「よーし、レールを取ってしまえ!ヘンリー、好きなようにするんだな!」
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日本版タイトル | でてこいヘンリー |
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英語版タイトル | The Sad Story of Henry/Come Out, Henry! |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1984年10月16日(英国) ・1987年4月8日(オーストラリア) ・1989年2月5日(米国) ・1990年4月17日(日本) ・1993年6月2日(ジョージ・カーリン版米国) ・1998年2月23日(ドイツ) ・2008年1月2日(ハンガリー) |
話数 | 3 |
この話の主役 | ヘンリー |
登場キャラクターA | ヘンリー、エドワード、ゴードン (リメイク版のみ:トーマス) |
登場キャラクターB | トーマス、ジェームス (原作のみ:赤い機関車B) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、トップハム・ハット卿の付き人、ヘンリーの機関士、乗客 |
登場人物B | ヘンリーの車掌、エドワードの機関士、エドワードの機関助手 |
登場人物C | ヘンリーの機関助手、トップハム・ハット卿の付き人、ジェームスの機関士、トーマスの機関士、トーマスの機関助手 |
登場人物D | 医者(言及のみ) |
登場スポット | ・クロスビー湖 ・ヘンリーのトンネル |
テーマ | ・トップハム・ハット卿 ・壁 ・悲しいヘンリー |
あらすじ | 自慢のボディが濡れるのが嫌いなヘンリー。ある雨の日、トンネルに入ったまま。皆が引っ張ったり、押したりしても、出て来ない。怒ったトップハム・ハット卿は、レールを外し、トンネルを塞ぎ、ヘンリーを閉じ込めてしまった*1。 |
対応原作 | ・第1巻『三だいの機関車』-3「なさけないヘンリー」 |
メモ | ・トップハム・ハット卿、初登場。ヘンリーは初台詞。 ・第1シーズンで唯一の、雨の日の話。 ・富士急ハイランドの中にあるトーマスランドの『トーマスとパーシーのわくわくライド』では、この回のワンシーンが再現がされた場所を通っていた*2。 ・その後、ジェームスは第13シーズンで、トーマスは第19シーズンで、このトンネルに引き籠る。 ・英国版では、トップハム・ハット卿の紹介シーンで「『太っちょの局長』と呼ばれている」と付け加えられている。 ・後にヘンリーはこの失態をゴードンにからかわれる。 ・この話は次回『ヘンリーだいかつやく』に続く。初の前後編エピソード。 |
原作との相違点 | ・原作でヘンリーを押したのは赤い機関車B。 ・原作はヘンリーがトンネルに閉じ込められる場面で終わる。 ・トップハム・ハット卿が事件現場に向かう際、人形劇ではジェームスに乗って来たが、原作では列車に乗り合わせていた。 ・トップハム・ハット卿がトンネルの中に閉じ籠ったヘンリーに会った際、原作絵本では雨の中説得を試みたが、人形劇では付き人に傘を差して貰いながら説得していた。 |
リメイク版との相違点 | ・このエピソードのワンシーンが、長編第7作と長編第10作でリメイクされた。『はじめて物語』でリメイクされた際は、ヘンリーを押す役目がジェームスに変わっている。 ・人形劇では押す事や引く事を嫌がるかのように「医者に止められとるんだ」と語るトップハム・ハット卿だが、CGアニメでは付き人に睨まれてから、医者に止められている旨の説明をした。 ・ヘンリーは原作と人形劇では怒り顔で乗客達と睨み合ったが、CGアニメでは憂鬱そうな顔をして、終始無口で、蒸気を吹き出す事も無かった*3。 |
台詞 | ・ナレーター「今日は、雨。ところが、雨を怖がる機関車が居た。彼は長い列車を引っ張ってトンネルに入ると、キーッと体を軋ませて止まってしまった。そして、それっきり出て来なくなった。彼の名前は、ヘンリー。」 ・ヘンリーの機関士「おーい、ヘンリー。出て来いったら!」(初台詞) ・ヘンリー「やーだよ!雨に濡れると、僕の素敵なグリーンのボディや、赤いストライプが駄目になっちゃうんだもーん。」(初台詞) ・ナレーター「車掌は声が涸れる程笛を鳴らし、腕がもぎれるほど旗を振ったけど、ヘンリーは、じーっと蹲ったまま、蒸気を噴き出すだけだった。」 ・ヘンリー「大事なボディを、誰が台無しにするもんか。」 ・ナレーター「やがて、トップハム・ハット卿がやって来た。彼は、ソドー島の全ての機関車を取り仕切っている。」 ・トップハム・ハット卿「おっほん!君を引っ張り出すぞ。」(初台詞) ・ヘンリー「やー、だ!」 ・ナレーター「ヘンリーは蒸気を吹き掛けた。皆がヘンリーを引っ張った。ハット卿は…見てるだけ。」 ・トップハム・ハット卿「引いて無理すると医者に怒られるんでな。」 ナレーター「でも、ヘンリーはまだ出ようとしない。そこで、今度は後ろからヘンリーを押した。」 ・トップハム・ハット卿「そーれ、1、2の3!それ力いっぱーい!」 ・ナレーター「ハット卿は、今度も手伝わない。」 ・トップハム・ハット卿「おっほん。医者が押す事も禁じてな。」 ・ナレーター「人々は、押して押して、押しまくった。」 ・ヘンリー「ふん、絶対動くもんか!」 ・ナレーター「遂に、トーマスが応援にやって来た。皆はヘンリーと言い争いの真っ最中。」 ・乗客「ヘンリー、雨は止んだぞ!」(初台詞) ・ヘンリー「ああ。だけどまたすぐ降るさ。そしたら、僕の大事なボディ、どうなると思う?」 ・ナレーター「トーマスが近付く。トーマスは、力の限りヘンリーを押した。だけど、ヘンリーはびくともしない。ハット卿はとうとう、諦めた。」 ・トップハム・ハット卿「よーし、レールを取ってしまえ!ヘンリー、好きなようにするんだな!」 ・ヘンリー「ふふーんだ!」 ・ナレーター「皆は古いレールを取り除くと、ヘンリーの前にレンガ?を積み上げ、壁を拵えて行った。他の機関車が、間違ってぶつからない様にする為だ。…今、ヘンリーに出来る事と言えば、側を通り過ぎていく列車を眺める事だけだった。」 ・ヘンリー「あ~あ、つまんないなぁ…。僕の素敵なボディ、誰にも見せられないなんて…。」 ・ナレーター「時々、エドワードやゴードンが通過して行った。」 ・エドワード「こんにちはー!」 ・ゴードン「へっ、いい気味だ。」 ・ナレーター「ヘンリーは返事をする事も出来ない。罐(かま)の火が、すっかり消えているからだ。彼の自慢のグリーンのボディや赤いストライプは、トンネルの煤や泥ですっかり汚れてしまった…。いつまで、ヘンリーはトンネルに居るんだろう。いつになったら、雨を怖がらずに、また、旅に出られるんだろう…。」 |
英国CV | ・ナレーター:リンゴ・スター |
米国CV | ・ナレーター:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・ヘンリー:堀川亮 ・エドワード:高戸靖広 ・ゴードン:内海賢二 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・ヘンリーの機関士:田中亮一 ・ノース・ウェスタン鉄道の乗客:里内信夫 |
シリーズ前回 | エドワードのおてがら |
シリーズ次回 | ヘンリーだいかつやく |
原作前回 | エドワードとゴードン |
原作次回 | なかよしになった三だい |
参照画像 | でてこいヘンリー/未公開シーン? でてこいヘンリー/リメイク画像? |