セリフ/【僕の前から消えろ!二度と現れるなッ!!】

Last-modified: 2020-12-30 (水) 07:44:16

FFT

ラムザアルガスの決別の瞬間。
ベオルブ邸前にて、ティータをさらわれ冷静さを失ったディリータはラムザと口論となる。
ラムザの説得でどうにか落ち着いたディリータ、しかしそこにアルガスが現れる。
アルガスはラムザの兄達が平民出身であるティータを本気で助けるはずがないと、
貴族出身のラムザとディリータが一緒にいるべきではないと、高慢に語りかける。
激昂しアルガスに殴りかかるディリータ、ラムザに制止されてその場を去るが…、

剣士ラムザ
「僕の前から消えろ!
 二度と現れるなッ!!」

剣士アルガス
「つれない言葉だな。
 仲間じゃないか。」

剣士ラムザ
「二度とは言わないぞ!
 さっさと行けッ!!」

剣士アルガス
「やつらの本拠地はジークデン砦だ。
 きみの兄キに聞いたよ。
 もっとも、正面からは近づけないぜ。
 幾重もの警戒線が引かれているとさ。
 裏から攻めるしかないな。
 ま、せいぜい、頑張ってくれよ。
 甘ったれた御曹司さん。」

剣士ラムザ
失せろッ!!

そしてジークデン砦で、皮肉にもアルガスの言い分は的中してしまった。
ザルバッグはアルガスに命じ、ゴラグロスを人質のティータもろとも射抜いてしまう。


マンダリア平原で出会った3人の結束は、ばらばらになってしまうのであった。
一人称が「僕」であり見た目にも頼りなさ気なラムザだが、
ストーリー中では激しい感情をむき出しにするシーンが非常に多い。
戦闘中の会話を含めた登場人物達のそういったぶつかり合いも、FFTの魅力の一つである。

  • かと思えば、無二の親友を容赦なく半殺しにすることもある。
  • アルガスとは成り行きで同行することになっただけで、最初から別に結束はしてないけどね…。
  • それでも友人関係くらいにはなってたように思うけどな。
    その関係にヒビが入ったのがあの名セリフであり、関係が壊れたのがこのシーンであり、関係が修復不能になったのがあの悲劇だ。
    • アルガスがディリータに殴り返したり、掴み掛かったりしなかったのが意外だった。あとラムザになんだかんだ敵の本拠地を教えたり。
      アルガスの境遇と境遇から生まれた性格や行動的に友達いなさそうだから、ラムザとディリータの出会いは無意識に自分が求めていたものをくれる貴重な出会いだったと思うんだ。
      でもアルガスの中での硬い価値観には勝てない。
      それでもなんか心が擽られてイライラ苦しんでる所でティータ誘拐が来て…………って綺麗なアルガスすぎるか。
  • 余談になるがPSP版では二度と現れるなといわれたにもかかわらず、のこのこ顔を出してきた(ちなみにジークデン砦はラムザたちの方から行ったのでノーカン)。

DFFACのラムザの攻撃ボイスに「消えろ!」「失せろ!」というのがある。

  • 原作のこのシーンを知らないプレイヤーは、他ボイスとのギャップに驚いた筈。

これだけ激昂していながら、ラムザたちはアルガスの言うことをそのまま聞いて
裏からジークデン砦を攻めるべく大回りすることになる。
まあその結果ミルウーダとウィーグラフという2強とぶつかる羽目になったが…。
逆にいえばこの2強に手こずらされていなければ、
ひょっとしたら騎士団が砦を取り囲む前にティータ救出を成功できていたかも…。

  • 表から行ったら、今度はネームド少ない代わりに大量の敵と戦う羽目になったと思われる。
    • アルガスの言うことを無視して正面からジークデン砦に向かった場合は、骸旅団の本隊が戦うにせよやり過ごすにせよ邪魔になって足止めされてしまう。
      ジークデン砦にやっと辿り着く頃には骸旅団側もウィーグラフ&ミルウーダ&ゴラグロス(+ティータ)が砦に集結している可能性が高く、むしろゲーム本編よりも難易度が跳ね上がるという悪夢まである。
      そうこうしてるうちに北天騎士団も砦に到着してしまえば、ゴラグロスは追い詰められたと思い込んで……後は本編と同じことが起こるのではないだろうか。
      一方でゲーム本編の裏道ルートは、砦に向かう途中でたまたま通り掛かった風車小屋にラムザたちが到着する直前までゴラグロスとティータがいたので、むしろラムザとディリータ的には大正解ルートはこちらである。
      ここでウィーグラフに足止めされてしまったのが運命の分かれ目。
      ゴラグロスは足手まといのティータを連れている以上はどうしてもその足は遅くなるはずなので、仮にディリータがウィーグラフの相手をラムザに任せて一人でゴラグロスを追っていたら追い付いた可能性は高い(ディリータ一人でゴラグロスに勝てるかは別として)。
      偶然による部分が大きいとはいえ、アルガスの示した道の方にのみティータを救えるチャンスがあったのは皮肉というか何というか。
    • そもそもの前提として、ティータ救出はラムザ一行の独断であるため、北天騎士団もベオルブ家の御曹司が戦場に行きたがっているのを確認したら、全力で止めに来るだろうしね