概要 
ファンタジーRPG定番の架空の金属。元ネタは古代ギリシャ・ローマ世界の文献に記述があり、アトランティスに存在したとされる幻の金属。
なおTRPG誕生以前、本邦ではアニメ『海のトリトン』の主人公の剣の素材として登場し、当時の子ども世代に広く知られた。ドラクエではDQ3で「おうじゃのけん」の素材として登場したのが初出であるため、ゲームブック版DQ3でもこれがネタにされている。
時々「オルハリコン」と、ら行の配置が誤記されることがある。
DQをはじめ近代ファンタジーでは超硬度を誇る金属とされる場合が多いが、原典では金や銀と共に装飾に用いられる貴金属であって強度に優れるという記述は無く、あたかもオリハルコンが最強の金属のようにされるのはアニメ『海のトリトン』による影響が強い…と言うか10割がたソレ。
例えばアニメ『スレイヤーズ!』ではオリハルコンで剣を打つと小枝一本切るのがやっとのなまくら刀になるし、海外のメジャータイトル『The Elder Scrolls』シリーズではオリハルコンは鉄よりややマシ程度の性能だったりと扱いの差が作者によって激しい。
グラフィックは光沢のある鮮やかな青色の鉱石で、加工されたものは銀色で描写されることが多い。
DQシリーズではDQ8で【錬金釜】が初登場して以降、錬金素材として活躍の幅を広げている。
この名称通りのアイテムとしてはDQ3・DQ8・DQ9・DQ11に登場し、【オリハルコンのキバ】や【オリハルコンのサジ】等、未加工の鉱石が登場しない作品でも、その名前を目にすることができる。
シリーズ中、オリハルコンの名を冠した装備としてはオリハルコンのキバ(DQ5,6,7)、【オリハルコンのツメ】 (DQ9他)、【オリハルこん】(DQ9)、【オリハルコンの棒】 ・オリハルコンのサジ (DQS)、【オリハルコンのコテ】 (DQH)等がある。
またモンスターズシリーズでは【オリハルゴン】というモンスターも登場している。
オリハルコン製の武具と比肩する位に高性能な【はぐれメタルの剣】や【はぐれメタルの盾】等の【メタル装備】や、【ブルーメタル】製の【ロトシリーズ】にはオリハルコンは使用されていない様だが、
DQ8やDQ9等の錬金釜が登場する作品ではそれらの武具を強化する為にはオリハルコンを使用する必要があることから、これらの金属との関係には謎が多い。
DQ3 
勇者最強の武器である、【おうじゃのけん】の材料として華々しく登場。
何故か【ドムドーラ】の牧場に落ちており、【ゾーマ】に砕かれた王者の剣を復元する為に必要となる。
こんな場所にぽつんとオリハルコンが落ちている理由は不明だが、この町の何処かにオリハルコンがあること自体は、余所者の旅人にも知られていた。
これを【マイラの道具屋】に売って一度村の外に出ると、王者の剣が店頭に並ぶ。
ちなみにマイラの道具屋では22500Gで売れるが、他の店では売却不可。逆算すると原価は30000Gであり、王者の剣の買値は35000Gなので5000Gの手間賃がかかっているようだ。
なお、本来なら王者の剣を手に入れる場合は手元に残すことはできないアイテムだが、FC版では裏技の使用で手元に残すことができる。
(詳細は【アイテム増殖・保持技】を参照)
リメイク版 
【つかう】を実行しても特別なメッセージは出ないが、男の【商人】に鑑定させると、
不思議なかがやきをもった金属ですね。
なにかの材料に使われるのでしょうか?
女商人の場合は
キラキラ光って とても キレイね。
なにに 使うものなのかしら?
とコメントされる。【さいごのかぎ】同様、男の方が鑑定眼は若干上らしい。また、ゾーマが王者の剣を砕くのに3年もかかったという設定が追加された。
DQ8 
錬金素材として登場。はぐれメタル、メタルキング系統の武具を筆頭に、様々な強力なアイテムの材料となる。
非売品だが、普通にプレイしている限りは【神鳥の巣】、【暗黒魔城都市】の2個、【天の祭壇】、【ちいさなメダル】と交換(83枚)、【暗黒の魔人】のドロップで、合計6個は確実に入手できる。
順当に進めれば1個目はちいさなメダルとの交換で入手でき、2個目は光の世界の神鳥の巣まで持ち越しなので、最初の1個目を何に使うかは慎重に決める必要がある。
これを使用するレシピは下記の7種類が存在し、更に【竜神王のつるぎ】、【はやぶさの剣・改】の作成には、オリハルコンから作られたアイテムを再び錬金の素材にする必要がある。
それゆえに作成にオリハルコンが必要となるアイテムは、実質的には全部で9種類となる。よく考えて使おう。
但し、ほしふるうでわはメダル王女のご褒美として、けんじゃの石は【暗黒魔城都市】で入手することができるので、敢えて使用せずに済ますことも可能。
とは言え、ほしふるうでわはメタル狩り用の特技を持つ【主人公】と【ヤンガス】に、けんじゃの石も全体回復を持たないヤンガスと【ゼシカ】に持たせる等、複数作る意義は大いにある。
オリハルコンをもっと入手したければ【パンドラボックス】か【メタルキング】をひたすら狩るしか手法が存在しない。
どちらもレア枠で、確率はそれぞれパンドラボックスが1/128、メタルキングが1/256と非常に低い。
しかも前者は単純に強く、下手すれば【ザラキ】と【痛恨の一撃】で返り討ちに、後者はすぐに逃げるので倒すことすら難しい。
もっとも、コレを消費するアイテムのレシピにはオリハルコン以外にも素材として入手困難なアイテムが多数存在する為、オリハルコンだけが足りない、といった事態もあまり起きないのだが。
なお、売値は5000Gと貴重な割にかなり安価なので、間違ってもお店で売却しない様に。というか安過ぎである。
これを使うレシピは以下の通り。
オリハルコン | + | 【古びたつるぎ】 | + | 【スライムのかんむり】 | = | 【はぐれメタルの剣】 |
【ウォーハンマー・改】 | + | 【はおうのオノ】 | = | 【メガトンハンマー】 | ||
【はぐれメタルよろい】 | + | スライムのかんむり | = | 【メタルキングよろい】 | ||
【はめつの盾】 | + | 【聖者の灰】 | = | 【メタルキングの盾】 | ||
【命の指輪】 | + | 【黄金のティアラ】 | = | 【女神の指輪】(PS2版) | ||
【命の指輪】 | = | 【女神の指輪】(リメイク版) | ||||
【金塊】 | + | 【せかいじゅのしずく】 | = | 【けんじゃの石】 | ||
【はやてのリング】×2 | = | 【ほしふるうでわ】 | ||||
【いにしえのロトの剣】 | + | 【はぐれメタルの剣】 | = | 【ロトのつるぎ】(3DS版) |
3DS版 
【奈落の祭壇】で1つ、【追憶の回廊】で2つ、【写真クエスト】コンプリート報酬で1つ、青い服の【サンディ】との初回遭遇時に1つ入手先が増え、合計11個を確定入手できる様になった。
また青い服の【サンディ】からは3回目以降【エルフの飲み薬】との抽選で再入手可能。
但し、3DS版ではPS版で【地雷錬金】とされていた【メガトンハンマー】に需要が発生したり、【ロトの剣】を錬金する為に2つ必要になったりと、消費先も増えている。
また追憶の回廊の2つ目は【追憶のドルマゲス】(第2形態)を、写真クエストコンプリートは【エスターク】を倒す必要があるので、追憶の回廊攻略に有用なものを先にしてレシピ埋めは最後にした方が良いかもしれない。
量産する場合はやはり【スライムのかんむり】と同じく【風鳴りの山】で粘るか、最終盤なら追憶の回廊の通路で【くちぶえ】を吹いて乱獲するのがオススメ。
DQ9 
引き続き、錬金素材として登場。はぐれメタル、メタルキング系統の武具やけんじゃの石を作れる他、さびついた武具をロトの武具に戻すことも出来る。
マップ上では【ときのすいしょう】を売っている【ビタリかいがん】にある商人のアジトの宝箱や、【天使界】の宝箱(さいごのカギが必要)にも入っている。クリアしてしまうと天使界には二度と行けなくなるので、さいごのカギを手に入れたら忘れずに回収しておくように。
他にはメタルキングや【ゴールデンスライム】、【グレイナル】が落としたり、宝の地図の洞窟の青い宝箱(A~Sランク)から手に入る。また、小さなメダルを80枚集めた後の交換制に変わると、【キャプテン・メダル】からメダル15枚と交換で何度も貰えるようになる。
他にも、クエストNo.144【武器かじ屋の悲願】、クエストNo.162【竜もどきの夢】をクリアしても手に入れることができる。
魔王を倒したり、宝の地図の洞窟に潜れば何十枚と小さなメダルが手に入るので、前作と比べれば入手は容易。これを使う錬金レシピも大幅に増え、以下の27種類のレシピが存在する。
オリハルコン×1 | + | 【メタスラの剣】×1 | + | 【スライムゼリー】×6 | = | はぐれメタルの剣 |
【メタスラのやり】×1 | + | = | 【はぐれメタルのやり】 | |||
【メタスラよろい】×1 | + | = | 【はぐれメタルよろい】 | |||
【メタスラの盾】×1 | + | = | 【はぐれメタルの盾】 | |||
【メタスラヘルム】×1 | + | = | 【はぐれメタルヘルム】 | |||
【メタスラのこて】×1 | + | = | 【はぐれメタルのこて】 | |||
【メタスラブーツ】×1 | + | = | 【はぐれメタルブーツ】 | |||
【はぐれメタルの剣】×1 | + | 【スライムのかんむり】×1 | = | 【メタルキングの剣】 | ||
【はぐれメタルのやり】×1 | + | = | 【メタルキングのやり】 | |||
【はぐれメタルよろい】×1 | + | = | 【メタルキングよろい】 | |||
【はぐれメタルの盾】×1 | + | = | 【メタルキングの盾】 | |||
【はぐれメタルヘルム】×1 | + | = | 【メタルキングヘルム】 | |||
【はぐれメタルのこて】×1 | + | = | 【メタルキングのこて】 | |||
【はぐれメタルブーツ】×1 | + | = | 【メタルキングブーツ】 | |||
【さびついた剣】×1 | + | 【みがきずな】×9 | = | 【ロトのつるぎ】 | ||
【さびついたよろい】×1 | + | = | 【ロトのよろい】 | |||
【さびついた盾】×1 | + | = | 【ロトの盾】 | |||
【さびついたかぶと】×1 | + | = | 【ロトのかぶと】 | |||
【さびついたこて】×1 | + | = | 【ロトのこて】 | |||
【まじんのかなづち】×1 | + | 【ヘビーメタル】×3 | = | 【メガトンハンマー】 | ||
【メガトンハンマー】×1 | + | 【ごうけつのうでわ】×1 | = | 【ギガクラッシャー】 | ||
【聖女の盾】×1 | + | 【女神のゆびわ】×1 | = | 【女神の盾】 | ||
【まもりのスパッツ】×1 | + | 【ヘビーメタル】×1 | = | 【てっぺきのレギンス】 | ||
【ばんぜんぐつ】×1 | + | 【まもりのルビー】×1 | = | 【かんぜんぐつ】 | ||
【さえずりのみつ】×3 | + | 【シルバーオーブ】×1 | = | 【けんじゃの石】 | ||
オリハルコン×2 | + | 【しゃくねつのツメ】×1 | + | 【ヘパイトスのひだね】×2 | = | 【オリハルコンのツメ】 |
オリハルコン×3 | + | ヘパイトスのひだね×3 | = | 【オリハルこん】 |
DQ10 
名前のみ登場。バレンタインイベントで【勇者姫アンルシア】が、「作ったチョコがオリハルコンのように硬くなってしまった」と発言していた。
DQ11 
イベントアイテムおよび【ふしぎな鍛冶】で使用する素材として登場。
かつて先代勇者【ローシュ】が【勇者のつるぎ・真】を作るために使用した伝説の金属。イベントアイテムとして【主人公(DQ11)】らも新たな【勇者のつるぎ】を作るべく、この金属が眠る【天空の古戦場】へと赴くことになる。
採掘され尽くしたらしく、最奥に存在する1つしか残っていない。
イベントアイテム扱いなので当然ながら売却できず投げ捨てることもできない。
また後述のレシピはいずれも入手できない為、勇者のつるぎを作る以外で手放すことはできない。
通常の素材アイテムとしては、過ぎ去りし時を求めた後の天空の古戦場、【導師の試練】の採掘スポットから入手できる他、【テンタクルス】、【ギガ・パンドラボックス】がレア枠で、【ミリオンゼニー】が通常ドロップ枠で所持している。
また【黄金のつるはし】入手後は一気に3つ採掘されるケースが確認されており、過ぎ去りし時を求める前には1つしか残っていなかったのと比べるとかなり扱いが違う。
ふしぎな鍛冶を突き詰めると複数個必要になるが、大量入手はかなり面倒。
30分毎の採掘スポットマラソンや、【スーパールーレット】を利用したテンタクルス狩りが比較的効率的か。
採掘やドロップ以外では、【ユグノア地方・入り江の島】の宝箱から入手できる。
3DS版では【ケトス】に乗れる様になれば島に直接移動ができるので、これが素材として最初の1つになるプレーヤーも多いだろう。
また、素材としても売却はできないままだが、【ホムラの里】でのイベント終了後、西側の道具屋の前に居る男性にオリハルコンを売却すると道具屋に【王者の剣】が並ぶというDQ3の再現イベントがある。
オリハルコンは22500Gで買ってもらえるが、王者の剣を買わないと次のオリハルコンを受け取らないので、大量のオリハルコンを持って行っても金稼ぎにはならない。
王者の剣を買ってすぐ売っても、オリハルコン1つあたりの儲けは5000Gのみである。
イベント外で作成できる装備品は以下の通り。
オリハルコン×1 | + | ヘビーメタル×1 | + | スライムオイル×3 | + | やみのなみだ×1 | → | 【エンパイアブレード】 | ||
+ | ひかりの石×3 | + | 天使のソーマ×1 | + | 青い宝石×2 | → | 【ミネルヴァティアラ】 | |||
+ | レッドベリー×3 | + | さくらの花びら×3 | + | きんかい×1 | + | ヒヒイロカネ×1 | → | 【トリックスター】 | |
+ | ほしのカケラ×3 | + | みかわしそう×3 | + | 青い宝石×4 | → | 【ほしふるうでわ】 | |||
オリハルコン×2 | + | 紅蓮の大木×2 | + | 魔竜のたましい×1 | + | せいじゃのはい×1 | + | ヒヒイロカネ×1 | → | 【聖竜のえんげつとう】 |
+ | へびのぬけがら×3 | + | ときのすいしょう×2 | + | だいしんかのひせき×1 | → | 【ウロボロスの盾】 | |||
+ | きんかい×1 | + | ときのすいしょう×1 | + | やみのなみだ×1 | + | ヒヒイロカネ×2 | → | 【グレイプニルのムチ】 | |
+ | 命の石×3 | + | せいすい×3 | + | 緑の宝石×1 | + | エルフののみぐすり×1 | → | 【エルフのおまもり】 |
DQ11S 
【天空の古戦場】最深部の壁からイベントで手に入るものは【伝説のオリハルコン】として区別され、【だいじなもの】扱いとなり、【勇者のつるぎ】はあちらからでないと作れなくなった。既に無印版をプレイ済みの人は混同しないよう注意。
一方、【王者の剣】の入手には従来通り、普通のオリハルコンを渡す必要があるので、【勇者のつるぎ・改】の作成に必要な点は変わらない。他のレシピにも変更はない。
また、【ユグノア地方・入り江の島】の宝箱は【月影のころも】に置き換わっているが、3Dモードでは代わりに【試練の里】に宝箱が追加されており、そこからも入手できる。
2Dモードではオリハルコンの追加場所が無いのと、3Dモードでは天空の古戦場のキャンプ地にルーラして【アメジストワーム】近くの採掘所に行ける、おうごんのつるはしでより多く採掘できるチャンスがある等の要因もあり、オリハルコンの入手が3Dモードに比べるとやや不便。
スラもり2 
資材の一種として登場。
角張った青い岩塊の様な外見をしており、【勇車バトル】の弾丸として撃ち出すと30ダメージを与えられる。
これ自体、序盤の下手な武器よりは攻撃力は高いが、これが作れる頃には更に強い弾が手に入るので、基本的には錬金専用のアイテムとなる。
メタルキングの剣、メタルキングの盾、そして【スラハルコン】を作る為に消費される。
入手方法は【ノッケの林道】のスライム達を全て救出してコンプリート特典として貰う他、錬金(金塊×1+【もえる水】×3)でも作る錬金ができる。
しかし貴重品を弾丸として何の躊躇も無く射出する様子は壮観の一言に尽きるが……。
スラもり3 
効果は前作と同じ。【かざんじま】で拾える他、【ふねのはかば】で入手できる。やはり本作でも戦闘以外での方面で使うことになるだろう。
ガンバレー到達後、交易でこれを1個と【ぬいぐるみ】を2個でスラハルコン、これとスラハルコンを2個ずつで【メタハルコン】と交換できる。
また、船のかざりをレベル7にする際、2650Gに加えてこれを3個と【やいばのブーメラン】が5個必要。
DQH2 
錬金素材として登場。【忠誠のチョーカー】、【せいれいのゆびわ】の強化に必要不可欠な素材。採取は出来ず【メダル王】と交換するか【キラークリムゾン】からのドロップで入手する以外ない。
DQB 
1章と終章に鉱脈があるが、採取するには【まほうの玉】が必要となる。
【ブルーメタル】が登場している為か、本作での色は分かりやすく金色に変更されている。
1章では【メルキドシールド】と【いにしえのメダル】、終章では伝説の武具の素材になる。
1章では緑のとびらの先の坑道の中や黒い岩山の岩肌にポツポツと点在しており、終章では赤いとびらの先の坑道の中で大量に採取できる。それこそホントに伝説の金属か?と思う程にザクザク出てくる。
また、終章では【ロロンド】がオリハルコン鉱脈に蓋をされて閉じ込められている。
今作最硬の素材であり、壊せるのはまほうの玉か【ビルダーハンマー】だけ。ビルダーハンマーでは【鉱脈】を掘り出してしまうので素材にできないが、これを建材に使うと魔物に破壊されない強固な城壁にできる。
DQB2 
ストーリークリア後に行ける【ヤミヤミ島】の【毒の沼地】に鉱脈がある。
ヤミヤミ島だと【ドロルメイジ】による妨害が厄介なので、(後述のやまびこのふえを使った探索法を使わないなら)【かいたく島】をヤミヤミ島モデルにして回収するのもよいだろう。
【ビルダーハンマー】含む各種最上級装備の作成に必要になる。家具やブロック等の作成には必要としない。
オリハルコンを消費しなければ初回入手不能な装備を全て揃えるのに必要な数は計14個で、オリハルコンを必要とするレシピを最低一回ずつ消化するのに必要な数は計22個。特に、ビルダーハンマーは本格的なクリア後の自由なビルドをする上で必須といってもいい一品なので最低3個はすぐに見つけたいところである。
レシピ消化に加え、剣による戦闘可能な名有り固定キャラ全員(有料DLC限定の【フィー】・【シャル】含む)に【はかぶさのけん】を持たせるのに必要な数は計52個で、各島の名無し固定キャラ全員にまで持たせるなら合計で104個必要。頑張って集めよう。
ただし、はかぶさのけんに関してははかいのつるぎを直接ビルダーハート交換することでも入手可能。
前作ではまほうの玉を使わないと入手出来なかったが、本作では【おおかなづち】以上のハンマーで壊すことができるようになったため、硬さはだいぶ控えめ。その為、壁として運用する役割はなくなったといえるが、そもそも、鉱脈を直接取れるようになるころには外壁を必要とするバトルは基本的に発生しないので特にこだわりがなければ鉱脈を直接使う用途はない。
そして、大量に生成された前作とは打って変わって、鉱脈の塊は生成されずポツンと1個ずつの生成なので希少性は前作よりかなり上がっている(【そざい島】のランダム生成なので、手間さえかければ量は増える)。さらに生成されるのが毒沼の中であるため発見も難しい。広い毒沼を【かわきのつぼ】で逐一掬い取ったり、毒沼内で手当たり次第にハンマーを振るなどの手段ではどうにも効率が良くないので、なんとか探り当てた上で採掘したい。
毒沼にきれいな【水】を流し、流した水中にもぐった上で一人称視点にすることで毒沼内も透過して見渡すことができるのでそれを利用する、毒沼内を【超スーパーカー】を走らせて引っ掛かった部分でハンマーを振る、【ガラスまど】などの窓の向こう側にある液体は表示されなくなる仕様があるため、それを用いて毒の沼を透過させて探す……など小技を駆使して鉱脈を見つけよう。
窓越しに毒沼を透過させる際は、毒沼のほとりに【つながるガラスまど】などで大きな窓を立てておき、その正面で一人称視点に切り替えれば探しやすい。
2019/2/28でのアップデートにおける仕様変更により、一時ガラスまど系統ではこの方法は使えず、【船のまど】や【城のまど】?等を利用するか、【ガラスの扉】?のように手に持っているときに限り表示されないものを使うほかない時期があったが、2019/3/28のアップデート以降は「ガラスごしの水表示」のする・しないを設定で変更可能となった。
ガラスまど越しで毒沼が透過できないプレイヤーは設定かアップデートの状況を見直してみよう。
中でも鉱脈を見つける方法として最も効率的なのは、ヤミヤミ島の素材のうちオリハルコン鉱脈だけをあえてチェックをせず【やまびこのふえ】で探り当てる方法。細かな場所だけでなく、毒沼の大まかな方向や島にオリハルコン鉱脈が残っているか否かまで知ることができる。
ただし、この場合【油】の無限化を保留しておく必要がある。
油は【スライム】系を仲間にして【たき火】を近くに置いておけば勝手に出してくれるし、他にも入手する機会はそこそこ多いので、それ自体は大きな問題ではないが、油の無限化は【かいたく島】の複数所持及び、【かんごく島】組と【破壊天体シドー】組の仲間キャラらと再会するための条件の一つでもあるため、そこを我慢する必要が出てくる。
とはいえ際限なく需要が発生し得るポピュラーなブロックや家具、消耗品の素材と異なり、作成にオリハルコンが必要な装備を一通り作ってしまえばお役御免となってしまうため、「より多くのNPCにはかぶさのけんや【やいばのよろい】を装備させたい」「(【マグネブロック】でない)本物のオリハルコン鉱脈をブロックとして多数用いた建物をビルドしたい」くらいこだわりのプレイに走らなければ、実際のところ必要な分だけ集めた後は油を無限化してしまってもそこまで問題は無い。
【ビルダーハート】での交換レートも1個「500」と安くはないが法外と言うほどではないので、後から何か必要に迫られてもそれで十分間に合うだろうし、何ならビルダーハートに余裕があれば、いっそ図鑑に登録した後の残りはビルダーハート交換で間に合わせてしまうのも有り。
DQMSL 
SSランクの装備品を強化するのに使用する素材。
SSランク装備は専用の強化素材で強化可能なものが多いが、これでしか強化出来ないものも存在する。
ダイの大冒険 
【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】にも最高の武具の素材となる金属として登場している。ゲームなどでは金色や青色のイメージが強いが作中では主に銀色。
元々地上に存在する金属ではなく、人間社会には「神々が授けた」とされる僅かな量しかない。これは覇者の冠や覇者の剣といった武具の形で人間の間に受け継がれていた。
神の産み出した存在である【竜の騎士】には【真魔剛竜剣】の形で代々引き継がれている。
鉱石は登場せず、全て何らかの形をとった状態で登場している。
人類が加工することは困難で、劇中では唯一、魔界一の名工と呼ばれていた魔族の【ロン・ベルク】が「命をかける」ほどの高度な技術と魔法力を注ぐことで冠を剣に作り替えることに成功した。
耐久性は地上や魔界の金属を大きく超えており、普通の武器なら簡単に燃え尽きる竜の騎士全力の【闘気】を込めても壊れず、本気の必殺技を繰り出すことができる。
一方で絶対に壊れない訳でも無く、耐久度を上回る力や闘気の技なら破壊できる。
呪文に対しては完璧に近い耐性を持ち、【メラゾーマ】十数発分の威力のあった【マホプラウス】ですらダメージを受けるそぶりを見せなかったが、化学反応などを経ずに物体を消し去る【メドローア】には全く耐えられず、当たれば消滅してしまう。
オリハルコンの装甲と対峙した【ノヴァ】は、金属の一種なのだから「魔法が効かぬとは言え一瞬は凍るはず。そこを叩けば砕ける」と読んで【マヒャド】を使用しているが、【シャハルの鏡】で反射されてしまったため、この物理の法則がオリハルコンに通じるかは不明。
劇中では「オリハルコンを大きく壊せるぐらい強い」という戦闘力の目安ともなり、インフレ気味だった登場人物の実力を示すためもあってか破損する描写は多い。
真魔剛竜剣をライデインストラッシュで両断したダイを皮切りに、ダイ一行は全身がオリハルコンで出来たハドラー親衛騎団を負傷させている。オリハルコンに傷をつける実力こそ持っている「北の勇者」ノヴァ必殺の【ノーザン・グランブレード】は効かないが、勇者ダイとその仲間達は普通に大きなダメージを与えられるあたりも、実力の差を如実に表していた。
最終盤ともなると技量込みとはいえ素手のまま砕く【ヒュンケル】、闘気で捻り切った【クロコダイン】、腕力のみで破壊する【ミストバーン】に、ダイが振るうオリハルコンの剣を手刀で受け止める【バーン】と、さまざまな「強さの基準」を示している。
具体的な数字として魔甲拳を装備したマァムの攻撃力が207となっており、オリハルコンを破壊できる描写がある人物で、公開ステータスの中では一番低い数値となっている。
ヒムが仲間になった後は「オリハルコンボディは激しく損傷しても回復呪文で再生可能」という引き立て役として最適な性質を会得したためか、我先にと突撃してはダメージを受けて戻ることも多かった。
本作で登場したオリハルコン製の剣は、【ダイの剣】、真魔剛竜剣、【覇者の剣】の3種。最初にオリハルコン製の武具として登場した【覇者の冠】は長らくデルムリン島で保管された後ダイの剣の材料として使われたため、防具としての活躍の場は存在しなかった。
変わった所ではチェスの駒の素材として登場している。本作ではチェスは元々神々の遊びであるとされ、神々の世界には趣味の遊戯に使えるぐらい豊富なオリハルコンがあるのかもしれない(【生きている駒】の項も参照)。
魔界の神を自称する【バーン】も所有していたが、後にハドラーにキング以外の各駒一個ずつが下賜され、【禁呪法】により【ハドラー親衛騎団】を生み出す素体となった。前述したヒムはその一員である。
残りの駒はバーン直属の部下である王(キング)・【マキシマム】の手駒としてバーンの居城の侵入者排除にこき使われている。
作中でオリハルコン製の物体が破壊された例。
破壊対象 | 破壊した人物 | 破損度合 | 使用した技 | 使用した武器 |
---|---|---|---|---|
真魔剛竜剣 | ダイ | 断裂 | ライデインストラッシュ | 鎧の魔剣 |
キルバーン | 腐食 | 無し | 血液(魔界のマグマ成分) | |
鬼眼王バーン | 亀裂 | 眼光? | 無し | |
破砕 | 防御 | 無し | ||
ダイの剣 | ハドラー | 亀裂 | 超魔爆炎覇 | 覇者の剣(1) |
老バーン | 断裂 | 斬撃 | 光魔の杖 | |
覇者の剣 | ダイ | 断裂 | アバンストラッシュX | ダイの剣(1) |
オリハルコンボディ | ノヴァ | かすり傷 | 闘気剣 | 壊れた剣 |
ヒュンケル | 穿孔 | 突き | 鎧の魔槍 | |
穿孔 | 虚空閃 | 鎧の魔槍 | ||
貫通 | 膝蹴り | 鎧の魔槍 | ||
貫通 | ブラッディースクライド | 鎧の魔槍 | ||
粉砕 | 無刀陣 | 素手 | ||
切断 | 普通の斬撃 | 僧正の腕(1) | ||
穿孔 | 普通の投擲 | 僧正の腕(1) | ||
フェンブレン | 切断 | 手刀 | オリハルコンボディ(1) | |
クロコダイン | 断裂 | 獣王激烈掌 | 闘気技 | |
ポップ | 消滅 | メドローア | 呪文 | |
マァム | 粉砕 | 拳打 | 魔甲拳 | |
粉砕 | 猛虎破砕拳 | 魔甲拳 | ||
ゴメちゃん | 凹み傷 | 体当たり | スライムボディ | |
バラン | 穿孔 | 突き | 真魔剛竜剣(1) | |
ダイ | 切断 | アバンストラッシュB | ダイの剣(1) | |
ラーハルト | 穿孔 | 投擲 | 鎧の魔槍 | |
爆散 | ハーケンディストール | 鎧の魔槍 | ||
断裂 | 斬撃 | 鎧の魔槍 | ||
粉砕 | 殴打 | ヒムの腕(2) | ||
ミストバーン | 粉砕 | 闘魔最終掌 | 素手 | |
ミストバーン(バーンボディ) | 断裂 | 力任せに捩じった | 素手 | |
真・バーン | 断裂 | カラミティエンド | 素手 |
(1)オリハルコン製の武器。
(2)凍れる時の秘法に守られたミストバーン(バーンボディ)に叩きつけ、腕の方が砕けた
アベル伝説 
第5話の【竜の涙】で手に入る金属が当時の書籍などでオリハルコンと扱われている。本編では名称不明だが、ヤナックが「一夜にして海中に沈んだ失われた大陸の金属」と、ムー大陸を匂わすことを言っている。
「値段なんかつけられない」程の代物という触れ込みだったが、後に【マイラ】の道具屋に持ち込んだ際に「誰も見たことの無いものに値段などつけられない、いくら珍しくても価値など無い」と買い取り拒否されてしまった。
これだけだとただのギャグシーンだが、DQ3でマイラの道具屋以外で売れないこと、初期のロトの剣などがはした金でしか売れないことなどに、ある程度納得のいく理由を提示しているシーンと考えると面白い。
最後は第7話で【だいおうイカ】を倒すときに使われ、そのまま海中に沈んでしまった。不遇すぎる。
ロトの紋章 
ロトの紋章では「加工された形状により様々な種類のエネルギーを放出する」という特性が設定され、「神の金属」という別名を持っている。
オリハルコンで作られた【ジャガン】の【王者の剣】は往年の切れ味を維持しており、ブルーメタル製の鎧を切り裂き、ブルーメタル製の盾や攻撃を受け止めるためにかざされた【光の剣】を真っ二つにしてアルスの左肩に食い込み、心臓に至るまでの深い傷を与えて致命傷を負わせた。
その後、ジャガンに対抗すべく【アルスの剣(王者の剣)】を作るために【ジパング】へと渡ることになった。
だが、【おろちの洞窟】に安置された聖なる龍の魂が吹き込まれたオリハルコンの像はそのエネルギーによってかつて勇者ロトに退治された【ヤマタノオロチ】に施された封印を補強する役割を果たしていた。
アルスたちが像を動かしたために復活したオロチが吐き出した炎によってドロドロに溶かされた挙句飲み込まれてしまい、オロチに無限の再生エネルギーを与えることになってしまう。
オロチ内部のオリハルコンを何とかしない限り勝ち目がないと判断したアルスは、ティーエのタイターンの針でオリハルコンに命を与えるという妙案を思いつき、ティーエとともにラリホーで眠らせたおろちの体内に潜入する。命を吹き込まれたオリハルコンは聖なる龍の姿へと変貌し、オロチに働く気を聖なるものに変えることでその再生力を喪失させて完全に消滅させるに至った。
オリハルコンの加工は並みの金属のようにはいかず、北の地・エッゾの【魔州湖】内部に隠された専用の精錬所「クリスタル・タワー」を用い、極限まで凝縮され何億度にも到達する太陽光線によってオリハルコンを溶かすことで初めて精錬が可能になる。
鍛えるには相槌を打つ相方が必要となる。
完成したアルスの剣は、雪崩を飲み込むほどの火龍のオーラを放つ力を得るほか、ゴルゴナの闇の力にも対抗する聖なる力を繰り出した。
最終決戦においてはミナデインを乗せた斬撃によって異魔神の聖核を砕くも折損するが、その後修復された模様。
スライム冒険記 
【勇者の剣】等勇者の装備一式がオリハルコン製である。肉体が滅びた【魔龍】もオリハルコンで造られた依代に憑依して復活し活動している。ダイの大冒険と異なり実際にかなりの量を素材にして造った模様。
他には勇者の兜が傷だらけになって修復しようとした時、材料が切れているからと武器仙人に頼まれ鉱山に入ったところ、全身オリハルコンボディのオリハルコングが登場している。【オリハルゴン】に先んじて登場したオリハルコンの駄洒落モンスターである。
アイテム物語 
人間界には存在しない金属とされており、神々だけが生産、利用していた。
しかし需要に対し供給が追いつかず、【ムー】の国民に対して生産したオリハルコン製品の半分を神々に納めることと、武器に使用しないことを条件に生産技術と原料鉱を与えた。
軍事利用こそ禁止されたものの、オリハルコンの農具は豊作を、漁具は大漁をもたらしたため、ムーにとっては、十分な恩恵があった。
しかし時代が下ると人間は条件を無視し、ムーはオリハルコンの武器で世界征服を行い、腐敗しきってしまう。そして神々はムーを滅ぼす決定をした。
加工のために、昼間は【たいようのいし】夜は【つきのかけら】で太陽光のエネルギーを集めることで高温を発生させる必要があるのだが、エネルギーを高めたマグマ(本来はムーを火山噴火で沈没させるためのもの)を使用して加工した【おうじゃのけん】のようなケースもある。
また、オリハルコンの武器は電撃を発するという説明があり、王者の剣の使用効果と一致する。(電撃+最強クラスという似たような性質の【らいじんのけん】【いなずまのけん】【ルビスのけん】などについては触れられていない)