【精素】/精騒

Last-modified: 2024-02-10 (土) 20:28:22

アルファベット表記:Ether Turbulent
読み:しょうそう
分類:精素状態
発案者:tocoma110
Tag: 精素 精素状態 精素現象 発案:tocoma110


概要

精素が極めて活発な状態の総称。
空間内の精素濃度が低くとも些細な波音が大きく作用してしまったり、精素汚染が容易く起こるなど、精素現象が頻発する。
加えて、その規模・内容も安定した状態よりも大きくなる傾向になる。精術利用においては非常に大きな妨げとなってしまうことから、あらゆる生物にとって危険な状況であり、これに対する対抗策は古くからあらゆる生物にとって課題であった。


なお、この影響は空間内部のみならず、生物体内にある精素にも影響が出やすい。
精騒状態が起こりやすいあるいは長い環境にいる生物は、適応した進化を果たすことが多いとされる。


これは空間の特性ではなく、精素そのものの状態を指す。
そのため、一般的な精場とは異なる概念のものと言える。

 

特徴

前述の通り、精素が極めて活発。
しかしその状態は精場における『活性』『乱精』とはまた異なる。
どちらかと言えば「精素の興奮状態」と言った方が正確で、精素の反応が過敏なため容易く精素現象が起こる。精素の反応が活発である点は前述の2種に近いが、より有機的な精素反応の連鎖が起こりやすい。そのため精素への干渉・対応は平時よりも難しく、乱精のように調律すれば落ち着くというものでもない。
そのため、精騒状態の中で精術を行使することは極めて難しく、術士の才能が強く求められる。

  • 当然、精素の観察などにも向かない。

他、実体精素現象が起こりやすいということも挙げられる。
かつ、その出力も平時より向上する傾向にある。精力場の範囲・出力や自立詠唱連鎖核の強度がも上がり、幻影体の形成も起こりやすくなるなど、全般的に実体精素現象が強化される。このため、精騒状態で発生する実体精素現象は非常に厄介になる。


危険な状態ではあるが、同時に精術が効果を発揮しやすい状況とも言える。

 

霊祭節/霊祭期

精騒状態が広域かつ年単位で継続する時期の総称
幾度かエルネセトア大陸、ひいては“偉大なる青”の中で幾度かこの期間が存在したことが知られる。
精術利用においては致命的とも言える状況であり、一定水準を満たさない術式では暴発の危険性が極めて高い。
前述の通り、精騒状態では精術が才能に左右されやすい状況となる。広く精術を用いることが難しくなり、結果として精素の活用に制限がかかり続ける時代が続くこととなる。それにより精術発展の妨げが起こり、酷い場合には衰退・失伝まで起こりうる。
短期間に起こる起こる場合=『霊祭節』ならば移住や期間内の忍耐でやり過ごせるが、“偉大なる青”全体で起こる『霊祭期』は文明に対し致命的なダメージを与える。


なお、霊祭期でも活性状態は常に一定ではない。
大抵はある程度の波が生じ、極めて強い時期~やや高い程度の時期が緩やかなグラデーションで流れていく。


特に知られるのが、大陸歴前~大陸歴500年頃までの非常に長い『エルネセトア霊祭期』。
この時代は精素への干渉が非常に難しく、各種遺跡・秘境の危険度が跳ね上がってもいた。その結果、それらに干渉することへの忌避感が強まり、長らく干渉が難しい時代が続いた。
その後、500年近くを掛けてゆっくりと精騒状態が小康・沈静に向かい、安定期に突入したことで精術発展の余地が生まれることとなった。

 

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