「客車を押して歩くのはもううんざりだ!」
日本版タイトル | トーマスのさいなん |
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英語版タイトル | Thomas and the Trucks/Trouble for Thomas |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1984年10月23日(英国) ・1987年4月13日(オーストラリア) ・1989年2月12日(米国) ・1990年5月8日(日本) ・1993年12月26日(ジョージ・カーリン版米国) ・2000年4月5日(ドイツ) ・2008年1月3日(ハンガリー) |
この話の主役 | トーマス |
話数 | 6 |
登場キャラクターA | トーマス、エドワード、いたずら貨車・いじわる貨車、石炭の貨車、グレート・ウェスタン鉄道の有蓋貨車 |
登場キャラクターB | ゴードン |
登場キャラクターC | ジェームス、ヘンリー、クララベル (英国版のみ:ゴードン) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、トーマスの機関士 |
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人、トーマスの車掌、トーマスの機関助手、ヘンリーの整備員、ティッドマス機関庫の作業員 |
登場人物C | マロン駅長、マロン駅の駅員、マロン操車場の作業員、エドワードの機関士、エドワードの機関助手、ヘンリーの機関士、ヘンリーの機関助手、ジェームスの機関士、ジェームスの機関助手、ゴードンの機関士、ゴードンの機関助手 |
登場スポット | ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス機関庫の転車台 ・ナップフォード駅 ・ナップフォード待避線 ・ヘンリーのトンネル ・野原沿いの線路 ・高架橋(未公開シーン) ・ゴードンの丘 ・エルスブリッジ駅 ・マロン駅 ・マロン操車場 |
テーマ | ・貨車を牽いているトーマス ・疲れたトーマス |
あらすじ | 客車の入れ替えに飽きたトーマスは、エドワードとお互いの仕事を入れ替えた。だが、エドワードの忠告を忘れたトーマスは貨車達に突き飛ばされてしまい…。 |
対応原作 | ・第2巻『機関車トーマス』-3「トーマスと貨車」 |
メモ | ・前回の不満を仲間にぶつけるトーマス。 ・冒頭のシーンは『エドワードのおてがら』の使い回し映像。 ・トーマス、初めて貨車を牽引する。 ・トーマスの出発時、画面左に一台の客車が映っている。 ・後にジェームスも、今回のトーマスと同様、ゴードンの丘で貨車達に突き飛ばされる。 ・貨車の編成がコロコロ変わる。 ・第18シーズン『いしきりばのトーマス』にも、この話と似たようなシーンがある。 ・トーマスがエルスブリッジ駅を高速通過する際、スタッフの指らしき何かが映り込む。 ・エドワード、初めて怒り顔を披露する。 ・未公開シーンとして、トーマスが野原沿いの線路や高架橋を通過するシーン*1、信号で停車しているトーマスの横をジェームスが通り過ぎるシーンが存在する。 ・リマスター版では、トーマスがゴードンの丘を下る場面で貨車達が押したり引いたりする速度がオリジナル版と比べて遅くなっている*2。 ・『走る』を『歩く』と擬人化して表現するトーマス。 ・この回の撮影をしているカメラマンを写したメイキング画像が存在する*3。 |
原作との相違点 | ・原作ではトーマスの牽く貨車は有蓋貨車を先頭にしている。 ・原作では前回に続いてヘンリーがまだ病気のままになっている。 ・TV版ではトーマスの勤務先が東岸終点のヴィカーズタウン駅から西岸ターミナル駅のナップフォード駅に変更された関係で、トーマスが辿ったルートが変わっている。 ・原作ではヴィカーズタウン駅を出発し、橋を渡り、バラフーのトンネルを通過、マロン駅側からゴードンの丘を越えウェルズワーズ操車場に突入する。一方、TV版では逆回りのナップフォード駅を出発、ヘンリーのトンネルを通りエルスブリッジ駅を通過、ウェルズワーズ駅側からゴードンの丘を越え、小さな橋を渡り、マロン駅に突入…という流れ。途中でヘンリーのトンネルを通過するのは、この設定変更の名残。 |
リメイク版との相違点 | ・このエピソードは『きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語』でリメイクされた。 ・リメイク版は貨車の編成が異なる*4。 ・リメイク版ではトンネルを通過する場面が省略され、代わりにソドー吊り橋を渡る。TV版のナップフォード駅起点ルートではバラフーのトンネルを経由しないので、それに合わせての変更と思われる。 ・CGリメイク版にはゴードンの丘の頂上で貨車達が追突する場面がない。 ・ヘンリーとすれ違うシーンが追加される。しかしその後のシーンは、トーマスに貨車について勉強するように諭すトップハム・ハット卿でなく、トップハム・ハット卿から説教を受けるトーマスとエドワードである*5。 |
台詞 | ・ナレーター「タンク機関車のトーマスは、毎晩文句を言っている。おかげで、他の機関車は眠る事も出来ない。」 ・トーマス「客車を押して歩くのはもううんざりだ!」 ・ナレーター「でも、誰も相手にしなかった。トーマスはチビでお喋りなのだ。ある晩、エドワードが機関庫に戻って来た。エドワードは親切なので、トーマスを気の毒に思っていた。」 ・エドワード「明日、僕は貨車を届ける仕事があるんだけど、もし君がやるんなら、代わりに僕が客車を押すよ。」 ・トーマス「有り難う!楽しみだなぁ。」 ・ナレーター「次の朝、エドワードとトーマスは機関士に仕事の交換を頼んだ。許しが出ると、トーマスは大喜びで貨車を探しに出かけた。貨車は、分からず屋で喧しい。仕事をそっちのけで、御喋りばかりしている。それに、親しくない機関車には悪戯をするという悪い癖がある。エドワードはそれをよく知っているので、トーマスに気を付けるよう注意した。だけど、興奮しているトーマスは、それどころでは無い。連結器が繋がった。信号が点く。」 ・トーマス「準備完了!出発ー!」 ・ナレーター「ところが、貨車達の準備が出来ていなかった。」 ・貨車A「ああっ!待ってよ、トーマス、待てったら!」 ・トーマス「来いよ!さぁ、走れ走れー!」 ・グレート・ウェスタン鉄道の有蓋貨車「分かったよ、騒ぐなよ!分かったってば!」(初台詞) ・ナレーター「貨車達は面白くない。トーマスはどんどんスピードを上げて行く。汽笛を鳴らして、トンネルを通過した。」 ・トーマス「急げ急げ急げぇー!」 ・ナレーター「トーマスは嬉しくてたまらない。でも、貨車達はカンカンに怒っていた。トーマスのスピードが落ちた。前にゴードンが立ち往生した、あの丘に近付いたのだ。」 ・トーマスの機関士「頑張れよトーマス!落ち着いて!」 ・ナレーター「今度は下り坂だ。トーマスは、ブレーキを掛け始めた。」 ・トーマス「止まるぞ!止まるぞぉー!」 ・貨車A「嫌だよ、止まるもんか!」 ・ナレーター「貨車達は、ドシンドシンとぶつかり合った。」 ・貨車B「進め、進めぇー!」 ・ナレーター「トーマスは、貨車達に押されて、丘を下る。後ろで貨車達が、ガタガタ揺れながら大笑いしている。トーマスは、必死で止まろうとする。」 ・トーマス「押すな!押すなったら!」 ・ナレーター「でも、貨車達はお構い無しだ。」 ・貨車A「行けぇっ、行くんだ!」 ・トーマス「あああっ、駅だ!どうしよう…。」 ・ナレーター「トーマスは駅を通過し、待避線の方に入ってしまった。」 ・トーマス「お願いっ、止まってよぉぉぉっ!!」 ・ナレーター「…目を開けて見ると、列車は車止めの前で止まっていた。誰かがやって来た。トップハム・ハット卿だ。」 ・トップハム・ハット卿「トーマス!ここで何をやってるんだ!」 トーマス「エドワードの貨車を運んで来たんです…。」 ・トップハム・ハット卿「凄いスピードだったじゃないか。」 ・トーマス「すみません、貨車に押されちゃったものですから…。」 ・トップハム・ハット卿「お前は貨車について勉強せんといかんなぁ…。2、3週間も行ったり来たりすれば、エドワードのように貨車の事がちゃんと分かるようになる!そうすればお前も一人前の機関車だ。」 ・トーマス「は~い…。」 |
英国CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター |
米国CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・トーマス:戸田恵子 ・エドワード:高戸靖広 ・貨車A:塩屋浩三 ・貨車B/グレート・ウェスタン鉄道の有蓋貨車:里内信夫 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・トーマスの機関士:田中亮一 |
シリーズ前回 | トーマスのしっぱい |
シリーズ次回 | ジェームスのだっせん |
原作前回 | トーマスの列車 |
原作次回 | トーマスときゅうえん列車 |
参照画像 | トーマスのさいなん/未公開シーン? トーマスのさいなん/リメイク画像? |