【世界観】/九大州の言語

Last-modified: 2020-11-13 (金) 00:55:41

分類:世界観・社会
発案者:tocoma110
Tag: 世界観 社会 言語 発案:tocoma110


※下記にない地方個別の言語については【文化・風俗】にて追加・作成。

概要

この世界には多数の言語が存在する。
それらは人種国家地方で異なり、そのすべてを網羅出来る者は限りなく少ない。しかし、第二次魔北大戦勃発と共に大陸全土での協力が必須となった結果、同盟共通語が作られることとなる。
以降、大陸全土に同盟共通語が普及し、少なくとも都市レベルの人口密集地での共通語となっている。

 

主流言語

以下の言語が大陸内での主要言語として広く知られている。

同盟共通語

第二次魔北大戦中に下記の商業連盟語を下敷きとして、その他九大州各地の言語が混ざって生まれた言語。大陸同盟にて正式使用されており、そのことから大陸全体の公用語としての地位を持っている。
ルーファ文字・華字・アリアナ文字を用いる点は商業連盟事共通しているが、そこに多言語の言葉などが混じるため、微妙にその言葉使い・語彙が異なる。
また、公的な場で使う場合と私的・民間の場で用いる場合で、話し方・文体に差異が存在する。その上、普及から200年以上経過した大陸歴1600年代には、地方別に方言化するケースも見られ*1、完全にマスターすることは困難である。
それでもなお、大陸全土で概ね通じるために、基礎教養として認知されている。そのため、都市部では公営・私営を問わず、初等学校で必ず教わることとなっている。
州を超えて活動する者にとっては必須言語と言ってもいい。

商業連盟語

第二次魔北大戦前より商業連盟?が発明・使用している言語。
俄州のルティアン語に華丹語、アーラム語を合わせて出来たもので、それらのベースとなるルーファ文字・華字・アリアナ文字がちゃんぽんとなっている。比較的簡潔な文章を作ることに優れ、手早く商売を進めるための工夫がなされている。
かつては共通語としての地位を持っていたものも、同盟共通語の普及に伴い、民間での利用率は下がっている。
現在ではもっぱら商業連盟所属の商人や、それと付き合いを持つ人間だけが用いる。逆に言えば、商業連盟と仕事をする上では不可欠な言葉であり、連盟に属するには基礎教養とされている。

ルティアン語

俄州の上流階級内で用いられる、共通言語。
ルーファ文字を用いる言語の一つであり、現存する中では特に古く広域に流布した言葉であるそのため、元来地方に存在した固有言語と混じりあり、多くの言語の源流ともなった。
かつては俄州でも広く使われていたが、現在では一般市民間では用いられない。しかし、俄州の上流階級、特にフレニシアやアナステルス、ラカトームと言った歴史の長い都市では好んで使われるため、俄州の政治家や王族にとっては基礎教養である。

俄州ルーファ文字言語

その名の通り、俄州各地に点在する地方別の言語。
ルーファ文字、そして多くの場合はルティアン語をベースに持つ。地方固有言語とルティアン語が混じっており、類似した表記・発音・文法を持ちつつも、グラデーションのように変化し、差別化された特徴を持つ。

華丹語

華州で用いられる共通語。
華字という象形表音文字を用いる表記構成を持つ。華丹帝国の影響力の大きさもあり、大陸東方ではルティアン語に近い地位を持っている。そのため華州のみならず、隣接する楪州爬州燦州などでも、上流社会では一般的に用いられており、大陸の孤島こと栄州の言語にも大きな影響を及ぼしている。
また、東西南北中央で方言化もある程度法則性があり、それによって大まかにどのあたりの出身者か、当てることも可能である。
当然、華州内部でもその普及率は極めて高い。地方であっても都市部では必須教育となっている。

アーラム語

亜州にて広く用いられている、地方共通語。
最も商業連盟後に近い成り立ちを持つ言葉であり、古くは砂海を行き来する『船組』による、商売用の言語に端を発する。そこから『島組』間でも広まっていき、以降、徐々に根付く中で体系が整えられ、一つの共通語として成立する。
アリアナ文字を用いるため、綴州でも通じることが多い。

テラニー語

綴州で古くから用いられている言語。
一般的な言語というよりは精術士の間で用いられる、基本的な教養言語として知られている。その印象に違わず、音・色に関しての語彙・表現がきわめて豊富で、独特。
歌うような独特の発音をすることもあり、不慣れなものが口にすると不格好になるなど、他の言語には見られない個性的な特徴を数多く持つ。一方、文章としては長くなりがちで、それ故により短い表現をと様々な改良がなされた結果、非情に多彩でわかりにくい表現方法が蔓延している。そのため、暗号として用いることに向く、などと揶揄されることもある。

イヴァリ語

畏州聖王庁?が正式公用言語として定めた言語。ルーファ文字と同源の文字をルーツとするが、すでに大きく変わっている部分も多い。
教化に伴い各地の地方言語を駆逐しながら広まり、なおかつ聖書という共通化された規範があるため、地方方言化による変化が弱い。
独特の発音と文法から、逆にルーファ文字体系にない言語を使う者の方が、憶えやすい。
元来のイルヴァース聖書はこの言葉で書かれている。

 

各種エルネセトアの住民での取り扱いについて

基本的には自国の主流言語主要な活動地域の地方言語のみとなります。

  • 特定の職業・立場に就いている場合は、その職業・立場に関連した言語を使うことも多いです。
    主だった例は俄州応州南部や亜州西部、綴州北西部などで用いられていた、教養言語・ルティアン語や、商業連盟?の所属員が用いていた商売用の混合形成言語商業連盟語など。
  • 州を跨ぐ業務や行脚が存在する職業の者は、同盟共通語も習得していることが多いです。

 
【住民】制作に際して】
秘境開拓者は特に記述がない場合、以下のような扱いとします。

  • 主に自国ないし滞在国の主流言語、主要な生活地域の地方言語、最低限の同盟共通語の読解。
  • 多地方を巡る人員であっても地方別言語を支障なく使える者は、現実同様に稀となります。
    • そのため、同盟共通語でのやりとりが自然と増えていきます。
  • 精術士は精術研究が盛んな都合から、他地方であっても綴州の主要言語を読み書き出来ます。

 

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*1 民間利用はその傾向が強い。