚ましたヒュンケルは、無意識の内にこの技を放つ事に成功した。
この技に開眼した事はヒュンケルが真に正義の戦士として生まれ変わった証とも言える。
物理的な威力をその本分とする技ではないものの、遠距離から放った闘気だけでオリハルコン製のヒムの腕を容易く撃ち抜くなど、それなりに破壊力も高い。
 
然し敵を打倒する決め手になる場面には恵まれず、この技が決定打、及びそれに準ずるダメージを与えることはなかった。
ハドラー親衛騎団が総勢で襲撃してきた時にヒュンケルがヒムにとどめを狙って繰り出した時はアルビナスが咄嗟に口から吹いた毒針に阻まれ、直撃を回避された(但し、【オリハルコン】の身体を持つヒムの左腕を損傷させた)。
更にミストバーンとの最終決戦時にはアバンがラーハルトから鎧の魔槍を借り受けて、マァムやヒュンケルに乗り移ったミストを打ち倒すのにも使ったが、いずれも逃げられたり余りに強力な暗黒闘気に弾き返されたりして不発に終わった。
もっとも、結果的にマァムの体から追い出すことには成功し、そのことがその後のヒュンケルによるミスト打倒の流れにもつながっているので、無意味だったわけではない。
同じ原理なら、バーンの半身に取り付いたミストだけを倒すという可能性も、あり得たかもしれない。
 
なお、槍殺法にも奥義【アバンストラッシュ】が存在し、【地雷閃】【海鳴閃】と共に極めた者が到達できるとされている。
ただ、ヒュンケルは「アバンの正当後継者はダイで、自分には荷が重い」として空の技を極めた後もアバンストラッシュを戒めているため、彼の手による槍殺法版アバンストラッシュは一度も使われなかった。
一方、明言されたわけでこそないが、本家本元のアバンは【キルバーン】に対して槍殺法版アバンストラッシュを放っている。
この時にアバンが持っていた武器は【ジャッジ】が持っていた鎌の柄でしかなかったが、それを槍代りに使って海鳴閃を放つシーンもあるため、まず間違いないだろう。

魂の絆

【ヒュンケル】の奥義として採用されており、鎧の魔槍(鎧化)ヒュンケルの獲得イベントと同時に実装された【スパークルランス】によって修得できる。
当然ながら、装備時にしかセットできない。
遠距離狭範囲に光属性の貫通物理ダメージを与え、「対象を確率で負傷状態にする」「一定時間、自身の物理会心率アップ」の追加効果がある。

ウォーク

2022年12月のダイ大コラボイベントで登場した【鎧の魔槍】で使える技。
同武器をレベル28まで強化すると修得できる。消費MPは30。
 
敵1体にガードやみかわしされない、威力420%のイオ系の斬撃ダメージを与える。
この技は同イベントに伴ってアバン流刀殺法から改められた「アバン流殺法」に分類されるため、アバンのこころで強化もできる。
モーションは【一閃突き】の使い回しで本編のモーションとは似ても似つかない。
だがこの短いモーションゆえに、イオ系が有効なギガモンスターのデスタムーア戦ではよく採用された。