でてこいヘンリー

Last-modified: 2019-01-28 (月) 20:48:34

「よーし、レールを取ってしまえ!ヘンリー、好きなようにするんだな!」
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日本版タイトルでてこいヘンリー
英語版タイトルThe Sad Story of Henry/Come Out, Henry!
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年10月16日(英国)
・1987年4月8日(オーストラリア)
・1989年2月5日(米国)
・1990年4月17日(日本)
・1993年6月2日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年2月23日(ドイツ)
・2008年1月2日(ハンガリー)
話数3
この話の主役ヘンリー
登場キャラクターAヘンリーエドワードゴードン
(リメイク版のみ:トーマス
登場キャラクターBトーマスジェームス
(原作のみ:赤い機関車B
登場人物Aトップハム・ハット卿トップハム・ハット卿の付き人ヘンリーの機関士乗客
登場人物Bヘンリーの車掌エドワードの機関士エドワードの機関助手
登場人物Cヘンリーの機関助手トップハム・ハット卿の付き人ジェームスの機関士トーマスの機関士トーマスの機関助手
登場人物D医者(言及のみ)
登場スポットクロスビー湖
ヘンリーのトンネル
テーマ・トップハム・ハット卿
・壁
・悲しいヘンリー
あらすじ自慢のボディが濡れるのが嫌いなヘンリー。ある雨の日、トンネルに入ったまま。皆が引っ張ったり、押したりしても、出て来ない。怒ったトップハム・ハット卿は、レールを外し、トンネルを塞ぎ、ヘンリーを閉じ込めてしまった*1
対応原作・第1巻『三だいの機関車』-3「なさけないヘンリー」
メモトップハム・ハット卿、初登場。ヘンリーは初台詞。
第1シーズンで唯一の、雨の日の話。
・富士急ハイランドの中にあるトーマスランドの『トーマスとパーシーのわくわくライド』では、この回のワンシーンが再現がされた場所を通っていた*2
・その後、ジェームス第13シーズンで、トーマス第19シーズンで、このトンネル引き籠る
・英国版では、トップハム・ハット卿の紹介シーンで「『太っちょの局長』と呼ばれている」と付け加えられている。
・後にヘンリーはこの失態をゴードンにからかわれる
・この話は次回『ヘンリーだいかつやく』に続く。初の前後編エピソード。
原作との相違点・原作でヘンリーを押したのは赤い機関車B
・原作はヘンリートンネルに閉じ込められる場面で終わる。
トップハム・ハット卿事件現場に向かう際、人形劇ではジェームスに乗って来たが、原作では列車に乗り合わせていた。
トップハム・ハット卿トンネルの中に閉じ籠ったヘンリーに会った際、原作絵本では雨の中説得を試みたが、人形劇では付き人を差して貰いながら説得していた。
リメイク版との相違点・このエピソードのワンシーンが、長編第7作長編第10作でリメイクされた。『はじめて物語』でリメイクされた際は、ヘンリーを押す役目がジェームスに変わっている。
・人形劇では押す事や引く事を嫌がるかのように「医者に止められとるんだ」と語るトップハム・ハット卿だが、CGアニメでは付き人に睨まれてから、医者に止められている旨の説明をした。
ヘンリーは原作と人形劇では怒り顔で乗客達と睨み合ったが、CGアニメでは憂鬱そうな顔をして、終始無口で、蒸気を吹き出す事も無かった*3
台詞ナレーター「今日は、雨。ところが、雨を怖がる機関車が居た。彼は長い列車を引っ張ってトンネルに入ると、キーッと体を軋ませて止まってしまった。そして、それっきり出て来なくなった。彼の名前は、ヘンリー。」
ヘンリーの機関士「おーい、ヘンリー。出て来いったら!」(初台詞)
ヘンリー「やーだよ!雨に濡れると、僕の素敵なグリーンのボディや、赤いストライプが駄目になっちゃうんだもーん。」(初台詞)
ナレーター車掌は声が涸れる程笛を鳴らし、腕がもぎれるほど旗を振ったけど、ヘンリーは、じーっと蹲ったまま、蒸気を噴き出すだけだった。」
ヘンリー「大事なボディを、誰が台無しにするもんか。」
ナレーター「やがて、トップハム・ハット卿がやって来た。彼は、ソドー島の全ての機関車を取り仕切っている。」
トップハム・ハット卿「おっほん!君を引っ張り出すぞ。」(初台詞)
ヘンリー「やー、だ!」
ナレーターヘンリーは蒸気を吹き掛けた。ヘンリーを引っ張った。ハット卿は…見てるだけ。」
トップハム・ハット卿「引いて無理すると医者に怒られるんでな。」
ナレーター「でも、ヘンリーはまだ出ようとしない。そこで、今度は後ろからヘンリーを押した。」
トップハム・ハット卿「そーれ、1、2の3!それ力いっぱーい!」
ナレーターハット卿は、今度も手伝わない。」
トップハム・ハット卿「おっほん。医者が押す事も禁じてな。」
ナレーター人々は、押して押して、押しまくった。」
ヘンリー「ふん、絶対動くもんか!」
ナレーター「遂に、トーマスが応援にやって来た。ヘンリーと言い争いの真っ最中。」
乗客ヘンリー、雨は止んだぞ!」(初台詞)
ヘンリー「ああ。だけどまたすぐ降るさ。そしたら、僕の大事なボディ、どうなると思う?」
ナレータートーマスが近付く。トーマスは、力の限りヘンリーを押した。だけど、ヘンリーはびくともしない。ハット卿はとうとう、諦めた。」
トップハム・ハット卿「よーし、レールを取ってしまえ!ヘンリー、好きなようにするんだな!」
ヘンリー「ふふーんだ!」
ナレーター「皆は古いレールを取り除くと、ヘンリーの前にレンガ?を積み上げ、壁を拵えて行った。他の機関車が、間違ってぶつからない様にする為だ。…今、ヘンリーに出来る事と言えば、側を通り過ぎていく列車を眺める事だけだった。」
ヘンリー「あ~あ、つまんないなぁ…。僕の素敵なボディ、誰にも見せられないなんて…。」
ナレーター「時々、エドワードゴードンが通過して行った。」
エドワード「こんにちはー!」
ゴードン「へっ、いい気味だ。」
ナレーターヘンリーは返事をする事も出来ない。罐(かま)の火が、すっかり消えているからだ。彼の自慢のグリーンのボディや赤いストライプは、トンネルの煤や泥ですっかり汚れてしまった…。いつまで、ヘンリーはトンネルに居るんだろう。いつになったら、雨を怖がらずに、また、旅に出られるんだろう…。」
英国CVナレーターリンゴ・スター
米国CVナレーターリンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
ヘンリー堀川亮
エドワード高戸靖広
ゴードン内海賢二
トップハム・ハット卿:宮内幸平
ヘンリーの機関士田中亮一
ノース・ウェスタン鉄道の乗客里内信夫
シリーズ前回エドワードのおてがら
シリーズ次回ヘンリーだいかつやく
原作前回エドワードとゴードン
原作次回なかよしになった三だい
参照画像でてこいヘンリー/未公開シーン?
でてこいヘンリー/リメイク画像?

*1 「きかんしゃトーマス大図鑑」のあらすじ。
*2 『トーマスとパーシーのわくわくライド』は後にリニューアルが行われ、この話が再現されていた場所は現在『トンネルのなかのかいぶつ』の配置に変えられている。
*3 長編第7作での回想は除く。