【歴史】/第一次魔北大戦

Last-modified: 2024-02-14 (水) 04:47:23

アルファベット表記:1st I'gg d Laq Wars
読み:だいいちじまほくたいせん
分類:戦争
年代:大陸歴前2年~大陸歴8年
該当地方:九大州全域
発案者:tocoma110
Tag: 歴史 時代 魔北地方 魔北大戦 戦争 発案:tocoma110


概要

魔北地方人類種居住域が激突した、大戦争。
大陸歴大陸同盟の発足ともなった、エルネセトア有数の歴史転換点の一つ。技術的発展や大陸間交流のきっかけも作り出した。同時に、後の時代においてこの時代が神話・伝説の物語にまで遠のくほど、大きな停滞期も起きており、決して小さくない出来事であった。

  • これより以前は大陸秘境開拓時代よりもさらに人種間差別なども横行していたが、この戦争は一つ、人類内での表立っての不和を減らす方向の文化が形成されていくこととなった。

 

沿革

本戦争より以前から魔北種族による侵略行為は存在したが、小規模なものがほとんどであった。
だが、大陸歴前2年初頭に突如大陸各地に魔北軍が出現し、大規模な侵攻を行なう。辛くも大半の国家は撃退に成功するも侵攻は相次ぎ、どこも大きな痛手を被ることとなる。その中で華丹帝国俄州アナステルス王国(現アナステルス市国)が大陸全土で同様の事態が起きていることを察知し、連合締結に向けて動き出すこととなる。


そして、同時多発侵略よりおよそ2年後、幾度もの侵略行為を受けながらも遂に大陸同盟発足
人類側の結託による反撃が開始される。


まだ当時はエルネセトア霊祭期の真っただ中。
精素についての理解が深まる状況でなく、精術神官層や技術者層などに半ば秘匿された技術だった。
機構剣も開発出来るほどの技術力はなく、波音剣の製造も極一部に限られた。
その中でも人類各種稚拙な鉄製武具や民族固有武装、未発達な精術、そして偶然見つけだした中で起動に成功した超古代文明などの遺産を利用し、必死の抗戦を計る。


戦争は緩急を挟みつつ、大陸同盟発足から7年続いた。
が、8年目にいにしえの勇者の装備を纏った雲裂きの剣?の使い手が、長きに渡る戦いに終止符を打つ。当時の魔北軍頭領ないし侵略作戦の最高司令官と目された“青き王”?を討ち取ったことで流れが完全に変化、1年足らずで魔北軍を完全撤退まで追い込む。
 
多くの犠牲を払ったが、10年に及ぶ戦禍は一先ずの収束を見るのである。

 

特徴

明確に魔北地方が危険存在・敵性勢力として大陸全土で認知された事件である。
それに伴い、大陸同盟という超大規模組織の設立が宣言され、後に停滞期こそ生まれるがエルネセトアの文化の大きな柱を作り出した。

  • 魔北地方を危険視する風潮、人種平等の文化は、これより千年以上にわたり人類種生息圏にて常識として扱われるものとなる。
     
    この戦争で各国は大幅に人口を減少させ、復興にはそれ相応の時間を要したとされる。

また、後年の第二次魔北大戦よりも技術的に未熟な時代であったこともあり、人類側の装備は限りなく単純なものであった。
精術も未熟で、霊祭期ゆえに精素事態を恐れる風潮が強かった。古典的なものながら精術自体はあったものも、未だ信仰や真理探究といった思想性の強い層のみが行使する特別な技術であり、提携もかなり薄かったと考えられている*1
ただし、技術・戦力が今より劣っていたのは魔北側も同様だったようで、第二次大戦期に頻出した巨大種大型種魔獣兵器の出現は記録に少ない。


その他、戦争期は過酷な環境下にもかかわらず、各地で人種間交流が非常に盛んとなった。
特に華丹帝国皇族が「多様なる臣民の強さ」を認識したとされ、当代の皇帝?が人種平等の令を発行したとされている。そのため、複数種が共存する下地は強まった。
が、その後も霊祭期が終わらなかったため、間での交流は長続きしなかった。

 

評価

第二次魔北大戦期には半ば伝説にまで記憶は摩耗してしまうが、戦争勃発によって再認識される。

  • それ以降もやはり徐々に記憶としては薄れていくのだが、第二次大戦の影響もあり、ある程度「実際に戦いはあった」ということは認知されていく。
    • 1800年代には伝説ではなく真実の歴史であったと証明され、驚かれることになるのだが、それはまた別の話。

 

隠された事実

※時機を見て追加します。

この俺が復活するための、道具だ!

 

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*1 あるいは、戦争終了後にはその連携が途切れてしまった。