【精素】/精素ネットワーク

Last-modified: 2024-02-13 (火) 23:10:54

アルファベット表記:Ether Network
読み:しょうそねっとわーく
分類:精素構築体
発案者:tocoma110
Tag: 精素 精素ネットワーク 精素構築体 実体精素現象 発案:tocoma110


概要

その名の通り、精素によって構築された他種情報伝達構造体の総称。
精素によって構築されるものの中では最も高度なものとされ、半物質的・半現象的な形で世界に顕現する。


精素と精素がただ繋がるのではなく、“縁”(パス)と呼ばれる独自の連結を起こしたもののみが該当する。
それは在り方の近い実体精素現象自立詠唱連鎖核と似て非なるものであり、波音による現象的な維持を必要としない。
それ単体で成り立ち、かつより高度な構造と存在維持を可能とするなど、精素によって成立する構造体としては破格の存在強度を持っている。
 
何より、これが形成された範囲内には独自の力場が形成される。
その力場は実体精素現象すら凌駕するほどの出力と干渉性を持ち合わせ、精術における一つ極地であると考えられている。
故に、精術研究が深まり始めて以降これの研究を目論むものは後を絶たない。


大陸秘境開拓時代以降、精術研究が始まってようやく推測され始めたものだが、その実態については不明点が極めて多い。

  • 明確に確認された事例は皆無に等しい、半ば理論上の存在と言える。

 

特徴

後年立案される精素伝播式連絡網?とは全く別物。
あちらはイメージなり言語なりを精素を介して伝達させる技術であるが、こちらは「精素自体が自律的に連結し、意味のある構造体を構築・運用するための機構」と言った方が正しい。
そのため、人為的な意思疎通手段としての機構ではなく、情報伝達の中で構造体自体が独自の構造に変化することもある。有機的な変化は精粒類の成長・変化・変改などと原理は異なるが、ある種近しい点も備えている。
その中で高度な情報のやり取りも行えるため、骨組みと神経が一つになった構造体、とでも言うべき代物である、

  • 当然、精素結晶や精粒類とも違う。
    それらはあくまで「構成するものが精素である物質/生物」というだけで、その構造内での情報伝達が構造体と相互に影響し合うわけではない。

一般的な精素現象ではないため、波音によって形成されるものではない。
加えて、これを形成した精素は波音に揺らぐことはない。
精素ネットワークが形成された領域内の精素は、通常の精素の法則が当てはまらなくなる。この特性は精素の極致とされる実体精素現象ですら持ちえない。


何よりの特徴は『精力場を超える空間掌握特性
これは通常領域内のみに作用するが、ネットワーク内での循環が高速化することで拡大、構造体を超えた範囲にまで効果を及ぼすことが可能。
これこそが精素ネットワーク最大の特性で、これをもし利用出来れば塔樹現象以上に強力な世界干渉を起こせると目され、研究者の間で長く追及が為されている。
しかし、これを実際に構築出来た例はまずなく、実態は不明瞭。

 

生体精路

せいたいしょうろ。Ether Nerve。
生物の肉体に存在する疑似的精素ネットワークのこと。
生体精素によって構成されるそれは全身の細胞と複雑に関連しており、非常に複雑な構成を持っている。
これは精素の循環を行なうものというより、精素の通り道を形成していると言った方が近く、外部からの精素へのあらゆる干渉に反応する。精素侵入の濾過や順応、また排出対応などにも強く作用するそれは、各種精素ごとに生体属性と呼ばれる形で広く知られ着てきた。
実際はそれのみならず、この疑似ネットワークを乱そうとする干渉への抵抗力としても作用する。この作用は一般に『精素抵抗力』と呼ばれ、精術・精素双方の干渉に対しての耐久力・抵抗力荷ようなものとして考えられている。

 

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