・眠れる果実
依頼者:
エリサ(Erisa)
/ 東アドゥリン・レナイェ家研究所
依頼内容:
最近発見された新種の種から育った
植物の実が大きくならないらしい。
成長を促す栄養剤を作るのに必要な、
「ヤッセの腐葉土」を採ってきてほしい。
- 東アドゥリン(J-8)のDoor:Research Chamberを調べる。
今日の収穫を持ってきてやったぞ。
Erisa : まぁ、こんなに?
今回もずいぶん森を荒らしたみたいね。
Kyff : そんな風に言うなよ。
せめてもの罪滅ぼしにと思って、
こうして持ってきてやってるんだからさ。
Erisa : それはそうだけど……
あまりやりすぎないでちょうだいね。
森を傷つければ、いずれは私たちにも……
Kyff : あー、はいはい。
わぁーってる、わーってるって。
Kyff : じゃあ、またな!
Erisa : もう。
都合の悪い話になると、すぐ逃げるんだから。
Erisa : あら……?
あなたは開拓者の方かしら?
Erisa : 開拓者が
ここを訪ねてくるなんて珍しいですね。
レナイェ家は開拓には反対していますから。
Erisa : ああ、
さっきの彼は例外ですよ。
Erisa : 私も開拓には反対ですが、
彼が開拓中に手に入れた植物の種は
東ウルブカの研究に役立つ貴重なデータになるんです。
Erisa : 彼が
いろんな種を持ってきてくれるおかげで、最近
新種の植物も発見できたんですよ。
Erisa : その植物は
ようやく実もつけて、レナイェ家では
かなり期待が高まっているんです。
Erisa : ……でも、実はなったっきり
一向に大きくなる気配がなくて。
インベンター・ワークスが製造した成長促進剤も
効果がないんです。
Erisa : このまま
枯らすわけにはいかないんですけど……
Erisa : ……そうだわ。
ヤッセの腐葉土があれば
なんとかなるかもしれない。
Erisa : 以前、
キッフが持ってきた種に
ヤッセの腐葉土が
混ざっていたことがあったんです。
Erisa : 研究の結果、
ヤッセの腐葉土には
植物の成長を促す成分があることがわかりました。
Erisa : その成分を配合した栄養剤を
枯れそうになっていた植物に与えたら
あっという間に息を吹き返したんですよ。
Erisa : あの……
こんなことをお願いするのは申し訳ないんですけど
もしよかったら、ヤッセの腐葉土を
採ってきていただけませんか?
Erisa : ヤッセの腐葉土は、たしか
ヤッセの狩り場に生息する黒いマンドラゴラから
手にいれたとキッフが言っていました。
Erisa : どうか、お願いします。
ヤッセの腐葉土の成分で配合した栄養剤なら
新種の実も育つにちがいない。
Yvermain : ヤッセの腐葉土は、たしか
ヤッセの狩り場に生息する黒いマンドラゴラから
手にいれたってキッフが前に言ってたと思う。
Yvermain : 悪いが
採ってきてもらえないか?
俺からも頼むよ。 - ヤッセの腐葉土をDoor:research chamberにトレード。
これはまさしくヤッセの腐葉土!
Yvermain : エリサから話は聞いているよ。
こいつさえあれば、栄養剤が作れる。
新種の実もきっと育つだろう。
Dworvigg : エリサという
研究者はいるか?
Yvermain : おや?
キッフ、今日は1人じゃないんだな。
Kyff : あ、ああ……。
Dworvigg : 挨拶はいい。今日は
彼が発見した種から育った植物を引きとりにきた。
おとなしく渡してもらおうか。
Erisa : キッフ……
どういうこと……?
Kyff : エリサ……
違うんだ、これには理由が……。
Dworvigg : その植物は
危険なことがわかったんだ。レナイェ家の
当主であられる、イキ・アスカモット様も
我々に引き渡すことを認めてくださったぞ。
Erisa : 嘘……
これまでも危険な植物は、山ほど研究してきたわ。
Erisa : あなたたちは
森を荒らすだけでは飽き足らず、
新しく育まれようとしている命をも奪うつもりなの?
Dworvigg : 悪いが、
もたもたしている時間はないんだ。
Dworvigg : 植物は奥か?
回収させてもらう。
Erisa : イヴェルマン、
ヤッセの腐葉土を渡して。
Yvermain : え?
あ、ああ。
Dworvigg : ええい、くそっ!
植物などどこにもないぞ!
Dworvigg : どこへやった?
言え! 隠すとためにならんぞ……!
Yvermain : そ、そういえば、
栄養剤を与えるなら、もっといい場所に植えるって
前にエリサが……
worvigg : もっといい場所だと?
それはどこだ!
Yvermain : お、おそらく
ララ水道のシビック・アボレタムかと……。
Dworvigg : おい、そこのあんた!
あんたも開拓者だよな?
植物を探すのを一緒に手伝ってくれ!
Dworvigg : あの植物は、
ラフレシアという魔物が落とした種から
育ったものなんだ。
Dworvigg : 実がなったということは
一刻の猶予もない状態だ……!!
Dworvigg : いいか、よく聞いてくれ。
「葉が分厚く、実は堅い皮で覆われている」のが
特徴だ。見つけたらすぐに、もぎ取ってくれ。
Dworvigg : 俺たちは
シビック・アボレタムのピースキーパー・ワークスに
事情を説明しておく。
なにかあってからじゃ遅いからな!
Dworvigg : すぐに
PCK.ワークスの連中を連れて合流するから、
頼んだぞ!
エリサは、植物をララ水道の
シビック・アボレタムに植えたと思うんだ。
Yvermain : ええと、確か植物は
「葉が分厚く、実は堅い皮で覆われている」のが特徴
……だったかな?
Yvermain : 俺はここを離れられないから
エリサのこと、頼んだよ。 - ララ水道・シビック・アボレタムのAlluring Plantを調べる。
実は堅い皮で覆われている……。
実は薄い皮で覆われている……。
実は堅い皮で覆われている……。
はい
いいえ
Chalvava : ちょっとちょっと、
うちの野菜に何する気ですか!
Chalvava : こっちは
手塩にかけて育てているのですから、
めったなことしないでください。
Erisa : やめて!!
Erisa : 見てください……
栄養剤を投与したおかげで
実が見違えるほど育ったんです。
Erisa : せめて
この実が熟すまでは、待ってください!
Erisa : え……?
この実から魔物が生まれる危険性が
あるですって……?
Erisa : そんな、まさか……
(ラフレシアが出現)
Erisa : !!
Chalvava : きゃああああっ!!
Chalvava : 助けてえぇぇぇ!!!
Erisa : やめて……!
Erisa : やめなさいっ!!
Relentless Storm : どけどけどけぇーいっ!!
Kyff : エリサ、大丈夫か!?
Erisa : ええ……。
Dworvigg : だから
よこせと言ったんだ。
まったく、危ないところだったぞ。
Relentless Storm : うむ。
話に聞いたとおりだったな。
Relentless Storm : 騒動の元となった種は
今後、街に持ち込むことは禁ずるように
グラッツィグ様へ直訴しておく。
Relentless Storm : よし、念のため
他にも紛れていないか、
シビック・アボレタムをチェックするぞ。
Kyff : ……でも、この魔物、
本当に人を襲おうとしてたのかな……。
Dworvigg : 何を言い出すんだ?
キッフ。
Kyff : いや……
さっきのさ、エリサが止めに入ったとき
魔物が素直に従ったような気がして……
Dworvigg : フン、馬鹿なことを言うな。
魔物が人間の言うことを理解できるわけないだろう。
そんなことより、とっととこいつを片づけるぞ。
Kyff : あ、ああ。
Kyff : あのさ、君……
悪いんだけど、これをエリサに
届けてやってくれないかな。
Kyff : この前
森で見つけた種なんだ。
Kyff : ああ、安心してくれ。
この種は新種とかじゃないよ。
あいつが……エリサが、初めて育てた植物の種さ。
Kyff : 今回は
こんなことになっちゃったけど……
何が起こるかわからないからこそ
あいつの研究が必要なんじゃないかな。
Kyff : あいつには
これからも植物を育て続けてほしいんだよ。
Dworvigg : おい、キッフ!
ちっとは手伝え!
Kyff : ああ、悪い。
いま行くよ。
Kyff : じゃあ、頼んだよ。
だいじなもの:小さな種を手にいれた!・小さな種 キッフが森で見つけた種。
あの研究者に種を届けるように頼まれたんでしょう?
だいぶ落ち込んでいたようだし、
早く持っていってあげてください。 - Door:Research Chamberを調べる。
あんなことになるなんて、
予測できるはずなかったんだから。
Erisa : 私があのとき
素直に渡していたら、あそこまで大きな騒ぎには
ならなかったわ……。
Erisa : 私……研究のために
あの植物を育ててたつもりだったけど、
いつのまにか、自分の手元に
置いておきたかっただけになってた……。
Yvermain : どんな植物でも
育てていれば、愛情が湧くのは当然だよ。
Erisa : あら……?
あなたは……
Erisa : え……?
キッフがこれを私に……?
Erisa : これは
私が最初に育てたものだわ……。
Erisa : あの頃は
ありふれた植物の種でも
育て方で表情が変わって、楽しかったっけ……。
Erisa : そうですか……。
彼は私に、これからも植物を育てるようにと……。
Erisa : ……そうですね。
こんなことでめげている場合では
ないのかもしれません。
Erisa : 今回のことで
レナイェ家の信用に傷をつけてしまいました……。
すべては、私の未熟さのせいです。
Erisa : キッフは私に……
もう一度チャンスをくれたんだと思います。
Erisa : この種を育てながら、
研究者としてもっと成長できるように
私、がんばります。
Erisa : ……そうだわ。
あなたには、なにかお礼をしないといけませんね。
Erisa : すっかり
遅くなってしまってごめんなさい。
Erisa : これなら、
あなたの役に立つことがあるかもしれません。
受け取ってください。
同盟戦績1000ベヤルドを手にいれた!