【超常存在】/真月の涙

Last-modified: 2022-11-21 (月) 19:51:08

アルファベット表記:Moons Tear
読み:しんげつのなみだ
分類:秘境資源
現存・発見地方・国家:エルネセトア大陸全土
発案者:tocoma110
Tag: 超常存在 秘境資源 発案:tocoma110


「あれが青き月神が授けるという、聖浄の雫……」
~銀十字の院施療士 カタザキ・アリス

概要

大陸中秘境で極稀に発見される、不可思議な液状物質。
極めて高い透明度と発光性を備えた液体で、その見た目の美しさはもちろん、秘めたる効能も相まって凄まじい高額がつくことで知られる。
秘境資源としては乙種秘境資源に該当するが、これは危険度というよりもその稀少性とそれ故に闇社会で法外な金額で取引されかねないからであり、これ自体の危険性ではない。そのため秘境資源の中でも極めて稀有な、「特性に基づく危険性や消費期限の短さが全く存在しない」、稀有な位置づけにある。

 

特徴

見た目は極めて透明で、宙に浮かぶ液体である。
大抵は開拓の民の成人男性の頭部程度の大きさで、雫自体が輝きを放っている。輝きは薄い白を基調に虹色の光沢が含まれ、ゆっくりと色味を移り変わらせている。その姿は夜空の頂きに昇った月光に喩えられる。
その輝きはいわゆる精光反応とは全く異なり、見る者に感動すら与えるほどのもので、一目でそれと看破出来るという。

  • その違いは視覚以外に強く依存する生物・種族でも感じ取れるようで、まったく異質。

正体は不明ながら、これには「様々なものを癒す」特性があるとされる。
肉体的な損傷・消耗はもちろん、心身どちらの病・障害、また毒物から精素汚染まで何であろうと絶対に治療出来る霊薬として知られる。病魔や傷を癒す以外にも、他種に寄生する危険生物を完全に除去し寄生者を健康体に戻したり呪いや祟りとしか言いようのない不可解な現象などにまで効果を及ぼす。まさに、神秘のそのもの。
しかも、その効能は単なる噂ではなく、明確な効能としていくつもの文献・研究資料に記録されているのだ。
それ故に真月の雫は、数ある秘境資源の中でもずば抜けて人気が高く、求める人間は後を絶たない。

  • この特性を野生動物も理解しているらしく、稀に使用している姿が目撃される。
  • そのほか、これは存在するだけで周囲の汚染物を除去し、安定した状態を保つという。
    実際、これの周囲では過剰な精素反応も起こらず、邪悪な気配も生まれないとされる。また、これ自体に周囲にある不純物等が混じることもない。

だが、当然世に出回ることはほとんどない。
何しろ、これはそもそも何なのかさえわかっていないのだ。
固有色精素が関連するものではないため波音に関連することもなく、またそもそも精素を含まない。そうであるにも関わらず不可解な現象を様々に起こすことから、その存在の異質さは真竜類と並ぶ世界の神秘とされている。
 
神秘と呼ばれるだけあり、採集条件も実は不明瞭。
いつ、どこで、どのように形成されるかすら、誰も知らないのだ。ただ、どこか空からの光が届く場所に、月の出ている夜間にのみ観測され採取することが出来る。
それさえも「月夜に屋外の高い場所にあることが多い」という程度のもので、それ以上のことは一切不明。
そもそも、「月の出ている夜間」という条件すらも常ではなく、同じ場所で採集出来ることも(少なくとも100年程度のスパンでは)ほとんどない。時に秘境以外の場所でも発見・採取されることがあるなど、あまりに謎が多い。


なお、採集に際しては普通に瓶や水筒にいれることが可能。
ただし、一般的な傾向水筒に対して量が多いため、採集するならば事前の準備か何らかの策を考慮する必要がある。


一般に採集後流通した場合、辺境貴族・豪族・大商人の資産程度では、買えないほどの値がつくこともある。

 

伝説

世界各地で目撃されることから、何らかの神話や逸話が語られていることが多い。
一般に、特殊な月夜に採集されることから、月・夜に関連する神格と結びつけられる傾向にある。


その中でも大陸秘境開拓時代秘境開拓者の間で語られるものとして、「“月の蝶”?が落とす」というものがある。
これについて真偽は定かではないが、採集される際に目撃されることが多いことから、何らかの関連が噂されている。

 

関連するもの

  • 【超常存在】/“月の蝶”?
     

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