FF8
概要
FF8のシド。
バラムガーデン学園長。恰幅がいい40代男性。
温和な人柄で教育者としても生徒達から信頼が厚い。
スコールのことを非常に気にかけていて、SeeDとして初めての任務に旅立つスコールに魔法のランプを渡してくれる。
しかし、物語が進むにつれ、ガーデンの運営に関して、出資者のノーグの拝金主義(というよりも生徒(SeeD)を傭兵として派遣し金銭を受け取る行為)に対し抗議するも力及ばず「クッソ~!」と悔しがったり、妻である魔女イデアとの決戦に直面して、臆して逃避してしまったりと、かっこよくない面が目立つようになる。
情けない大人かもしれないが、それでもれっきとした魔女の騎士である。
エンディングの祝勝パーティーでは、妻イデアとともに笑顔で出席している。
元々は妻と一緒に小さな孤児院をやっていたであろうこの人が、かっこよくないところをさらしつつも、
ガーデンの設立、運営なんて大事業をやってるのは、結局のところスコールのせいである。
仮にも出資者であった大恩人のノーグを
意見の違いという理由だけで生徒達に始末させてしらばっくれているなど、
偽善者的な面もかなり見られる。
妻も過去に国際的VIPを殺害しておきながら平然としているが、
こっちはアルティミシアに意識を乗っ取られていた上での行動であった事に加え、
被害者が死後に犯人の指名手配を誰にもしてもらえないほど国民や側近に嫌われていたようなので
このオッサンとは質が違うと思うが…。
- 意見の違いとはいえ、ノーグとの抗争の原因は、
ガルバディアほどに軍事力のないバラムが近傍にあるのにドールやティンバーへ生徒達を派遣したり、
その他生徒達を「実地訓練」と称して私兵化し各地に派遣して戦乱を広げたり、
あまつさえそのような行為を善しとするノーグ派の教師を抱えることへの抗議
…などが原因である。
元々が孤児院を経営するほどの生徒好きであっただけに、
ノーグのこのような変質は耐え難いものだったのだろう。 - さらに仮にも学園長という立場でありながら、ガルバディアガーデンとの決戦という
学園の存亡や生徒の命に関わる重大な有事に、学園内にすら居らず
無断で遁走して雲隠れしているというのは、いくら何でもちょっとあんまりだ。
まるで都合が悪くなると入院して身を隠す政治家の様で泣ける。
スコールからすれば、無責任な大人の象徴の様な人物じゃあなかろうか。 - >>生徒達に始末させて
全然違う。シドは何もさせていない。ノーグが自分で報告のためにスコールを呼びつけて、さらに魔女の怒りをさらすために生贄として突き出そうとしたためスコールに叩きのめされただけ。 - 自分がキライというだけで情報を捻じ曲げて過度にワルモノに仕立て上げようとする連中っているもんだな。
- そもそもシド派、マスター派の抗争って仕掛けたのはノーグじゃないか?啖呵切ってキレ散らかしはしてたが直接生徒に戦闘指示は出してない。
どういう訳か、サイファーのカードを持っている。
- 魔女イデアの騎士だからじゃないのか?サイファーの夢は魔女の騎士だから
- スコール・リノアはそれぞれの親がカードを持ってる。って事はつまりそういう事なのか?
最初から魔女の騎士はシド先生だけだから彼が魔女の騎士という伏線の一つかもしれない。
…肝心のサイファーの夢がそれ以上に気付きにくい点は気にしない。
- 経歴から昔は結構肉体派な可能性がある。もしかしたらヤンキー気質だったのかもしれ……いや、流石にねえか。
魔法のランプを貰った時点でガーデン3Fに行けるので、ここで回収を済ませておくと楽。
なお、Disc3以降はイデアの家に移動する。
ここでも回収できるが、ランダムハンド等の厄介なルールが追加されている点に注意。
飛空艇に関わらない、シリーズでは少数派のシド。
サイファーにタヌキと呼ばれた。何となく外見から納得
理由があるとはいえ、本人の意見を全く無視してスコールを指揮官に命じたり、
呪われたアイテムを平気で渡すところを見ると、案外腹黒なのかもしれない。
- いや、スコールを心から信頼しているから命じたのでしょう。
彼を特別扱いするということもあるし、案外スコールの身内だったりして(伯父か何か)。
レインの兄説が浮上したこともある。 - この辺についてはタイムパラドックスが原因と思われる。未来のスコールの事を考えての行動なので初見だとやたら確信を持っているらしい発言が多く、理由を言わない点が黒幕ムーブっぽいけど正直に言ってしまえば電波キャラになってしまうため致し方ない表現なのだろう。
-彼がガーデンを去ったことについてちょっとでも言及するのはカードを挑もうと思っていたのにとぼやく3階にいる学生くらい。本当にいつの間にかこっそりと逃げ出している。
やけに理不尽に給料を下げてくる。歩いているだけでいきなり……
- それはシドではなくノーグ派の連中の方針ではなかろうか。
- しかしノーグ討伐後も給料は下がり続けるのであった……
- 多分給料を下げまくっているのはシド先生じゃなくてこの人。
孤児院の回想の中に一度も登場せず、またパーティーの誰も彼のことを思い出さないため、
どうやらイデアの家で一緒に暮らしていたわけではないらしい。
孤児院経営のために出稼ぎに行っていたと考えるのが妥当だろうか。
あの孤児院は明らかに夫婦の個人経営で政府からの援助も受けていないようだったし。
クレームを言いそうな名前である。
- 実際に言っている。つ「金の亡者のクソッタレの大バカ野郎!!」
- 二人が離婚裁判でも起こしたら、まさに映画『クレイマー、クレイマー』である。
名言集
- 「みなさん、お久しぶりです 学園長のシドです」
- 「君達がこれから行く場所は本物の戦場であり、行われているのは当然、本物の戦闘なのであります」
- 「サイファー、きみは今回の件で懲罰を受けることになるでしょう」
- 「金の亡者のクソッタレの大バカ野郎!あんたに相談したのが間違いだった!」
「SeeDはなあ、未来のためにまかれたタネだ!その未来が今なんだよ!それはあんただってわかってるだろうが!」 - 「過去へ戻れるなら十何年か前の自分に伝えてやりたい」
「ノーグを信じちゃいけない!ノーグは金のことしか考えないってな!」 - 「君たちの敗北の報告は君たちを失うこと。君たちの勝利の報告は妻を失うこと」
「どちらも……耐えられそうにありませんでした」
「私は……いいです。ただ、イデアは許してください……」